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GABCアルゴリズムの拡張とその実験的評価

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会第 74 回全国大会. 1B-2.  アルゴリズムの拡張とその実験的評価 近藤 久 Ý 茨城大学工学部知能システム工学科 Ý. はじめに 近年,単純な知能のみを有する個体が群れを成すこと によって非常に高度な知能が創発される群知能(  .  

(2) )  が注目され活発な研究が行われてい る.代表的な群知能のひとつとして (

(3)  

(4)  )アルゴリズム(以後, と略記)がある  .  は蜜蜂の採餌行動を模倣することによって最適化 問題を解く.文献  において  の性能は  や

(5) (

(6)  )と互角かそれ以上 であることが示されている.最近, 等は

(7)  の更 新式に基づき群れ全体の最良解を用いて  の解探索 を誘導するように改良した (     ) を提案した . 本稿では,  の更なる性能改善のための拡張を 提案する.具体的には群れが探索した現時点の最良解 の適応度が,ある条件のもとでこれまでの群れ全体の 最良解の適応度よりも低くなった場合,最低適応度を持 つ解とこれまでの最良解を置換する.この置換によって  よりも性能が改善されることを実験を通して確 認した.. .  と .   自然界においては,一般に餌場から蜜を集める 種類 ,追従蜂(   の蜜蜂がいる.収穫蜂(     )  )と偵察蜂(

(8)   )である. では,収穫蜂 の数を とすると追従蜂の数も であり,巣を構成する 蜜蜂の総数(コロニーサイズ)は  となる.餌場(候 補解)の数は収穫蜂の数と同数である. の枠組を 図 ½ に示す..  停止条件を満たさない . 収穫蜂フェーズ:各解の更新を行う. 追従蜂フェーズ:各解の適応度に基づいて解を 選択し,その解の更新を行う 偵察蜂フェーズ:設定された回数の間に一度も 更新されなかった解の  つを ランダムに生成した新たな解 と置換する.. . . .      .  . . . ここで, はランダムに選択される. (ただし  ) はランダムに選択された  以外の解である.  は区間   中の乱数である. と  の適応度を比較し,も し  が優れていれば  と置き換える.さもなくば, の試行カウンタを  増やす.対象問題が目的関数  の値を最小とする  の値を求める最小化問題ならば,適 応度は次の評価関数により求められる.. 

(9). .  . .        .  .        . . . 追従蜂フェーズでは,収穫蜂によって更新された解の 適応度に基づいた確率   

(10)   

(11)  を用いて解 を選択し,その解に対して収穫蜂と同様の更新処理を 行う.収穫蜂フェーズとの違いは追従蜂フェーズでは適 応度に基づいて選択された解のみが更新されることで ある. 偵察蜂フェーズでは,収穫蜂フェーズと追従蜂フェー ズを通して予め決められた打切り回数(   )の間に 一度も更新されなかった解をランダムに生成した解に置 換する. 以後,図  の  回の  ループをサイクルと記述 する.. .  . は

(12)   の更新式に基づいて,サイクル

(13) ま でに群れ全体が発見した最良解(   (   と略 記) )を利用し,サイクル

(14)   の  の解探索を誘導 するように改良した手法である.  は  式の代 わりに次の更新式を用いる. . . .      .      .  .  . ここで, は     の  番目の成分,  は区間    中の乱数であり, は非負の定数である.    の場合は  と同じである.. . 図.          を  次元の実数値ベクトル, (ま たは   )をベクトル  (または  )の          番目の成分をあらわすとする.収穫蜂フェーズでは解  を用いて次の更新式により更新する(   とする) ..  提案手法. アルゴリズムの枠組.    

(15)         Ý      

(16)

(17)  

(18)    ! "#$   "#$ %& '!$ ()*+)* &),$ -$ %& .*/)01**$ 2.  は,その性能が  よりも優れていること が示されているが,どちらの手法とも    の値に大 きく依存する.これは知識利用(  )と探査 (  )のバランスを取るパラメータであり,解 の近傍を探索する回数を決定する.大きな値の場合は,. 1-255. Copyright 2012 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(19) 情報処理学会第 74 回全国大会. 適応度の低い解も高い解も場合によっては同じ回数の 近傍探索を行うこととなり非効率的である.小さな値の 場合は見込みのありそうな解の近傍探索回数が少なす ぎて最良解を発見出来ない.この値を越えた解は偵察蜂 フェーズでランダムに生成された解と置換される.ラン ダムに生成された解は通常は適応度が低く,次々と偵察 蜂フェーズで今までの探索解が置き換えられてしまうと 群れ全体の多様性は保証されるがこれまでの探索結果を 利用出来なくなってしまう. 提案手法では,サイクル

(20) で偵察蜂フェーズによるラ ンダム解への置換があった場合に,次のサイクル

(21)   における収穫蜂フェーズと追従蜂フェーズ終了段階での 最良解の適応度が   の適応度より低い場合に限り最 低適応度の解と   を置換することにした.これは過 去に収穫した質の高い餌場に一定期間をおいて再度戻っ てみることに相当する.この操作を再訪問フェーズと呼 ぶことにする.再訪問フェーズを取り入れることによっ て,早期に改善見込みの少ない解を捨て,   に戻っ てみることによって,その近傍探索と他の解の近傍探索 に   を利用した解の改善を試みることが出来る.再 訪問フェーズを取り入れた  を  と呼ぶ ことにする.. .  . . . .   . .  . . . .    . . .    .  $ .  . . . アルゴリズムのパラメータは文献  と同様にコロ ニーサイズ )(収穫蜂 ,追従蜂 ),繰り返し回数  とし,各々  回の実験を行った.   の値の変 化に対する関数値(平均値)の変化を図 ¾ に示す(片対 数となっていることに注意)* 図  より,どちらの関数においても  の性能 が優れていることがわかる.関数 では     +, 関数  では      のときに,それぞれ最小値と なった.関数 では    の変化に対して関数値の変 化があまりないが,関数  では大きく変化しているこ とがわかる.      のとき  における  回の実験の 中で関数  が最小値(  )  )になった回と同じ乱数 シードを用いた場合のサイクル

(22) における   での関 数値の変化を図 ¿ に示す. では関数値は

(23)  . 10-1 10-2 10-3 10-4 0. ABC GABC GABC+. 50. 100 Climit. 150. 200.  3 % -& 関数. 101 10-4 10-9 10-140. ABC GABC GABC+. 20. 40 Climit. 60. 80. % 3 関数. 図  関数値(平均値)の変化. f2(Rastrigin 関数). 101 10-4 10-9 10-140. 実験結果. ,  及び  を実現し,関数値最小 化実験を行った. !"#$% 関数  (  式,次   の 初 期 範 囲   ,最 小 解   元   ,    ),& '#(! 関数 (      ,,  式,次元   ,  の初期範囲   ,最小         ,,     )の  つの実験結果 解 について述べる(その他の関数については大会当日に述 べる) .. 100. f2(Rastrigin関数,平均値). f1(Rosenbrock関数,平均値). 101. 図. ABC GABC GABC+. 1000 

(24)  . 2000 3000 サイクル(t). 4000. 5000. 関数の  での値の変化. 過ぎまでゆっくりと降下してる.

(25)  ,+ で最小値 (  -)となり収束した.  と  は

(26)   過ぎまで同じ振舞を示しながら降下し,  では

(27)   で最小値(  )となり収束した.  では,その後も関数値は降下し,

(28)  +-- で 最小値(  )  )となった.. まとめと今後の課題 本稿では,  アルゴリズムの拡張とその実験結 果について述べた.本拡張手法の考えは非常に単純であ るが実験を通してその有効性を示した.今後の課題とし て, さらなる実験比較と    と最低適応度解の 置換タイミングの検討などが挙げられる.. 参考文献. 1-256. 4*5 !$ 2#  "%$ 3# #6 , -$ 7    8%+99*# 4+5 % $ #6

(29)   %   ! % ,  ) - : $ "-! '!$ !$ ;&!$ ;-- 3 );39/+991# 4.5 % $ #  &$ #6

(30)  ,   Æ-    - -  : 6 <- % -  !

(31)   $ 2#  % : $ = # .>$  # .$ #(1>)(?*+99?# 4(5 % $ # 

(32) &!$ #6

(33) -  ! <) - % -  !  $

(34)  7-   )  $ = # +*($  *$ #*90)*.++99># 415 @$ #  , $ #6 %) <- % -  !    - -  : $

(35)  7-    $ = # +*?$  ?$ #.*//) .*?.+9*9# Copyright 2012 Information Processing Society of Japan. All Rights Reserved..

(36)

参照

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