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欧州委員会のDigComp 2.0, 2.1におけるデジタルコンピテンス概念の整理

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欧州委員会の DigComp 2.0, 2.1 におけるデジタルコンピテンス概念の整理

Digital Competence Concept in the European Commission’s DigComp 2.0 and 2.1

中 植 正 剛・森 山   潤

NAKAUE Masataka

* 1

      MORIYAMA Jun

* 2

要旨:2017 年・2018 年告示の学習指導要領において、言語能力、問題発見・解決能力とともに、情報活用

能力(情報モラルを含む)が学習の基盤となる資質・能力として位置づけられた。一方、国際的に

は、ISTE や欧州委員会や欧州評議会などによって、テクノロジーの活用を通した社会参加に関連する

さまざまな定義やフレームワークが公開されてきた。このような文脈を考慮すると、今後の情報教育

の実施や見直しを見通して、国際的な観点から我が国の情報活用能力の特徴を明らかにすることが必

要であろう。本稿では、欧州委員会によるデジタルコンピテンスの構成概念と習熟度のフレームワー

クである DigComp 2.0 と 2.1 を取り上げ、デジタルコンピテンス概念の整理を行った。その結果、

DigComp 2.0 と 2.1 がシティズンシップの育成と社会的インクルージョンの実現という社会文化的な

理念を基盤としていること、情報リテラシーとメディアリテラシーの 2 つの領域にまたがったコンピ

テンスを視野に入れていること、習熟度の区分けの基準にコンピテンスとしての特徴が明確に現れて

いることがわかった。

Abstract

In the Courses of Study published in 2017 and 2018, “Jyoho-Katsuyo-Nouryoku,” the ability to use

information (including information morality), was positioned as a fundamental quality and ability for

learning across all subjects, along with language skills and problem finding and solving skills. On the other

hand, various definitions and frameworks related to social participation through the use of technology have

been published internationally, such as by ISTE, the European Commission, the Council of Europe, and so

forth. Considering this context, it is necessary to clarify the characteristics of “Jyoho-Katsuyo-Nouryoku”

from an international perspective in order to implement and review it in the future. In this paper, DigComp

2.0 and 2.1, The Digital Competence Framework for Citizens by the European Commission, are discussed

to organize the concept of digital competence. As a result, it was found that DigComp 2.0 and 2.1 is based

on the socio-cultural philosophy of fostering citizenship and achieving social inclusion, that it considers

competence across the two domains of information literacy and media literacy, and that its competence

characteristics are clearly seen in the criteria for classifying proficiency levels.

キーワード:DigComp デジタルコンピテンス コンピテンシー 情報活用能力 デジタルリテラシー

1 .はじめに

2017 年・2018 年告示の学習指導要領におい

て、「言語能力」、「問題発見・解決能力」ととも

に、「情報活用能力」(情報モラルを含む)が教科

横断的に育成すべき「学習の基盤となる資質・能

力」として位置づけられた。情報活用能力は、臨

時教育審議会(1984 年 9 月〜 1987 年 8 月)の第

二次答申で「情報及び情報手段を主体的に選択し

活用していくための個人の基礎的な資質(情報活

用能力)」として基礎・基本となる能力に位置づ

けられたことを始まりとして、1997 年 10 月の「情

報化の進展に対応した初等中等教育における情報

教育の推進等に関する調査研究協力者会議」第 1

次報告「体系的な情報教育の実施に向けて」で、

「A

情報活用の実践力」「B 情報の科学的な理解」「C

情報社会に参画する態度」の 3 観点に整理され

るとともに、2008 年・2009 年告示の学習指導要

領においては、各教科等の指導の中にコンピュー

*1 神戸親和女子大学

(2)

タや情報通信ネットワークなどの情報手段を活用

する学習活動や、情報活用能力を育成するために

充実すべき学習活動が示された。この学習指導要

領に呼応する形で 2010 年 10 月に刊行された「教

育の情報化に関する手引」で情報活用能力が 3 観

点および 8 要素として整理されるとともに、各

学校段階で期待される情報活用能力がまとめら

れた。2017 年・2018 年の学習指導要領改訂を期

に、3 観点 8 要素を改め、「知識及び技能」、「思

考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人

間性等」の資質・能力の 3 つの柱に沿って改めて

整理されるとともに、想定される学習内容として

「基本的な操作等」、「問題解決・探究における情

報活用」、「プログラミング」、「情報モラル・情報

セキュリティ」の 4 つの分類が示された(文部科

学省 2019 と文部科学省 2020)。さらに、小学校

低学年から高等学校修了までに情報活用能力を育

成するための体系表例も提案されている(文部科

学省 2019)

2017 年・2018 年の学習指導要領で提示され

た育成すべき資質・能力の検討にあたっては、

OECD の DeSeCo(キー・コンピテンシー)やア

メリカの 21 世紀スキルや EU のキーコンピテン

シーといった、諸外国の教育改革における資質・

能力目標についての国立教育政策研究所による調

査結果が中央教育審議会の教育課程特別企画部会

によって参照されたことが伺える(例えば、文部

科学省 2014)。一方で、情報活用能力という枠組

みについては、国際的な視点から十分に検討され

てきたことを示す資料は見つからなかった。また、

学習指導要領の大枠が策定されてからも、OECD

によって Learning Compass 2030 が公開された

り、欧州評議会(Council of Europe)によって

新しいデジタル・シティズンシップのモデルが

公開されたり、米国の ISTE(国際テクノロジー

教育協会)によって「生徒のためのスタンダー

ド」(ISTE Standards for Students)が公開された

り、欧州委員会(European Commission)によっ

て「市民のためのデジタルコンピテンスフレーム

ワーク」(the Digital Competence Framework for

Citizens: DigComp 2.0 と DigComp 2.1) が 公 開

されたりするなど、情報活用能力と関連する資質・

能力に関する新たな国際的な進展が見られる。こ

のような文脈を考慮すると、今後の情報教育の実

施にあたって、国際的な観点から我が国の情報活

用能力の特徴を明らかにするとともに、次期学習

指導要領を見通した資質・能力の検討が必要であ

ると考えられる。

2 .目的と方法

我が国の情報活用能力を国際的な視点から検討

するために参照できる国際的な枠組みや定義とし

ては、上述した通り、米国の ISTE による「ISTE

生徒のためのスタンダード」(ISTE Standards for

Students)、欧州委員会の「DigComp 2.0 および

2.1」、欧州評議会による「デジタル・シティズ

ンシップ教育ハンドブック」(Digital Citizenship

Education Handbook)に収録されたデジタル・

シティズンシップのモデルなどがある。

これらのうち、「ISTE 生徒のためのスタンダー

ド」(ISTE Standards for Students)については、

小柳(2018)が 1990 年代後半からの 3 回の規準

改訂の背景や経緯を丁寧に解説しながら、2016

年版(本稿執筆時の最新版)を紹介している。また、

坂本(2020a)は、欧州評議会による「デジタル・

シティズンシップ教育ハンドブック」を参照して、

モデル作成の背景や経緯とともに、「民主主義的

な文化のための 4 つのコンピテンス」を土台とし

た 3 分野 10 領域をもつ欧州型デジタル・シティ

ズンシップのモデルを解説している。さらに、坂

本(2020b)は、メディアリテラシー研究の潮流

に位置づけられる批判的デジタル・リテラシーや

デジタル・メディア・リテラシーの概念に関して、

デジタル・リテラシーと批判的思考および社会的

文脈との接合についての考察を進めながら、英国

のナショナルリテラシートラストによって取り上

げられた Hinrichsen と Coombs による 「批判的

デジタル・リテラシーの 5 つのリソースモデル」

(National Literacy Trust 2018)を紹介するととも

に、Hobbs(2010)による「デジタルとメディア・

リテラシーの本質的コンピテンシー」(Essential

Competencies of Digital and Media Literacy)を

整理している。一方で、欧州委員会の「DigComp

2.0 および 2.1」におけるデジタルコンピテンス

(3)

概念を整理した例は国内では見あたらなかった。

そこで本稿では、「DigComp 2.0 および 2.1」を

取り上げ、このフレームワークで記述されている

コンピテンス概念を整理することとした。

3 .DigComp 2.0 および 2.1 の概要

欧州委員会によって発行された「欧州のた

めの新しいスキルの課題 : 人的資本、雇用可

能性、競争力を強化するための協力」(A new

skills agenda for Europe: Working together to

strengthen human capital, employability and

competitiveness)では、当時の欧州が直面してい

た技能に関する課題に対処する方法が提案されて

いた。その目的は、個人の能力開発、社会的イン

クルージョン、積極的なシティズンシップ(市民

活動)、雇用に必要な主要な能力をすべての人が

持つことであった。このような能力には、識字能

力、計算能力、科学、外国語のほか、デジタルコ

ンピテンス、起業家としてのコンピテンス、批

判的思考、問題解決、学習するための学習スキ

ルなどいった、より横断的なスキルが含まれる

(DigComp 2.0 Preface より)。

欧州委員会の DigComp(市民のための欧州デ

ジタルコンピテンスフレームワーク)は、グロー

バル化とテクノロジーの進歩による欧州全体の教

育および訓練の根本的な変革の必要に対応する

ために、欧州委員会の共同研究センター(Joint

Research Centre: JRC)と雇用・社会問題・イン

クルージョン総局(Directorate-General, DG)と

の協働的なプロジェクトによって開発されたフ

レームワークである。教育・訓練や雇用などの分

野において、グローバル化が進むデジタル世界で

デジタルに精通しているとはいかなることかを示

すとともに、欧州市民のデジタルコンピテンスを

向上することを目的とするツールで、欧州でのデ

ジタルコンピテンスの公式な枠組みとされてい

る。2021 年 1 月時点での最新版は 2017 年に発刊

された DigComp 2.1 である。DigComp 2.0 およ

び 2.1 では、デジタル時代における 5 領域 21 の

デジタルコンピテンスが提示されている。

と こ ろ で、DigComp に お け る デ ジ タ ル コ ン

ピテンスとはいかなる概念であろうか。コンピ

テンスという語については、2006 年の欧州議

会と理事会によるキーコンピテンス勧告(Key

Competences Recommendation) に 掲 載 さ れ た

「知識、技能、態度の組み合わせ」という定義を

採用している (Vuorikari ら , 2016)。そして、「デ

ジタルコンピテンスを有する(Being Digitally

Competent)とは、労働、職探し、学習、オンラ

インショッピング、健康に関する情報の取得、社

会によるインクルージョン、社会への参加、エン

ターテイメントといった様々な目的のためにデジ

タルテクノロジーを安全かつ自信をもって活用

できることを意味する」(European Commission

JRC 2016)と明示されている。このことからも

わかるように、DigComp が提示するデジタルコ

ンピテンスは、教育や雇用だけでなく、ショッピ

ングや健康のような日常生活や社会的インクルー

ジョンを視野に入れた市民生活全般に適用される

フレームワークである。

DigComp の開発は 2006 年に遡るが、それに

先立ち、JRC によって、学習の再考のため、教

育・訓練の革新のため、そして、成長、雇用、社

会的インクルージョンを実現するための新しいス

キル要件(例:デジタルコンピテンシー)を特

定するために、ICT の活用方法に焦点化した研究

が 2005 年に開始した。現在では「デジタル時代

のための学習とスキル」(Learning and Skills for

the Digital Age)というタイトルがついているこ

のプロジェクトでは、これまで 20 以上の主要な

研究が行われ、100 以上の出版物が発表されてき

た。この文脈において、デジタルコンピテンス

を含む生涯学習のための 8 つのキーコンピテン

シーが欧州連合(EU)によって 2006 年に示され

たことで、経済、教育、訓練、雇用等の各分野

からの幅広いステークホルダーや政策立案者の

意見や協議に基づいた科学的なプロジェクトと

して、DigComp の開発が始まった。初版である

DigComp 1.0 は 2013 年に発刊されたが、社会、

労働環境、教育のデジタル化の急速な進展を受け

て、2016 年および 2017 年に DigComp 1.0 の更

新版である DigComp 2.0、DigComp 2.1 がそれぞ

れ発刊されることとなった。

(4)

1.0 の更新版であり、それぞれが別々に存在する

ものではなく、両者をあわせて一つのフレーム

ワークとして成立する。このような構成になって

いるのは、DigComp 1.0 からの更新プロセスが 2

段階に分けられたためである。DigComp 2.0 と

DigComp 2.1 は 5 つの次元(Dimension)で構成

される(表 1)。

DigComp 2.0 で は、「 概 念 参 照 モ デ ル 」

(Conceptual Reference Model)の更新が行われ

るとともに、関連する用語の更新、概念の説明の

整理、および欧州の関連する法律との関連付けが

行われた。「概念参照モデル」は、5 つのコンピ

テンス領域(次元 1)と、それらに含まれる 21

のコンピテンスのタイトルおよび説明(次元 2)

で構成される。DigComp 2.1 では、DigComp 2.0

の「概念参照モデル」で示された 21 のコンピテ

ンスに対して、「習熟度レベル」と、「コンピテン

スの適用例」が追加された。「習熟度レベル」は、

DigComp 1.0 の 3 つのレベルを拡張して 8 つの

レベルとなった(次元 3)。次元 4 は、各レベル

に適用される知識、スキル、態度の説明である。

さらに、次元 4 に記載された知識、スキル、態度

の現実の文脈における適用例が次元 5 で、雇用と

学習という 2 つの領域における適用例をそれぞれ

掲載している。なお、次元 5 は 2.0 の公刊時には

存在せず、2.1 の公刊時に追加されたものである。

4 .DigComp 2.0 および 2.1 の欧州委員会にお

ける位置づけ

DigComp は、教育・訓練や雇用における政策

立案や政策支援、インストラクションの計画、評

価や資格授与で活用することが想定されている

(Vuorikari ら 2016, p.17)。 現 在、DigComp は、

JRC の「デジタル時代のための学習とスキル」

プロジェクトにおいて、教育、文化、雇用といっ

た様々な DG とともに、市民、教師、社会、組織

を対象として探究・開発されている幾多の研究や

フレームワークの 1 つとして位置づけられている

(図 1)。

図 1 欧州委員会 JRC「デジタル時代のための学習と

スキル」プロジェクト

   (UEScienceHub によるものを筆者訳)

このプロジェクトは、筆者が確認できた 2016

年〜 2017 年の時点において、①「21 世紀のス

キルとコンピテンス」、②「教育と訓練の改革と

現代化」、③「オープンエデュケーション」の

3 つのテーマで構成されており、このうち、①

「21 世紀のスキルとコンピテンス」の分野では、

DigComp に加えて、「消費者のためのデジタルコ

表 1 DigComp の 5 つの次元と DigComp2.0,2.1 への割り当て

割り当て

(Dimension)

次元

次元の説明

DigComp 2.0

次元 1

(Dimension 1)

コンピテンス領域 (5 つの領域)

次元 2

(Dimension 2)

(21 のコンピテンス)

5つの領域に含まれるコンピテンスのタイトルおよび説明

DigComp 2.1

次元 3

(Dimension 3)

各コンピテンスの習熟度レベル(8 つのレベル)

次元 4

(Dimension 4)

各レベルに適用される知識、スキル、態度の説明

次元 5

(Dimension 5)

適用例、様々な目的へのコンピテンスの適用可能性(雇用に

おける適用例、学習における適用例)

(5)

ンピテンス」(DigCompConsumers)、「アントレ

プレナーシップ・コンピテンス」(EntreComp)

といったフレームワークの開発や、ニューメラ

シー(数理リテラシー)やリテラシーと同様に

基盤的な能力である「コンピュテーショナルシ

ンキング」(CompuThink)の研究が行われた。

また、②「教育と訓練の改革と現代化」の分野

では、「デジタルコンピテンスの高い教育組織」

(DigCompOrg)、「教育者のデジタルコンピテン

ス」(DigCompEdu; 図中では DigCompTeacher と

なっている)といったフレームワークに加えて、

「教育におけるデジタルテクノロジーの統合に向

けた政策改革」(DigEduPol)というレポートが

刊行された。このように、DigComp は、グロー

バル化がすすむデジタル社会という、学校教育を

超えた広い社会的文脈の中で、他の様々なフレー

ムワークやレポートと相互に関連を持ちながら存

在している。

学校教育の文脈だけで用いられる日本の「情報

活用能力」を DigComp のコンピテンスと比較す

ることについての妥当性については、子どもたち

のためのデジタルリテラシー戦略を開発するため

に DigComp を活用すべきであると提案している

UNICEF の報告「子どもたちのデジタルリテラ

シー」(Digital Literacy for Children)の次の記述

から裏付けできよう。

“ 多くのコンピテンス・フレームワークは、

広範な協議を経て作成されており、子どもた

ちのデジタルリテラシーを支援するために

利用することができる。・・・(中略)・・・

UNICEF は 主 に 欧 州 委 員 会 の DigComp フ

レームワークに依拠すべきであると提案す

る。”(Nascimbeni と Vosloo 2019, 筆者訳)

“・・・2018 年、フランドル議会(ベルギー)

は中等教育の 1 年生の新しいカリキュラムを

採択した。これはすべての生徒を対象とした

汎用的なもので、デジタルコンピテンスとメ

ディアリテラシーが 16 の主要コンピテンス

の 1 つとされたが、その学習成果の詳細な記

述は完全に DigComp に基づいている・・・

2019 年から、フランスの中等教育機関の生

徒は、学校のデジタル学習プラットフォーム

を通じて Pix(フランス教育省によるデジタ

ルコンピテンスの評価と資格取得ができるオ

ンラインシステム)にアクセスし、DigComp

のコンピテンスに基づいてデジタルコンピテ

ンスを習得し、認定を受けることができるよ

うになった。”(Nascimbeni と Vosloo 2019,

筆者訳)

“DigComp は全年齢を対象に開発されている

が、DigComp のコンピテンスと Global Kids

Online の最新バージョンの質問票との間に

高いレベルの対応があることで示されている

ように、DigComp は子供たちに簡単に適用

することができる。” (Nascimbeni と Vosloo

2019, 筆者訳)

これらの記述から、学校教育における適用を目

的として提案されている日本の情報活用能力を検

討するための基礎資料として DigComp が比較対

象として活用できることがわかる。そこで、以下

では、DigComp 2.0 と 2.1 について、それらの詳

細な内容を順次示していくこととする。

5 .DigComp 2.0 概念参照モデル

本節では、DigComp 2.0, 2.1 のうち、DigComp 2.0

で示された「概念参照モデル」

(表 2)と「DigComp

2.0 で新たに整理された用語」(表 3)を紹介する。

(6)

表 2 DigComp2.0 概念参照モデル (Vuorikari ら (2016) の表を筆者翻訳)

コンピテンスの領域

(次元 1)

コンピテンス(次元 2)

1. インフォメーション

とデータリテラシー

1.1 データ、情報、デジタルコンテンツの閲覧、検索、フィルタリング

情報についてのニーズを明確にし、デジタル環境でデータ、情報、コンテンツを検索し、それらにアクセスし、

それらの間をナビゲートする。個人としての検索方略を創出し、更新する。

1.2 データ、情報、デジタルコンテンツの評価

データ、情報、デジタルコンテンツの情報源の信頼性を分析し、比較し、批判的に評価する。データ、情報、

デジタルコンテンツを分析、解釈し、批判的に評価する。

1.3 データ、情報、デジタルコンテンツの管理

デジタル環境でデータ、情報、コンテンツを整理、保存、取得する。構造化された環境でそれらを整理し、

処理する。

2. コミュニケーション

と協働

2.1 デジタルテクノロジーを活用したインタラクション

様々なデジタルテクノロジーを介して交流し、与えられた文脈に応じた適切なデジタルコミュニケーショ

ン手段を理解する。

2.2 デジタルテクノロジーを活用した共有

適切なデジタルテクノロジーを用いて、データ、情報、デジタルコンテンツを他者と共有する。情報の仲

介者として行動し、参照や引用の慣行を知る。

2.3 デジタルテクノロジーを活用した市民活動への参加

公共・民間のデジタルサービスを利用して社会に参加する。適切なデジタルテクノロジーを活用して、自

己啓発と参加型市民活動の機会を模索する。

2.4 デジタルテクノロジーを活用した協働

デジタルツールやテクノロジーを協働的プロセスのために利用し、資源や知識の協働構築や共創に活用する。

2.5 ネチケット

デジタルテクノロジーを使用し、デジタル環境で交流する際の行動規範と行動のノウハウを知っている。

オーディエンスに応じたコミュニケーション方略を適用するとともに、デジタル環境における文化的・世

代的多様性について認識している。

2.6 デジタルアイデンティティの管理

1 つまたは複数のデジタルアイデンティティを作成して管理する。自分の評判を守ることができる。複数

のデジタルツールや環境、サービスを通じて自分が生み出したデータを扱う。

3. デジタルコンテンツ

制作

3.1 デジタルコンテンツの開発

デジタルコンテンツを様々なフォーマットで作成・編集し、デジタルによる手段で自己表現する。

3.2 デジタルコンテンツの統合と再構築

情報やコンテンツを修正、洗煉、改善し、既存の知識体系に統合して、新しい、オリジナルで関連性のあ

るコンテンツや知識を創造する。

3.3 著作権とライセンス

データ、情報、デジタルコンテンツに著作権やライセンスがどのように適用されるかを理解する。

3.4 プログラミング

与えられた問題を解決したり、特定のタスクを実行したりするために、コンピュータシステムのための一

連の理解可能な命令を計画し、開発する。

4. 安全

4.1 デバイスの保護

デバイスやデジタルコンテンツを保護し、デジタル環境におけるリスクや脅威を理解する。安全対策とセ

キュリティ対策を知り、信頼性やプライバシーに配慮する。(訳者注:Safety を安全と訳した。突発的なア

クシデントを防止すること。Security をセキュリティと訳した。悪意ある行動を防止すること。)

4.2 個人情報とプライバシーの保護

デジタル環境における個人情報やプライバシーを保護する。自分や他人を被害から守ることができるとと

もに、個人を特定できる情報をどのように利用し、どのように共有するかを理解している。デジタルサー

ビスでは、「プライバシーポリシー」を用いて個人情報の利用方法を知らせていることを理解している。

4.3 健康とウェルビーイングの保護

デジタルテクノロジーの使用に際して、健康上のリスクや身体的・心理的なウェルビーイングに対する脅

威を回避することができる。デジタル環境で起こりうる危険(いじめなど)から自分や他人を守ることが

できる。社会的ウェルビーイングと社会的インクルージョンのためのデジタルテクノロジーについて認識

している。

4.4 環境の保護

デジタルテクノロジーの環境への影響とその利用について認識している。

5. 問題解決

5.1 テクニカルな問題の解決

デバイスの操作やデジタル環境を利用する際のテクニカルな問題点を把握し、その解決(トラブルシュー

ティングからより複雑な問題の解決まで)を図る。

5.2 ニーズの把握とテクノロジーによる対応

ニーズを評価し、それを解決するためのデジタルツールとテクノロジーによる可能な対応を特定し、評価し、

選択し、使用する。個人のニーズ(アクセシビリティなど)に合わせてデジタル環境を調整し、使いこな

すことができる。

5.3 デジタルテクノロジーの創造的活用

デジタルツールやテクノロジーを使って知識を創造し、プロセスや製品を革新する。デジタル環境におけ

る概念的な問題や問題状況を理解し、解決するために、個人的および集団的に認知的な処理を行う。

5.4 デジタルコンピテンスギャップの特定

自分自身のデジタルコンピテンスの改善や更新が必要な箇所を理解する。他者のデジタルコンピテンスの

発達をサポートすることができる。自己啓発の機会を求め、デジタルの進化についていく。

(7)

表 3 DigComp2.0 で新たに整理された用語 (Vuorikari ら (2016) を筆者翻訳)

さまざまなフォーマッ

トのコンテンツ

例:テキスト文書、グラフィック、画像、ビデオ、音楽、マルチメディア、標準ファイルフォーマットを使用

して保存されたウェブページ、3D 印刷。さらに知りたいときは:https://en.wikipedia.org/wiki/File_format

データ

明確かつ正確な解釈行為によって意味を与えられたひとつまたは複数の記号の羅列。データは、知識を得たり、

意思決定をしたりするために分析したり、使用したりすることができる。デジタルデータは、アナログ表現と

は対照的に、1 と 0 の 2 進数システムを使用して表現される。

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Data_%28computing%29;

http://www.thefreedictionary.com/data

デジタルコミュニケー

ション

デジタルテクノロジーを使ったコミュニケーション。コミュニケーションには様々な形態があり、例えば、同

期的コミュニケーション(リアルタイム通信、例えばスカイプやビデオチャット、Bluetooth を使用した通信)

と非同期的コミュニケーション(同時通信ではない通信、例えば電子メール、メッセージを送信するための

フォーラム、SMS)があり、それらは、例えば、1 対 1、1 対多、または多対多の形態をとる。

デジタルコンテンツ

機械によって読み取り可能な形式で符号化されたデジタルデータの形で存在し、コンピュータやデジタルテク

ノロジー(インターネットなど)を使用して作成、閲覧、配布、変更、保存することができるあらゆる種類の

コンテンツ。コンテンツは、無料、有料を問わない。デジタルコンテンツの例としては、ウェブページやウェ

ブサイト、ソーシャルメディア、データやデータベース、mp3 などのデジタルオーディオ、電子書籍、デジタ

ル画像、デジタルビデオ、ビデオゲーム、コンピュータプログラムやソフトウェアなどがある。

デジタル環境

テクノロジーとデジタルデバイスによって可能となる文脈、または「場」。しばしば、インターネットや他の

デジタル手段、例えば携帯電話などのネットワークを介して送信される。デジタル環境と個人の相互作用の記

録や証拠は、デジタルフットプリント(デジタルの足跡)を構成する。DigComp では、「デジタル環境」とい

う用語は、特定のテクノロジーやツール名を挙げず、デジタルを用いた活動の背景という意味で使用される。

デジタルサービス(公

共 / 民間)

デジタル情報(データ、コンテンツなど)の配信や取引サービスなどを含む、インターネット、携帯電話網な

どのデジタル通信を通じて提供されるサービス。これらのサービスは、公共のものでも民間のものでもよく、

例えば、電子政府、デジタル・バンキング・サービス、電子商取引、音楽サービス(例えば Spotify)、映画/

テレビ・サービス(例えば Netflix)などが挙げられる。

デジタルテクノロジー デジタル形式で情報を電子的に作成、閲覧、配布、修正、保存、検索、送信、受信するために使用できるあら

ゆる製品。例えば、パーソナルコンピュータおよびデバイス(デスクトップ、ラップトップ、ネットブック、

タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話機能付き PDA、ゲーム機、メディアプレーヤー、電子書

籍リーダーなど)、デジタルテレビ、ロボット。

次の出典から修正 : http://www.tutor2u.net/business/ict/intro_what_is_ict.htm

デジタルツール

(参照:デジタルテクノロジー) 情報処理、コミュニケーション、コンテンツ作成、安全または問題解決の特

定の部分を実行したり、与えられた目的のために使用されるデジタルテクノロジー。

プライバシーポリシー 個人データの保護に関する用語で、例えば、サービス提供者が利用者に関する情報(データ)をどのように収

集し、保管し、保護し、開示し、転送し、利用するか、どのようなデータを収集するかなどを指す用語

問題解決

「解決方法がすぐには明らかではない問題状況を理解し、解決するための認知処理に従事する個人の能力。こ

れには、建設的で省察的な市民としての自分の可能性に実現するためにそのような状況に関わろうとする意欲

が含まれる」(OECD、2014 年)。

ウェルビーイング

WHO の「健康とは、身体的、社会的、精神的に完全にウェルビーイング(幸福)な状態であり、単に病気や

体調不良がないことだけではない」という定義に関連づけられる用語。社会的ウェルビーイングとは、他者や

コミュニティとの関わりの感覚を指す(例:社会的資本へのアクセスとその利用、社会的信頼、社会的なつな

がり、社会的ネットワーク)。

社会的インクルージョ

(世界銀行)。社会的インクルージョンは、貧困層や周縁化された人々が、急成長するグローバルな機会を利用

社会的インクルージョンとは、個人やグループが社会に参加するための条件を改善するプロセスのことである

できるようにすることを目的としている。それは、自分たちの生活に影響を与える決定に対して人々が発言力

を持ち、市場、サービス、政治的、社会的、物理的な空間への平等なアクセスを享受することを保証するもの

である。

構造化された環境

データがレコードやファイル内の固定フィールドに存在する環境。(例:リレーショナル・データベースやス

プレッドシート)

テクノロジーによる対

応・解決

問題を解決するためにテクノロジー(やエンジニアリング)を使用しようとする試みを指す。

6 .DigComp 2.1:8 レベルの習熟度と適用例

DigComp 2.1 は、DigComp 2.0 で示された 21

の各コンピテンスについて、それぞれを 8 つの

習熟度レベルに区分して示したものである。各習

熟度レベルの記述については、Bloom のタキソ

ノミーに沿ったラーニングアウトカムとともに、

欧州資格フレームワーク(European Qualification

Framework: EQF)の構造と語彙を参考にした、

と Carretero Gomez ら (2017) は 述 べ て い る が、

筆者が確認したところ、タキソノミーについては、

Bloom のものではなく Anderson らの改正タキソ

ノミーを活用したものであった。習熟度レベルは

表 4 のとおり、「課題の複雑さ」「自立性」「認知

領域」の 3 つの規準に従ってレベル分け・記述さ

れており、このうち「認知領域」が改正タキソノ

ミーを用いた区分・記述である。DigComp 2.1 の

本体は、図 2 で示すような構成で表現されており、

このようなシートがコンピテンスごとに 1 枚、合

計 21 枚ある。

さらに、図 2 の各要素に加えて、雇用と教育の

(8)

それぞれの分野における適用例が掲載されている

(次元 5)。コンピテンス「1.1 データ、情報、デ

ジタルコンテンツの閲覧、探索、フィルタリング」

については8つ全ての習熟度レベルに対する適用

例が記載されているが、1.2 以降については全て

の習熟度レベルに対して記載されているわけでは

なく、各コンピテンスにつき 1 つの適用例のみ

が記載されており、直前のコンピテンスで記載さ

れた習熟度レベルの次の習熟度レベルに対する記

述となっている(例えば、1.2 でレベル 1 に対す

る適用例が記載されていたなら、1.3 ではレベル

2 に対する適用例が記載)。次項から 21 のコンピ

テンスシートを掲載するが、本稿では最初のコン

ピテンスである「1.1 データ、情報、デジタルコ

ンテンツの閲覧、探索、フィルタリング」のみ適

用例を示し、「1.2 データ、情報、デジタルコン

テンツの評価」からの 20 枚のシートについては、

適用例を割愛したうえで、コンピテンスの領域、

名称、説明および 8 つの習熟度レベルのみを列挙

した表を示すこととした。

図 2 DigComp2.1 における各コンピテンスの提示方法

表 4 習熟度を特徴づける主なキーワード(CarreteroGomez ら(2017)の表を筆者翻訳)

DigComp 1.0

のレベル

DigComp 2.1

のレベル

課題の複雑さ

自立性

認知領域

基礎

1

単純な課題

指導を伴って

記憶する、想起する

2

単純な課題

自立的に。必要に応じて

指導を受けて。

記憶する、想起する

中級

3

明確に定義された定型的

な課題やわかりやすい単

純な問題

自分自身で

理解する

4

課題や明確に定義された

非定型的な問題

自立し、かつ自分の必要

に応じて

理解する

上級

5

異なる課題や問題

他者を支援する

応用する

6

最も適切な課題

複雑な文脈で他者に対応

することができる

評価する

高度に専門的

7

限られた解決策で複雑な

問題を解決する

専門的な実践に貢献し、

他者を指導するために自

分の知識を統合する

創造する

8

多くの相互作用のある複

雑な問題を解決する

現場に新しいアイデアや

プロセスを提案する

創造する

(9)

1.インフォメーションとデータリテラシー▶

1.1 データ、情報、デジタルコンテンツの閲覧、探索、フィルタリング

情報についてのニーズを明確にし、デジタル環境でデータ、情報、コンテンツを検索し、それらにアクセスし、それらの間をナビゲートする。個人としての検索方略を創出し、更新する。

習熟度 レベル 基礎 中級 上級 高度に専門的 1 2 3 4 5 6 7 8 基 本 的 な レ ベ ル で、 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と が で きる ●自 分 の 情 報 の 必 要 性 を 特 定できる ● デ ジ タ ル 環 境 で の 簡 単 な 検 索 で デ ー タ や 情 報、 コ ンテンツを見つけられる ●見つかったデータ、 情報、 コ ン テ ン ツ へ の ア ク セ ス 方 法 と そ れ ら を ナ ビ ゲ ー ト す る 方 法 を 見 つ け ら れ る ● 自 分 の 簡 単 な 検 索 方 略 を 見つけられる 基 本 的 な レ ベ ル で、 自 立 的 か つ 必 要 に 応 じ て 適 切 な 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と ができる ●自 分 の 情 報 の 必 要 性 を 特 定できる ● デ ジ タ ル 環 境 で の 簡 単 な 検 索 で デ ー タ や 情 報、 コ ンテンツを見つけられる ●見つかったデータ、 情報、 コ ン テ ン ツ へ の ア ク セ ス 方 法 と そ れ ら を ナ ビ ゲ ー ト す る 方 法 を 見 つ け ら れ る ● 自 分 の 簡 単 な 検 索 方 略 を 見つけられる 自 分 自 身 で、 単 純 な 問 題 を 解 決 す る 際 に、 以 下 の こ と ができる ●自 分 の 情 報 の 必 要 性 が 説 明できる ● デ ジ タ ル 環 境 で デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ を 見 つ け る た め に、 明 確 に 定 義 さ れ た 型 通 り の 検 索 が で きる ●見つかったデータ、 情報、 コ ン テ ン ツ へ の ア ク セ ス 方 法 と そ れ ら を ナ ビ ゲ ー トする方法を説明できる ● 明 確 に 定 義 さ れ た 型 通 り の 個 人 的 な 検 索 方 略 を 説 明できる 自 立 し、 自 分 の 必 要 に 応 じ て、 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 で は な い 問 題 を 解 決 す る 際に以下のことができる ●情 報 の 必 要 性 が 説 明 で き る ● デ ジ タ ル 環 境 で の デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ の 検 索 を 計 画・ 段 取 り で き る ●見つかったデータ、 情報、 コ ン テ ン ツ へ の ア ク セ ス 方 法 と そ れ ら を ナ ビ ゲ ー トする方法を説明できる ● 個 人 の 検 索 方 略 を 計 画・ 段取りできる 以 下 の こ と に つ い て、 他 者 を 導 く と と も に、 自 分 自 身 ができる ●情 報 の 必 要 性 に 対 応 で き る ● デ ジ タ ル 環 境 で デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ の 検 索 が実施できる ●見つかったデータ、 情報、 コ ン テ ン ツ へ の ア ク セ ス 方 法 と そ れ ら を ナ ビ ゲ ー トする方法を演示できる ● 個 人 の 検 索 方 略 を 提 案 で きる 自 分 の 必 要 性 と 他 者 の 必 要 性 に 応 じ て、 複 雑 な 文 脈 の 中で、以下のことができる ●情 報 の 必 要 性 を 評 価 で き る ● デ ジ タ ル 環 境 で 最 も 適 切 な デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ を 見 つ け る た め に、 自 分 の 検 索 方 略 を 改 善 す ることができる ● 見 つ か っ た 最 も 適 切 な デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ へ の ア ク セ ス 方 法 と そ れ ら を ナ ビ ゲ ー ト す る 方 法を説明できる ● 個 人 の 検 索 方 略 を 変 化 さ せられる 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル では以下のことができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コンテンツの閲覧、 検索、 フ ィ ル タ リ ン グ を 必 要 と す る、 限 定 的 に 定 義 さ れ た 複 雑 な 問 題 の 解 決 方 法 を作り出すことができる ● 自 分 の 知 識 を 統 合 し、 専 門 的 な 実 践 と 知 識 に 貢 献 し、 デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 閲 覧、 検 索、 フ ィ ル タ リ ン グ に お い て 他 者 を 指 導 す る こ とができる 最 も 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル で は 以 下 の こ と が で き る ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コンテンツの閲覧、 検索、 フ ィ ル タ リ ン グ を 必 要 と す る、 多 く の 相 互 作 用 す る 要 因 が 絡 ん だ 複 雑 な 問 題 を 解 決 す る た め の 解 決 方 法 を 作 り 出 す こ と が で きる。 ● 現 場 に 新 し い ア イ デ ア や プ ロ セ ス を 提 案 す る こ と ができる 適用例 02 学習シ ナ リ オ 特 定 の ト ピ ッ ク に つ い て の 短 い レ ポ ー ト を 準備する 教師の助けを借りて:  デ ジ タ ル 教 科 書 に 掲 載 さ れ た リ ス ト か ら ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス を 特 定 し、 レ ポ ー ト の ト ピ ッ ク に 関 す る 文 献 を 探 す ことができる  ま た、 こ れ ら の ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス の 中 か ら レ ポ ー ト の ト ピ ッ ク に 関 す る 文 献 を 特 定 し、 そ れ ら に ア ク セ ス し、 ナ ビ ゲ ー ト す る こ と も で き る  ま た、 デ ジ タ ル 教 科 書 に 掲 載 さ れ て い る 一 般 的 な キ ー ワ ー ド や タ グ の リ ス ト を 使 っ て、 レ ポ ー ト ト ピ ッ ク の 文 献 を 探 す の に 役 立 ち そ う な キ ー ワ ー ド を 特 定 す ることもできる 必 要 な と き に い つ で も 相 談 で き る 先 生 と 一 緒 に 教 室 に いながら:  デ ジ タ ル 教 科 書 に 掲 載 さ れ て い る リ ス ト か ら ウ ェ ブ サイト、 ブログ、 データベー ス を 特 定 し、 レ ポ ー ト の ト ピ ッ ク に 関 す る 文 献 を 探 す ことができる  ま た、 こ れ ら の ウ ェ ブ サ イト、 ブログ、 デジタルデー タ ベ ー ス の 中 か ら レ ポ ー ト ト ピ ッ ク に 関 す る 文 献 を 特 定 し、 そ れ ら に ア ク セ ス し た り、 そ れ ら の 間 を ナ ビ ゲ ー ト し た り す る こ と が で きる。  デ ジ タ ル 教 科 書 に 掲 載 さ れ て い る 一 般 的 な キ ー ワ ー ド と タ グ の リ ス ト を 使 用 し て、 レ ポ ー ト ト ピ ッ ク の 文 献 を 探 す の に 役 立 ち そ う な キ ー ワ ー ド を 特 定 す る こ と もできる 自分自身で:  宿 題 の た め の 文 献 を 参 照 す る た め に、 日 常 的 に コ ン ピ ュ ー タ で ア ク セ ス す る ウェブサイト、 ブログ、 デー タ ベ ー ス を 先 生 に 挙 げ る こ とができる  ま た、 明 確 に 定 義 さ れ た キ ー ワ ー ド を 使 っ て、 ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス か ら 文 献 を 見 つ け、 見 つ け た 結 果 に ど の よ う に ア ク セ ス し、 ど の よ う に ナ ビ ゲ ー ト す る か を 説 明 で き る  宿 題 の 準 備 の た め に デ ジ タ ル 環 境( ブ ロ グ、 ウ ェ ブ サ イ ト、 デ ー タ ベ ー ス ) で 文 献 を 探 す た め に 普 段 か ら 使 っ て い る キ ー ワ ー ド や タ グ を ク ラ ス メ ー ト に 説 明 で きる  間 違 っ た ウ ェ ブ サ イ ト に ア ク セ ス し た こ と を 認 識 し た り、 普 段 使 っ て い る ウ ェ ブ サ イ ト か ら 離 れ て し ま っ た こ と を 認 識 す る と い っ た ように、問題を解決できる   レ ポ ー ト に 関 す る 文 献 を 探 す た め に 参 照 し て い る ウェブサイト、 ブログ、 デー タ ベ ー ス の 例 を 友 だ ち に 示 すことができる  レ ポ ー ト に 関 連 す る 文 献 を 含 む ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス を 見 つ け る た め に、 自 分 な り の 検 索 方略が立てられる  検 索 で 見 つ け た 文 献 を 取 得 す る た め の ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス へ の ア ク セ ス、 ナ ビ ゲ ー ト の方法を先生に説明できる  文 献 を 見 つ け る の に 便 利 な キ ー ワ ー ド や タ グ の リ ス ト を、 タ ブ レ ッ ト 上 の デ ジ タ ル や オ ン ラ イ ン の 付 箋 紙 を使って整理できる  こ れ ら の 活 動 の 際 の ど ん な 問 題 に も 対 応 で き る。 例 え ば、 レ ポ ー ト に 関 連 す る 適 切 な リ ソ ー ス が 見 つ か ら な い 場 合、 新 し い 検 索 キ ー ワードやタグを追加できる   レ ポ ー ト を 作 成 す る た め に、 日 常 的 な も の か ら 新 し い も の(OS、 ア プ リ、 デ バ イ ス ) ま で、 あ ら ゆ る デ ジ タ ル 環 境 を 使 用 し て、 ト ピ ッ ク に 関 連 す る 文 献 を 見 つ け る た め に ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス にアクセスできる  レ ポ ー ト の 文 献 を 含 む ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ジ タ ル デ ー タ ベ ー ス を 見 つ け る 方 法 を ク ラ ス メ ー ト に 示すことができる  レ ポ ー ト の た め の 文 献 を 見 つ け る た め に、 こ れ ら の デ ジ タ ル リ ソ ー ス に ア ク セ ス し、 ナ ビ ゲ ー ト す る 方 法 を説明することができる  キ ー ワ ー ド と タ グ を 使 用 し て 目 的 の 文 献 を 含 む ウ ェ ブ サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ジ タ ル デ ー タ ベ ー ス を 見 つ け る た め の ヒ ン ト を 友 人 に 提 供 することができる   自 分 や 友 人 の ニ ー ズ に 合 わ せ て 最 適 な サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス を 評 価 し て 文 献 を 入 手 す る こ と が で きる  自 分 や 友 人 の ニ ー ズ に 合 わ せ た サ イ ト や ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス を 見 つ け、 適 切・ 不 適 切 な デ ジ タ ル リ ソ ー ス、 ポ ッ プ ア ッ プ、 ス パ ム を 区 別 し な が ら そ れ ら をナビゲートできる。  レ ポ ー ト の た め の 文 献 の 検 索 方 法 や デ ジ タ ル 環 境 で 発生する予期せぬ状況 (例 : デ ジ タ ル 図 書 館 の ア ー カ イ ブ へ の ア ク セ ス に ユ ー ザ ー 名 が 必 要 ) を 克 服 す る 方 法 を先生に説明できる  サ イ ト、 ブ ロ グ、 デ ー タ ベ ー ス の 中 か ら 最 も 適 切 な 文 献 を 見 つ け る た め の 自 分 の 検 索 戦 略 に つ い て の ヒ ン ト を、 デ ジ タ ル リ ソ ー ス の 間 を ナ ビ ゲ ー ト す る 際 に 発 生 す る 問 題 を 克 服 す る 方 法 の 例 を 含 め て、 他 者 に 教 え る こ と が で き る。 ( 問 題 の 例、 十 分 に 情 報 が 見 つ か ら な い、 ゴ ミ デ ー タ に 出 く わ すなど)   学 校 の デ ジ タ ル 学 習 環 境 の 中 に デ ジ タ ル コ ラ ボ レ ー シ ョ ン プ ラ ッ ト フ ォ ー ム (ブログ、 wiki など) を作り、 レ ポ ー ト の ト ピ ッ ク に つ い て 有 用 と 思 わ れ る 文 献 を 共 有 し た り フ ィ ル タ リ ン グ し た り し て、 ク ラ ス メ ー ト の レ ポ ー ト 作 成 を 支 援 す る こ とができる   ア カ デ ミ ッ ク な ト ピ ッ ク の 文 献 を 閲 覧、 検 索、 フ ィ ル タ リ ン グ す る た め の 新 し い ア プ リ や プ ラ ッ ト フ ォ ー ム を 開 発 し、 教 室 で 使 用 す ることができる

(10)

1.インフォメーションとデータリテラシー▶

1.2 データ、情報、デジタルコンテンツの評価

データ、情報、デジタルコンテンツの情報源の信頼性を分析し、比較し、批判的に評価する。データ、情報、デジタルコンテンツを分析、解釈し、批判的に評価する。

習熟度 レベル 基礎 中級 上級 高度に専門的 1 2 3 4 5 6 7 8 基 本 的 な レ ベ ル で、 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と が で きる ●デ ー タ や 情 報 の 情 報 源 や デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 信 頼 性 に 気 づ く こ と が で き る。 基 本 的 な レ ベ ル で、 自 立 的 か つ 必 要 に 応 じ て 適 切 な 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と ができる ●デ ー タ や 情 報 の 情 報 源 や デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 信 頼 性 に 気 づ く こ と が で き る 自 分 自 身 で、 単 純 な 問 題 を 解 決 す る 際 に、 以 下 の こ と ができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ に つ い て、 明 確 に 定 義 さ れ た 情 報 源 の 信 頼 性 の 分 析、 比 較、 評 価を行うことができる ● 明 確 に 定 義 さ れ た デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 分 析、 解 釈、 評 価を行うことができる 自 立 し、 自 分 の 必 要 に 応 じ て、 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 で は な い 問 題 を 解 決 す る 際に以下のことができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 情 報 源 の 分 析、 比較、 評価ができる。 ● デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コンテンツの分析、 解釈、 評価ができる 以 下 の こ と に つ い て、 他 者 を 導 く と と も に、 自 分 自 身 ができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 複 数 の 異 な る 情 報 源 の 信 頼 性 を 評 価 できる。 ● 複 数 の 異 な る デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ を評価できる 自 分 の 必 要 性 と 他 者 の 必 要 性 に 応 じ て、 複 雑 な 文 脈 の 中で、以下のことができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 情 報 源 の 信 頼 性 を 批 判 的 に 評 価 で き る ● デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ を 批 判 的 に 評 価できる。 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル では以下のことができる ●デ ジ タ ル 環 境 に お け る デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ の、 信 頼 性 の 高 い 情 報 源 の 分 析 と 評 価 に 関 連 し た、 限 定 的 に 定 義 さ れ た 複 雑 な 問 題 の 解 決 方 法 を 作り出すことができる ● 自 分 の 知 識 を 統 合 す る こ と で、 専 門 的 な 実 践 と 知 識 に 貢 献 し、 デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ と そ の 情 報 源 の 信 頼 性 の 分 析 と 評 価 に お い て 他 者 を指導することができる 最 も 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル で は 以 下 の こ と が で き る ●デ ジ タ ル 環 境 に お け る デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ の、 信 頼 性 の 高 い 情 報 源 の 分 析 と 評 価 に 関 連 し た、 多 く の 相 互 作 用 す る 要 因 が 絡 ん だ 複 雑 な 問 題 を 解 決 す る た め の 解 決 方 法 を 作 り 出 す こ と が で き る ● 現 場 に 新 し い ア イ デ ア や プ ロ セ ス を 提 案 す る こ と ができる

1.インフォメーションとデータリテラシー▶

1.3

データ、情報、デジタルコンテンツの管理

デジタル環境でデータ、情報、コンテンツを整理、保存、取得する。構造化された環境でそれらを整理し、処理する。

習熟度 レベル 基礎 中級 上級 高度に専門的 1 2 3 4 5 6 7 8 基 本 的 な レ ベ ル で、 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と が で きる ●デ ジ タ ル 環 境 に お い て、 デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ を 簡 単 な 方 法 で 整 理、 保 存、 検 索 す る 方 法 を 特 定できる ● 構 造 化 さ れ た 環 境 の 中 で、 簡 単 な 方 法 で そ れ ら を 整 理 す る 場 面 を 認 識 で きる。 基 本 的 な レ ベ ル で、 自 立 的 か つ 必 要 に 応 じ て 適 切 な 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と ができる ●デ ジ タ ル 環 境 に お い て、 デ ー タ、 情 報、 コ ン テ ン ツ を 簡 単 な 方 法 で 整 理、 保 存、 検 索 す る 方 法 を 特 定できる ● 構 造 化 さ れ た 環 境 の 中 で、 簡 単 な 方 法 で そ れ ら を 整 理 す る 場 面 を 認 識 で きる 自 分 自 身 で、 単 純 な 問 題 を 解 決 す る 際 に、 以 下 の こ と ができる ●デ ジ タ ル 環 境 で 定 型 的 に 整 理、 保 存、 検 索 す る た め に、 デ ー タ、 情 報、 コ ンテンツを選択できる ● 構 造 化 さ れ た 環 境 の 中 で、 そ れ ら を 定 型 的 な 方 法で整理できる 自 立 し、 自 分 の 必 要 に 応 じ て、 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 で は な い 問 題 を 解 決 す る 際に以下のことができる ●情 報、 デ ー タ、 コ ン テ ン ツ を 簡 単 に 保 存・ 検 索 で きるように整理できる ● 情 報、 デ ー タ、 コ ン テ ン ツ を 構 造 化 さ れ た 環 境 で 整理できる 以 下 の こ と に つ い て、 他 者 を 導 く と と も に、 自 分 自 身 ができる ●簡 単 に 整 理、 保 存、 検 索 できるように、 情報、 デー タ、 コ ン テ ン ツ を 操 作 で きる ● 構 造 化 さ れ た 環 境 で の そ れ ら( 情 報、 デ ー タ、 コ ン テ ン ツ ) の 整 理 と 処 理 を実行できる 自 分 の 必 要 性 と 他 者 の 必 要 性 に 応 じ て、 複 雑 な 文 脈 の 中で、以下のことができる ●情 報、 デ ー タ、 コ ン テ ン ツ の 管 理 を、 最 も 適 切 で 容 易 な 検 索 と 保 存 の た め に、改善できる ● 最 も 適 切 に 構 造 化 さ れ た 環 境 で 組 織 化 さ れ、 処 理 されるように、 それら (情 報、 データ、 コンテンツ) を改善できる 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル では以下のことができる ●構 造 化 さ れ た デ ジ タ ル 環 境におけるデータ、 情報、 お よ び コ ン テ ン ツ の 組 織 化、 保 存、 お よ び 検 索 の た め の 管 理 に 関 連 し た、 限 定 的 に 定 義 さ れ た 複 雑 な 問 題 の 解 決 を 作 成 で き る ● 自 分 の 知 識 を 統 合 す る こ と で、 専 門 的 な 実 践 と 知 識 に 貢 献 し、 構 造 化 さ れ た デ ジ タ ル 環 境 に お け る デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ の 管 理 に お い て、 他 者 を 指 導 す る こ と ができる。 最 も 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル で は 以 下 の こ と が で き る ●構 造 化 さ れ た デ ジ タ ル 環 境 で の、 デ ー タ、 情 報、 コンテンツの整理、 保存、 検 索 に つ い て の 管 理 に 関 連 し た、 多 く の 相 互 作 用 す る 要 因 が 絡 ん だ 問 題 を 解 決 す る た め の 解 決 方 法 を作成できる ● 現 場 に 新 し い ア イ デ ア や プ ロ セ ス を 提 案 す る こ と ができる

(11)

2.コミュニケーションと協働▶

2.1 デジタルテクノロジーを活用したインタラクション

様々なデジタルテクノロジーを介して交流し、与えられた文脈に応じた適切なデジタルコミュニケーション手段を理解する。

習熟度 レベル 基礎 中級 上級 高度に専門的 1 2 3 4 5 6 7 8 基 本 的 な レ ベ ル で、 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と が で きる ●イ ン タ ラ ク シ ョ ン の た め に デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を選択し、 ● 文 脈 に 応 じ た 適 切 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 を 特定することができる 基 本 的 な レ ベ ル で、 自 立 的 か つ 必 要 に 応 じ て 適 切 な 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と ができる ●イ ン タ ラ ク シ ョ ン の た め に デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を選択し、 ● 文 脈 に 応 じ た 適 切 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 を 特定することができる 自 分 自 身 で、 単 純 な 問 題 を 解 決 す る 際 に、 以 下 の こ と ができる ●デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 用 い て 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 な イ ン タ ラ ク シ ョ ンができる ● 文 脈 に 応 じ て、 明 確 に 定 義 さ れ た、 定 型 的 で 適 切 な デ ジ タ ル コ ミ ュ ニ ケ ー ション手段を選択できる 自 立 し、 自 分 の 必 要 に 応 じ て、 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 で は な い 問 題 を 解 決 す る 際に以下のことができる ●様 々 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 選 択 し て イ ン タ ラ クションし、 ● 文 脈 に 応 じ て 適 切 な デ ジ タ ル コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手段を選択できる 以 下 の こ と に つ い て、 他 者 を 導 く と と も に、 自 分 自 身 ができる ●様 々 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジーを使って交流し、 ● 文 脈 に 応 じ た 最 適 な デ ジ タ ル コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 を 他 者 に 紹 介 す る こ とができる 自 分 の 必 要 性 と 他 者 の 必 要 性 に 応 じ て、 複 雑 な 文 脈 の 中で、以下のことができる ●最 適 な イ ン タ ラ ク シ ョ ン の た め に 様 々 な デ ジ タ ル テクノロジーを改善し、 ● 文 脈 に 応 じ て、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 を 最 適 に なるよう改善できる 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル では以下のことができる ●デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー と デ ジ タ ル コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 を 介 し た イ ン タ ラ ク シ ョ ン に 関 連 し た、 限 定 的 に 定 義 さ れ た 複 雑 な 問 題 の 解 決 策 を 作 成できる ● 自 分 の 知 識 を 統 合 す る こ と で、 専 門 的 な 実 践 と 知 識 に 貢 献 し、 デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 通 じ た 相 互 作 用 に お い て 他 者 を 指 導 することができる 最 も 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル で は 以 下 の こ と が で き る ●デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー や デ ジ タ ル コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 手 段 を 介 し た イ ン タ ラ ク シ ョ ン に 関 連 し た、 多 く の 相 互 作 用 す る 要 因 が 絡 ん だ 複 雑 な 問 題 を 解 決 す る た め の 解 決 策 を作成できる。 ● 現 場 に 新 し い ア イ デ ア や プ ロ セ ス を 提 案 す る こ と ができる

2.コミュニケーションと協働▶

2.2

デジタルテクノロジーを活用した共有

適切なデジタルテクノロジーを用いて、データ、情報、デジタルコンテンツを他者と共有する。情報の仲介者として行動し、参照や引用の慣行を知る。

習熟度 レベル 基礎 中級 上級 高度に専門的 1 2 3 4 5 6 7 8 基 本 的 な レ ベ ル で、 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と が で きる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ を 共 有 す る こ と が で き る シ ン プ ル か つ 適 切 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジーを知っている ● 簡 単 な 参 照 と 引 用 の 実 践 を指摘できる 基 本 的 な レ ベ ル で、 自 立 的 か つ 必 要 に 応 じ て 適 切 な 指 導 を 受 け な が ら 以 下 の こ と ができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ を 共 有 す る こ と が で き る シ ン プ ル か つ 適 切 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジーを知っている ● 簡 単 な 参 照 と 引 用 の 実 践 を指摘できる 自 分 自 身 で、 単 純 な 問 題 を 解 決 す る 際 に、 以 下 の こ と ができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ を 共 有 す る た め に、 明 確 に 定 義 さ れ て お り、 定 型 的 で、 適 切 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 選択することができる。 ● 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 用 い て 情 報 や コ ン テ ン ツ を 共 有 す る「 情 報 の 仲 介 者 」 と し て、 ど の よ う に 行 動 す る の か が 説 明 で きる ● 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 な 参 照 と 引 用 の 方 法 を 説 明できる 自 立 し、 自 分 の 必 要 に 応 じ て、 明 確 に 定 義 さ れ た 定 型 的 で は な い 問 題 を 解 決 す る 際に以下のことができる ●デ ー タ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツ を 共 有 す る た め に 適 切 な デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 操 作 す る こ と ができる ● デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 介 し て 情 報 や コ ン テ ン ツ を 共 有 す る「 情 報 の 仲 介 者 」 と し て、 ど の よ う に 行動するかが説明できる ● 参 照 と 引 用 の 方 法 を 説 明 できる 以 下 の こ と に つ い て、 他 者 を 導 く と と も に、 自 分 自 身 ができる ●様 々 な 適 切 な デ ジ タ ル ツールを介して、 データ、 情 報、 デ ジ タ ル コ ン テ ン ツを共有できる ● デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 介 し て 情 報 や コ ン テ ン ツ を 共 有 す る「 情 報 の 仲 介 者 」 と し て 行 動 す る 方 法 を 他 者 に 示 す こ と が で き る ● 様 々 な 参 照 と 引 用 の 方 法 を活用できる 自 分 の 必 要 性 と 他 者 の 必 要 性 に 応 じ て、 複 雑 な 文 脈 の 中で、以下のことができる ●情 報 や コ ン テ ン ツ を 共 有 す る た め に 最 も 適 し た デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 評 価できる ●「 情 報 の 仲 介 者 」 と し て の自分の役割を改善し、 ● よ り 適 切 な 参 照 と 引 用 方 法 を 使 い 分 け る こ と が で きる 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル では以下のことができる ●デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 介 し た 共 有 に 関 連 し た、 限 定 的 に 定 義 さ れ た 複 雑 な 問 題 の 解 決 策 を 作 成 で きる ● 自 分 の 知 識 を 統 合 す る こ と で、 専 門 的 な 実 践 と 知 識 に 貢 献 し、 デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 介 し た 共 有 に つ い て 他 者 を 指 導 す る ことができる 最 も 高 度 に 専 門 的 な こ の レ ベ ル で は 以 下 の こ と が で き る ●デ ジ タ ル テ ク ノ ロ ジ ー を 介 し た 共 有 に 関 連 し た、 多 く の 相 互 作 用 す る 要 因 が 絡 ん だ 複 雑 な 問 題 を 解 決 す る た め の 解 決 策 を 作 成できる ● 現 場 に 新 し い ア イ デ ア や プ ロ セ ス を 提 案 す る こ と ができる

表 2 DigComp2.0 概念参照モデル (Vuorikari ら (2016) の表を筆者翻訳) コンピテンスの領域 (次元 1) コンピテンス(次元 2) 1. インフォメーション とデータリテラシー 1.1 データ、情報、デジタルコンテンツの閲覧、検索、フィルタリング 情報についてのニーズを明確にし、デジタル環境でデータ、情報、コンテンツを検索し、それらにアクセスし、 それらの間をナビゲートする。個人としての検索方略を創出し、更新する。  1.2 データ、情報、デジタルコンテンツの評価 データ、情
表 3 DigComp2.0 で新たに整理された用語 (Vuorikari ら (2016) を筆者翻訳) さまざまなフォーマッ トのコンテンツ 例:テキスト文書、グラフィック、画像、ビデオ、音楽、マルチメディア、標準ファイルフォーマットを使用して保存されたウェブページ、3D 印刷。さらに知りたいときは:https://en.wikipedia.org/wiki/File_format データ 明確かつ正確な解釈行為によって意味を与えられたひとつまたは複数の記号の羅列。データは、知識を得たり、 意思決定をし

参照

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