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実施要領 1. 受付スライドカンファレンス会場 ( 第 5 講義室 ) 前で 11 時より行います 参加者名簿にご記名の上, 参加費 500 円をお支払いください 各種委員会へご参加の先生方も, 最初に会場の受付までお越しください 2. 各種委員会学術 庶務合同委員会 / 業務委員会 / 広報委員会

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日本病理学会中国四国支部学術集会

(第 115 回スライドカンファレンス)

日時:平成 26 年 11 月 1 日(土曜日)

会場:広島大学医学部第5講義室

〒734-8551 広島市南区霞 1-2-3

【 各 種 委 員 会 】

時間:11:45~12:45

会場:広島大学医学部基礎・社会医学研究棟2階

【 各 種 委 員 会 報 告 】

時間:13:00~13:15

会場:広島大学医学部第5講義室

【スライドカンファレンス】

時間 13:15~17:11

会場:広島大学医学部第5講義室

【 特 別 講 演 】

「一般病理医に必要な顎口腔領域における病理の知識」

広島大学大学院医歯薬保健学研究院

口腔顎顔面病理病態学・教授 髙田 隆先生

時間 15: 15~16 : 05

会場:広島大学医学部第5講義室

世話人 万代 光一(国立病院機構 東広島医療センター 病理診断科)

問合せ先:〒739-0041 東広島市西条町寺家 513

万代 光一(国立病院機構 東広島医療センター 病理診断科)

電 話:(082)423-2176(代表)

F A X :(082)422-4675 (代表)

E-mail:

kmandai@hiro-hosp.jp

日本病理学会中国四国支部 HP :

http://plaza.umin.ac.jp/~csp/

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実施要領

1.受付 スライドカンファレンス会場(第5講義室)前で 11 時より行います。 参加者名簿にご記名の上,参加費 500 円をお支払いください。 各種委員会へご参加の先生方も,最初に会場の受付までお越しください。 2.各種委員会 学術・庶務合同委員会/業務委員会/広報委員会 時間:11:45~12:45 会場:広島大学医学部基礎・社会医学研究棟2階 学術・庶務合同委員会:セミナー室2 業務委員会:チュートリアル室2 広報委員会:チュートリアル室1 ※委員の方は一度スラカン受付へお越しください。各委員会会場までご案内します。各 委員会の委員長の方は委員の方へのご案内とお弁当(1,000 円)の要否をご確認後、万代ま でご連絡ください。 (締め切り:10 月 24 日) 3. 各種委員会報告 時間:13:00~13:15 会場:広島大学医学部第5講義室 昼食のご用意はございません。各自昼食をお済ませの上、お越しください。 4.スライドカンファレンス 時間:13:15~17:11 会場:広島大学医学部第5講義室 発表時間:

1 題 8 分(発表 5 分,討論 3 分)

APC 例 23 分(発表 15 分、討論 8 分) 《時間厳守でお願いします》

※液晶プロジェクター1 台(備え付け)およびプレゼン用 Windows PC を準備します。スラ イド枚数に特に制限は設けません。 CD-R または USB メモリスティックに PowerPoint 2007, 2010 形式

でファイルを保存して受付までご持参ください。パワーポイントで

特殊フォントをお使いの場合は,必ずフォント埋め込みを行ってください。また,

特殊染色や参考症例からの引用である場合,スライドに特殊染色名や参考症例であ

ることを明記していただきますようお願いします。

(ホームページ上に載せたときスライドの 1 面を見るだけで理解できるようにお願

いします。

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3 5.診断投票 締め切り:10 月 24 日(金曜日) 午後 5 時必着 方 法 :E-Mail(または FAX)でご投票ください(E-Mail での投票を歓迎いたします)。 宛 先 :東広島医療センター 病理診断科 万代光一 E-mail: kmandai@hiro-hosp.jp / F A X : (082)422-4675 【お断り:標本ガラスラベル下辺に世話人施設名称が自動印字されていますが、出題者施設とは無関係です】 6.コメンテーター制度 コメンテーター制度をご利用になる場合には,出題者からコメンテーターとなる病理医 に直接依頼し,病歴, HE 標本,未染標本などを事前に送付して連絡を取り合ってくださ い。指名されたコメンテーターの先生方は,スライドカンファレンス当日,出題者口演 後に説明ができる様にご準備ください。 PowerPoint を使用される場合には当日早めに受 付にお申し出ください。ご発表の時間が限られておりますので,演者と事前にご相談を お願いします。 7.臨時託児所(無料)について 会場内に臨時託児所(12~18 時の予定)を開設します。業者(アイグラン予定)から会場に シッターを派遣していただき対応します。前回同様に事前申込制で、ご利用は無料です。 未就学児を想定していますが、ご要望により小学校低学年まで考慮したいと思います。 ご希望の場合は 10 月 17 日(金)午後 5 時までに、会員氏名、ご所属、ご連絡先、お子様 の年齢、性別、希望時間帯、その他ご希望事項などをメールで万代宛 ( kmandai@hiro-hosp.jp ) にお送りください。なお、ご利用は支部会員のお子様に限らせていただきま す。託児所のスペースのため、受け入れ人数に制限(最大 7 名)がありますので、ご希 望に添えない場合がございます。また、病児保育には対応できませんのであらかじめご 了承のほどをよろしくお願いします。 場所は、広島大学医学部基礎・社会医学研究棟2階チュートリアル室 12 です。詳細は、 お申し込みされた方に直接ご連絡いたします。 8.駐車場について 大学敷地内の駐車場はすべて有料です。なるべく公共の交通機関をご利用ください。 駐車補助券を準備しますが、枚数制限がありますので、ご了承ください。 (補助券のない場合、高額の駐車料金をお支払いいただくことになります。)

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会場へのアクセス

-広島駅(南口)から-

・タクシーにて大学病院まで,約 10 分 (約 1,200 円) ・広電バス (Aホーム 4番バス停)にて 「大学病院方面」行き 約 15 分(230 円)

-広島空港から-

・リムジンバス「広島駅」行きで,約 45 分(片道 1,340 円、往復割引 2,420 円) *リムジンバスの到着は北口(新幹線ロ)です。広電バス等を利用される際は, 南口(在来線ロ)へ廻ってください。

-山陽自動車道から-

・広島 IC から約 30 分、広島東 IC から約 20 分 (注)なるべく公共交通機関でお越しください。

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5 広島大学病院交通アクセス http://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/hiroshimadaigakubyoin/index.html

広島大学霞キャンパス内地図

タクシー乗り場、バスロータリーから会場まで随所に案内看板を配します。 J

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プログラム

スライドカンファレンス 13:15-13:39 座長:金子 真弓先生(広島市立安佐市民病院 病理診断科) S2528:耳下腺腫瘍 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学 大林真理子他 S2529:乳腺腫瘍 中国労災病院病理科・広島大学大学院医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学 長﨑 敦洋他 S2530:乳腺腫瘤 愛媛県立中央病院 病理診断部 前田 智治他 13:40-14:04 座長: 西阪 隆先生(県立広島病院 臨床研究検査科) S2531:肺腫瘤 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 病理学 櫛谷 桂他 S2532:肺腫瘍 呉医療センター・中国がんセンター 病理診断科 倉岡 和矢他 S2533:肺病変 山口大学大学院医学系研究科 分子病理学 小賀 厚徳他 14:05-14:29 座長: 能勢 聡一郎先生(岡山済生会総合病院 病理診断科) S2534:肝腫瘤性病変 鳥取県立中央病院 病理診断科 徳安 祐輔他 S2535:肝腫瘤 香川大学医学部付属病院 病理診断科 伊吹 英美他 S2536:肝障害の一例 高知赤十字病院 病理診断部 黒田 直人他 剖検例 14:30-14:53 座長:佐々木 なおみ先生(呉共済病院 病理診断科) A254 (APC-8) 本邦における重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の初発例 山口県立総合医療センター 病理診断科 亀井 敏昭 14:54-15:14 コーヒーブレイク

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7 特別講演 15:15-16:05 座長:有廣 光司先生(広島大学病院 病理診断科) 『一般病理医に必要な顎口腔領域における病理の知識』 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学教授 髙田 隆 先生 スライドカンファレンス 16:06-16:38 座長: 大原 信哉先生(岡山赤十字病院 病理診断科) S2537:リンパ節病変 広島赤十字・原爆病院 病理診断科 坂谷 暁夫他 S2538:歯肉病変 島根大学医学部 器官病理学 石川 典由他 S2539:頚部腫瘤 倉敷中央病院 病理診断科 沖田 千佳他 S2540:皮膚腫瘤 広島大学病院 病理診断科 城間 紀之他 16:39-17:11 座長:重西 邦浩先生(福山市民病院 病理診断科) S2541:胃粘膜下腫瘤 山口大学大学院医学系研究科 病理形態学 石井 文彩他 S2542:腎臓腫瘍 岡山大学医歯薬学総合研究科 病理学(腫瘍) 西田 賢司他 S2543:子宮体部病変 広島鉄道病院 臨床検査室 中山 宏文他 S2544:皮膚腫瘍 広島大学大学院医歯薬保健学研究院 分子病理学 服部 結他

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8 S2528 耳下腺腫瘍 1.広島大学大学院医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学 2.広島大学病院 口腔検査 センター 3.広島赤十字・原爆病院 病理診断科部 大林真理子[1] [3] 小川郁子[2] 坂谷暁夫[3] 藤原 恵[3] 髙田 隆[1] 症例: 70~80 歳未満 男性 初診約半年前から右耳下腺部の腫瘤を自覚し,増大傾向を認めたため,精査加療を求め来院した.初 診時,右側耳下腺浅葉下極に約 2cm 大,弾性硬の腫瘤を認めた.右耳下腺腫瘍の臨床診断下,右耳下 腺腫瘍摘出術が施行された.経過良好で再発なく経過していたが,8 年後,右耳下部に疼痛と小腫瘤 の形成を認めたため,皮膚を含めて切除された.標本 1 は原発腫瘍,標本 2 は再発腫瘍である. S2529 乳腺腫瘍 1.中国労災病院 病理科 2.広島大学大学院医歯薬保健学研究院 口腔顎顔面病理病態学 3.広島大学病院 口腔検査センター 長﨑敦洋[1] [2] 小川郁子[3] 髙田 隆[2] 西田俊博[1] 症例: 80 歳以上 女性 近医にて左乳房 C 領域に 1.5cm 大, BA 領域に 4mm 大の腫瘤を指摘され, 精査および加療を目的に 来院した. 各種検査の後, センチネルリンパ節生検および左乳房温存術が施行された. 配布標本 は C 領域の腫瘍組織である. なお, BA 領域の腫瘍は硬癌であった.

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9 S2530 乳腺腫瘤 (画像あり) 1.愛媛県立中央病院 病理診断部 前田智治[1] 竹治みゆき[1] 二宮恵子[1] 木藤克己[1] 杉田敦郎[1] 症例: 40~50 歳未満 女性 約 8 か月前から右乳房腫瘤を自覚していた。他院で葉状腫瘍疑われ、当院外科紹介となった。胸 部 CT で右乳腺全体を占める約 14cm の境界明瞭な腫瘤が認められ(写真 1)、CNB 後、腫瘤が摘出 された。大きさ 16x11x4cm 大、重量 475g の薄い被膜で囲まれた境界明瞭な腫瘤で、割面は灰白色 調でゴム様で硬く、浮腫性変化も散在した(写真 2)。 S2531 肺腫瘤 1.広島大学大学院医歯薬保健学研究院 病理学 櫛谷 桂[1] 武島幸男[1] 症例: 0~1 歳未満 男性 妊娠 39 週,3174g で出生。左停留精巣に対し近医で経過観察中であった。生後約 8 ヶ月にて川崎 病を発症し,その精査中に胸部 X 線検査で右肺腫瘤陰影を指摘された。胸部造影 CT では右肺中葉 に 24×18mm 大の比較的均一に造影される境界明瞭な腫瘤を指摘された。その他,頚部から骨盤部 までの全身臓器に原発巣を疑わせる病変は指摘されなかった。血清学的に明らかな腫瘍マーカー の上昇は認めなかった。診断,治療目的に右肺中葉切除術を受けた。腫瘤は最大径 25mm で周囲組 織との境界は明瞭,割面は灰白色充実性,弾性軟で,出血・壊死は認めなかった。

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10 S2532 肺腫瘍 1.呉医療センター・中国がんセンター 病理診断科 2.同 呼吸器外科 3.同 臨床研究部 4.同 院長 倉岡和矢[1] 谷山大樹[1] 齋藤彰久[1] 桑原正樹[2] 原田洋明[2] 山下芳典[3] 谷山清己[4] 症例: 50~60 歳未満 女性 2,3 日前より呼吸困難感が出現した。臨床的には右肺上葉末梢側に粗大なブラが認められ、自然 気胸が疑われた。肺部分切除術が行われた。切除標本には空洞形成を伴う 2cm 大の暗赤色調腫瘍 が認められた。尚、PET 等の精査にて肺外に腫瘍性病変は認められなかった。肺動静脈基部や心基 部大血管に著変は認められなかった。既往歴に骨肉腫はなかった。 S2533 肺病変 1.山口大学大学院医学系研究科 分子病理学 2.同 器官病態外科学 小賀厚徳[1] 帖地康世[1] 近藤智子[1] 河内茂人[1] 林 雅太郎[2] 濱野公一[2] 伊藤浩史[1] 症例: 80 歳以上 女性 下腹部痛の訴えで近医受診、CT 検査を受け右肺下葉の 3 cm 大の結節影を指摘される。生検施行を 含めて転院となる。生検では、悪性を疑うものの良悪判定困難とのことであった。画像的精査に より、結節内に空洞形成や石灰化がうかがえること、PET 検査で結節部に FDG の集積がみられるこ とがわかった。さらに、下葉内に小さい別の結節性病変が見られた。問題点:良悪を含めた診断。

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11 S2534 肝腫瘤性病変の一例 1.鳥取県立中央病院 病理診断科 徳安祐輔[1] 中本 周[1] 症例: 70~80 歳未満 女性 元来高血圧と高脂血症にて近医加療中であった。約 20 年前、腹部 US にて肝血管腫を指摘され、 以後経過観察となった。今回 follow up の CT にて同病変の増大が疑われ、悪性の疑いとして当院 外科を加療目的にて紹介受診となった。 入院時、血液検査では特記すべき異常所見はなく、腫瘍マーカーも陰性であった。 S2535 肝腫瘤 1.香川大学医学部付属病院 病理診断科 伊吹英美[1] 串田吉生[1] 神野真理[1] 香川聖子[1] 宮井由美[1] 林 俊哲[1] 門田球一[1] 佐々木真紀子[1] 香月奈穂美[1] 羽場礼次[1] 症例: 70~80 歳未満 女性 心窩部痛を主訴に近医を受診した際、腹部エコー、CT で肝右葉に 20mm 大の SOL を指摘され、当院 に紹介受診となった。Dynamic MRI では動脈相で淡い高信号、門脈相、静脈相では周囲肝実質と比 較して低信号であった。HCC が疑われ、腹腔鏡下肝右葉切除術が施行された。腫瘤の割面は肉眼的 に境界明瞭、白色充実性であった。

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12 S2536 肝障害の一例 (バーチャルスライドのみ) 1.高知赤十字病院 病理診断部 黒田直人[1] 症例: 30~40 歳未満 女性 糖尿病、高脂血症、ウイルス性肝炎の所見なし。肝機能障害が指摘され、ナットウキナーゼ(市 販サプリ、受診前に 2 回服用)による薬剤性肝障害(DLST, S.I. 1:7, +-)ないしは自己免疫性肝 炎(薬剤を除外しても国際基準にて疑診にとどまる)が疑われ、1 回目の肝生検を施行。自然軽快 した(改善前にウルソも投与)が、半年後に肝機能障害が再発。抗核抗体や IgG の軽度の上昇も あり、自己免疫性肝炎が強く疑われ、2 回目の肝生検が施行された。 S2537 リンパ節病変 1.広島赤十字・原爆病院 病理診断科 2.同 血液内科 坂谷暁夫[1] 藤原 恵[1] 麻奥英毅[2] 症例: 30~40 歳未満 男性 3 週間前に後頭部に無痛性のリンパ節腫脹を自覚し,次第に他部位のリンパ節も腫脹し,体重減少 や寝汗を伴った。近医にてリンパ節腫大の他,扁桃・脾の腫大と貧血,微熱を指摘され,悪性リ ンパ腫の疑いにて当院血液内科を紹介受診した。特記すべき既往歴はなく,皮疹等もなく,sIL-2 receptor;5580U/ml,LDH;161IU/ml で,供覧しているリンパ節の PCR で免疫グロブリン H 鎖,T cell receptorβ鎖に弱い clonality があり,G band 法で染色体異常はなかった。

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13 S2538 歯肉病変 1.島根大学医学部 器官病理学 2.島根大学医学部 病態病理学 3.鳥取県立中央病院 病理診断科 4.島根大学医学部付属病院 病理部 石川典由[1] 荒木亜寿香[1] 長瀬真実子[1] 天野知香[2] 原田祐治[4] 松下 隆[4] 中本 周[3] 徳安祐輔[3] 丸山理留敬[1] 症例: 30~40 歳未満 男性 X 線画像上,└7 根尖部に透過性病変を認めた。└7 の慢性根尖性歯周炎とそれによって併発した 左側上顎洞炎と臨床的に考えた。└7 頬側歯肉の腫脹を認め,切開・排膿術を施行した.初回の免 疫染色で異型細胞は,CD3, CD5, CD4, CD8, CD20, CD79a, PAX5 は完全に陰性と考えた。CD30 に 陽性細胞が見られたが,CD56, EMA は陰性であった。 S2539 頚部腫瘤 (バーチャルスライドのみ) 1.倉敷中央病院 病理診断科 沖田千佳[1] 堀田真智子[1] 藤澤真義[1] 能登原憲司[1] 症例: 6~12 歳未満 男性 健診にて左後頚部に腫瘤を指摘された。腫瘤は弾性硬で、圧痛を伴った。CT では左後頚部に石灰 化を伴う 34x43x54mm 大の腫瘤を認めた。肺には 20mm 大の腫瘤をはじめ、多発結節がみられ転移 と考えられた。左頚部腫瘤に対して、エコーガイド下生検が行われた。

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14 S2540 皮膚腫瘤 (バーチャルスライドのみ) 1.広島大学病院 病理診断科 城間紀之[1] 原武大介[1] 有廣光司[1] 症例: 3~6 歳未満 男性 乳児期に無汗性外胚葉形成不全症と指摘された。約 3 年前に小脳髄芽腫と診断され、切除術と化 学療法を受けた。約 1 年前より前額部、左頸部及び眉間の皮膚に腫瘤が出現し、増大するため摘 出された。肉眼的に前額部、左頸部、眉間の腫瘤の大きさは、それぞれ 14x11x4mm, 11x7x5mm, 4x4x4mm 大で、いずれも境界明瞭で、扁平隆起性、表皮に著変はなかった。配布標本は、左頸部腫 瘤である。 S2541 胃粘膜下腫瘤 1.山口大学大学院医学系研究科 病理形態学 2.同 基礎検査学分野 石井文彩[1] 木村徳宏[1] 河野裕夫[2] 池田栄二[1] 症例: 60~70 歳未満 男性 2 年前より難治性慢性湿疹があり,最近,症状の増悪を認め,精査の為来院。CT 検査で,胃粘膜 下腫瘍を疑われ,外科紹介となり,本人の自覚症状はないが,腹腔鏡補助下幽門側胃切除が行わ れた。切除材料では前庭部~幽門において,中央に潰瘍形成を伴った径 4cm 程度の胃壁の肥厚を 認めた。既往歴としては,30 歳台に気管支肺炎,前年,肺の浸潤影を指摘され器質化肺炎と言わ れた。配布標本は,潰瘍周囲の壁肥厚部を提出。

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15 S2542 腎臓腫瘍 1.岡山大学医歯薬学総合研究科 病理学(腫瘍) 2.岡山大学病院 病理診断科 西田賢司[1] 田中顕之[2] 田中健大[2] 柳井広之[2] 吉野 正[1] 症例: 30~40 歳未満 女性 右側腹部痛を主訴に近医を受診した。CT で右腎下極に長径 8.5cm の内部不均一に造影される腫瘍 性病変を指摘され、右腎摘出術を施行された。 S2543 子宮体部病変 1.広島鉄道病院 臨床検査室 2.同 産婦人科 中山宏文[1] 藤本英夫[2] 症例: 40~50 歳未満 女性 月経困難症にて約 8 ヶ月前に近医を受診した。子宮は手掌大で子宮腺筋症が疑われたため、Gn-RH によるホルモン療法が行われ、軽快したが、再発したため、子宮摘出による根治を希望され、当 院を紹介受診された。当院にて、Gn-RH(リュープリン)を 2 回投与されたのちに腹式子宮全摘出 術が施行された。切除された子宮は、重量 238 グラムで特に体部後壁が肥厚していた。子宮内膜 の明らかな肥厚や萎縮はみられなかった。他、子宮体部筋層には平滑筋腫が 2 個認められた。

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16 S2544 皮膚腫瘍(バーチャルスライドのみ) 1.広島大学大学院医歯薬保健学研究院 分子病理学 2.広島共立病院皮膚科 服部 結[1] 仙谷和弘[1] 松尾佳美[2] 安井 弥[1] 症例: 30~40 歳未満 女性 以前より腰背部に黒褐色斑がありその表面に疣贅様の隆起もみられた。近医で冷凍凝固を行い、 一旦脱落したが、その後増大し 1.5 ㎝大の紅色腫瘤となったため紹介受診となった。皮膚腫瘍を 疑い、切除術を施行した。腫瘍は肉眼的に一部色素斑を伴う紅色腫瘍であった。

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17 A254 (APC-8) 本邦における重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の初発例 1. 山口県立総合医療センター 病理診断科 2. 同 血液内科 3. 山口大学共同獣医学部 4. 東京農工大学農学部 5. 国立感染症研究所 亀井敏昭[1] 石堂亜希[2] 重岡 徹[2] 富永貴元[2] 高橋 徹[2] 前田 健[3] 水谷哲也[4] 森川 茂[5] 長谷川秀樹[5] 西條政幸[5] 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)はブニヤウイルス科に分類される SFTS ウイルスによるダ ニ媒介性感染症である。2011 年に中国より初めて報告され、中国東北〜中央部において感染がみ られているが、他国からの報告例はこれまでにない。SFTS の臨床像は、発熱、血小板減少、消化 管症状、白血球減少などで特徴づけられ、死亡率は 12%程度と考えられているものの、病態は未 だ不明な点が多い。 日本においては、2013 年 1 月以降にレトロスペクティブな診断例を中心に発症例が確認されて いるが、本例はウイルス学的に SFTS ウイルス感染症と診断された国内初の患者である。 患者は 50 歳代女性、主訴は発熱、嘔吐、全身倦怠感、黒色下痢便であった。現病歴としては、 2012 年秋に発熱、嘔吐、下痢(黒色便)と強い倦怠感が出現した。近医で抗生物質(CFPN-PI) が投与されるも症状が持続するため、発症4日目に休日当番医を受診した。 血圧が不安定(収縮 期血圧 100〜50 mmHg を変動)かつ、血液検査で高度の血球減少(WBC 400/μl、Plt 8.9 x 104/ μl)があったため、精査加療目的に当院紹介となった。生活歴としては海外渡航なし、郊外に居 住し、ペット(ネコ)を飼育。山野草の収集などの習慣はない。発熱などの治療経過の中で、血 小板減少が指摘され、精査により血球貪食症候群が示され、さらに全身状態が悪化し、死亡され た。 病理解剖では、肝脾腫大、右腋窩、頸部リンパ節腫大があり、組織学的には壊死性リンパ節炎 と異型リンパ球が散見された。保存血清の検索により、SFTS ウイルスの抗体価上昇が指摘され、 病理組織学的にもリンパ節に加え、いくつかの臓器で SFTS 抗体による免疫染色でウイルス感染が 証明され、SFTS との診断に至った、 この症例をきっかけに国立感染症研究所を中心に、全国的に類似症例の蓄積を進めた結果、西 日本を中心に全国で 40 例以上の症例がみつかり、いわゆるダニ媒介性感染症として社会問題化し た。 本症例の所見の概要を説明し、ダニ感染症としての SFTS の病理所見を提示し、皆様の意見を拝 聴したい。 提出標本 1)右腋窩部リンパ節、2)肝臓、3)脾臓である。

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18 日本病理学会中国四国支部学術集会(第 115 回スライドカンファレンス)診断投票用紙 所属機関名: ご芳名: S2528:耳下腺腫瘍 S2529:乳腺腫瘍 S2530:乳腺腫瘤 S2531:肺腫瘤 S2532:肺腫瘍 S2533:肺病変 S2534:肝腫瘤性病変 S2535:肝腫瘤 S2536:肝障害の一例 S2537:リンパ節病変 S2538:歯肉病変 S2539:頚部腫瘤 S2540:皮膚腫瘤 S2541:胃粘膜下腫瘤 S2542:腎臓腫瘍 S2543:子宮体部病変 S2544:皮膚腫瘍

締め切り:10 月 24 日(金)午後 5 時必着

方法:E-mail(または FAX)でご投票ください(E-mail での投票を歓迎いたします)。 宛先:東広島医療センター 病理診断科 万代 光一

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