SIMS基礎講座
D-
SIMS(ダイナミックSIMS)について
2016年7月20日
1. D-SIMSとは?
(
Static SIMSとの違い、応用分野)
2. D-SIMS装置の構成、簡単な構造・原理
(質量分析計、イオン源)
3. 応用例
4. まとめ
☆ 内容 ☆
☆ 内容 ☆
1. D-SIMSとは?
(
Static SIMSとの違い、応用分野)
2. D-SIMS装置の構成、簡単な構造・原理
(質量分析計、イオン源)
3. 応用例
4. まとめ
D-SIMSとは?
D-SIMS
(Dynamic SIMS)
Static SIMS
(ToF-SIMS)
Si表面の原子数
=1E15cm-2
1次イオン照射量
多い
(>1e13 ions)
少ない
(<1e13 ions)
イオン種
O、Cs
Ar,Ga,Au,Bi…
目的
不純物高感度分析
表面化学情報
(主として有機物)
10~20nm
X線
2次イオン
1次イオン
試料破壊される
ほとんど破壊されない
化学的に活性
不活性
・照射イオン量が増えると原子ミキシング
により下層の原子が表面移動する
・材料の結合も乱れてくる
1次イオン照射とイオン注入効果
スパッタリング
イオン注入
1次イオンもエネルギーを持つ→注入効果あり
O
2+, 10keV, 垂直入射
Cs
2+, 10keV, 垂直入射
D-SIMS分析時に、イオン照射量を増やすと
バランスする
それ以前(初期効果)では
2次イオン発生が安定しない
D-SIMSの特徴
元素分析
高感度分析
ppm~ppbオーダの検出感度の分析が可能
深さ方向分析
元素の深さ方向分布測定が可能
(µmオーダからnmオーダの範囲) 。
面内分析
二次イオン像から面内の元素分布を知ることが可能。
同位体分析
ミクロンオーダの領域での同位体比測定可能
水素をはじめ周期律表の全ての元素の分析が可能。
MATRIX
ELEMENT
DETECTION
LIMIT
(at/cm
3)
Si
100 at.% =
5 10
22at/cm3H
C
N
O
B
7 10
163 10
165 10
146 10
161 10
13F
5 10
15Al
1 10
14P
1 10
14Cr
2 10
13Fe
5 10
14Ni
3 10
14Cu
8 10
14As
5 10
13Ag
5 10
14Pb
1 10
14 (5E16 = 1ppm 5E13 = 1ppb)Si中の各元素検出下限 (カメカ社セクターSIMS典型例)
Hも含めた周期律表にあ
るほとんどの元素は、
ppm
オーダーの検出下限で分
析できる。
D-SIMSはどのような分野で使われているか
半導体産業
生体科学
IC
の性能向上・故障原因
生命の謎がわかる
材料組成、不純物解析
材料科学
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