LIVE MUSIC ism
N.029
2009.APR FMP FMPMUSIC GUARDIANS
P O W E R E D B Y C P R A N.029 2009.AP Rmusic lovers interview
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[ ] 表紙 表 182 260配付店リスト
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音楽制作者連盟 正会員一覧
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ism.jp www.musicism.jp www.musicism.jp www.musicism.jp www.musicism.jp www
029
未来のアーティストスナップ
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music lovers interview
西野亮廣
[キングコング/芸人] 032名物プロデューサー列伝
浅川真次[アーティマージュ代表取締役社長/FMP理事/FDJ理事長] 036現場マネージャー物語
042 プロダクションが知っておくべき「アーティストの権利」実用ガイド 第9回:著作者の権利その4(公表時編曲の重要性) 050 HELP! とりあえず! 音制連 ∼こんなときどうするの? 専門家に聞く前に∼ 第14回:こんなときこそ考えよう! 会社の体力向上と事業再編 066 一目でわかる!! 著作権のお金の流れ 056 ファンキー末吉報告! 中国音楽業界的真実話 最終回:「地方都市でのコンサート」之巻 070 www.musicism.jpCONTENTS
2009.APR 吉田就彦のヒット学 ヒットの法則あるわけネェだろ! 第29回:年間総集編[2008.MAY-2009.MAR] 060それぞれの業種のニューアーティスト発掘法から育成法まで
プロダクション、レコード会社、レーベル、ライブハウス、テレビ音楽業界
の
新人発掘 最新事情
鈴木孝明[エイベックス・マネジメント/Do As Infinity担当] 宮下智史[ケイプラン/avengers in sci-fi担当]LIVE MUSIC ism
開催告知
01.橋本昌彦『your sleeping face』
2月25日発売/XNHL-20001(配信限定)/HIP LAND MUSIC
02.Kalafina『Seventh Heaven』
3月4日発売/SECL-763∼764(DVD付き期間限定盤)、 SECL-765(通常盤)/スペースクラフトプロデュース 03.ナイス橋本『あなたをもっと好きになる』 3月4日発売/VICL-63138/レインボーエンタテインメント 04.髭(HiGE)『D.I.Y.H.i.G.E.』 3月4日発売/VICL-63242/サード・ストーン・フロム・ザ・サン
05.LITE『LIVE IN LEEDS』
3月4日発売/4525853010991(配信限定)/HIP LAND MUSIC
06.LOST IN TIME『明日が聞こえる』
3月4日発売/UKDZ-0074/DAIZAWA RECORDS、 UK.PROJECT
07.F.I.B『FIGURE』
3月4日発売/PZCA-44/PIZZA OF DEATH RECORDS
08.押尾コータロー『Tussie mussie』
3月11日発売/SECL755/コータロー音楽事務所
09.ゴスペラーズ『Hurray!』
3月11日発売/KSCL1350∼1351(DVD付き初回限定盤)、 KSCL1352(通常盤)/グラシアス
10.HOME MADE 家族『YOU∼あなたがそばにいる幸せ∼』
3月11日発売/KSCL 1365∼1366(DVD付き初回限定盤)、 KSCL-1367(通常盤)/オゾンコーポレーション 11.矢野真紀『なみだうた∼矢野真紀泣ける生歌(ライブ)ベスト∼』 3月11日発売/WTCS-1021/喝采 12.岩瀬敬吾『FLOOR』 3月18日発売/rpc-029/レインボーエンタテインメント
new release information
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13.m-flo『m-flo inside -WORKS BEST Ⅲ-』
3月18日発売/RZCD-46178∼9/アーティマージュ 14.小坂 忠『Connected』 3月18日発売/VIZL-325(DVD付き初回限定盤)、 VICL-63267(通常盤)/トラミュージック 15.小坂 忠『Chu's Garden』 3月18日発売/MHCL-1480∼89(8CD+2DVD 10枚組ボックス) /トラミュージック
16.THE NOVEMBERS『paraphilia』
3月18日発売/UKDZ-0076/ DAIZAWA RECORDS、UK.PROJECT 17.佐藤竹善『コンプリート・ライブ・ボックス』 3月25日発売/UPCH-9468/C.I.A 18.つばき『流星ノート』 3月25日発売/OMOCD-0056/バグ・コーポレーション 19.Diggy-MO'『Diggyism』 3月25日発売/SECL759/アーティマージュ
20.brainchild's feat. 螢汰『there』
3月25日発売/BMP1002/Brainchild's Music
21.YONGEN『GIVE ME YOUR SUN』
3月25日発売/DDCZ-1594/ヴァーゴミュージック
22.Kagrra,『珠』
4月1日発売/KICS-91458(DVD付き初回限定盤)、 KICS-1458(通常盤)/PS COMPANY
23.松任谷由実『そしてもう一度夢見るだろう AND I WILL DREAM AGAIN...』
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未来
の
音楽学校でキャッチ
photograph:内海裕之、滝田研司、トライアウト(大阪)01
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左 小森亜希子さん(19) キーボード 1.お父さんの夢をかなえ たいから!! 2.キーボードといったらこの 人でしょうみたいな。キーボ ードに囲まれてライブしたい! 【PinkCherry】 専門学校 東京ミュージック&メディアアーツ尚美 左から2番目 館 光輝さん(19) ベース 1.プロのアーティストに憧 れたから。 2.ノージャンルで活躍する プロミュージシャン。 中央 久保田結樹さん(19) ボーカル 1.物心ついたときから歌 うことが好きだったから。 2.ジャンルにとらわれず音色 をミックスできるアーティスト。 近いうちにメジャーデビュー!! 右から2番目 須藤大地さん(19) ギター 1.親の影響を受けたから。 2.みんなに目指してもらえ るような ア ー ティスト。 PinkCherryでデビュー。 右 八鍬彰人さん(18) ドラム 1.知り合いにプロドラマーが いて、その人に憧れたから。 2.サポートドラマー、スタジ オミュージシャン。表情豊 かなプレイヤーになりたい。 日本工学院ミュージックカレッジ 望月 建さん(19) ギター 1.小さい頃から憧れてい たから。 2.ジャズ、ブルース、カント リーが得意なアーティスト。 音楽の世界で生きること。 キャットミュージックカレッジ専門学校 森本理沙さん(19) ボーカル 1.ホールでのライブに憧れて。 2.時代の最先端を走って、女の子の憧れを独り占めするアーティスト。07
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横浜デジタルアーツ専門学校 河田直樹さん(19) サウンドクリエイター 1.自分の楽曲で人を感動させたいと思ったから。 2.人に感動を与えられるアーティスト。アーティスト
スナップ
横浜デジタルアーツ専門学校 清水拓弥さん(19) シンガーソングライター 1.もともとピアノで作曲してい て歌うことも好きだったので 形にしたいと思って。 2.すべて自分で制作して、シン ガーソングライターみたいにな れたら。 2.聴き手に何かを与えられる アーティスト。 専門学校東放ミュージックカレッジ 藤原信輔さん(21) ボーカル 1.人生は博打。 2.金とリスペクト、両方を得れ るようなアーティストになること。 日本工学院ミュージックカレッジ 小野田美帆さん(19) 作・編曲家 1.映画を見ていて、そこで流 れている音楽に感動したこと。 2.聴き手に曲の情景を想像し てもらえるような音だけで表 現することのできる人。 1.あなたがアーティストを目指したきっかけは? 2.どんなアーティストになりたいですか?06
【MISTY】 キャットミュージックカレッジ専門学校 左 三好春奈さん(19) ベース 1.小さい頃から音楽が好きだ ったので。 2.ジャンルを感じさせないアー ティスト。 中央 徳廣 俊さん(20) ドラム 1.ブラスバンドに入ってから興 味を持つようになりました。 2.気取らず、常に謙虚な姿勢 を保てる人。音楽で世界平 和を実現すること。 右 楠田高示さん(20) ギター・ボーカル 1.音楽にしか興味がなかったから。 2.日本人初の世界的なブルー スマン。 東京スクールオブミュージック専門学校 松島由佳さん(20) ボーカル 1.歌を通して人の心を動かし てみたいから。 2.自分の世界観や伝えたいこ とが聴いてくれる人たちの心 に伝わるようなアーティスト。 専門学校 東京ミュージック& メディアアーツ尚美 小山知穂さん(19) シンガーソングライター 1.もともと歌が好きなのと、歌 だから表現できることで、した いことがあるから。 2.歌詞をよく聴いてもらえて、誰 かの心に届く音楽をすること。 専門学校東放ミュージックカレッジ 酒井隆人さん(20) ボーカル 1.派手に生きたいと思った。 2.ビッグになりたい!! Future Artist Snap
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1.そこにドラムがあったから。 2.パワフルドラマー。 左から2番目 古屋龍馬さん(19) ギター 1.音楽が僕を呼んでいる。 2.僕は新世界の神になる。 右から2番目 池田雪子さん(19) ボーカル 1.小さい頃からずっと歌ってて…。 2.表現者!! 右 牧野竜之介さん(19) ベース 1.お母さんにいわれてQ 2.キレイな曲を弾ける人に!! 東京スクールオブミュージック専門学校 長谷川 開さん(19) ボーカル 1.幼い頃から漠然とミュージシャ ン、アーティストに憧れていました。 2.また聴きたいと思われるような、 人を感動させ、伝えたいことを伝 えられるRn'Bシンガー。 日本工学院ミュージックカレッジ 寺尾絵梨華さん(19) ボーカル 1.なにげなく受けたオーディションに受かったこ とがきっかけ。 2.歌だけでなくパフォーマンスやつながりを大事 にできる人になりたい。 横浜デジタルアーツ専門学校 山本律子さん(21) サウンドクリエイター 1.音楽に救われてきたので、自分自身が“音楽”を生み出す立場になりたいと思った。 2.他人に媚びないアーティスト。
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東京スクールオブミュージック専門学校 園田樹志さん(21) ボーカル 1.“好き”、“愛してる”とか普段いえないようなこ とが歌だといえるから。 2.深く太い声を生かし、“自分の信念、ペース” がなくならないようなアーティスト。 日本工学院ミュージックカレッジ 川崎真太郎さん(21) ボーカル 1.EXILEを見て一目惚れ。 2.いろんな人に“いろんな感動”や“いろ んな刺激”を与えられるアーティスト。 専門学校東放ミュージックカレッジ 小泉菜和さん(19) ボーカル 1.小さい頃から音楽が好きだから。 2.たくさんの人に曲を聴いてもらっ てキラキラしていてほしいです。 専門学校 東京ミュージック& メディアアーツ尚美 中西 舞さん(19) ボーカル 1.表現者になりたかったから。 2.日本の音楽の土台をひっぺ 返すような音楽家。人として も、音楽家としても一周する。
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キャットミュージックカレッジ専門学校 井手人哉さん(20) ギター 1.目立ちたがり屋だったから。 2.誰もがカッコいいと思うアーティスト。24
横浜デジタルアーツ専門学校 宮下芳郎さん(21) サウンドクリエイター 1.Nasや2Pacなどのヒップホップの 持つエネルギーに触発されたから。 2.リスナーのイマジネーションを刺 激するような力を持った音を作っ ていきたい。 左 出口晃司さん(20) ベース 1.音楽がめちゃくちゃ好き だから。 2.とにかく、カッコいいア ーティスト。 左から2番目 富田将成さん(20) ギター 1.何よりも好きなものだ から。 2.初心を忘れないギター 小僧。 中央 若尾未来さん(20) ボーカル 1.歌うことが大好きだから です! 2.音楽で人の心に大切な 気持ちを伝える最高の表 現者を目指しています。 右から2番目 高木世成さん(20) ドラム 1.ポルノグラフィティの「敵は どこだ?」という曲でドラムの 素晴らしさに出会ってから。 2.聴いてくれるリスナーに、 笑顔と元気を与えたい。 右 山本大輔さん(23) ギター 1.表現したい気持ちや届 けたい思いがあるから。 2.正直でやさしいアーテ ィスト!! 専門学校ミュージック&メディアアーツ尚美 薗部梨紗さん(19) ボーカル 1.歌うことが大好きだからです。 2.オリジナルを作りながらパフォーマンスも完璧 にこなせるアーティストを目指します!!Future Artist Snap
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【GT-6 ver.2009】 キャットミュージックカレッジ専門学校
音楽主義 10
音楽業界
新人発掘
プロダクション、
レコード会社、
音楽業界の発展に向けては、ニューアーティストの存在は必要不可欠。当然ながら各 業種がこぞって、優れた才能を持つ新人と出会うチャンスを求め、躍起になっている。 ベタな発掘方法としては、様々なメディアへのデモ音源募集告知の掲載、ライブハウ ス等音楽の現場への視察、コネクションをフル活用しての情報入手などがあるが、現 在はどんなスタイルが主流で、どんな現状になっているのだろうか。業種によって、そ こに違いはあるのだろうか。また、発掘後はどう育成していくのだろうか。そんなこと を、各業界の関係者インタビューによって検証する。 音楽業界の今後を担う「ダイヤモンドの原石」は、こうして誕生し、磨かれていく! 来たれ、未来のニューアーティスト!それぞれの業種の
ニューアーティスト発掘法から育成法まで
WANTED!
GREAT
界
の
最新事情
レーベル、
ライブハウス、
テレビ
01
運命みたいなのは感じますね。
だから彼女と一緒で(笑)
─新人発掘の仕方として、千田さんの場 合、どういうケースが多いですか? 「この会社に入って一番はじめに、ある バンドをくどいてくどいて。でも結局、他 に行っちゃったんですよ。それがドカーン と売れちゃって。くやしいし、うれしいし、 みたいな。そこから火がついてライブハウ スに通って、たまたまうちの所属のバンド のライブを見に行ったときに出ていたバン ドを見て、いいなと思って、名刺わたして 通うようになって。そこからそのバンドの 契約が決まって、もう芋づる式に。そのバ ンドの対バンとか、そのバンドがいいよっ ていうバンドを見に行ったりして。全部そ んな感じです」 ─ある意味、運もあるというか。 「運はでかいと思います。運命みたいな のはやっぱり感じますね。だから彼女と一 緒で(笑)。たぶん。最初のバンドにはフ ラれちゃいましたけど。結構大失恋だった んですけど(笑)」 ─このバンドいいなと思ったら、どうする んですか? まず声をかけて? 「終わってすぐに、声をかけるんですよ。 片付けてるところにいって『良かったよ、き みたち』って(笑)。また次ライブ見に行っ ていいかな?っていって、見に行って、もう 一回確認してっていう形が多いですね」 ─そこから育成していくんですか? 「育成っていうのは、金銭的な育成もあ るだろうけど、僕の場合は精神的なとこな のかなって感じですね。たとえばライブハ ウスの人にはちゃんと礼儀をつくせとか。 まずはそこからかなって思ってて。ライブ ハウスの人に嫌われたり対バンの人に嫌 われたらおしまいなんで。人づきあいです から、全部音楽は」たまたま対バンを見て、
いいなと思ったり。
運はでかいと思います。
千田一騎
さん UK PROJECT内レーベル「RX-RECORDS」を手掛けるプロデューサー。 www.ukproject.com rx-records.com音楽業界新人発掘インタビュー
UK PROJECT
[インディーズレーベル]
BIG MAMA、serial TV drama、RIDDLEなど、良質のインディーズバンドを
手掛けてきたUKプロジェクトの千田さん。たまたまお目当てのバンドの対バンを見て気に入り、 そこから芋づる式にニューアーティストを発掘していくケースが多いそうだ。
3年後どうなってたいのかって
ことがないかぎりダメだと思う
─こんな新人を探しているというのはあ りますか? 「やっぱりこだわりがあるバンドですか ね。それは何でもいいです。ギターでもい いし。何かこだわりがないと絶対ダメです ね。あと、お酒飲めなきゃダメ」 ─要は人づきあいって意味ですよね。 「はい。別にお酒は飲めなくても全然い いですけど、普通の場ではあまり腹を割 って話さないんで、みんな。やっぱり本音 を知らないと仕事しにくいじゃないですか。 本音を語ってくれないと」 ─ 最近の新人シーンに対して思うことは ありますか? 「なんか、時期があると思うんですよね。 たぶんそれは、後輩を育てるか育てない かっていうとこだと思うんです。バンドが。 シーンは、自分たちさえ良ければいいって いう人が多ければ多いほど、そこで終わ っちゃうんですよね。地元の後輩バンドを 応援してあげたりとか引っ張ったりとかす るようなバンドがいればいるほどシーンは 盛り上がっていくと思うんですけど、今は そういうのがいないと思います。空洞化に なってるんです」 ─それぞれのバンドが独立しちゃってる 感じというか。 「横のつながりはすごいあると思うんで す。同世代みたいな。でも下に行くってい うようなことをしてないのかなって」 ─いい方向で考えると何かあります? 「ごめんなさい、否定的な感じが多いと いうか(笑)。今はすぐCD出せたりするの で、地道な活動をしてない気がちょっとし ちゃうっていうか。甘いんじゃないかなって 思っちゃいますね。僕がよくいうのは、将 来10年後、5年後でもいいし、3年後どう なってたいのかってことがないかぎりダメ だと思ってて。3年後にAXができちゃうか もしれないとか、CDがこれだけ売れて、こ れだけのツアーができてるかもしれないっ ていうイメージをさせながらバンド活動を させないと、現実味がないので。それは 僕のイメージじゃなくて、バンドにイメージ させなきゃいけないんですよ。将来どこで やりたいの?とか、どういうふうになってい たいの?とか、人間的にどうなっていたい の?みたいな。そういうところを通ってい かないとダメだと思うんですよ」 ─逆にいうと、3年後を見据えているよう なバンドじゃないと、タッグを組む必要もな いわけですからね。 「変な話、UKプロジェクトも慈善事業で はないので。そのへんはシビアに考えて いかないといけないのかなって」 UK PROJECT/RX-RECORDS推薦 ニューアーティスト02
"あのレーベルから出したい"
と思っていただくことも大事
― 御社のレーベルにはロックバンド系も 多いですが、最近はクラブ系アーティストが 充実しています。クラブ系ではどのように新 人を発掘されていますか? 「やはりクラブという現場のなかで自然に 出会った人であったり、わたされたデモテ ープから広がったり、弊社でリリースしてい るアーティストから、あの人いいよみたい な情報が入ってきたりと、完全に現場から の情報が多いですね」 ―クラブ系には一匹狼的なアーティスト も多いと聞きますが。 「今日は制作をアーティスト1人でできて しまうので、そういうふうにいわれたりもす るかもしれませんね。ただ、1万枚を売る ことは個人のレベルではできないと思い ます。また、お店への営業活動も個人で はなかなかできないのも現状だと思ってお ります。そういったところでは、弊社はお店 側からも間違いのない商品を届けてくれ ると思っていただいております。ですので、 レーベルのカラーは大事にしておきたいな と思ってるんですよ。また、これから出てく るアーティストや既存のアーティストたちか らも、“あのレーベルから出したいよね”と 思っていただきたい。レーベルイメージは やはり大切だなと感じております」 ― 裏を返せば、レーベルイメージを大事 にすることが新人開発にもつながる。とりあ えず何でもいいから出せばいいと考えてい たら未来もなくなってしまうわけですね。 「弊社はもとがマネージメントオフィスなの で、“とりあえず”という発想はありません。 やはり育てるためにリリースしていくという 考え方です。出会いは慎重ですけれども、 いい!と思ったら長くしっかりと、という考え で、マネージメントもしくはエージェントといもとがマネージメントオフィスなので
育てるためにリリースしていくという考え方です。
森川佳宣
さん[レーベル事業部 マネージメント事業部]「bloom」「AZ tribe」「JOY RIDE」など、バンド系、クラブ系の数多くのレーベルを手掛ける。マネージメント業務も行っている。 www.rainbow-e.co.jp
レインボーエンタテインメント
[レーベル]
レインボーエンタテインメントのなかで、レーベル業務を担当する森川さん。 もとがマネージメント会社だけあって、単発リリースとしてよりも、 その後のサポートも視野に入れ、長く、しっかりとアーティストを発掘、育成している。音楽業界新人発掘インタビュー
う形で、そのアーティスト、クリエイター等 に合った形で仕事をしていくことが多いで す。最近は、アーティストだけでなくクリエ イターを育てるために様々な企画を立ち 上げて一緒に作業していくなかで、信頼 関係を作っていくというやり方もしていま す。また、うちにリミックスなどのお話もい ただいたりすることが多々あるので、その ときは“新人ですが、ぜひやらさせてくださ い”といったお話もします。そのような形で 育てていくことが重要だなと思っており、 ただリリースすればいいという考え方はし ていません。やはり、周囲にいろいろな人 がいて一緒に成長していくものだと思って おります」
パートナーや周囲の
支えてくれる人たちが必要
―どんな新人を探していますか? 「面白いことを一緒に考えて、やっていけ る人材ですね。僕らはパートナーという考 え方で動いており、ただ単純にA&Rとア ーティストという関係ではなく、どこかでマ ネージメントとアーティストという感覚もあ って。今後のプランニングや、こういうアー ティストになりたいというお互いの目標が できたとき、初めて“いつリリースしていこ う”“次はどういうものを作っていこう"とい ったことを話し合いながらやっている感じ です」 ―やはり、パートナーの存在が大事だし 重要ということですね。 「昔は1曲スタジオで録音したら、最低で も10何万はかかったじゃないですか。今 は、そんなにかけなくてもできてしまう。で も、やはり相当の才能がないと自分1人で は広がらないですよね。周囲にいろいろ な人がいて、アーティストのモチベーション が上がったり、迷ったときに違うものが見 えてきたりして成長していくものだと思って います。また、誰かと出会って、新しいもの を見つけていくほうが面白いものになって いくような気がします。そうじゃないと僕ら がいる意味がないわけですし(笑)。何度 もいいますが、パートナーや周囲の支えて くれる人たちが必要だし大事だと考えて います。バンドでも必ずスタッフや友達、 そしてファンがいて、そこから広がっていく じゃないですか。それをどれだけ広げられ るかが重要だと思っています。時代は変 わっても、結局は最後は人のつながりだ と思います。たとえばですが、店舗のバイ ヤーの熱意。“俺の店で売りたいんだ”っ ていってくれる一言が、広がりの一歩だっ たりもします。結局は、人と、そのつなが りがいろいろな現象を起こしていくんだな と思います」 レインボーエンタテインメント推薦ニューアーティスト note native(ノートネイティブ)壱岐尾彩花(イキオ アヤカ)03
どこでどう出会うかは、
運と人脈とフットワーク
― 加茂さんのスタイルとして、どんなふう に新人発掘をされているんですか? 「基本はもう、デモをいかに集めるかって いうことですね。バンド作ろう、オリジナ ル作ろう、レコーディングしよう、じゃあで きたデモをどこに送ろうかって、いろんな ライブハウス審査に送るのと同じタイミン グで僕らのところにも送ってもらえるよう に。それでデモを聴いて、これは面白い、 可能性があるな、と思ったものにはコンタ クトを取っていきます」 ―集める術には何があるんですか? 「今は基本的にはウェブとフリーペーパー (EMI発行の『Great Hunting』)ですね。あとはサマーソニックオーディションとか、 そういったイベント性の強い、応募者にリ アリティーのあるオーディションを年に2回 程度やっていますけど」 ―相当な数が来るんじゃないですか? 「今、月500ぐらい。本当は月1000目標 で集めたいんですけどね。ほとんどはア マチュアレベルですけど、1000本に1本、 これは面白いっていうのがあるし、年に1 個はこいつ天才かもっていうのがあるんで すよ。でも、一方ではたまたま知り合いか ら紹介されたりというのはすごい多いんで すよね。だからどこでどう出会うかってい うのは、運と人脈とフットワークというか。 いかに人脈を作るか。面白いバンドがい たよっていうのがあったら、すぐ連絡が来 るように、いろんなネットワークを作って。 冗談半分本気半分で、いい子いたらいつ でも電話くださいねっていうのは、常にい ろんなとこでいってる感じですね」 ―月500本のデモを聴くのも大変だと思 いますけど、それも苦ではないと。 「そうなんですよ。だから僕みたいな新人
基本はいかにデモを集めるか。今は月500本
ぐらいですけど、本当は月1000本が目標です。
加茂啓太郎
さん[GREAT HUNTINGグループ長]氣志團、NUMBER GIRL、Base Ball Bearなど、とんがったアーティストを数多く発掘。オーディションサイトは以下。 www.great-hunting.com
EMI MUSIC
[レコード会社]
これまで氣志團、NUMBER GIRL、Base Ball Bearなど、新しい可能性のある アーティストを多数手掛けてきた、レコード会社の新人発掘のプロフェッショナル。 今も日々、「才能あるアーティスト」という名の砂金探しに奮闘中だ。
を見つけて育成するっていうとこだけに特 化した仕事って必要なんですよね。やっぱ り砂金探しみたいなものなんで」 ―加茂さんはどういうバンドなりアーティ ストを求めているんでしょうか? 「よく聞かれるんですけど、想像を超えた アーティストと出会いたいんですよね。た とえばこういうR&B系の女の子を探して ます、こういうギターポップのバンドを探し てますとかじゃなくて。氣志團とか、なんで こんなことやってるんだろう、意味がわか んないなっていう(笑)。NUMBER GIRL とかも、今でこそ珍しくなくなりましたけど、 メガネで、普段着で(笑)。音もオルタナ だけど他の要素もすごい入ってるし、わ けわかんないなって(笑)。そういう想像 を超えたものに常に出会いたいと思って います」
週2回練習、月2曲新曲、
月2回ライブ、それを2年
―デモテープが気に入ってコンタクトを 取る、それ以降の流れはどうです? 「本当にプロになる気があるのかないの かみたいな話もして。そこは最初に確認 しておかないと。あとはレベルがあります よね。もうデビューできるところまで来て るなら、現場のディレクターにそのままわ たします。良いものはあってもディレクタ ーの手があがらないアーティストに関して は、レベルに達する段階まで、楽曲のス トックを増やさせたり、ライブの実力をつ けさせるっていうのが、おおざっぱにいえ ば仕事でしょうね」 ―そこはまあ、王道の流れというか。 「でも手取り足取りのディレクションはし ません。ガイドするだけです。で、多少い けるなと思ったらスタジオでデモを録って みます。あとはバンドに、週2回練習して、 月に2曲新曲作って、月2回ライブやって、 それを2年やって何も変わらなかったら考 え直したほうがいいかなっていいますけ ど。Base Ball Bearはそれを実際にやっ て登っていったと思います」 ― 新人の状況的に、今後の音楽業界 はどのようになっていくと予測しますか? 「下北にまた新しいライブハウスできた り、送られてくるデモの数も増えこそすれ 減りはしないし。若者が自分の人生を音 楽にかけてみようというのが増えていると 思うんです。不謹慎かもしれませんが昨 今の不況で、やりたくもない仕事をする なら、好きな音楽に人生をかけてみるか と思う若者もきっと増えると思うんです よ。そんななかに素晴らしい才能が出て くるのならば、この不況も前向きに考え られるかなと思いますね(笑)」 EMI MUSIC推薦ニューアーティスト04
敷居を高くしちゃうと若い子が
寄ってこない傾向があって
─新人発掘で特別にやられていることは ありますか? 昔だと、昼の部とか新人デ ーみたいなのがよくありましたけど。 「特別表立ってそういった意味合いのこ とは、実はもうやってないんですよね。結 局今ってライブハウスの数もすごくたくさ んあるので。出演することに対して条件 等でかまえちゃう子が多いんですよ。ちょ っと敷居を高くしちゃうと若い子が寄って こないような状況があって。だからうちは リンキーディンクスタジオ系列でビギナー をウエルカムな感じでそもそもやってい るので、そのつながりで若い子が来てく れることが多いですね」 ─最近の若手バンドたちを見ていて思 うことはありますか? 「びっくりするようなことをいう若い子が 多いですね。パッとライブやって客集め てデビューしてみたいな」 ─トントン拍子みたいな。 「そう考えている子ばっかりじゃないのは もちろんなんですけど、そういう変な解釈 を持っている若い子は多いですね。だか ら会話にならないというか。どこから説明 すればいいのか本当に苦労するような若 い子が多いですね」 ─出演交渉もメールでしてきたり。 「多いですね。たとえば、今だとMySpa ceとかがあるんで、このURLで僕らの音 源を聴いてくれと」 ─こっちに聴かさせるわけですね。 「文化の違いというか世代の違いで、そ れがどういうことかっていうのを何とも思 ってないからできちゃうんだと思うんです けど。ちょっとおかしいんじゃないかなっ て思うようなことは、そういうメールのひ とつにしろ多いですね」僕らみたいな小さなハコにできることは、
カッコいいバンドとバンドをブッキングすること。
宮崎洋平
さん[店長兼ブッキングマネージャー] リンキーディンクスタジオ下北沢店の上にあるライブハウス。今後を期待させる新人バンドが多数出演。Club ERAも併設。 www. rinkydinkstudio.com/live/era/音楽業界新人発掘インタビュー
ERA
[ライブハウス]
連日、新人バンドが多数出演している下北沢のERAは、 出演バンドのネームバリューに頼らず集客できる独自のカラーを持ったライブハウスを目指す。 最近の新人バンド事情について、リアルな現場からの生の声を聞いた。─これまでERAから巣立っていった、成 功事例みたいなものはありますか?
「the chef cooks meとかavengers in sci-fiとか、あと巣立ったっていう意味で はthe telephonesとかですかね」 ─やっぱり、何か違いました? 「もうずば抜けてましたよね。人間として も一緒にやりたいと思わせるようなものが あったり。こいつらなんとかしてあげたいな って思えるような人柄っていうか。avenge rs in sci-fiは3月にUNITでワンマンやる んですけど、ソールドアウトしてて。うちに 初めてブッキングで出たときなんて、客が 1人とか2人だったんですよ。でも本当カ ッコ良くて。月に何十本もライブやってる ようなわけのわからないようなやつらだっ たんですけど(笑)。やっぱり他のバンド と違うなっていうのは感じてましたね」
俺らには音楽しかないっていう
不器用な人にもっと来てほしい
─どういう新人に来てほしいですか? 「最近の子って、仕事があってとか、何か しら保険じゃないですけども、かけちゃう 子が多くて。それは全然悪いことじゃなく て、もちろん音楽をやるために仕事をす るんだっていう考え方の子もいるし。で もやっぱり、俺らには音楽しかないっすみ たいな、それぐらい不器用な人間っても っといないのかなってすごい思いますね。 何投げ打ってでもやってやるぜって思っ てるような子は、もうぜひ」 ─新人に、ライブハウスとしてしてあげら れることは何だと思いますか? 「どうにかしたいっていうのは常に思って ることなんですよ。毎日毎日、今でも悩ん でますけど。でも僕らみたいな小さなハ コができることっていうのは、結局、カッ コいいバンドとカッコいいバンドをブッキ ングするってことだけですから。たとえば すごいでかいバンドを呼んで、それにあて て知名度を上げさせるっていうやり方も もちろんしますけど、それだけじゃないと いうか。だから敷居は低くてもいいんで すけど、ライブをやることに対して、何で もOKっていうのでは良くないかなと思い ますね」 ─敷居は低く、志は高く。 「まさにそうですね」 ─ところで、業界の新人発掘の人はよく 来られたりしていますか? 「やっぱりいいバンドを手掛けているよ うな方はよく来られますね。本当ちっちゃ なライブで、平日のブッキングでも、気に なったバンドがあったらきちっと見に来ら れるし。変な話、自分の目で見てきちん と判断している人が、やっぱりいいアーテ ィストをつかまえているんじゃないかと思 いますね」 ERA推薦ニューアーティスト05
テレビ出ることが必ずしも
いいことだとも思わない
―新人アーティストに関して、やっぱりデ モテープを聴いたり、ライブハウスに足を 運んで発掘しているんですか? 「ライブハウスに行ってライブを見ること が結構メインですかね。あとデモテープ が送られてきたりするので、番組宛てに。 それを片っ端から聴いて、良さそうなバン ドは番組で紹介したりとか。そういうベタ な動きをしてますけど」 ―ただ、いわゆる音楽業界とは新人と の接し方も違ってくると思うんですが。 「やっぱり若いバンドたちは出るチャンス がないと思うんですよ、テレビに。逆にい えば、出ることが必ずしもいいことだとも 思わないんですけど。テレビって、良くも 悪くも一期一会なんで。その一瞬がダメ だったら永遠にダメじゃないですか。だか らテレビにはここ一番の、一番乗りに乗 ったブレイクポイントで出るべきだと思う んですね。ただ、僕は今CS放送フジテレ ビNEXTの番組をやっているんですけど、 雑誌よりも、ラジオよりも、音楽専門チャ ンネルよりも、どこよりも早く、いいバン ドと出会いたい。そういう気持ちでやって るのが『FACTORY』や『ELVIS』です」 ―ただ、一期一会なので、将来的な可 能性はあっても、今はまだチャンスは作れ ないだろうって思ったら出せない。 「それは『FACTORY』に関して。『FAC TORY』は1000人ぐらいのお客さんとカ メラの前でやるから、足腰が弱いと、つ ぶれちゃうっていうと変ですけど、緊張し てあっという間に終わってしまう。それだ と、出る意味がないと思うんです。だから さっきの一期一会っていうのは、テレビ のスタジオに来る場合ですよね。僕らが たとえば『ELVIS』みたいに取材に行く場テレビは良くも悪くも一期一会。
ここ一番の、
乗りに乗ったブレイクポイントで出るべき。
平野雄大
さん[CS放送フジテレビNEXT 音楽プロデューサー]フジテレビ721の音楽番組『FACTORY』『ELVIS』などをプロデュース。ブログ(ameblo.jp/boobee-004)も公開中。 www.fujitv.co.jp
音楽業界新人発掘インタビュー
フジテレビ
[テレビ]
CS放送の音楽番組『FACTORY』『ELVIS』などで、最先端のカッコいい ロックバンドを紹介するテレビ業界の異端児、YOU-DIE!!!こと平野雄大氏が、 新人にとってのテレビについてから、最近の新人シーンについてまで語る。合は、彼らはいつもの通り、変わらずライ ブをやっているわけだから。彼らの場に カメラを持ち込む場合はそんなに気にし ない。ただスタジオに来る場合は、本当 にそこがタイミングなのかっていうのを見 極めないと。事務所は一刻も早く出した がると思うんですけど、それが本当にアー ティストにとっていいことですかっていう のはいつも話しますね。一回チャンスを 使ったら、少なくともその先1年くらいはな いですから」 ―テレビ映えも考えたりしますか? 「それはあまり考えないですね。逆にす ごくテレビ的に面白い人とかバンドがい て、彼らが『FACTORY』にすごく出たがる としますよね。それ『FACTORY』じゃなく て、チャンスを待って、強い事務所に入る なりして、いきなり『HEY!HEY!HEY!』に 出たほうがいいよっていうこともあるし。 自分たちに合った番組で、一番のタイミ ングで出るっていうことが大事なんで」
セクシーな新しいロックバンドが
増えてきたので今すごく面白い
―最近の若手シーンに思うことは? 「面白いと思いますね。ザ・ストロークス とかザ・ホワイト・ストライプスを10代で 見て、ガツンとやられた世代の子たちが バンドをやり始めてて。で、演奏はつたな くて俺たちダメかもって思ってたところに ザ・リバティーンズが出てきて、間違って なかったんだって確信したというか。あと、 ビジュアルもいけてる新しいロックバンド が増えてきたと思う。セクシーな。だから 今、すごく面白くて。黒猫チェルシーとか The John’s Guerrillaとかサイサリア・サ イサリス・サイケとかVeni Vidi Viciousと か、本当に面白い。純粋に、僕なんかの パンク世代が見てもカッコいいと思える。 だからここ2∼3年でしょうね、そのなかか らドーンと抜けるやつが出てくると思うん ですよ。で、ひとつ、そのなかからロック スターが出てくれば、そのシーンは底上げ できるかなって。それが誰なのかはまだわ からないですけど、そこは見届けたいなと 思いますね」 ―一般的に、悪いイメージでとらえられ がちだと思うんですよ、テレビって。 「悪口いいやすいですからね(笑)」 ―でも実際はそんなことなく、気に入れ ば愛を持ってとことんつきあっていく。 「それはそうです。ミッシェルガン以降、 チバくんとか、The Birthdayももちろんで すけど、ギターウルフとか、気持ち的には 一生応援しますみたいな感じはあります から。気持ち的に、どっか杯交わしちゃっ たみたいなところがありますね。こっちも 意志を持ってやってますよ」 平野氏推薦ニューアーティスト 『69★tribe Cupid Honey Traps』 平野氏推薦の15バン ドを収録したコンピが 発売中!2008-2009年度
ニューアーティスト
の
発掘スタイル
音制連正会員社に所属の23バンドをチェック!
メジャー/インディーズ問わず、2008年から2009年に「デビュー」した、もしくはその予定 があるアーティストがどう発掘されたのか。音楽制作者連盟正会員社にアンケート。01
lyse (アイス) 発掘ケース 昨年のお盆休み中に、弊社の前でデモテープを持って スタッフを待ちかまえていた。休み中なので、スタッフが 誰も出社しないなか、たまたま社屋から出てきたスタッ フをつかまえ、デモテープをわたした。それが偶然にも 社長であり、気に入られ、デビューすることになった。 (アーティマージュ)02
阿部真央 発掘ケース 弊社音楽コンテスト“TEENS’MUSIC FESTIVAL 2006”。 (ヤマハミュージックパブリッシング)03
ウェッジソール 発掘ケース 市内のアマチュアバンドの間で「某大学の軽音部にす ごいバンドがいる」と話題になっており、ライブを見に 行って即決しました。 (WESS RECORDS)07
04
WOODSTOCK 発掘ケース 昔の仕事の先輩からの紹介。 (ランデブー)05
H. (エイチ) 発掘ケース ライブハウスの店長からの紹介で、8年前にライブを見 たのがきっかけです。 (トリニティー・アーティスト)06
サカナクション 発掘ケース レコード会社からの紹介。 (ヒップランドミュージックコーポレーション) Psalm (サーム) 発掘ケース 知人からの紹介。主に活動の場はライブハウス、ストリ ート、フリーライブ。インディーズですでに4枚のCDを発 売しています。 (オフィスニューマン)08
Sweet Vacation 発掘ケース 2人組のユニット。Daichiは、既存の所属アーティスト。 Mayは、海外のプロダクションに協力して、オーディショ ンを実施してもらいました。 (バグ・コーポレーション)09
菅原紗由理 発掘ケース フォーライフミュージックエンタテイメントの7DAYSオー ディション&30DAYSオーディション初の合格者。 (ユイアーティスト)10
ZUKAN (ズカン) 発掘ケース デモCDをたまたま手に入れて、結成初ライブを見に行 って知りました。 (セブンスソフトハウス)11
ズクナシ 発掘ケース ライブハウスで紹介されました。 (アロハ・プロダクションズ)15
12
Solita (ソリータ) 発掘ケース 母であるシンガー、クレモンティーヌのレコーディングで デュエット参加したことがきっかけ。 (ポッションエッズ)13
ちゃーみーQくいーん 発掘ケース GyaO『勝ち抜き!アイドル天国!!ヌキ天』初代ヌキ天ク イーン。 (ディスカバリー・エンターテインメント)14
智子 発掘ケース 取引先の方からの紹介。 (ランデブー) ナナイロマン 発掘ケース 以前からずっとライブで会う機会があり2年ほどバン ドを見続けてワンマンの成功をきっかけにデビュー が決定。 (WESS RECORDS)16
The Nature Sound Orchestra 発掘ケース 藤井尚之が参加しているユニットで、他メンバーは、ジ ョー奥田氏、高橋全氏です。ジョー氏、高橋氏のマネ ージメントを行っている方とともに活動を進めています。 (The Nature Sound Orchestra事務局)17
back number (バックナンバー) 発掘ケース 地元のライブハウスでライブを見て。 (イドエンターテインメント)18
PAPICO 発掘ケース 大阪のクラブで見つけました。 (アロハ・プロダクションズ)19
→Pia-no-jaC← (ピアノジャック) 発掘ケース ライブハウスに行った際、お目当てのバンドの対バンで した。偶然の出会いです。 (シンコーミュージック・エンタテイメント)23
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Vijandeux (ビジャンドゥ) 発掘ケース NYのレコーディングエンジニアからの紹介。 (イノベーター)21
MarBell (マーベル) 発掘ケース 弊社オーディション。 (ネクスターコーポレーション)22
ヨアンナ 発掘ケース 韓国のレコード会社からの紹介。 (グラシアス) リトルタートルズ 発掘ケース インディーズレーベルからの紹介。 (ランデブー)きっと僕らがまだ出会ってない
才能ある人がいっぱいいるはず
鹿野「『音楽主義』が旗を振って、可能性が ある若手のバンドをアップリフティングして いこうというイベントを行うことになった。基 本的にはマンスリーで渋谷ボックスで開催 し、できればテレビとメディアミックスした形 でそのバンドに光を当てていく、ということ で僕もいろいろやれと呼ばれたわけだけど」 安藤「僕は音楽って本当に素晴らしいもの だと思ってるんだけども、昨今の音楽事情 で悲しいのが、以前にくらべて若者に音楽 が軽視されていることで。音楽って衣食住 には入ってないんだけど、生活していくなか には絶対必要なものだと思ってて。で、ライ ブは人が今いっぱい入ってるし、フェスなん か右肩上がりでずっと来てるし、楽しさを求 めていっぱいの人が集まっている。であれ ば、もっと近いところでカッコいいライブの 場を提供できる形が作れないだろうかと。 音制連がやってる『MUSIC ism』のなかでそ の実証実験ができたらいいなっていうのが、 そもそもの始まりなんですよ」 鹿野「はっきりしているのは、音楽の人気が 下がってる理由は、僕とかメディア側も含め た送り手側に問題があるってこと。だって明 らかにカッコいいロックバンドが少なく見え てるという現実があるわけでしょ。その『ロッ クってカッコいい』ってプレゼンテーションを、 業界もメディアもへたくそになってるんじゃな いかと思うんですよ。だからこそ、サーフィン に人がとられ、ネットに人がとられ、秋葉原 に人を持ってかれている」 安藤「カッコいいバンドが少ないわけじゃな くて、きっと世の中には僕らがまだ出会って ない才能ある人がいっぱいいて、ひょっとし たらそれが違うところに行っちゃってる可能 性がある。赤裸々にいうと、そういう人たち も、音楽しかできないような人もひっくるめ て、カッコいい人たちにもっとこっちを向い てほしいっていうのが本音で。そのためには、 生で、ダイレクトにカッコ良さを伝える場を作 っていかないといけないのかなと」みんながガツガツやっていけば
何か面白いことができると思う
鹿野「昔のバンドってみんな何を目指してた んですか? 儲かりたかったの? ただデビュ ーしたかったの? それともモテたかったの?」 安藤「姉ちゃんは多かったと思うよ」安藤広一
(株式会社スピードスター・ミュージック代表取締役/音制連理事/『音楽主義』編集長)マンスリーイベント“LIVE MUSIC ism”が6月からスタートする。基本は月イチで渋谷 ボックスに今押したいアーティストを集めるものだが、5月にそのキックオフイベントが
鹿野「要するにそれは“儲けたい”ですよね。 今、音楽はJ-POPとかJ-ROCKとかいわれ、 ビジネススケールのあるものになっている。 それって90年過ぎたあとぐらいから加速度的 にそうなっていったじゃないですか。それが 20年経って、今音楽不況っていわれてるん だけど、元気がないことはそこに理由がある と思う。要するに、ちゃんと売れるものを作 って成功すればお金が入ってくるのに、売れ たらどうするってことよりも、売れないってい う情報ばっかりがまき散らされている。しか も、売れなきゃその音楽が意味がないみた いな考えが浸透している。まあ、そこから音 楽の魔法は生まれないよね。だってそんな 場所に夢があるとは誰も思わないんですよ。 あと、昔だったらバンドをやるっていった時 点で、親は、この子の人生終わったなって思 うような職業だったじゃない。でも今バンド やるっていったら、それは“事務所に入って、 レコード会社と契約して、芸能まっしぐらで 立派な仕事”だと思うんですよ。そうやって “お仕事”が前面に立っていったときに、ロ ックバンドとして果たして人はとんがれるの えば最近でいうと9mm Parabellum Bullet とか、現実的にカッコいいバンドはいると思 うんだけど、そうやってロックのカッコいい記 号になれるバンドはすごく少なくなってきた。 それこそ、ロックをやってるってことがとんが っててカッコいいんだ、しかも売れてるんだ、 テレビ出るんだ、儲かってるんだ、みたいな、 そういうカッコいいことの連鎖みたいなもの がすごく少なくなってきて、あんまりワクワク を感じない落ち着きどころに落ち着いてる ような見え方になってるのが、一番ロックバ ンドをやることに対しての夢がなくなってる原 因なんじゃないかなと思うんですね」 安藤「システムがすごくうまい具合にできち ゃった何年前かがあって。今は自分の知恵 を振りしぼって、やりたいことに突進していく っていう感じじゃなくなってきてるでしょ。ガ ツガツしなくても食えるし。でもそうじゃなく て、誰かが何かをやりたいときに、何かヒン トを与えてあげられる場が毎月あれば面白 いじゃんっていう。で、そんなことを組み立 ててみたいプロデューサーがどんどん出てき て、みんながガツガツやっていくと、何か面
鹿野 淳
(株式会社FACT CEO/『MUSICA』編集長)
その
“イズム”
を語る
緊急対談!!
品川ステラボールにて開催されることが緊急決定。同イベントのプロデューサー安藤 音制連理事と、スーパーバイザーとしてかかわる鹿野氏が、その“イズム”を大討論!
白いことができるんじゃないかなっていうの があるんだよね」
ロックの初期衝動が満載の
イベントになればいい
鹿野「じゃあ、このイベントに出るメリットは どこにあったりするんですか?」 安藤「単純にね、めちゃめちゃカッコいいバ ンドがテレビに出られたらいいと思ってるの、 俺。直接的にいうと、テレビに出られること に対して、ケッ!っていいながら、ニヤっとす るような連中が来ると面白いなと思う」 鹿野「僕みたいなメディア側からいわせても らうと、音楽不況になったとき、まず何を削 るのか。生々しい話なんだけど、宣伝予算 を削っていきますと。それで、できる範囲の なかでいろんなことをやっていって、できる 範囲のなかで成功していって、みんなで幸 せになっていきましょうっていうのがある意味 今のシステムだと思うんですね。でも、ちゃ んと音楽活動をプロフェッショナルにするな らば、しかるべき露出の仕方があって、そし てそういうなかできっちりと、目に見える形で サクセスしていきましょうと。そういう非常に 伝統的とも思えるようなやり方が正しいんだ っていうところに、このイベントは立ち返って いるのかもしれないですね。こういういい方 するとあんまりカッコ良くないけど、でもシス テムがカッコ良ければいいじゃんみたいな感 じでやってきて結局フェスは生まれたけど、 ロックスターになりたいって人が減っている んだから、原点に立ち戻ってこうやって新し い才能にきっちり輝いてもらいましょうという のはいいかもしれないね」 安藤「大基本をやりたいのかもしれないね、 俺たちが思ってる。音楽ってもともとは、カッ コいい!と思って始めるわけですよ。ギターの ひとかき鳴らしにしびれて始まったりする。初 期衝動が満載で始まるわけ。そこをもっと大 切にしなければいけないなと思っていて、それ が出てくるようなイベントになればいいと思う。 だって俺、音楽業界に携わってるからやって るんじゃないんですよ。音楽が好きだからや ってる。次にカッコいいバンドがいつ、どうや って出てくるの?みたいなことでやってて。そ のためにここにいるっていうのが本音だよ」2年以内に数万人規模の
大きなイベントを開催したい
鹿野「ボックスというスケールでコンスタント にマンスリーでやっていって、そこから先の 発展性はどう考えてるんですか?」 安藤「着地点としては、数万人規模の大き なイベントを2年以内に開催できればいいな と。そこにもっていくためには毎月しっかりや っていくことが重要なのかなってことと、始 まりに関しては少し大きい花火を品川ステ ラボールを2日間使って打ち上げて。実はそこのイベントでロックバンドの
ネイキッドなカッコ良さを伝えたい。
(安藤)の前に音制連にも入ってるダンス系の人た ちが前夜祭をやってくれるような話もあるん で、バンドだけじゃなく、R&Bやクラブ系の アーティストにも参加してもらって、それが全 部つながっていきながら、もっと音楽を大切 にしたいし、音楽をカッコいいと思ってほし いというのがある」 鹿野「ある意味、5万人集めるフェスがコンス タントに続いているシーンで、新しく始めよう と思ってるこのイベントは、非常に実直なも のですよね。ライブから始まるバンドとファン のコミュニケーションが一番嘘がないという か、正直なものじゃないですか。ライブから 叩き上げで始まっていって、その有様も全部 ガラス張りでメディアによって見せていって。 そこからバンドがCDを作るなり、契約を勝ち 取るなり、もしくはそこから口コミで広がって いけばいい。そのきっかけになればいいんじ ゃない。だから僕はかかわるにあたって、ここ に毎月遊びに来る人が生まれる、つまりアー ティスト目当てではなく、ここから生まれる可 能性目当てみたいなリスナーとつきあってい けるイベントにしたいなと思った」 安藤「やっぱりストレートで素直なプロモーシ ョンをしたいのかな。いうならば原点に返っ てるんじゃないかと思う。パッケージビジネス も大切だと思うから一生懸命やるけども、で も基本はライブだよ。俺たちができるのは、 やっぱりライブをしっかりやっていくこと」 鹿野「もう一回、体力勝負みたいなところか ら進めていくプロモーションの仕方、そうい うバンドの成長の仕方があってもいいんじ ゃないかと。そういう本質論に立ち返ってい るのかもしれない」 安藤「やっぱりそれがまず基本かな。このイ ベントでロックバンドのネイキッドなカッコ良 さを伝えたい。で、カッコいいバンドがここ に出たいって自ら思ってくれるような場にな っていけば。それがぐるぐるまわっていくこと が理想かな」 鹿野「ミュージックビジネスに携わっている 人たちがもう一回ロックってものをゼロから 育てていく、ひとつの試みになれたらいいよ ね。そのなかでロマンを求められるようなも のを作れるかどうかが重要になってくると思 うんですよね。まあ、簡単にそれはリスナー に伝わるものにならないし、これからかなり みんなでがんばって進めていかないと難しい とは思うけど」 安藤「でも作りたいよね。っていうか、そうい うバンドに出会いたい。いや、このイベント は面白くなると思うけどな。もちろん決して 一筋縄でいくとは思ってないけど」 5.16(sat)∼5.17(sun)....品川ステラボール 前夜祭 5.15(fri)...渋谷DUO 詳細は次号にて!
“LIVE MUSIC ism” キックオフイベント開催決定!
A K I H I R O N I S H I N O 音楽好きの 有名人にインタビュー MUSIC LOVERS
N.29
text:フジジュン photographs:内海裕之 実は今、ひそかにお笑い界ではバンドブームが 起きているのだが、その最前線で活動をしているのが キングコングの西野さん。 自らが率いるバンド「グッドモーニング・ジョー」の 歌に込めた音楽と言葉への思いについてインタビュー!西野亮廣
[キングコング/芸人] 実は今、ひそかにお笑い界ではバンドブームが 起きているのだが、その最前線で活動をしているのが キングコングの西野さん。 自らが率いるバンド「グッドモーニング・ジョー」の 歌に込めた音楽と言葉への思いについてインタビュー! text:フジジュン photographs:内海裕之―― テレビ、舞台、絵本作家としても 大活躍の西野さんですが。最近はご自 身のバンド、グッドモーニング・ジョーを 結成してのライブ活動も行っています。 「いやいや! そんな活動ってほどたい したものじゃないんですけど(赤面)」 ――作詞作曲も西野さん自身がやって いるようですが、もともと音楽や楽器に は興味があったんですか? 「いや、楽屋にギターがあるから、見 よう見まねで弾いてたくらいで。音楽 がめっちゃ好きとか、そんな感じでもな かったんです。変なきっかけで、自分 がやる舞台の音楽をDVDにするときに いろいろ権利とかの問題があるって話 になって。権利引っかからへん曲を探 して無理やり選ぶくらいだったら、自分 で作っちゃおうか?って。それが曲を作 り始めたきっかけだったんですよね」 ―― なるほど! 頭のなかに鳴っている 音楽を自分で作ったほうが早いと。 「それでまわりの人間に聞いてみた 形にして。そこで最初に集まったメンバ ーが今も一緒にやってる感じですね」 ――じゃ、音楽はあくまでもいろいろや っている表現のひとつというか…。 「でもね、ただ楽器持って舞台に立っ たというだけでね、こんな取材受ける なんて大げさですよ! ステージ上がっ たら緊張するし、興奮するしで歌えて ないですからね(笑)!!」 ――アハハ。あと、テレビでは『音楽戦 士』のMCをされていて。アーティストと 接する機会も多いと思うのですが? 「アーティストの方はすごく尊敬してま す。まず、自分ができないことなので。 お会いしてガッカリしたことも一度もな いですね。たとえば、エレファントカシ マシさんとかすごく好きで、できればあ まり会いたくなかったんですけど。実 際に会ったらさらに好きになって」 ―― おお、エレカシ! 他には好きだっ