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(2010 年 3 月 31 日第 1 版公開 ) やさしい解説 では 病気について 一般の方向けにやさしく解説しています どんな病気なのか どんな人がかかりやすいのか 病気に関係する臓器のしくみやはたらき 症状や検査の方法 治療の種類 日常生活上の留意点などをわかりやすい言葉と図を用いて解説してい

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((((2010201020102010年年年年3333月月月月31313131日 第日 第日 第日 第1111版公開)版公開)版公開)版公開) 「やさしい解説」では、病気について、一般の方向けにやさし く解説しています。どんな病気なのか、どんな人がかかりや すいのか、病気に関係する臓器のしくみやはたらき、症状や 検査の方法、治療の種類、日常生活上の留意点などをわか りやすい言葉と図を用いて解説しています。 この「やさしい解説」は、Mindsが作成しており、専門医による 監修を受けています。 実際の診療にあたっては、主治医をはじめとする医療者に 相談されることをお勧めします。  

(2)

肝 肝 肝肝がんとはがんとはがんとはがんとは???? 肝がんは、肝肝肝肝臓臓臓臓ににに発に発発発生生生生するがんするがんするがんするがんのことで、2つのタイプがあります。 原原原原発発発発性肝性肝性肝性肝がんがんがんがん::::最初から、がんが肝臓に発生した場合 転転転転移性肝移性肝移性肝移性肝がんがんがんがん::::肺や大腸など、ほかの臓器にできていたがんが肝臓に転移して発生した場合 成人にみられる原発性肝がんの約9割は、肝細胞肝細胞肝細胞肝細胞がんがんがんがんが占めるといわれています。 また肝細胞がんは、女性より男性に多いことが分かっています※。 図 図 図 図1111・がんの・がんの・がんの・がんの罹患者罹患者罹患者罹患者数数(部位別)数数(部位別)(部位別)(部位別) 2004200420042004年年年年 注:上記表中の「その他」には、口腔・咽頭、喉頭、卵巣、膀胱、脳・中枢神経系、甲状腺、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、白血病などが含まれ る 出典:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2004年)(国立がんセンターがん対策情報センター)より作成  

(3)

肝 肝 肝肝臓臓臓臓のつくりとはたらきのつくりとはたらきのつくりとはたらきのつくりとはたらき 肝臓は、肝細胞が集まってつくられた直径1mm前後の肝小葉(肝小葉(肝小葉(肝小葉(かんしょうようかんしょうようかんしょうようかんしょうよう))))という組織が、100万個ほど集まっ てできた臓器です。 お腹の中で、もっとも大きい臓器だといわれ、成人になると約1.2~1.5kgの重さになります。 図図図図2222・・・・肝肝肝肝臓臓臓臓のつくり のつくり のつくり のつくり 肝臓は、肝鎌肝鎌肝鎌肝鎌状状状状間膜(間膜(間膜(間膜(かんかまじょうかんまくかんかまじょうかんまくかんかまじょうかんまくかんかまじょうかんまく))))により固定され、胆(たん)のうと下大静脈を結ぶレックス・カントリレックス・カントリレックス・カントリレックス・カントリ ーーー線ー線線線によって、右葉(右葉(右葉(右葉(うよううよう))))うよううよう と左葉(左葉(左葉(左葉(さようさようさようさよう))))の左右2つに分けられています。《図2右側参照》 また、肝臓には肝動脈や肝静脈があり、典型的な肝がんは、この肝動脈から栄養を受け取ります。 さらに、これらの血管のほかに、門脈(門脈(門脈(門脈(もんみゃくもんみゃくもんみゃくもんみゃく))))と呼ばれる血管があり、胃や腸などの消化器管で消化・吸収さ れた栄養分などがこの血管によって肝臓まで運ばれてきます。 肝臓は、からだにとって、次のような重要なはたらきをしています。  

< 肝

肝臓

臓のおもなはたらき

のおもなはたらき

のおもなはたらき

のおもなはたらき >

  血液 血液 血液 血液をたくわえるをたくわえるをたくわえるをたくわえる からだに からだに からだに からだに不要不要不要不要なななな老老廃老老廃廃廃物物物物やややや毒素毒素毒素毒素をををを無毒化無毒化無毒化無毒化しししし、排泄、排泄、排泄、排泄するするするする 止血 止血 止血 止血やややや免疫力免疫力免疫力免疫力をををを高高高高めるのにめるのにめるのにめるのに必要必要必要必要なななな物質物質物質物質をつくりをつくりをつくりをつくり出出出出すすすす 胆 胆 胆 胆汁汁汁汁をつくりをつくりをつくりをつくり出出し出出ししし、脂質、脂質、脂質、脂質やややや脂溶性脂溶性脂溶性脂溶性ビタミンのビタミンのビタミンのビタミンの吸吸吸吸収収を収収ををを助助助助けるけるけるける 炭水化物、脂肪、 炭水化物、脂肪、 炭水化物、脂肪、 炭水化物、脂肪、タンパクタンパクタンパクタンパク質質質質などのなどのなどのなどの栄栄栄栄養素養素養素養素をたくわえたりをたくわえたり、をたくわえたりをたくわえたり、、、からだがからだがからだがからだが利用利用できる利用利用できるできるできる形形形形につくりかえるにつくりかえるにつくりかえるにつくりかえる

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どんな どんな どんなどんな人人人人がかかりやすいのがかかりやすいのがかかりやすいのがかかりやすいの???? 肝がんになる危険因子は、日本ではその約9割弱約9割弱約9割弱約9割弱が肝炎を引き起こす肝炎ウイルスの肝炎肝炎肝炎ウイルスのウイルスのウイルスの感染感染感染感染によるものです。  

< 肝

< 肝

< 肝

< 肝がんになるおもな

がんになるおもな

がんになるおもな

がんになるおもな危

危険

険因子 >

因子 >

因子 >

因子 >

  肝炎肝炎肝炎肝炎ウイルスのウイルスのウイルスのウイルスの感染感染感染感染         多量の多量多量多量ののの飲飲飲飲酒酒酒酒       肝炎肝炎肝炎や肝炎ややや肝硬肝硬肝硬肝硬変変((((かんこうへん変変 かんこうへんかんこうへんかんこうへん)))) 喫煙喫煙喫煙喫煙 男性男性男性男性 加加加加齢齢齢齢 肝炎ウイルスにはいくつかの種類がありますが、その中でも肝がんに関連しているのは、CCCC型肝炎型肝炎型肝炎型肝炎ウイルスウイルスウイルスウイルスとBBBB型型型型 肝炎肝炎肝炎肝炎ウイルスウイルスウイルスウイルスです。 この2つのウイルス感染が、肝がんの患者さん全体に占める割合は次のとおりです。 C型肝炎ウイルスの感染者:約7割 B型肝炎ウイルスの感染者:約2割弱 また、肝炎が進行すると、肝硬肝硬肝硬肝硬変変変変((((かんこうへんかんこうへんかんこうへんかんこうへん))))という肝臓の病気になることがあります。 肝がんの患者さんの約6割は、この肝硬変をわずらっているといわれています。  

(5)

どんな どんな どんなどんな症症症症状状状状がでるのがでるのがでるのがでるの???? 肝がんになっても自覚症状は少ないといわれていますが、肝がんの患者さんは、肝炎や肝硬変(かんこうへん)とい った肝臓の病気をわずらっている人が多く、これらの病気による症状を自覚することがあります。 一般的に、慢性的に肝炎をわずらっている慢性肝炎の患者さんから、肝硬変、肝がんへと進行するといわれていま す。 図図図図3333・・・・肝炎肝炎から肝炎肝炎からからから肝肝肝肝がんへがんへがんへがんへ  

(6)

どんな どんな どんなどんな検検検検査査査査をするのをするのをするのをするの????

◆診察

診察

診察

診察

診察時には、医師による問診や触診などが行われ、特に次のようなことを聞かれま す。   肝炎肝炎肝炎や肝炎ややや肝硬肝硬肝硬肝硬変変変変((((かんこうへんかんこうへん))))などのかんこうへんかんこうへん などのなどのなどの病病病病気気気気をわずらっていないかをわずらっていないかをわずらっていないかをわずらっていないか 肝炎 肝炎 肝炎 肝炎ウイルスにウイルスにウイルスにウイルスに感染感染感染感染したことはないかしたことはないかしたことはないかしたことはないか   また、肝がんの自覚症状はほとんどありませんが、同時にわずらっている肝臓の病気 の症状があれば、お腹の張り具合や、お腹を押したときの痛みの程度なども確認しま す。 黄疸(おうだん)の症状は、肌よりも症状が現れやすい白目白目白目白目のののの部分部分部分部分などを調べます。

◆検

検査

肝がんでは、一般的に以下のような検査を行います。 表1 表1 表1 表1・・・・肝肝肝肝がんのおもながんのおもながんのおもながんのおもな検検検検査査査査 検 検 検 検査査査査のののの種類種類種類種類 内内内内 容容容容 血液検査によって、がんが発生すると血液中に増える特有な物質 の量を調べる この物質は腫瘍マーカーと呼ばれ、がんの存在や状態を知る目安 のひとつとなる 肝がんでは、AFP(アルファ・フェトプロテイン)やPIVKA(ピブカ)-II などの物質がある 耳では聞きとれない音波をからだにあて、体内の臓器、肝がんの有 無・性状、 腹水 ふくすい のたまり具合などを調べる       エックス線で撮影した映像をコンピュータが計算して、人体を輪切り にした状態に画像化し、 肝がんの状態を調べる よりくわしく調べるために、造影剤を血管に注射したあと、CTで撮影 し肝臓の血流状態をみるダイナミックCTという検査もある 磁場と電波を用いて、体内の状態をさまざまな方向から鮮明に画像 化し、肝がんの状態を調べる よりくわしく調べるために、造影剤を血管に注射したあと、MRIで撮 影し肝臓の血流状態をみるダイナミックMRIという検査もある  

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肝 肝 肝肝がんはどのようにがんはどのようにがんはどのようにがんはどのように進行進行進行進行するのするのするのするの???? がんは、ほうっておくと進行し、肝臓の中でがんが転移したり[肝内転移]、肝臓以外の臓器に転移したりします。 また、肝がんでは肺や骨などへ転移することもあります。 肝がんの進行の度合いは、がんの大きさや数、肝臓内の血管への広がり、肝臓以外の臓器への転移の程度によっ て進行度進行度進行度進行度[[[[ステージステージステージステージ]]]]という段階で表されています。 ステージを知ることは、どのようなどのようなどのようなどのような治療治療治療治療をすればいいかをすればいいかをすればいいかをすればいいかを決め、治療によってどのどのどのどの程度治程度治程度治程度治せるかせるかせるかせるかなどを予測する ために重要です。 表2 表2 表2 表2・・・・肝細胞肝細胞肝細胞肝細胞がんのステージがんのステージがんのステージがんのステージ   肝肝肝肝がんのがんのがんのがんの状状状状態態態態※※※※ リンパリンパリンパリンパ節節節節へのへのへのへの転転転転移移移移 肝肝肝肝臓臓臓臓からからからから遠遠遠遠いいい臓い臓臓臓器器器器へのへのへのへの転転転転移移移移 がんの がんの がんの がんの進行度進行度進行度進行度 [[[[ステージステージステージステージ]]]] IIII T1 なし なし II II II II T2 なし なし III III III III T3 なし なし IV IV IVIV AAAA T4 なし なし T1、T2、T3、T4 あり なし IV IV IVIV BBBB T1、T2、T3、T4 なし または あり あり ※※※※ 肝肝肝肝がんのがんの「大がんのがんの「大「大「大きさきさきさきさ」、「」、「」、「」、「数数数数」、「肝」、「肝」、「肝」、「肝臓臓臓臓のののの血管血管血管血管 への への への への広広広広がりがりがりがり」」」」のののの判定基準判定基準判定基準判定基準   T1     T1     T1     T1   肝がんの数:1個のみ、大きさ:2cm以下、 肝臓の血管へ広がっていない T2 T2T2T2 T1のうち、どれか2つが当てはまる T3 T3T3T3 T1のうち、どれか1つだけ当てはまる T4 T4T4T4 T1のどれも当てはまらない 出典:日本肝癌研究会編.臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約 2008年2月【第5版】.金原出版 より作成

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がんの がんの がんのがんの転転転転移移移移・・・・浸潤(浸潤(しんじゅん浸潤(浸潤(しんじゅんしんじゅんしんじゅん))))とはとはとはとは???? がん細胞が、発生した場所で増え続けていくとともに、周りの器官に直接広がっていくことを浸潤(浸潤(浸潤(浸潤(しんじゅんしんじゅんしんじゅんしんじゅん))))とい います。 がん細胞が周囲にある血管血管血管血管やリンパリンパリンパリンパ管管管管に入り込み、血液やリンパ液の流れによってたどり着いた場所で広がること を転転転転移移移移といいます。 転移に関する用語は、転移の仕方によって、次のようなものがよく使われます。 表3 表3 表3 表3・・・・転転転転移移移移のののの種類種類種類種類 がん細胞が、周囲にあるリンパリンパリンパリンパ管管管管に入り込み、近くのリンパ節に転移 し、さらにリンパ液に乗って運ばれ、遠くのリンパ節にまで広がっていく がん細胞が、近くの毛細血管毛細血管毛細血管毛細血管や静静静静脈脈脈脈に入り込み、血液の流れに乗っ て運ばれ、たどりついた臓器で広がっていく       がん細胞が、臓器のもっとも外側の膜から浸潤浸潤浸潤浸潤し、胸腔や腹腔内にあ たかも種をまいたように散らばって広がっていく 図 図 図 図4444・・・・浸潤浸潤浸潤浸潤・・・・転転転転移移移移のしくみのしくみのしくみのしくみ

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どんな どんな どんなどんな治療法治療法治療法治療法があるのがあるのがあるのがあるの????

◆手術療法

手術療法

手術療法

手術療法

  肝がんを含む部分を切り取る肝切除術肝切除術肝切除術肝切除術は、からだへの負担は大きいですが、肝がんを確実 に取り除くことができる点で優れています。 肝切除術ができるかどうかや手術方法については、肝臓やがんの状態や、患者さんが手術に 耐えられるかということなどから、総合的に判断されます。 また、肝機能が悪く積極的な治療ができない場合、肝移植肝移植肝移植肝移植が行われることがあります。  

< 肝切除術

肝切除術

肝切除術

肝切除術が

が可能

可能

可能

可能な

な人

人のおもな

のおもな

のおもな

のおもな条

条件 >

件 >

件 >

件 >

肝 肝 肝 肝臓臓臓臓のはたらきがのはたらきがのはたらきがのはたらきが良好良好良好良好 がんの がんの がんの がんの数数数数がががが少少少少ないないないない   脳脳脳脳死肝移植死肝移植死肝移植死肝移植が一般的ではないわが国では、家族など健康な人から肝臓の一部を移植する生体生体生体生体 肝移植肝移植肝移植肝移植が行われることもあります。 ただしドナーが見つからなければ、この治療を受けることはできません。

◆局所療法

局所療法

局所療法

局所療法

超音波で肝がんの位置を確認しながら、注射器や電極がついて高周高周高周高周 波波波波[[[[ラジオラジオラジオラジオ波波やマイクロ波波やマイクロやマイクロやマイクロ波波波波]]]]を発生させる針を刺して行う治療で、次の ようなものがあります。《図5参照》 現在、もっともよく行われている局所療法は、ラジオ波焼却療法です。 図図図図5555・・・・局所療法局所療法局所療法局所療法   ラジオ ラジオ ラジオ ラジオ波波波波焼焼焼焼却却却却療法療法療法療法 [[[[RFARFARFARFA::::radiofrequencyradiofrequencyradiofrequencyradiofrequency

ablation] ablation] ablation]ablation] 肝 肝 肝 肝がんのがんのがんのがんの細胞細胞細胞細胞にににに針針針針をををを刺刺刺刺しししし、、、、ララララ ジオ ジオ ジオ ジオ波波波波でででで熱熱熱熱をを加をを加加加えてがんえてがんえてがんえてがん細胞細胞細胞細胞 を を を を焼焼焼焼きききき死滅死滅死滅死滅させるさせるさせるさせる。。。。 【【【【おもなおもなおもなおもな副作用】副作用】副作用】副作用】 痛 痛 痛 痛みみみみ、出血、、出血、、出血、、出血、発発発発熱、腹膜播種熱、腹膜播種熱、腹膜播種熱、腹膜播種      マイクロ マイクロ マイクロ マイクロ波凝固療法波凝固療法波凝固療法波凝固療法 [[[[PMCTPMCTPMCTPMCT::::p e r c u t a n e o u sp e r c u t a n e o u sp e r c u t a n e o u sp e r c u t a n e o u s microwave coagulation microwave coagulation microwave coagulation microwave coagulation

therapy]therapy]therapy]therapy]

  肝 肝 肝 肝がんのがんのがんのがんの細胞細胞細胞細胞にににに針針針針をを刺をを刺刺刺しししし、、、、ママママ イクロ イクロ イクロ イクロ波波波波でででで熱熱熱熱をを加をを加加加えてがんえてがんえてがんえてがん細細細細 胞 胞 胞 胞をををを焼焼焼焼きききき死滅死滅死滅死滅させるさせるさせるさせる。。。。      エタノール エタノール エタノール エタノール注入療法注入療法注入療法注入療法 [[[[PEIPEIPEIPEI::::p e r c u t a n e o u sp e r c u t a n e o u sp e r c u t a n e o u sp e r c u t a n e o u s

e t h a n o l i n j e c t i o n ] e t h a n o l i n j e c t i o n ] e t h a n o l i n j e c t i o n ] e t h a n o l i n j e c t i o n ] 注射器 注射器 注射器 注射器でででで、、、、医医医医療用療用療用療用のアルコーのアルコーのアルコーのアルコー ルであるエタノールを ルであるエタノールを ルであるエタノールを ルであるエタノールを注入注入注入注入しししし、、、、 がん がん がん がん細胞細胞細胞細胞のののの水分水分水分水分をを奪をを奪奪奪いいいい、固、固、固、固まままま らせて らせて らせて らせて死滅死滅死滅死滅させるさせるさせるさせる。。。。 【【【【おもなおもなおもなおもな副作用】副作用】副作用】副作用】  

(10)

残 残 残 残るる可能性るる可能性可能性可能性 種、種、胆種、種、胆胆胆管管管管やややや腸腸が腸腸ががが痛痛痛痛むむ、むむ、、、がんがんがんがん細細細細 胞 胞 胞 胞がががが生生生生ききき残き残残残るるるる可能性可能性可能性可能性 可能性 可能性 可能性 可能性       *腹膜播種( *腹膜播種( *腹膜播種(*腹膜播種(ふくまくはしゅふくまくはしゅふくまくはしゅふくまくはしゅ))))とはとはとはとは がんがんがんがん細胞細胞細胞細胞がががが、、あたかも、、あたかもあたかもあたかも種種種種をまいたようにをまいたようにをまいたようにをまいたように腹膜腹膜に腹膜腹膜ににに散散散散らばってらばってらばってらばって広広がっていくこと広広がっていくことがっていくことがっていくこと[[[[転転転転移移移移]]]]  

◆肝動脈塞栓(

肝動脈塞栓(

肝動脈塞栓(

肝動脈塞栓(そくせん

そくせん

そくせん)療法/肝動脈化

そくせん

)療法/肝動脈化

)療法/肝動脈化

)療法/肝動脈化学

学塞栓療法

塞栓療法

塞栓療法

塞栓療法

肝がんでは、肝臓のはたらきが弱っているために手術ができないことも多く、塞栓療法を行うこと があります。 肝臓は、肝動脈と門脈(もんみゃく)という血管から栄養や酸素を取り入れています。 がん細胞は、門脈からの栄養や酸素をほとんど受け取れないため、肝動脈に抗がん剤やゼラチ ンなどの薬液を注入して血流を止める ことで、がん細胞を死滅させる治療です。 一方、正常な肝細胞は、肝動脈の血流を止めても門脈の血流が保たれているので、ダメージが 少なくてすみます。 塞栓療法には、抗がん剤を用いない場合と、用いる場合の2種類の方法があります。   抗 抗 抗 抗がんがんがんがん剤剤剤剤をををを用用いない用用いないいないいない場合:場合:場合:場合: 肝動脈塞栓療法肝動脈塞栓療法肝動脈塞栓療法肝動脈塞栓療法

[[[[TAETAETAETAE::::transcatheter arterialtranscatheter arterialtranscatheter arterialtranscatheter arterial embolizationembolizationのembolizationembolizationののの略略略略] ] ] ] 《《《《図図図図6666参参参参照》照》照》照》

抗 抗 抗

抗がんがんがんがん剤剤剤剤をををを用用用用いるいる場合:いるいる場合:場合:場合: 肝動脈化肝動脈化肝動脈化肝動脈化学学学学塞栓療法塞栓療法塞栓療法塞栓療法

[[[[TACETACETACETACE::::transcatheter arterialtranscatheter arterialtranscatheter arterialtranscatheter arterial chemoembolization chemoembolization chemoembolization chemoembolizationのののの略略略略]]]]   図図図図6666・・・・肝動脈塞栓療法 肝動脈塞栓療法 肝動脈塞栓療法 肝動脈塞栓療法   がん がん がん がん細胞細胞細胞細胞はははは、、、、おもにおもにおもにおもに肝肝肝肝 動脈 動脈 動脈 動脈からからからから酸素酸素酸素酸素とととと栄栄栄栄養養養養 を を を を受受受受けけけけ取取取取っているっているっているっている 足 足 足 足のののの付付付付けけけけ根根の根根ののの動脈動脈動脈動脈かかかか ら ら ら ら肝動脈肝動脈肝動脈肝動脈にカテーテルにカテーテルにカテーテルにカテーテル を を を を挿挿挿挿入入入入しししし、、、、薬薬薬薬液液液液をををを注入注入注入注入 カテーテルの カテーテルの カテーテルの カテーテルの先端先端先端先端かかかか ら ら ら ら出出出出たたたた薬薬液薬薬液液液でででで肝動脈肝動脈肝動脈肝動脈 がつまり がつまり がつまり がつまり、、、、そこからそこからそこからそこから先先先先 への への への への血流血流血流血流がががが止止止止まるまるまるまる がん がん がんがん細胞細胞細胞細胞はははは、十分、十分、十分、十分なななな 酸素 酸素 酸素酸素やややや栄栄栄栄養養を養養ををを受受受受けとけとけとけと れず れず れずれず、死滅、死滅、死滅、死滅するするするする  

◆薬

薬物療法

物療法

物療法

物療法

◇◇◇◇抗抗抗抗ウイルスウイルスウイルスウイルス薬薬によるインターフェロン薬薬によるインターフェロンによるインターフェロンによるインターフェロン療法:肝療法:肝療法:肝療法:肝がんのがんのがんのがんの予防予防予防予防 抗ウイルス薬のひとつであるインターフェロンインターフェロンインターフェロンインターフェロンを用い、肝がんの危険因子とされるB型およびC型 肝炎ウイルスを攻撃し、肝炎や肝硬変(かんこうへん)を治療することで、肝がんへの移行を予防

(11)

する治療です。 特に、C型肝炎ウイルスによる肝硬変が肝がんになることを、効果的に予防するといわれていま す。 しかし、だるい、発熱、関節痛、抑うつ状態、血球の減少などの副作用が現れることがあり、治 療の初期には入院が必要です。 また、治療費が高いといった問題もあるので、治療のメリット・デメリットについては、医師と十分 に話し合うことが大切です。  

< 医

医療費助成

療費助成

療費助成

療費助成について

について

について

について >

インターフェロン インターフェロンインターフェロンインターフェロン療法療法療法療法のののの治療費治療費は治療費治療費ははは高額高額高額高額なためなためなためなため、厚生、厚生労働、厚生、厚生労働労働労働省省省省やややや都道府都道府県都道府都道府県県県ではではではでは、、、、 患者 患者患者患者さんのさんのさんのさんの自己負自己負自己負自己負担担担費用担費用費用費用がががが軽軽軽軽減減するよう減減するようするようするよう経済経済経済経済的的的的なな援助なな援助援助援助をしていますをしていますをしていますをしています。。。。   ◇◇◇◇肝庇護肝庇護肝庇護肝庇護薬薬薬薬((((かんひごやくかんひごやくかんひごやく))))によるかんひごやく によるによるによる肝庇護療法:肝肝庇護療法:肝肝庇護療法:肝肝庇護療法:肝がんのがんのがんのがんの予防予防予防予防 肝臓に十分な栄養をあたえて肝臓を保護したり、炎症を抑えることで肝がんへ移行することを防 ぐ治療です。 インターフェロン療法より副作用が比較的少なく、インターフェロン療法が行えない患者さんに施 されることが多いようです。 ◇◇◇◇抗抗抗抗がんがんがんがん剤剤剤剤をを用をを用用用いたいたいたいた治療:肝治療:肝がんの治療:肝治療:肝がんのがんのがんの治療治療治療治療 肝がんの細胞を破壊したり、進行を止める抗抗抗抗がんがんがんがん剤剤剤剤を用いた治療です。 抗がん剤を点滴や服用によって全身に投与する方法と、肝がんとその周囲にねらいを定めて投 与する次のような方法があります。   肝動脈化 肝動脈化 肝動脈化 肝動脈化学学学学塞栓療法:塞栓療法:塞栓療法:塞栓療法: 肝動脈塞栓療法/肝動脈化肝動脈塞栓療法/肝動脈化肝動脈塞栓療法/肝動脈化肝動脈塞栓療法/肝動脈化学学学学塞栓療塞栓療塞栓療塞栓療 法 法法法をををを参参参参照照照照 肝動注化 肝動注化 肝動注化 肝動注化学学学学療法:療法:療法:療法: 肝動脈肝動脈肝動脈肝動脈にカテーテルをにカテーテルをにカテーテルをにカテーテルを挿挿挿挿入入入入しししし、、、、ねらいをねらいをねらいをねらいを 定 定定めた定めためためた肝肝肝肝臓臓臓臓のがんのがんのがんのがん細胞細胞に細胞細胞ににに直接抗直接抗直接抗直接抗がんがんがんがん剤剤剤剤 を をを注入を注入注入注入してしてしてして死滅死滅させる死滅死滅させるさせるさせる方法方法方法方法 塞栓療法 塞栓療法塞栓療法塞栓療法のようにのようにのようにのように血流血流血流血流をををを止止止止めることはなめることはなめることはなめることはな く くくく、抗、抗、抗、抗がんがんがんがん剤剤剤剤をををを全身全身に全身全身ににに投投投投与与与与するよりするよりするよりするより副作副作副作副作 用 用用用もももも少少少少ない ない ない ない   抗がん剤は、正常な細胞に影響をあたえることもあり、さまざまな副作用がみられることがありま す。

(12)

 

< 抗

抗がん

がん

がん

がん剤

剤の

の一般的

一般的

一般的

一般的な

な副作用 >

副作用 >

副作用 >

副作用 >

  からだがだるい からだがだるいからだがだるいからだがだるい 吐 吐吐き吐ききき気気気気・・・・吐吐く・吐吐く・く・く・食欲不振食欲不振食欲不振食欲不振 口 口口口内内内内炎炎炎炎 脱 脱脱脱毛毛毛毛 免疫力 免疫力免疫力免疫力がががが低下低下低下低下しししし、感染、感染、感染、感染をををを引引引引きききき起起起起ここここ しやすい しやすいしやすいしやすい

◆緩和

緩和

緩和

緩和ケア

ケア

ケア

ケア

      がんを切り取る手術が難しいとき、またほかの臓器や全身にがんが広がっているときには、か らだに負担のかかる手術や抗がん剤による治療ではなく、患者さんの生活生活生活生活のののの質質を質質ををを重視重視重視重視した治 療を行います。 なかでも激しい痛みは患者さんの生活の質を大きく低下させるため、痛痛痛痛みをコントロールみをコントロールみをコントロールみをコントロールする ことはとても大切です。 痛み止めとして、鎮痛剤や医療用麻薬が使われます。 これらは、適切に用いれば薬薬薬薬物依存物依存物依存物依存になることはありません。 むしろ痛みがなくなることで、よく眠れる、食事ができるなど生活生活生活生活のののの質質を質質ををを高高高高めるめるめるめる効果があること が分かっています。  

< 患者

< 患者

< 患者

< 患者さんの

さんの

さんの

さんの生活

生活

生活

生活を

を重視

重視

重視

重視した

した

した

した治療

治療

治療

治療 >

身体的、精神的 身体的、精神的 身体的、精神的身体的、精神的なななな負負負負担担担担をををを取取取取りりりり除除除除くためにくためにくためにくために、、、、鎮鎮痛鎮鎮痛痛痛剤剤剤剤やややや医医医医療用麻療用麻薬療用麻療用麻薬薬薬をををを使使使使うううう 神 神 神神経経経経のののの通通通通りりりり道道道道にににに注射注射注射注射をしてをしてをしてをして、痛、痛、痛、痛みをやわらげるみをやわらげるみをやわらげるみをやわらげる  

◆セカンドオピニオン

セカンドオピニオン

セカンドオピニオン

セカンドオピニオン

主治主治主治主治医医医医とはとは別とはとは別別別のののの医医師医医師師師にににに自分自分の自分自分ののの病病病病状状について状状についてについてについて説説説説明明・・・・確認明明 確認確認確認しししし、治療方針、治療方針について、治療方針、治療方針についてについてについて意見意見意見意見をををを求求求求めめめめ るるるることを「セカンド・オピニオンセカンド・オピニオンセカンド・オピニオンセカンド・オピニオンを求める」といいます。  

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    自分 自分 自分自分がががが受受受受けたけたけたけた診診診診断内断内容断内断内容容容やややや治療方法治療方法に治療方法治療方法ににに疑問疑問疑問疑問 や や やや不安不安不安不安をををを感感感感じるじるじるじる場合、十分納得場合、十分納得場合、十分納得場合、十分納得したうえでしたうえでしたうえでしたうえで、、、、 自分 自分 自分自分のライフスタイルにのライフスタイルにのライフスタイルにのライフスタイルに合合合合ったった治療方法ったった治療方法治療方法治療方法をををを選選選選 択 択 択択するためにするためにするためにするために、主治、主治、主治、主治医医医医以外以外以外以外のののの医医医医師師師師からからからから意見意見意見意見 を を をを聞聞聞聞くことがくことがくことがくことが、役立、役立、役立、役立つつつつ場合場合場合場合もあるでしょうもあるでしょうもあるでしょうもあるでしょう。。。。    

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肝 肝

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日常生活 日常生活 日常生活日常生活ではどんなことにではどんなことにではどんなことにではどんなことに気気気気をつければいいのをつければいいのをつければいいのをつければいいの???? 肝がんを予防するためには、多量の飲酒や喫煙といった、 肝がんの危険因子となる生活習慣を改善しなければなりま せん。 もし肝炎や肝硬変をわずらっていれば、肝がんに進行しな いよう、定期的な診察や治療を受けましょう。 肝臓は免疫力に必要な物質をつくるなど、からだにとって 重要な役割を担っています。 そのため、肝がんの治療後は、手術後の感染に注意する とともに、処方された薬を正しく服用して定期的な診察を受 け、次のような点にも注意しましょう。  

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< 日常生活

< 日常生活

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気をつけること

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  規則正規則正規則正規則正しいしいしいしい生活生活生活生活をするをするをするをする 飲飲飲飲酒量酒量酒量酒量・カロリー・・カロリー・・カロリー・・カロリー・塩塩塩塩分分分分・タンパク・タンパク・タンパク・タンパク質質質質などのなどのなどのなどの制限制限制限制限 があればがあればがあればがあれば、、、、医医医医師師の師師ののの指示指示指示指示にしたがうにしたがうにしたがうにしたがう 外出後外出後外出後外出後やややや食事前食事前は食事前食事前ははは、手洗、手洗、手洗、手洗い・うがいをするい・うがいをするい・うがいをするい・うがいをする 急急急急なななな激激しい激激しいしいしい運動運動運動運動やややや仕事仕事などは仕事仕事などはなどはなどは避避避避けけけけ、徐、徐々、徐、徐々々々にににに体力体力体力体力 をつけていくをつけていくをつけていくをつけていく 定期的定期的定期的定期的なななな検検検検診診診診やや診察やや診察診察診察をををを受受受受けるけるけるける 治療後の患者さんの状態や行った治療によって、気をつけることやその程度は変わってきます。 心配なことがあれば、主治医に相談しておきましょう。

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引用文献 ※ 国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報サービスホームページ 一般の方へ 統計 最新がん統計 集計表のダウ ンロード 2.罹患データ (http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/statistics.html) 参考資料 1 日本肝臓学会編集.科学的根拠に基づく肝癌診療ガイドライン2009年版.東京:金原出版;2009 2 日本肝癌研究会編集.臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約 2008年2月【第5版】.東京:金原出版;2008 3 Mindsホームページ 胃がん治療ガイドラインの解説 胃がんの治療を理解しようとするすべての方のために 一般用2004年12月改 訂 第2版 (http://minds.jcqhc.or.jp/stc/0023/3/0023_G0000099_0002.html) 4 厚生労働省ホームページ トピックス一覧 健康局 過去の掲載案件へ アルコール情報ページ アルコールの健康影響(健康日 本21での検討結果から) 3.現状と目標 (3)「節度ある適度な飲酒」について (http://www1.mhlw.go.jp/topics/kenko21_11/b5f.html) 5 厚生労働省ホームページ 行政分野ごとの情報 健康 疾病対策課肝炎対策推進室 最近のトピックス 「インターフェロン治療の 医療費助成」が始まります(H20.3.31載) (http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou09/080328_josei.html) 6 国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報サービスホームページ 一般の方へ 各種がんの解説 肝細胞がん (http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/data/liver.html) 7 国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報サービスホームページ 一般の方へ 各種がんの解説 胃がん 再発・ 転移 概略 (http://ganjoho.ncc.go.jp/public/cancer/stomach/relapse_01.html) 8 国立がん研究センター がん対策情報センター がん情報サービスホームページ 一般の方へ 統計 最新がん統計 集計表のダウ ンロード 2.罹患データ (http://ganjoho.ncc.go.jp/professional/statistics/statistics.html) 9 内薗耕二,小坂樹徳監修.看護学大辞典・第5版.東京:メヂカルフレンド社;2008 10 与芝真監修.目でみる医書シリーズ 徹底図解 肝臓病 -C型肝炎から肝がん・脂肪肝までの「最新治療」-.初版.東京:法研; 2007 11 飯野四郎,陣田泰子監修.Nursing Selection(2) 消化器疾患.初版.東京:学習研究社;2006 12 堺章.目でみるからだのメカニズム.1版.東京:医学書院;2000

参照

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