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書 の 開 示 請 求 に 対 す る 開 示

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全文

(1)

3 - ( 4 )

函 館 税 関 が 保 有 す る 行 政 文

書 の 開 示 請 求 に 対 す る 開 示

決 定 等 に 係 る 審 査 基 準 を 定

め る 達

平 成 1 3 年 達 第 4 2 号

最 終 改 正 令 和 4 年 達 第 2 号

(2)

3-(4)-1

(目的)

第 1 条 こ の 達 は 、 行 政 手 続 法 ( 平 成 5 年 法 律 第 8 8 号 ) 第 5 条 の 規 定 に 基 づ き 、 行 政 機 関 の 保 有 す る 情 報 の 公 開 に 関 す る 法 律 ( 平 成 1 1 年 法 律 第 4 2 号 。 以 下 「 法 」 と い う 。 ) の 規 定 に よ り 函 館 税 関 長 が 法 第 9 条 各 項 の 決 定 ( 以 下 「 開 示 決 定 等 」 と い う 。 ) を す る た め に 必 要 とされる基準を定めることを目的とする。

(開示決定の原則)

第 2 条 開 示 請 求 ( 法 第 4 条 第 1 項 に 規 定 す る 開 示 請 求 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) が あ っ た と き は 、 当 該 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 ( 法 第 2 条 第 2 項 に 規 定 す る 行 政 文 書 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) に つ い て 、 次 条 第 1 項 各 号 及 び 第 6 条 の 決 定 を す る 場 合 並 び に 法 第 1 2 条 に 基 づ く 他 の 行 政 機 関 の 長 に 対 す る 事 案 の 移 送 を す る 場 合 及 び 法 第 1 2 条 の 2 に 基 づ く 独 立 行 政 法 人 等 に 対 す る 事 案 の 移 送 を す る 場 合 以 外 の 場 合 は 、 法 第 9 条 第 1 項 に 基 づ く 当 該 行 政 文 書 の 全 部 を 開 示 す る旨の決定をするものとする。

(不開示情報が記録されている場合の決定)

第 3 条 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 に 法 第 5 条 に 規 定 す る 不 開 示 情 報 ( 以 下 「 不 開 示 情 報 」 と い う 。 ) が 記 録 さ れ て い る 場 合 に お い て 、 次 の 各 号 に 掲 げ る 場 合 に あ っ て は 、 当 該 行 政 文 書 に ついて当該次の各号の決定をするものとする。

( 1 ) 不 開 示 情 報 が 記 録 さ れ て い る 部 分 を 容 易 に 区 分 し て 除 く こ と が で き る 場 合 法 第 9 条 第 1 項 に 基 づ く 一 部 ( 当 該 不 開 示 情 報 が 記 録 さ れ て い る 部 分 を 除 い た 部 分 を い う 。 ) について開示をする旨の決定(以下「部分開示決定」という。)

( 2 ) 前 号 に 掲 げ る 場 合 以 外 の 場 合 法 第 9 条 第 2 項 に 基 づ く 開 示 を し な い 旨 の 決 定 ( 以 下「不開示決定」という。)

2 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 に 不 開 示 情 報 が 記 録 さ れ て い る か ど う か を 判 断 す る に あ た っ て は 、 別添1「法第5条に関する判断基準」に基づいて判断するものとする。

3 第 1 項 第 1 号 の 部 分 開 示 決 定 を 行 う か ど う か を 判 断 す る に あ た っ て は 、 別 添 2 「 法 第 6 条 に関する判断基準」に基づいて判断するものとする。

(公益上の理由による裁量的開示)

第 4 条 開 示 請 求 に 係 る 文 書 に 不 開 示 情 報 が 記 録 さ れ て い る 場 合 で あ っ て も 、 公 益 上 特 に 必 要 が あ る と 認 め ら れ る と き は 、 前 2 条 の 規 定 に か か わ ら ず 、 当 該 行 政 文 書 を 開 示 す る こ と が で き る も の と す る 。 こ の 場 合 に お い て 、 当 該 行 政 文 書 を 開 示 す る か ど う か を 判 断 す る に あ た っ ては、別添3「法第7条に関する判断基準」に基づいて判断するものとする。

(行政文書の存否に関する情報)

第 5 条 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 が 存 在 し て い る か 否 か を 答 え る だ け で 、 不 開 示 情 報 を 開 示 す る こ と と な る と き は 、 当 該 行 政 文 書 の 存 否 を 明 ら か に し な い で 、 当 該 開 示 請 求 を 拒 否 す る こ とができるものとする。

な お 、開 示請 求者 が対 象文書 の 存在 を知 って いる 場合で あ って も、 法が 開示 請求者 の 属性 を考 慮 し ない 制度 とし て設 けら れて おり 、本 人確 認等 の手 続が ない こと から 、当 該文 書の 存在 が客 観的 に 明らかである場合を除き、当該開示請求を拒否することについての判断に影響しない。

(3)

3-(4)-2

(その他の不開示決定)

第 6 条 次 の 各 号 に 掲 げ る 場 合 は 、 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 に つ い て 不 開 示 決 定 を す る も の と す る 。 た だ し 、 開 示 請 求 か ら 開 示 決 定 等 ま で の 間 に 、 法 第 4 条 第 2 項 に 基 づ く 開 示 請 求 者 に 対 す る 補 正 の 求 め そ の 他 の 開 示 請 求 者 の 利 便 を 考 慮 し た 適 切 な 措 置 を 講 ず る よ う 努 め る も の とする。

( 1 ) 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 を 次 に 掲 げ る 理 由 そ の 他 行 政 文 書 の 管 理 上 の 理 由 に よ り 財 務省が保有していない場合

イ 当該行政文書を職員が作成又は取得していない。

ロ 財務省行政文書管理規則(平成23年財務省訓令第10号)において定める当該行政

文書の保存期間が満了し、廃棄している。

(2) 開示請求の対象が行政文書に該当しない場合

( 3 ) 提 出 さ れ た 開 示 請 求 書 ( 法 第 4 条 第 1 項 に 規 定 す る 開 示 請 求 書 を い う 。 ) に 形 式 上 の不備がある場合

(4) 開示請求の対象が他の法令の規定により法の適用を受けないものである場合

( 5 ) 行 政 機 関 の 保 有 す る 情 報 の 公 開 に 関 す る 法 律 施 行 令 ( 平 成 1 2 年 政 令 第 4 1 号 ) 第 13条第1項第1号で定められた開示請求に係る手数料が納付されていない場合

(6) 開示請求が権利の濫用であると認められる場合

附 則

この達は、平成13年4月1日から施行する。

附 則

この達は、平成14年10月1日から施行する。

附 則

この達は、平成18年4月1日から施行する。

附 則

この達は、平成19年10月1日から施行する。

附 則

この達は、平成23年4月1日から施行する。

附 則

この達は、平成25年4月1日から施行する。

附 則

この達は、平成27年7月1日から施行する。

附 則

この達は、平成28年4月1日から施行する。

附 則

この達は、平成29年7月1日から施行する。

附 則

この達は、令和4年7月1日から施行する。

(4)

3-(4)-3 別添1 法第5条に関する判断基準

1 法第5条本文に関する判断基準

(行政文書の開示義務)

第 5 条 行 政 機 関 の 長 は 、 開 示 請 求 が あ っ た と き は 、 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 に 次 の 各 号 に 掲 げ る 情 報 ( 以 下 「 不 開 示 情 報 」 と い う 。 ) の い ず れ か が 記 録 さ れ て い る 場 合 を 除 き 、 開 示請求者に対し、当該行政文書を開示しなければならない。

一 開示又は不開示の基本的考え方

法 は 、 国 民 主 権 の 理 念 に の っ と り 、 政 府 の 諸 活 動 を 国 民 に 説 明 す る 責 務 が 全 う さ れ る よう に す る こ と を 目 的 と す る も の で あ る こ と か ら 、 行 政 に 関 す る 情 報 は 原 則 と し て 開 示 す る 。し か し な が ら 、 一 方 で 、 個 人 及 び 法 人 等 の 権 利 、 国 の 安 全 並 び に 公 共 の 安 全 等 も 適 切 に 保 護す べ き 必 要 が あ り 、 開 示 決 定 等 に 当 た っ て は 、 開 示 す る こ と の 利 益 と 開 示 し な い こ と の 利 益と を適切に比較衡量する。

二 不開示情報の取扱い

不 開 示 情 報 は 、 公 益 上 特 に 必 要 が あ る と き 以 外 は 開 示 し な い 。 あ る 情 報 が 法 第 5 条 各 号に 掲 げ る 複 数 の 不 開 示 情 報 に 該 当 す る 場 合 が あ る こ と か ら 、 あ る 情 報 を 開 示 す る 場 合 は 、 同条 各号に掲げる不開示情報のいずれにも該当しないことを確認する。

三 開示の実施の方法との関係

開 示 又 は 不 開 示 の 判 断 は 、 専 ら 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 に 不 開 示 情 報 が 記 録 さ れ て い るか ど う か に よ っ て 行 う 。 た だ し 、 行 政 文 書 の 保 存 又 は 技 術 上 の 観 点 か ら 、 原 本 で の 閲 覧 を 認め る こ と が 困 難 で あ る 場 合 等 は 、 開 示 決 定 さ れ た 行 政 文 書 の 開 示 の 実 施 に 当 た り 、 一 定 の 制約 を設けることができる。

四 法第5条各号における「公にすること」について

法 第 5 条 各 号 で 用 い ら れ て い る 「 公 に す る こ と 」 と は 、 秘 密 に せ ず 、 何 人 に も 知 り 得 る状 態 に お く こ と を 意 味 し 、 開 示 請 求 者 に 開 示 す る と い う こ と は 、 何 人 に 対 し て も 開 示 を 行 うこ とが可能であるということを意味する。

五 不開示情報に該当するかどうかの判断の時点

不 開 示 情 報 に 該 当 す る か ど う か の 判 断 は 、 時 の 経 過 、 社 会 情 勢 の 変 化 又 は 当 該 情 報 に 係る 事 務 若 し く は 事 業 の 進 行 の 状 況 等 の 事 情 の 変 更 に 伴 っ て 変 化 す る も の で あ り 、 開 示 請 求 が あ っ た 都 度 判 断 す る 。 個 々 の 開 示 請 求 に お い て 不 開 示 情 報 に 該 当 す る か ど う か の 判 断 を する 時点は、開示決定等の時点とする。

(5)

3-(4)-4 2 法第5条第1号に関する判断基準

一 個人に関する情報(事業を営む個人の当該事業に関する情報を除く。)であって、当該

情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等(文書、図画若しくは電磁的記録に記載さ れ、若しくは記録され、又は音声、動作その他の方法を用いて表された一切の事項をい う。次条第2項において同じ。)により特定の個人を識別することができるもの(他の情 報と照合することにより、特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)

又は特定の個人を識別することはできないが、公にすることにより、なお個人の権利利益 を害するおそれがあるもの。ただし、次に掲げる情報を除く。

イ 法令の規定により又は慣行として公にされ、又は公にすることが予定されている情報

ロ 人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公にすることが必要であると認めら

れる情報

ハ 当該個人が公務員等(国家公務員法(昭和22年法律第120号)第2条第1項に規

定する国 家公務 員(独 立 行政法人 通則法 (平成1 1年法律 第10 3号)第 2条第4 項に 規定する 行政執 行法人の 役員及び 職員を 除く。 ) 、独立行 政法人 等(独 立 行政法人 等の 保有する 情報の 公開に 関 する法律 (平成 13年 法 律第14 0号。 以下「 独 立行政法 人等 情報公開 法」と いう。 ) 第2条第 1項に 規定す る 独立行政 法人等 をいう 。 以下同じ 。)

の役員及 び職員 並びに 地 方公務員 法(昭 和25 年 法律第2 61号 )第2 条 に規定す る地 方公務員 並びに 地方独 立 行政法人 (地方 独立行 政 法(平成 15年 法律第 1 18号) 第2 条第1項 に規定 する地 方 独立行政 法人を いう。 以 下同じ。 )の役 員及び 職 員をいう 。)

である場 合にお いて、 当 該情報が その職 務の遂 行 に係る情 報であ るときは 、当該情 報の うち、当該公務員等の職及び当該職務遂行の内容に係る部分

一 特定の個人を識別することができる情報

(1) 「個人に関する情報」

「 個 人 に 関 す る 情 報 」 ( 以 下 「 個 人 情 報 」 と い う 。 ) と は 、 個 人 の 内 心 、 身 体 、 身 分 、 地 位 そ の 他 個 人 に 関 す る 一 切 の 事 項 に つ い て の 事 実 、 判 断 及 び 評 価 等 個 人 に 関 連 す る 情 報 全 般 を 意 味 す る 。 個 人 の 属 性 、 人 格 及 び 私 生 活 に 関 す る 情 報 、 個 人 の 知 的 創 作 物 に 関 す る 情 報 並 び に 組 織 体 の 構 成 員 と し て の 個 人 の 活 動 に 関 す る 情 報 も 含 ま れ る 。 「個人」には、生存する個人のほか、死亡した個人も含まれる。

( 2 ) 「 当 該 情 報 に 含 ま れ る 氏 名 、 生 年 月 日 そ の 他 の 記 述 等 に よ り 特 定 の 個 人 を 識 別 す る ことができるもの」

「 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き る も の 」 の 範 囲 は 、 当 該 情 報 に 係 る 個 人 が 誰 で あ る か を 識 別 さ せ る こ と と な る 氏 名 そ の 他 の 記 述 の 部 分 だ け で な く 、 氏 名 そ の 他 の 記 述 等 に よ り 識 別 さ れ る 特 定 の 個 人 情 報 の 全 体 で あ る 。 こ れ ら の 情 報 ( 以 下 「 個 人 識 別 情 報 」 と い う 。 ) は 、 通 常 、 個 人 を 識 別 さ せ る 部 分 ( 例 え ば 、 氏 名 ) と そ の 他 の 部 分

( 例 え ば 、 当 該 個 人 の 行 動 記 録 ) と か ら 成 り 立 っ て お り 、 そ の 全 体 が 一 つ の 不 開 示 情

(6)

3-(4)-5 報を構成する。

「 そ の 他 の 記 述 等 」 と し て は 、 例 え ば 、 住 所 、 電 話 番 号 、 役 職 名 並 び に 個 人 別 に 付 さ れ た 記 号 及 び 番 号 ( 例 え ば 、 振 込 口 座 番 号 、 試 験 の 受 験 番 号 又 は 保 険 証 の 記 号 番 号 等 ) 等 が あ る 。 氏 名 以 外 の 記 述 等 に つ い て は 、 単 独 で は 必 ず し も 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き な い 場 合 も あ る が 、 当 該 情 報 に 含 ま れ る い く つ か の 記 述 等 が 組 み 合 わ さ れ る こ と に よ り 、 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き る こ と と な る 場 合 が あ る 。 年 齢 、 性 別 、 印 影 、 履 歴 、 肖 像 及 び 振 込 金 融 機 関 名 等 の 情 報 に つ い て も 、 こ れ ら の 情 報 が 組 み合わされることにより特定の個人を識別できる場合があることに留意する。

( 3 ) 「 ( 他 の 情 報 と 照 合 す る こ と に よ り 、 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き る こ と と な るものを含む。)」

① 当 該 情 報 単 独 で は 特定 の 個 人 を 識 別 す る こ とが で き な い が 、 他 の 情 報と 照 合 す る こと に よ り特 定の 個 人を 識別す る こと がで き るも のにつ い ても 、個 人 識別 情報と し て不 開 示 とする。

照 合 の 対象 と なる 「他 の 情 報」 と して は 、公知 の 情 報及 び 図書 館 等の公 共 施 設で 一 般 に 入 手可 能な も の等 一般人 が 通常 入手 し 得る 情報が 含 まれ る。 こ の場 合の入 手 可能 か ど う か の判 断に 当 たっ ては、 行 政庁 にお い て、 通常の 注 意力 をも っ て審 査する の であ り 、 調査義務があるものではない。

ま た 、 入 手 す る た めに 特 別 の 調 査 を 必 要 と する 情 報 に つ い て は 、 「 他の 情 報 」 に 含ま れない。

な お 、 情 報 の 性 質 ・内 容 に よ っ て は 、 一 般 人が 通 常 入 手 し 得 る 情 報 では 、 特 定 の 個人 を 識 別す るこ と がで きるま で は言 えな い もの のなお 保 護が 必要 な 情報 につい て は、 法 第 5条第1号本文後段に該当する場合があることに留意する。

② 特 定 の 個 人 を 識 別 する こ と が で き る 情 報 で はな い も の で あ っ て も 、 特定 の 集 団 に 属す る 者 に関 する 情 報を 開示す る と、 当該 集 団に 属する 個 人に 不利 益 を及 ぼすお そ れが あ る も の は、 当該 情 報の 性質、 集 団の 性格 及 び規 模等に よ り、 個人 識 別情 報に該 当 する 場 合 があることに留意する。

( 4 ) 「 特 定 の 個 人 を 識 別 す る こ と が で き な い が 、 公 に す る こ と に よ り 、 な お 、 個 人 の 権 利利益を害するおそれがあるもの」

個 人 の 人 格 と 密 接 に 関 連 す る も の 又 は 公 に す れ ば 財 産 権 そ の 他 の 個 人 の 正 当 な 利 益 を 害 す る お そ れ が あ る も の 等 特 定 の 個 人 を 識 別 で き な い 個 人 情 報 で あ っ て も 、 公 に す る こ と に よ り 、 な お 、 個 人 の 権 利 利 益 を 害 す る お そ れ が あ る 場 合 は 、 当 該 情 報 に つ い ては、不開示とする。例えば、匿名の作文又は無記名の個人の著作物等がある。

個 人 を 識 別 す る こ と が で き な い 情 報 で は あ る が 、 公 に し な い と の 前 提 で 行 政 機 関 に 提 供 さ れ た 情 報 に つ い て は 、 個 人 の 権 利 利 害 を 害 す る お そ れ が あ れ ば 、 当 該 情 報 に つ いては、不開示とする。

二 「 法 令 の 規 定 に よ り 又 は 慣 行 と し て 公 に さ れ 、 又 は 公 に す る こ と が 予 定 さ れ て い る 情 報 」

(ただし書イ)

(7)

3-(4)-6

(1) 「法令の規定により」

「 法 令 の 規 定 」 と は 、 何 人 に 対 し て も 等 し く 当 該 情 報 を 公 開 す る こ と を 定 め て い る 規 定 ( 達 そ の 他 の 命 令 の 規 定 は 含 ま れ な い 。 ) に 限 ら れ る 。 法 令 に よ り 、 情 報 の 公 開 を 求 め る 者 又 は 公 開 を 求 め る 理 由 に よ っ て は 公 開 を 拒 否 す る 場 合 が 定 め ら れ て い れ ば 、 本 規 定 に 該 当 し な い 。 法 令 の 規 定 に よ り 期 間 を 限 定 し て 行 政 文 書 の 閲 覧 の み 許 可 さ れ て い る 場 合 は 、 期 間 中 は 何 人 で も 閲 覧 で き る の で あ れ ば 、 少 な く と も 当 該 期 間 中 に お いては、本規定に該当する。

(2) 「慣行として」

公 に す る こ と が 慣 習 ( 社 会 生 活 の 中 で 反 復 し て 行 わ れ 、 あ る 程 度 ま で 人 の 行 動 を 拘 束 す る よ う に な っ た 一 種 の 社 会 規 範 を い う 。 以 下 同 じ 。 ) と し て 行 わ れ て い る こ と を 意 味 す る 。 慣 習 法 と し て の 法 規 範 的 な 根 拠 を 要 す る も の で は な く 、 事 実 上 の 慣 習 と し て公にされていること又は公にすることが予定されていることで足りる。

当 該 情 報 と 同 種 の 情 報 が 公 に さ れ た 事 例 が あ っ た と し て も 、 当 該 事 例 が 個 別 的 な 事 例 に と ど ま る 限 り 、 本 規 定 に 該 当 し な い 。 し た が っ て 、 報 道 、 裁 判 の 公 開 等 に よ り 一 時 的 に 明 ら か に さ れ た 事 実 が あ っ た 場 合 で あ っ て も 、 本 規 定 に 該 当 し な い と き が あ る 。 ま た 、 誤 っ て 現 に 公 衆 が 知 り 得 る 状 態 に 置 か れ た 場 合 及 び 他 者 の 故 意 に よ り 現 に 公 衆 が知り得る状態に置かれた場合は、本規定に該当しない。

(3) 「公にされ」

当 該 情 報 が 、 現 に 公 衆 が 知 り 得 る 状 態 に 置 か れ て い れ ば 足 り 、 現 に 公 知 の 事 実 で あ る 必 要 は な い 。 過 去 に 公 に さ れ た も の で あ っ て も 、 時 の 経 過 に よ り 、 開 示 請 求 の 時 点 では公にされているとは見られない場合がある。

(4) 「公にすることが予定されている情報」

将 来 的 に 公 に す る 予 定 ( 具 体 的 に 公 表 が 予 定 さ れ て い る 場 合 に 限 ら れ ず 、 求 め が あ れ ば 何 人 に も 提 供 す る こ と を 予 定 し て い る も の も 含 む 。 ) の 下 に 保 有 さ れ て い る 情 報 を い う 。 あ る 情 報 と 同 種 の 情 報 が 公 に さ れ て い る 場 合 に 、 当 該 情 報 の み 公 に し な い と す る 合 理 的 な 理 由 が な い 場 合 等 、 当 該 情 報 の 性 質 上 通 例 公 に さ れ る も の も 含 ま れ る 。 例 え ば 、 あ る 事 業 に つ い て の 報 告 書 を 毎 年 公 表 し て い る 慣 行 が あ る と こ ろ 、 同 種 の 新 規 事 業 に 着 手 し 、 同 様 に 報 告 書 を 作 成 し 、 記 載 さ れ て い る 事 項 も 従 前 の 報 告 書 と 同 様 であり、特に異なった取扱いをする必要がない場合等がある。

三 「 人 の 生 命 、 健 康 、 生 活 又 は 財 産 を 保 護 す る た め 、 公 に す る こ と が 必 要 で あ る と 認 め ら れ る情報」(ただし書ロ)

公 に す る こ と に よ り 害 さ れ る お そ れ が あ る 当 該 情 報 に 係 る 個 人 の 権 利 利 益 よ り も 、 人 の生 命 又 は 健 康 等 の 保 護 の 必 要 性 が 上 回 る と き に は 、 当 該 情 報 を 開 示 す る 。 現 実 に 、 人 の 生 命又 は 健 康 等 に 被 害 が 発 生 し て い る 場 合 に 限 ら れ ず 、 将 来 こ れ ら が 侵 害 さ れ る 蓋 然 性 が 高 い 場合 も 含 ま れ る 。 当 該 蓋 然 性 の 判 断 を す る に 当 た っ て は 、 特 別 な 調 査 に よ ら ず 、 通 常 考 え ら れる 範囲内で判断をする。

(8)

3-(4)-7

四 「 当 該 個 人 が 公 務 員 等 で あ る 場 合 に お い て 、 当 該 情 報 が そ の 職 務 の 遂 行 に 係 る 情 報 で あ る と き は 、 当 該 情 報 の う ち 、 当 該 公 務 員 等 の 職 及 び 当 該 職 務 遂 行 の 内 容 に 係 る 部 分 」 ( た だし 書ハ)

(1) 「当該個人が公務員等である場合において」

「 公 務 員 等 」 と は 、 広 く 公 務 遂 行 を 担 任 す る 者 を い い 、 一 般 職 か 特 別 職 か 、 常 勤 か 非 常 勤 か を 問 わ ず 、 国 及 び 地 方 公 共 団 体 の 職 員 の ほ か 、 国 務 大 臣 、 国 会 議 員 裁 判 官 及 び 審 議 会 委 員 等 も 含 ま れ る 。 ま た 、 公 務 員 で あ っ た 者 の 公 務 員 で あ っ た 当 時 の 情 報 に つ い て は 、 本 規 定 に 該 当 す る 。 さ ら に 、 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法 の 対 象 法 人 ( 以 下

「独立行政法人等」という。)及び地方独立行政法人の役員及び職員を含む。

「 公 務 員 等 」 の 職 務 遂 行 に 係 る 情 報 が 職 務 遂 行 の 相 手 方 等 公 務 員 等 以 外 の 個 人 情 報 で あ る 場 合 等 一 つ の 情 報 が 複 数 の 個 人 情 報 で あ る 場 合 に は 、 当 該 公 務 員 等 に と っ て 不 開 示 情 報 に 該 当 す る か ど う か と 他 の 個 人 に と っ て 不 開 示 情 報 に 該 当 す る か ど う か と を 別個に検討し、そのいずれかに該当すれば、当該部分については不開示とする。

(2) 「当該情報がその職務の遂行に係る情報であるとき」

「 職 務 の 遂 行 に 係 る 情 報 」 と は 、 公 務 員 等 が 行 政 機 関 そ の 他 の 国 の 機 関 、 独 立 行 政 法 人 等 又 は 地 方 公 共 団 体 又 は 地 方 独 立 行 政 法 人 の 機 関 の 一 員 と し て 、 そ の 担 任 す る 職 務 を 遂 行 す る 場 合 に お け る 当 該 活 動 に つ い て の 情 報 を 意 味 す る 。 例 え ば 、 行 政 処 分 そ の 他 の 公 権 力 の 行 使 に 係 る 情 報 、 職 務 と し て の 会 議 へ の 出 席 、 発 言 そ の 他 の 事 実 行 為 に 関 す る 情 報 が 含 ま れ る 。 一 方 で 、 研 修 受 講 職 員 に と っ て 、 公 務 で あ っ て も そ の 担 任 す る 職 務 と 関 係 の な い 活 動 に 関 す る 情 報 、 例 え ば 、 研 修 に お け る 出 席 簿 や 個 人 成 績 表 、 報告書、試験結果等は含まれない。

ま た 、 本 規 定 は 、 具 体 的 な 職 務 の 遂 行 と の 直 接 の 関 連 を 有 す る 情 報 を 対 象 と し 、 例 え ば 、 公 務 員 等 の 情 報 で あ っ て も 、 職 員 の 人 事 管 理 上 保 有 す る 健 康 情 報 、 休 暇 情 報 、 職 員 個 人 に 係 る 人 事 査 定 及 び 評 価 情 報 等 は 管 理 さ れ る 職 員 の 個 人 情 報 と し て 保 護 す る 必要があり、当該情報については不開示とする。

(3) 「当該情報のうち、当該公務員等の職及び当該職務遂行の内容に係る部分」

政 府 の 諸 活 動 を 説 明 す る 責 務 を 全 う す る 観 点 か ら 、 ど の よ う な 地 位 及 び 立 場 に あ る 者 が ど の よ う に 職 務 を 遂 行 し て い る か に つ い て は 、 た と え 、 特 定 の 公 務 員 等 が 識 別 さ れる結果となるとしても、不開示としない。

(4) 公務員等の職務遂行に係る情報に含まれる当該公務員等の氏名の取扱い

公 務 員 等 の 職 及 び 氏 名 が 、 法 令 の 規 定 に よ り 又 は 慣 行 と し て 公 に さ れ 、 又 は 公 に す る こ と が 予 定 さ れ て い る 場 合 に は 、 職 務 の 遂 行 に 係 る 情 報 に つ い て 、 法 第 5 条 第 1 号 ハの規定とともに、同号イの規定が重畳的に適用され、不開示としない。

な お 、 公 務 員 と し て の 職 員 ( 補 助 的 業 務 に 従 事 す る 非 常 勤 職 員 を 除 く 。 ) の 職 務 遂 行 に 係 る 情 報 に 含 ま れ る 当 該 職 員 の 氏 名 に つ い て は 、 次 に 掲 げ る 場 合 そ の 他 の 特 段 の 支 障 の 生 ず る お そ れ が あ る 場 合 を 除 き 、 「 慣 行 と し て 公 に さ れ 、 又 は 公 に す る こ と が 予定されている情報」に該当し、開示するものとする。

イ 氏 名 を 開 示 す る こ と に よ り 、 法 第 5 条 第 2 号 か ら 第 6 号 ま で に 掲 げ る 不 開 示 情

(9)

3-(4)-8 報を開示することとなる場合

ロ 氏名を開示することにより、個人の権利利益を害することとなる場合

五 本人からの開示請求

本 人 か ら 、 本 人 に 関 す る 情 報 の 開 示 請 求 が あ っ た 場 合 に も 、 特 定 の 個 人 が 識 別 さ れ る 情報 に つ い て は 、 不 開 示 と す る ( 法 第 5 条 第 1 号 イ か ら ハ の 規 定 に 該 当 す る 場 合 及 び 法 第 7 条の 規定により開示する場合を除く。)。

な お 、 本 人 に 関 す る 情 報 の 開 示 請 求 を し よ う と す る 者 に 対 し て は 、 個 人 情 報 の 保 護 に 関す る 法 律 ( 平 成 1 5 年 法 律 第 5 7 号 ) に よ り 開 示 請 求 を 行 う こ と が で き る 旨 を 説 明 等 す る もの とする。

六 会 議 等 の 開 催 に 関 す る 会 計 文 書 及 び 職 員 の 勤 務 状 況 に 関 す る 文 書 の 開 示 又 は 不 開 示 の 取 扱 い に つ い て 、 個 々 の 文 書 に お け る そ の 作 成 目 的 及 び 内 容 等 が 特 殊 な 場 合 を 捨 象 し た 一 般 的 な も の の 扱 い は 、 別 表 の と お り と す る 。 運 用 に 当 た っ て は 、 開 示 請 求 に 係 る 行 政 文 書 に 記 載 さ れ て い る 個 々 の 情 報 の 内 容 及 び 性 質 を 踏 ま え 、 画 一 的 又 は 一 律 的 に な ら な い よ う 留 意 し 、 法 第5条各号の規定等の趣旨に沿って個別的に判断する。

(10)

3-(4)-9 3 法第5条第2号に関する判断基準

二 法人その他の団体(国、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人を除く。

以下「法人等」という。)に関する情報又は事業を営む個人の当該事業に関する情報で あって、次に掲げるもの。ただし、人の生命、健康、生活又は財産を保護するため、公に することが必要であると認められる情報を除く。

イ 公にすることにより、当該法人等又は当該個人の権利、競争上の地位その他正当な利

益を害するおそれがあるもの

ロ 行政機関の要請を受けて、公にしないとの条件で任意に提供されたものであって、法

人 等又は 個人 におけ る通例 として 公に しない ことと されて いる ものそ の他の 当該条 件 を 付することが当該情報の性質、当時の状況等に照らして合理的であると認められるもの

一 「 法 人 そ の 他 の 団 体 ( 国 、 独 立 行 政 法 人 等 、 地 方 公 共 団 体 及 び 地 方 独 立 法 人 を 除 く 。 以 下

「法人等」という。)」

( 1 ) 「 法 人 そ の 他 の 団 体 ( 国 、 独 立 行 政 法 人 等 、 地 方 公 共 団 体 及 び 地 方 独 立 法 人 を 除 く。)に関する情報」

株 式 会 社 等 商 法 上 の 会 社 、 財 団 法 人 、 社 団 法 人 、 学 校 法 人 、 宗 教 法 人 、 特 殊 法 人 、 認 可 法 人 、 政 治 団 体 、 外 国 法 人 及 び 権 利 能 力 な き 社 団 等 が 含 ま れ る 。 ( た だ し 、 独 立 行 政 法 人 等 情 報 公 開 法 の 対 象 法 人 を 除 く 。 ) 解 散 等 に よ り 現 在 存 在 し て い な い 法 人 等 に つ い て 、 「 法 人 そ の 他 の 団 体 」 に 含 ま れ る 場 合 が あ る 。 た だ し 、 一 般 的 に は 、 権 利 利益が承継された法人の問題として、その正当な利益等を判断する。

「 法 人 そ の 他 の 団 体 に 関 す る 情 報 」 は 、 法 人 等 の 組 織 及 び 事 業 に 関 す る 情 報 の ほ か 、 法 人 等 の 権 利 利 益 に 関 す る 情 報 等 法 人 等 と 何 ら か の 関 連 性 を 有 す る 情報 を い う 。 法 人 等 の 事 業 活 動 を 行 う 上 で の 内 部 管 理 に 属 す る 経 営 方 針 、 経 理 及 び 人 事 等 に 関 す る 情 報 、 生 産 、 技 術 、 営 業 、 販 売 そ の 他 の 事 業 活 動 に 関 す る 情 報 の ほ か 、 名 誉 、 社 会 的 信 用 及 び 社 会 的 活 動 の 自 由 等 法 人 の 権 利 利 益 に 関 す る 情 報 等 が 含 ま れ る 。 複 数 の 法 人 等 に 関 す る 情 報 を 合 算 し た 数 値 が 、 当 該 数 値 に 関 連 す る 諸 般 の 事 情 を 考 慮 し 、 社 会 通 念 に 照 ら し て 、 特 定 の 法 人 等 又 は 特 定 の 業 界 団 体 に 関 す る 情 報 と な る 場 合 は 、 本 規 定 に 該 当 する場合があることに留意する。

法 人 に つ い て は 、 名 称 、 所 在 地 及 び 役 員 等 は 登 記 に よ り 公 開 さ れ て お り 、 法 第 5 条 第2号イ又は同号ロの規定に該当する場合を除き、当該情報は開示する。

法 人 で は な い 事 業 を 営 む 個 人 の 当 該 事 業 に 関 す る 情 報 並 び に 権 利 能 力 な き 社 団 等 の 名 称 及 び 住 所 等 に つ い て も 、 同 規 定 に 該 当 す る 場 合 を 除 き 、 開 示 す る こ と と な る が 、 同 規 定 に 該 当 す る か ど う か の 判 断 に 当 た っ て は 、 登 記 が 行 わ れ て い な い 事 情 を 考 慮 す る。

な お 、 法 人 等 の 構 成 員 に 関 す る 情 報 は 、 法 人 等 に 関 す る 情 報 で あ る と 同 時 に 、 構 成 員各個人に関する情報でもある。

(11)

3-(4)-10

( 2 ) 「 た だ し 、 人 の 生 命 、 健 康 、 生 活 又 は 財 産 を 保 護 す る た め 、 公 に す る こ と が 必 要 で あると認められる情報を除く。」

情 報 を 公 に す る こ と に よ り 保 護 さ れ る 人 の 生 命 及 び 健 康 等 の 利 益 と 、 当 該 情 報 を 公

に し な い こ と に よ り 保 護 さ れ る 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 権 利 利 益 と を 比 較 衡 量 し 、 前者の利益を保護することの必要性が上回るときには、当該情報を開示する。

現 実 に 人 の 生 命 又 は 健 康 等 に 被 害 が 発 生 し て い る 場 合 に 限 ら れ ず 、 将 来 こ れ ら が 侵 害される蓋然性が高い場合も本規定に該当する。

二 「 公 に す る こ と に よ り 、 当 該 法 人 等 又 は 当 該 個 人 の 権 利 、 競 争 上 の 地 位 そ の 他 正 当 な 利 益 を害するおそれがあるもの」(イ)

(1) 「権利」

信 教 の 自 由 、 集 会 及 び 結 社 の 自 由 、 学 問 の 自 由 並 び に 財 産 権 等 法 的 保 護 に 値 す る 権 利一切をいう。

(2) 「競争上の地位」

法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 公 正 な 競 争 関 係 に お け る 地 位 を い う 。 例 え ば 、 製 造 又 は販売等において他社に優る地位等がある。

(3) 「その他正当な利益」

ノ ウ ハ ウ 及 び 信 用 等 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 運 営 上 の 地 位 を 広 く 含 む も の で あ り 、 法 令 上 又 は 社 会 通 念 上 保 護 さ れ る こ と が 相 当 で あ る 当 該 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 利 益 を い う 。 例 え ば 、 第 三 者 が 基 本 的 に そ の 事 実 を 知 り 得 な い 行 政 不 服 審 査 法

( 平 成 2 6 年 法 律 第 6 8 号 ) 基 づ く 審 査 請 求 に 係 る 審 査 請 求 人 を 特 定 す る 情 報 等 が 該 当 す る 。 公 表 を 伴 う 行 政 処 分 の 対 象 と な っ た 違 法 事 実 に 関 す る 情 報 は 本 規 定 に 含 ま れ ない。

(4) 「害するおそれ」

「 害 す る お そ れ 」 が あ る か ど う か の 判 断 を す る に 当 た っ て は 、 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 性 格 並 び に 権 利 利 益 の 内 容 及 び 性 質 等 に 応 じ 、 当 該 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 憲 法 上 の 権 利 ( 例 え ば 、 信 教 の 自 由 又 は 学 問 の 自 由 等 ) の 保 護 の 必 要 性 及 び 当 該 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 と 行 政 と の 関 係 等 を 十 分 考 慮 す る 。 な お 、 こ の 「 お そ れ 」 の 判 断 に 当 た っ て は 、 単 な る 確 率 的 な 可 能 性 で は な く 、 法 的 保 護 に 値 す る 蓋 然 性 を 必 要とする。

公 に さ れ る 情 報 自 体 か ら は 正 当 な 利 益 を 害 す る お そ れ は な い が 、 個 人 識 別 情 報 と 同 様 に 、 他 の 情 報 と 照 合 す る こ と に よ り 害 す る お そ れ が あ る 情 報 に つ い て は 、 不 開 示 と する。

な お 、 関 税 法 ( 昭 和 2 9 年 法 律 第 6 1 号 ) 第 7 条 第 3 項 に 基 づ き 、 関 税 の 納 付 に 関 す る 相 談 を 行 っ た と い う 事 実 の 有 無 に つ い て は 、 相 談 者 が 開 示 す る こ と を 了 承 し て い る 場 合 、 当 該 相 談 者 の 権 利 、 競 争 上 の 地 位 そ の 他 正 当 な 利 益 を 害 す る お そ れ が な い も のと認められ、開示するものとする。

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3-(4)-11

三 「 行 政 機 関 の 要 請 を 受 け て 、 公 に し な い と の 条 件 で 任 意 に 提 供 さ れ た も の で あ っ て 、 法 人 等 又 は 個 人 に お け る 通 例 と し て 公 に し な い こ と と さ れ て い る も の そ の 他 の 当 該 条 件 を 付 する ことが当該情報の性質、当時の状況等に照らして合理的であると認められるもの」(ロ)

法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 か ら 公 に し な い と の 条 件 の 下 に 任 意 に 提 供 さ れ た 情 報 ( 文 書に よ る 情 報 に 限 ら れ ず 、 例 え ば 法 人 等 か ら 口 頭 で 提 供 さ れ た 情 報 で あ っ て 、 行 政 機 関 側 で 文書 等 に 記 録 し た も の を 含 む 。 ) に つ い て は 、 当 該 条 件 が 合 理 的 な も の で あ る 限 り 、 不 開 示 とす る 。 事 業 を 営 む 個 人 以 外 の 個 人 か ら 提 供 さ れ る 情 報 は 、 当 該 個 人 と の 信 頼 と 期 待 を 保 護 する 必要がある場合には、法第5条第1号により、不開示とする。

(1) 「行政機関の要請を受けて、公にしないとの条件で任意に提供されたもの」

行 政 機 関 の 要 請 を 受 け ず に 、 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 か ら 提 供 さ れ た 情 報 は 含 ま れ な い 。 た だ し 、 行 政 機 関 の 要 請 を 受 け ず に 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 か ら 提 供 申 出 が あ っ た 情 報 で あ っ て も 、 提 供 に 先 立 ち 、 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 側 か ら 非 公 開 の 条 件 が 提 示 さ れ 、 行 政 機 関 が 合 理 的 理 由 が あ る と し て 当 該 条 件 を 受 諾 し た 上 で 提 供 を受けた情報は、本規定に該当する。

「 要 請 」 に は 、 法 令 に 基 づ く 報 告 又 は 提 出 の 命 令 は 含 ま れ な い が 、 行 政 機 関 の 長 が 報 告 徴 収 権 限 を 有 す る 場 合 で も 、 当 該 権 限 を 行 使 す る こ と な く 、 任 意 に 提 出 を 求 め た 場合は含まれる。

な お 、 国 有 財 産 の 売 買 契 約 書 は 、 国 と 相 手 方 の 双 方 の 合 意 に よ り 締 結 さ れ た 契 約 に 基 づ き 作 成 し 、 双 方 が そ れ ぞ れ 保 有 し て い る も の で あ る か ら 、 「 行 政 機 関 の 要 請 を 受 けて、任意に提供されたもの」には該当しない。

「 公 に し な い 」 と は 、 第 三 者 に 対 し て 当 該 情 報 を 提 供 し な い 意 味 で あ る 。 ま た 、 特 定 の 行 政 目 的 以 外 の 目 的 に は 使 用 し な い と の 条 件 で 情 報 の 提 供 を 受 け る 場 合 も 含 ま れ る。

「 条 件 」 に つ い て は 、 行 政 機 関 の 側 か ら 公 に し な い と の 条 件 で 情 報 を 提 供 し て ほ し い と 申 し 入 れ る 場 合 及 び 法 人 等 又 は 事 業 を 営 む 個 人 の 側 か ら 行 政 機 関 の 要 請 が あ っ た の で 情 報 は 提 供 す る が 公 に し な い で ほ し い と 申 し 出 る 場 合 が 含 ま れ る が 、 い ず れ の 場 合 も 双 方 の 合 意 に よ り 成 立 す る 。 「 公 に し な い と の 条 件 」 は 口 頭 に よ る 確 認 で 足 り る 。 ま た 、 条 件 を 設 け る 方 法 に つ い て は 、 黙 示 的 な も の を 排 除 し な い 。 情 報 提 供 時 に

「 公 に し な い と の 条 件 」 が 明 確 に 確 認 さ れ て い な い 場 合 で あ っ て も 、 当 時 の 状 況 か ら 判 断 し て 情 報 提 供 者 側 も 「 公 に し な い 」 こ と を 前 提 と し て い る 場 合 に は 、 「 公 に し な いとの条件」が成立する。

( 2 ) 「 法 人 等 又 は 個 人 に お け る 通 例 と し て 公 に し な い こ と と さ れ て い る も の そ の 他 の 当 該 条 件 を 付 す る こ と が 当 該 情 報 の 性 質 、 当 時 の 状 況 等 に 照 ら し て 合 理 的 で あ る と 認 め られるもの」

「 法 人 等 又 は 個 人 に お け る 通 例 」 と は 、 当 該 法 人 等 又 は 個 人 の 個 別 具 体 的 な 事 情 で は な く 、 当 該 法 人 等 又 は 個 人 が 属 す る 業 界 ( 業 界 に 準 ず る も の を 含 む 。 ) に お け る 通 常の取扱いを意味し、当該法人等において公にしていないことだけでは足りない。

公 に し な い と の 条 件 を 付 す こ と の 合 理 性 の 判 断 に 当 た っ て は 、 情 報 の 性 質 に 応 じ 、

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3-(4)-12

当 該 情 報 の 提 供 当 時 の 諸 般 の 事 情 を 考 慮 し て 判 断 す る が 、 必 要 に 応 じ 、 そ の 後 の 変 化 も 考 慮 す る 。 公 に し な い と の 条 件 が 付 さ れ て い て も 、 現 に 当 該 情 報 が 公 に さ れ て い る 場合には、本規定には該当しない。

(14)

3-(4)-13 4 法第5条第3号に関する判断基準

三 公にすることにより、国の安全が害されるおそれ、他国若しくは国際機関との信頼関係

が損なわれるおそれ又は他国若しくは国際機関との交渉上不利益を被るおそれがあると行 政機関の長が認めることにつき相当の理由がある情報

一 「国の安全が害されるおそれ」

「 国 の 安 全 」 と は 、 国 家 の 構 成 要 素 で あ る 国 土 、 国 民 及 び 統 治 体 制 が 害 さ れ る こ と な く平 和 で 平 穏 な 状 態 に 保 た れ て い る こ と 、 す な わ ち 、 国 と し て の 基 本 的 な 秩 序 が 平 穏 に 維 持 され て い る 状 態 を い う 。 例 え ば 、 直 接 侵 略 及 び 間 接 侵 略 に 対 し 、 独 立 と 平 和 が 守 ら れ て い る 状 態 、 国 民 の 生 命 が 国 外 か ら の 脅 威 等 か ら 保 護 さ れ て い る こ と 並 び に 国 の 存 立 基 盤 と し て の 基 本的 な政治方式並びに経済及び社会秩序の安定が保たれている状態等をいう。

「 国 の 安 全 が 害 さ れ る お そ れ 」 と は 、 こ れ ら の 国 の 安 全 に 対 す る 侵 害 の お そ れ ( 当 該 安全 を 維 持 す る た め の 手 段 の 有 効 性 を 阻 害 さ れ 、 国 の 安 全 が 害 さ れ る お そ れ が あ る と 考 え ら れる 場合を含む。)をいう。

二 「他国若しくは国際機関との信頼関係が損なわれるおそれ」

「 他 国 若 し く は 国 際 機 関 」 ( 我 が 国 が 承 認 し て い な い 地 域 、 政 府 機 関 そ の 他 こ れ に 準 ずる も の ( 例 え ば 、 各 国 の 中 央 銀 行 及 び 他 国 政 府 機 関 と 一 体 と な っ た 国 営 企 業 な ど で あ っ て 、我 が 国 政 府 機 関 と の 関 係 を 自 律 的 に 処 理 で き る 能 力 を 有 す る も の の 中 で 、 個 々 の 機 関 に つ い て 、 実 質 的 に 政 府 機 関 に 準 じ る も の に 該 当 す る も の 等 ) 、 外 国 の 地 方 政 府 又 は 国 際 会 議 そ の 他国 際 協 調 の 枠 組 み に 係 る 組 織 ( ア ジ ア 太 平 洋 経 済 協 力 、 国 際 機 関 に お け る 「 総 会 、 理 事 会 又は 事 務 局 」 等 の 固 有 の 常 設 機 関 が 完 全 に は 形 成 さ れ て い な い A S E M 等 の 国 際 的 な 組 織 又 は国 際 フ ォ ー ラ ム 及 び 自 発 的 に 国 家 間 で 形 成 さ れ た 国 際 協 調 の た め の 枠 組 み で あ っ て 、 個 々 の組 織 に つ い て 、 実 質 的 に 国 際 協 調 の た め の 枠 組 み に 該 当 す る も の 等 ) の 事 務 局 等 を 含 む 。 以下

「 他 国 等 」 と い う 。 ) と の 間 で 、 相 互 の 信 頼 に 基 づ き 保 た れ て い る 正 常 な 関 係 に 支 障 を 及ぼ す よ う な お そ れ を い う 。 例 え ば 、 公 に す る こ と に よ り 、 他 国 等 と の 取 決 め 若 し く は 国 際 慣行 に 反 す る こ と と な る 情 報 、 他 国 等 の 意 思 に 一 方 的 に 反 す る こ と と な る 情 報 又 は 他 国 等 に 不当 に 不 利 益 を 与 え る こ と と な る 情 報 等 我 が 国 と の 関 係 に 悪 影 響 を 及 ぼ す お そ れ が あ る 情 報 につ いては、不開示とする。

三 「他国若しくは国際機関との交渉上不利益を被るおそれ」

他 国 等 と の 現 在 進 行 中 の 又 は 将 来 予 想 さ れ る 交 渉 に お い て 、 我 が 国 が 望 む よ う な 交 渉 成 果 が 得 ら れ な く な る 又 は 我 が 国 の 交 渉 上 の 地 位 が 低 下 す る 等 の お そ れ を い う 。 例 え ば 、 交 渉

( 過 去 の も の を 含 む 。 ) に 関 す る 情 報 ( 交 渉 に 関 し て 取 ら れ た 措 置 や 対 処 方 針 の 検 討 過 程の 資 料 等 を 含 む 。 ) で あ っ て 、 公 に す る こ と に よ り 、 現 在 進 行 中 の 又 は 将 来 予 想 さ れ る 交 渉に 関 し て 我 が 国 が 執 ろ う と し て い る 立 場 が 明 ら か に さ れ 、 又 は 具 体 的 に 推 測 さ れ る こ と に な り 、 交渉上の不利益を被るおそれがある情報については、不開示とする。

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3-(4)-14

四 「おそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由がある情報」

公 に す る こ と に よ り 、 国 の 安 全 が 害 さ れ る お そ れ 、 他 国 等 と の 信 頼 関 係 が 損 な わ れ る おそ れ 又 は 国 際 交 渉 上 不 利 益 を 被 る お そ れ が あ る 情 報 に つ い て は 、 一 般 の 行 政 運 営 に 関 す る 情報 と は 異 な り 、 そ の 性 質 上 、 開 示 又 は 不 開 示 の 判 断 に 高 度 の 政 策 的 判 断 を 伴 う こ と 、 我 が 国の 安 全 保 障 上 又 は 対 外 関 係 上 の 将 来 予 測 と し て の 専 門 的 及 び 技 術 的 判 断 を 要 す る こ と 等 の 特殊 性があることに留意する。

(16)

3-(4)-15 5 法第5条第4号に関する判断基準

四 公にすることにより、犯罪の予防、鎮圧又は捜査、公訴の維持、刑の執行その他の公共

の安全と秩序の維持に支障を及ぼすおそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当 の理由がある情報

一 「犯罪の予防、鎮圧又は捜査、公訴の維持、刑の執行その他の公共の安全と秩序の維持」

( 1 ) 「 犯 罪 の 予 防 、 鎮 圧 又 は 捜 査 、 公 訴 の 維 持 、 刑 の 執 行 」 は 、 「 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維持」の例示である。

「 犯 罪 の 予 防 」 と は 、 犯 罪 の 発 生 を 未 然 に 防 止 す る こ と を い う 。 な お 、 国 民 の 防 犯 意 識 の 啓 発 又 は 防 犯 資 機 材 の 普 及 等 、 一 般 に 公 に し て も 犯 罪 を 誘 発 し 、 又 は 犯 罪 の 実 行 を 容 易 に す る お そ れ が な い 防 犯 活 動 に 関 す る 情 報 に つ い て は 、 本 規 定 に 該 当 し な い 。 「 犯 罪 の 鎮 圧 」 と は 、 犯 罪 が 正 に 発 生 し よ う と す る の を 未 然 に 防 止 し 、 又 は 犯 罪 が

発生した後において、その拡大を防止し、若しくは終息させることをいう。

「 犯 罪 の 捜 査 」 と は 、 捜 査 機 関 が 犯 罪 が あ る と 思 料 す る と き に 、 公 訴 の 提 起 な ど の ために犯人及び証拠を発見、収集及び保全することをいう。

「 公 訴 の 維 持 」 と は 、 提 起 さ れ た 公 訴 の 目 的 を 達 成 す る た め 、 終 局 判 決 を 得 る ま で に検察官が行う公判廷における主張及び立証並びに公判準備等の活動をいう。

「 刑 の 執 行 」 と は 、 刑 法 ( 明 治 4 0 年 法 律 第 4 5 号 ) 第 2 章 に 規 定 さ れ た 死 刑 、 懲 役 、 禁 錮 、 罰 金 、 拘 留 、 科 料 、 没 収 、 追 徴 及 び 労 役 場 留 置 の 刑 又 は 処 分 を 具 体 的 に 実 施 す る こ と を い う 。 保 護 観 察 、 勾 留 の 執 行 、 保 護 処 分 の 執 行 、 観 護 措 置 の 執 行 、 補 導 処 分 の 執 行 及 び 監 置 の 執 行 に つ い て も 、 刑 の 執 行 に 密 接 に 関 連 す る も の で も あ る こ と か ら 、 公 に す る こ と に よ り 保 護 観 察 等 に 支 障 を 及 ぼ し 、 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 に 支 障を及ぼすおそれがある情報については、不開示とする。

( 2 ) 「 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 」 と は 、 犯 罪 の 予 防 、 鎮 圧 又 は 捜 査 、 公 訴 の 維 持 及 び 刑 の執行に代表される刑事法の執行を中心としたものを意味する。

刑 事 訴 訟 法 ( 昭 和 2 3 年 法 律 第 1 3 1 号 ) 以 外 の 関 税 法 ( 昭 和 2 9 年 法 律 第 6 1 号 ) 等 の 特 別 法 に よ り 、 臨 検 、 捜 索 、 差 押 え 又 は 告 発 等 が 規 定 さ れ 、 犯 罪 の 予 防 及 び 捜 査 と も 関 連 し 、 刑 事 司 法 手 続 に 準 ず る 犯 則 事 件 の 調 査 、 独 占 禁 止 法 ( 昭 和 2 2 年 法 律 第 5 4 号 ) 違 反 の 調 査 等 、 犯 罪 の 予 防 及 び 捜 査 に 密 接 に 関 連 す る 破 壊 的 団 体 ( 無 差 別 大 量 殺 人 行 為 を 行 っ た 団 体 を 含 む 。 ) の 規 制 、 暴 力 団 員 に よ る 不 当 な 行 為 の 防 止 、 つ き ま と い 等 の 規 制 並 び に 強 制 退 去 手 続 に 関 す る 情 報 で あ っ て 、 公 に す る こ と に よ り 、 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 に 支 障 を 及 ぼ す お そ れ が あ る も の に つ い て は 、 不 開 示 と す る 。 通 貨 の 偽 造 を 防 止 す る た め の 特 殊 な 加 工 等 に 関 す る 詳 細 情 報 並 び に 製 造 し た 貨 幣 の 保 管 及 び 輸 送 等 の 管 理 及 び 保 安 等 に 関 す る 情 報 は 、 犯 罪 を 予 防 し 、 通 貨 の 信 任 を 確 保 す るための情報であり、犯罪を誘発する蓋然性が高い情報については、不開示とする。

ま た 、 公 に す る こ と に よ り 、 テ ロ 等 の 人 の 生 命 、 身 体 若 し く は 財 産 等 へ の 不 法 な 侵

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3-(4)-16

害 又 は 特 定 の 建 造 物 若 し く は シ ス テ ム へ の 不 法 な 侵 入 若 し く は 破 壊 を 招 く お そ れ が あ る 等 、 犯 罪 を 誘 発 し 、 又 は 犯 罪 の 実 行 を 容 易 に す る お そ れ が あ る 情 報 及 び 被 疑 者 又 は 被 告 人 の 留 置 又 は 勾 留 に 関 す る 施 設 保 安 に 支 障 を 生 ず る お そ れ の あ る 情 報 に つ い て は 、 不開示とする。

一 方 、 風 俗 営 業 等 の 許 可 、 伝 染 病 予 防 、 食 品 、 環 境 、 薬 事 等 の 衛 生 監 視 、 建 築 規 制 及 び 災 害 警 備 等 、 一 般 に 公 に し て も 犯 罪 の 予 防 又 は 鎮 圧 等 に 支 障 が 生 じ る お そ れ の な い行政警察活動に関する情報については、本規定に該当しない。

二 「おそれがあると行政機関の長が認めることにつき相当の理由がある情報」

公 に す る こ と に よ り 、 犯 罪 の 予 防 、 鎮 圧 又 は 捜 査 等 の 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 に 支 障 を及 ぼ す お そ れ が あ る 情 報 に つ い て は 、 そ の 性 質 上 、 開 示 又 は 不 開 示 の 判 断 に 犯 罪 等 に 関 す る将 来予測としての専門的及び技術的判断を要すること等の特殊性があることに留意する。

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3-(4)-17 6 法第5条第5号に関する判断基準

五 国の機関、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人の内部又は相互間にお

ける審議、検討又は協議に関する情報であって、公にすることにより、率直な意見の交換 若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ、不当に国民の間に混乱を生じさせ るおそれ又は特定の者に不当に利益を与え若しくは不利益を及ぼすおそれがあるもの

一 「国の機関、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人の内部又は相互間」

「 国 の 機 関 」 と は 、 国 会 、 内 閣 、 裁 判 所 及 び 会 計 検 査 院 ( こ れ ら に 属 す る 機 関 を 含 む 。)

を い い 、 「 国 の 機 関 、 独 立 行 政 法 人 等 、 地 方 公 共 団 体 及 び 地 方 独 立 行 政 法 人 の 内 部 又 は 相互 間 」 と は 、 こ れ ら の 機 関 及 び 地 方 公 共 団 体 に つ い て 、 そ れ ぞ れ の 機 関 の 内 部 又 は 他 の 機 関と の相互間の意味である。

公 益 法 人 等 国 の 機 関 、 独 立 行 政 法 人 等 及 び 地 方 公 共 団 体 以 外 の 機 関 が 主 催 す る 会 議 に 、国 の 機 関 、 独 立 行 政 法 人 等 及 び 地 方 公 共 団 体 の 職 員 が 職 務 と し て 参 加 し 、 検 討 等 を 行 っ た 場 合 、 当 該 会 議 に 係 る 情 報 が 、 国 の 機 関 の 内 部 に お け る 審 議 、 検 討 又 は 協 議 ( 以 下 「 審 議 等 」 とい う。)に当たる場合には、本規定に該当する。

二 「審議、検討又は協議に関する情報」

国 の 機 関 、 独 立 行 政 法 人 等 又 は 地 方 公 共 団 体 の 事 務 及 び 事 業 に つ い て 意 思 決 定 が 行 わ れる 場 合 に 、 そ の 決 定 に 至 る ま で の 過 程 に お い て は 、 例 え ば 、 具 体 的 な 意 思 決 定 の 前 段 階 と して の 政 策 等 の 選 択 肢 に 関 す る 自 由 討 議 、 一 定 の 責 任 者 の 段 階 で の 意 思 統 一 を 図 る た め の 協 議及 び 打 合 せ 、 決 裁 を 前 提 と し た 説 明 及 び 検 討 並 び に 審 議 会 等 又 は 行 政 機 関 が 開 催 す る 有 識 者又 は 関 係 法 人 等 を 交 え た 研 究 会 等 に お け る 審 議 及 び 検 討 等 、 様 々 な 審 議 等 が 行 わ れ て お り 、本 規定は、当該審議等に関連して作成され、又は取得された情報をいう。

意 思 決 定 を 求 め る ま で の 過 程 で 、 結 果 的 に 意 思 決 定 に 至 ら な か っ た 審 議 等 の 内 容 等 も 本規 定に該当する。

あ る 機 関 に お い て 最 終 的 な 意 思 決 定 を 行 う ま で の 過 程 で 行 わ れ る 審 議 等 に 関 す る 情 報 は、

これに関与したすべての機関にとって、本規定に該当する。

審 議 等 の 内 容 に 関 す る 情 報 だ け で な く 、 審 議 等 を 行 う 体 制 又 は 進 め 方 に 関 す る 情 報 も 、本 規定に該当する。

三 「率直な意見の交換若しくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれ」

公 に す る こ と に よ り 、 外 部 か ら の 圧 力 又 は 干 渉 等 の 影 響 を 受 け る こ と 等 に よ り 、 率 直 な意 見の交換又は意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがある場合をいう。

例 え ば 、 行 政 機 関 内 部 の 政 策 の 検 討 が ま だ 十 分 さ れ て い な い 情 報 が 公 に な り 、 外 部 か らの 圧 力 に よ り 当 該 政 策 に 不 当 な 影 響 を 受 け る お そ れ が あ り 、 意 思 決 定 の 中 立 性 が 不 当 に 損 なわ れるおそれが生じたりする場合は、当該情報については不開示とする。

(19)

3-(4)-18 四 「不当に国民の間に混乱を生じさせるおそれ」

未 成 熟 な 情 報 又 は 事 実 関 係 の 確 認 が 不 十 分 な 情 報 等 を 公 に す る こ と に よ り 、 国 民 の 誤 解又 は憶測を招き、不当に国民の間に混乱を生じさせるおそれがある場合をいう。

例 え ば 、 特 定 の 物 資 が 将 来 不 足 す る こ と が 見 込 ま れ る こ と か ら 、 政 府 と し て 取 引 の 規 制が 検 討 さ れ て い る 段 階 で 、 そ の 検 討 情 報 を 公 に す れ ば 、 買 い 占 め 又 は 売 り 惜 し み 等 が 起 こ るお そ れ が あ る 場 合 は 、 当 該 情 報 に つ い て は 不 開 示 と す る 。 審 議 会 等 の 場 に お い て 、 様 々 な 政策 決 定 に つ い て 検 討 し て い る 段 階 で 、 結 果 的 に は 当 該 政 策 決 定 に 反 映 さ れ な か っ た 情 報 に つい て 、 そ の ま ま 開 示 す る と 、 検 討 の 状 況 を 国 民 に 知 ら せ る 意 義 と 比 較 し て 、 不 当 に 国 民 の 間に 混乱を生じさせるおそれがあるものについては、不開示とする。

五 「特定の者に不当に利益を与え若しくは不利益を及ぼすおそれ」

尚 早 な 時 期 に 事 実 関 係 の 確 認 が 不 十 分 な 情 報 等 を 公 に す る こ と に よ り 、 投 機 を 助 長 す る 等 、 特 定 の 者 ( 具 体 的 に 個 人 又 は 法 人 等 が 確 定 し て い る こ と ま で は 求 め ら れ ず 、 あ る 程 度 の 蓋然 性 を も っ て そ の 存 在 が 認 め ら れ る こ と を も っ て 足 り る 。 ) に 不 当 に 利 益 を 与 え 又 は 不 利 益を 及 ぼ す 場 合 を い う 。 例 え ば 、 施 設 等 の 建 設 計 画 の 検 討 状 況 に 関 す る 情 報 が 開 示 さ れ た た め に 、 土 地 の 買 い 占 め が 行 わ れ て 土 地 が 高 騰 し 、 開 示 を 受 け た 者 等 が 不 当 な 利 益 を 得 る 場 合 、 又は 違 法 行 為 の 事 実 関 係 に つ い て の 調 査 中 の 情 報 が 開 示 さ れ た た め に 、 結 果 的 に 違 法 若 し く は不 当な行為を行っていなかった者が不利益を被る場合は、当該情報については不開示とする。

な お 、 本 規 定 に お け る 「 利 益 」 又 は 「 不 利 益 」 は 、 経 済 的 な も の に 限 ら れ ず 、 精 神 的 苦痛 や社会的信用も含まれる。

六 「不当に」

三 、 四 及 び 五 の 「 不 当 に 」 と は 、 審 議 等 の 途 中 の 段 階 の 情 報 を 公 に す る こ と の 公 益 性 を 考 慮 し て も な お 、 適 正 な 意 思 決 定 の 確 保 等 へ の 支 障 が 看 過 し 得 な い 程 度 の も の を 意 味 す る 。予 想 さ れ る 支 障 が 不 当 な も の か ど う か の 判 断 は 、 当 該 情 報 の 性 質 に 照 ら し 、 公 に す る こ と によ る利益と不開示にすることによる利益とを比較衡量した上で判断する。

七 意思決定後の取扱い等

審 議 等 が 終 了 し 、 意 思 決 定 が 行 わ れ た 後 で あ っ て も 、 当 該 意 思 決 定 が 政 策 決 定 の 一 部 の構 成 要 素 で あ る 場 合 又 は 当 該 意 思 決 定 を 前 提 と し て 次 の 意 思 決 定 が 行 わ れ る 場 合 等 審 議 等 の過 程 が 重 層 的 又 は 連 続 的 な 場 合 に は 、 政 策 全 体 の 意 思 決 定 又 は 次 の 意 思 決 定 に 関 し て 法 第 5条 第 5 号 に 該 当 す る か ど う か を 判 断 す る 。 ま た 、 審 議 等 が 終 了 し 、 意 思 決 定 が 行 わ れ た 後 で あ っ て も 、 当 該 審 議 等 に 関 す る 情 報 が 公 に な る と 、 国 民 の 間 に 混 乱 を 生 じ さ せ る お そ れ 又は 将 来 予 定 さ れ て い る 同 種 の 審 議 等 に 係 る 意 思 決 定 に 不 当 な 影 響 を 与 え る お そ れ が あ る 場 合等 は、当該情報については、不開示とする。

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3-(4)-19 7 法第5条第6号に関する判断基準

六 国の機関、独立行政法人等、地方公共団体及び地方独立行政法人が行う事務又は事業に

関する情報であって、公にすることにより、次に掲げるおそれその他当該事務又は事業の 性質上、当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれがあるもの

イ 監査、検査、取締り又は試験又は租税の賦課もしくは徴収に係る事務に関し、正確な

事実の把 握を困 難にす る おそれ又 は違法 若しく は 不当な行 為を容 易にし 、 若しくは その 発見を困難にするおそれ

ロ 契約、交渉又は争訟に係る事務に関し、国、独立行政法人等、地方公共団体又は地方

独立行政法人の財産上の利益又は当事者としての地位を不当に害するおそれ

ハ 調査研究に係る事務に関し、その公正かつ能率的な遂行を不当に阻害するおそれ ニ 人事管理に係る事務に関し、公正かつ円滑な人事の確保に支障を及ぼすおそれ

ホ 独立行政法人等、地方公共団体が経営する企業又は地方独立行政法人に係る事業に関

し、その企業経営上の正当な利益を害するおそれ

一 「 次 に 掲 げ る お そ れ そ の 他 当 該 事 務 又 は 事 業 の 性 質 上 、 当 該 事 務 又 は 事 業 の 適 正 な 遂 行 に 支障を及ぼすおそれがあるもの」

(1) 「次に掲げるおそれ」

「 次 に 掲 げ る お そ れ 」 と し て イ か ら ホ ま で に 掲 げ た 事 務 又 は 事 業 の ほ か に も 、 同 種 の も の が 反 復 さ れ る よ う な 性 質 の 事 務 又 は 事 業 で あ っ て 、 あ る 個 別 の 事 務 又 は 事 業 に 関 す る 情 報 を 開 示 す る と 、 将 来 の 同 種 の 事 務 又 は 事 業 の 適 正 な 遂 行 に 支 障 を 及 ぼ す お そ れ が あ る も の 等 、 「 そ の 他 当 該 事 務 又 は 事 業 の 性 質 上 、 当 該 事 務 又 は 事 業 の 適 正 な 遂行に支障を及ぼすおそれ」に該当する場合がある。

記 者 発 表 等 、 一 定 期 間 後 に 一 斉 に 公 表 さ れ る 予 定 と な っ て い る 文 書 又 は 行 政 機 関 の 審 査 を 経 た 後 、 公 表 さ れ る 予 定 と な っ て い る 文 書 で あ っ て 、 公 表 日 前 に 公 に す る こ と に よ り 当 該 事 務 又 は 事 業 の 遂 行 に 支 障 を 及 ぼ す お そ れ が あ る も の に つ い て は 、 不 開 示 とする。

国 債 市 場 又 は 外 国 為 替 市 場 等 の 市 場 に 関 係 す る 文 書 で あ っ て 、 開 示 す る こ と に よ り 不 当 に 市 場 に 混 乱 を 生 じ さ せ る お そ れ 又 は 特 定 の 者 に 不 当 に 利 益 を 与 え 若 し く は 不 利 益を及ぼすおそれがあるものについては、不開示とする。

(2) 「当該事務又は事業の性質上」

当 該 事 務 又 は 事 業 の 本 質 的 な 性 格 、 例 え ば 、 当 該 事 務 又 は 事 業 の 目 的 、 そ の 目 的 達 成 の た め の 手 法 等 に 照 ら し て 、 そ の 適 正 な 遂 行 に 支 障 を 及 ぼ す お そ れ が あ る か ど う か を判断する。

(3) 「適正な遂行に支障を及ぼすおそれ」

各 規 定 の 要 件 に 該 当 す る か ど う か の 判 断 に 当 た っ て は 、 客 観 的 に 判 断 し 、 ま た 、 事 務 又 は 事 業 が そ の 根 拠 と な る 規 定 及 び 趣 旨 に 照 ら し 、 公 益 的 な 開 示 の 必 要 性 等 の 種 々

(21)

3-(4)-20

の利益を衡量した上で、「適正な遂行」と言えるものであるかどうかを判断する。

函 館 税 関 の 所 掌 事 務 に 関 す る 相 談 ( 以 下 「 行 政 相 談 」 と い う 。 ) に 関 す る 文 書 等 で あ っ て 、 開 示 す る こ と に よ り 、 安 心 し て 行 政 相 談 等 す る こ と が で き な い と い う 危 惧 の 念 を 国 民 に 抱 か せ 、 そ の 結 果 、 行 政 相 談 等 に 対 す る 信 頼 が 損 な わ れ 国 民 に 行 政 相 談 等 の 利 用 を 躊 躇 さ せ る こ と 等 、 行 政 相 談 等 の 実 施 目 的 を 失 わ せ る お そ れ が あ る も の に つ いては、不開示とする。

二 「 監 査 、 検 査 、 取 締 り 又 は 試 験 に 係 る 事 務 に 関 し 、 正 確 な 事 実 の 把 握 を 困 難 に す る お そ れ 又は違法若しくは不当な行為を容易にし、若しくはその発見を困難にするおそれ」(イ)

( 1 ) 「 監 査 」 と は 、 主 と し て 監 察 的 見 地 か ら 、 事 務 又 は 事 業 の 執 行 又 は 財 産 の 状 況 の 正 否を調べることをいう。

「 検 査 」 と は 、 法 令 の 執 行 確 保 、 会 計 経 理 の 適 正 確 保 、 物 資 の 規 格 又 は 等 級 の 証 明 等のために帳簿書類その他の物件等を調べることをいう。

「 取 締 り 」 と は 、 行 政 上 の 目 的 に よ る 一 定 の 行 為 の 禁 止 又 は 制 限 に つ い て 適 法 な 又 は適正な状態を確保することをいう。

「試験」とは、人の知識、能力等又は物の性能等を試すことをいう。

( 2 ) 「 正 確 な 事 実 の 把 握 を 困 難 に す る お そ れ 又 は 違 法 若 し く は 不 当 な 行 為 を 容 易 に し 、 若しくはその発見を困難にするおそれ」

監 査 等 の 事 務 に 関 す る 情 報 の 中 に は 、 例 え ば 、 監 査 等 の 対 象 、 実 施 時 期 及 び 調 査 事 項 等 の 詳 細 な も の 、 試 験 問 題 等 の よ う に 、 事 前 に 公 に す れ ば 、 適 正 か つ 公 正 な 評 価 又 は 判 断 の 前 提 と な る 事 実 の 把 握 が 困 難 と な る も の 、 並 び に 行 政 客 体 に お け る 法 令 違 反 行 為 又 は 法 令 違 反 に 至 ら な い ま で も 妥 当 性 を 欠 く 行 為 を 助 長 す る お そ れ 又 は 巧 妙 に 行 う こ と に よ り 隠 蔽 を す る な ど の お そ れ が あ る も の 等 が あ り 、 当 該 情 報 に つ い て は 、 不 開 示 と す る 。 ま た 、 事 後 で あ っ て も 、 例 え ば 、 違 反 事 例 等 の 詳 細 に つ い て こ れ を 公 に す る と 他 の 行 政 客 体 に 法 規 制 を 免 れ る 方 法 を 示 唆 す る よ う な も の は 、 不 開 示 と す る 。 監 査 等 の 手 法 、 マ ニ ュ ア ル 、 試 験 の 実 施 要 領 等 の 試 験 の 管 理 監 督 の 手 法 、 試 験 の 採 点 、 合 否 基 準 等 試 験 の 判 定 並 び に 評 価 手 法 に 関 す る 詳 細 な 情 報 で あ っ て 、 公 に す る と 正 確 な 事 実 の 把 握 を 困 難 に す る お そ れ 又 は 違 法 若 し く は 不 当 な 行 為 を 容 易 に し 、 若 し く は その発見を困難にするおそれのあるものについては不開示とする。

三 「 契 約 、 交 渉 又 は 争 訟 に 係 る 事 務 に 関 し 、 国 、 独 立 行 政 法 人 等 、 地 方 公 共 団 体 及 び 地 方 独 立行政法人の財産上の利益又は当事者としての地位を不当に害するおそれ」(ロ)

(1) 「契約、交渉又は争訟」

「 契 約 」 と は 、 相 手 方 と の 意 思 表 示 の 合 致 に よ り 法 律 行 為 を 成 立 さ せ る こ と を い う 。 「 交 渉 」 と は 、 当 事 者 が 、 対 等 の 立 場 に お い て 相 互 の 利 害 関 係 事 項 に 関 し 一 定 の 結

論 を 得 る た め に 協 議 又 は 調 整 等 の 折 衝 を 行 う こ と を い う 。 例 え ば 、 補 償 交 渉 、 土 地 売 買交渉、組合団体交渉等がある。

「 争 訟 」 と は 、 訴 え を 起 こ し て 争 う こ と を い う 。 訴 訟 、 行 政 不 服 審 査 法 に 基 づ く 不

参照

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