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子供の発達における思考と言語の相互作用

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子供の発達における思考と言語の相互作用

その他のタイトル Developmental Interactions between Thougbt and Language viewed from some Psychological

Evidences

著者 住 宏平

雑誌名 教育科学セミナリー

巻 9

ページ 1‑11

発行年 1977‑12‑20

URL http://hdl.handle.net/10112/00019557

(2)

子供の発達における思考と言語の相互作用

住 宏

§1  前概念的言語と前言語的思考

子どもは成長し、より知的となり成人の文化 により近づくにつれて、思考と言語の 2 つの機 能において次第に知的に複雑になって来る。

言語と思考という古くから論議されて来た問 題は発達する子どもに於ては、発達における順 序性 ( s e q u e n c e ) の問題として取り組まれる。

即ち言語が先に発達して思考の発達に影響する か、あるいはその逆であるか、である。

幼児が成人の声に反応して成人に対して哺語 し始めるのを見ると、子どもの言語が発達し始 めたといわれる。しかし、その言語は認知的媒 介子 ( c o g n i t i v em e d i t a  t o r ) によって、環境を 内的に表象することにより、即ち概念的思考に よって影響されているとは見 f 故し得ない。それは非 媒介の対人的言語行為 (performance) であっ て、それは前概念的言語 ( p r e c o n c e p t u a ll a n g ‑ a g e ) と呼び得るであろう。もし思考 ( t h o u g h t ) が認知的媒介子を意味するならば、その言語は 思考なき言語である。

普通、子どもは、 P i a g e t が前操作期 ( p r e ‑ o p ‑ e r a t i o n a l  p e r i o d ) と呼ぶ年代ー 4 オ 5 オまで

にその母国語の基本構造 (compect e n c e )   を獲 得する (Menyuk,1963) 。また知的発達の遅れた 子ども一 IQ50 75 ーの子どもでも、その獲得 の速度は多少遅れても、その母国語をかなりう まく学習し得る。そして複雑な文法の規則に従 って母国語の文を話し、聴くことが出来る

(Lenneberg,  N i c h o l a s  and Rosenberger, 

1 9 6 4 ) 。もっともその文は抽象的な概念や原理を 含む、単語を含んではいないし、またその文を 作る規則を述べることが出来るというのではな い。子どものこのような言語行為を見ると、言 語技能 ( l a n g u a g es k i l l l ) はそれに対応する思 想の発達がなくても発達することが理解出来る。

このような言語を前概念的と呼んでもよいであ ろう。

P i a g e t によると子どもはその思考において構

造 ( s t r u c t u r e ) を使用する。構造における変化

が発達である。生後、 1 2 年の幼い子どもは

自分が見たり触ったりする事物を表象する認知

構造を、その活動と一体となってはいるが、獲

得する。しかしその構造は必らずしも交信にお

いて使用されるためのラベルを持つとは限らな

い。構造の操作はそれが言語化 ( v e r b a l i z e ) さ

れなくても行なわれる。これらの構造は生後 2

3 年の間は具体的知覚的図式に限られる。し

かしそれらは適応行動の促進において媒介子と

して働らく。媒介子の役割を評定することは難

しいが、それが早期の子どもにおいて働いてい

るとすれば、その操作は前言語的思考 ( p r e ‑ l i n ‑

g u i s t i c  t h o u g h t ) と呼び得るであろう。上述の

説明が間違っていないとすると、子どもは生後

2 3 年の間に自分の世界を表象し、思考する

ために言語手段と一組の認知的媒介子を発達さ

せる。しかしこの両者は別個のものである。こ

れらの能力の個人差について見ると、この年代

において認知的達成をはかると見なされている

(3)

知能検査の測度と言語技能の慣用の測度との相 13 21 オの遅滞児の言語の測度と IQ検査の結 関は全く低いことがわかっている。 果とのこれまで文献に報告されている相関係数

Furth(1966) は5.5 15.5 オの正常児および、 をまとめて示している ( t a b l e1) 。 T a b l e   1  知能と言語の測度との相関

著 者 名 被 検 児 N  CA  文の長さ 複雑さ 構音 W i n i t z   ( 1 9 5 9 )   幼稚園児 1 5 0   5 . 5   . 1 8   . 2 4   . 3 4   T e m p l i n ( l 9 5 7 )   G r a d e  S c h o o l   6 0   6  . 3 9   . 2 6   . 3 7   6 0   7  . 0 8   . 0 0   . 3 9   6 0   8  . 1 5   . 3 0   . 2 9   H a r r e l l  ( 1 9 5 7 )   P u b l i c  S c h o o l   8 0   9 . 5   . 1 7 ( . 1 8 )  

8 0   1 1 . 5   . 0 8 ( . 2 9 )   8 0   1 3 . 5   . 0 8 ( . 2 9 )   8 0   1 5 . 5   . 0 7 ( . 1 1 )  

Goda  &  G r i f f i t h  ( 1 9 6 1 )遅 滞 児 9 6   1 3 ‑ 2 1   . 1 7   . 0 8   . 5 8  

※(  )のうちの数値は書記言語をあらわす

これを見ると構音と IQは比較的強い相関を 持つようであるが、文の複雑さや長さと IQ の 相関は非常に弱いものである。 Furth は「この ような結果は言語性知能検査によって最も信頼 出来る IQ 得点が得られると主張する知能検査 とその測定の領域での研究者にとって一つの驚 ろきとなるであろう」と言う。

このような現象が見られるのは子どもにおけ る認知系の発達と言語系の発達の間に「ずれ」

があることから来ると考え得る。 ( M i l g r a m , 1 9 7 3 ) それ故、発達する子どもにおける言語と 思考との対応と非対応に十分考慮されねばなら ない。幼児にとって言語媒介子を使用すること の困難は一般に認められている。 (Reese,1 9 6 2 )   言語媒介子における認知行為 ( c o g n i t i v eper‑

formance) は総べての発達段階において非言語 的媒介子による認知行為よりも遅れていること はまた言うまでもない。

この言語と思考の機能は子どもにおいてどの 様に統合されて成人に見られるようなスムーズ

( F u r t h ,  1 9 6 6 )  

な相互作用へ発展させられるであろうか。

§2 知的発達の言語による促進

回 自 己 中 心 的 ス ピ ー チ ーPiaget から Vygotsky ヘ ー

Piaget ( 1 9 2 6 ) は子どもの言語と思考に関す る初期の著述において自己中心的 ( e g o ‑ c e n t r i c ) と彼が名付ける一つの思考形式が存在するとい う仮説をたてた。この思考は自閉的思考 ( a u t i ‑ s t i c  t h i n k i n g ) と社会化された思考との中間に 立つものであり、それはこの 2 つの思考の特質 をそなえ持つと言う意味で中間的なものである。

第 1 にこの基本的機能は自己満足にある。とい うのは子どもは自分自身の立場から物事を見て、

他者の立場を含めるために脱中心化あるいは自 己の立場を移すことが出来ないからである。し かし第 2 にそれは完全に自閉的思考でもない。

と言うのはそれはある種の現実的態度を含んで いるからである。かくて Piaget は本質的には認 知的中心化と脱中心化の見地から言語と思考と

‑ 2 ‑

(4)

の関係を研究せんと試みたのであった。かくて 彼の目的は社会化されたスピーチから区別され るべき特殊な種類の自己中心的スピーチが存在 するかどうかを知ろうとすることであった。彼 は幼児のスピーチの分析によって、これは実際、

在り得べきものであり、子どものスピーチは 7オまで は支配的に自己中心的であるが、 7 才以後にお いてはスピーチは他者の見方に適応されると信 ずるに到った。

子どもの知的発達においてそのスピーチが演 ずる役割は「自己中心的スピーチ」 ( e g o ‑ c e n t r i c s p e e c h ) においてクローズ・アップされたが、

この考えはソビエトの心理学者 Vygotsky(l962) によっても取り上げられた。彼は自己の研究結 果から、自己中心的スピーチの存在を承認する に到った。 P i a g e t はこのスピーチは年令が進む に伴って単純に消失すると見 f 故したが Vygotsky はそれは子どもの発達において 1 つの有益な機 能を果すと考えた。また Piaget はこのスピーチ を社会化されたスピーチの先駆者と考えたが、

Vygotsky は彼の実験結果にもとでいて、 Piaget の社会的スピーチの先駆としての自己中心的ス ピーチの提案を斥け、社会的スピーチこそ最初 に現れると主張した。 Piaget にとっては自己中 心的スピーチは自閉的スピーチと社会的スピー チの中間にあるが、 Vygotsky にとっては他者 に向けられるスピーチと思考として内化される スピーチとの中間にあった。 Vygotsky による と自己中心的スピーチは一般的社会的スピーチ から分岐し、内言 ( i n n e rs p e e c h ) に発展する。

すなわち、内言は言語媒介子となる。この主張 によると人の高次の精神機能は媒介過程であっ て、言語はその機能を導き、コントロールする 基礎的手段となる。

Vygotsky は言語は思考の発達において中枢的 役割を演ずると考えたが、思考がただちに言葉

(words) の操作に帰せられるとはしなかった。

前言語的有機体たとえば類人猿 ( K o h l e r ,1 9 2 5 )   において問題解決能力を示す証拠があるのを知 り、彼は思考と言語はそれぞれの起源を独立に 持つが、発達のある時点において合流しこれに よって思考は言語的となりスピーチは知的とな ると主張した。それにも拘らず Vygotsky の研 究は Pavlov( 1 9 3 2 ) が「第 2 信号系」と呼ぶも のに対するソビエト心理学の特別の強調に対し て貢献した。

回 言 語 に よ る 行 動 調 整 ー Pavlov から Luria ヘ ー

Pavlov は低級動物にも見られる普通の条件反 射を第 1 信号系となし、信号の信号として言語 を使用する条件反射を第 2 信号系となし、これ によって人の複雑な行動を説明し得るとした。

かくて言語が直接刺激の代りに導入されると人 は事物に直接に反応することは少くなり、言語 信号により多く反応するようになる。すなわち 運動系一刺激ー反応結合ーは動物や幼児におい てはじめは徐々に発達するが 4 オ 5 オまでに はかなり複雑であっても、ただちに形成される ようになる。これは与えられた信号は既存の言 語系へ合体されるからである。

Luria ( 1 9 6 1 ) は行動の言語的コントロールを 永年研究して来た。彼は Vygotsky にしたがっ て人間の最も重要な精神活動は社会的発達の帰 結であるとする。それは子どもの活発な注意と 知的活動の源泉は子どもの社会的関係における 外的形式一言語一にあると考えるからである。

Luria はソビエト心理学の伝統に従う研究に よって、言語がいかに意志的行動に対して影響 力を増大するかを示した。かくて Luria( 1 9 5 9 ,   1 9 6 0 ) は言葉が子供の行動に影響する仕方はそ れぞれの年令に応じて異なることを見出した。

1.5  2 オの幼児において成人の言語は定位反

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応を生ぜしめる以外には大きな効果を持たない。

若し実験者が子どもに何かを言うならば、子ど もは自分がやっていることを止めて成人を見る か、成人がその名称を言う事物を見る。しかし 子どもは教示に従うことは出来ない。こうして 実験者が「ボールを下さい」と言うならば、こ の年令の子どもはそのボールを見るであろう。

それよりやや年令が大きくなると言語は衝撃的 あるいは解発的機能を持つ。かくて言語的教示 の効果は子どもがやろうとしていることをさせ ることである。その帰結として、もし子どもが 大人にボールを与えようとしており成人が「ボ ールを下さい」と言うならば、子どもはボール を成人に与えるであろう。それに続いて言語は 選択機能を獲得する 5 たとえば子どもがゴム球 を押す様に告げられ、子どもはすぐさまその様 に反応する。その子は今や単純な命令に従うこ とが出来る。最後に、子どもが他者からの教示 を受け得ると同じ程度に自分自身に教示し得 るように言語が内化される時、言語は「前選 択」の機能を獲得する。 Vygotsky によると、

言語の最も進んだ機能は「前選択」の機能であ って、これを「自己教示」とよんでいる。子ど もが先に与えられる言語教示に従って作られた 構え ( s e t ) に応じて行動し、反応したり反応を 抑え得るのは 5 . 5 ‑ ‑ : ‑6 オである。かくて言語が 子どもの行動をコントロールする。子どもはは じめは声を出して反復するが、後には声を出さ なくても、行動を媒介することが出来るように なる。ソビエトの立場は Leontiev( 1 9 7 1 ) が言 語はただ概念化 ( c o n c e p t u a l i z a t i o n ) を促進す るだけでなく、範疇を形成し、概念化に新しい 要素を与えると主張するとき、明らかになる。

併し乍ら Luria の知見を再現せんとする幾つか の試みは必ずしも成功しなかったことも無視す るわけにはいかない。例えば M i l l e r ,S h e l t o n  

and F l a v e l l  ( 1 9 7 0 ) は言語反応は運動活動の有 益な媒介子となるどころか、子どもにとって 1 つの付加的課題となるようであったと結論して いる。

回 言 語 媒 介 反 応 ー Kendler‑

現代の心理学は内観による証拠に信頼を置か ず、仮説的構成体 ( h y p o t h e t i c a lc o n s t r u c t ) と いう構想を認め、それを実験によって確かめよ

うとしている。媒介子という仮説的構成体は刺 激ー反応結合の間のギャップを満たそうとする が、この仮説は、行動主義そのものと共に古い ( G o s s ,   1 9 6 1 ) 。ほぼ半世紀の間、葬られてい た心象 ( m e n t a li m a g e ) も S と R の間を繋ぐ媒 介子と見なすことが出来る。この媒介子は刺激 パタンの特性を持つが、他の媒介子には反応の 特性すなわち言葉ないし認知を与えられている。

( D .  M. J o h n s o n ,  1 9 7 2 ,  p . 4 7 )  

アメリカの行動主義者たちは知的発達に対す る言語による促進を研究するために S‑R 結合 という装置に変形を加えた。 t h eKendlers の仮 説によれば媒介子は「 2単位連合」である。媒 介子は Sに対する反応 ( r ) であり Rに対する刺 激 ( s ) であり、 S‑E ヨ ーRとなる。反応 ( r ) はフィード・バッグして刺激 ( s ) となる。かく て外的刺激と観察し得る反応との間に含まれる 媒介の環は刺激の適切次元に対する外に現れな い知覚反応あるいは言語反応である。単一型の 連合は動物や幼児の単純な行動を説明するが、

媒介連合はもっと複雑な行動を説明し得る。 t h e Kendle r s の言語媒介の仮説によれば、子どもは 普通の交信で単語を学習するが次いで単語は類 概念の獲得を媒介する。 5 オの子どもは事物に 反応するが 1 0 オの子どもの最初の反応は内含的 な言語反応となる。その単語は既に事物の類と 連合しているから、類に相応した行動を惹きお

こすこととなる。

(6)

The Kendlers と彼の協力者は現代の学習理論 と発達心理学の枠組において逆転ー非逆転とい う型の概念移行過程の研究に成功した。

Buss ( 1 9 5 3 ) その他は大学生はネズミと異っ て逆転移行を非逆転移行よりも容易にするとい う媒介分析の予想を確認した。適切次元「大」

から「小」への逆転移行では媒介反応によって はじめの弁別学習によって学習された適切次元

(「大きさ」)が後の弁別学習でそのまま、適切 さを持ち続けることが出来る。

Sーに予こ:~

幼児はこのタイプの実験で単一単位連合 (S‑

R) と媒介連合 (S‑ I r… …s l   ‑R) の何れ

をより一貫してとるであろうか。 K e n d l e r ,Ken‑

d , l e r  and W e l l s   ( 1 9 6 0 ) は 3 4 オの子どもは 主として単一単位連合に反応することを確認し たが、 Kendlerand Kendler  ( 1 9 5 9 ) は 5 7 オの子どもの半分は媒介的に、半分は単ー単位 的に反応することを明らかにした。

The Kendlers は年長の子どもと年少の子ども との間に弁別逆転移行において観察される差異 を説明するために、内的言語反応の媒介による 援助すなわち言語媒介反応の存在を強く主張し、

その認知モデルに言語媒介を要請し、媒介反応 の発達に発達的変数の重要性を強調するが、こ の実験結果は選択的注意、知覚的分化および言 語媒介 ( K e n d l e rand K e n d l e r ,  1 9 6 6 ;  Tighe  and T i g h e ,  1 9 6 8  a ;  W o l f f ,  1 9 6 7 ) の何れによっ ても解釈し得る。

§3  認知発達における非言語的認知構造 認知発達の研究においてもまた発達過程の系 統的特質と質的変化に研究者は関心を持ってい る 。 P i a g e t はその発達理論に新しく集合論を適 用しその構成概念は遥かに正確となり、発達過

程における活動と経験のあらゆる方面に適用さ れるに到った。彼の「発生的認識論」 ( I n t r o d u ‑ c t i o n   a  l ' e p i s t e m o l o g i e   g e n e t i q u e ,  1 9 5 0 ) は子

どもの知的構造の発達をその始めから成熟した 形式まで一貫して叙述せんと試みた。

回 思 考 は 言 語 に 先 行 す る

P i a g e t はやや複雑な仕方で言語と思考(思想)

の関係を探求した。彼は言語そのものには主な 興味を持たず、思考の 1 つの表現、 1 つの道具 としての言語に興味を持った。たとえば彼の児 童の心性に関する中心的テーゼ、「自己中心性」

(egocentrism) は言語能力 ( l i n g u i s t i ccom‑

p e t e n c e ) の失敗ではなく、それはあるタイプの 発言を生ぜしめる思考の発達の一段階となる。

それどころか精神発達に関する P i a g e t の説明で は論理的操作の起源は生後間もない年代にある。

すなわちそれは言語が使用できるようになる以 前である。

P i a g e t の発生的見地によると思想と言語の論 議では感覚ー運動図式は丁度、条件反射におい て条件刺激は無条件刺激に対する信号であると 同じように事物や事象に一種の意味付与の機能 を果している。 P i a g e t は幼児が感覚ー運動的水 準においてその手や足の運動に、時には子ども を面白がらせる活動の遊びの模倣にさえ事物や 事象を表象する作用を例示する多くの例を報告 している。このような行動をコントロールする 感覚ー運動図式はある意味で媒介子と見倣すこ とが出来る。しかし、それらの図式は私的な奇 妙な表象作用であって、この段階においては言 語媒介子ではない。とに角、図式は心象と共に 象徴機能の前条件となる。

感覚ー運動期にある子どもは外に現れる活動に

結合されているにもかかわらず、前操作期の子

どもは象徴的表象作用が出来る。感覚ー運動期

の子どもにとっては思考と行動は一体である。

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この年代の子どもは自己を環境と区別すること が出来ない。しかし脱中心化ができるようにな ると子どもは環境を表象するためには能記 ( s i g ‑ n i f i e r s ) と所記 ( s i g n i f i c a t e s ) を区別する能力

が発達しなければならない。表象作用が出来る ようになるのは、しかしながら能記の所有によ ってではない。むしろ環境を表象する能力がは じめに発達していろんな種類の能記を利用出来 るようになる。すなわち象徴機能が働らく能力 が作られねばならない。能記がそれに随伴して 発達しなければ思考は発達し得ないことは確か であるが、能記がなければ如何なる思想も全く 発達し得ないとは言えない。

かくて子どもには 3 4 オになる以前に言語 獲得に先立って言語獲得を可能する認知発達の 非言語的状態があると仮定される。子どもは現 実界を自分のために構成しなければならない。

この構成があって子どもは自分の聞く言語を一 歩一歩完成に近づけることが出来る。

回 言 語 の 獲 得

P i a g e t の立場から言語獲得の過程はどのよう に説明されるであろうか。 Sinclair‑de‑Zwart

( 1 9 6 6 ) は言語の獲得を知的操作の発達の見地 から次のように述べている。 「子どもが自分で 発明する能記ーシンボルーによって現実界を表 象する能力は既に感覚ー運動期に始まる模倣に その根を持っているが、これは活動による或る 種の表象作用となる。感覚ー運動期の終りには モデルがなくても模倣は可能となり、直接の感 覚ー運動的モデルから身振りの喚起へと発達す る。はじめ活動ー図式が子ども自身の行動の文 脈から表象作用として現れる(例、眠っている ふりをする)が、その後この表象作用は主体の 活動から分離する(例、人形を眠らせる)。この 遅延模倣は次第に内化されて来て、描写的心像 ( s k e t c h y  image) を作る。そしてこの心像を後

に来る行為を見越して使用するように使用する ことが出来るようになる(例、マッチ箱を開こ うと思案する時、自分の口を開いたり閉じたり する)。かくて子どもは純粋な模倣のょうに見 えるものから「シンポル遊び」へ、さらに言葉

(擬声語)に伴なわれる実用的知能の行為へと 非常に急速に移って行く。しかし最初はこの 3 つの側面は区別することは出来ない。こういう わけで言語は、 P i a g e t の見る所によると、 2 オ の間に進行するこれらの過程の非常に複雑な復 合体の 1 部である。言語はシンボル遊びとも遅 延模倣とも、心象 ( m e n t a li m a g e ) とも同じ根 源を持ち、はじめのうちは同じ機能を持ってい る。こうして言語は「無」から現れるものでも 早期の前言語的発声活動 ( v o c a l i z a t i o n ) から生 起するものでもなく、この重要な時期における 全くの認知発達にあずかるものである。 (Elknd and F l a v e l l ( e d s . ) S t u d i e s  i n  c o n i t i v e  d e v e l o p ‑ m e n t ,  1 9 6 9 ,  p.319‑320) 

その後、社会化された言語はいろいろなタイ プの初期の認知と成人との相互作用にもとづい て発達するが、これもやはり 1 つの象徴機能に 過ぎない。しかし社会化された言語は、より可 撓的に使用し得る完全に抽象的な図式の獲得を 促進することによって思考を根本的に変容する ようになる。 「形式的操作」が出来るようにな るためには現実界を表象するために言葉やその 他のシンボルの使用が必要となるが、しかし、

「具体的操作期」においてはまだ内化された感 覚ー運動図式の使用が必要とされる。子どもは 7オ頃、思考の発達する論理的構造に取り組む ようになるが、その時、言語はまだ自己中心性 を示すことが多い。言語は論理的操作が十分に 出来るまではそれを反映するものと期待し得な い 。

回 保 存 と 言 語

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Piaget の理論は操作の発達に対して言語を補 助的にしか位置付けない。たとえば「保存」の 概念の発達は操作の発達と無関係な言語能力の 発達よりも「可逆 1 釦 と 「 相 補 性 」 の 操 作 に 起 因せしめられる。保存の獲得に関する研究によ って、これらの要因の影響力を評定することが 出来るであろうか。 Piaget の理論は保存の概念 を知的発達のメカニズムの中心に置いた。子ど もは適切な操作を自分のものにすると保存を獲 得するという見解に関してこれらの研究は可逆 性あるいは相補性の理解を教えようとしたり、

1 つの特質が保存されると見なされる規則を子 どもに教示したりする。 Brunerの保存の獲得 される年令に対する言語の影響に関する研究で は、保存の慣用的な測度において失敗する幼児 はその概念を所有しているがそれをその子ども が言語能力を欠くからか、一時的に知覚的手掛

りによって誤解させられるからかしてその概念を 表現することが出来ないことがある。これに反 して保存を獲得していない子どもが、適切な言 葉を知っている例があることが、指摘されてい

る ( l n h e l d e re t  a l .   1 9 6 6 ) 。

回 Sinclair‑de‑Zwart の研究

Sinclair‑de‑Zwart  ( 1 9 6 9 ) はこの問題に関 する 1 つの実験の結果から Piaget の立場に支持 を与えている。次に彼女の言語と知的操作との 関係に直接かかわる実験の概要を述べる。その 目的は「具体的操作」の獲得によって子どもの 思考に生起する変容は言語的発達 ( l i n g u i s t i c development) と並行するか、 1 つの概念ー操 作ーを欠く子どもはその概念を既に所有してい る子どもが使用する言語表現を持たせる言語訓 練を受けることによって操作の進歩を示すかど

うかをきめることであった。

量的、次元的用語、比較級の言語表現の理解 と使用を要求される P i a g e t ‑t y p e の課題(液体

の「保存」 ( c o n s e r v a t i o n )と「系列化」 ( s e r i a ‑ t i o n ) )と共に保存や系列化に関係のない単純な 状況で子どもの言語能力が調べられた。 「保存」

課題での実験結果にもとづいて保存が既に獲得 されているか、否かによって 3群が作られた。

そして総べての子どもの言語課題での応答が群 間において比較された。その結果は、

1 .   理解課題では 3群間に差はなかった。

2 .   叙述課題では保存を獲得している群と保 存を全く所有しない群の間に著しい差があっ た。前者は粘土 ( p l a s t i c i n e )の量の違いの叙 述には 70% の子どもが、オハジキの数の相違 の叙述には 100% が比較級を使った(例、 l e garcon a  p l u s  que l a   f i l l e . ) 。保存を持って いない子どもは 90% が絶対的用語(比較級に 対して)を使った(例、 l egarcon a  beau‑

c o u p ,  l a   f i l l e   a  p e u . ) 。

興味あることは 20% は既に不連続単位(オハ ジキ)には比較級を使っていたが、連続量(粘 土)にはそうしなかった。保存を持つ子どもの 80% は 2 つの次元で異なる 2 つの事物を 2 つの 次元を協応させつつ 2 つの文で叙述した(例、

ce crayon e s t  ( p l u s )   l o n g  mais ( p l u s )   m i n c e ,   l ' a u t r e  e s t  c o u r t  mais g r o s . ) 。保存を持ってい ない子どもの 90% はただ 1 つの次元を叙述する か 、 4つの別々の文を使用した。始めに長さ続 いて太さというように。(例、 cecrayon e s t   l o n g ,  l ' a u t r e  e s t  c o u r t ,  ce crayon (最初の鉛 筆をもう一度) e s t  m i n c e ,  l ' a u t r e  e s t  g r o s . )   続く実験において保存を持つ子どもが使用し

・た言語表現(比較級の用語、次元概念を現わす

用語、 2 つの次元における差異を協応させて叙

述すること)が保存を所有しない子どもに教え

るよう試みられた。この言語訓練の後に、保存

課題での操作の水準が再び検査された。その結

果の要点は次の通りであった。

(9)

保存を所有しない子どもに次元的用語を教え ることは容易であった。比較級の用語 ( p l u sと moin)を教えることは難しかった。被検児のほ ぼ%は成功しなかった。協応的構造 ( l o n ge t   ( m a i s )  m i n c e ,  court e t   ( m a i s )  gros) を教え ることは更に困難であった。これらの表現の学 習に成功した子どもでも操作における進歩は稀 であった ( 1 0 % は保存を獲得した)。

これらの実験から次の様に結論された。

1 .   語彙的獲得 ( l e x i c a la c q u i s i t i o n )と統語 論的構造の獲得は区別されねばならない。後 者は前者よりも操作の水準により密接に結合 している。操作子 ( o p e r a t o r ) のような単語

( 例 、 more,l e s s ,  as much a s ,   none)はその 正しい使用が操作の進歩に非常に密接に結合 している 1 つの類を別に使っている。他の語彙 的用語(例、 l o n g ,s h o r t ,  t h i n ,   t h i c k ,  h i g h ,   l o w )は操作活動に密接に結合する程度は少な い 。

2.  操作的構造化 ( o p e r a t i o n a ls t r u c t u r i n g )   と言語学的構造化 ( l i n g u i s t i cs t r u c t u r i n g )   あるいはむしろ言語学的再構造化は互いに並 行する。語彙的用語 ( l e x i c a li t e m s ) は既に前 操作的水準において使用されつつあるか、少 くとも容易に学習されつつある。協応的構造 ( c o o r d i n a t e d  s t r u c t u r e s ) と操作子の様な単 語は単純な状況において正確に「理解」され るが、操作子は最初の操作構造の出現におい て始めて正確且つ規則的に使用される。

3 .   言語訓練は保存を所有しない子どもを問 題の適切な側面に注意させる。しかし実際上、

操作の獲得をもたらさない。

保存を持っていない子どもに対する言語訓練 の効果はその言語的叙述を幾らか改善したがそ れは不安定であって、保存の獲得のため援助と ならない。

回 Sinclair‑de‑Zwart に対する批判 Bruner (Bruner, Olver and G r e e n f i e l d ,   1 9 6 6 ) はこの問題に関する最近の思索において Piaget に従うが、認知発達を言語発達へ結びつ ける為に Vygotskyその他の洞察を付け加える。

この結合の環はシンボルが他の事実に関係する 指示的機能 ( r e f e r e n t i a lf u n c t i o n )である。と いうのはこれが言語と思考の共通の基礎である からである。表象様式がe n a c t i v e とi c o n i c な表 象作用から symbolic な表象作用へと進む(後述 する)ためには言語の使用における社会的訓練 が必要である。しかし言語だけで現実界を表象 する材料を作り上げられない。ある程度の認知 的体制化が必要である。しかし知覚的分化が形 を取りつつある時、言葉 (words) はただ穏や かに注意を喚起するだけで認知を変形し得る。

たとえばl a r g e ,s m a l lというような用語を有効 に使用し得ることによって大きさ ( m a g n i t u d e ) の認知は 2 つの対立する範疇において注意させ

られる。またその後に長さ ( l e n g t h ) が有効に利 用出来るようになって連続的次元に注意を向け ることができるという。

W o h l w i l l  and Lowe  ( 1 9 6 2 ) は幼稚園児に数の 保存を教えようと試みた。併し普通の強化を与 えられる練習は効果のないことを知った。しか しW o h l w i l land Lowe のテスト法と類似の方法 で実験を行った B e i l i n ( 1 9 6 5 ) は保存の訓練に おいて部分的成功を得た。訓練は幾つかの方法 によったが言語的説明による方法だけは数と長 さの保存を増大させることに成功した。 B e i l i n は「それは被験者に適切入力資料処理のために モデルあるいは規則を持たせる。」と言語的規則 の教示の特徴を Algorithm に似ていると提案し ている。

この問題の研究目的から考えて、ろう児と健

聴児との保存の獲得年令に関する研究は興味が

(10)

ある。 Oleron( 1 9 6 1 ) と Furth( 1 9 6 6 ) はろう児 はこの点に関して健聴児と大きくは異ならない ことを示した。この結果は言語自体よりも操作 が第 1 の重要性を持つことを意味すると解釈さ れるのであるが、 Ausubel( 1 9 6 8 ) はろう児は決 して社会的口頭言語から孤立化されていないと 主張する。また Peters( 1 9 7 0 ) は保存に対する 言語訓練が有効であることを見出している。

回 表象ストラテジーとしての言語

Bruner は認知論に立って知的発達の理論を述 べる。 Bruner( 1 9 5 6 ) は現実界は人の心の中に モデル化あるいは表象されるという。この意味 は人が考える時、思考の材料は現実に存在する ものの写しあるいはシンボルであるということ である。かくて Bruner はこのモデルの作り方、

概念あるいは観念を獲得する知的過程すなわち 現実界からの情報を処理するやり方に主な関心 を持った。彼はこれを方略 ( s t r a t e g y ) と呼ん だ。嬰児期から成熟水準にいたる発達はこの方 略の進歩によって形作られる。認知発達はその 人がその中で発達しつつある文化によって伝達 される方略を自由に使うことに依存していると、

言う。人がその人の環境ー現実界を表象する方 略はその人が発達すると共に変って来る。 Bruner はここに 3 つの表象の様式(方略)を仮定して いる。その方略には「活動」 ( a c t i o n ) 、 「心像 作用」 ( i m a g e r y ) 及び「言語」 (symbol) があ る。彼によると筋運動も知覚も思考もこの方略 に依存している。 Bruner の呼び方によれば子ど もは発達につれて e n a c t i v e (運動反応による)表 象 、 i c o n i c (知覚像と心像による)表象、 sym‑

b o l i c   (シンボルの組織する言語(数)による)

表象の様式は相ついで Piaget の段階説と同じよ うに継起するという。併しこれらの様式は決し て棄て去られるのではない。先立つ様式は後に 来る様式と共に存在するという。発達の順序性

において経過するこれらの表象作用のうち、言 語的 ( s y m b o l i c ) 表象作用は最も複雑であり、

Bruner は映像的 ( i c o n i c ) 表象から言語的 (sym‑

b o l i c ) 表象への移り行きに関して多くの研究を 行った。

回 Bruner の研究

Bruner と Kenny(Bruner,Olverand Green‑

f i e l d ,   1 9 6 6 ) は i c o n i c な表象作用の発達と sym‑

b o l i c な表象作用への移り行きを調べるために 子どもに 9 つのビーカーのマトリックスを持っ て「 2 重分類」の問題を与えた。被検児は 3

7 オの子ども、各年令 1 0 名ずつ、計 5 0 名であっ た 。 3X3 分割の碁盤割りの盤面に高さ(高い、

低い、中間の 3 種)、太さ(太し\細い、中間の三 種)の属性で変化する 9 個のプラスチック製ビーカ ーが属性に応じて(縦は高さ、横は太さ)規則的に 配列されてマトリックスを作っている。はじめ実験者 は子どもにそのマトリックスを覚えさせるために、最 初 1 個、次に 2 個、次に 3 個のビーカーを盤面から取 り除いて子どもにそれらのビーカーをもとへ戻す ように求めた。この返還 ( r e p l a c e m e n t ) 課題の 後に再生 ( r e p r o d u c t i o n ) 課題が行なわれた。

9 個 の ビ ー カ ー は 無 作 為 に ゴ チ ャ ゴ チ ャ に さ れてから、前にあった状態に似ているように配 列するよう求められた。次に移調 ( t r a n s p o s i ‑ t i o n ) 課題が来る。ビーカーは再びゴチャゴチ

ャにされる。しかし低くて細いビーカー(左手 前角にあった)は今度は右手前角に霞かれる。

子どもは前あった状態に似たように配列するこ とを求められた。

返還課題は 3 オ児の最も幼い子どもを除いて

は容易であった。しかし再生課題はマトリック

スの心像の保持と心像による導きが必要である

ように見えた。 5 オ以下の子どもでは僅かしか

成功しなかった ( F i g .1) 。 実質的に成功した

子どもは総べて次元を移調しないでマトリック

(11)

100 

S エ

S D ↑ ↑ u ; u a u ! P   u o   l i u , p a a :

>   g 

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80 

60 

40 

20 

F i g . 1  

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5  Age 

三課題での各年令の子どもの成績 ( B r u n e r ,  O l v e r  a n d  G r e e n f i e l d ,   1 9 6 6 )  

‑ 4

  6 

スを元の方向関係のまま再生したから、

この課 題ははじめの配列の写しを再現する課題となる ように見えた。事実、彼等はビーカーが前にど こにあったかを思い出そうと試みていたといっ た。移調課題は遥かに難しかった。というのは 硬い、心像に縛られた表象作用では十分でなか ったからである。明らかに移調の問題はある種 の言語的定式化を要求した。これは 7 才以前の 子どもにおいては普通に出来ることではなかっ た 。

Bruner and Kenny はこの実験の結果をつぎ のようにまとめている。

「年少児は課題の知覚的性質に強く支配され る傾向があり、 1 時に 1 つの知覚的性質しか操 作出来ない。成長するにつれて、課題への接近 の仕方が段々知覚的でなくなり課題の持ついろ いろの性質を同時に処理することが出来るよう になる。併し、 6 オ児を例にとると、彼らは複 雑な知覚的陳列物を再生することは出来るが、

参 考

知覚的に順序付けて配置されているものをより 一般的な言語的公式に翻訳することを必要とす るような課題はまだ上手に処理出来ないのであ る。要するに知覚的な支えがある再置課題(返 還課題)は出来るが、再生や転換課題(移調課 題)では失敗する子どもが多くいるのである。

また再生課題は出来るが転換課題の出来ない子 どもも居る。

員再置課題には成功している。転換課題で成功 している子どもは他の課題でも殆んど成功して いる。

しかしこれらの子どもは殆んど全

5 オ以上の 3 0 名の子どものうち、 この様 なパタンに従わなかったのは唯の 1 名であった。

……」(岡本他訳、プルナー認知能力の成長(上)

明治図書 1 9 6 8 , 2 3 9 頁 )

子どもは単語や文を適切に使用し得る前にそ れを話すことが出来るようになっている。つま り統語論は意味論よりも早く発達する。これは 子どもの言語は子どもの思考よりも早期に複雑 な抽象的な規則を形の上で示しているというこ とである。それ故子どもの統語論的能力 ( s y n ‑ t a c t i c  competence) は意味論的水準における子

どもの能力にあまり関係がない。それゆえ経験 をシンボルによって表象するためには訓練がな ければならない。そうでないと子どもは成人し てもそれがどのような言語を話していてもその 人は依然として大規模に運動および映像の表象 様式とそれに従う世界の体制化に依存している

という。かくて Bruner は Kendler と共に認知に 対し言語から独立した地位を与えることを拒み、

その認知発達と認知機能のモデルの中へ言語媒 介を仮定した。

A u s b e l ,  P .  P .   S y m b o l i z a t i o n  a n d  S y m b o l i c  t h o u g h t :  r e s p o n c e  t o   F u r t h .  C h i l d  D e v e l o p . ,   3 9 ,  9 9 7 ‑ 1 0 0 1 ,  1 8 6 8 .  

B e i l i n ,  E .  L e a r n i n g  a n d  o p e r a t i o n a l  c o n v e r g e n c e  i n  l o g i c a l  t h o u g h t  d e v e l o p m e n t .   J .   e x p .  c h i l d  P s y c h o ! . ,   1 9 6 5 ,  

(12)

2 .   317‑339. 

B r u n e r ,  J .   S .   G o o d n o w ,  J .  J . ,   a n d  A u s t i n ,  G .  A .  A s t u d y  o f  t h i n k i n g .  New Y o r k :  W i l e y ,  1 9 5 6 .  

B r u n e r ,  J .   S . ,   O l v e r ,  R . R . ,  and G r e e n f i e l d ,  P .  M. s t u d i e s  i n  c o g n i t i v e  g r o w t h ,  New York: W i l e y ,  1 9 6 6 .   E l k i n d ,  D . ,  a n d   Flavel~J. H .  ( e d s . ) . ,  S t u d i e s  i n  c o g n i t i v e  d e v e l o p m e n t ,  New York:Oxford U n i v .  P r e s s ,  1 9 6 9 .   F u r t h ,  H . G .  T h i n k i n g  w i t h o u t  l a n g u a g e : T h e  p s y c h o l o g i c a l  i m p l i c a t i o n s  o f  d e a f n e s s .  New Y o r k :  Free P r e s s ,  

1 9 6 6 .  

J o h n s o n ,  D .  M. S y s t e m a t i c  i n t r o d u c t i o n  t o  t h e  p s y c h o l o g y  o f  t h i n k i n g .  New Y o r k :  Harper a n d  Row, 1 9 7 2 .   K e n d l e r ,  T .  S . ,  K e n d l e r ,  H .  H .  and W e l l s ,  D .  R e v e r s a l  and n o n r e v e r s a l  s h i f t s  i n  n u r s e r y  s c h o o l   c h i l d r e n .  

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Menyuk, P .   P r e l i m i n a r y  e v a l u a t i o n  o f  g r a m m a t i c a l  c a p a c i t y  i n  c h i l d r e n .  J : ' V e r b a l  L e a r n i n g  a n d  V e r b a l   B e h a v i o r ,  1 9 6 3 .  

M i l g r a m ,  N .  A .  C o g n i t i o n  and l a n g u a g e  i n  m e n t a l  r e t a r d a t i o n :  D i s t i n c t i o n s  a n d  I m p l i c a t i o n s   I n   R o u t h ,  D .  K .   ( e d . ) ,   The e x p e r i m e n t a l  p s y c h o l o g y  o f  m e n t a l  r e t a r d a t i o n .  C h i c a g o :  A l d . i n e ,   1 9 7 3 .  

M i l l e r ,  S .  A . ,   S h e l t o n ,  J .   and F l a v e l l ,  J .  H .  A t e s t  o f  L u r i a ' s  h y p o t h e s e s  c o n c e r n i n g  t h e  d e v e l o p m e n t  o f   s e l f ‑ r e g u l a t i o n .  C h i l d  D e v e l o p m e n t ,  4 1 ,  651‑65. 1 9 7 0 .  

O l e r o n ,  P .  L ' a c q u i s i t i o n  d e s  c o n s e r v a t i o n s  e t  l e   l a n g a g e .  E n f a n c e  3 ,   201‑19, 1 9 6 1 .   P a v l o v ,   I .  P .  The r e p l y  o f  a  p h y s i o l o g i s t  t o  p s y c h o l o g i s t s .  P s y c h o ! .  R e w . ,  3 8 ,  81‑127. 1 9 3 2 .  

P e t e r s ,  D .   L .  V e r b a l  m e d i a t o r s  a n d  Cue d . i s c r i m i n i z n a t i o n  i n   t h e  t r a n s i t i o n  from n o n c o n s e r v a t i o n  t o  c o n s e r ‑ v a t i o n  o f  Number, C h i l d  D e v e l o p . ,  4 1 ,  707‑21. 1 9 7 0 .  

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R e e s e ,  H .  W. V e r b a l  m e d i a t i o n  a s  a  f u n c t i o n  o f  a g e  l e v e l .   Psychol B u l l .   1 9 6 2 ,  Vol 5 9 ,  N o . 6 ,  502‑509, 1 9 6 2 .   S i n c l a i r ‑ d e ‑ Z w a r t ,  H e r m i n a .  A c q u i s i t i o n  d u  l a n g u a g e  e t  d e v e l o p m e n t  d e  l a  p e n s e e  P a r i s :  D u n o d ,  1 9 6 7 .   T i g h e ,  T .  J .   a n d  T i g h e ,   L .   S .  D i f f e r e n t i a t i o n  t h e o r y  a n d  comcept s h i f t  b e h a v i o u r .  P s y c h o ! .  B u l l . ,  7 0 ,  756‑

6 1 ,  1 9 6 8  a .  

W o h l w i l l ,  J .  F . ,   and Lowe, R .  C .  E x p e r i m e n t a l  a n a l y s i s  o f  t h e  d e v e l o p m e n t  o f  t h e  c o n c e p t  o f  n u m b e r .  C h i l d   D e v e l o p m e n t ,  1 9 6 2 ,  3 3 ,  153‑167. 

W o l f f ,  J .  L .  C o n c e p t ‑ s h i f t  and d i s c r i m i n a t i o n ‑ r e v e r s a l  l e a r n i n g  i n  h u m a n s .  P s y c h o ! .  B u l l . ,  6 8 ,  369‑408, 

1 9 6 7 .  

参照

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