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特集1 : 子供のきこえと言葉の発達

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Academic year: 2021

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特集1 子供のきこえと言葉の発達

【巻頭言】

(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部耳鼻咽喉科学分野) 子供の言葉の獲得には,耳から得る聴覚情報が不可欠 です。子供に難聴があると耳からの聴覚情報が不足し, 言葉の獲得が遅れます。また,言語の獲得には臨界期が あるため,難聴が早期に診断されずに療育が遅れると, 言語の発達だけでなく認知や社会性なども発達が遅れま す。そのため,難聴の早期の診断と早期の療育が重要で す。 本シンポジウムでは,まず徳島大学病院耳鼻咽喉科で 小児難聴外来を担当している小児耳鼻咽喉科専門医の千 田いづみ先生に,「きこえと言葉の獲得:難聴の早期診 断と早期療育の必要性」について講演していただき,小 児の難聴の早期診断の重要性と徳島県の新生児聴覚スク リーニングの現状と問題点について解説していただいた。 次に,同じく小児難聴外来を担当している小児耳鼻咽喉 科専門医の島田亜紀先生に,「徳島大学病院小児難聴外 来と徳島県の難聴児を支える連携」について講演してい ただき,小児難聴外来の取り組みについて,人工内耳と 補聴器,その装用児を支える連携について解説していた だいた。さらに,徳島県立徳島聴覚支援学校の指導教諭 で言語聴覚士の樋口恵子先生には,「徳島聴覚支援学校 における難聴児に対する聴覚学習の取り組み」について 講演していただいた。 一方,徳島県立徳島聴覚支援学校校医の宇高二良先生 には,「言葉の発達と遅れ」と題して小児の言語発達と 言語発達遅滞について解説していただいた。また,徳島 大学病院で小児言語外来を担当している言語聴覚士の佐 藤公美先生には,「徳島大学病院小児言語外来の取り組 み」と題して,徳島大学小児言語外来の現状について解 説していただいた。 もし「聞き返しが多い」「テレビの音が大きい」「言葉 が遅い」「発音が不明瞭」などの子供のきこえや言葉の 発達について気になることがあれば,決して様子を見る ことなく,必ず小児の聴力検査が実施できる総合病院の 耳鼻咽喉科を受診していただきたい。本シンポジウムが, 難聴児の早期診断と早期療育につながれば幸いです。 四国医誌 70巻5,6号 101 DECEMBER25,2014(平26) 101

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