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密教研究 Vol. 1942 No. 80 002金山 穆韶「住心品の品號に就いて――大日經の正意―― P21-49」

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(1)

-大

意-金

大 日 経 は 六 軸 三 十 一 品 ( 叉 は 七 軸 三 十 六 品 ) に 分 か れ、 其 の 第 一 品 を 入 眞 言 門 佳 心 品 と 云 ふ。 善 無 畏 三 藏 の 疏 に、 梵 本 に 第 一 品 に 二 つ の 思 號 あ る こ と を 示 し、 一 は 修 眞 言 行 品 二 は 入 眞 言 門 住 心 品 か く 二 の 題 號 あ る も、 後 題 に は 初 題 の 意 義 を 象 ね 有 す る が 故 に、 た ゝ 後 題 の み 存 置 す る こ と を 繹 し、 入 眞 言 門 住 心 晶 者。 梵 本 具 有 二 二 題 幻 初 云 二 修 眞 言 行 品 一 次 云 二 入 眞 言 門 住 心 晶 鴫 籟 謂 二 入 住 之 義 一 以 レ 兼 二 修 行 一故。 離 二 煩 丈一。 但 著 二 其 一 鴫 第 一 晶 に 爾 題 あ る こ と に つ き、 中 古 の 學 者 種 々 の 解 を な す。 一 読 に 依 れ ば、 初 題 は 地 前 の 供 養 行 修 行 の 義 に つ き、 後 題 は 地 上 の 五 韓 の 義 に 依 つ て 附 せ ぢ れ た る も の な り と 云 ふ。 帥 ち 初 題 の 地 前 供 養 行 修 行 と は、 六 無 畏 の 階 級 を 経 て、 初 地 の 佛 果 に 契 合 す る 教 旨 を 表 す る も の と な す。 六 無 畏 と は 要 約 し て い へ ば、 眞 言 行 者 曼 茶 羅 の 中 の 本 奪 に 聾 命 し、 其 の 尊 の 三 密 門 を 修 す る と き、 本 尊 を ば 客 観 に 見、 主 観 に 見、 つ ひ に 主 客 を 絶 せ し、 如 來 の 眞 身 に 契 誰 す る に 至 る 信 念 向 上 の 歴 程 で あ る。 印 ち 本 奪 を 心 外 に 見、 し か も 無 相 無 自 性 の 観 に 住 し、 そ の 本 尊 に 愛 執 を 生 ぜ す、 更 に 唯 心 の 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 一

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 二 う ち に 本 尊 を 観、 し か も 無 自 性 の 理 に 佳 し て 執 を 離 れ、 つ ひ に 主 客、 内 外、 能 所 の 二 相 を 離 れ た る 絶 封 無 相 の 如 來 金 剛 の 身 に 同 じ、 生 佛 一 膿 の 眞 趣 を、 罷 す る 道 程 を 明 か せ し も の で あ る。 要 す る に 地 前 の 行 位 と は、 最 初 主 客 能 所 の 分 別 の 念 を 以 て 佛 身 を 見 た る も の が、 信 念 純 浄 の 極 に 達 し、 主 客 能 所 の 念 を 離 れ、 阿 字 の 大 室 位 に 佳 し 如 來 自 謹 の 畳 罷 に 契 諦 し、 周 遍 法 界 の 心 性 を 如 實 に 膿 す る 道 を 明 す も の で あ る。 即 ち 能 所 主 客 の 二 相 よ り、 能 所 一 艘 の 位 に 入 り、 更 に そ の 一 膿 の 相 を も 没 漏 し、 金 剛 不 壊 の 眞 身 を 膿 す る 道 で あ る。 し か し て 初 題 の 修 眞 言 行 品 と は、 此 の 如 く 地 前 の 供 養 行 修 行 の 教 意 を 表 せ し も の と な す。 次 に 後 題 の 入 眞 言 門 佳 心 品 は、 此 維 の 正 宗 た る 地 上 の 五 韓 の 義 に 約 し て 得 た る 名 義 な り と は、 初 題 に 明 す 地 前 六 無 畏 の 法 門 に 依 り、 能 所 の 妄 執 を 遠 離 し 本 初 不 生 の 一 切 智 智 の 佛 心 に 住 す る に 至 れ ば、 そ れ よ り 以 後 は 自 心 性 の 實 相、 如 來 の 果 徳 を 開 顯 す べ き が、 法 性 自 爾 の 道 で あ る。 か く の 如 く 一 切 智 々 の 眞 性 の 功 徳 の 開 顯 を 明 す を 地 上 の 五 轄 と な す。 し か し て 入 眞 言 門 住 心 品 と は、 か ゝ る 地 上 の 五 韓 の 義 を 表 す る 名 義 で あ る。 し か れ ば 初 題 の 示 す 教 意 に 依 れ ば、 本 経 は 如 來 に 聾 命 し、 如 來 果 地 の 三 密 干 等 の 法 門 を、 我 等 凡 夫 が 修 す る こ と に 依 つ て、 如 來 と 感 鷹 加 持 の 境 に 入 り、 分 別 妄 執 を 離 れ、 如 來 眞 實 の 境 に 契 達 し、 一 切 智 女 の 自 心 性 を 讃 見 し 初 地 の 佛 果 を 罷 す る こ と が 本 経 の 正 宗 な り と も 解 せ ら れ、 後 題 の 表 示 す る 教 旨 よ り い へ ば、 地 前 六 無 畏 の 修 行 に 依 り、 初 地 の 佛 果 に 契 達 し、 初 地 の 佛 果 の 功 徳 を 如 實 に 顯 現 す る 道 を 開 読 す る を 本 維 の 正 宗 と な す と 解 せ ら る ゝ が、 本 経 の 正 宗 は 初 題 の 表 示 す る 教 旨 に あ り と や せ ん、 は た 後 題 の 表 す る 地 上 の 五 韓 の 開 顯 に あ り や と 云 ふ に、 爾 題 あ る も、 修 眞 言 行 品 の 初 題 を 省 略 し、 た ゝ 入 眞 言 門 佳 心 品 の 後 題 の み を 安 置 せ し に 依 つ て も 知 ら る ゝ が 如 く、 本 維 の 大 意 を 開 論 せ ら れ た る 第 一 佳 心 品 は、 初 地 の 佛 果 た る 本 初 不 生 の 心 地 の 眞 實 の 功 徳 開 顯 の 道 を 明 す を 正 意 と な す も の で あ る。 大 日 経 は 果 上 の 法 門 印 ち 地 上 の 法 門 を 明 す を 正 意 と な す。 地 上 の 法 門 と は 初 地 以 上 と 云 ふ こ と な る が、 初 地 と は 十 地 の 最 初 の 地 位 で あ

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る。 普 通 佛 教 に て は、 十 地 は な ほ 菩 薩 因 位 の 行 位 に し て、 十 地 を 超 え 更 に 因 位 究 寛 の 等 畳 位 を 経 て、 妙 畳 果 満 の 佛 地 に 契 達 す る こ と を 明 す も の で あ る。 然 る に 眞 言 密 教 に て は、 普 通 佛 教 に て 因 位 の 菩 薩 位 と な す 十 地 を 佛 果 位 と な す。 從 つ て 十 地 の 最 初 の 初 地 に 於 て 自 誰 の 佛 果 を 成 瀟 す と な す も の で あ る。 さ れ ば 大 日 経 は 地 上 の 法 門 な り と い へ ば、 こ れ 大 日 維 は 佛 果 上 の 境 界 を 説 か れ た る も の な る こ と を 知 ら る ゝ の で あ る。 即 ち 大 晩 盧 遮 那 成 佛 神 攣 加 持 経 な る 本 経 の 題 額 に 依 つ て も 知 ら る ゝ が 如 く、 本 経 は 大 日 如 來 の 自 誰 成 佛 の 大 畳 罷 と、 三 無 鑑 荘 嚴 の 神 攣 加 持 の 化 他 の 妙 用 を 読 か れ た る も の に し て、 ま た 衆 生 邊 に 約 す れ ば、 一 切 智 智 の 自 心 品 の 腱 を 剋 讃 し、 開 顯 す る も の な る が 故 に、 本 経 は 如 來 . 邊 よ り 云 ふ も、 衆 生 の 自 心 品 一 切 智 智 の 禮 を 開 顯 す る 黙 よ り 観 る も、 果 上 の 法 門 帥 ち 地 上 の 果 徳 を 開 顯 す る を 正 意 と な す こ と を 知 ら る ゝ の で あ る。 印 ち 本 経 の 正 宗 よ り い へ ば、 從 果 向 因、 地 上 の 五 韓 を 明 す に あ る と い ふ べ き で あ る。 し か も 未 だ 初 地 の 佛 果 を 髄 得 せ ざ る 因 位 の 衆 生 よ り い へ ば、 如 何 に し て 此 境 を 龍 す べ き か の 信 行 の 實 践 が 緊 要 事 で あ る。 印 ち 衆 生 邊 よ り い へ ば、 菩 提 心 を 襲 し、 菩 提 の 行 を 修 し、 初 地 の 佛 果 に 契 合 す る を 肝 要 と な す、 所 謂 機 の 修 入 た る 從 因 至 果 が 本 と な ら ね ば な ら ぬ。 こ れ 中 古 の 宗 學 者 が 本 経 の 正 宗 は 如 來 果 徳 の 開 顯、 曼 茶 羅 の 縁 起 た る 從 果 向 因 に あ る も、 機 の 修 入 よ り い へ ば、 從 因 至 果 の 法 門 を 明 す も の な り と 繹 せ る 所 以 で あ る。 即 ち 後 題 の 示 す 教 旨 た る 地 上 の 五 韓 開 顯 が 一 経 の 正 宗 な ら ん も、 因 位 の 凡 夫 よ り い へ ば、 初 題 の 示 す 修 眞 言 行 品 の 地 前 供 養 行 の 實 行 が 寧 ろ 要 門 た る べ き で あ る。 さ れ ば 後 題 に 初 題 の 教 旨 を 象 ね 明 す と 云 ふ と こ ろ に、 此 経 の 深 旨 の 存 す る と こ ろ を 了 知 す べ き で あ る。 印 ち 地 上 の 五 韓 を 明 す が 維 の 正 旨 な る も、 同 時 に 地 前 の 法 門 を 並 読 せ ら れ た る の で あ る。 入 眞 言 門 佳 心 品 は 地 上 の 五 韓 を 明 す が 表 て な る も、 初 題 の 地 前 供 養 の 修 行 を 兼 ね 明 す も の で あ る。 さ れ ば 五 韓 の 法 門 を 明 か す に も、 地 上 の 五 韓、 地 前 の 五 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 三

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佳 層心 品 の 品 號 に 就 い て 二 四 韓、 地 前 地 上 合 論 の 五 轄 等 の 読 が あ る、 し か し て 本 維 の 正 宗 よ り い へ ば、 地 上 の 五 韓 を 明 す に あ る も、 此 の 地 上 の 五 韓 に 地 前 の 五 韓 を 象 ね て 観 る べ き が 故 に、 地 前 地 上 合 論 の 五 韓 の 教 意 に て 解 す べ き で あ る。 合 論 の 五 韓 の 意 に て 解 せ ば、 因 と 行 と は 地 前 六 無 畏 に し て、 そ の 第 六 無 畏 に て 果 徳 を 謹 す る は、 初 地 の 佛 果 で あ る。 印 ち 凡 夫 地 よ り い へ ば、 獲 心 し て 如 來 に 蹄 命 し、 如 來 の 平 等 の 三 密 門 を 修 す る ご と に 依 つ て、 三 妄 執 を 離 れ、 初 地 の 佛 果 に 契 誰 す る に あ り、 し か し て そ の 初 地 の 上 に 更 に 五 韓 の 功 徳 を 開 顯 す る を 本 経 の 正 宗 と な す 義 に 依 つ て、 本 経 の 正 宗 即 ち 眞 言 密 教 の 深 意 を 了 す る べ き で あ る。 印 ち 如 來 に 蹄 命 し、 如 來 の う ち に 己 れ を 室 し 如 來 金 剛 の 身 に 同 じ、 生 佛 不 二 の 眞 心 を 髄 し、 大 日 如 來 二 切 智 智 の 功 徳 を 如 實 に 開 顯 す る 要 諦 を 明 す も の で あ る。 部 ち 普 通 佛 教 は、、 從 因 至 果、 始 畳 爲 本 の ゆ ゑ に 獲 心 修 行 し て 佛 果 を 成 す る 道 を 明 す も の な る も、 眞 言 密 教 は 從 果 向 因、 本 畳 爲 宗 の ゆ ゑ に、 獲 心 修 行 し て 始 め て 佛 果 を 成 す る に あ ら す、 無 始 本 有 の 畳 を 如 實 に 畳 知 す る を 成 佛 と な す。 諸 佛 法 界 身 な る が 故 に 我 身 諸 佛 の う ち に あ り、 大 日 如 來 大 畳 現 誰 の と き 一 切 衆 生 同 時 に 畳 を 成 じ、 大 日 の 大 畳 の 眞 際 に 住 せ る 金 剛 薩 錘 で あ る。 し か も こ れ を 知 ら ざ る が 凡 夫 な る が 故 に、 成 佛 と は こ の 本 有 の 究 寛 畳 を 如 實 に 鰐 す る に あ り。 し か し て 如 來 に 蹄 命 し 如 來 の う ち に 己 れ を 室 し う し、 無 明 妄 執 を 離 れ、 如 來 と 不 二 一 腱 の 金 剛 身 を 成 す る に 至 る 信 念 向 上 の 歴 程 を ば、 普 通 佛 教 に 擬 し て 開 示 せ る も の は、 地 前 の 法 門 で あ る。 そ の 地 前 六 無 畏 を 経 て 初 地 の 佛 果 に 契 合 す る 機 根 に 頓 漸 超 の 三 機 あ る こ と、 及 び、 獲 心 印 到 の 機 等 に つ き 述 ぶ べ き こ と あ る も こ ゝ に は 省 略 す る。 入 眞 言 門 佳 心 品 を 訓 讃 せ ば ﹁ 眞 言 門 二 入 テ 心 二 住 ス ﹂ と 護 む べ き で あ る。 こ の 品 名 僅 か 数 字 に 過 ぎ ざ れ ど も、 よ く 眞 言 密 教 の 要 諦 を 表 せ る も の で あ る。 眞 言 門 の 眞 言 は 疏 に 梵 名 を あ け 漫 漫 恒 羅 ( 凋 尋 ) な り と い へり。 の 大 師 の 聲 字 實 相 義

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十 佳 心 論 等 に ( 刃 ぐ ) 僑 議 ( 明 究 ) 等 は、 波 羅 門 に も こ れ を 読 き、 佛 教 内 に て も 諸 天 の 眞 言、 二 乗、 菩 薩 の 眞 言 等 無 量 の 眞 言 明 究 あ る も、 究 寛 し て い へ ば、 眞 言 は こ れ 大 日 如 來 の 海 印 三 昧 を 罷 と な す こ と を 明 す。 眞 言 は 大 日 如 來 の 大 畳 罷 よ り 流 出 す と は 大 日 如 來 の 大 畳 の 罷 に は 自 罷 自 ら を 讃 知 す る 無 上 智 あ り と と も に、 自 龍 自 ら を 表 現 す る 如 義 語 あ り、 鄙 ち 三 世 常 恒 に 法 爾 と し て こ の 大 畳 の 實 相 を 表 現 す る 読 法 あ り、 こ の 常 恒 三 世 の 法 身 の 読 法 が 繍県 言 で あ る。 か く の 如 く 大 日 如 來 の 自 誰 の 加 持 は 同 時 に 法 界 に 遍 し、 法 爾 に そ の 畳 禮 を 表 現 せ る も の こ れ 法 身 の 読 法 で あ る。 し か し て こ の 法 身 法 爾 常 佳 の 読 法 を 衆 生 邊 よ り 観 れ ば、 法 身 如 廉 自 在 神 力 加 持 三 昧 に 依 れ る 加 持 身 の 読 法 で あ る。 衆 生 警 畳 の 聲 で あ る。 こ の 法. 身 の 読 法、 法 身 の 日眞 言 無 量 な れ ど も、 そ の 本 源 を 尋 ぬ れ ば 型 字 で あ る。 さ れ ば 大 日 経 に は 眞 言 の 教 相 と は、 饗 字 門 等 の 字 門 な り と い ひ、 疏 に は 阿 字 本 不 生 の 罷 は こ れ 大 日 如 來 一 切 智 智 の 髄 な り、 こ の 阿 字 の 實 相 に 契 ふ と き、 毘 盧 遮 那 如 來 の 一 切 智 の 禮 に 契 ふ が 故 に、 毘 盧 遮 那 は こ の 一 字 を 以 て 眞 言 と な す こ と を 明 す。 か く の 如 く 三 世 常 恒 に 読 法 し 給 へ る 衆 生 警 畳 の 聲 た る 眞 言 を は、 無 執 無 着 に し て、 念 諦 す る と き、 法 爾 の 加 持 力 に 依 り、 眞 言 の 罷 た る 大 日 如 來 の 一 切 智 々 の 罷 に 佳 す る に 至 る の で あ る。 眞 言 密 教 は、 か く の 如 く 如 來 の 眞 言 を 念 諦 し、 一 切 智 々 の 龍 に 佳 す る 義 を 明 す が 故 に、 こ の 経 の 第 一 品 を ば 入 眞 言 門 佳 心 晶 と い ふ。 し か し て 疏 に は 無 所 佳 に し て 眞 言 を 念 調 し、 眞 言 の 實 義 た る 二 切 智 々 の 一 心 に 佳 す る 義 を 明 す と 共 に、 如 來 手 等 の 三 密 門 を 修 し て、 如 來 の 眞 身 に 契 諦 す る 義 を 繹 成 し、 入 眞 言 門 の 眞 言 と は 具 さ に い へ ば 如 來 の 身 口 語 の 三 密 門 な る こ と を 示 す。 蓋 し 金 剛 頂 教 王 経 等 に 依 れ ば、 佛 道 に 聾 し、 縁 起 の 法 の 實 相 を 観 じ、 塞 三 昧 に 住 す る と き 如 來 の 警 畳 開 示 の 聲 を 開 き、 如 來 の 光 を 仰 ぎ、 如 來 の 眞 身 を 見、 如 來 に 加 持 せ ら れ、 大 畳 位 を 成 す る に 至 る 五 相 成 身 観 を 明 す。 即 ち 無 識 身 三 昧 に 佳 す る と き 如 來 の 警 畳 開 示 あ り、 心 中 に 月 輪 を 観 じ こ の 心 月 輪 の う ち に 如 來 の 種 三 尊 を 観 す る と こ ろ に、 加 持 身 を 見 本 地 身 を 見、 自 心 を 知 り、 一 切 智 智 の 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 五

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 六 心 性 に 佳 す る 理 趣 を 開 説 せ ら る。 警 畳 開 示 あ り 月 輪 を 観 ぜ よ と は、 こ れ 如 來 の 聲 を 聞 き、 如 來 の 光 り を 仰 ぐ べ き こ と を 示 さ れ た る も の に し て、 更 に 月 輪 の う ち に 如 來 の 種 三 奪 を 観 ぜ よ と は、 こ れ 光 の の う ち に 如 來 の 身 を 観 す べ き こ と を 明 か さ れ た る も の で あ る。 し か も 一 肘 量 の 心 月 輪 に 観 す る 佛 身 は こ れ 加 持 身 で あ る、 こ の 一 肘 量 の 心 月 輪 を 法 界 に 遍 ぜ し め、 無 念 無 想 に 佳 す る に 至 れ ば、 法 爾 に 遍 法 界 の 本 地 法 身 に 契 合 す る の で あ る。 か く の 如 く 心 月 輪 を 法 界 に 遍 ぜ し む る の 極、 無 念 無 想 に 佳 す る と き、 法 爾 に 本 地 加 持 の 不 二 一 如 の 眞 身 を 膿 せ ら る ゝ の で あ る。 か ゝ る 眞 實 禮 を 罷 せ る 法 界 遍 満 の 心 月 輪 を ば、 漸 く 敷 め 漸 く 小 さ く し て も と の 一 肘 量 に 齢 せ し む。 こ の 一 肘 量 の 心 月 輪 は こ れ 本 地 加 持 無 二 一 如 の 功 徳 身 を 圓 満 せ る 罷 で あ る。 大 日 如 來 の 一 切 智 々 を 罷 せ る 一 心 で あ る。 一 肘 量 の 心 は 有 分 限 に し て し か も 分 限 を 絶 せ る 都 絶 能 所 の 能 所 で あ る。 法 界 の 全 我 を 全 う せ る 罷 で あ る。 か ゝ る 一 心 に 住 す る に 至 れ ば こ れ 始 本 不 二 生 佛 一 如 の 一 切 智 女 の 心 の 實 相 に 住 す る も の で あ る。 か く の 如 く 室 三 昧 に 佳 し、 如 來 の 聲 を 蕪 き、 光 り を 見、 光 の の う ち に 如 來 の 加 持 身 を 見、 本 地 身 を 見、 自 心 を 知 り、 心 の 實 性 に 佳 す る 義 は、 住 心 品 の 品 號 繹 に な き も、 本 経 及 び 二 十 雀 の 疏 の う ち に、 か ゝ る 理 趣 存 す る が 故 に、 二 磨 そ の 義 を の べ し も の で あ る。 深 意 別 に 叙 す る で あ ら う。 上 述 の 如 く、 疏 に は 眞 言 の 實 義 を 観 じ、 無 所 佳 に し て 能 所 の 念 を 絶 す る と こ ろ に、 大 日 如 來 の 一 切 智 々 の 罷 に 佳 す る 義 を 明 す と 共 に 如 來 の 三 密 門 を 修 す る と き、 加 持 力 に 依 り、 如 來 卒 等 の 三 密 の 罷 を 成 じ、 速 疾 に 無 上 の 大 果 を 成 ぜ ら る べ き こ と を 繹 す。 印 ち 修 生 の 三 密 を 修 し 如 來 の 加 持 を 被 る は、 こ れ 大 毘 盧 遮 那 に 成 佛 の 自 誰 の 加 持 と 紳 攣 の 化 他 の 加 持 あ る 中、 化 他 の 紳 攣 加 持 力 に 依 る も の な る が、 こ の 加 持 身 の 化 他 の 加 持 力 に 依 の、 無 明 妄 念 を 浮 除 せ ら れ、 自 誰 加 持 の 罷 た る 卒 等 三 密 の 如 來 の 大 果 を 成 す る に 至 る の で あ る。 疏 に は 智 度 論 に 依 り、 三 密 加 持 の 法 門 に 依 て 速 疾 に 成

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佛 せ ら る べ き、 眞 言 乗 を は 神 通 の 甕 格 に 比 し、 四 諦 十 二 因 縁 六 度 等 の 顯 教 の 法 門 に 依 て 修 行 す る も の は、 あ 池 か も 羊 に 乗 じ、 或 は 馬 に 乗 じ て 目 的 の 地 に 至 ら ん と す る が 如 き も の な る こ と 歩 纏 せ ら る、 何 ゆ ゑ に 此 の 如 く 眞 言 門 の 三 密 行 は 速 疾 紳 通 乗 た る ぞ と な ら ば、 三 密 の 法 門 は こ れ 如 來 果 上 の 法 門 で あ る、 如 來 果 上 の 法 門 を 因 人 修 す る が 故 に、 速 疾 に 如 來 ㊨ 果 徳 を 成 ぜ ら る ゝ の で あ る。 秘 藏 記 に は 眞 言 行 者 は 如 來 果 上 の 法 門 を 修 す る が 故 に、 入 道 の 最 初 よ り 超 過 十 地 の 人 た る こ と を 明 か さ る ゝ と 共 に、 我 等 の 心 月 輪 の う へ に 三 大 無 撒 劫 の 功 徳 を 成 就 せ ら れ た る 如 來、 加 持 渉 入 せ ら る ゝ が 故 に、 我 等 が 速 疾 に 如 來 の 功 徳 を 成 ぜ ら る べ き こ と を 示 さ る。 し か も か く の 如 く、 三 密 の 大 圓 鏡 に 己 成 未 成 の 如 來 の 功 徳 身 を 現 成 す る が 如 き は、 こ れ な ほ、 紳 攣 加 持 の 化 他 用 大 の 加 持 な る が、 か ゝ る 用 大 の 加 持 無 碍 の 境 を 膿 す る に 至 れ ば、 自 ら 法 身 如 來 自 誰 加 持 の 境 た る 一 切 智 々 の 大 果 を 成 ぜ ら る ゝ に 至 る の で あ る。 西 藏 傳 の 大 日 経 に は 第 一 品 を ば 遡 翌 必、 伺 徊 却 刀 メ メ 必 刀 洲 個 心 の 差 別 を 読 く 品 か く 心 の 差 別 を 読 く 品 と い へ ば、 初 題 の 表 す る 地 前 五 韓 の 韓 起 の 義 も、 ま た 後 題 の 表 す る 地 上 の 五 韓 々 起 の 教 意 を も 兼 ね 明 す も の と も 観 ら る ゝ の で あ る。 善 無 畏 三 藏 の 住 心 品 の 疏 に、 品 號 を 繹 し て 曰 く 眞 言 梵 日 二 漫 但 擁一。 印 是 眞 語 如 語 不 妄 不 異 之 音。 龍 樹 繹 論 謂 二 之 秘 密 號 一奮 繹 云 レ 兄 非 二 正 翻 二也。 此 品 紛 吃 論 維 之 大 意 蛤 所 謂 衆 生 自 心 品 帥 是 一 切 智 智。 如 レ 實 了 知 名 爲 二 一 切 智 者 鱒 是 故 此 教 諸 菩 薩 眞 語 爲 レ 門。 自 心 獲 二 菩 提 鴫 印 心 具 ニ 萬 行 一 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 七

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佳 心 品 の 晶 號 に 就 い て 二 八 見 二 心 正 等 畳 殉 讃 二 心 大 渥 桑一。 稜 二 起 心 方 便 二 嚴 二 澤 心 佛 國 適 從 レ 因 至 レ 果 皆 以 三 無 所 佳 而 佳 二 其 心 一故 日 二 入 眞 言 門 佳 心 品 二 也。 入 眞 言 門 略 有 二 三 事 ゆ 一 者 身 密 門。 二 者 語 密 門。 三 者 心 密 門。 是 事 下 當 二 廣 読一。 行 者 以 二 此 三 方 便 二自 浮 二 三 業 一 印 爲 二 如 來 三 密 一之 所 二 加 持 一 乃 至 能 於 二 此 生 一 満 二 足 地 波 羅 蜜 認 不 下 復 経 二 歴 劫 籔 二備 修 中 諸 封 治 行 加 故 大 晶 云。 或 有 下 菩 薩 初 獲 心 時 帥 上 二 菩 薩 位 二 得 申 不 退 韓 加 或 有 下 初 獲 心 時 即 得 二 無 上 菩 提 一 便 韓 申 法 輪 加 龍 樹 以 爲 如 入 遠 行 乗 レ 羊 去 者 久 久 乃 到。 馬 則 差 速。 若 乗 二 神 通 一 人 於 二 獲 意 頃 一便 至 二 所 詣 一 不 ノ 得 レ 云 二 獲 意 間 云 何 得 フ 到。 神 通 相 爾。 不 レ 鷹 レ 生 レ 疑。 則 此 経 深 旨 也。 本 経 六 軸 三 十 一 品 中 の 最 初 の 佳 心 品 は、 よ く 本 経 一 部 の 根 本 教 旨 を 説 示 せ ら れ た る も の に し て、 ま た 入 眞 言 門 晶 佳 心 晶 の 品 號 は、 よ く 佳 心 品 一 品 の 大 宗 を 提 示 せ る も の で あ る。 如 上 の 疏 丈 を 観 る に、 衆 生 の 自 心 品 即 是一 切 智 智 の 禮 を 如 實 に 了 知 す る こ れ 佳 心 の 義 な り と の 繹 と、 ま た 菩 提 心 を 獲 し、 如 來 の 三 密 門 を 修 し、 無 上 菩 提 を 成 す る 三 句 五 韓 の 從 因 至 果 の 義 と あ り。 こ の 二 繹 は 横 竪 の 二 義 に し て、 初 繹 は 横 に 自 心 は 一 切 智 智 の 髄 な る 實 義 に 契 誰 す る 義、 次 に 獲 心、 修 行、 菩 提、 浬 鍵、 方 便 爲 究 寛 の 五 韓 次 第 修 謹 の 義 は、 こ れ 竪 に 菩 提 心 の 功 徳 開 顯 の 義 な り と 観 ら る る も の で あ る。 も か し て こ の 佳 心 晶 の 晶 號 繹 を 本 経 の 経 題 と 封 照 し て 観 れ ば 衆 生 の 自 心 品 は 印 ち 是 れ 一 切 智 智 な り、 寳 の 如 く 了 智 す る を 名 け て 一 切 智 者 と 爲 す。 の 繹 は、 こ れ 経 題 の 大 毘 魔 遮 那 成 佛 の 實 義 を 禮 す る も の で あ る。 大 日 如 來 大 畳 現 成 の 時、 法 界 の 一 切 衆 生 同 時 に 畳 を 成 じ、 大 日 如 來 大 畳 の 眞 際 に 佳 す る 金 剛 薩 唾 な り と は、 こ れ 大 日 如 來 の 三 摩 地 門 を 開 読 す る 眞 言 密 教 の 根 本 教 旨 で あ る。 大 師 は 印 身 成 佛 義 に 十 界 の 衆 生 は 六 大 法 界 縫 性 に 佳 す る こ と を 開 演 せ ら れ、 ま た 六 大 の 實 義 を 繹 成 せ ん と し て 引

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誰 せ ら れ た る 我 毘 二 本 不 生 絢 出 二 過 語 言 道 一 諸 過 得 二 解 脱一。 遠 二 離 於 因 縁 一 知 三 室 等 二 虚 室 二 の 大 日 経 の 経 丈 は、 大 日 如 來 の 一 罷 速 疾 力 三 昧 の 大 畳 の 眞 際 を 開 読 せ ら れ た る 丈 で あ る。 さ れ ば 十 界 の 衆 生 は、 六 大 一 實 の 法 界 禮 に 佳 す る と は、 こ れ 一 切 衆 生 は 大 日 如 來 の 大 畳 罷 の う ち に 本 來 安 佳 せ る 金 剛 薩 睡 な る こ と を 明 か さ れ た る も の で あ る。 さ れ ば 本 経 の 開 題 に 上 從 二 大 日 奪 一 下 至 二 六 道 衆 生 相 鴫 佳 二 各 各 威 儀 一顯 二 種 種 色 相 一 並 是 大 日 尊 之 差 別 智 印 也。 非 二 更 他 身 鴫 故 維 丈 云 云 二 我 帥 法 界 我 即 金 剛 身 我 印 天 龍 八 部 等 一 如 レ 是 法 身 互 相 渉 入 云 云 本 経 の 維 題 の 大 毘 盧 遮 那 の 疏 繹 に は、 除 暗 遍 明、 能 成 衆 務、 光 無 生 滅 の 三 義 を 以 て 大 日 の 自 誰 大 畳 の 光 明、 遍 照 法 界 の 蜜 義 を 明 し、 成 佛 の 羅 に は、 如 實 智 を 以 て 十 界 の 有 惰 非 情 の 本 不 生 の 畳 膿 を 現 誰 す る こ と を 開 演 せ ら れ、 本 維 の 疏 の 七 雀 に は 如 來 無 得 知 見 在 二 一 切 衆 生 相 綾 中 一 法 爾 成 就 無 二 歓 減 一 以 下 於 二 此 眞 言 躰 相 一 不 申 如 レ 實 畳 上 故 名 爲 二 生 死 中 人 一 若 能 自 知 自 見 時。 即 名 二 一 切 知 者 一 切 見 者 一 大 師 は 本 経 開 題 に 夫 法 界 浮 心 超 二 十 地 一 以 絶 絶。 二 如 本 畳 朶 二 三 身 二 而 離 離。 況 復 曼 茶 性 佛 圓 圓 之 又 圓。 大 我 眞 言 本 有 之 叉 本 (申 略 ) 恒 沙 春 属 鎭 住 二 自 心 之 宮 殉 無 霊 荘 嚴 優 二 遊 本 初 之 殿 二 丈 噂 字 義 唯 有 二 大 日 如 來 一 於 二 無 我 中 一 得 二 大 我 一也。 心 王 如 來 既 至 二 如 是 地 殉 塵 籔 難 思 心 所 馨 薦 誰 不 レ 得 二 此 大 我 之 身 二 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 二 九

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 〇 叉 曰 く 法 身 三 密 入 二 緻 芥 二而 不 レ 建。 亘 二 大 盧 一而 不 レ寛。 不 レ 簡 二 瓦 石 草 木 一 不 レ揮 二 人 天 鬼 畜 一 何 塵 不 レ 遍 何 物 不 レ 撮。 此 の 如 く 等 の 文 は 皆 こ れ、 心 王 の 大 日 如 來 大 畳 現 成 の と き、 法 界 の 一 切 衆 生 同 時 に 畳 を 成 じ、 大 日 如 來 の 大 畳 禮 に 蓮 な れ る、 曼 茶 羅 の 聖 者 な る こ と を 明 か さ れ た る も の で あ る。 一 切 衆 生 は、 如 來 の 法 界 身 の う ち に 佳 し な が ら、 無 明 煩 憐 の 爲 め に 自 心 圓 明 の 畳 禮 を 覆 は れ、 い た づ ら に 三 毒 の 荒 野 に 彷 裡 せ る も の で あ る。 し か る に 自 心 本 有 の 菩 提 心 の 勢 力 と、、 如 來 の 加 持 力 と に 依 り、 菩 提 心 を 獲 し、 如 來 に 麟 命 し、 如 來 の う ち に 己 れ を 室 う し 如 來 金 剛 の 身 に 同 じ 一 切 智 々 の 自 心 晶 に 佳 す る 道 を 開 読 せ ら る る も の は 佳 心 品 に し て 本 維 の 大 宗 ま た こ こ に 存 す る の で あ る。 か く の 如 く 衆 生 の 自 心 は 師 ち 是 れ 大 日 如 來 一 切 智 々 の 罷 な る 實 義 を 罷 す る は こ れ、 横 に 本 畳 の 菩 提 心 禮 に 佳 す る 義 に し て、 維 題 よ り い へ ば 大 毘 盧 遮 那 成 佛 の 位 に 直 佳 す る も の で あ る、 直 佳 月 宮、 如 來 自 諮 の 境 に 安 佳 す る 實 義 を 明 か さ れ た る も の で あ る。 次 に 獲 心 修 行 等 の 因 行 果 の 五 韓 の 繹 ば こ れ 表 て 從 因 至 果 の 義 で あ る。 維 題 よ り い へ ば、 こ れ 神 攣 加 持、 帥 ち 自 誼 成 佛 の 罷 よ り 現 せ る 加 持 身 の 三 密 を 修 し、 加 持 身 を 見、 本 地 身 を 見、 自 心 の 一 切 智 々 を 罷 す る に 至 る 道 程 を 明 か さ れ た る も の で あ る。 此 の 如 く、 衆 生 自 心 品 印 是 一 切 智 々 の 繹 は、 こ れ 経 題 の 大 毘 盧 遮 那 成 佛、 次 の 五 韓 は こ れ 神 攣 加 持 の 経 旨 な り と の 解 は こ れ 佳 心 品 の 品 號 を 経 題 に 準 望 し て 繹 せ る も の で あ る。 し か も 自 心 品 印 是 一 切 智 智 の 義 と、 五 韓 の 繹 は、 一 菩 提 心 開 見 に つ い て の 横 竪 の 二 義 で あ る。 自 心 晶 印 大 日 如 來 の 一 切 智 智 の 罷 な る 大 信 に 佳 し、 し か も そ の 浮 菩 提 心 を し て 堅 牢 な ら し め、 如 實 に 現 誰 せ ん が 爲 め に、 因 行 果 の 次 第 入 讃 を 明 す は 五 韓 で あ る。 な ほ 横 竪 の 義 に 約 し て 繹 せ ん に、 衆 生 の 自 心 品 師 是 一 切 智 智 と は、 無 相 の 菩 提 心 一 切 智 智 の 本 罷 な り、 そ の 自 心 と は 衆 生 本 有 の 本 畳 法 身 の 禮 性 で あ る。 一 念 無 所 住 の 大 室 位 に 佳 す る と き、 自 心 出 纏 圓 明 の 智 罷 な る 實 義 顯 は る。 こ れ を 衆 生 自 心 品 印 是 一 切

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智 智。 如 レ實 了 知 名 爲 二 一 切 智 智 二と い ふ。 次 に 五 轄 の 繹 は こ れ 竪 次 第 に 約 し て 菩 提 心 罷 を 開 顯 す る も の で あ る。 し か も 三 句 五 韓 は 澤 菩 提 心 本 末 因 縁 に し て 共 に 心 の 實 相 印 を 出 で す、 故 に 法 罷 に つ か ば 横 竪 は 一 法 の 爾 義 で あ る。 衆 生 自 心 品 に つ き 組 師 先 徳 の 繹 を 観 る に、 十 佳 心 論 第 十 に 経 云 云 何 菩 提 謂 如 ノ實 知 二自 心 一 此 是 一 句 含 二無 量 義 一 竪 顯 二 十 重 之 淺 深 殉 横 示 二塵 藪 廣 多 一丈 興 教 大 師 の 浮 菩 提 心 私 記 夫 眞 言 浮 菩 提 心。 是 自 性 法 身 心 地 法 界 大 日 如 來 心 王 具 罷。 亦 一 切 衆 生 色 心 實 相 普 門 海 會 卒 等 種 子。 故 大 日 経 疏 第 二 此 心 印 是 如 來 自 然 智。 亦 是 毘 盧 遮 那 遍 一 切 身 云 云 信 誰 僧 正 の 佳 心 抄 此 心 有 二横 竪 二 義 一 (中 略 ) 若 依 二 横 義 二自 心 者 衆 生 心。 印 金 剛 法 界 官 究 寛 心 王 大 毘 盧 遮 那 如 來 本 有 無 垢 大 菩 提 心 也。 ( 中 略 ) 若 依 二 竪 義 幻 於 二此 自 心 一有 二迷 悟 染 浮 因 果 自 他 等 重 重 差 別 二云 云 道 範 阿 閣 梨 の 除 暗 紗 に は 難 答 を 設 け て 自 心 品 の 心 を 繹 し、 難 者 は 第 十 佳 心 の 心 な る べ し と い ひ 答 者 は 十 佳 心 に 通 す と い ひ、 遍 明 抄 に は 衆 生 自 心 品 者 六 道 輪 廻 善 悪 無 記 等 一 切 妄 心 な る べ き 義 を 立 し、 頼 鍮 法 印 の 指 心 抄 に は、 自 心 の 心 は 第 八 識 ま た 第 九 識 な る べ し と の 二 義 を 出 し、 且 ら く 初 義 に 依 ら は (第 八 識 ) 五 韓 の 中 に 初 の 澗 字 菩 提 心 義 印 ち 東 因 也。 印 是 一 切 智 智 者 中 嘉 第 五 登 字 具 足 方 便 智 の 義 な り、 郎 字 は 養 心 印 到 の 義 を 顯 す な り、 如 實 了 知 に は 行 誰 入 の 三 字 の 義 を 粟 ぬ る 鰍。 後 義 に 依 ら は 第 九 庵 摩 羅 中 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 二

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い で 三 二 因 の 義 な り、 此 の 識 印 齢 法 界 羅 性 智 な る が 故 に、 帥 是 一 切 智 々 と 云 ふ 也 云 云、 か く の 如 く 衆 生 の 自 心 品 の 自 心 は 六 八 九 識、 ま た は 善 悪 無 記 の 心 な る べ し 等 の 義 存 す る も、 疏 に は 此 心 印 是 如 來 自 然 智、 亦 是 毘 盧 遮 那 遍 一 切 身 等 と い ひ、 大 師 は 本 経 の 如 實 知 自 心 の 疏 の 無 相 の 繹 文 を ば 第 八 佳 心 に 配 属 せ ら れ、 本 経 開 題 に 法 界 浮 心 超 十 地 以 繕 絶 た り 等 と 繹 せ ら れ、 興 教 大 師 は 眞 言 浮 菩 提 心、 是 自 性 法 身 心 地 法 界 大 日 如 來 心 王 具 罷 等 と 明 さ る。 天 台 の 読 に 準 じ、 自 心 は 陰 妄 の 妄 心 な り 等 の 義 を な す も の あ る も、 天 台 の 三 諦 観、 華 嚴 の 事 事 無 磯 法 界 観 を ば、 こ れ 縁 起 因 分 の 義 な り と し て、 華 嚴 の 不 可 読 性 海 果 分 こ れ、 眞 言 秘 密 藏 の 境 界 な り と は 大 師 の 高 範 で あ る。 し か し て 華 嚴 に 縁 起、 性 起、 性 海 果 分 の 読 あ る と き 性 起 は 染 浮 に 通 ぜ す 唯 浮 法 な る こ と を 明 す、 印 ち 佛 果 の 大 智 は 本 來 衆 生 の 心 中 に 遍 在 す る が 故 に、 衆 生 所 起 の 念 念 皆 こ れ 如 來 果 智 の 所 起 な り、 染 浮 森 羅 の 萬 法 は 悉 く 佛 智 所 現 の 影 像 な り と し、 所 現 の 萬 像 を 以 て 能 現 の 佛 智 に 同 ぜ し め て、 性 起 の 境 を 唯 浮 と な す が 如 く、 眞 言 密 教 は、 法 身 自 誰 の 境 に 於 て、 一 切 を 見 る も の な る が 故 に、 自 心 晶 の 自 心 は 大 日 経 よ り い へ ば、 本 初 不 生 の 初 地 浮 菩 提 心 に し て、 大 師 の 教 義 よ り い へ ば、 第 十 住 心 と 観 る べ き も の な る べ し。 し か し て 維 疏 の 本 旨 は 從 レ 因 至 レ 果 皆 以 二 無 所 佳 一而 佳 二 其 心 一 無 所 住 に し て 其 心 に 住 し、 衆 生 の 因 心 の 當 燈 能 所 分 別 を 絶 せ る 本 不 生 の 心、 毘 盧 遮 那 一 切 智 智 の 髄 を 成 す る 實 義 を 明 す も の で あ る。 疏 の 第 七 雀 に は 若 見 二 本 不 生 際 二 者 印 是 如 レ 實 知 二 自 心 一 如 レ 實 知 二 自 心 一即 是 一 切 智 智。 故 既 盧 遮 那 唯 以 二 此 一 字 一 爲 も 塁 一島 叉 曰 く 諸 法 錐 レ 生 不 レ 佳 二 自 性 一 是 故 當 レ 知 無 性。 如 二 彼 廣 読 一 若 無 性 者 鄙 是 本 初 不 生。 本 初 不 生 者 印 是 如 來 之 身。 常 恒 安 佳 無

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ノ 有 二 攣 易 一。 又 曰 く 了 二 知 諸 法 皆 室 一故 不 レ 住 二 生 死 中 鴫 印 此 如 如 亦 不 可 得 故 不 レ 佳 二 浬 葉 中 適 爾 時 行 塵 霧 息 諸 位 皆 鑑 遍 二 一 切 慮 二 的 無 二 所 依 一 是 名 三 以 下 不 佳 法 上 佳 二 於 如 來 大 佳 一 也。 金 剛 頂 鍮 伽 三 十 七 奪 心 要 に 無 レ 願 無 レ 求 是 眞 解 脱。 由 二 此 三 相 室 一故 帥 入 二 解 解 法 門 一悟 二 斯 正 理 一 印 身 有 二 光 明 二廓 周 二 法 界 鴫 印 同 二 毘 盧 遮 那 正 罷 智 二 也。 脚 ち 佳 心 品 よ り い へ ば、 自 心 の 無 所 佳 を 観 じ、 能 所 分 別 の 妄 執 を 離 れ、 自 心 本 有 の 一 切 智 智 の 髄 を 得 す る を 正 宗 な り と 繹 し、 本 経 の 維 題 よ り い へ ば、 毘 盧 遮 那 如 來 の 自 誼 化 他 灌 實 二 智 法 界 に 遍 し、 至 ら ざ る は な く、 照 ら さ ざ る は な し、 か く の 如 く の 毘 盧 遮 那 如 來 の 果 徳 開 顯 を 一 経 の 正 宗 と な す、 下 の 疏 に は 饗 侵 運 ・込. 呵 を 一 経 の 法 禮 な り、 ま た 型 鞭 誕 縛 の 四 佛 智 見 を 一 経 の 本 盟 な り と も 説 か る。 さ れ ば 本 維 は 衆 生 邊 よ り い へ ば、 衆 生 の 自 心 本 有 の 畳 禮 を 開 顯 す る に あ る も、 佛 邊 よ り い へ ば、 大 日 如 來 自 誰 化 他 の 髄 用 の 果 徳 の 開 顯 に あ り、 し か し て 疏 に は、 如 來 の 無 擬 知 見 は 一 切 衆 生 相 綾 の 中 に 在 て 法 爾 に 成 就 し て 歓 減 な し 等 と い ひ、 大 師 は 法 界 の 浮 心 は 十 地 を 超 え て 以 て 絶 絶 た り、 一 如 の 本 畳 は 三 身 を 孕 て 而 も 離 離 九 り 等 と 繹 せ ら れ、 遮 情 の 極 致 に 表 徳 曼 茶 の 功 徳 の 開 顯 を 明 し、 性 難 集 の 十 喩 の 詠 詩 の う ち に 三 密 蓼 寂 同 二 死 友 一 諸 奪 感 鷹 忽 來 訪。 莫 レ 喜 莫 レ 唄 是 法 界。 法 界 與 レ 心 無 二 異 詳 一 叉 疏 の 第 一 に 心 王 毘 盧 遮 那 成 二 自 然 畳一。 爾 時 一 切 心 藪 無 レ 不 下 帥 入 二 金 剛 界 中 一 成 中 如 來 内 讃 功 徳 差 別 智 印 上 云 云 ' 住 心 品 の 自 心 は、 衆 生 の 本 有 の 因 心 に し て、 こ の 因 心 本 有 の 畳 禮 を 開 顯 す べ き 義 を 表 と な ず も、 冒し か も こ の 因 は こ 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 三

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住 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 四 れ 所 謂 密 號 名 字 の 因 に し て、 因 と い ふ も こ れ 墓 實 爲 因 の 因 な れ ば、 因 の 罐 即 果 な り と も 解 せ ら る。 諸 佛 法 界 身 な る が 故 に 我 身 諸 佛 の う ち に 在 り、 如 來 の う ち に 己 れ を 室 う し、 無 明 蓋 く る と こ ろ 廓 法 界 に 遍 ね き 毘 盧 遮 那 本 地 身 に 契 合 し、 自 心 の 一 切 智 々 の 髄 を 開 見 せ ら る べ き で あ る。 疏 に 衆 生 自 心 品 印 是 一 切 智 智 と 繹 せ ら れ た る 自 心 品 の 品 ( 義 繹 に は 品 の 字 な し ) の 字 に つ き、 中 古 の 學 者 淺 深 の 爾 繹 を な す、 淺 略 の 義 に よ ら ば 品 は 品 類 差 別 の 義 に し て 三 十 一 品 の 品 類 の 義 な り、 印 ち 下 の 具 縁 品 に 封 し て、 第 一 晶 の 義 な り と い ふ、 し か れ ば 佳 心 品 と は、 衆 生 の 自 心 に 佳 す る 義 を 明 す 品 の 意 で あ る。 し か る に 深 秘 の 義 に 解 せ ば、 無 相 の 菩 提 心 を 開 け ば 無 羅 無 藪 の 功 徳 を 現 す る 義 で あ る。 理 趣 維 開 題 に 品 の 字 を 繹 し て 五 智 浜 海 受 二諸 尊 萬 流 一故 名 日 レ晶 也 丈 理 趣 経 は 金 剛 頂 経 の 部 類 あ る が 故 に、 理 趣 維 の 品 の 字 は 金 剛 薩 睡 の 五 智 で あ る。 こ の 金 剛 薩 睡 の 五 智 は 諸 法 能 生 の 本 源、 衆 生 所 臨 の 源 極 に し て、 宛 も 大 海 の 萬 流 を 受 く る が 如 し。 金 剛 界 曼 茶 羅 の 諸 奪 は、 金 剛 薩 淫 の 五 智 を 開 け る も の で あ る。 故 に 金 剛 薩 錘 の 五 智 は 諸 奪 の 萬 流 を 受 け、 曼 茶 羅 の 五 智 品 類 差 別 は 悉 く 金 剛 薩 睡 の 五 智 に あ ら ざ る は な し。 同 じ く 胎 藏 曼 茶 羅 は、 こ れ を 衆 生 の 自 心 に 瞬 し、 因 曼 茶 羅 と 云 ふ 方 面 よ の 解 せ ば、 衆 生 の 自 心 を 本 と し、 一 切 智 智、 四 重 圓 壇 を 建 立 し て 晶 類 差 別 を 成 す。 故 に 今 は 深 秘 の 義 に 約 し 金 剛 頂 維 の 品 と 一 致 に 見 て、 無 相 の 菩 提 心 智 智 無 邊 な る を 品 と 云 ふ。 し か れ ば 此 の 自 心 品 を 如 何 に し て 如 實 に 了 知 し、 開 顯 し、 禮 得 す べ き か、 印 ち 如 何 に し て 心 に 佳 す べ き か、 そ の 能 見、 竜 能 開、 能 佳、 能 得 の 行 相 と し て 他 に あ ら す、 自 心 佛 を 膣 得 せ ん と ゆ 無 上 の 菩 提 心 を 起 し、 三 密 不 等 の 行 を 修 し、 妄 執

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を 除 い て 如 實 に 如 來 の 大 果 に 契 合 す る に あ り。 こ の 因 行 果 の 次 第 を 疏 に は 五 韓 の 法 門 に 約 し て 繹 し 是 の 故 に 此 の 教 の 諸 の 菩 薩 は 眞 語 を 門 と し て、 自 心 に 菩 提 を 獲 し、 印 心 に 萬 行 を 具 し、 心 の 正 等 畳 を 見、 心 の 大 浬 葉 を 誰 し、 心 の 方 便 を 獲 起 し、 心 の 佛 國 を 嚴 澤 す、 從 レ因 至 レ 果 皆 な 無 所 住 に し て 而 も 其 の 心 に 佳 す、 故 に 入 眞 言 門 住 心 品 と 云 ふ な り 此 の 如 く 自 心 の 大 日 如 來 一 切 智 智 の 罷 に 如 實 に 契 謎 す る 法 門 と し て 疏 に は、 獲 心、 修 行、 誰 菩 提、 入 浬 梁、 方 便 爲 究 寛 の 五 韓 の 義 に 約 し て 開 演 せ ら る、 か く 五 韓 と 開 読 せ ら れ た る も、 要 は 因、 行、 果 の 三 に し て、 自 心 本 具 の 一 切 智 智 の 佛 果 を 欣 求 し 龍 得 せ ん と す る 獲 心 と、 そ の 獲 心 の 上 の 修 行 と、 獲 心 修 行 に 依 て 成 就 す る 究 寛 の 果 徳 な る が、 此 の 如 き 因 行 果 の 三 あ る も 行 を 因 に 掻 す れ ば 因 果 の 二 門 で あ る。 こ の 因 果 は こ れ 一 心 實 相 の 韓 起 な れ ば、 共 に 一 心 を 出 で ざ る こ と を 明 し て、 自 心 に 菩 提 を 獲 し 乃 至 心 の 佛 國 を 嚴 浮 す と い ふ。 し か し て 自 心 本 有 の 大 菩 提 心 に 住 し 大 日 如 來 自 誰 大 畳 の 罷 に 契 ひ、 生 佛 不 二 の 一 切 の 智 智 の 心 に 佳 し、 一 心 の 功 徳 開 顯 の 行 を 修 し、 一 心 の 果 徳 を 誰 す る は、 能 所 主 客 微 細 の 妄 執 を 絶 す る 無 所 佳 の 心 に 佳 す る に あ る が 故 に、 從 レ 因 至 レ 果 皆 以 二 無 所 佳 一 而 住 二 其 心 一 か く 無 所 佳 の 心 に 住 し、 大 日 如 來 の 一 切 智 智 の 禮 に 契 諦 せ ば、 そ れ よ り 以 後 の 一 切 の 施 爲 は 凡 夫 の 作 業 に あ ら す し て、 衆 生 を 成 就 し、 佛 國 を 嚴 浄 す る 佛 作 佛 業 な り、 五 韓 の 韓 起 は、 こ れ 生 佛 不 二 の 一 心 の 本 源 の 起 動 で あ る。 凡 夫 が 獲 心 し、 修 行 し て 佛 果 に 到 達 す る 始 畳 上 韓 の 因 果 門 と、 如 來 が 衆 生 の 浮 信 力 に 鷹 じ、 一 切 衆 生 界 に 下 下 來 來 し 給 ふ、 本 畳 下 韓 の 因 果 門、 帥 ち 上 韓 下 韓 の 因 果 差 別 の 全 罷 は、 こ れ 一 心 實 相 の 罷 な り、 印 ち 因 果 印 實 相 な り、 念 念 無 佳 の 心 地 に 佳 す べ き こ と は、 一 乗 大 乗 の 等 し く 説 く と こ ろ に し て、 こ れ 教 相 よ り 云 ふ も、 實 修 よ の 云 ふ も、 大 乗 の 玄 趣 の 存 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 五

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 六 す る と こ ろ で あ る。 法 身 内 謹 の 三 摩 地 の 境 を 開 読 す る 眞 言 密 教 に は こ と に 秘 趣 の 存 す る も の が あ る。 帥 ち 普 通 佛 教 は 因 行 を 修 し て 佛 果 を 成 す る 道 を 明 す も の な る も、 眞 言 密 教 は、 大 日 如 來 究 寛 畳 を 成 じ 給 ひ し と き、 一 切 衆 生 等 し く 畳 を 成 じ、 大 日 の 大 畳 に 佳 せ る 金 剛 薩 唾 な る 實 義 を 開 演 す。 さ れ ば 因 行 を 修 し て 果 を 成 す る に あ ら す、 成 佛 と は 本 來 の 成 佛 を 知 る こ と で あ る。 從 つ て 今 の 疏 の 五 韓 の 義 は、 一 往 は こ れ 獲 心、 修 行、 諮 菩 提、 入 浬 繋、 方 便 爲 究 寛 の 從 因 至 果 の 理 を 明 す も の な れ ど も、 再 往 の 實 義 よ り い へ ば、 從 果 向 因 の 義 を 開 顯 せ る も の で あ る。 即 ち 前 叙 の 如 く 大 日 維 の 正 意 は、 如 來 に 約 す れ ば 如 來 の 果 徳 の 開 顯 を 明 す も の、 郎 ち 曼 茶 羅 の 縁 起 に し て、 衆 生 邊 に 約 す れ ば、 自 誰 の 菩 提 極 成 の 膿 た る 初 地 本 初 不 生 の 心 地 の 開 顯 で あ る。 帥 ち 佛 邊 よ り 云 ふ も、 衆 生 邊 よ り 云 ふ も、 五 韓 は 因 よ り 果 に 至 る 上 韓 因 果 の 道 で は な く、 大 日 の 本 果 の 功 徳 の 現 顯 帥 ち 果 よ り 因 し 向 ふ 從 果 向 因 の 次 第 を 明 か せ る も の と 観 る べ き で あ る。 さ れ ば 長 畳 師 は、 五 韓 の 韓 起 は、 こ れ 佛 徳 開 顯 の 次 第 を 明 す 法 の 縁 起 よ り 見 る も、 ま た 獲 心、 修 行、 つ い に 佛 果 に 到 達 す る 機 の 趣 入 た る 行 者 の 上 韓 の 義 よ り 観 る も、 果 よ り 因 に 向 ふ 義 趣 に て 開 読 す べ き も の な り と せ の。 宥 快 法 印 は、 眞 言 密 教 は 法 身 如 來 の 自 内 讃 の 三 摩 地 の 果 禮 を 開 顯 せ ら れ た る も の な る が 故 に、 大 日 経 も 金 剛 頂 維 も、 如 來 の 果 罷 を 顯 現 す る 從 果 向 因 を 経 の 正 意 と な す は、 長 畳 師 と 同 意 な る も、 し か も 獲 心、 修 行、 成 果 の 次 第 を 明 す 五 韓 は、 こ れ 因 人 が 佛 果 に 向 ふ 機 の 趣 入 が 表 て た る が 故 に、 機 の 趣 入 よ り い へ ば 從 因 至 果 の 義 に て 解 す べ き も の な り と せ り。 眞 言 密 教 は 如 來 自 内 誰 の 境 を 説 き、 一 切 衆 生 を し て、 そ の 境 界 に 鷹 同 せ し め ん と し、 入 佛 道 の 最 初 よ り 佛 地 の 三 昧 に 佳 し、 生 佛 不 二 一 切 智 々 の 果 を 剋 諦 す る 實 義 を 開 読 す る も の で あ る。 從 て 獲 心 を 明 す も 経 の 正 意 よ り い へ ば 初 地 獲 心 に し て、 獲 心 の 當 位 に 於 て 本 初 不 生 の 心 地 に 契 達 し、 ' 初 地 に 於 て 自 誰 の 佛 果 極 成 す る 旨 を 開 読 す る も の で あ る。 し か し て 第 二 地 よ め 第 十 地 に 至 る 地 位 を 獲 心、 修 行、 成 果 の 三 句 五 韓 の 法 門 に 約 し て 繹 成 す る は、 こ れ 三 妄 を 断 じ、

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無 明 の 妄 執 を 離 れ た る 初 地 本 初 不 生 の 果 徳 の 開 顯 で あ る。 し か も 我 等 は、 獲 心 の 當 位 に 直 に 三 妄 を 超 度 し、 初 地 の 佛 果 を 膿 達 す る こ と 容 易 な ら ざ る が 故 に、 初 地 の 佛 果 を 漸 次 に 誰 得 す る に 至 る 道 程 を 明 か せ し も の は、 初 地 の 前 に 立 つ る 六 無 畏 の 位 階 で あ る。 所 謂 地 前 六 無 畏 の 行 位 は、 前 に も 述 べ た る が 如 く、 如 來 を 心 外 に 見、 心 内 に 観 じ、 つ ひ に 内 外 能 所 を 絶 せ る 絶 封 の 眞 身 に 冥 合 し、 生 佛 不 二 の 大 菩 提 た る 初 地 の 佛 果 に 契 達 す る 信 念 向 上 の 歴 程 で あ る。 し か し て 宥 快 法 印 は、 今 の 住 心 品 の 品 號 の 繹 の 五 韓 を ば、 経 の 本 旨 よ り 観 れ ば 初 地 以 上 の 五 韓、 即 ち 自 心 の 一 切 智 々 の 佛 徳 の 如 實 の 開 顯 を 明 す を 表 と し て 解 す べ き も の と な し、 か ね て 自 心 に 迷 惑 せ る 三 妄 執 を 超 度 す る 地 前 六 無 畏 の 位 階、 印 ち 地 前 の 行 果 の 義 を も 併 せ 観 ん と す る も の で あ る。 印 ち 地 前 地 上 合 論 の 義 に て 解 せ ん と す る も の で あ る。 か く 地 前 地 上 合 論 の 五 韓 の 意 に て 観 れ ば、 地 前 六 無 畏 の 位 は 獲 心 修 行 に し て、 そ の 獲 心 修 行 に 依 て 成 じ た る 果 罐 は 第 六 無 畏 に し て、 直 に こ れ 初 地 の 佛 果 で あ る。 さ れ ば 初 地 は 無 惑 で あ る が、 そ の 無 惑 清 浮 の 自 心 眞 實 徳 相 の 開 顯 た る 初 地 以 上 の 五 韓 を 開 読 す る を 本 維 の 正 意 と な す も の で あ る。. か ゝ る 秘 趣 を 精 詳 に す る こ と 易 か ら ざ る も、 そ の 要 を 明 か さ ん 爲 め に、 以 下 五 韓 に 太 有 の 五 韓、 太 右 修 生 合 論 の 五 轄、 ( 中 因 獲 心 ) 唯 修 生 の 五 韓 (東 因 獲 心 )或 は 唯 地 前 の 五 韓、 地 上 の 五 韓、 地 前 地 上 合 論 の 五 韓 等 の 義 を 略 述 せ ん に、 前 叙 の 如 く 五 韓 の 法 門 は 眞 言 行 者 の 進 修 の 次 第 を 明 し、 ま た 五 佛 五 智 の 内 諦 を 顯 は す 甚 深 縁 起 の 法 門 で あ る。 そ の 中、 本 有 の 五 韓 と は、 衆 生 の 潭 菩 提 心 器 に 本 來 五 智 五 佛 五 韓 の 徳 を 具 せ る を 云 ふ。 此 の 位 は 本 修 不 二 の 膿 な れ ば、 修 生 極 ま つ て 本 有 に 源 同 せ る 還 同 本 畳 の 畳 罷 で あ る。 所 謂 五 智 五 韓 の 徳 を 悉 く 具 せ る 絶 樹 法 界 の 果 盤 で あ る。 こ の 本 有 本 覧 の 位 に 五 智 五 韓 の 徳 を 具 す れ ば、 こ の 本 有 菩 提 心 の 韓 起 遊 履 の 相 を 明 す 三 句 五 韓 に も 本 修、 理 智、 五 韓、 五 智 の 徳 を 具 住 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 七

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 三 八 す。 し か れ ば 五 轄 と 構 す る も、 獲 心、 修 行、 菩 提、 浬 葉、 方 便 爲 究 寛 と 次 第 し て 五 智 五 韓 の 功 徳 を 圓 満 す る に あ ら す、 こ の 本 有 の 五 韓 は 横 に 同 時 に 五 韓 各 々 五 韓 を 具 す る が 故 に、 五 韓 の 韓 昇 を 東 南 西 北 中 と 次 第 し て 観 す る に あ ら す、 か く の 如 く 一 心 の 本 法 は 所 蹄 所 入 の 法 界 罷 に し て、 五 智 五 韓 の 徳 を 悉 く 其 す る 絶 封 の 果 徳 で あ る。 し か し て こ の 絶 樹 果 徳 の 罷 よ り 観 れ ば、 塵 女 法 々 皆 五 智 五 韓 を 圓 満 し て 法 界 髄 を 成 す る も の で あ る。 こ の 理 智 不 二、 本 修 不 二 帥 ち 修 生 極 ま つ て 本 有 に 還 同 せ る 還 同 本 畳 の 位 は、 爾 部 曼 茶 羅 の 罷 で あ る。 本 修 不 二 の 故 に、 金 剛 界 よ り い へ ば 修 生 の 果 曼 茶 羅 に し て、 胎 藏 よ り い へ ば 本 有 の 因 曼 茶 羅 で あ る。 し か も こ の 因 果 の 名 は こ れ 塘 號 名 字 の 因 果 に し て、 咽 果 の 待 封 を 離 れ た る 都 絶 能 所、 非 因 非 果 不 二 果 界 中 の 因 果 で あ る。 上 述 の 如 く 本 有 の 五 韓 は、 菩 提 心 罷 に 法 然 に 具 せ る 五 智 五 韓 の 義 を 明 か せ し も の な る が、 本 有 修 生 合 論 の 五 韓 と は、 そ の 本 有 の 五 韓 の、 徳 の 開 展 を 明 す 法 門 に し て、 こ れ 佛 身 の 印 現、 法 の 縁 起 の 次 第 を 顯 は す も の で あ る。 印 ち 中 央 本 有 の 位 よ り 東 南 西 北 と 次 第 出 現 す る 義 で あ る。 し か し て 中 央 は 本 有 に し て、 東 南 西 北 の 四 韓 は 修 生 な れ ば、 中 央 の 本 有 と 四 方 四 韓 の 修 生 と 合 し て 一 の 五 韓 の 義 を 成 す る が 故 に 本 有 修 生 合 論 の 五 韓 と 云 ふ。 こ の 本 修 合 論 の 五 韓 は 曼 茶 羅 の 縁 起、 佛 身 の 顯 現 を 明 す も の な る が 故 に、 中 央 の 獲 心 の 因 は 所 謂 皇 實 爲 因 の 因 に し て、 胎 藏 八 葉 の 位 よ り 第 二 重 第 三 重 等 を 開 く 義 趣 で あ る。 下 の 十 九 執 金 剛 の 初 め の 五 金 剛 を 本 修 合 論 の 五 韓 に て 解 す る 義 等 に 依 り、 合 論 の 五 韓 の 教 旨 了 す べ き で あ る。 こ の 本 有 修 生 合 論 の 五 轄 は、 秘 藏 記 の 五 韓 の 繹 に 依 る も の で あ る。 秘 藏 記 に 曰 く ノ ナ リ テ ノ ニ ス ヲ ニ ト 中 饗 因 本 有 菩 提 心 依 二 是 心 二 獲 二 菩 提 心 二 故 日 レ 因 テ ノ ニ ス ヲ ノ ニ ト ナ リ 東 鞭 行 依 二 本 有 菩 提 心 一獲 二 齢 本 之 心 一修 行 故 日 ノ 行 亦 因 南 誕 誰 果 也

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西 麺 入 浬 繋 北 憩 方 便 究 寛 也 こ の 秘 藏 記 の 五 韓 は 中 央 菩 提 心 の 位 に 無 黙 の 阿 字 あ れ ば、 中 央 は 本 有 に し て、 四 方 の 四 黙 は 修 生 な る が 故 に、 こ れ 本 修 合 論 の 五 韓 で あ る。 し か し て こ の 五 韓 を 解 す る こ と 道 範、 果 寳、 宥 快 等 の 諸 師 異 義 を な す、 今、 宥 快 法 印 の 読 に 依 れ ば、 こ の 秘 藏 記 の 読 は 中 因 獲 心 本 修 合 論 の 五 韓 の 義 を 表 と な す も の な る も、 東 方 の 修 行 の 位 に、 東 因 獲 心 修 生 の 菩 提 心 の 義 を 観、 こ の 秘 藏 記 の 五 韓 は 中 因 獲 心 本 修 合 論 の 五 韓 と、 東 因 獲 心 唯 修 生 の 五 韓 と を 蕪 ね 明 す も の と 観 る。 即 ち 東 型 行 の 繹 に 本 有 の 菩 提 心 に 依 て 麟 本 の 心 を 獲 し て 修 行 す る が 故 に 行 と 日 ふ。 亦 因 な り。 此 の 如 く 東 方 の 行 を 繹 し て、 本 有 の 菩 提 心 に 依 て 蹄 本 の 心 を 獲 し て 修 行 す る が 故 に 行 と 日 ふ と あ る が 故 に、 快 師 は 中 型 因 は 中 因 初 地 獲 心 に し て、 東 饗 行 は 中 因 初 地 獲 心 の 上 の 修 行 に し て 化 他 の 修 行 と な す。 し か し て 最 後 に 亦 因 と あ る は、 こ れ 東 因 修 生 の 獲 心 を 東 方 の 行 の 位 に 兼 ね て 観 る の 義 な り と 解 し、 秘 藏 記 の 丈 の 表 は 中 因 獲 心 に し て 中 東 南 西 北 の 次 第 の 義 と、 ま た 東 方 を 獲 心 の 因 の 位 と す る 東 南 西 北 中 の 東 因 修 生 の 五 韓 の 義 を 鍍 て 観 ん と す る も の で あ る。 ・か ゝ る 見 方 は 高 雄 口 決 等 に 依 る も の な る も、 東 因 獲 心 は 表 て 無 畏 三 藏 の 傳 に し て、 中 因 獲 心 は 不 室 三 藏 の 傳 で あ る。 し か し て 弘 法 大 師 は 中 因 東 因 の 二 説 相 並 べ 観 る 義 な る が 故 に、 秘 藏 記 に 中 東 二 因 を 一 虚 に 明 す と 観 る。 し か し な が ら 大 師 の 相 傳 は 不 室、 恵 果、 弘 法 と 相 承 し 中 因 護 心 を 表 と な す が 故 に、 秘 藏 記 の 本 丈 の 表 て は 中 因 獲 心 で 本 有 修 生 合 論 の 義 に し て、 か ね て 東 因 修 生 の 義 を 示 す と 爲 す。 如 上 の 繹 は 快 師 の 義 に よ る も の で あ る が、 道 範 信 日 果 寳 師 等 は、 快 師 と 多 少 義 を 異 に す る も の あ り、 こ れ ら は 諸 師 の 繹 丈 等 に つ い て 襯 る べ し、 し か し て 本 修 合 論 の 五 韓 は、 曼 茶 羅 の 縁 起、 佛 身 佳 心 晶 の 品 號 に 就 い て 三 九

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 四 〇 の 顯 現 を 明 す も の に し て、 東 方 を 因 の 位 と す る 東 因 獲 心 は こ れ 機 の 趣 入 た る 從 因 至 果 を 表 と す る も の で あ る が、 こ の 中 因 獲 心 と、 東 因 獲 心 と を 併 読 す と な す と こ ろ に、 眞 言 密 教 の 深 趣 の 存 す る も の あ る を 看 取 す べ き で あ る。 印 ち こ れ 本 畳 下 韓、 從 果 向 因 の 義 を 明 す を 本 と す る 中 因 獲 心 と、 始 畳 上 轄、 從 因 至 果 の 東 因 獲 心 の 義 を 併 説 す る と こ ろ に、 如 來 の 果 徳 の 開 顯 は 衆 生 の 浮 信 が 佛 心 に 契 合 せ る と こ ろ に、 顯 現 す る も の 帥 ち 衆 生 が 始 畳 の 大 菩 提 心 を 獲 し、 修 行 す る と こ ろ に、 佛 果 の 徳 相 を 開 顯 せ せ ら る ゝ 秘 旨 を 明 か せ る も の で あ る。 次 に 東 因 獲 心 唯 修 生 の 五 韓 は 善 無 畏 三 藏 の 所 傳 に し て 今 の 住 心 品 の 繹 段 の 五 韓 も、 東 因 獲 心、 修 生 の 五 弊 で あ る。 東 喫 獲 心 東 因 西 凝 修 行 獲 心 南 誕 誰 菩 提 北 縛 入 渥 葉 中 麺 方 便 爲 究 喜 即 ち 上 の 本 有 の 五 韓 は 大 菩 提 心 に 本 來 五 韓 五 智 の 徳 を 圓 具 す る 實 義 を 明 か せ し も の に し て、 本 有 修 生 合 論、 中 因 獲 心 の 五 韓 は、 そ の 本 有 具 徳 の 五 智 五 韓 の 徳 の 開 顯、 帥 ち 曼 茶 羅 の 縁 起、 從 果 向 因 の 義 を 本 と せ る も の な る が、 今 賜 す 修 生 東 因 獲 心 の 五 藤 は、 こ れ 因 人 獲 心 修 行 し て 佛 果 菩 提 を 成 す る 從 因 至 果 の 義 を 表 と せ る も の で あ る。 し か し て 此 の 東 因 獲 心 修 生 の 五 韓 に 地 前 の 五 韓、 地 上 五 韓 あ る も、 當 佳 心 品 の 五 韓 の 義 は 地 上 の 五 韓 を 表 と し て、 地 前 の 五 韓 を 兼 ぬ る と 観 る べ き で あ る。 印 ち 佳 心 品 の 品 號 に 爾 題 あ り、 表 て は 後 題 の 地 上 の 五 韓 の 義 な る も、 初 題 の 地 前 修 行 を 粂 ぬ る こ と を 述 べ し が 如 く、 今 の 五 韓 は 地 上 の 五 韓 に 地 前 の 五 轄 を 兼 ぬ る が 故 に 地 上 地 前 合 論 の 五 轄 と 襯 る べ き で あ る。

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か く 地 前 地 上 合 論 の 五 韓 の 意 に 解 せ ば、 獲 心 修 行 は、 地 前 六 無 畏 の 分 齊 に し て、 そ の 第 六 無 畏 の 果 徳 を 誰 す る は 初 地 の 佛 果 で あ る。 こ の 因 行 果 の 三 を 開 け ば 五 韓 な り、 し か れ ど も 前 叙 の 如 く 當 経 の 正 旨 よ り い へ ば、 初 地 以 上 に 五 韓 を 建 立 し て 因 果 始 中 肇 つ く す も の で あ る。 こ の 地 上 の 五 撃 開 け ば 十 機 十 六 生 と な 胤 さ れ ば 五 軽 十 地。 十 六 生 は 開 合 の 不 同 に し て、 十 六 大 菩 薩 の 最 初 金 剛 薩 錘 は 初 地 の 位 で あ る。 か く の 如 く 初 地 以 上 の 修 生 の 五 韓 は 從 因 至 果 な れ ど も、 初 地 は 未 だ 畳 位 を 成 せ ざ る 位 に あ ら す、 初 地 に 自 謁 の 佛 果 を 圓 極 し て、 し か も 從 因 至 果、 修 生 の 五 韓 と 観 る は 快 師 の 義 で あ る。 か く の 如 く 眞 言 行 者 進 修 の 次 第、 從 因 至 果 と 云 ふ に つ い て も、 地 前 地 上 淺 略 深 秘 重 々 の 義 存 す、 若 し 地 前 の 行 者 六 無 畏 進 修 の 次 第 よ の い へ ば 淺 略 に し て 從 因 至 果 の 義 な り、 印 ち 獲 心 修 行 し て 佛 果 に 至 る 義 で あ る。 し か し も し 地 上 の 義 よ り い へ ば 獲 心 修 行 し て 凡 夫 地 よ り 佛 地 に 至 る に あ ら す、 成 佛 と は 本 有 本 畳 の 久 遠 の 成 佛 の 膣 を 畳 知 す る こ と で あ る。 帥 ち 深 秘 に 約 せ ば、 行 者 進 修 の 次 第 と は、 初 地 以 上 乃 至 十 地 に 至 る 次 第 の 韓 昇 の 義 な る も、 こ の 地 上 の 五 韓 は、 五 韓 印 五 佛 五 智 の 内 調謹 を 顯 す 甚 深 の 縁 起 で あ る。 さ れ ば こ の 地 上 の 五 韓 を 從 因 至 果 と 云 ふ も、 そ の 深 秘 の 義 趣 よ り 観 れ ば、 從 因 至 果 が 印 從 果 向 因、 諸 佛 從 本 垂 述 を 顯 は す も の で あ る。 あ る 師 の 読 に、 中 因 獲 心 は 中 央 本 有 菩 提 の 罷 よ り 出 で 修 生 の 果 徳 を 成 す る が 故 に、 東 因 獲 心 は 修 生 よ り 本 有 に 齢 す と な す。 即 ち 東 南 西 北 中 と 次 第 す る と き、 東 南 西 北 の 四 位 は 修 生 に し て、 第 五 の 中 央 は 太 有 な り と い ふ。 但 し 快 師 は 此 の 義 を 取 ら す、 印 ち 東 因 獲 心 は 修 生 よ り 本 有 に 瞬 す る に あ ら す、 東 因 獲 心 の 位 に て、 し か も 中 央 の 本 有 の 理 に 還 同 し、 理 智 冥 合 し て、 南 方 の 行 に 出 つ る と な す。 こ れ 東 因 修 生 の 獲 心 に 本 有 の 識 を 同 時 に 具 足 す と な す。 印 ち 東 方 第 八 識 獲 心 に し て、 東 因 獲 心 の と こ ろ に 第 九 識 を 謹 し、 理 智 冥 合 し て 韓 す る な り。 き れ ば 宥 快 は 果 寳 の 如 く 機 根 に つ い て 第 九 識 獲 心 を 見 す、 し か も 第 九 識 は 東 方 第 八 識 の 位 に 於 て 中 央 の 第 八 識 に 相 鷹 す と な す。 住 心 品 の 品 號 に 就 い て 四 一

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佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 四 二 か く 東 方 獲 心 の 位 に 中 央 本 有 の 理 に 還 同 し、 相 鷹 す る が 故 に、 第 八 識 獲 心 の と こ ろ に 第 九 識 を つ く し 理 智 不 二 に し て、 巳 稜 心 の 調 ひ た る 位 よ り 南 方 の 行 の 位 に 出 づ、 さ れ ば 修 生 の 獲 心 修 行 に 依 て 本 有 に 臨 す る に あ ら す、 ま た 修 生 の 中 央 は 本 有 と の み 観 る べ か ら す、 中 央 は 修 生 の 極 果 究 寛 の 膿 で あ る。 師 ち 中 央 は 本 有 に は あ ら す、 中 央 は 修 生 の 果 徳 を へ 圓 満 の 膣 な る が 故 に、 中 央 に 五 韓 具 足 の 響 字 を 置 け り、 も し 中 央 は 本 有 な ら ば、 無 黙 の 型 字 を 置 く べ き で あ る。 し か る に 今 修 生 の 中 央 は 修 生 の 果 徳 の 故 に、 五 黙 具 足 の 響 字 を 置 け り。 か く の 如 く 中 央 を 本 有 の 第 九 識 と 観 る と、 ま た 中 央 を ば 五 黙 具 足 の 果 禮 と 襯 る と の 二 義 は、 こ れ 眞 言 密 教 の 獲 心 の 眞 意 義 と、 ま た 究 寛 の 道 罷 を 理 解 す べ き、 主 要 な る こ と に 薦 す、 印 ち 第 八 識 に よ つ て 自 心 の 心 源 た る 第 九 識 に 契 合 す 、 る は、 こ れ 理 智 不 二 の 一 心 の 禮 性 を 罷 せ る も の な る が、 同 時 に 本 修 不 二、 生 佛 不 二 の 法 身 如 來 の 自 謹 本 地 の 大 畳 禮 に 契 合 せ る も の で あ る。 ま た 中 央 は 無 黙 の 饗 字 に あ ら す し て 五 黙 具 足 の 醤 字 な る よ り、 法 の 本 禮 は 在 纏 本 有 の 理 に あ ら す し て、 圓 鏡 力 故 實 畳 智 の 自 然 畳 禮 で あ る。 中 因 獲 心 の と き 中 央 に 無 黙 の 饗 字 を 安 置 さ れ あ る も、 こ れ 在 纒 本 有 の 第 九 識 の 理 と の み 観 る べ き に あ ら す し て、 始 畳 が 本 畳 に 還 同 し、 始 本 不 二 の 本 有 の 大 畳 髄 と 観 る べ き で あ る。 上 述 の 如 く 當 佳 心 品 の 説 段 に 明 か さ れ た る 五 韓 に は、 本 有、 本 修 合 論、 修 生 の 五 韓、 ま た 地 前 の 五 韓、 地 上 の 五 韓、 地 前 地 上 合 論 の 五 韓 等 の 諸 義 を 具 す る も、 當 説 段 の 五 韓 は 表 て 修 生 の 五 韓 に し て、 し か も 地 上 の 五 韓 部 ち 自 誰 圓 極 の 初 地 を 獲 心 の 位 と し、 修 行 以 下 は 初 地 の 果 徳 を 開 顯 す る 深 甚 の 義 趣 を 以 て 理 解 す べ き で あ る、 か く 地 上 の 五 韓 を 本 と し て 解 し、 こ れ に 地 前 の 五 韓 を か ね 観 る べ し。 以 下 疏 の 丈 を 逐 う て 沿 繹 せ ん に 疏 に 五 韓 最 初 の 獲 心 の 行 相 を 繹 し て

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此 教 の 諸 の 菩 薩 ぽ 眞 語 を 門 と し て 自 心 に 菩 提 を 獲 す 印 ち 五 韓 は 何 に 依 て 開 顯 せ ら る る や を 明 し、 眞 語 を 門 と し て 自 心 に 菩 提 を 獲 す と 示 し 給 ふ。 こ れ 眞 言 行 を ば 語 密 の 一 門 に 約 し、 語 密 の 一 法 門 よ り 直 に 本 初 不 生 の 心 地 に 契 達 す る 實 義 を 明 か さ れ た る も の で あ る。 眞 言 の 字 義 の 不 可 得 を 観 じ て、 一 切 智 女 の 腿 を 禮 得 す べ き こ と は、 眞 言 の 経 疏 の う ち に 彌 漫 せ る と こ ろ に し て、 次 に 明 か さ れ た る 三 密 行 は こ れ 眞 言 密 教 の 正 行 で あ る。 し か れ は 今 眞 語 爲 〆 門 と は 三 密 の 中 具 ら く 語 密 の 義 に 就 て 繹 し 給 ひ し も の で あ る。 古 徳 有 相 の 三 密 は 身 語 意 各 別 な り と い へ ど も、 無 相 の 三 密 は 三 三 干 等 に し て、 各 各 に 萬 徳 を 具 足 す る が 故 に、 眞 語 爲 門 と い ふ と こ ろ に 三 密 の 義 分 を 具 す と 観 る べ き こ と を 繹 す。 語 密 の 一 法 に し て も、 三 密 門 を 修 す る に し て も、 こ の 法 門 を 修 す る こ と は、 如 來 に 韓 命 す る こ と が、 本 た る べ き で あ る。 即 ち 曼 茶 羅 の 中 の 一 尊 に 麟 命 し、 そ の 尊 の 三 密 門 を 修 す る に 至 る こ れ 獲 心 で あ る。 し か し て そ の 如 來 に 聾 命 す る 能 蹄 の 人 の 信 智 に 淺 深 あ り、 事 識 を 以 て 鷹 身 を 見、 業 識 を 以 て 報 身 を 見 る 位 は、 な ほ こ れ 地 前 六 無 畏 の 分 位 所 謂 從 因 至 果 の 行 位 な る が、 無 所 佳 の 心 に 佳 し、 能 所 細 念 を 離 れ、 阿 字 大 室 位 に 佳 す る に 至 れ ば こ れ 眞 に 自 心 に 菩 提 を 獲 起 せ る も の で あ る。 先 師 宥 範 阿 閣 梨 曰 く 今 の 疏 に 是 故 此 教 諸 菩 薩 眞 語 爲 門 云 云 の 是 故 と は 上 の 衆 生 自 心 晶 印 是 一 切 智、 如 實 了 知 名 爲 一 切 智 者 の 義 を 指 す、 こ の 一 段 は 自 心 品 即 一 切 智 々 の 本 有 と 如 實 了 知 の 修 生 の 義 を 明 す も の な る が、 こ の 本 有 修 生 は も と こ れ 行 者 一 心 の 上 の 作 用 に し て、 修 生 即 本 有、 用 に 印 し て 罷 宗 を 成 し て 罷 宗 用 三 は 同 時 具 足 に し て 能 所 佳 一. 致 の 趣 を 示 す、 し か し て 今 五 韓 と 開 い て 示 す と き、 從 因 至 果、 從 果 向 因、 行 相 無 量 な る も 此 等 因 果 の 功 徳 衆 生 の 自 心 を 出 で す、 故 に 五 韓 は 衆 生 の 自 心 中 に 韓 す る な り、 か く の 如 く 五 韓 は 一 心 の 上 の 作 用 な る が 故 に、 五 轄 に 各 各 心 の 言 を 置 て、 五 黙 は 自 心 の 上 の 同 時 圓 其 の 法 門 な る こ と を 顯 す、 此 の 同 時 具 足 の 法 門 を 開 い て 三 句 五 韓 と な す、 依 て 吾 宗 の 因 果 の 功 徳 を 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 四 三

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住 心 品 の 品 號 に 就 い て 四 四 五 韓 と 開 き、 三 句 と 開 く も 共 に 同 時 具 足 の 法 門 に し て、 初 地 果 上 の 法 門 な る が 故 に、 因 と い ひ 果 と い ひ 共 に 密 號 名 字 の 因 果 に し て 因 果 共 に 絶 封 罷 の 實 義 を 顯 す。 か く 因 果 共 に 萬 徳 を 具 し て 因 果 共 に 絶 封 禮 な る が 故 に、 修 生 部 本 有、 本 畳 爲 宗 の 實 義、 本 末 罷 用 同 時 の 法 罷 な る こ と を 顯 は す。 叉 曰 く 當 段 の 五 韓 の 法 門 は、 下 に 読 か れ た る 因 行 果 の 三 句 の 法 門 と は た ゝ 開 合 の 不 同 に し て、 そ の 法 罷 同 一 な り、 印 ち 三 句 五 韓 提 菩 口 心 爲 因 ( 因 )-獲 心 大 悲 爲 根 ( 行 )-修 行 方 便 爲 究 寛 (果) 誰 菩 提 入 浬 葉 方 便 爲 究 寛 自 謹 化 他 は 實 義 に つ か ば、 同 時 具 足 の 法 な れ ど も、 具 ら く こ れ を 分 て ば 獲 心 は 自 詮、 修 行 以 下 の 四 韓 は 化 他 で あ る。 印 ち 自 諮 化 他 は 同 時 に し て、 無 相 菩 提 心 絶 封 禮 に 具 す る を 開 い て 三 句 五 韓 と な す、 し か し て 第 一 の 獲 心 は 東 因 修 生 の 菩 提 心 な れ ど も、 意 趣 に つ か ば、 能 獲 は 質 多 心、 所 獲 は 干 栗 多 心 で あ る、 こ の 質 多 干 栗 多 の 二 心 は 次 の 如 く 理 智 に し て、 菩 提 心 理 智 蓮 月 不 二 冥 合 の 位 に し て、 一 部 の 惣 禮 と す、 た だ し 繹 相 は 自 心 獲 菩 提 は 質 多 心 に し て 修 入 な り 云 云 無 所 住 の 心 に 佳 し、 菩 提 心 燈 に 契 ひ、 三 密 の 妙 行 を 修 す る を 印 心 修 萬 行 と 云 ふ。 こ の 三 密 準 等 の 行 を 修 す る こ と に

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依 り、 菩 提 心 を し て い よ く 堅 固 な ら し め、 塘 長 な ら し む。 し か し て こ の 獲 心 修 行 は 修 生 始 畳 の 向 上 自 讃 の 法 門 な る も、 獲 心 の 因 の 位、 已 に こ れ 初 地 本 初 不 生 の 心 地 を 剋 謹 し、 毘 盧 遮 那 の 一 切 智 智 の 盟 に 相 懸 せ る も の な れ ば、 そ れ よ り 以 後 の 行 は、 こ れ 化 他 の 行 門 で あ る。 印 ち 東 方 の 獲 心 の 位 に、 中 央 の 本 有 の 理 に 還 同 し て 南 方 の 行 位 に 出 づ、 し か し て 無 所 佳 の 心 に 住 し て 修 す る と こ ろ の 慈 悲 の 萬 行 は、 自 心 一 切 智 々 の 徳 な る が 故 に、 印 心 具 萬 行 と い ふ。 無 佳 の 心 に 佳 せ る 行 に 依 り、 理 智 不 二 の 菩 提 心 の 實 相 を 開 顯 せ ら る る に 至 る を、 噂 見 二 心 正 等 魔 竃 讃 二 心 大 浬 葉 二 と い ふ。 こ の 西 方 の 誰 菩 提 ( 智 ) 北 方 の 入 浬 禦 ( 理 ) は こ れ 本 有 の 菩 提 心 の 理 智 の 罷 を 謹 得 せ る 位 に し て、 こ の 理 智 同 時 不 離 な れ ど も、 し ば ら く 而 二 門 に つ か ば、 理 智 の 膿 性 別 な る が 故 に、 五 韓 の と き は、 讃 菩 提 と 入 浬 葉 と を 別 開 せ り、 次 に 第 五 方 便 爲 究 寛 を 繹 し て、 獲 二 起 心 方 便 一、 嚴 二 澤 心 佛 國 二 こ れ 理 智 不 二 の 菩 提 心 の 如 實 に 現 誰 せ ら れ た る、 究 竜 の 佛 果 の 繹 で あ る。 第 三 誰 菩 提 と 第 四 入 浬 鍵 と 第 五 方 便 爲. 究 寛 と は、 三 句 の 中 の 第 三 の 果 た る 方 便 爲 究 寛 の 徳 を 別 開 せ し も の で あ る。 し か れ ば 五 韓 と 開 く と き は 菩 提 浬 葉 方 便 爲 究 寛 の 三 種 如 何 な る 遮 別 の 存 す る や と 云 ふ に、 第 三 讃 菩 提 と 第 四 の 入 渥 葉 と は、 こ れ 理 智 本 有 の 菩 提 心 罷 を 諦 見 せ る 上 韓 自 讃 門 で あ る。 從 て 第 三 四 の 理 智 の 二 徳 は 三 句 の 方 便 爲 究 寛 に 向 上 方 便 向 下 方 便 あ る う ち の 向 上 方 便 に 屡 す。 第 五 の 方 便 爲 究 寛 は、 こ れ 自 心 理 智 の 本 性 を 如 實 に 開 顯 す る と 共 に、 一 切 衆 生 の 菩 提 心 開 顯 印 ち 衆 生 利 物 の 方 便 に し て、 向 下 方 便 で あ る。 三 句 の と き は 第 三 の 方 便 爲 究 寛 の 方 便 は 向 上 向 下 に 通 す る も、 五 韓 の 第 五 方 便 は 唯 向 下 方 便 で あ る。 印 ち 第 五 の 方 便 爲 究 寛 は 唯 向 下 方 便 に し て 化 他 の 徳 で あ る。 し か し て 獲 二 起 心 方 便一、 嚴 二 浮 心 佛 國一 は 共 に 第 五 方 便 爲 究 寛 の 繹 な る も、 獲 二 起 心 方 便 二 の 一 句 は 内 心 に つ き、 嚴 二 浮 心 佛 國 二 の 句 は 化 他 利 物 の 事 業 を 明 す ゐ な ほ こ の 化 他 の 業 佳 心 品 の 品 號 に 就 い て 四 五

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