第３ 豚 １章 豚の繁殖管理マニュアル 交配時期 (1) 発情の確認 発情の確認は、雄豚を使用して行います。離乳後の雌豚は、外陰部の発赤や他の雌豚への乗駕等の兆候 が認められなくても離乳後 3 日目からは雄と接触させて確認する必要があります。兆候が認められてか ら雄豚と接触させる方法では発情開始の発見が遅れる場合があります。また、雄豚と接触させることで良 好な発情が来る可能性もあります。雄豚に乗駕させることが確実ですが、接触させるだけで人が乗っても 逃げず両耳を立てるような状況であれば雄豚に乗駕させる必要はありません。使用する雄豚は、性格が穏 やかで乗駕の上手なものが理想です。自然交配する場合以外は、乗駕しても交配させずに無理やり雌から 降ろすことになるので、激しく興奮する雄豚は使用できません。また、何回か降ろされると、乗駕しては いけないと思うのか乗駕しなくなる場合もあります。 未経産豚も同様に確認しますが、発情期でも接触後しばらくは雄豚を怖がったり、対抗しようとする場 合があります。未経産豚は雄と接触時間を経産豚よりも少し長くして観察する必要があると思います。 (2) 離乳日齢と離乳後の発情 多くの農場では分娩後3~4週で離乳していると思います。以前、子豚の移行抗体がなくなる前に離乳し て母豚からの疾病の感染を抑え、雌豚の分娩間隔を短縮する目的で、分娩後 2週程度の早期に離乳する方 法が提案されました。畜産試験場では分娩後11日から29日までの離乳が、その後の繁殖成績に与える影 響を調査しました。何産も連続しての試験は実施していませんが、分娩後 2週以前で離乳した場合にやや 発情回帰までの日数が長くなりましたが、大きな差はなく受胎率、産子数にも差がありませんでした。ま た、離乳が早いほど分娩前から離乳時までの体重減少は少なく、分娩間隔も短縮されました。子豚の発育 は、50日齢での体重はほとんど差がありませんでしたが、29日離乳に比べてそれ以前の離乳では離乳後し ばらくの間発育が停滞しました。当然、離乳が早いほど離乳時の体重は小さく綿密な飼養管理が必要かも しれません。 (3) 繁殖障害対策 繁殖雌豚で、離乳後の発情が通常通り認められない場合があります。しかし、発情兆候が明瞭で雄豚を 許容するような通常の発情は認められなくても、微弱な発情で経過している場合が多いとされています。 畜産試験場の調査では、このような場合に深部膣内の電気抵抗値を測定して授精適期が判定できました。 また、この値を利用した妊娠診断も可能で、そのための機器も販売されています。ただし、雄豚を許容し ないので、人工授精を実施する必要があります。微弱な発情もなく経過している場合には獣医師の指示に よりホルモン剤の投与による治療が必要だと思われます。 自然交配 多くの農場では自然交配による繁殖が行われています。交配は床が滑らず、広さに余裕のある交配豚房等で行 います。発情期の雌豚は雄と同一場所では移動せず、押せばさらに踏ん張りますが、左右と後方にスペースがあ る位置に移動させ、雄豚をその後方に誘導します。雌豚の外陰部周囲はできるだけ汚れをふき取り、雄豚の尿溜 まりは絞って衛生的に交配が実施できるようにします。雄豚は個体により真後ろから乗駕するものや、右または 左後方から顎と持ち上げやすい方の前肢を雌豚の背に乗せて乗駕するものがいます。各雄の癖を考慮して雌豚の 位置を調整するとスムーズに乗駕させることができます。その後、ペニスが外陰部に入るように包皮部分を手で 握って誘導します。雄豚と雌豚に体格差があってもうまく対応してくれる雄豚もいますが、できるだけ雌豚と体 格差のない雄豚を使用することが理想です。極端に体格差があって交配できない場合や肢蹄が弱く交配の間雄の
重量に耐えられない雌豚は人工授精を行う必要があります。 雄豚は鎖やロープで繋がれていないため、飼養豚房から移動させる場合の誘導には注意が必要です。他の雄豚 の豚房の前を通過するだけで興奮する場合もあります。特別な場合を除き、常に雄豚の後方から長い棒等で進行 方向を指示し、興奮させないように誘導します。交配に慣れた雄豚で、誘導する管理者や雌豚を傷つけそうに見 えなくても雄豚の前方や頭部の横に立つことは大変危険で、瞬間的に牙を向ける場合があります。雄豚の牙は先 端が鋭利で、毛や口唇に隠れて外見上は見えなくても口の横に突き出ており大変危険です。畜産試験場では、伝 染性疾病検査の採血を行う際に、十分保定した状態で動物外科手術用の線鋸を使用して年1回切断しています。 自然交配は、一回の新鮮な射出精液を全て一頭の雌豚に注入するわけですから受胎の可能性は高いと考えられ ます。ただし、これは精液の状態が良いことが前提です。自然交配時に漏れ出た精液や採取した精液を使って定 期的に活力等を確認することが必要かもしれません。 人工授精 豚人工授精技術については、養豚指導書、業界誌、豚人工授精資材販売会社のホームページ等に多く掲載さ れていますが、ここでは畜産試験場で実施している方法と注意点について紹介します。 自農場の豚の精液を採取して自農場で利用する。または、購入した精液で自農場の雌豚に人工授精する場合 には人工授精師の資格は必要ありませんが、技術とともに理論や衛生面での知識を習得することが人工授精を 成功させるために重要と思われます。 (1) 精液採取 精液の採取を実施している農場は多くないと思いますが、自農場の雄豚の精液を効率的に利用することで コスト削減が可能となります。 ① 準備 ・精液検査、希釈する部屋の暖房 採取後精液の温度が急に低下しないようあらかじめ暖房し、最低20℃以上にしておきます。 ・抗生物質を添加した希釈液をお湯等に入れて温める 希釈時には精液と同じ温度に微調整します。精液採取してからでは時間がかかります。 ・ガーゼ等を付けた精液採取容器とその保温器 精液と一緒に射出されるゼリー状のものを排除するガーゼまたはフィルターが必要です。また、精 液を低温のショックから守るため採取容器を保温します。 精液採取瓶（右）と採取瓶保温器（左） ・採取用手袋 生ゴム、ラテックス、ニトリル以外の、ポリエチレン等で滑りにくいパウダーフリーの使い捨て手 袋を準備します。 ・精液検査用器具
顕微鏡、精液性状検査板、スライド加温器 ・種雄豚側の準備 包皮の周りの毛を刈ります。毛を一緒に握ってしまうとペニスが傷つきやすく、ペニスが伸びる時 対応できません。 尿溜りを絞り、精液採取中に尿が流れ出して精液に混入することを防ぎます。 ② 射精開始まで ・精液採取場所と擬牝台 精液採取は専用の場所か交配豚房で実施し、擬牝台を使用するのが理想ですが、なければ発情期で 雄豚を許容する雌豚を使用します。雌豚を使用する場合には肢蹄の強いものを利用し、雌豚からの 雑菌が精液中に落下・混入することを防止するための注意が必要です。 雄豚は興奮して気が荒くなる場合があるので、採取者の避難場所や避難方法を確認しておく必要が あります。また、固定されていない擬牝台を使用する場合は雄豚が鼻で持ち上げた際に、脚部が採 取者の足や豚の蹄の上に落下しないように注意します。擬牝台は高すぎると個体によって乗駕でき ない場合があり、低すぎるとペニスが握ることができないほど下腹部まで乗駕してしまう場合があ ります。また、雄豚により乗駕が擬牝台の真後ろからであったり、左右のどちらかからといった癖 があるのは自然交配の場合と同様です。 豚精液採取用擬牝台（固定式） ・十分な体制での乗駕 擬牝台に乗らない場合は、普段飼育している豚房に擬牝台を入れて採取したり、他の雄豚で精液を採 取した直後の擬牝台を使用したりしてみます。まれに少量の飼料で擬牝台の上に誘導すると乗駕する 場合があります。それでも乗駕しない場合は次の機会に期待します。最初は乗らない雄豚でもほとん どは数回試みるうちに乗駕し精液採取することができます。また、慣れていない雄豚は擬牝台から落 下することがあり、横倒しになるような、ショックが大きい状況で落下するとしばらくの期間擬牝台 に乗らなくなる場合があるので少しでも介助して安全に降ろす方が無難です。 ・ペニスを握る 乗駕してしばらくするとペニスを出し入れし始めますので手袋を付けて先端を軽く握り、ペニスが 擬牝台や雌の体毛等で傷ついたり汚れたりしないように注意します。個体によっては、早い段階で 握られることを嫌い擬牝台から降りてしまう場合があるので、その場合は握らずに手を添える程度 にします。擬牝台に乗ってもペニスを出す様子がない場合には包皮腔の上からマッサージすること で効果があることもありますが、包皮腔内のペニスの位置を確認して実施する必要があります。一 回の乗駕で興奮する個体と、乗駕して降りることを数回繰り返すうちに興奮してくる個体があるの
で、様子を見ながら待つことも必要です。らせん状の部分を握ることができる程度まで出てきたら ペニスの硬さに合わせて強さを調節して握り、ペニスが不自然に曲がったりしないように、伸びた 分だけ前下方向に引きます。射精開始直前が最も硬く、大きく伸びたり腰を引いて戻ったりするの で握る握力も強くして手から抜けないように注意します。ペニスが長く伸びたままの状態となり、 雄豚が落ち着いた後射精が始まります。 雄豚は前肢で擬牝台を挟んで抱き、落ちないようにしています。しかし、擬牝台の高さや雄豚の肢 蹄の強さによっては射精開始までの間に滑ることや、腰が引けて擬牝台から降りてしまうことがあ ります。雄豚が自ら降りる場合は別ですが、できれば採取者または補助者が尾を持って擬牝台から 降りてしまわない程度に前方に押してやることが必要な場合があります。ただし、腰を落として力 を込める個体もあるため、腰が落ちることを防ぐあまり上に引きすぎてしまわないよう雄豚主導で 実施することが重要です。 乗駕した雄豚 射精開始前 ③ 採取から採取終了まで 射精が開始すると、補助の必要なく乗駕の状態は安定します。最初にゼリー状の物質が射出されま すがこの部分は採取せずに床に流します。尿溜りの尿等でペニスが汚れている場合はこの時期に生 理食塩水等で洗い流し、布等で軽くふき取ります。その後乳白色の濃厚精液が射出されるので、精 液採取容器に受けます。精液以外の敷料や埃、尿等を混入させないように注意して採取します。射 精中もゼリー状のものを射出するため、ガーゼ等が目詰まりしてきます。必要な場合はこれを随時 捨てて採取します。 射精が終わり、雄豚が擬牝台から降りるまでペニスを放さないほうが、ペニスへの突起物による損 傷や敷料の付着が防止できて安心です。 精液の採取
(2) 精液検査 精子活力が確認できることが人工授精を実施する利点の一つであり、自農場で採取した精液は他で検査し ていませんので活力検査は実施すべきです。また、購入精液も、購入先で検査済みでも保存後の授精前に検 査することが理想です。精子活力は、顕微鏡、精液性状検査板、スライド加温器を使用すれば短時間で確認 できます。精子数や奇形率も血球計算板があれば時間は必要ですが農場でも測定可能です。採取精液量や精 子活力の記録を残すと、雄豚ごとに精液性状の変化がわかり理想的な間隔で計画的に採取できます。 (3) 精液希釈方法 豚用の精液希釈液は多種販売されており、性能や価格は様々です。主な性能の差は、精液を良い状態で保 存できる温度範囲の広さと保存可能日数の長さの差で、これが価格にも反映されていると考えられます。各 農場での精液保存方法や使用方法に合った希釈液を選定する必要があります。 精液は採取後できるだけ早く30分以内には希釈します。精子への温度と希釈のショックをできるだけ少 なくするため希釈液は精液と同じ温度に調節し、希釈液を精液に少しずつ加える方法で希釈します。作業は 衛生的に行い、精液への雑菌の混入を防ぐ必要があります。精液中の雑菌は精子にも悪い影響を与えるとと もに、授精する雌豚にも影響してしまいます。希釈倍率は、精子濃度を測定していれば希釈後の精子濃度を 1億/ml程度になるように設定しますが、測定していない場合は3～5倍程度にすることが無難です。希釈倍 率が低いほど精子濃度が高くはなりますが、保存するのであれば3倍以上に希釈することが必要です。精液 の希釈は、多くの雌豚に授精できるという効率面の利点だけでなく保存性でも効果があり、希釈せずに抗生 物質の添加のみで15℃7日間保存した精液の活力は、希釈した精液の半分程度でした。逆に、高倍率に希釈 する場合は、精子が本来の精漿と異なる希釈液の中で保存、授精されることになるため10倍程度を限度と して、一回目に5倍希釈し、数時間後に精子が希釈液に慣れてからさらに2倍程度まで希釈する方法が安全 と思われます。希釈による精子活力への影響の調査では、4倍程度の希釈でも希釈直後には活力の良好な精 子の割合が希釈前の15%程度低下する場合がありました。希釈は慎重に行いあまり高倍率の希釈は控えるこ とも必要です。 (4) 希釈精液の保存方法 先に記載したとおり希釈液により保存可能な温度の範囲は異なりますが、多くの希釈液は15℃前後の温度 での保存性が最も良好です。畜産試験場で使用している希釈液では、5℃から 25℃の範囲で保存した結果、 3日以内の保存性は15~20℃が良く、7日まで保存すると10~15℃が良い結果でした。このことから、保存 精液を5日以内に使用する農場では18℃程度で、7日程度まで保存して使用することが多い農場では15℃ で保存する方法が良いと考えられます。5℃での保存が可能であれば家庭用冷蔵庫が利用できるため便利で すが、そのためには性能の良い希釈液を使用するとともに、精液温度を2日程度かけて5℃までゆっくり低 下させる必要があります。現在の精液利用状況は、採取後の経過時間が短い精液で良好な授精成績を得るこ とが重要と思われ、5℃での保存は特殊な場合を除き利点が少ないと思われます。 15℃前後に設定できる保存庫も販売されており、価格は大きさにより様々ですが本格的に人工授精を実施 するのであれば必要です。簡易的に保存するには、夏期でも水道水または井戸水の温度が 18℃以下であれ ばそれを利用して保存できます。また、冬季には熱帯魚用ヒーターを使用して水温を15~18℃に保つことが 可能です。ただし、精子は日光のあたらない場所で保存する必要があるので、野外での保存はできません 。 (5) 授精 ① 適正な授精時期と授精回数 良好な授精成績をあげるには、授精適期を把握する必要があります。そのためには、人工授精であって も雄豚を使って発情を確認することが必要です。人工授精を実施している農場でも許容初日は確実な許容
の確認を含めて自然交配を実施し、2日目以降人工授精を行う場合があります。種雄豚を使用せずに発情 を確認するには、経験と技術が必要です。畜産試験場では、種付けは全て人工授精で実施していますが、 発情の確認は雄豚を使用しています。 授精時期と回数については、いくつかの考え方があります。豚の発情は多くの場合 2~3 日間持続し、 授精適期は2日目である可能性が高いことから、2日目に1回または半日間隔で2回授精し、3日目も許 容状態が持続していれば授精する方法が高い受胎率と多くの産子数を得られる可能性が高いと考えられ ます。ただこの方法では、その割合は少ないかも知れませんが発情が 1日か2日目の前半までしか持続 しない場合や、初日の発情状態が弱く気づかなかった場合には受胎しない可能性があります。一方、精液 は雌豚の体内で24時間程度は授精能力があると言われていますので、これを信じて発情期間中1日1回 発情終了まで授精する方法もあります。さらにこれらの方法を応用して、発情初日に許容発見後少し時間 をおいて1回、2日目に1回または2回、3日目以降は発情が持続していればさらに授精する方法もあり ます。畜産試験場では発情期間中1日1回ほぼ24時間間隔で授精を実施しています。 ② 授精方法 ・精液の準備 保存期間が1~2日程度の精液は15℃のまま注入しても良好な受胎成績が得られますが、保存期間が 長い精子は運動性を抑えて生存しているため、37℃程度に温めて活力を回復させてから注入すること で多くの精子が授精に関与できると思われます。また、5日以上保存した精液は使用前にカフェイン を添加した希釈液を少量加えて温めると早く活力が回復します。精液採取の部分でも記載しましたが、 授精前に精子活力を確認することが理想です。 ・人工授精 豚の人工授精は、直腸検査は必要なく容易に実施できます。重要な点は、雌の生殖器内に異物や雑菌 を入れないこと、誤って注入器を尿道に挿入しないこと、精液をできるだけ奥に漏らさずに注入する ことの3点です。これらを実現するために多種類の注入器が販売されています。雑菌を入れないため に使い捨てのものがあり、尿道に入れないために先端が大きなスポンジでできたものがあり、奥に注 入するために注入部のみがごく細く子宮まで到達できるものもあります。ただ、どの注入器を使って も、先の重要な3点が実現できていれば、通常の精液量と活力でほぼ同じ授精成績が得られると考え られています。少量の精液や活力が悪い精子で授精する場合は特殊な注入器の方が良い成績が得られ ています。注入器を挿入した後、精液のボトルを装着し、できるだけ弱い握力で注入します。短時間 で注入しようと過剰に力を入れると注入した精液が奥に入らずに逆流してしまいます。 使い捨て以外の注入器は、使用後できるだけ早く洗浄、消毒し乾燥させて衛生的に保管します。 外陰部の清拭と消毒 注入器の挿入
深部への注入器の挿入 精液の注入 (6) 凍結精液利用 豚の凍結精液利用技術は20年以上前に実用化されています。その授精成績は、受胎率60%程度で育種改 良や種豚生産には有効ですが、肉豚生産では不十分でした。しかし、最近新しい技術が開発され、今後は 肉豚生産にも利用できる可能性があります。 (7) 畜産試験場精液利用方法 ① 利用方法 畜産試験場では、人工授精用希釈精液を販売しています。ご希望の方はあらかじめ電話で品種・本数・ 配布希望日を連絡いただければ、畜産試験場、または宅配便での受け取りが可能です。精液価格は種 雄豚により異なりますので連絡いただく際に問い合わせてください。宅配便での発送をご希望の場合 は、精液代金に加えて輸送用保温箱等資材の代金をいただいています。また、宅配料金は利用する方 に着払いで負担していただいています。 ② 宅配便利用による精液の運搬とその影響 宅配便で輸送することによる精液への影響を夏期に調査した結果では、宅配輸送して保存した精液は、 輸送せずに保存したものと比較して、到着後7日目では差はありませんでしたが、14日目には正常 な精子の割合が 10％程度低下しました。この原因としては、輸送中の温度変化や輸送による振動が 考えられます。このため、宅配輸送精液は適正な温度で保存する場合でも到着後できるだけ早く使用 する必要があります。
