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鹿児島の、鹿児島による、鹿児島のための地域包括ケアを目指して 〜鹿児島ならではの地域包括ケアのあり方を探る〜

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Academic year: 2021

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(1)公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団. 2015年度(後期)指定公募② 「地域包括ケアを目的とした在宅医療推進のための多職種研修会への助成」 完了報告書. 「鹿児島の、鹿児島による、鹿児島のための地域包括ケアを目指して 〜鹿児島ならではの地域包括ケアのあり方を探る〜」. 申請者:黒岩 伯周 所属機関:医療法人玉水会 玉水会病院 提出年月日:平成28年10月20日 .

(2) 鹿児島医療介護塾とは、2012 年 8 月 6 日に「ドイツ社会保障研究会」の名称で、ドイツ の社会保障の実情を学びながら日本の社会保障のあり方を研究する場として発足。 その後、 会の名称を「鹿児島医療介護塾」と改め、医療と介護の接点にあたることを、鹿児島の実 情に関して情報交換を行う場としました。その後は、医師・薬剤師・看護師・理学療法士 等の医療分野だけでなく社会福祉士・介護福祉士といった医療・介護の専門職、そしてマ スコミ関係者、IT 事業関係者等、医療介護分野に関心のある一般の方も塾生となり、様々 な分野での事例を研究してきました。また、鹿児島県外や海外の方も SNS の Facebook を使 って、議論に参加しています。これほど多種多様な職種が一堂に会し、地域の様々な活動 を学ぶ機会というのは全国でも珍しく、また塾生からも「学びから実践へ」という声も上 がってきたところで、理念をあらゆる地域の方々が豊かな生活を営むことができる『まち づくり』を目的とする(豊かな『まち』の三つの要素①安心②楽しみ③生き甲斐(役割、存 在意義)を感じる事が出来る環境があることである)と定め、 『まちづくり』をテーマとし て今後の活動方針を定め公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成を受けて開催した 「鹿児島の、鹿児島による、鹿児島のための地域包括ケアを目指して」について報告する。 開催概要1 日 時:平成 28 年 3 月 12 日(土)13:00〜13 日(日)13:00 場 所:国民宿舎 レインボー桜島 テーマ:鹿児島ならではの地域包括ケアのあり方を探る 主 催:鹿児島医療介護塾 助 成:公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 内 容: ※パンフレットPDF添付 ※研修写真貼付(人物・模造紙等) 参加人数:宿泊 44 名 懇親会 52 名 研修のみ 9 名 「鹿児島ならではの地域包括ケアのあり方を探る」と題して、デンマークよりモモヨ・タ チエダ・ヤーンセン氏を招き、計 2 日間にわたりグループディスカッションを主とした研 修会を行った。参加者の内訳として医者や看護師、介護職、ケアマネージャーといった専 門職だけでなく学生や公務員、コンサルタントといった多種多様な職種の方が参加して下 さった。 「地域包括ケア」を題材にした研修会で、他では専門職内の議論だけに終始しがち だが、これだけ多種多様な職種の方が参加して下さったことで、より身近な問題として議 論が深まったように思う。 研修内容は、まずはモモヨ氏よりデンマークの介護事情と地域包括ケアに関する取組み を学び、それを受けて、鹿児島での地域包括ケアのあり方についてグループ内で議論しあ うというものだった。グループはそれぞれの職種が均等に配置し、偏った意見とならない ように注意した。 .

(3) グループワークでの議論の流れとしては、まず地域包括ケアの定義から始まり、その定 義した地域包括ケアの成立を阻む問題点や壁の抽出、そして各自がこれから自施設や地域 で取り組む実践プランを話し合った。 下記のアンケートにもある通り、参加者それぞれが自分の心の中に何らかのヒントを得 られた研修だったと思う。一人一人感じ方や考え方、バックボーンとなるスキルは異なる が、 「地域包括ケア」という共通の目的の下、互いの意見を尊重しつつも違う意見をまとめ ていく方法を学べた研修であったように思う。 以下、アンケート集計結果(公開不可の方を除く) Q1.この研修会のことをどこで知りましたか。※複数回答可 1.ホームページ(ATND) 2.フェイスブック 3.職場から 4. 友人・知人から 5.その他( ) 情報源について、 「フェイスブック」が 51.7%で最も多い。次いで「友人・知人から」 34.5%である。 「その他」は「医療介護塾の定例会」 (2名) 、 「新聞記事」 (1名)である。 表1 情報源 フェイスブック . 度数 15 . 51.7% . 2 . 6.9% . 10 . 34.5% . 3 . 10.3% . 30 . 103.4% . 職場から 友人・知人から その他 合計 . パーセント . Q2.今日の研修会はいかがでしたか。あてはまるものを一つお選びください。 1.非常に満足した 2.まあまあ満足した 3. どちらともいえない 4.あまり満足しなかった 5.満足しなかった 4・5 を選ばれた方は,それはなぜですか。その理由をご記入ください。 ( ) 満足度について、 「非常に満足した」が 71.4%(20 名) 、 「満足した」が 28.6%(8 名) 表2 満足度 非常に満足 まあまあ満足 合計 . 度数 . パーセント . 20 . 71.4 . 8 . 28.6 . 28 . 100.0 .

(4) Q3.今日のシンポジウムの内容はいかがでしたか。あてはまるものを一つお選びく ださい。 1.易しすぎた 2.やや易しかった 3.ちょうどよかった 4.やや難しかった 5.難しかった 研修会の理解度について、 「ちょうどよかった」 、 「やや難しかった」が 39.3%(11 名) 表3 理解度 . 度数 . パーセント . 易しすぎた . 1 . 3.6 . やや易しすぎた . 3 . 10.7 . ちょうどよかった . 11 . 39.3 . やや難しかった . 11 . 39.3 . 2 . 7.1 . 28 . 100.0 . 難しかった 合計 . Q4.今日の報告会の時間はいかがでしたか。あてはまるものを一つお選びください。 1.長かった 2.やや長かった 3.ちょうどよかった 4.やや短かった 5.短かった 研修会の時間について、 「ちょうどよかった」が 65.5%(19 名)で高いが、 「やや長か った」と思う方も 27.6%(8 名)いる。 表4 研修会の長さ . 度数 . やや長かった ちょうどよかった やや短かった 合計 . パーセント . 8 . 27.6 . 19 . 65.5 . 2 . 6.9 . 29 . 100.0 . Q5.このような企画に参加しやすいのはいつですか。※複数回答可 1.平日の昼 2. 平日の夜 3.土曜日 4.日曜・祝日 4.その他( ) 今後参加しやすい曜日については、 「土曜日」 、 「日曜日・祝日」が 50.0%(14 名)で高い。 表 5 参加しやすい時期 . 度数 . パーセント . 平日の夜 . 11 . 39.3% . 土曜日 . 14 . 50.0% . 日曜日、祝日 . 14 . 50.0% . 2 . 7.1% . 41 . 146.4% . その他 .

(5) FS1.性別について、あてまるものをお選びください。 性別について、男性は 44.8%(13 名) 、女性 55.2%(16 名)で女性が多い。 表 性別 . 度数 . パーセント . 男性 . 13 . 44.8 . 女性 . 16 . 55.2 . 合計 . 29 . 100.0 . FS2.年齢について 年齢について、平均年齢は 48.0 歳、最小年齢は 24 歳、最大年齢は 71 歳である。 図   年齢  . 表 年齢 . 年齢 度数 . 25 . 最小値 . 24 . 最大値 . 71 . 平均値 . 48.00 . FS3.職種について 職種について、市議会議員やコンサルタント、ファイナンシャルプランナー等、医療介 護関係者以外の参加もある。 表 職種 . 度数 . パーセント . . 度数 . パーセント . 看護師 . 4 . 13.8 会社員 . 1 . 3.4 . 無職 . 4 . 13.8 デイ訪看居宅経営 . 1 . 3.4 . MSW . 3 . 10.3 医師 . 1 . 3.4 . ケアマネ . 3 . 10.3 介護士 . 1 . 3.4 . 介護職 . 2 . 6.9 作業療法士 . 1 . 3.4 . 記載なし . 2 . 6.9 施設長 . 1 . 3.4 . 那覇市議会議員 . 1 . 3.4 暮らしの保健室 . 1 . 3.4 . コンサルタント . 1 . 3.4 理学療法士 . 1 . 3.4 . ファイナンシャルプランナー . 1 . 3.4 合計 . 21 . 100.0 .

(6) ◎ご意見、感想について 職 種 記載なし . free . 同職者が集まるグループ構成もワークの中に1つあるといいなと思いました。 地域密着をされている方の実践例の発表など . MSW . 講義、ワークショップのプロセスがとても論理的かつ合理的であり、早く現場実践を行いたい内 容でした。 2日目からの参加でした。自分の知識や考える力のなさを痛感しました。多職種、経験豊富な方々 と話をさせていただく機会となり、刺激になりました 今回初めて参加させて頂きました。少し難しいと感じる部分もありましたが、明日からどういっ たことを実践していくかと、という道筋を立てさせて頂く機会になりました。今回学んだことを 今後しっかりと業務の中に取り入れていきたいです。2日間ありがとうございました。 . ケアマネ . 今回初参加です、次回自分の職場から参加を誘ってみたいと思います 今回の研修の評価、リスペクトの場を作ってほしいです . コンサルタント . 非常に密度の高い研修を楽しく苦しく過ごすことができました。 . デイ訪看居宅経営 . デンマーク研修(短期福祉研修コース) . ファイナンシャル. 日本以外のお話を聞く機会はないので、外国から見た日本の制度の課題に考えが及んだことは有. プランナー . 難かった。 . 医師 . 仕事の都合で2日目しか参加できずすみませんでした。みんな酒が残っているのか口も軽く燃え ているのが印象的でした。夜、参加したかったです。 . 介護士 . 定期的に合宿の機会があれば参加しやすいです。 . 介護職 . 昨秋、スウェーデンの研修を経験した後、何から始めれば良いかと思いながら、日々日々に業務 を優先する数か月でした。今回、改めて北欧の福祉の基盤、日本と違う理由を復習した上で何を すべきかアウトプットへの契機を与えてもらったことに感謝します。鹿児島医療介護塾ばんさ い! 異業種の集まりで色んな意見が聞けて良かった。参加者のバックボーン(知識、スキル)が各々 違うので初めに一定の共通認識をしてから研修を始めると良い思う(初めて参加し、自分の知識 不足で素晴らしい話についていけない) . 会社員 . いろんな職種や地域の人と話ができて良かった。頭の整理ができた。鹿児島全体が盛り上がって いくことを楽しみにしています。 . 看護師 . モモヨさんのお話が聞けて自分の気持ちも再確認できて感謝です。最後まで参加できず残念でし た。ありがとうございました。 このような企画をしていただきありがとうございました。時間設定ですが、これだけのカリキュ ラムであれば必要な時間だと思われます。 今回のような体験型の勉強会をどんどんやってほしいです。 とても実のある2日間でした。今後が少し楽しみになりました。 . 作業療法士 . 認知症に関する事例検討会などにも興味があります。人の実践を聞くことで自分の引き出しも増 やせたらと思います . 施設長 . 宿泊研修、次回も期待してます . 暮らしの保健室 . 子育て世代はなかなか宿泊は難しかったですが、大隅陸続きでの開催、ありがとうございました。 . 無職 . 何もやろうと考えていなかったことがグループワークの中で課題がみえてきたのが成果です。 若い方々が熱心に取り組んでいることに感動した、また声をかけてほしいです。 参加させていただきありがとうございました。 . 理学療法士 . ファシリテータ育成の勉強会を開催してほしい。ディスカッションが多かったですが勉強になり ました。職場で少しでも伝えていければと思いました。 .

(7) 写真 . . . . . . . . .

(8) . . . . .

(9) 配布レジュメ . . .

(10) 開催概要2 日 時:平成 28 年 6 月 11 日(土)18:00〜23:00 場 所:鹿児島市立病院1階多目的ホール テーマ:地域包括ケアシステム構築の為の「巻き込み力」を学ぶ勉強会 ~ノンテクニカルスキルで地域を巻き込もう~ 主 催:鹿児島医療介護塾 共 催:MLB-Kagoshima(メディカルラーニングバー鹿児島) 助 成:公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 内 容: ※パンフレットPDF添付 ※研修写真貼付(人物・模造紙等) 参加人数は研修会 90 名懇親会 39 名。 3 月に桜島にてデンマークでの事例を学び、実行に移すことの重要性を学びました。 今回は、ではどのように行動に移し、結果を出していくのか、という論点に絞り「地域 包括ケアシステム構築の為の「巻き込み力」を学ぶ勉強会~ノンテクニカルスキルで地域 を巻き込もう~」と題し巻き込み実行力を身につけるためのノンテクニカルスキルを学び ました。 ノンテクニカルスキルとは非専門技術のことで、ことをなすためには専門技術だけでは 不完全でそれに加えてノンテクニカルスキルを習得することが重要である、 といった内容。 今まで地域包括ケアシステムだけではなく諸々の成功事例の案内は世に溢れている。し かし、同じように皆が成功しているかというとそうではない。なぜか。それは成功事例を 聞くだけでは実行方法がわからないため、なすことができない。特に地域包括ケアシステ ム構築のためには専門職だけではなく地域の一般住民の巻き込みも必要となる。 そのような内容をご講義いただき、実際に実践していくためのスキルを丁寧にノンテク ニカルスキルの第一人者 佐藤和弘先生から学びました。 まずはビッグワードについて、 ビッグワードとは‘抽象的な言葉’の意味 医療、介護、福祉の業界は専門用語が多く 一般の方を巻き込むにあたってはその専門用語を具体的にしてよりわかりやすくすること から始める必要がある。 そのあと、問題解決のためのフレームワーク 地域には多数の多様な問題が山積されて いる。それを住民自らの手で解決し新たなシステムを構築していくことが地域包括ケアシ ステム構築と同義である。 .

(11) そのためには問題を解決していくプロセスを当事者で共有する必要がある。問題—原因– 対策の順で考える、ということを共有することで解決がスムーズに運ぶということを学び 実際にグループワークを行い実感した。 解決手法、プロセスを共通言語化することの重要性を学び、実感した。 参加者一同は一般的に受ける受身的な研修とは違うことでとても新鮮だったようでとて も良好な感想を多数いただいた。 今回の参加者は地域包括ケアシステム構築に向けてモチベーションの高い方々が多かっ たので、今回学んだことを実践に活かしていただけたらと切に思う。 ノンテクニカルスキルの習得はそう容易いものではないので、継続して皆でスキルの習 熟をしていき、結果として地域包括ケアシステム構築につなげていきたいと思います。 写真 .

(12) イベントチラシ . .

(13) . .

(14) 開催概要3 日 時:平成 28 年 8 月 22 日(月)18:30〜22:30 場 所:宝山ホール 2階 第3会議室 テーマ:あおいけあ流介護の世界〜お年寄りも家族もスタッフもご近助さんも、 みんな嬉しい・楽しい・次世代介護スタイル〜 主 催:鹿児島医療介護塾 助 成:公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団 参加人数は研修会 90 名懇親会 41 名。 研修会は 3 月と 6 月に学んだ「鹿児島ならではの地域包括ケアのあり方を探る」と「地域 包括ケアシステム構築の為の「巻き込み力」を学ぶ勉強会~ノンテクニカルスキルで地域 を巻き込もう~」の概念や枠を越えた「あおいけあ」の世界を参加者で共有することがで きた。講師のあおいけあ代表加藤忠相氏は神奈川県藤沢市で介護施設の経営者で過去に鹿 児島医療介護塾イベントゲストスピーカーでお招きした経緯もあり、今回は鹿児島医療介 護塾まちづくり部長である森田洋之氏(南日本ヘルスリサーチラボ)の第2弾本出版(あ おいけあ流介護の世界 https://www.amazon.co.jp/dp/4990856511)記念講演として再びお 招きして講演頂いた。取り組みの内容(事実としてあおいけあでは利用者さんもスタッフ さんもイキイキと輝いている)も素晴らしいが、講演後の質疑応答での加藤さんからの言 葉「当たり前のことを当たり前にしているだけですよ。 」から私たちにとってはその当たり 前のことを当たり前にやることが難しい(思考から実行につながらない)ことが鹿児島医 療介護塾メンバーの課題だと認識できた。研修会後の懇親会では加藤さんから講演を受け てのこれからの実践について当会及び会メンバーに叱咤激励をいただいた。とにかくこれ からの鹿児島医療介護塾は加藤さんの実践例を「いい話でしたね」では終わらせないよう に様々な活動に取り組んでいきたい。会終了時、加藤さんが出演予定のNHKプロフェシ ョナル〜仕事の流儀〜平成 28 年 10 月 3 日放送の視聴を参加者で共有した。 ※参加者の感想を一部抜粋し以下のとおり紹介する。 私は医療職でも介護職でもないがお話しを聴いていると、我々が地域でやろうとしてい る「どんな世代・職業・家庭事情の人もお互いに助け合い自分らしく幸せに暮らしていけ る社会」は絶対につくるれるという気持ちになった。よく組織で活動をする中で「色々や りたいけど人材がいない」と言われることがあるがどんな人にも特技や強みは必ずあるは ず。加藤さん達がお年寄りをマニュアル通りにお世話するのではなく、それまでの人生で 積み重ねてきたその人の特技を引き出し(ときに甘え、ときに自尊心をくすぐり)一人ひ とりのお年寄りに寄り添う姿勢はとても参考になる。町内会やPTAの活動でも、現在は 参加していないけれど、機会があれば参加してみたいと思っている人もきっといるはず。 そんな人に「すいませんけどこれ手伝ってもらえませんか?」と甘えてお願いし、達成感 を感じて「また参加しよう」と思ってもらうことも大切なのかもしれない。ついつい「頼 むと申し訳ない」と思って自分でやってしまおうとする姿勢を自省した。 .

(15) イベントチラシ . .

(16) . .

(17) 写真 .

(18) この度は 公益財団法人在宅医療助成勇美記念財団の助成 にて、充実した研修が実施できたことを深く感謝いたします。 .

(19)

参照

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