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TIFF出力機能編

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(1)

B1X1-0337-01Z0(00)

2015年1月

Windows/Windows(64)/Solaris/Linux(64)

FUJITSU Software

Interstage List Creator V10.4.0

(2)

まえがき

本書は、TIFF出力機能を使用して帳票出力を行う際の手順について説明しています。 本書の内容は、各オペレーティングシステムで共通です。

本書の構成

本書は、次の構成になっています。 第1章 TIFF出力機能とは TIFF出力機能の概要について説明します。 第2章 TIFF出力機能の運用手順 TIFF出力機能の運用手順について説明します。 第3章出力するTIFFファイルについて 出力するTIFFファイルの仕様について説明します。 第4章 TIFF出力機能の留意事項 TIFF出力機能の運用上の注意について説明します。

輸出管理規制について

本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、 必要な手続きをおとりください。

著作権

Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。

(3)

マニュアル体系と読み方

本書をお読みになる前に、オンラインマニュアル“マニュアル体系と読み方”をお読みください。

オンラインマニュアル“マニュアル体系と読み方”には、List Creatorのマニュアル体系、マニュアルの読み方、表記上の規則、対象読 者と前提知識、用語の対応表、および商標などについて記載されています。

(4)

目 次

第1章 TIFF出力機能とは... 1 1.1 機能概要... 1 1.2 運用形態... 2 第2章 TIFF出力機能の運用手順... 4 2.1 TIFF出力の準備... 4 2.2 TIFF出力... 4 2.3 帳票出力情報の指定...6 2.3.1 帳票出力情報ファイルのキーワード説明...6 第3章出力するTIFFファイルについて... 9 3.1 出力するTIFFファイルの概要...9 3.1.1 ファイル形式... 9 3.2 帳票定義情報のサポート範囲...9 3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について...9 3.2.2 帳票業務情報のサポート範囲について...16 第4章 TIFF出力機能の留意事項... 17 4.1 帳票定義情報作成時の留意事項...17 4.1.1 帳票様式情報作成時の留意事項...17 4.1.2 帳票業務情報設定時の留意事項...17 4.2 帳票出力に関する留意事項... 17 4.2.1 TIFF出力に関する留意事項... 17 4.2.2 文字に関する留意事項... 18 4.2.3 バーコードに関する留意事項...20 4.3 帳票出力時の上限値について... 21 4.3.1 TIFFファイルの上限値... 21 4.4 TIFF出力時のPDFフォント登録に関する留意事項...21 索引... 23

(5)

1

TIFF

出力機能とは

ここでは、TIFF出力機能の概要について説明します。

1.1

機能概要

List CreatorのTIFF出力機能は、Tagged Image File Formatのファイル(以降、TIFFファイルと表記します)へ帳票を出力します。

【機能】

TIFF出力 【概要】

マルチページTIFFが利用できます。 複数のTIFFデータを1つのファイルに出力することができます。

LZW圧縮およびG4(MMR)圧縮が利用できます。 LZW圧縮はカラー画像の圧縮に適した汎用的な方式です。画質を損なうことなくファイルサイズを小さくできます。また、G4 (MMR)圧縮はモノクロ2値の画像の場合に高い圧縮率となる方式です。

ファイルを表示する環境にフォントおよび外字を配布していなくても、TIFFファイルを表示できます。 TIFFファイル生成時にフォントがイメージ化されるため、フォントおよび外字を配布しておく必要がありません。

List Creatorの既存資産を変更することなく、印刷と同じイメージでTIFF形式でも出力できます。 印刷、PDFファイル保存、Excelファイル出力などで使用している帳票定義情報を変更することなく、TIFF形式で出力できます。

(6)

TIFF出力時のサポート機能については、以下を参照してください。 ⇒“3.2 帳票定義情報のサポート範囲”

1.1 TIFF

出力機能の概要

1.2

運用形態

スタンドアロン型、分散出力型(コネクタ連携型、リモート帳票出力型)、および帳票Webサービス型の運用ができます。 運用形態については、オンラインマニュアル“解説編”を参照してください。 図1.2で、スタンドアロン型、リモート帳票出力型、およびコネクタ連携型の場合を例に、TIFF出力機能の運用形態について説明しま す。

(7)

1.2 TIFF

出力機能における運用形態の例

図1.2の1)~4)について説明します。なお、以下の番号は図中の番号と対応します。

1.

帳票定義情報をアプリケーションサーバまたは帳票出力サーバ上に配置します。

2.

アプリケーションでList Creatorの入力となるデータを準備します。 入力データは、アプリケーションサーバ側にしか配置できません。

3.

アプリケーションは、List Creatorの帳票出力を実行します。 帳票出力に使用できるインタフェースについては、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。

4.

帳票定義情報にしたがって、List Creatorは入力データを出力(TIFF出力)します。

(8)

2

TIFF

出力機能の運用手順

ここでは、TIFF出力機能の運用手順について説明します。 TIFF出力は、以下の手順で行います。なお、詳細については、2.1および2.2で説明します。

1.

TIFF出力の準備 PDFフォント登録および帳票定義情報の準備が必要です。

2.

TIFF出力 帳票の出力方法および格納先ファイル名を指定します。 また、必要であれば、帳票出力情報として、TIFFの解像度、色情報、圧縮形式、およびページ数の上限を指定できます。詳細につい ては、2.3で説明します。

2.1 TIFF

出力の準備

TIFF出力を行うためには、以下の準備が必要です。

PDFフォント登録 帳票を設計したときに使用したフォントをそのままTIFFファイル上に使用することができます。「PDFフォント登録」で、使用するフォ ントを登録しておく必要があります。 また、「PDFフォント登録」で登録したフォントに対して利用者定義文字を使用できます。利用者定義文字を使用する場合は、設定 が必要です。 登録方法については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。また、登録時の留意事項については、以下を を参照してください。 ⇒ “4.1.1 帳票様式情報作成時の留意事項” ⇒ “4.4 TIFF出力時のPDFフォント登録に関する留意事項”

ポイント

PDFフォント登録の「エンベッド指定」機能は、TIFF出力では無効です。なお、利用者定義文字を使用する場合は、「エンベッド指 定」にかかわらず有効です。

帳票定義情報の準備 TIFF出力では、List Creator デザイナで作成された帳票定義情報を使用します。 帳票定義情報で指定する機能のサポート範囲については、以下を参照してください。 ⇒ “3.2 帳票定義情報のサポート範囲” 帳票定義情報作成時の留意事項については、以下を参照してください。 ⇒ “4.1 帳票定義情報作成時の留意事項”

2.2 TIFF

出力

TIFF出力する場合は、帳票の出力方法と格納先ファイル名を指定する必要があります。 以下のどちらかの方法で指定します。

帳票出力時に帳票出力インタフェースで指定する

(9)

なお、指定の優先順位は、以下のとおりです。

1.

帳票出力時に帳票出力インタフェースでの指定

2.

帳票設計時にList Creator デザイナでの指定

ポイント

帳票出力インタフェースとList Creator デザイナの両方で帳票の出力方法および格納先ファイル名を指定した場合は、帳票出力イン タフェースの指定が有効になります。 帳票出力時に帳票出力インタフェースで指定する方法

コマンドの場合(prprint/prprintx/prputprt/prdsexec) 以下のコマンドオプションを指定します。

-

-atdirectオプションまたは-atmethodオプションに「tiff」(TIFF出力)を指定します。

-

-keeptiffオプションに格納先ファイル名を指定します。

コマンドの場合(prputex) 以下のコマンドオプションを指定します。

-

-atdirectオプションまたは-atmethodオプションに「tiff」(TIFF出力)を指定します。

-

-lckeeptiffオプションに生成するTIFFファイル名をフルパスで指定します。

Javaインタフェースの場合 PrintPropertiesクラスのsetPropertyメソッドの以下のキーを指定します。

-

ID_DIRECTMETHODキーまたはID_OUTPUTMODEキーの値に「TIFF」(TIFF出力)を指定します。

-

帳票出力サーバでTIFFファイルを生成する場合は、ID_KEEPTIFFキーに格納先ファイル名を指定します。

-

コネクタ連携時にアプリケーションサーバでTIFFファイルを生成する場合は、ID_RETURNTIFFPATHキーに生成するTIFF ファイル名を指定します。

.NETインタフェースの場合 PrintPropertiesクラスの以下のプロパティを指定します。

-

DirectMethodプロパティまたはOutputModeプロパティの値に「OUTPUTMODE_TIFF」(TIFF出力)を指定します。

-

帳票出力サーバでTIFFファイルを生成する場合は、KeepTiffプロパティに格納先ファイル名を指定します。

-

コネクタ連携時にアプリケーションサーバでTIFFファイルを生成する場合は、ReturnTiffPathプロパティに生成するTIFFファ イル名を指定します。

カスタムコントロールの場合 カスタムコントロール「PrctrlEx Control」の以下のプロパティを指定します。

-

DirectMethodプロパティまたはOutputModeプロパティに「TRUE」(アプリケーションで出力方法を指定する場合)を指定し ます。

-

OutputTiffプロパティに「TRUE」(TIFFファイルを出力する)を指定します。

-

KeepTiffプロパティに格納先ファイル名を指定します。

ポイント

帳票出力インタフェースの詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。

(10)

帳票設計時にList Creator デザイナで指定する方法

1.

List Creator デザイナの帳票定義一覧画面で出力対象の帳票定義情報を選択し、[ファイル]-[プロパティ]を選択します。 帳票業務情報のプロパティ画面が表示されます。

2.

[ファイル(TIFF)]タブを選択し、「TIFFファイルに出力する」チェックボックスをチェックします。

3.

格納先ファイル名を指定します。

ポイント

List Creator デザイナで指定する場合の操作については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。

2.3

帳票出力情報の指定

TIFF出力では、帳票出力情報としてTIFFの解像度、色情報、圧縮形式、およびページ数の上限について指定できます。 以下のどちらかのファイルで指定します。

帳票出力環境設定ファイルで指定する

帳票出力情報ファイルで指定する(帳票出力インタフェースで指定する) なお、指定の優先順位は、以下のとおりです。

1.

帳票出力情報ファイルでの指定

2.

帳票出力環境設定ファイルでの指定 帳票出力情報ファイルは、帳票出力インタフェースを使用してList Creator デザイナで作成された帳票を出力する場合に使用するファ イルです。

ポイント

帳票出力インタフェースの詳細については、オンラインマニュアル“アプリケーション作成ガイド”を参照してください。

帳票出力情報ファイルおよび帳票出力環境設定ファイルについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”を参照して ください。

2.3.1

帳票出力情報ファイルのキーワード説明

TIFF出力時に帳票出力情報ファイルで使用できるキーワードを以下に示します。なお、ここではTIFF出力固有のキーワードを抜粋し て記述しています。

2.1

帳票出力情報ファイルの

TIFF

出力関連のキーワード説明

キーワード名 説明 帳票出力環境設定 ファイルでの指定 TIFFDPI 出力するTIFFの解像度を指定します。 ○ TIFFCOLORMODE 出力するTIFFの色情報を指定します ○ TIFFCOMPRESSION 出力するTIFFの圧縮形式を指定します。 ○ TIFFPAGELIMITVAL 出力するTIFFのページ数の上限値を指定します。 ○ 記号の意味 ○:指定可能 各キーワードについて説明します。

(11)

TIFFDPI 書式 TIFFDPI 72|96|144|240|300|400|600|1200 説明 出力するTIFFの解像度(dpi)を指定します。 例)TIFFDPI 400 省略時 帳票出力環境設定ファイルの指定にしたがいます。 帳票出力環境設定ファイルでも省略されている場合やキーワードのみを指定した場合は、「300」となります。 特記事項 指定可能な解像度以外の値を指定した場合、指定は無効となり、「300」が指定されたものとします。 TIFFCOLORMODE 書式 TIFFCOLORMODE 0|1 説明 出力するTIFFの色情報を指定します。 0: RGBフルカラー 1: モノクロ(2値) 例)TIFFCOLORMODE 1 省略時 帳票出力環境設定ファイルの指定にしたがいます。 帳票出力環境設定ファイルでも省略されている場合やキーワードのみを指定した場合は、「0」(RGBフルカラー)となります。 特記事項 出力するTIFFファイルのサイズは、圧縮により小さくなりますが、消費メモリが多くなる傾向があります。運用環境で性能につい て評価してから、利用してください。 以下はA4用紙相当のTIFFファイルの値です。

2.2

変換時に必要なメモリとファイルサイズ

解像度 (dpi) 変換時に必要なメモリ (MB) ファイルサイズ(LZW圧縮) (MB) モノクロ(2値) RGBフルカラー モノクロ(2値) RGBフルカラー 300 1.0 24.9 0.06 0.60 600 4.1 99.6 0.18 1.63 1200 16.6 398.3 0.59 4.45 TIFFCOMPRESSION 書式 TIFFCOMPRESSION LZW|MMR

(12)

説明 出力するTIFFの圧縮形式を指定します。 LZW: LZW圧縮 MMR: G4(MMR)圧縮 例)TIFFCOMPRESSION MMR 省略時 帳票出力環境設定ファイルの指定にしたがいます。 帳票出力環境設定ファイルでも省略されている場合やキーワードのみを指定した場合は、「LZW」(LZW圧縮)となります。 特記事項 「 MMR 」 ( G4(MMR) 圧 縮 ) の 指 定 は 、 「 TIFFCOLORMODE 」 が 「 1 」 ( モ ノ ク ロ ( 2 値 ) ) の 場 合 に だ け 有 効 で す。 「TIFFCOLORMODE」が「0」(RGBフルカラー)の場合、「MMR」(G4(MMR)圧縮)の指定は無効であり、LZW圧縮となります。 TIFFPAGELIMITVAL 書式 TIFFPAGELIMITVAL ページ数上限値 説明 出力するTIFFのページ数の上限値を1~5000の範囲で指定します。 例)TIFFPAGELIMITVAL 100 省略時 帳票出力環境設定ファイルの指定にしたがいます。 帳票出力環境設定ファイルでも省略されている場合やキーワードのみを指定した場合は、「10」となります。 特記事項 指定可能な範囲以外の値を指定した場合、指定は無効となり、「10」が指定されたものとします。 TIFFPAGELIMITVALで設定した上限値を超えた場合の動作については、以下を参照してください。 ⇒ “4.3.1 TIFFファイルの上限値”

(13)

3

出力する

TIFF

ファイルについて

ここでは、出力するTIFFファイルの仕様について説明します。

3.1

出力する

TIFF

ファイルの概要

出力するTIFFファイルの概要について説明します。

3.1.1

ファイル形式

Tagged Image File Formatのファイルを出力します。拡張子は“tif”です。

3.2

帳票定義情報のサポート範囲

帳票定義情報で指定する帳票様式情報および帳票業務情報のサポート範囲について説明します。

3.2.1

帳票様式情報のサポート範囲について

帳票様式情報で指定する機能について、TIFF出力時のサポート範囲について説明します。

3.1

帳票様式情報のサポート範囲

機能分類 対応 備考 用紙種別 - 単票として動作します。 用紙サイズ 定型用紙 A3/A4/A5/A6 ○ B4/B5 ○ はがき/Letter/Legal ○ 任意用紙サイズ 用紙名 - ユーザ定義サイズ ○ 用紙方向 縦 ○ 横 ○ 印刷範囲 - 区切り編集 ○ 文字下線幅を自動調整する ○ 行ピッチ ○ Unicodeの文字を使用する ○ 互換 LP縮刷 ○ 拡大/縮小印刷 拡大/縮小率 50%~200% ○ 任意用紙サイズ 自動 ○ 任意(縦幅、横幅) ○ 等方性の保証 ○ 段組み印刷 - 余白 とじしろ ○ 用紙からの位置 ○ オーバレイ オーバレイを印刷する ○ バーコード情報 EAN128バーコードのAIコード規格 ○

(14)

機能分類 対応 備考 バーコード情報を指 定する キャラクタ間ギャップ幅 ○ 細太エレメント比 ○ クワイエットゾーンの描画方法 ○ 「FNC1」の指定 ○ 制御コードの代替文字列指定を行う ○ 入力データ長が項目長に満たない場合、空白で埋め る ○ 禁則処理 禁則文字を指定する ○ パーティション 固定形式 開始位置 ○ サイズ ○ 印刷後制御 ○ 浮動形式 サイズ ○ 高さを拡張して全体出力 ○ 印刷前制御/ 印刷後制御 ○ テキスト項目 入力データにハイパーリンク情報を付加する - ハイパーリンクは設定されません。 数字項目 テキスト項目 矩形テキスト項目 OCR-B項目 集団印刷 罫線を出力する △ 数字項目の場合、印刷文字には必ず1Byte文 字を指定してください。 罫線の出力を抑止する ○ 印刷優先順位を指定する ○ レコード情報 繰返し数 ○ 間隔 ○ 方向 ○ 固定リテラル項目 数字項目 テキスト項目 日付項目 時刻項目 フォント 日本語フォント ○ (*1) *1:指定したフォントで出力するためには、PDF フォント登録が必要です。登録しない場合、以 下のように出力されます。

MS 明朝 指定時:FUJ明朝体

MS ゴシック 指定時:FUJゴシック体

@MS 明朝 指定時:@FUJ明朝体

@MS ゴシック 指定時:@FUJゴシック体 なお、PDFフォント登録については、オンライン マニュアル“PDF変換機能編”を参照してくだ さい。 英文フォント ○ (*1) 縦書きフォント ○ (*1) 利用者定義文字 ○ スタイル 標準 ○ 太字 ○ 斜体 ○ 太字斜体 ○ サイズ 日本語フォント ○ 英文フォント 横幅 ○ ピッチ 日本語 ○ 英文 1.5ピッチ 文字を反時計回りに90°回転 ○

(15)

機能分類 対応 備考 下線 ○ 抹消線 ○ 色 ○ 文字配置 指定なし ○ 両端揃え ○ 均等配置 ○ 中央配置 ○ 圧縮 ○ 逆配置 ○ 領域長 ○ 前空白データを削除しない ○ 出力時に項目の領域 内にデータが収まら ない場合の対処 はみ出した部分は出力しない ○ 文字などを詰めて全データを 出力する ○ 代替文字で出力する ○ 数字項目、テキスト項目で指定できます。 文字の向き 左から右 ○ 右から左 ○ 上から下 ○ 下から上 ○ 繰返し情報 ○ 日付項目、時刻項目では指定できません。 矩形固定リテラル項目 矩形テキスト項目 フォント 日本語フォント ○ (*1) *1:指定したフォントで出力するためには、PDF フォント登録が必要です。登録しない場合は、 以下のように出力されます。

MS 明朝 指定時:FUJ明朝体

MS ゴシック 指定時:FUJゴシック体

@MS 明朝 指定時:@FUJ明朝体

@MS ゴシック 指定時:@FUJゴシック体 なお、PDFフォント登録については、オンライン マニュアル“PDF変換機能編”を参照してくだ さい。 英文フォント ○ (*1) 縦書きフォント ○ (*1) 利用者定義文字 ○ スタイル 標準 ○ 太字 ○ 斜体 ○ 太字斜体 ○ サイズ 日本語フォント ○ 英文フォント 横幅 ○ ピッチ 日本語 ○ 英文 下線 ○ 抹消線 ○ 色 ○ 位置/サイズ ○ 繰返し情報 ○

(16)

機能分類 対応 備考 行の高さ ○ 行内での配置 上揃え 下揃え 余白 項目内に全データ出 力 縦幅を拡張して出力 ○ 矩形テキスト項目で指定できます。 文字ピッチなどを縮小して出力 ○ 矩形テキスト項目 項目内の配置 縦方向の配置 ○ 禁則処理 ○ 数字項目 テキスト項目 矩形テキスト項目 条件指定 色 ○ スタイル ○ 下線 ○ 抹消線 ○ 背景を指定する ○ 網がけを指定する ○ 編集形式 ※ 数字項目 日付項目 時刻項目 テキスト項目 数値 ○ 通貨 通貨記号文字 ○ 通貨記号または符号の浮動位 置出力 ○ 日付 文字列 ○ 区切り ○ ゼロ制御 ○ 区切り ○ 郵便 ハイフン表示 空白表示 ○ 全ゼロサプレス ○ 正の数の表示形式 ○ 負の数の表示形式 前符号文字 ○ 色強調 ○ 整数部の表示形式 出力する最小桁数 ○ 小数部の表示形式 小数点抑止 ○ 小数部の編集形式 ○ 出力する最小桁数 ○ OCR-B項目 △ OCR-B文字の読み取りは保証していません。 ラジオボタン項目 ○ チェックボックス項目 ○ 組込みメディア項目 クリッピング ○ *1:Windows BMP形式を扱うことができます。 *2:以下のJPEGデータを扱うことができます。

デジタル静止画像圧縮形式(JPEG形式) の基本DCT方式(ベースラインJPEG)

拡張DCT方式(プログレッシブJPEG) メディアデータの解像度で出力 ○ 中央表示 ○ 透過色 ○ イメージ ビットマップ ○ (*1)

(17)

機能分類 対応 備考 JPEG *3:TIFF6.0形式を扱うことができます。 *4:指定すると帳票の出力時にエラーになりま す。 *5:グラフデータの詳細については、オンライン マニュアル“帳票設計編”を参照してください。 ○ (*2) TIFF ○ (*3) PNG ○ OLE2オブジェクト - (*4) グラフデータ ○ (*5) バーコード項目 バーコード種別 JAN標準 ○ (*1) 指定された範囲よりも大きくまたは小さく出力さ れる場合があります。 *1:「フラグキャラクタを下に印刷」の指定は無 効です。必ずバーコードの下にフラグキャラク タが出力されます。 JAN短縮 ○ Code 3 of 9 ○ Code 3 of 9 (EIAJ準拠) ○ Industrial 2 of 5 ○ Interleaved 2 of 5 (ITF) ○ NW-7 ○ 指定された範囲よりも大きくまたは小さく出力さ れる場合があります。 *1:「文字印刷」の指定は無効です。文字は出 力されません。 カスタマバーコード ○ (*1) Code 128 ○ EAN-128 ○ EAN-128 (コンビニエンスストア向け) ○ UPC-A ○ UPC-E ○ EAN-13 ○ (*1) 指定された範囲よりも大きくまたは小さく出力さ れる場合があります。 *1:「フラグキャラクタを下に印刷」の指定は無 効です。必ずバーコードの下にフラグキャラク タが出力されます。 U.S. POSTNET (Delivery Point Code)

○ (*1) *1:「文字印刷」の指定は無効です。文字は出 力されません。 U.S. POSTNET (ZIP + 4 Code) ○ (*1) U.S. POSTNET

(5-Digit ZIP Code)

○ (*1) QR Code(モデル1) ○ QR Code(モデル2) ○ QR Code(マイクロQR) ○ PDF417 ○ MaxiCode ○ FIM A

(U.S. Postal FIM)

(18)

機能分類 対応 備考

FIM B

(U.S. Postal FIM)

FIM C

(U.S. Postal FIM)

Intelligent Mail Barcode ○ GS1 DataBar Omnidirectional ○ GS1 DataBar Truncated ○ GS1 DataBar Stacked ○ GS1 DataBar Stacked Omnidirectional ○ GS1 DataBar Limited ○ GS1 DataBar Expanded ○ GS1 DataBar Expanded Stacked ○ 印刷方向 △ カスタマバーコードの場合、「印刷方向」に 「180°」を指定した場合、「0°」が指定された ものとして出力されます。 また、「270°」を指定した場合、「90°」が指定 されたものとして出力されます。 文字印刷 ○ (*1) *1:バーコードの下に出力されるデータの位置 は印刷時と異なります。 チェックキャラクタ ○ チェックキャラクタ(文字)の印字 ○ フラグキャラクタを下に印刷 ○ アドオンデータ ○ バーコード項目 (詳細設定) バーコード出力方法 指定範囲 に収まるよ うに出力す る 左詰め ○ 中央配置 ○ バーコードの細エレメント幅を 指定する ○ 詳細情報を設定する 細太エレメント比 ○ キャラクタ間ギャップ幅 ○ クワイエットゾーンを項目の範 囲内に描画する ○ QR Code詳細設定 誤り訂正比率 ○ 分割方向 ○ 分割数 ○ MaxiCode詳細設定 誤り訂正レベル ○ GS1 DataBar Expanded Stacked詳 細設定 段数 ○ GS1 DataBar Truncated詳細設定 バーの高さ ○

(19)

機能分類 対応 備考 郵便番号項目 - 正しく出力されません。 パーティション罫線 パーティション枠 線種/線幅 △ 二重線、波線1、波線2は実線で出力されます。 線端 △ 平面は四角で出力される場合があります。 色 ○ 枠線表示 ○ 丸め属性 ○ 枠パターン ○ 網がけ ○ オーバレイの項目 △ オーバレイのサポート範囲については、以下 を参照してください。 ⇒ “表3.2 オーバレイのサポート範囲” 記号の意味 ○:指定有効 △:一部制限あり -:指定無効 帳票様式情報のオーバレイで指定する機能について、TIFF出力時のサポート範囲について説明します。

3.2

オーバレイのサポート範囲

機能分類 対応 備考 オーバレイ文字 (KOL6) フォント 日本語フォント ○ (*1) *1:指定したフォントで出力するためには、PDF フォント登録が必要です。登録しない場合、以 下のように出力されます。

MS 明朝 指定時:FUJ明朝体

MS ゴシック 指定時:FUJゴシック体

@MS 明朝 指定時:@FUJ明朝体

@MS ゴシック 指定時:@FUJゴシック体 なお、PDFフォント登録については、オンライン マニュアル“PDF変換機能編”を参照してくださ い。 英文フォント ○ (*1) 縦書きフォント ○ (*1) 利用者定義文字 ○ スタイル 標準/斜体/太字/太字斜体 ○ サイズ ○ 横幅 ○ 文字間隔 ○ 下線 ○ 色 ○ 文字配置 指定なし ○ 両端揃え/中央配置/右揃え ○ 文字幅の自動調整 ○ 文字範囲 ○ 文字の向き 左から右 ○ 右から左 ○

(20)

機能分類 対応 備考 上から下 ○ 下から上 ○ 矩形オーバレイ文字(KOL6) - 出力されません。 図形(KOL6) 線種/線幅 △ (*1) *1:二重線、波線1、波線2は実線で出力されま す。 *2:平面は四角で出力される場合があります。 線色 ○ 線端 △ (*2) 網がけ種 ○ 網がけ色 ○ 枠線表示 ○ 丸め属性 ○ 枠パターン ○ イメージデータ ○ 記号の意味 ○:指定有効 △:一部制限あり -:指定無効

3.2.2

帳票業務情報のサポート範囲について

帳票業務情報で指定する情報について、TIFF出力時のサポート範囲について示します。

3.3

帳票業務情報のサポート範囲

分類 対応 備考 [ファイル(TIFF)] タブ 格納先ファイル名 ○ 格納先ファイル名の指定には優先順位があります。詳細 については、以下を参照してください。 ⇒ “2.2 TIFF出力” バーコード 補正情報 ドット補正 △ EAN-128(コンビニエンスストア向け)だけ有効です。 記号の意味 ○:指定有効 △:一部制限あり

ポイント

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブの「置換フォント」の指定は有効です。

(21)

4

TIFF

出力機能の留意事項

ここでは、TIFF出力機能についての留意事項を記載します。

4.1

帳票定義情報作成時の留意事項

ここでは、帳票定義情報作成時の留意点を説明します。

4.1.1

帳票様式情報作成時の留意事項

帳票様式情報作成時の留意点を以下に説明します。

帳票様式情報で指定する情報のサポート範囲については、以下を参照してください。 ⇒ “3.2.1 帳票様式情報のサポート範囲について”

TIFFファイルで使用するフォントを、PDFファイル保存時に使用する「PDFフォント登録機能」で登録しておく必要があります。登録 方法については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。また、留意事項については、以下を参照してくだ さい。 ⇒ “4.4 TIFF出力時のPDFフォント登録に関する留意事項”

「PDFフォント登録機能」で登録したフォントに対して利用者定義文字を使用できます。利用者定義文字を使用する場合は、設定 が必要です。詳細については、オンラインマニュアル“PDF変換機能編”を参照してください。

FUJ明朝体、FUJゴシック体は、文字コード規格「JIS X 0213:2004(JIS2004)」で出力されます。

「MS 明朝」「@MS 明朝」「MS ゴシック」「@MS ゴシック」をPDFフォント登録して帳票出力する場合、置換フォントの設定が必要 です。

帳票設計時に設定する場合: List Creator デザイナの「帳票業務情報のプロパティ」の[印刷]タブの「置換フォント設定」で、「定義フォント」名と「置換フォン ト」名に同じフォント名を設定してください。なお、フォント名は、全角/半角を区別して記述してください。置換フォントの設定 については、オンラインマニュアル“帳票設計編”を参照してください。

帳票出力時に設定する場合: 置換フォント情報ファイルを帳票出力インタフェースで指定します。 置換フォント情報ファイルについては、オンラインマニュアル“環境設定・帳票運用編”の置換フォント情報ファイルについての 記載を参照してください。

4.1.2

帳票業務情報設定時の留意事項

帳票業務情報設定時の留意点を以下に説明します。

帳票業務情報のプロパティ画面の[印刷]タブで、「置換フォント」以外の指定は無効です。

UNIX系OSの場合、「格納先ファイル名」に指定するパスの区切り文字には、以下を使用してください。

帳票業務情報のプロパティ画面の[ファイル(TIFF)]タブで指定する場合は、「円マーク(\)」を使用してください。UNIX系OS で帳票を出力するときに、「円マーク(\)」が「スラッシュ(/)」に解釈されます。

帳票出力サーバがUNIX系OSの場合に出力ファイル名を帳票出力時に指定する場合は、「スラッシュ(/)」を使用してくださ い。

4.2

帳票出力に関する留意事項

ここでは、帳票出力に関する留意点を説明します。

4.2.1 TIFF

出力に関する留意事項

出力するTIFFファイルに関する留意点を以下に説明します。

(22)

指定されたフォルダが存在しない場合、フォルダは自動生成されます。なお、フォルダには、親フォルダと同じアクセス権が設定さ れます。アクセス権がない場合はエラーになり、フォルダは作成されません。

出力するTIFFファイルには、帳票を出力したユーザのアクセス権が設定されます。

同一名ファイルがすでに存在する場合、アクセス権があれば新しいファイルに置き換えられます。アクセス権がない場合は、エラー になります。

同一名ファイルがすでに存在するときにTIFF出力に失敗した場合は、もとのTIFFファイルも削除されることがあります。

TIFF出力時に作業ファイルを作成します。なお、以下のフォルダのディスク空き容量が不足している場合およびアクセス権がない 場合は、正しくTIFFファイルが出力されません。

帳票出力サーバがWindowsの場合 List Creatorの環境設定で指定した作業用ディレクトリ

帳票出力サーバがSolarisの場合 /var/tmp

帳票出力サーバがLinux for Intel64の場合

/tmp

G4(MMR)圧縮を指定できるのは、カラー情報がモノクロ(2値)の場合です。カラー情報がRGBフルカラーでG4(MMR)圧縮を指 定した場合、指定は無効となり、LZW圧縮となりますので注意してください。

4.2.2

文字に関する留意事項

文字に関する留意点を以下に説明します。

制御コード(0x01~0x1F、0x7F)において、以下の制御コード以外は、空白文字で設定されます。 0x09、0x0A、0x0D、0x7F 以降は、帳票出力サーバがUNIX系OSの場合の留意事項です。

Unicodeの文字を使用できる帳票定義情報を設計する場合、Unicodeの範囲の文字を指定できます。Unicodeの文字を使用しない 帳票定義情報を設計する場合、帳票設計時に指定できる文字は、Shift-JIS(Windowsで表示できる文字)の範囲です。 以下に、Unicodeの文字を使用しない帳票定義情報を設計する場合に、帳票に指定できる文字を示します。

4.1 Unicode

文字を使用しない帳票定義情報の設計時に指定できる文字

文字種 文字コード範囲 (16進) 対応 状況 備考 JIS非漢字 8140~84FC ◎ -

JIS第一水準漢字 889F~989E ◎ 83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力され

ます。 JIS第二水準漢字 989F~EAFC ◎ 他社文字 NEC特殊文字 ( 、 など) 8740~879E △ 入力データの文字コード系によって以下のように異なり ます。 Shift-JIS: すべての文字が出力できます。 EUC(U90): Shift-JISコード系で出力できないNEC特殊文字の14 文字は出力できません。 EUC(S90): すべての文字が出力できます。 IBM拡張文字 FA40~FCFC △

(23)

文字種 文字コード範囲 (16進) 対応 状況 備考 利用者定義文字 F040~F9FC ○ - 記号の意味 ◎:出力可能 ○:Charset Managerをインストールすることで出力可能 △:出力可能だが、一部出力不可能

入力データの文字コード系がEUCの場合は、帳票を作成するWindowsで帳票の文字コード変換を行い、あらかじめEUCコード系 にしておく必要があります。入力データの文字コード系がUNICODE(UTF8)の場合は、帳票を作成するWindowsで帳票の文字 コード変換を行い、あらかじめUNICODE(UTF8)コード系にしておく必要があります。なお、入力データがEUC(S90)の場合は、 帳票を文字コード変換するWindowsにCharset Managerをインストールして、文字コード変換する必要があります。

入力データがShift-JISの場合に指定できる文字は、次のとおりです。

4.2

入力データが

Shift-JIS

の場合に指定できる文字

文字種 文字コード範囲 (16進) 対応 状況 備考 JIS非漢字 8140~84FC ◎ -

JIS第一水準漢字 889F~989E ◎ 83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されま

す。 JIS第二水準漢字 989F~EAFC ◎ 他社文字 NEC特殊文字 ( 、 など) 8740~879E ◎ - IBM拡張文字 FA40~FCFC ◎ NEC/IBM選定文字 ED40~EEFC ◎ - 外字(利用者定義文字) F040~F9FC ◎ 帳票出力サーバに外字(利用者定義文字)を登録する必要 があります。 記号の意味 ◎:出力可能

入力データがEUC(U90)の場合に指定できる文字は、次のとおりです。

4.3

入力データが

EUC(U90)

の場合に指定できる文字

文字種 文字コード範囲 (16進) 対応 状況 備考 JIS非漢字 A1A1~A8FE ◎ -

JIS第一水準漢字 B0A1~CFFE △ 83年度JISで字体変更された文字は、一部旧字体で出力さ

れ、そのほかは(_)に置き換わります。 出力されない旧字体は、Charset Managerの文字コード変換 表カスタマイズ機能を使用することで、例えばEUC(U90)の 旧字体を83年度JISの新字体に対応付けを行うことで、新字 体で出力することができます。 JIS第二水準漢字 D0A1~F4FE △

OASYS拡張文字 F7A1~FDFE △ UNICODEに存在する文字は出力されます。UNICODEに存

在しない文字は(_)に置き換わります(TIFF出力時に、

UNICODEに変換されるためです)。 JEF拡張漢字 8FA1A1~8FD0FE △

(24)

文字種 文字コード範囲 (16進) 対応 状況 備考 JEF拡張非漢字 8FD1A1~8FDCFE △ 外字(利用者定義文字) 8FDDA1~ 8FFDFE ◎ 帳票出力サーバに外字(利用者定義文字)を登録する必要 があります。 記号の意味 ◎:出力可能 △:出力可能だが、一部出力不可能

入力データがEUC(S90)の場合に指定できる文字は、次のとおりです。

4.4

入力データが

EUC(S90)

の場合に指定できる文字

文字種 文字コード範囲 (16進) 対応 状況 備考 JIS非漢字 A1A1~A8FE ◎ -

JIS第一水準漢字 B0A1~CFFE ◎ 83年度JISで字体変更された文字は、新字体で出力されま

す。 JIS第二水準漢字 D0A1~F4FE ◎ 他社文字 NEC特殊文字 ( 、 など) ADA1~ADFC ◎ - 外字(利用者定義文字) F5A1~FEFE ◎ 帳票出力サーバに外字(利用者定義文字)を登録する必要 があります。 記号の意味 ◎:出力可能

注意

EUC(S90)の場合、IBM拡張文字およびNEC/IBM選定文字は、使用できません。

CharsetMGR-A 5.0以前を使用する場合、NEC特殊文字は、使用できません。

入力データがUNICODE(UTF8)の場合、すべての文字が出力できます。

入力データがEUCコード系で、半角カナを使用する場合、項目長に「実際に出力する文字数×2」の長さを指定してください。ま た、入力データがUNICODE(UTF8)コード系で、日本語文字(半角カタカナを含む)を使用する場合、項目長に「実際に出力する 文字数×3」の長さを指定してください。項目長が短い場合、文字列が途中で切れて出力される場合があります。項目長は、帳票 様式定義画面で、該当する項目を選択し、[書式]-[プロパティ]を選択して表示されるプロパティ画面で設定します。

4.2.3

バーコードに関する留意事項

バーコードに関する留意点を以下に説明します。

カスタマバーコードの文字印刷の指定は無効です。バーコードの下部文字は出力されません。

JAN標準のフラグキャラクタは必ず下に出力されます。

バーコードを使用したTIFFファイルを印刷する場合は、解像度が600dpi以上のプリンタを使用してください。

Code128を出力する場合、帳票設計時に指定するバーコード項目の項目長には128より小さい値を指定してください。128以上を 指定した場合は、帳票出力エラーとなります。

(25)

TIFF出力時、デフォルトでは、JISやEANなどの規格として定められている細エレメント幅で出力します。また、細エレメント幅が定 められていないコード種では、細エレメント幅を0.264mmとしてバーコードを出力するため、帳票設計時に指定したバーコード項目 のサイズで出力されない場合があります。

バーコードの文字印刷部分の文字間隔は均等になりません。

バーコードの文字印刷部分の文字サイズは、バーコードの幅に比例した大きさで描画されます。

PDF417バーコードは、簡易PDF-417(Trancated PDF417)およびマイクロPDF417(Micro PDF417)形式には、対応していません。

ポイント

バーコードは、用紙、リーダ、出力装置の解像度および状態で精度が変わるため、実際に運用する前に、バーコードを印刷し、読 み込めることを確認してから使用してください。

4.3

帳票出力時の上限値について

ここでは、帳票出力時の上限値について説明します。

4.3.1 TIFF

ファイルの上限値

帳票出力時のTIFFファイルの上限値を以下に示します。

4.5 TIFF

ファイルの上限値

項目 上限値 備考 ページ数 TIFFPAGELIMITVALで設定した値 単位:ページ デフォルトは「10」です。 ファイルサイズ 4 単位:GB

注意

上限値を超えた場合はエラーが通知され、TIFFファイルは出力されません。通知されるメッセージの詳細については、オンライン マニュアル“メッセージ集”を参照してください。

ページ数の上限値にかかわらず、ファイルサイズの上限値は4GBです。

4.4 TIFF

出力時の

PDF

フォント登録に関する留意事項

PDFフォント登録手順の参照先であるオンラインマニュアル“PDF変換機能編”(「帳票設計時のフォントをPDF中に使用する」)の記述 において、TIFF出力で異なる箇所を説明します。

TIFF出力では、帳票出力情報ファイルのキーワード「PDFJIS2004MODE」の設定値に関係なく、帳票設計時に使用したフォント (字形変更文字およびサロゲートペア文字を含む)を出力することができます。

TIFF出力では、エンベッド指定は無効です。

TIFF出力では、Adobe AcrobatおよびAdobe Readerを使用した操作は対象外です。

List Creatorにフォントの登録を行う場合、以下の注意事項があります。

帳票出力サーバがWindowsの場合

GUIでPDFフォント登録を行う場合

[List Creator]-[環境設定]-[PDF・TIFFファイル フォント登録]から登録したフォントについての詳細情報画面において、 「エンベッド指定」は無効です。

(26)

コマンドラインでPDFフォント登録を行う場合

-

<フォントを登録するとき> enttコマンドの“-o オプション”(エンベッド指定時に使用するオプション)は無効です。

-

<フォントの登録状態を表示するとき> lsttコマンドを実行して表示される情報は、以下のとおりです。 フォント番号:言語:PDFフォント名:エンベッド方針(*1):フォント名:外字フォント名 *1:TIFF出力では無効な情報です。無視してください。 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合

-

<フォントを登録するとき> enttコマンドの“-o オプション”(エンベッド指定時に使用するオプション)は無効です。

-

<フォントの登録状態を表示するとき> lsttコマンドを実行して表示される情報は、以下のとおりです。 フォント番号:言語:PDFフォント名:エンベッド方針(*1):フォント名:外字フォント名 *1:TIFF出力では無効な情報です。無視してください。

置換フォントの設定を行わずに、List Creatorの帳票出力コマンド(prprintコマンドなど)や各種インタフェース(Javaインタフェースな ど)から帳票出力を行う場合、MS 明朝やMS ゴシックのフォント登録の有無にかかわらず、以下のようにマッピングして出力され ます。 MS明朝: FUJ明朝体 MSゴシック: FUJゴシック体 @MS明朝: @FUJ明朝体 @MSゴシック: @FUJゴシック体 登録されていないフォントを使用した場合、以下のように出力されます。 日本語文字、日本語文字(縦書き)、オーバレイ文字 FUJ明朝体 半角英数字 帳票出力サーバがWindowsの場合 FUJ明朝体 帳票出力サーバがUNIX系OSの場合 FUJゴシック体

(27)

索 引

[T] TIFFCOLORMODE...6 TIFFCOMPRESSION...6 TIFFDPI...6 TIFFPAGELIMITVAL...6 TIFF出力...4 TIFF出力機能とは...1 TIFF出力機能の運用手順...4 TIFF出力機能の留意事項...17 TIFF出力時のPDFフォント登録に関する留意事項...21 TIFF出力に関する留意事項...17 TIFF出力の準備...4 TIFFファイルの上限値...21 [た] 帳票業務情報のサポート範囲...16 帳票出力情報ファイル...6 帳票出力情報ファイルのキーワード説明...6 帳票定義情報作成時の留意事項...17 帳票様式情報のサポート範囲...9 [は] バーコードに関する留意事項...20 [ま] 文字に関する留意事項...18

図 1.2 TIFF 出力機能における運用形態の例 図1.2の1)~4)について説明します。なお、以下の番号は図中の番号と対応します。 1. 帳票定義情報をアプリケーションサーバまたは帳票出力サーバ上に配置します。 2

参照

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