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編 集 後 記

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Academic year: 2021

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編 集 後 記

これから

       編集副委員長 中 村 孝 夫 紀要編集委員を仰せつかってからずいぶんになる。歴代の委員長は紀要「山形医学」の 地位向上を目指して、精力的かつそれぞれに個性的に運営されてきたが、いつも和やかに 自由に意見を言い合える雰囲気は共通しており、居心地は悪くない。編集後記に関して は、これまでは代々の委員長がほとんどお一人で担当されてきたが、さすがにネタが尽き てしまうであろうし、負担も重過ぎると言うことで、現委員長のご提案で今後は委員が輪 番で書くのだそうである。まずは年長者からと言うことで私にお鉢が回ってきたらしい。

さて紀要の存在意義はいつも議論の対象になるが、本学部では大学院博士課程の最初の 論文発表の場としてご利用いただくことも大きな存在意義の一つである。特に若い研究者 やそのたまごの方々の研鑽の場として大いに利用していただければと願っている。

この他に、「山形医学」のもう一つの存在意義は、恐らく各講座で行っている研究が割 と簡単かつ詳細にsurveyできる点ではないだろうかと思っている。一般的に研究室間の 情報交換の機会は少なく、そのような時間を取る余裕も無く、日々の雑務などに追われて 隣の部屋でやっていることさえ知らなかったりすることは多い。工学部のように大きな学 部では研究室の数が極めて多く、ほんの一部の研究が紹介されているだけに過ぎず、全体 を俯瞰することなどは到底ままならないが、本学部のように比較的「こじんまり」とした 学部では、ほとんどの講座の研究内容を知る足がかりの一つになりそうである。かく言う 私の研究室でも何年か前に、「山形医学」の論文の中に欲しかった測定法を見つけ、ご教 授いただいたことがある。各講座に輪番で研究紹介のreviewを書いていただいたり、若 い方々の自由な発想(夢?)などを紹介していただく場所を提供するのも良いかもしれな い。「山形医学」ではそのような使い方も可能かと考える。

そうこうしているうちに、私も来年3月で定年を迎える。身体もずいぶんポンコツに なった。若い方々の邪魔にならないようにだけ気を付けて、静かにfade awayしたいもの と思っている。「老教授は死なず、ただ消えさるのみ」と言ったところか。編集委員会に もできればもっと若い方々にたくさん入って頂いた方が、ユニークで面白い「山形医学」

になっていくように思う。「山形医学」が若いideaによってますます活性化し、より有益 な雑誌になっていくよう心より祈念している。

参照

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