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地方短期大学女子学生の体格・体力調査

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Academic year: 2021

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(1)

地方短期大学女子学生の体格・体力調査

― そ の I I : 体 脂 肪 率 お よ l び 形 態 の 差 異 が

運動能力に及ぼす影響―

樫 村 修 生

1 緒 言

肥満は,脂肪の割合が多いつまり脂肪蓄積め多いことを示す。

脂満者が脂肪量の増大によって,体力に影響を受けるか否かの研究は,比較・

的少ない。

肥満者は非肥満者に比較 して,筋力はかわ らないが敏捷性,スピー ド,全身 持久力が劣るといわれている。 しか し,これ らの研究はいずれも男性被検者を 対象 としたものであ り,女性を対象とした研究は少な く,とくに若年者女性の 研究が望まれている。

女性の体脂肪蓄積は男性に比べ,特徴的な点がみ られ,体脂肪蓄積は思春期, 性成熟期,更年期,閉経期といった内分泌環境の変化する時期に比較的明瞭に 現われやすい8 . '鈴末 1 ' らは,特に女性は男性に比べ 9 才以降か ら老年に至 るま で増加が大きいと報告 している。

とくに今回対象となった女子短大生は,思春期以降皮下脂肪の沈着が顕著に 増大 し,女 性特有の体型が急激に形成される時期である。

そこで,本研究はこの女性 らしさにみ られる脂肪蓄積の特徴が運動能力に及 ぼす影響を明 らかにするため,体脂肪率及び肥痩度をあらわすとされてきた形 態と体格指数を基準 として運動能力の差異を検討 した。

2 方 法

形態 ・運動能力の調査は,信州豊南女子短期大学 1 年生 1 90 名 ( 国文科 1 1 4

(2)

名,英語科 7 6 名)であった。

形態/運動能力調査は,次の項目を実施 した。

1 . 身長 ( c m) 2 . 体重 ( k g) 3 . 胸囲 ( c m) 4 . 座高 ( c n) 5 皮 脂厚 ( 上 腕,肩甲骨下,腹部) (mm) 6. 反復桟 とび ( 回) 7 . 垂直とび ( c m) 8. 伏 臥上体そらし ( c m) 9. 立位体前屈 ( C 皿) 1 0 . 握力左右 ( k g) l l . 背広力 ( k g) 1 2 . 肺清畠 (cc)

体表面積 (r r E ) ‑体重0 ・ 4 4 4 ×身長

0・663

×88 .83×1 0

4

体脂肪率 ( %) ‑ (4.57 ÷ ( 1 . 09461 ‑ 0 . 0 003 01 2 × (( 上腕 +肩甲骨下+

腹部皮脂厚) ×体表面積÷体重 ×1 00))‑4.1 42×1 00 9 ) 比体重 ‑体重÷身長 ×1 00

比胸囲‑胸囲÷身長 ×1 0 0 ロー レル指数‑体重÷身長

3

×1 0 0 カウプ指数三体重÷身長

2

×1 000

ベルペ ック指数 ‑ ( 体重 +胸囲)÷身長 ×1 00

体格指数及び形態の中で,特に肥満判定に用いることのできると思われるも のを抽出 した。 この抽出には,著者の研究

6

厄 よる体脂肪率 との相関関係の高 い項 目 ( 危険率 1% 以下)を選択 した。 さらに,選ばれた体格指数及び形態は, 体脂肪率を基準 としてそれぞれ肥満と判定されるグループ,普通 と判定 される

グループ,やせと判定 されるグループの 3 つに分類 し,そのグループ に対応す る運動能力の比較検討 した。

表 1 は,体脂肪率及び体脂肪率 との相関が高い指数 ・形態を 3 グループに分 校 した基準値をあ らわ した。さらに,表 1 は,・ 体脂肪率とそれぞれの体格指数, 形態の間の相関関係 も示 した。なお,体脂肪率の基準値は,肥満 32. 5% 以上, 普通 20‑30% ,やせ 1 7 . 5 %以下 とした。

測定データの計算処理は,パーソナルコンピュータ (NE C 8800 システム) を利用 した。

8 4

(3)

表 1 肥痩皮判定のための基準値及び体脂肪率と基準項目との相関関係

基準項目 肥 満 * 基 普 準 通 .値 や .せ * * 体脂肪率との相関 (n ‑1 9 0) + * * 体脂肪率 3 2 . 5 3 0 . 0‑2 0 . 0 1 7 . 5 ‑ 体 重 5 6 . 6 5 5 . 7‑5 2 . 3 5 1 . 5 0 . 2 3 1 * * * 胸 囲 8 2 . 2 8 1 . 9‑8 0 . 5 8 1 . 1 0 . 1 3 1 * 上腕皮脂厚 2 5 . 3 ー 2 3 . 8‑1 7 . 5 1 5 . 9 0 . 7 1 1 * * *

肩甲骨

. 2 6 . 8 2 4 . 4‑1 5 . 1 1 2 . 8 0 . 8 4 3 * * *

腹 〝 3 5 . 2 3 1 . 5‑1 6 . 4 1 2 . 7 0 . 9 0 6 * * *

ロー レノ レ 1 4 3 . 4 1 4 1 . 4‑1 3 3 . 6 1 3 1 . 6 0 . 2 1 9 * 糊

カウプ 2 . 2 6 2 . 2 3‑2 . 1 0 2 . 0 7 0 . 2 3 6 * * *

ベルペ ック 8 7 . 8 5 8 7 . 1 2‑8 4 . 2 4 8 3 . 5 2 0 . 1 9 6 * * * 比体重 3 5 . 7 5. 3 5 . 2 3 ‑ 3 3 . 1 5 J3 2 . 6 3. 0 . 2 3 9 * * * 比胸囲 5 2 . 1 0 5 1 . 9 0‑5 1 . 0 9 5 0 . 8 9 0 . 1 1 5 * 除脂肪体重 3 8 . 0 7 3 8 . 8 1‑4 1 . 81 4 2 . 8 6 ‑0 . 2 8 4 * * *

。 この基準値以上を肥満とする。( ただ し,除脂肪体重は基準値以下とする。 )

… この基準値以下をやせとする。( ただ し,除脂肪体重は基準値以上とする。 ) 如★相関係数

*

p

<0 . 0 5

,

**

p

<0 . 0 1 . * 榊

p

<0 . 0 0 1

3 結果及び考察

これまで,肥 満の研究 は多数 な されてお り, その中で北 川7 ) は, 体 力 と肥満 の関わ りあいにつ いて研究 が なされてい る。しか し,その体力 と肥満の研究 は, 男性披検者 によるものが大部分であ り,著者 は,運動能力を発揮す るために は エネルギー代謝的場面の他 は,ま った く無関係 なばか りでな く,邪魔 とさえ思 われ る脂肪組織 の影響 を, これまで研究が少 ない大学生女子 について検討を行 な った。

披検者 は,思春期以降女性特有 の体型 をつ くり上 げるとされ る脂肪蓄積 によ

る運動能力 の影響 を検討す るため,肥満,普通及びやせ群 に分類 した.分類 の

基準 は.体脂肪率を利用 し ,32 . 5% 以上 を肥満群 ,20‑30 %を普通群 ,1 7 . 5%

(4)

以下をやせ群. とした。 B

h nk eら Pは,女性の肥満判定基準 が休脂肪率3 0%以 上を肥満 としているが,本研究は肥満か らの運動能力の影響をより明確にする ため ,32 . 5% 以上を肥満 とした。また,やせ群について も普通とやせ群 との区 別を明確にするため , 2 . 5% の間隔をおき体脂肪率 1 7 . 5 % 以上を基準 とした。

肥満判定の基準は,体脂肪率による判定が基本となっているが,体脂肪率の 測定には設備的技術的にも難 しい面があり,その判定を他因子か ら推定する方 法が考案され,広 く応用されているのが現状である。著

者 6'

は,本実験 の対象 となる女子短大生か ら体脂肪率 と密接な相関関係を もつ推定法を選択 した。そ の結果,表 1にみ られるように,体脂肪率 と密接な相関関係をもつ因子は,体 重 ・胸囲 ・3 ヶ所皮脂厚 ( 上腕,肩甲骨,腹部) ・ロー レル指数・カウプ指数・

ベルペ ック指数 ・比体重 ・比胸囲 ・除脂肪体重 ( 負の相関関係)が抽出された。

その相関関係か ら得 られた回帰直線をもとに して,それぞれの体脂肪率 3 2 . 5%

は肥満 ,20‑30% は普通 ,1 7 . 5 % はやせをあてはめ,それに対応する推定因子 の基準値を求めた。それぞれの推定因子基準値は,表 1 に示 し, この基準値に より対象となる被検者はそれぞれ肥満 ・普通 ・やせ群の 3 群に分類 し.その群 間の運動能力の比較検討を行なった。

図 1 は,それぞれの基準項目における肥満 ・普通 ・やせ群の対象人数を表わ したものである。図か ら明確なように,対象人数の分布 は,山型 と谷型に大き く分けられている。体脂肪率の分布,つまり山型に属する項目は ,3 ヶ所の皮 脂厚であり,谷型は他の項目全部であった。対象人数の分布か ら判断すると, 体脂肪率の分布に類似する項目は最 も基準に適することか ら , 3 ヶ所の皮脂厚 が該当すると考えた。

表 2 は,体脂肪率か らみた肥満 ・普通 ・やせ群における運動能力の比較を示 した。反復桟とびと垂直とびは,肥満 と普通及びやせ群の問に有意差は認めら れなか った。また,反復枝とびは,自己の体重を水平方向に移動 させ るため, 体重の影響を取 り除 くため反復構 とびの回数を体重で除 し,また,垂直とびは 自己の体重を垂直方向に移動させるものであり,反復境 とびと同様にとんだ長

8 6

(5)

・ 肥満 普通 やせ

図 1 各基準項目における肥満,普嵐 やせ群別の対象人数

(6)

表2 体脂肪率からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較 体 脂 肪 率

肥 満 普 ・ 通 や せ

反復桟とび 反復構とび/体重 反復桟とび/LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とび/LBM 垣力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 宿 屋 背 ● 茄 力 背筋力/体重 背筋力/LBM

人 数・

3 8. 5 6

4 . 3 3 3 8. 85±4.1 7 0 . 6 6 5±0 . 2 06 0 . 7 4 2

0 . 1 2 0 1 . 0 3 3±0 . 3 30 0 . 9 84 ± 0 . 1 6 2 3 9 . 3 3≠4. 0 0 4 0 .01

5 . 82 0 . 6 6 9士0 . 1 6 7 0 . 7 6 3 士 0 . 1 4 0 1 .0 3 9

0 . 2 7 1 1 . 01 2±0 .1 8 5 2 8 . 3 9

2 . 4 0 2 8 .1 5士5 .2 0 0 . 4 7 8±0 . 0 8 9 0 . 5 3 4±0 . 0 9 9 1 . 3 4 9

0 . 2 4 2 2 . 2 0 3±0 . 46 5 * * 3 5 .

11土

5 . 0 7 3 1 . 8 4士5 . 2 6 0 . 5 9 0 ± 0 . 1 2 6 0 . 6 0 5±0 .1 0 8 1 . 6 6 6±0 . 3 3 4 2 . 5 01 j : 0 . 5 41

**

5 2 . 9 7

8 . 2 0 5 3 . 6 3±8 . 9 2 1 4 . 3 1 士5 . 5 5 1 4 . 5 0

5. 2 9 2 5 0 7 . 7 8士7 2 7 . 4 2 2 6 9 4 . 51±5 6 8 . 93

7 8 . 6 7

1 2 . 0 2 7 5 . 7 7

1 3 . 84 1 . 3 3 6±0 . 3 5 2 1 . 4 3 7士0 .2 6 4 3 . 7 7

2

士0 . 9 3 4 5 . 9 2 4±1 . 2 3 6

9 9 4

3 8.7 2士5 .2 3 0 . 7 7

1

士 0 . 1 3 6 0 . 91 9

0 . 1 6 0 4 3 . 1 9

7 . 21 0 . 8 5 5 ± 0 . 1 4 0 1 . 0 2 0

0 .1 6 5 2 8. 9 4±6 . 02 0 . 5 7 1士0 .1

1

3

*

3 .5 5 3士0 . 7 9 3 * * 3 2 .3 9

6 .l l 0 . 6 3 7±0 . 1 0 3 3 . 9 6 1 ± 0 . 7 2 3 * * 5 4 . 0 2±8. 49 1 5 .5 2±5 . 6 4 2 9 0 3 .0 6

5 5 3 . 01

7 7. 5 3±1 3 . 6 8 1 . 5 3 4±0 . 2 6 9 9 . 5 4 0 土 1 . 8 7 8 * *

3 6

*p< 0 . 0 5

,

* *p< 0 . 0 1 .

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t‑ 検定の結果を表わす。

さを体重で除 した。 しか し,両項 目とも肥満 と普通及びやせ群の間には有意差 が認め られなか った。 さ らに,肥 満 は体脂肪率の高いことであるため,直接運 動に関与す る筋肉量 と密接な関連 を もつ除脂肪体重で反復槙 とび,垂直 とびを 除 してみた.しか し,両項 目とも肥満 と普通及びやせ群の間に有意差 はなかったO

体重移動 を伴な う垂直 とび及び反復槙 とびは,運動能力で劣 ることが報告 さ

れている. 7 ) この運 動 能 力 の差異 は,肥満者の生物的機能単位の良否 まで明確

(7)

に してはいない。肥満者は,脂肪が物理的負荷になり肥満の内在す る真の体力 がおおいか くされて しまっている。肥満者は,非肥満者に比 して大きな除脂肪 体重を持つといわれている。つまり,肥満者の真の運動能力の検討は,除脂肪 体重を基礎とする体力の検討が不可欠である。本研究において,肥満 と普通及び やせ群に差異が認め られなかったことは,単位除脂肪体重あたりの体重移動の ために使 う力にちがいが物理的にないことを示す ものである。とくに,反復構 とびは,動きの素速 さを示す ものであ り,また垂直とびは抗重力運動である跳 躍動作であるため,肥満者が不利 とされている。北川 らは,全身反応時間テス トにより肥満者 と非肥満者の比較を した結果,刺激が筋に達するまでの時間で ある神経系機能には差がないことを報告 しているT o ) しか し,筋収縮 の時間で ある筋系機能は,肥満者で長 くなることを認めてお り,過剰脂肪量が物理的に 影響するものと結論 している。本研究における女性の敏捷性 ・スピー ドは,坐 物的機能及び物理的機能の面か らも運動能力に差異がみとめ られなかった.つ まり,男性 と女性においては,脂肪の大小が運動能力に関係することに差異が み られるC

動きを生みだす強さを示す筋力について,握力左右,背筋力をみてみると, 肥満群 と普通及びやせ群の問に有意差は認め られなかった。肥満群は大きな体 重 ・除脂肪体重を所持 しているはずなのに,非肥満群に比較 し大きな筋力が発 拝されなか ったことを疑問とする。単位体重あたり及び除脂肪体重あた りの筋 力で肥満群 と普通及びやせ群を比較すると,肥満者は,小さい値を示 し,特に 除脂肪体重あたりで危険率 1% の有意差を認めている。 しか し,握力 ・背筋力 は,全身の筋収縮力を示す ものではな く,除脂肪体重は全身の筋量の指標 とな るものであるため,体重及び除脂肪体重で握力や背筋力を除すことには問題が あると思われる。つまり,単位体重,除脂肪体重あたりの握力,背筋力は,肥 満群で低値を示 したのは,肥満者の筋肉が生物的に筋力低下を生 じるためでは ないかと思われる。それは,肥満群 と普通友びやせ群の除脂肪休重がそれぞれ 39.

72

±8. 54 k g ,40 .1 2士5.1 6 k g ,42. 64±H 5 . 06 k gであり,群問に有意差がない

8 9

(8)

ためである。 As t r and と Rod a l lら 1 ) は,肥満者の筋力が除脂肪体重 あた り で劣 るのは,集中力にかけるという心理的な要素, 不活動により筋肉が脂肪量, カリウム塁,酵素の血清内水準,毛細血管数にマイナスに働 くのではないかと

している。

伏臥上体そらし並びに立位体前屈は,体の柔軟性の指槙であり,物理的生物 的に も肥満群と普通及びやせ群の間に有意差がなか った。

肺活量は肺の換気能を表わす ものであり , Nai mar k と Ch e r ni a c k l O ) は,肥 満者の肺のコンプライアスが非肥満者と同 じであると報告 し, Che r ni ac k と Gu e nt e r

3)

は,肺の弾性抵抗に打ち勝つためになされる仕事量 には肥満は関 与 しないが,呼吸筋の効率で非肥満者に劣 ることを示 した。肺活量は,深吸気 位か らできるだけ呼出を行なわせるとき,呼出するガスの塁を測定するもので あり,呼吸筋の関与があまりないため肥満群 と普通並びにやせ群の問に有意な 差が認め られなか った。 しか し,多少肺活畠は肥満者において平均値で小さいI 値を示 していることか ら,本調査での肺清畠の測定の際,できるだけ速 く呼出 する ( f as tvi t alc apac i t y) を行なったため,呼吸筋の効率の面が出ている

と思われる。

垂直 とびに代表される動きの爆発力である全身性無酸素パ ワーは,肥満者に ついて研究例がほとんどない。筋には,筋収縮のためのエネルギー供給機構で ある非乳酸性機構の ATP ,CP ( 高エネルギー燐酸物質)が存在 し,非乳酸 性機構は大きなパ ワーを発揮する全身性無酸素パ ワーをもつ。北 川 7 ) は,肥満 者が ATP, CP のた くさん存在する除脂肪体重が大き く,全身性無酸素パ ワ ーが大きいと思われると報告 した。 しか し,本研究においては肥満群と普通及 びやせ群の問の除脂肪体重に有意差がな く,垂直とびに差異がなかった ものと 考えるoパ ワーは,体重と垂直方向のスピー ドの積であ らわされ,重い体重は 物理的にス ピー ドを減少させ,肥満はスピー ドを減少させ るが,パ ワーそのも のは増加すると報告されている。本研究における短大生の垂直とびは,単位体 蛋,除脂肪体重あたりにしても有意差は認め られず,女性の場合男性にも増 し

9 0

(9)

て脂肪の増加が影響 しているのではないか と推察す る。

その他,北川 らの報告

7)

Tt は,肥満が動きの粘 り強 さである最大酸素 摂 取 量 に影響を及ぼす とされている 。 寸02max は,披検者の動機や運動技術に関係 な く作業筋に酸素を送 る呼吸循環器系の最大能力を示すものである 。 De mps e y

65 ) , Da vi e s 64 ) l ま,男子の強度肥満者,女子の肥満者は,除脂肪体重あた り の す02max は劣るという報告を している。肥満者は,過剰な脂肪量が負荷 と なり, 日常的身体活動の強度を非肥満者よ り大き くしている。 しか し,肥満者 はi長距離走などの運動成績は脂肪の影響が顕著であると考え られている。

表 3 は,体重を基準 とした肥満,普通,やせにおける運動能力の比較を示 し 表 3 体重からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較

体 重

肥 満 普 通 や せ

反復構とび 反復構とび/体重 反復横とび/LBM 垂直とび

垂直とぴ/体重 垂直とび/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位休前屈 肺 活 量 背 筋 力 背屈力/体重 背筋力/LBM

人 数

3 8 . 0 0 ±4 . 9 0 3 9 . 3 1 ±3 . 2 0 0 . 5 9 9 士0 . 1 0 0 0 . 7

2

9±0 . 0 6 3 0 . 8 0 1 ±0 . 1 3 1 0 . 9 5 3±0 . 1 0 3 3 9 . 9 3

7 . 1 0 4 1 . 8 4

6 . 6 7 0 . 6 3 0 ±0 . 1 3 2 0 . 7 7 6士0 . 1 2 9 0 . 8 4 0

0 . 1 6 0 1 . 0

1

0士0 . 1 5 3 2 9 . 5 9 ±5 . 1 2 2 8 . 1 9±5 . 3 6 0 . 4 6 4 ±0 . 0 8 2 0 . 5 2 2 士0 . 1 0 1 * * 1 . 9 7 1 士0 . 6 4 3 2 . 3 5 7 士0 . 8 0 2 3 3 . 8 1 士5 . 0 0 3 1 . 9 8士6 . 0 9 0 . 5 2 9 士0 . 0 7 6 0 . 5 9 3 ±0 . 1 1 6 * * 2 . 2 5 3

0 . 7 2 0 2 . 6 7 0±0 . 8 3 9 * 5 4 . 4 7 ±7 . 4 7 5 4 . 8 3士8 . 6 3 1 5 . 3 7 士4 . 9 2 1 5 . 8 8±6 . 3 6 2 8 2 5 . 6 5 士7 3 8 . 8 8 2 8 4 8 . 5 9士5 1 1 . 5 5

8 1 . 5 0 ±1 4 . 5 4 7 6 . 1

0土

1 2 . 7 5 1 . 2 7 9 ±0 . 2 3 7 1 . 4 1 0±0 . 2 3 9 * 5 . 4 1 5 土 1 . 6 9 8 6 . 3 3 4士2 . 0 1 6 *

4 6 3 2

3 8 . 8 2 ±5 . 1 8 0 . 8 2 6 ±0 . 1 1 7 1 . 0 6 3 ±0 . 1 6 9 3 9 . 9 0士5 . 8 2 0 . 8 5 0±0 . 1 2 3 1 . 0 9 2

0 .1 6 2 2 6 . 9 6±4 . 8 1 * * 0 . 5 7 4±0 . 0 9 3 * * 2 . 7 5 2±0 . 81 2 * * 3 0 . 6 6士4 . 7 3 * * 0 . 6 5 3士0 . 0 9 1 榊 3 . 1 2 7 ±0 . 8 4 5 * 苧 5 3 . 3 7±6 . 9 2 1 5 . 0 7

5 . 2 2 2 6 3 1 . 1 9士4 4 9 . 3 3

7 2 . 9 9

1 2 . 7 8 * * 1 . 5 5 6±0 . 2 5 8 * * 7 . 4 7 5士2 . 2 0 7 * *

8 4

* p

0 . 0 5

,

* *p

0 . 0 1

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t 一検定の結果を表わす。

(10)

た。抽 出対象者 は全体 ( 190 名 )の 85 %を占めている。単に体重を基準に考え ると肥満者 は 46 名に も達 し,体脂肪率の約 5 倍の対象者 となった。また,やせ の対象者 も体脂肪率基準 より約 2.3 倍 も増加す る傾向がみ られ る。体重だ桝 こ よる肥痩皮の判定の場合,体重か らの判定はかな り無理があ ると思われ る。体 重を基準 と して運動能力を比較 した場合,単位体重,除脂肪体重あた りの測定 項 目に差がでて くることは当然である。 しか し,握力 ・背筋力の筋力関連項目 は.肥満群 とやせの間に有意な差を生 じ,他 の項 目はいずれ も統計的有意差は 認め られ なかった。つま り,刷 旨肪率で は認 められなか った筋力 ・単位体重あ た りの筋力に有意差が生 じる結果 となって しまった。

表 4 胸囲からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較

胸 囲

肥 満 普 通 や せ

反復構とび 反復槙とび/体重 反復桟とぴ/LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とび/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/休重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位休前屈 肺 活 量 背 筋 力 背広力/体重 背筋力/LBM

人 数

3 8.1 9士4. 2 3 3 9. 6 9士2 . 6 3 0 . 6 4 0 ± 0 . 1 0 7 0 . 7 6 8

0 . 0 5 4 * * 0. 86 2 ± 0 . 1 5 0 0. 9 9 3

0. 0 7 8* * 3 9.6 3

6 .0 2 4 2. 2 5

7 . 9 0 0 . 6 6 5 ± 0 . 1 36 0. 81 7 士 0 . 1 5 4

0. 89 4

0.1 7 8 1 . 0 5 6 ± 0 . 1 9 4 * * 2 9. 4 0士5 .1 7 3 0. 0 0士5. 6 7 0. 4 8 4

0 . 0 9 0 0. 5 7 7±0. 0 89 * * 0 . 6 5 2

0 . 1 2 8 0 . 7

48土

0 . 1 31 * 3 4. 0 7±4 . 91 3 5. 0 6士5 . 5 6 0.5

68土

0 . 0 9 7 0 .6 7 6±0. 0 9 0 * * 0 . 7 6 6 ± 0 . 1 3 9 0. 87 6 士 0 . 1 3 7

*

5 3 .91

7 .1 6 5 3. 2 3士1 5 . 2 7 1 5. 4 3

5 . 3 8 1 5.9 9

5 .6 7 2 7 9 7 .

10

士6 9 7 . 0 8 2 8 0 2 . 81士51 1 . 5 8

81 .1 3

1 3. 91 7 6.1 3±1 7 . 7 6 1 .3 51 士0 . 2 5 0 1 .4 6 3±0. 3 0 3 1 . 82 0±0 . 3 4 6 1 . 89 4士0 . 4 2 3

6 3 1 6

3 9 . 2 0±4. 7 2 0 . 80 6

0 .1

1

5

**

1 . 0 31士0 .1 6 5 * * 4 0 . 80±6 . 73 0. 83 7 ± 0 . 1 3 4

**

1 . 0 6 8 士 0 . 1 6 8 * * 2 7. 6 2±5 .0 2 0 .5 6 5±0 .0 96 * * 0 . 7 3 2士0 .1 31

**

31 . 2 5士4 . 95 0 . 6 4 0±0 .0 96

**

0 . 81 9 ± 0 . 1 3 8*

5 3 . 6 3±8 . 8 8 1 5 . 5 8±5 .2 2 2 7 0 7 .7 0

5 2 5. 8 8

7 4. 86

1 2 . 82 1 . 5 3 4士0 . 2 55 * * 1 . 9 6 2士0 .3 5 3 *

1 1 1

*p< 0. 0 5

,

榊 P < 0. 01.

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t ‑検定の結果を表わす。

92

(11)

表 4は,胸囲を基準 と した肥満 ・普通 ・やせ群における運動能力の比較であ る。測定対象人数 は,ほぼ全員が 3 群 に所属 していた。肥満群 と他群の比較は, 体脂肪率を基準 とした場合よ りかな り多 くの統計的な有意差が認め られた。つ

ま り,体重の移動を伴な う項 目である反復桟 とぴ ・垂直 とびは,やせ群が最 も 高値を示 し,次いで普通群,肥満群 は最低値を示 した。単位体重 ・除脂肪体重 あた りの背筋力は,肥満群で有意に他群よ り低値を示 した。

蓑5 上腕部皮脂厚からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較 上 腕 部 皮 脂 厚

肥 満 普 通 や ・せ

反復槙とび 反復構とび/体重 反復横とぴ/LBM 垂直とび

垂直とび/休重 垂直とぴ/LBM 握力 右 握力 右/休重 握力 右/LBM 握力 左 . 握力L左/体重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 清 畠 背 筋 力 背筋力/体重 背筋力/LBM

人 数

3 8 .

88

±5 . 3 0 3 8 . 4 7±4 . 31 0 . 6 3 4

0 .1 5 5 0 . 7 4 4士0 .1 1 2 * * 0 . 9 2 8士0 . 2 3 6 0 . 9 8 0±0.1 5 4 3 8 . 6 5

5 . 4 0 3 9 . 9 7士6 . 6 0 0 . 6 2 9 士 0 . 1 4 7 0 . 7 7 3 ± 0 . 1 4 4 * * 0 . 9 2 2士0 . 2 2 3 1 . 01 7 ± 0 . 1 8 6 31 .

68

士3 . 9 5 2 6 . 6 7士4. 5 0 * * 0 . 51 3士0 .1 1 0 0 . 51 4士0 . 0 87 0 . 7 5 0±0 .1 5 0 0 . 6 7 6±0 .1 1 5 3 6 . 6 5

3 . 9 4 3 0 . 7 6±4 . 81 * * 0. 5 91 士0. 1 0 6 0 . 5 9 4士0 .1 01 0 . 8 6 8 士 0 . 1 6 7 0 . 7 81 ± 0 . 1 3 2 5 5 . 6 8士7 . 2 2 5 3 . 0 8士7 . 3 8 1 4 . 8 2

4 . 9 2 1 4 . 0 8±6 . 0 4 2 7 2 5 . 8 8士8 5 4 . 6 3 2 61 7 . 0 9±5 7 1 .7 2

8 5 . 0 7

1 5 . 61 7 3 . 5 0士1 0 . 5 5 1 . 3 7 6±0 . 3 3 0 1 . 41 8士0 . 2 2 3 2 . 0 1 4士0 . 4 7 9 1 . 8

6

8±0 .3 03

3 8 . 5 0

5 .1 2 0 . 8 0 3±0.1 4 7 * * 0 . 9 81 ±0 .1 8 9 4 1 .1 5士6 .3 2 0 . 85 3 ± 0 . 1 4 0 * * 1 . 0 41±0 .1 7 3 2 7 . 41 ±5.2 0

**

0 . 5 6 6 士 0 . 1 0 7 0 . 6 9 2±0.1 3 4 3 0 . 91±5 .3 4 * * 0 . 6 3 9

0 . 1 0 6 0 . 7 81士0 .1 3 9 5 5 . 0 0±7 .83

1 6 .3 2士5.2 3 2 6 9 8 . 7 0

5 2 7.1 4

7 6 . 0 0

1 3.1 5 * 1 . 5

71

士0 .2 6 8 1 . 9 2 0 ± 0 . 3 4 4

1 7 7 6 4 6

*p< 0. 0 5

, **p

< 0 . 01,

この有意性は.肥満に対する普通及びやせとの t ‑検定の結果を表わす。

(12)

表 5 は.上腕部皮脂厚 を基準 とした 3 群 の運動能力を比較 した。肥満群 と他 群の比較で は,体重移動の運動能力項 目である単位体重あた りの反復構 とび ・ 垂直 とびにおいて,肥満者群 は有意 な低値を示 した。 しか し,単位除脂肪体重 あた りの反復槙 とぴ ・垂直 とびは 3 群間で有意差が認め られなか った。また, 握力 ・背筋力は,肥満群が他群 よ り有意 に高値を示 したが,単位体重 ・除脂肪 体重あた りで有意差がみ られなか った。他の項 目は,肥満群 と他群の運動能力 に有意差が認め られなか った。

表 6 背部皮脂厚からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較 背 部 皮 脂 厚

肥 満 普 通 や せ

反復桟とび 反復構とび/体重 反復桟とび/LBM 垂直とび

垂直とぴ/体重 垂直とび/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 活 量 背 筋 力 背広力/体重 背筋力/LBM

人 数

3 7 . 6 4

4 . 5 8 3 9 . 0 4±3 . 8 7 0 . 5 2 6士0 . 1 7 6 0 . 7

2

7

0 . 1 2 9 * 0 . 8 0 9

0 . 3 0 9 0 . 9

84土

0 . 1 86 3 7 . 6 4±3 . 9 7 4 0 . 3 4

6 . 0 5 0 . 4

8

3

0 . 1 6 6 0 . 7 4 4 ± 0 . 1 5 0 * * 0 . 7 4 4士0 . 2 9 0 1 . 0 0 5士0 .2 0 2 3 0 .

71土

3 . 9 3 2 8 . 3 8士4. 6 8 0 . 41 9±0 . 1 0 3 0 . 5 2 3±0 . 0 9 6 0 . 6 4 4

0 . 1 8 9 0 . 7 0 7 士 0 . 1 3 6 3 6 . 4 3±4 .1 0 3 2 . 0 3±5 . 0 4 * * 0 . 5 4 3

0 . 1 8 5 0 . 5 9 5士0 .1 0 3 0 . 8 3 8

0 . 3 2 3 0 . 8 0 5±0.1 49 5 5 . 3 2

8 . 2 2 5 4 . 0 7士8 . 8 7 1 6 .1 6

7 . 5 4 1 4 . 7 9

5 . 0 5 2 7 0 8 .

6

8

8 6 3 .6 3 2 7 1 0 . 6 9

5 3 8 . 4 2

8 2 . 7 1 ±1 2 . 5 7 7 6 . 5 0士1 3 . 2 0 1 .1 2 8

0 . 3 1 1 1 . 4 3 7±0 .2 5 9 1 . 7 3 5

0 . 5 6 0 1 . 9 4 3士0. 3 6 5

1 4 9 5

3 8. 4 1

5 . 9 3 0 . 7 9 7±0.1 2 9

**

0 . 9 6 5±0.1 5 9 4 2 . 61 ±6 . 5 5

**

0. 8 81 士0.1

1

5

**

1 . 0 6 7 ± 0 . 1 3 5 * * 2 7 . 6 6±5 . 2 0

*

0 . 5 7 3±0 .l o o ♯ 0 . 6 9 4±0 .1 21 3 1 .2 6士5 .1 6

**

0 . 6 4 6±0 . 0 9 6 0 . 7

83

±0 .1 21 5 3 . 3 3±8. 3 9 1 6 . 2 0士5 .1 6 2 7 3 6 . 0 0士5 8 8. 2 0

7 5. 5 5±1 3. 9 0 1 .5 6 3±0 . 2 6 0 * * 1 . 8 9 3±0 .31 5

5 6

*

p

< 0 . 0 5 , **

p

< 0 . 0 1 ,

この有意性は.肥満に対する普通及びやせとの t ‑検定の結果を表わす。

9 4

(13)

表 6 は,肩甲骨皮脂厚 による運動能力の比較を した ものである。垂直とびは, 肥満群がやせ群に比べ有意 に低値であ り,握力左右 は高値を示 した。腹部皮脂 厚 ( 表 7) は,単位体重あた りの垂直 とび,反復桟 とび ・握力 ・背筋力 におい て肥満群がやせ群 よ り有意に低値を示 した。

体格指数 (ロー レル ・カウプ・ ・ベルペ ック ・比体重 ・比胸囲)における肥満・

普通 ・やせの運動能力比較を した。

表 7 腹部皮脂厚からみた脂満.普通,やせにおける運動能力の比較 腹 部 皮 脂 厚

肥 満 ̀ 普 通 や せ

反復横とび 反復横とぴ/体重 反復桟とび/LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とぴ/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 活 量 背 筋 力 背筋力/体重 背筋力/LBM

人 数

3 7 . 5 8

3 . 3 6 0 . 6 4 5士0 . 1 8 3 0 . 9 7 8士0 . 2 91 3 9 . 2 5±4. 3 3 0 . 6 6 8

0 . 1 6 6 1 . 0

11

±0 . 2 5 6 2 8 . 5 0

2 . 4 8 0 . 4 7 8±0 . 0 7 8 0 . 7 2 5±0 .1 3 0 3 4 . 4 5j = 4. 5 0 0. 5 8 0±0. 1 1 3 0 . 8 80±0 .1

88

5 2 . 7 3

7 . 9 0 1 4 . 51 士4 . 9 6 2 4 8 0 . 8±8 6 3 . 6 3

7 8 . 5 0

1 1 1 .1 1 . 3 2 6

0 . 31 1 2 . 01 2

0 . 4 9 1

3 8 . 9 5±4 .1 5 3 8 . 4 9士6. 0 7 0 . 7 2 9±0.1 2 8 0 . 7 79 士 0 . 1 3 5 * 0 . 9 6 8

0 . 1 7 6 0 . 9 3 5±0.1 61 4 0 . 2 8±6 . 0 3 4 3 . 0 0士6. 4 4 0 . 7 5 5 士 0 . 1 5 6 0 . 8

71

± 0 . 1 3 0 * * 1 . 0 01 ±0. 2 0 5 1 . 0 4 5 士 0 . 1 5 5 2 8 . 2 4±5 .0 3 2 8 . 6 5±5 .2 8 0 . 5 2 3±0.1 0 4 0 . 5 7 9 士 0 . 1 0 5 * * 0 . 6 9 8

0 . 1 4 5 0 . 6 9 5±0.1 23 3 2 . 0 8±5.0 5 3 2 .1 5士5.1 8 0 . 5 9 7士0.1 0 9 0 . 6 4 9士0. 0 9 2 0 . 7 9 3

0.1 5 3 0 . 7 7 9士0.1 0 9 * 5 3 . 5 2±9.1 4 5 4 . 0 4±8. 2 5 1 5 . 3 4士5.2 4 1 5 . 7 5士5.0 5 2 7 2 6 . 6±5 8 7 . 0 0 2 8

3

5

.

1 0±49 3 . 7 0

7 7 . 5 0j =1 3 . 9 0 7 7 . 1 1 士1 1 . 6 8 1 . 4 3 9士0.2 8 0 1 . 5 5 8士0. 21 3 * * 1 . 91 2±0. 3 8 7 1 . 87 0±0. 2 51

1 2 8 5 3 7

≠p< 0 . 0 5

,

* *p< 0 . 0 1,

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t 一検定の結果を表わす。

(14)

ロー レル指数を基準 とす る運動能力の比較 は,表 8に表わ した。 ロー レル指 数か らみた肥満群対象者は ,49 名 ( 25 . 8%) とかなり多数であ り,体重移動を 伴 う反復桟 とび ・垂直 とびは単位体重 ・除脂肪体重あた りで有意に肥満群が他 の群 よ り低値を示 した。

握力 ・背筋力は,単位体重 ・除脂肪体重あたりで肥満群が有意に低値を示 し, 筋肉 自体の単位筋力あた りの収縮力が低下 している傾 向を示 した。

表 8 ローレル指数からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較 ロ ー レ ル 指 数

肥 満 普 通 や せ

反復横とび 反復桟とび/体重 反復構とび/LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とぴ/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 活 量 背 筋 力 背威力/体重 背筋力/LBM

人 数

3 7 . 8 2

4 . 4 8 0 0 . 6 2 0

0 . 1 1 3 0 . 8 3 4 ±0 . 1 5 6 3 9 . 2 9

6 . 7 4 0 . 6 4 4 士0 . 1 4 8 0 . 8 6 5 ±0 . 1 9 0 2 9 .

10

±5 . 2 8 0 . 4

72

±0 . 0 8 8 0 . 6 3 6

0 . 1 2 4 3 4 . 1 7

5 . 3 0 0 . 5 5 7

0 . 1 0 2 0 . 7 5 0 士0 . 1 4 4 5 3 . 5 4

7 . 3 2 1 6 . 0 6 ±5 . 1 8 2 7 9 1 . 6

7 1 3 . 4 7

8 0 . 1 2

1 4 . 6 8 1 . 3 0 2 士0 . 2 5 1 1 . 7 5 3 士0 . 3 5 3

3 8 . 3 4±3 . 4 9 3 8 . 9 9 士5 . 0 2 0 . 7 6 7

0 . 0 9 1 * * 0 . 8 0 1 ±0 . 1 2 1

**

1 . 0 0 9

0 . 1 5 4 * * 1 . 0 2 0 士 0 . 1 6 5

4 1 . 9 1 士5 . 0 1 4 0 . 5 1 士6 . 7 8 0 . 8 1 9 ± 0 . 1 2 9 * * 0 . 8 2 9 ±0 . 1 3 2

**

1 . 0 9 4士0 . 1 7 9 榊 1 . 0 5 4 士 0 . 1 6 2 * * 2 7 . 6 7

4 . 6 1 2 7 . 6 9 ±5 . 0 0 0 . 5 3 9±0 . 0 9 8

**

0 . 5 6 5

0 . 0 9 0 * * 0 . 7 0 8 ± 0 . 1 3 9 * 0 . 7

2

0

0 . 1 2 2

**

3 1 . 6 0±5 . 2 1

*

3 1 . 3 9士4 . 7 0

**

0 . 6 1 5±0 . 1 0 8 * 0 . 6 4 2

0 . 0 8 6 * * 0 . 8 0 8 士 0 . 1 5 7 0 . 8 1 8 士 0 . 1 2 5 * * 5 2 . 6 2

7 .

88

5 4 . 7 8士7 . 4 5 1 5 . 1 5 ±5 . 1 8 1 5 . 0 2 士5 . 6 8 2 7 6 0 . 2 ±3 9 6 . 7 8 2 6 9 4 . 2 ±5 8 0 . 5 2

7 6 . 5 6 士1 1 . 3 8 7 5 . 9 1

1 3 . 5 9 1 . 4 9 0 士0 . 2 3 6 * * 1 . 5 5 0

0 . 2 4 7

**

1 . 9 5 4 ±0 . 3 2 3 * 1 . 9 7 6士0 . 3 4 7 * *

4 9 3 2 9 3

*p<0 . 0 5

,

+ *P< 0 . 0 1,

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t 一検定の結果を表わす。

9 6

(15)

表 9は,カウプ指数を基準 とした 3 群間の運動能力の比較を した。単位体重 並 び除脂肪体重あた りの反復構 とび ・垂直 とびは,肥満群 に比 し有意 に普通 ・ やせ群で高い値を示 した。撞力 ・背筋力は,肥満群が他群 よ り有意に高 い値 を 示 したが,単位体重 ・除脂肪体重あた りの握力 ・背筋力は,有意に肥満群が低 値を示 した。

表 9 カウプ指数からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較 カ ウ プ 指 数

肥 満 普 通 や せ

反復横とび 反復構とび/体重 反復構とび/LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とぴ/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右/LBM 握力 左 握力 左/休重 握力 左/LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 癌 皇 背 筋 力 背広力/体重 背広力/LBM

人 数

3 7 .

71

士4 . 4 5 0 3 9 . 6 9

2 . 7 2 0 . 6 0 8

0 .1 0 3 0 . 7 4 7±0 . 0

72**

0 . 81 7±0 .1 4 2 0 . 9

8

4士0 . 1 2 7 * * 3 9 .1 8±6 . 2 7 41 . 7 7±5 . 8 0 0 . 6 3 2 ± 0 . 1 2 7 0 . 7 8 8 ± 0 . 1 3 4 * * 0 . 8

4

7士0 .1 6 4 1 . 0 3 5

0 . 1 7 7

**

2 9 . 3 6

5 . 0 7 2 7 . 2 5±4 . 0 2 0 . 4 7 0士0 . 0 8 7 0 . 5

11

±0 . 0 7 0 * 0 . 6 3 3 士 0 . 1 2 4 0 . 6 7 3

0. 1 0 3 3 4 . 2 3±5 .1 4 3 1 . 8 6±4 . 6 7 0 . 5 5 0±0 . 0 9 7 0 . 5 9 8 士 0 . 0 87 * 0 . 7 3 9±0 .1 41 0 . 7 8 8 士 0 . 1 3 2 5 4 . 6 4士7 . 7 7 5 1 . 7 8±7 . 4 8 1 6 . 0 4士5 . 2 0 1 3 . 4 0士4. 9 6 * 2 7 9 1 . 6±71 3 . 4 6 2 6 8 0 . 2±41 3 . 9 7

8 0 .1 2±1 4 . 6 8 7 7 . 81±9 . 6 0 1 . 2 9 2±0 . 2 5 3 1 . 4 6 0 士 0 . 1 7 5 1 . 7 3 7±0 . 3 5 9 1 . 9 2 4±0 . 2 7 0 *

4 9 2 6

3 8 . 8 8±4. 9 9 0 . 81 0±0.1

1

5

**

1 . 0 3 0士0.1 6 0 * * 4 0 . 58

6 . 7 9 0 . 84 3±0.1 2 9

1 . 0 7 0 士 0 . 1 6 2 * * 2 7 . 7 4j : 5 . l l 0 . 5 7 5士0 . 0 9 4 軸 0 . 7 3 2±0 .1 2 8 * * 3 1 .1 9士4. 7 8 * * 0 . 6

48

±0 .0 8 9 * * 0 . 8 2 4±0 .1 2 8 榊 5 4 . 2 4±7 . 4 6 1 4 . 89±5 . 46 2 6 7 9 . 46士5 6 3.3 2

7 4 . 3 9

1 3.1 8

**

1 . 5 46士0 . 25 8

**

1 . 9 6 5士0 .3 51 * *

9 5

*p< 0 . 0 5

,

* * p< 0 . 0 1,

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t ‑検定の結果を表わす。

(16)

表 1 0 ・1 1 は, それぞれベルペ ック指数 ・比体重を基準 と した 3 群問の運動能 力を比較 した ものである。ベルペ ック指数及び比体重 は,肥満群 と他群 との問 にカウプ指数 とほぼ同様の結果 をあ らわ した。 さらに 3 群間の人数構成 は,カ

ウプ指数 と頬似す るものであった。

表 1 2 は,比胸囲 を基準 とした 3 群 問の運動能力の比較である。それぞれ単位 体重及び除脂肪体重あた りの反復槙 とび ・垂直 とび ・握力 ・背筋力は.肥満群 で他群 よ り有意 に低値を示 した。他 の測定項 目は,差が認め られなか った。

表 1 0 ベルペック指数からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較

ル ペ ッ ク 指 数

満 普 通 や せ

反復横とび 反復構とび/体重 反復桟とび /LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直と ぴ/LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右 /LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左 /LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 . 肺 活 量 背 筋 力 背筋力/体重 背筋力 /LBM

人 数

3 6 . 6 7 ±4 . 4 3 0 . 6 0 8 ±0 . 1 0 1 0 . 8 1 6 ±0 . 1 4 0 3 9 . 1 2

6 . 1 8 0 . 6 3 1 ±0 . 1 2 5 0 . 8 4 5 士0 . 1 5 9 2 9 . 1 3

4 . 9 2 0 . 4 6 7 士0 . 0 8 0 0 . 6 2 7 ±0 . 1 1 2 3 3 . 9 4

4 . 9 8 0 . 5 4 5 ±0 . 0 8 9 0 . 7 3 2 士0 . 1 2 7 5 4 . 0 7 ±7 . 7 6 1 5 . 4 6 ±4 . 9 2 2 7 8 4 . 5 j = 6 9 7 . 2 0

8 0 . 4 9

1 4 . 1 9 1 . 2 9 2

0 . 2 4 1 1 . 7 3 6 士0 . 3 3 8

3 8 . 2 6

4 . 0 8 3 9 . 3 4±4 . 9 0 0 . 7 3 3 ±0 . 0 8 0 * * 0 . 8 1 6 ±0 . 1 1 5 糊 0 . 9 6 7±0 . 1 3 7 * * 1 . 0 4 2 士0 . 1 6 6 * * 4 0 . 8 9士5 . 9 1 4 1 . 1 6 ±6 . 8 1 0 . 7 8 6 ±0 . 1 2 8 榊 0 . 8 5 1

0 . 1 2 7

**

1 . 0 3 3 士0 . 1 7 4

**

1 . 0 8 3 ±0 . 1 5 7

**

2 6 . 3 1 ±5 . 3 3 * 2 7 . 6 5±4 . 8 5 0 . 5 0 3士0 . 0 9 8 0 . 5

71土

0 . 0 9 0 * * 0 . 6 6 3

0 . 1 4 2 0 . 7 2 9 ±0 . 1 2 4 * * 3 1 . 3 1 士5 . 1 7 * 3 1 . 0 1 士4 . 5 8

**

0 . 6 0 0±0 . 1 0 0

*

0 . 6 4 1

0 . 0 8 7

**

0 . 7 9 2

0 . 1 5 2 0 . 8 1 9 士0 . 1 2 8

**

5 1 . 7 0±1 1 . 5 9 5 4 . 4 9

7 . 1 3 1 2 . 6 3±6 . 7 3 * 1 5 . 5 5

5 . 0 5 2 6 3 3 . 5±5 3 0 . 5 0 2 6 7 4 . 6 ±5 4 8 . 9 7

7 5 . 0 0±1 2 . 0 5 7 5 . 1 1 ±1 2 . 9 9 * 1 . 4 3 5±0 . 2 2 4 * 1 . 5 5 4j = 0 . 2 5 2

1 . 8 8 7 士0 . 3 0 0 * 1 . 9 8 2

0 . 3 4 9 * *

5 1 2 7 9 5

*

pく

0 . 0 5

,

* *

pく

0 . 0 1,

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t 一検定の結果を表わす。

9 8

(17)

表 日 比休垂か らみた肥満.普通.やせにおける運動能力の比較

比 体 重

肥 満 普 通 や せ

反復横 とび 反復構 とび/体重 反復構と び/LBM

垂直とび 垂直とび/体重 垂直と ぴ/LBM

握力 右 握力 右/体重 握力 右 /LBM

握力 左 握力 左/体重 握力 左 /LBM

伏 臥上体そらし 立位体前屈 肺 活 量 背 筋 力 背広力/体重 背筋力 /LBM

人 数

3 7 . 5 9 ±4 . 5 5 0 . 5 5 9±0 . 0 9 3 0 . 8 0 1 ±0 . 1 2 5 3 9 . 9 8±5 . 9 4 0 . 6 2 1 ±0 . 1 0 9 0 . 8 2 9

0 . 1 4 0 2 9 . 3 4 ±5 . 2 1 0 . 4 6 5

0 . 0 8 2 0 . 6 2 3 士0 . 1 1 6 3 3 . 7 7 ±4 . 9 1 0 . 5 3 5 士0 . 0 7 6 0 . 7 1 7 ±0 . 1 0 6 5 4 . 0 4 士7 . 5 6 1 5 . 6 6 士4 . 9 0 2 7 8 8 . 3士7 1 8 . 1 3

8 1 . 1

0

士1 5 . 4 1 1 . 2 8 7 ±0 . 2 5 5 1 . 7

2

4 ±0 . 3 5 7

3 9 . 6 8±3 . 6 3 * 3 8 . 9 1 士5 . 0 2 0 . 7 3 2士0 . 0 7 1 * * 0 . 8 2 0士0 . 1 1 5 * *

・ 0 . 9 4 5

0 . 1

1

2

**

1 . 0

48

士0 . 1 6 5 * * 4 3 . 6 1 士7 . 4 9

**

4 0 . 5 5 士6 . 3 3 0 . 8 0 4

0 . 1 4 2 * * 0 . 8 5 3士0 . 1 2 5 * * 1 . 0 3 4士0 . 1 6 5 * * 1 . 0 8 8±0 . 1 6 1 * * 2 7 . 9 5 士3 . 8 6 2 7 . 5 3

5 . 0 8 0 . 5 1 6士0 . 0 7 5 * * 0 . 5 7 7 ±0 . 0 9 4 事 * 0 . 6 6 5±0 . 1 0 2 0 . 7 3 8±0 . 1 2 8 * * 3 1 . 9 6±5 . 7 0 3 1 . 1 5

4 . 8 4 * * 0 . 5 9 1 士0 . 1 1 4 * 0 . 6 5 4 ±0 . 0 8 9 * * 0 . 7 6 2 士0 . 1 5 3 0 . 8 3 6 ±0 . 1 2 9 * * 5 4 . 5 2士8 . 1 3 5 3 . 7 6 ±7 . 1 8・

1 5 . 4 6

5 . 9 5 1 5 . 2 2士5 . l l 2 7 5 1 . 5 ±4 7 5 . 5 8 2 6 6 6 . 2 ±5 5 6 . 7 9

7 8 . 6 5 ±1 0 . 0 7 7 4 . 2 6 士1 3 . 1 3 * * 1 . 4 5 0 士0 . 1 9 2 * * 1 . 5 6 0 士0 . 2 5 7 * * 1 . 8 7 1 ±0 . 2 6 4 * 1 . 9 9 3 士0 . 3 5 0 * *

4 9 3 1 9 4

* p <0 . 0 5

,

**

p

<0 . 0 1,

この有意性は,肥満に対する普通及 びやせ との t ‑検定の結果を表わす。

(18)

表 1 2 比胸囲か らみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較

比 胸 囲

肥 満 普 通 や せ

反復構とび 反復桟とび/体重 反復構とび /LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とび /LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右 /LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左 /LBM 伏臥上体そらし 立位体前屈 肺 店 長 背 筋 力 背筋力/体重 背筋力 /LBM

人 数

3 9 .

10土

5 . 1 9 0 . 6 5 6 士0 . 1 1 7 0 . 8 6 8

0 . 1 5 6 4 1 . 0 4

6 . 9 8 0 . 6 9 8 士0 . 1 6 1 0 . 9 2 2 士0 . 2 0 4 2 7 . 9 2 士4 . 8 9 0 . 4 9 1 ±0 . 0 9 8 0 . 6 5 0 士 0 . 1 2 8 3 1 . 2 7

4 . 8 3 0 . 5 8 5

0 . 1 0 7 0 . 7 7 9

0 . 1 4 3 5 4 . 1 6 士7 . 6 8 1 5 . 2 1 ±5 . 1 5 2 7 0 9 . 3 士5 7 6 . 3 4

7 5 . 6 7

1 3 . 7 6 1 . 3 7 0 ±0 . 2 6 9 1 . 8 1 3 士0 . 3 4 0

3 7 . 9 0±3 . 7 7 3 9 . 2 5 士4 . 7 0 0 . 7 3 6

0 . 1

1

2

**

0 . 7 9 8

0 . 1 2 5 * *

0 . 9 5 9 ± 0 . 1 2 7 * 1 . 0 1 9 士0 . 1 7 5 * * 4 0 . 2 1 ±6 . 1 6 3 9 . 2 5

6 . 6 2 0 . 7 3 4

0 . 1 2 9 0 . 8 3 4 士 0 . 1 3 5

**

0 . 9 5 5 j = 0 . 1 4 8 1 . 0 6 2 士 0 . 1 6 4 榊 2 8 . 6 5 士5 . 2 1 2 7 .

71

士4 . 9 6 0 . 5 1 7

0 . 0 8 9 0 . 5 6 6 ±0 . 0 9 0

*8

0 . 6 7 6

0 . 1 2 0 0 . 7 2 4

0 . 1 2 5 * * 3 4 . 0 3

4 . 9 2

**

3 1 . 3 5

4 . 9 9 * 0 . 5 8 7 ±0 . 1 0 3 0 . 6 3 5 ±0 . 0 9 2 * * 0 . 7 6 7 ± 0 . 1 3 4 0 . 8

11土

0 . 1 3 0 5 2 . 9 1

6 . 9 8 5 4 . 2 6 ±1 3 . 0 5 1 5 . 3 4 士5 . 2 7 1 4 . 1 5 ±6 . 2 5 2 7 9 7 . 1 士6 6 2 . 1 4 2 7 0 3 . 5±5 2 1 . 7 8

7 9 . 8 4 ±1 4 . 0 7 7 5 . 0 7

1 1 . 6 4 1 . 4 1 5 ±0 . 2 3 2 1 . 5 3 6 士0 . 2 5 8

1 . 8 4 9 ±0 . 3 0 0 1 . 9 6 2 ±0 . 3 6 2

*

8 9 6 3 2 4

*

p

<0 . 0 5

,

* *p<0 . 01,

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t 一検定の結果を表わす。

1 0 0

(19)

蓑1 3 除脂肪体重からみた肥満,普通,やせにおける運動能力の比較 除 脂 肪 体 重

肥 満 普 通 や せ

反復横とび 反復構とび/体重 反復構とび /LBM 垂直とび

垂直とび/体重 垂直とび /LBM 握力 右 握力 右/体重 握力 右 /LBM 握力 左 握力 左/体重 握力 左 /LBM 伏臥上体そらし 立 位体前屈 肺 活 量 背 筋 力 背筋力/休垂 背広力 /LBM

人 数

3 8 . 8 5士5 . 1 2 0 . 8 3 6±0 . 1 1 8 1 . 1

1

5

0 . 1 6 4 3 9 . 0 3士5 . 4 9 0 . 8 4 1 ±0 . 1 2 4 1 . 1 1 8士0 . 1 5 7 2 6 . 3 5±4 . 6 4 0 . 5 6 4±0 . 0 8 8 0 . 7 5 4±0 . 1 2 9 3 0 . 4 6±4 . 6 5 0 . 6 5 3士0 . 0 8 5 0 . 8 7 3±0 . 1 3 8 5 4 . 5 4±5 . 9 3 1 5 . 5 0

5 . 0 5 2 6 1 2 . 7±4 6 0 . 8 4

7 1 . 7 3±1 3 . 0 7 1 . 5 4 1 ±0 . 2 6 8 2 . 0 5 6士0 . 3 8 0

3 9 . 3 8士3 . 9 0 3 8 . 5 1 ±4 . 3 1 0 . 7 6 8±0 . 0 8 9 * * 0 . 6 4 6士0 . 1 0 8 * * 0 . 9 7 3±0 . 0 9 7 * * 0 . 8 2 9士0 . 1 2 3 * * 4 1 . 7 5

6 . 2 5 * 4 1 . 4 6士7 . 1 3 * 0 . 8 1 5

0 . 1 3 3 0 . 6 9 8±0 . 1 6 2 * * 1 . 0 3 1 ±0 . 1 5 0 * 0 . 8 9 3±0 . 1 7 7 * * 2 8 . 6 0土4 . 1 2 * 2 9 . 4 3±4 . 8 7 * * 0 . 5 5 8±0 . 0 9 5 0 . 4 9 1

0 . 0 9 1 * * 0 . 7 0 7

0 . 1 0 5 * 0 . 6 3 1 ±0 .1

1 1**

3 2 . 9 3±5 . 3 5 * 3 3 . 4 8±4 . 8 4

**

0 . 6 4 3

0 . 1 1 2 0 . 5 5 8±0 . 0 8 8 * * 0 . 8 1 3±0 . 1 3 0 * 0 . 7 1 8士0 .1 0 8 * * 5 3 . 1 4±8 . 1 6 5

4

.

68

士7 . 7 7 1 5 , 4 7±5 . 8 0 1 5 . 2 0 士5 . 3 8 2 7 2 7 . 6±6 3 5 . 0 0 2 8 6 2 . 2士6 6 1 . 6 0 *

7 8 . 2 3± l l . 7 8 * 8 1 . 6 9

1 3 . 5 4 * * 1 . 5 2 6

0 . 2 4 7 1 . 3 6 4±0 . 2 5 8 * * 1 . 9 3 4士0 . 2 9 6 1 . 7 5 6±0 . 3 2 2 * *

5 9 4 0 6 7

*

pく

0 . 0 5

,

* *p<0 . 0 1,

この有意性は,肥満に対する普通及びやせとの t ‑検定の結果を表わす。

表 1 3 は,除脂肪体重か らみた 3 群 の運動能力の比較 を示 した。除脂肪体重は, 表 1か らもわか るよ うに体脂肪率 と負 の相関関係を示 し,基準値の範囲が肥満 38. 07 k g以下,普通 38. 81‑41 .81

kg

,やせ 42.56 k g以上 となってお り,他の 項 目とは逆の基準 となる。一般に,肥満者 はやせ者よ り除脂肪体重が多いとさ れてきたが,本研究の女性披検者においては統計的に肥満者が除脂肪体重の少 ない結果を得た。表か ら肥満群は,他群 に比較 し全項 目で高値を示 し,他 の表

1 01

(20)

とは逆の結果を得たOつまり,本研究において,除脂肪体重は運動能力を比較 する基準に適さないものと考える。

4 ‑結 論

本研究は,女子短大生における体脂肪率及び肥痩度をあ らわす とされてきた 形態 と体格指数を基準に肥満群 と普通及びやせ群の運動能力を比較 した。その 結果,以下のことがわかった。

1 )‑ 対象人数の分布か ら判断 し,体脂肪率の分布に類似する項 目は最 も基準 に 適することか ら , 3 ヶ所 ( 上腕 ・肩甲骨 ・腹)の皮脂厚が該当すると思われ

る。

2) 体脂肪率か らみた肥満群と普通及びやせ群の問の運動能力は,除脂肪体重 あたりの握力左右及び背筋力において肥満群の有意な低値が認め られた。

3) 体脂肪率か らみた肥満群の運動能力の中で握力 ・背筋力は,筋肉自体の収 縮力の低下が考え られた。

4) 形態及び体格指数か らみた肥満群 と普通及びやせ群の間の運動能力は,そ れぞれの基準項目により差異がば らつき,一定の傾向を把握できなか った。

5 文 献

1)As t r an d,P. 0 . ,andRoda hl ,K ∴Th et e xt boo korwor kphy s i o l o gy, Ne w Yor k,McGr ay‑ H i l l ,476‑ 479,1 970.

2)Bo hnk e ,A.R. ,Os s e r man,E.F.andWe l h am,W.C. :Le anb odymas s , Ar c h.I nt e r .Me d. ,91 ,5 85‑ 601 ,1 953.

3)Ch e r ni a c k,R. M. andGu e n t e r ,C.A. :Th ee f r i c i nc yoft her e s pi r at o r y mus c l e si nob e s i t y,Can.∫ . Bi o c h e m.Phys i o l ,39,1 21 5‑ 1 22 2,1 96 1.

4)Davi s ,C.T.MりGodf r e y,S. ,Li ght ,M. ,Sar g e ant ,A.∫ . andZe i gi r a r d , E. :Car di opul mon ar yr e s pons e st oe x e r c i s ei nob e s egi r l sandyoun gwome n ,

∫.Appl .Phys i o l り38,37 3‑ 376,1 975.

1 0 2

(21)

5)De mps e y , ∫ . A. ,Re dd an,W. ,Bal ke , B.andRank i n ,∫. : Wor kc apac i t y de t e r mi n ant sa ndp hys i o l ogi cc o s torwe i g ht ‑ s u ppor t e dwo r ki nobe s i t y , ∫.

Ap p l .Phys i o 1 . ,21,1 81 5‑ 1 826,1 966.

6) 樫村修生 :短期大学女子学生の体格 ・体力調査 ‑■ p e r s o nalc omput e r 雀 利 用 したデータ処理か ら‑,信州豊南女子短期大学紀要 , 2,7 5‑93, 1 984 . 7)北川薫 :肥満者の脂肪量 と体力,杏林書院 , 1 9 84 .

8) 森憲正 :女性の肥満,か らだの科学 , 1 05, 1 00, 1 982 .

9) 長嶺晋吉 :皮下脂肪厚か らの肥満と体力の評価,第 28 回日本休力医学会, 253, 1 97 4 .

1 0 )Nai ma r k・A・andChe r ni a c k,R・M・ :Compl i an c eoft he r e s pi r at or y s ys t e m andi t sc ompon e n t si nhe a l t handobe s i t y ,J ・Appl .Phys i o1 . ,1 5 , 377‑ 387,1 96 0.

l l ) 鈴木慎次郎,野村茂 :生活と肥満,医歯薬出版 , 1 98 1 .

表 1 肥痩皮判定のための基準値及び体脂肪率と基準項目との相関関係 基準項目 肥 満 * 基 普 準 通 .値 や .せ * * 体脂肪率との相関 (n ‑1 9 0) + * * 体脂肪率 3 2
図 1 各基準項目における肥満,普嵐 やせ群別の対象人数
表 5 は.上腕部皮脂厚 を基準 とした 3 群 の運動能力を比較 した。肥満群 と他 群の比較で は,体重移動の運動能力項 目である単位体重あた りの反復構 とび ・ 垂直 とびにおいて,肥満者群 は有意 な低値を示 した。 しか し,単位除脂肪体重 あた りの反復槙 とぴ ・垂直 とびは 3 群間で有意差が認め られなか った。また, 握力 ・背筋力は,肥満群が他群 よ り有意 に高値を示 したが,単位体重 ・除脂肪 体重あた りで有意差がみ られなか った。他の項 目は,肥満群 と他群の運動能力 に有
表 6 は,肩甲骨皮脂厚 による運動能力の比較を した ものである。垂直とびは, 肥満群がやせ群に比べ有意 に低値であ り,握力左右 は高値を示 した。腹部皮脂 厚 ( 表 7) は,単位体重あた りの垂直 とび,反復桟 とび ・握力 ・背筋力 におい て肥満群がやせ群 よ り有意に低値を示 した。 体格指数 (ロー レル ・カウプ・ ・ベルペ ック ・比体重 ・比胸囲)における肥満・ 普通 ・やせの運動能力比較を した。 表 7 腹部皮脂厚からみた脂満.普通,やせにおける運動能力の比較 腹 部 皮 脂 厚
+4

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