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土地利用の変遷について

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Academic year: 2021

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(1)

L J I I 扇状地にさ♂ける

土地利用の変遷について

吉 田 ミ 品 キ 1

.

  はじめに

明治以蜂我が国において、自給的農業から商品生産的操業へと急速ι発展してきたが、土 地利用の変化も、この変化過程を背紫として展開してきた。

近年における農業的土地利用の変仕の特徴の1ゥとして、桑閣から巣樹露への事長期があげ られ、特tこ戦後において著しくなっているo

そこで、本研究の対象地蟻である乱川繭状地では、どのような士地利用のJ展開がみられた かを明らかにすることを目的とし、変遷過程の特徴やその嬰因を考察してしぺ。方法は、

l3195919 8 0年の土地利用留を作成し、各年代を比較しなが

明らかにし、その他東根市で伶成した報告書、また各統計資料、現地調査段どにより分析し o

2.  地域の概観

本薦状地は、山形県の中部、山形盆地の北蔀に位離し、東摂市と ま?こがっ ているDf震と扇端の長さ約 11 rn、高度薬約150 mで東から践に額斜している。本扇 状地は、乱}II.野}II.自水川・挿坊!誌による合流扇状地であり、また3隠のi明春がみられる 合或麗状地でもある。騒環から扇央にかけては砂諜層が、嬬端には粘土層が多く、さらに最 上川の荷岸tこは自然堤防が発達してし品。気候は内離性であり、東程市におけ

揺は10. 5てで寒暖の差は著しくなっているが、埼震や台風などの自然災害は少なく、ま た冬の積警も東部の多い萌でも1m程度であるため、交通に支簡をきたすことも少なく、農 業の立地には比較的好条件であるo

東椴市の行政地藍は、腐頂部が東から高崎地玄と東錦地区、扇央部は北から東根地底

町地匹、扇端部は ~t会ミら長瀞地区、小部岳地区、

に含まれるo

3.  土地利用の変遷過程とその要因

(1)  3 1 (S~ 6 )までの士.地利用(第1 の中心部、野山と乱川の間の地域辻ほとん

となっており、

きれないままの状態であるが、扇 頂の一部や溺端の地域では、古くから水田として判期されている。そしてその的段、ほとん どが桑腐となっており、また…器普通畑には主としてたばこが栽培されているoこのた,まこ

(2)

1 193 1年の土地利用

I~DEX

μ

中 川

;1 会出

田 園 料 治j

協 脇 村 地 問 仁 コ 日 そ 地

1 : 50000 

2 9年の士地利用

10 

(3)

3 9 8 0年のこと地利用

1.  llJ形 空 港

2. 新涼 月とん;也

3.lU:t*

工業団地 4.  [1J形臨TE

.T~ 栄二i

栽塔は、 17 0年項、漏頂部が試作地として導入してから、一時扇状地の大部分に拡大し ていったが、明治31年の専売昔話震の確立などにより面積が激減し、昭和初期では、東接、

東郷、高崎地区にみられる程度である3 また、桑闘がこのように拡大した際国として、桑l 土地に対する適正、性が強く、本科カ害、く土地も蛇法でないこの地域では桑の栽培は重要な意 義を有し、また企画的ιも養蚕の需要が増加していたことなどがあげられる。

(2)  1 9 5 9 (S 4)までの士地利用(第2図)

この時期において、本扇抑也の土地利需は麟央部を中心に大きく変化した。まず、野JfIと 乱川の聞の地域が一気に果樹議へと転用している。これは 19 6年県営の開拓団が入植し 松林などを開妬して半強制的(!~果樹〈主にりんご)の栽培を打ったためで、あり、本語:伏地の 果樹栽培が発燥していく大きな要閣となっていると思われるつ

また昭和初期のまゆ揺の暴落により、養蚕に代わる臨品作物の栽培がせまら点、乱JII以南 の地域で勢鵠から果樹闇への転用がみられる。この桑薗から果棋蝿への転用は、

谷JlI扇状地で、も同様でFはあるが、桑菌の議少状態を比較すると、本扇状地は{瀬、事実jであり 特徴の 1つといえるようであるゥこれは、特に野別以北に顕著にみられ、またこの地域で、

薬醤から果樹園への転屠がみられない点、は、本扇状地の土芸評1用形態にちがし、を生じていく

(4)

大きな要閣と考えられるg

さらに、最上)11流域の桑関も水田や普通規へと転用されている説、山形空港や自衛稼の駐 とん地が建設されている。

(3)  1 9 0 (S. 5 5)ま で の 土 地 利 用 悌 3鴎)

1年から比べると、桑閣は激減し、そのほとんどf果樹園へと転用した。身ミ揖閣が 増加した地域は、東壊、小田晶、大宮地区、そして扇服部で、果樹も多種にwわたり栽培され るようになっずこ。 りんごは神時、ももは大富や小富島、ぶどうは麗頂部に多くなっており、

おうとうゃなしは平均的に栽培され、また最上JII捷域でもおうとうなどを栽培してし

ι

さちに、農業以外の土地利用も増加し、 2つの工業留地が桑盟や普通熔などの土地に建設 された能、市街地の拡大や、公共施設の建設などにより、 200ha患の農地が減少した。

4.  土地利用の変遷における特徴とその要因 (1)変思晶程の特徴とその要国

まず、本扇状地の桑園の減少状態が、比較的ゆっくりであることがあげられる。この顛悶 としては、麗央部では水田耕作が行われないために養蚕やたばと以外に高品作物となるもの がなかったため、養蚕が不振κなっても襲爵を手放すことができなかったこと、また棄の代 わりに果樹を導入するにしても、結実するまでの長期の資本投下が必要であるため、

家の多い地域では新規の果樹の導入金、潤難であったことなどによるものと恵、われる。

また、このような築閣の減少状態は、果樹器の増加率やその増加した時期が地域によって 異なってしぺ要因と在久この果樹留の増加における地域的な相異も、特設の1っと思われ つまり、最も発壊が著しく時期も早い地域は、開柘哩により開発された神町地区であり、

この影響で、昭和32年以降、神町や天葉市に食品工場が進出したことにより、大宮や小田 で加工用のももなどの栽怒が増加してきた。それに対し、東棟地区は古くから焔作を 主としていたため菜樹の導入も遅く、急激な増加もみられない。

以上のことは、士地利用分布ι大きく膨饗し、野JIIを境として大きく異なってきた。

(2) 土地利用分和の地威的特徴とその要因

野川以北は、普通畑作を主とする地績であるが、一般位農業的土地利用改棒滞的であるの に対し、野JII以南は、果艇の導入・発課と著しく、山形県の果樹栽培の核心埼域にまで至っ てし、る。この両者のちがL、は、東根地ζ5は第2種兼業農家が多いこと、またたばこを古くか ら栽培しており、契約栽培で怠るため所得も安定しているという点から手放しにくいこと、

一般K零細農家が多いため新しく果樹を導入することも困難であったことなどがあげられ、

野)11以高は開館関の影響のもと、果樹栽培を専業的におこない、一戸当たりd.'il長営規

12 

(5)

も大きいこと、などの理由によるものと思われる0

(3)  そのf患の特設

果樹栽培の該心地域が扇央器に形成された点があげられ、同じ慌が揺島金地の松JII議状地 にもみられており、再審とも、移住者による開拓が直接の要閣となり発牒していった。

また、変遷.塑を類型すると、 φ林地・荒地から果樹菌への変翠型(神田]地、苦境聞か (大富地区、乱111以南、最上)11自然堤訪)、議題から普通畑・果構震

、混合への変遷型(東根、小田島、東郷、高崎地区)と大きく 3 き、その倍、

から求問、普通畑か の変遷型がわずかにみら また、水聞から果樹薗への変 遷型はほとんどみられず、水田からの転用や水田への転弔は、本膳伏地においてはごくわず

かであり、本岳地域での変化はほとんどみられなし、

5.  結語(まとめ) (1

本麗状地の士地孝Ij患の変遺は、全体的には藁閣から果関摺への転用カ戦後紅おいて著しく、

果樹園面積は、喜訴025年から比べると11倍以上にも増加した。しかし、この果樹栽培の 核心地医である神町は、桑圏からの転用ではなしまったくの莱地からの転用で島仁県営 の関銘盟の影響が強かったことを訴しており、またこの点から麗央部に核心地域が形成され るに査った。桑醤の減少速度は全体的犯はゆっくりしており、それはたばこ栽培の存荘が影 響していたこと、また一般に零額襲家が多かったことなどによると思われ、このことず顕著 であった地域が野川以北にみられたために、土地利用分布の形態が野JlIを境として大きく 2

となったと思われる。

まずこ、果樹栽溜こついてのみみると、その増加した時期は地域的民異えまっており、その顕 序は、神町地区、大宮・小田農地区、東郷地区、そし ‑高時地区となっているようで あり、さらに果樹の種類にも地域的な特設がみられる。

以上、乱JII扇状地における農数号土地利荊の変遷は、地影やその時代による景気の状態、

また農家の経営状態や外部からの入輸審の影響などにより、大きく変北し、またそれは、地 1 主な農作物の作付面積の変化

(ha) 

s .  

25  S. 30  S. 35  S. 40  S. 45  S. 50  S. 52 

1490  1454  470  1585  671  840  1820 

11 6  372  769  928  977  1295  1348 

工 芸 作 物 ">.<"  502  475  11  547  427  429 

289  362  11  318  308  316 

611  431  378  315  174  126 

(6)

2 経営耕地総面積と 1 りの面接 CS• 5 3) 

総面積(A) 1稿t(t9 A )  73006  98. 0  38155 

[τ 4395 3.  1  91 

60882  85. 0  1804

f 27792  77. 0  058 

59106  104. 4  43136 

小 田 島 56444  103. 4  34358 

44875  85. 3  2195 1 

総 数 ・ 平 均 366100  95. 2  165943 

A )  ( B )  A )  370  24. 6  21 209 

1320 

15  15.  0  22397  39 O.  0  831 4872  1.  4109 

239  23. 5241  4.  5  2631  5904  18 .3  66738 

域的な特徴や分布状態に影響を及ぼすことになった合 この論文を進めるにあたり、多大な dむか します。

考 文 献 )

O東 榎 市 東 壌 市 総 合 調 査 報 告 書

O東 根 市 ( 1978)

(a) 

( B )  ( A )  B )  59. 3  11220  28. 8  5.  9  41367  107. 4  31. 68 71  41.  33. 8  5837  33. 2  77. 6  4448  7.  2  5. 14195  36. 0  47. 0  9536  41.  47. 8  113474  43.  6 

i た ば こ i ( B )  A )  B )  33. 0  16032  47.  2  9.  1 

35. 1  16634  45. 7  28. 0  7000  40. 0  9.  0  13. 3  120  120. 0 

9.  5 

1.  39786 

(市農林諜調べ)

‑御指導を賜った嶺山・水野間教官

O東 根 市 (1979) 東根市襲業振興地域整備許画醤基礎資料

O革審原健蔵(1967) 山形盆地の地形発達

O葛 回 大 和 (1968) 立谷)1[ 東 北 地 理21 ‑ 1 

14 

(7)

O長会:t)11典夫 (1958) ::揺島盆地松}I!議状地の和梨栽培地域一扇状地土地帯j舟の一つの 問題…東北地理10 

参照

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