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生命の起原および進化学会第

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Academic year: 2021

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生命の起原および進化学会第

31

回学術講演会に参加して

神戸大学大学院総合人間科学研究科 松井貴弘

[email protected]

まず、今回第

31

回学術講演会で発表する機会を与えてくださったことに感謝いたします。

私は3月に大学院の博士前期課程を修了し就職をすることが決まっていたので、今回が 最後の学会参加でした。ふりかえると、学部4年生のときに初めて参加した学会が奈良女 子大学で行なわれた「生命の起原および進化学会第

29

回学術講演会」だったので、最後の 研究発表もこの学会で行ないたいと思い参加させていただきました。

この学術講演会は自分の研究テーマに一番適当な場だと思いましたし、また発表者は全 て口頭発表をさせていただけるので、緊張感を持って参加して貴重な経験を得ました。ま た昨年は、北京で

ISSOL ’05

そして新潟で

ISOLAB’05

が開かれ、国際的に生命の起原研究 が盛り上がっている時期にこの研究に携わることができて、これらの講演会にも参加させ ていただきいい経験になりました。

今回は「77Kでの真空紫外線照射によるグリシン2量体からオリゴペプチドへの化学進化」

という研究テーマで発表をさせていただきました。内容は、宇宙で真空紫外線をエネルギ ー源として、アミノ酸の単量体からオリゴペプチドへと化学進化する過程について、今ま での実験よりもさらに現実の系に近づけて実験を行ったというものでした。ペプチドの化 学進化の過程では主に熱水環境下での化学進化が語られることが多いのに対して、私は宇 宙でのペプチドの化学進化をターゲットにし、また室温と低温環境下での反応過程の違い ということに重点を置いた研究成果を報告しました。そのため、聴いてくださった方々の 反応が気になりましたが、様々な質問をしていただいて私としては有意義な議論ができた と思います。

講演会の感想ですが、我々神戸大のグループと同じように紫外線照射による化学進化や、

重粒子線照射によるアミノ酸前駆体の生成について報告をされていた横浜国立大学のグル ープや、アラニンのオリゴペプチド生成の反応挙動と伸長経路について報告された大阪府 立大学の川村先生の講演は、自分の研究テーマに近いこともあり非常に興味をもって話を うかがうことができました。そして、化学進化の研究というテーマは非常に奥深いもので あることを改めて実感しました。また、後半では主に酵素機能の進化などの分子進化をテ ーマにされた研究が数多く報告されていましたが、こちらの方も様々なアプローチがなさ れており、興味深く聴くことができました。

学術講演会の期間中は会場の内外でさまざまな方と交流をすることができ、多くの刺激 を受けました。こういった雰囲気がこの学会の良さであると思います。私自身は今回の学 術講演会をもって生命の起原研究からは少し離れますが、今後も多くの研究報告がなされ、

ますますこの学会が活気付いてくれることを期待しております。

Viva Origino 34 (2006) 123 - 123

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参照

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