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デブリ模擬体分析装置の設置作業

仕様書

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Ⅰ.一般仕様 ... 1 1.件名 ... 1 2.概要 ... 1 3.本仕様の範囲... 1 4.提出図書 ... 1 5.作業予定期間及び納期 ... 3 6.納入場所及び検収条件 ... 3 Ⅱ.技術仕様 ... 4 1.作業の基本方針 ... 4 2.作業の一般事項 ... 4 3.設置作業の対象 ... 4 4.提出書類の作成 ... 6 5.作業内容 ... 6 6.試験・検査 ... 7 7.業務に必要な資格等 ... 8 8.支給品及び貸与品 ... 8 9.その他 ... 9 10.適用法規・規定等 ... 14

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1 Ⅰ.一般仕様 1.件名 デブリ模擬体分析装置の設置作業 2.概要 日本原子力研究開発機構(以下「機構」という。)の NUCEF の STACY 施設では、福島第 一原子力発電所で生じた破損・溶融した燃料(以下「燃料デブリ」という。)の取出し、輸送及 び貯蔵時における臨界安全評価に係わる燃料デブリの反応度効果に関する基礎データを取得 するため、STACY 更新炉を用いた燃料デブリを模擬した試料(以下「デブリ模擬体」という。) の反応度効果、未臨界度等の測定試験を行う。この試験で用いる焼結ペレット状のデブリ模擬 体を分析するため、NUCEF 実験棟 B の分析室(Ⅰ)にデブリ模擬体分析設備を整備する。 本件は当該設備整備の一部として、平成29 年度までに製作した 3 種類の分析装置を分析室 (Ⅰ)の3 基のグローブボックス内にそれぞれ設置するものである。また、分析装置の設置に 関し、機構が行うデブリ模擬体分析設備に係る許認可取得及び施設検査受検のため、製図、調 整等の一部を実施する。 3.本仕様の範囲 本仕様書で定める仕様の範囲は次のとおりである。 (1)本作業に関する要領書等の作成・提出 (2)本作業に係る役務 (3)試験・検査 (4)現場整理 4.提出図書 提出図書一覧を表4-1 に示す。完成図書に含む書類については、印刷物以外に CD-R 等に て電子データを提出すること。電子データは原則として、PDF 形式及び当該 PDF を作成す るために必要な文書ファイル形式の2 種類を提出する。文書ファイルは原則的に Microsoft Word、Excel とし、図面については AutoCAD 互換の形式とする。

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2 表4-1 提出図書一覧 № 図 書 名 部数 提出時期 確認 備考 1 品質保証計画書 1 契約後速やかに 要 2 全体工程表 1 契約後速やかに 要 3 実施体制表 1 作業開始1 週間前までに 4 総括責任者・総括責任者代理届 1 契約後速やかに 機構様式 5 下請け業者リスト 1 契約後速やかに 機構様式 6 作業実施要領書 1 作業開始1 週間前までに 要 現地作業の作業要領、安全管 理、作業におけるホールド ポイントの記載を含む 7 作業実施報告書 1 作業終了後すみやかに 写真含む 8 検査要領書 1 立会検査の14 日前 要 検査項目、検査方法、及び判定基準等を記載したもの 9 検査成績書 1 立会検査後速やかに 必要に応じ写真を添付する 10 作業日報 1 当日分を翌日までに 要 11 放射線管理日報 1 作業実施後速やかに 12 安全衛生チェックリスト 1 作業開始2 週間前までに 作業上の注意点及び対策 原子力機構の指定様式 13 工事・作業安全チェックシート 1 作業開始前までに 機構様式 14 作業安全確認チェックシート 1 当日分を翌日までに 機構様式 15 KY・TBM 記録(写し) 1 当日分を翌日までに トを含む、機構様式 ホールドポイント確認シー 16 リスクアセスメントシート 1 作業開始1 週間前までに 機構様式 17 作業員名簿 1 現地作業開始 2 週間前 作業者の力量 を確認するための必要な資格等を記載。 18 工事・作業管理体制 1 現地作業開始 2 週間前 機構様式 19 指定登録依頼書 1 作業開始1 週間前までに 機構様式 20 完成図書 3 作業終了時 21 打合せ議事録 1 打合せの都度 要 22 その他の書類 その都度 原子力機構た場合に必要部数提出 から要求があっ *その他、書類が必要となった場合には、機構担当者と別途協議すること。

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3 5.作業予定期間及び納期 (1) 作業予定期間 契約締結日~平成31年3月27日 (土曜日、日曜日、祝日、その他機構が指定する日を除く) 詳細日程については、別途打合せにより決定する。 本契約範囲の作業着手には、原子炉等規制法に基づき核燃料物質使用変更許可を必要とす る。当該許可取得時期により、上記の検収条件を満たすことが困難となった場合は、別途協 議の上、本契約を変更して対応する。 (2) 納期 平成31年3月29日 6.納入場所及び検収条件 6.1 納入場所 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 原子力科学研究所 燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF) 6.2 検収条件 設置作業が完了し、提出図書のすべてが提出され、機構が本仕様書に定める業務が実施さ れたと認めたときをもって検収完了とする。

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4 Ⅱ.技術仕様 1.作業の基本方針 本件作業は、詳細設計「デブリ模擬体分析設備の設計・製作 -分析装置の設計及び製作 -」(平成27 年度実施)の報告書等を参考に、設置に係る作業手順等の検討を行ったうえで 実施する。実施に当たっては、既存の技術及び国内外の原子力施設の据付等で得た知見・技 術等についても活用するものとする。 2.作業の一般事項 本施設内での作業は管理区域内作業となるため、作業にあたっては、適用法規、規定等(Ⅱ. 10.参照)を遵守すること。 設置作業を実施する上での基本的考え方は次のとおりとする。 (1)設置作業に伴い発生する廃棄物の処理に当たっては、分類、収納方法等を十分検討し、発 生量の低減化を図る。 (2)設置作業に当たっては、放射性物質による汚染拡大防止のため、ビニールシートによる 養生、手付きビニールバッグの使用等を状況に応じて適切に行う。 3.設置作業の対象 本件における設置作業の対象を以下に、設置場所を図3-1に示す。 (1) ウラン/酸素比測定装置 酸化重量法に基づき、デブリ模擬体試料のウラン/酸素比測定等を行う。本装置は、制御部 を分割改造し、グローブボックス外からの制御を可能にしている。グローブボックス内には、 制御部を分割した本体部(試料測定部)を設置する。また、グローブボックス内では、装置 転倒防止のため、台座を装置に設置する。本装置は、グローブボックスD-22 に設置する。 装置 島津製作所㈱製 TGA-51H グローブボックス内設 置部の外形寸法 約W173×D600×H540mm 重 量 約24kg(GB 内設置部:約 14kg) (2) 水分測定装置 カールフィッシャー電量滴定方式による水分分析を行う。制御部、滴定部及び水分気化装置 で構成される。滴定部及び水分気化装置をグローブボックスD-21 内に設置する。 装置 平沼産業㈱製 微量水分測定装置 AQ-2200A 水分気化装置 EV-2000 グローブボックス内設置部の 約220W×430D×200H(mm)

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5 外形寸法(水分気化装置) 重 量(水分気化装置) 約8.0kg (3) ペレット密度測定装置 本装置は、レーザー式測長器と電子天秤の組み合わせによりペレット密度を測定するもの である。制御部、体積測定部、重量測定部により構成され、体積測定部及び重量測定部をグ ローブボックスD-23内に設置する。 装置 キーエンス㈱レーザー式測長器TM-04 メトラー・トレド㈱製電子天秤WXS205 他 体積測定部(グローブボックス 内設置部) 寸法:約160W×320D×230H(mm) 重量:約6kg 重量測定部(グローブボックス 内設置部) 寸法:約140W×210D×200H(mm) 重量:約5kg 制御部 寸法:約320W×330D×200H(mm) 図3-1 設置場所 ペレット密度測定装置設置場所(D-23) 水分測定装置場所(D-21) ウラン/酸素比測定装置設置場所(D-22)

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6 4.提出書類の作成 4.1 作業実施要領書 受注者は、本仕様書に基づき以下に示す内容について、詳細な作業方法、作業に係る安全 対策等を記載した作業実施要領書を作成し、作業実施前に機構の確認を得る。なお、作業安 全等の観点から当該作業実施要領書の作業内容を変更する場合は、事前に機構に確認を得る こと。 (1)適用範囲 (2)目的及び概要 (3)作業場所 (4)作業期間 (5)作業要領(作業方法、ホールドポイント等) (6)安全管理(安全対策、保護具等) (7)放射線管理 (8)作業実施体制 (9)緊急時連絡体制 (10)作業に使用する機器等の仕様、台数、配置 4.2 試験・検査要領書 受注者は、「Ⅱ.6.試験・検査」について、詳細な手順、時期、方法等を記載した要領 書を作成し、機構の確認を得る。受注者は、本要領に従って試験・検査を行うこと。 4.3 完成図書 受注者は、作業の終了に伴う図書として、以下に示す内容を取りまとめて報告書にし、 作業終了時に機構に3部提出する。そのうち1部は押印や手書きされたページが原紙のもの とする。残りの2部は、1部目の複写物とし、その旨を表紙に明記する。電子データはCD-R 等にて1部提出する。 (1)作業実施要領書に則って作成した報告記録 (2)試験・検査報告書 (3)その他(機構から要求があった書類) 5.作業内容 主な作業内容については、概ね以下のとおりとする。本作業は、作業実施要領書に基づ いて実施すること。 (1) 準備作業 1)資機材等の搬入及び仮置き場の設置 2)作業エリアの養生 3)警報盤の遮断措置 (2)装置設置作業

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7 1)①ウラン/酸素比測定装置、②水分測定装置、③ペレット密度測定装置について、グロ ーブボックス内設置部をバッグインにより搬入する。 2)各装置を搬入したグローブボックスの予備貫通孔(現状はフランジにより閉止)を、 各装置用に製作した給電フランジに交換する。 3)1)で搬入した各装置をグローブボックス内に設置する。各装置をグローブボックス外 から制御できるよう、2)で交換した給電フランジを介してグローブボックス内設置装置 と各装置制御部を接続する。 (3) 後片付け 1)資機材等の搬出 2)作業エリアの養生撤去 3)警報盤の復帰措置 (4)試験・検査 (5)作業完了確認 上記(4)の詳細については、「Ⅱ.6.試験・検査」で述べる。 6.試験・検査 (1)一般事項 ・試験・検査実施前に試験・検査要領書を提出し、機構の確認を得ること。 ・試験・検査は、必要な知識、経験、資格を有する者が行うこと。 ・試験・検査に使用する計器等は、校正証明書付のものを使用し、国際標準又は国家標 準までのトレーサビリティーを付けて機構に提出すること。 (2)試験・検査 本作業における試験・検査項目を検査対象設備及び検査項目を表6-1 に示す。なお、 各試験・検査項目の詳細は、試験・検査要領書にて確認するものとするが、項目の追 加、変更が生じた場合は別途協議の上決定する。 (3)試験・検査内容 ① 外観検査(据付外観検査) ・外観・塗装面等を目視により確認し、有害な変形、傷、塗装の剥離等がないことを 確認する。 ・配線等については、ねじれ等がなく適切に結束されていることを確認する。 ・銘板の記載内容、主要部品の員数等が設計図書と相違ないことを確認する。 ② 機能試験 ・各装置の電源を投入し、各装置が正常に動作することを確認する。 表6-1 検査対象設備及び検査項目 対象装置 検査項目 備考 外観検査 機能試験

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8 ウラン/酸素比測定装置 ◎ ◎ 水分測定装置 ◎ ◎ ペレット密度測定装置 ◎ ◎ ◎:機構立会により確認する項目 ―:該当しない項目 7.業務に必要な資格等 放射線管理区域内での作業に従事する者は、放射線業務従事者登録者であり、関連の教育 訓練、健康診断を所定の期間内に予め受けていること。 8.支給品及び貸与品 8.1 支給品 (1)放射線防護用消耗資器材 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 ゴム手袋(8.0/8.5) 布手袋 タイベックスーツ 靴カバー 紙ウエス 酢酸ビニールシート 紙テープ 布テープ等 (2)放射線測定用消耗品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 スミヤ測定用消耗品 電池等の測定器用消耗品 (3)廃棄物用収納容器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 200L黄色ドラム缶 カートンボックス 廃棄物梱包用ポリ袋 (4)作業用の電力(但し、既設盤容量の範囲内)及び水 ・・・・・・・・・・・・1式 (5)その他、協議により機構が必要と認めたもの 8.2 貸与品 (1)放射線防護装備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 黄色実験衣又は特殊作業衣(布製つなぎ服)

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9 RI作業靴 靴下 布帽子 全面マスク及び半面マスク (2)放射線測定機器 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 α・β(γ)表面汚染検査用測定器 ポケット線量計等 (3)建家に付属するクレーン設備 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 (4)通話装置 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1式 (5)本件に関する詳細設計資料、本設備の各種資料等 ・・・・・・・・・・・・・1式 (6)その他、協議により機構が必要と認めたもの 9.その他 9.1 一般責任事項 ・受注者は、労働基準法、労働安全衛生法を遵守するため、作業方法、設備、管理方法等 を十分検討して作業計画を立てること。 ・受注者は、作業者の安全確保を維持するために安全関係法令及び機構規定等並びに安全 確保のために行う機構の指示に従うものとする。 ・受注者は、労働災害防止等に関する法律に規定する元方事業主となるため、率先して労 働災害の防止に努めることとする。 ・受注者は、機構が指定する教育の受講又は教育訓練に参加するものとする。 (1)安全管理 ① 一般事項 ・作業計画に際し綿密かつ無理のない工程を組み、必要な資機材の調達、労働安全対策等 の準備を行い、作業の安全確保を最優先としつつ、確実な進捗を図るものとする。ま た、作業遂行上既設物の保護及び第三者への損害防止にも留意し、必要な措置を講ずる とともに、火災その他の事故防止に努めるものとする。 ・作業現場の安全衛生管理は、法令に従い受注者の責任において自主的に行うこと。 ・受注者は、作業着手に先立ち機構と安全について十分に打合せを行うこと。 ・受注者は、作業現場の見やすい位置に、作業責任者名及び連絡先等を表示すること。 ・作業中は、常に整理整頓を心掛ける等、安全及び衛生面に十分留意すること。 ・受注者は、本作業に使用する機器、装置の中で地震等により安全を損なうおそれのある ものについては、転倒防止策等を施すこと。 ・受注者は、公的資格が必要な作業に対しては、公的資格を有している者を作業に従事さ せること。 ・本作業に伴う一般安全上の責任は、全て受注者が負うものとする。 ② 責任者の選任 ・受注者は、本作業に係る総括責任者、総括責任者代理、現場責任者(代理を選任した場合 はこれを含む。)、安全管理担当者、放射線管理者、必要に応じて現場分任責任者を選任す

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10 ること。なお、総括責任者又は総括責任者代理は、現場責任者を兼務することができるも のとする。現場責任者は、作業の管理及び労働災害防止に専念させるため、原則として作 業者を兼務しないこと。放射線管理者は、放射線管理に専念させるため、原則として他の 責任者及び作業者を兼務しないこと。 ・受注者は、本作業の実施に係る管理体制を示した「実施体制表」を作成し、機構に提出す ること。また、受注者の安全管理体制に機構側の安全管理体制を含めて「工事・作業管理 体制表(機構様式)」を作成し、機構に提出すること。 ・受注者は、作業期間中は必ず現場責任者を常駐させること。 ・受注者は、作業者の氏名、年齢、所属会社名に加えて、力量を確認するために必要な経 験年数や資格等を記載した「作業員名簿」を作成し、機構に提出する。 ③ 安全衛生設備及び装備 ・設備、標識、保護具等の安全設備の質、数量、配置は、法で定める規則・基準等を十分 満足すること。 ・作業開始前に必ず安全設備及び道具、工具類の点検を十分に行うこと。 ④ 安全衛生管理 ・現場責任者は、作業現場の事前調査や周辺の状況調査を行い、作業手順・関係法規・規 定基準類などを念入りに検討・確認し、使用機材、不測の事態が発生した場合の処置な どを具体的に決定してから、作業に着手すること。 ・現場責任者は、本作業期間中は機構担当者と綿密な連絡を行うとともに、作業者に対 し、作業内容、作業手順及び役割分担を十分に確認、把握させること。 ・現場責任者は、機構担当者が安全確保のために行う指示に従うこと。 ・現場責任者は、心身ともに健康で身体に外傷がない者を作業に就かせること。 (2)放射線管理 ① 一般事項 ・受注者は、「原子炉等規制法」、「放射性同位元素等による放射線障害防止に関する法 律」、「電離放射線障害防止規則」等を確実に遵守すること。 ・受注者は、施設内管理区域における作業に従事する場合、機構の「原子力科学研究所原 子炉施設保安規定」、「原子力科学研究所放射線障害予防規程」「原子力科学研究所放射線 安全取扱手引」等の各種規定、基準、マニュアル類を遵守すること。 ・受注者は、上記に示す法及び機構の規定、基準、マニュアル類を確実に遵守するため、 作業方法、設備、装備、管理方法等をよく検討し、十分安全な放射線作業計画を立てる こと。 ・受注者は、本作業期間中、心身ともに健康で身体に外傷のない作業員を従事させるこ と。 ・本作業を開始する前に、受注者側作業員は、機構が行う施設固有の保安教育を受けるこ と。ただし、放射線に関する知識は、受注者側で教育すること。 ・放射線管理及び異常時の対策は、機構の指示に従うこと。 ② 放射線管理者

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11 ・放射線管理者は、「原子力科学研究所放射線安全取扱手引」に基づき作業環境の放射線管 理を行うこと。 ・放射線管理者は、作業に係る放射線状況を常に把握し、作業者への被ばく低減化と汚染 発生及び汚染拡大の防止に努めること。 ・放射線管理者は、機構と協議の上、放射線管理を行うための作業区域を明確にするとと もに、当該区域には「受注者名」、「現場責任者名」、「作業期間」、及び「放射線状況」等 を表示すること。 ③ 重複指定の禁止 ・本作業に従事する作業者は、本作業における放射線業務従事者指名期間中に、機構内の 他施設あるいは他原子力施設において放射線業務従事者の指定を受けることを禁止とす る。 ④ 汚染防止 ・受注者は本作業を行うにあたって、作業エリア間での物品や工具の移動及び部屋の入退 域に際しては汚染検査を十分に行い、汚染のないことを確認すること。 ⑤ 物品の移動及び管理 ・受注者は、管理区域内に必要以上の物品を持ち込まないこと。一時的に持ち込む器材 は、機構担当者の許可を得ること。 ・受注者が管理区域内にて物品等をエリア間移動する場合は、当該物品等に汚染がないこ とを機構担当者が確認後、移動すること。 ・受注者は、管理区域より物品等を搬出する場合は、機構担当者に申し出たのち、事前に 放射線管理担当者による汚染検査、搬出許可を受け、当該物品の汚染がないことを確認 した後、搬出すること。 ・受注者は、管理区域内における資材、物品の整理、整頓に努めること。 (3)作業管理 受注者は、現場における安全管理活動を積極的かつ強力に推進し、不安全行為の撲滅に 努めること。 ① 現場責任者の作業指揮 ・現場責任者は、施設、設備、工程、作業方法、作業時間などについて、一般・放射線災 害要因の発見・防止に努め、職場の規律・作業規律の維持及び動機づけに努め、安全衛 生を組みこんだ指揮・監督を行うこと。 ② 作業内容の把握 ・現場責任者は、KY・TBM 等により、作業内容や打合せ内容などを作業者に周知し、確 実に履行させること。 ③ 作業前の安全確認 ・現場責任者は、当日の作業内容及び危険ポイントを的確に把握し、作業開始前に作業者 に周知する(特に作業手順の遵守を確実に指示する)こと。 ・現場責任者は、作業開始前に、KY、TBM 及びスローガン唱和などを実施することによ り、当日の作業内容の危険ポイントを一層周知すること。なお、KY・TBM 記録は、作

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12 業現場の機構の指定する場所に掲示すること。さらにKY・TBM 記録を機構に提出する こと。 ④ 作業中における安全確認 ・現場責任者は、作業中における不安全行為などに十分注意することにより、作業者に不 安全行為をさせないこと。 ⑤ 作業後の安全確認 ・現場責任者は、当日の作業の進捗状況を確認し、作業完了後機構担当者に報告するこ と。 ・作業終了後、作業計画書に基づく作業の実施状況、作業要領の不履行、不安全行為、そ の他安全に関する内容を話し合い、翌日の作業に活かすこと。また、ミーティングで出 された安全の目標を作業日報等に反映させ、翌日の作業に活かすこと。 ⑥ 5S の実施 ・現場責任者は、作業者に対し5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を周知、徹底させるこ と。 ⑦ 作業区域 ・作業を実施するにあたり、作業区域、資機材置き場等のエリアを明確にすること。 (4)設備の維持管理 ・分析室(Ⅰ)は、本作業期間中においてもグローブボックス給排気系統の維持管理が 必要である。このため、本作業に際して、設備の維持管理に支障の無いように留意し て行う。なお、これらの系統機器の維持管理は機構が行うものとする。 (5)異常時の措置 ・受注者は作業の実施にあたり、あらかじめ、機構が指示した事項といえども安全確保が 困難と判断した場合は、速やかに作業を中断し、作業者の安全確保に努めるとともに、 機構担当者に連絡すること。 ・受注者は、作業区域において作業者が被災した場合、直ちに応急処置を行うとともに、 通報連絡体制に従い通報すること。 ・受注者は、作業区域において施設等の異常を発見した場合は、直ちに機構担当者に通報 するとともに、可能な限り応急処置を行うこと。 9.2 保証 「Ⅱ.技術仕様」に示す要求を満足すること。また、本作業中に故意または過失により 建物、器物等を破損した場合は無償にてこれを修理すること。 9.3 かし担保責任 検収後1年以内に、受注者の責に帰すべきかしが発見された場合、無償にて速やかに改 修、補修もしくは交換を行うものとする。 9.4 品質保証

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13 1)本件に係る解体撤去及び系統遮断の全ての工程において、十分な品質管理を行うこと。 また、それを保証するため品質保証計画書を提出し、機構の確認を得ること。 2)本契約において、機構は受注者に対し、品質監査を実施する権利を有する。 以下に監査の種類を示す。 ・通常監査:契約に基づく提出図書に従った、工程管理、品質管理が行われていることを 確認する。 ・特別監査:品質システムの大幅な変更及び重大な不適合が発生した場合に行う。 9.5 その他の注意事項 (1)受注者は、機構が原子力の研究・開発を行う機関であるため、高い技術力及び高い信 頼性を社会的に求められていることを認識し、機構の規定等を遵守し、安全性に配慮し 業務を遂行しうる能力を有する者を従事させること。 (2)受注者は、機構と密接な連絡を保ち、作業の実施に当たるとともに、機構からの照会 事項に対しては速やかに、かつ的確に対応すること。 (3)クレーンの運転等、有資格者の操縦等が義務づけられている場合は、必ず有資格者が それに当たること。 (4)本作業は管理区域内作業のため、受注者は放射線管理手帳を有する作業員を作業に当 たらせること。また、放射線管理の専任要員として放射線管理者(Ⅱ.9.1(2)②参 照)を配置すること。 (5)作業に使用するため管理区域に持ち込む物品は、必要最小限に抑えるとともに、可能 な限り汚染防止の養生を行う。なお、持ち込む物品については、事前に汚染のないこと を確認すること。 (6)受注者は、業務を実施することにより取得した当該業務及び作業に関する各データ、 技術情報、成果その他のすべての資料及び情報を機構の施設外に持ち出して発表もしく は公開し、または特定の第三者に対価をうけ、もしくは無償で提供することはできな い。ただし、あらかじめ書面により機構の確認を受けた場合はこの限りではない。 (7)本件は、原子力規制庁から機構が委託を受けて実施するものであり、実施体制を変更 する場合、機構は原子力規制庁の承認を得る必要がある。従って、受注者は、合併又は 分割等により本契約に係る権利義務を他社へ継承しようとする場合には、事前に機構 (契約請求元)へ照会し、了解を得るものとする。 (8)本仕様書に記載されている事項及び本仕様書に記載のない事項について疑義が生じた 場合は、機構と協議のうえ、その決定に従うものとする。 (9)受注者は、本業務の実施にあたり、知り得た情報を厳重に管理し、本業務遂行以外の目 的で、受注者及び下請会社等の作業員を除く第三者への開示、提供を行ってはならない。 (10)グリーン購入法の推進 1)本契約において、グリーン購入法(国等による環境物品等の調達の推進等に関する法 律)に適用する環境物品(事務用品、OA機器等)が発生する場合は、これを採用する ものとする。

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14 2)本仕様に定める提出図書(納入印刷物)については、グリーン購入法の基本方針に定め る「紙類」の基準を満たしたものであること。 10.適用法規・規定等 受注者は業務の実施にあたっては、以下の法令、規格及び関連する各種技術基準に準拠す るものとし、機構が安全確保の為の指示を行ったときは、その指示に従うものとする。 10.1 関係法令等 (1)核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律 (2)放射性同位元素等による放射線障害防止に関する法律 (3)労働安全衛生法 (4)電離放射線障害防止規則 (5)電気事業法 (6)高圧ガス保安法 (7)消防法 (8)日本工業規格 (9)電気規格調査会規格 (10)日本電気工業会標準規格 (11)その他関連する法規、規格及び基準等 10.2 機構内規定等 以下の機構内規定等で必要な文書については、発注者に請求すること。 ○保安規定・予防規程 (1)原子力科学研究所原子炉施設保安規定 (2)原子力科学研究所核燃料物質使用施設等保安規定 (3)原子力科学研究所放射線障害予防規程 ○作業及び作業場の管理 (4)原子力科学研究所安全衛生管理規則 (5)高所作業要領 (6)玉掛け作業の管理要領 (7)クレーン等の運転管理要領 (8)アーク溶接・溶断作業の安全点検要領 (9)騒音レベルの高い作業場の管理要領 (10)工事・作業の安全管理基準 (11)リスクアセスメント実施要領 (12)危険予知(KY)活動及びツールボックスミーティング(TBM)実施要領 ○装置・機器・薬剤等の管理 (13)原子力科学研究所発火性物質取扱規則 (14)コードリール及び電動機械器具の取扱要領

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15 (15)原子力科学研究所有機溶剤の管理要領 (16)原子力科学研究所危険物災害予防規程 ○放射線安全 (17)原子力科学研究所放射線安全取扱手引 ○電気工作物 (18)原子力科学研究所電気工作物保安規程 (19)原子力科学研究所電気工作物保安規則 ○事故・災害対応 (20)原子力科学研究所事故対策規則 (21)原子力科学研究所地震対応要領 ○構内全般 (22)原子力科学研究所構内車両通行規則 (23)原子力科学研究所警備規則 (24)原子力科学研究所消防計画 ○その他 (25)部・課が制定した要領等

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