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シンポジウム 論 考 投稿原稿 会務報告 大会報告 本大会は例年の大会と同様に 2 日間に亘って,2018 年 9 月 29 日(土),30 日(日)の両日で行われるはず でした。しかし,台風 21 号の到来により,2 日目の分 科会が中止となり,初日の日韓経済教育学会協定締結 記念講演とシンポジウムのみの開催となりました。 まず,大会実行委員長である私が大会開会宣言を 行った後,新里泰孝会長からのご挨拶がありました。 次に,今大会は日本の経済教育学会(JSEE)と韓国 経済教育学会(KEEA)との協定締結後の最初の合同 行事でもあり,KEEA の会長からのご挨拶が金景模 副会長によって代読されました。また,駐大阪大韓民 国総領事館の呉泰奎総領事からご祝辞を頂きました。 日韓経済教育学会協定締結記念講演として,シンポ ジウムに先立って,早稲田大学の山岡道男先生から 「日韓経済教育学会交流前史」という題名で,当日に 配られた詳細なレジュメ資料を基にお話して頂きまし た。先生の KEEA との 20 数年という長きに及ぶ交流 の積み重ねがあってこそ,協定締結に至ることが出来 たと思います。また,先生にはご自身の活動だけでは なく,協定締結に至る,これまでの JSEE と KEEA の 交流全般の足跡に関しても,貴重な記録を資料として 残して下さりました。感謝申し上げます。次世代の 我々がしっかりと引き継いで参りたいと存じます。 シンポジウムでは,高山新先生の司会で,日韓 1 名 ずつ基調講演者とコメンテータが登壇者となって進め られました。最初に,韓国の慶尚大学教授でもある金 景模先生が「韓国の社会科経済敎育課程の変遷と 4 次 産業革命時代の経済教育の方向」というタイトルでお 話しました。結論として述べられた中で,「経済教育 の目標は経済的市民性の養成である」,「新たな経済教 育的価値では既存の競争と効率以外に公正,協同,連 帯,公有等に対して関心が必要」という主張に特に興 味を引かれました。 日本側の基調講演者として,京都経済短期大学前学 長の岩田年浩先生が「発想が広がる経済教育の発問」 という題名でお話しました。経済授業における発問の 大切さについて,GDP の教授を具体的例として取り 上げ,詳細に述べて頂きました。コメンテータとして, 韓国側からは京仁教育大学の朴英錫先生,日本側から は宮城大学の金子浩一先生に登壇いただき,日韓の学 習指導要領と教育課程における経済教育のそれぞれの 内容,相違点と共通点について明らかにしつつ,基調 講演に対して有意義なコメントを行って下さいました。 また,フロアーからも質問や有意義な意見が出ました。 台風の到来が事前に分かっていたにもかかわらず, キャンセルされずに来日して頂いた金景模先生,朴英 錫先生と,素晴らしい通訳をして下さった高正子先生, 梁京姫先生にお礼申し上げます。 当日は既に台風の接近により午前中から雨が降り, 足元の悪い中でも,シンポジウムには 50 名という多 くの会員の方々が参加してくれました。夜の懇親会は, 古い建物の学生食堂ではありましたが,韓国からのゲ スト3名を迎えて,こちらも40名を超える多くの方々 に参加していただきました。韓国の焼酎がとても人気 を博し,歓談も随分弾みました。 なお,2 日目の分科会が中止になったことを受けて, 学会事務局で企画し,理事会での議論・了承を得て, 12 月 1 日(土)に 9 時 30 から 17 時 30 分まで,大阪 教育大学天王寺キャンパス中央館 3 階 316 教室にて One day Conference を実施しました。今大会でご発 表される予定であった先生方のうち,8 人の先生方が 発表をして下さり,20 名程の方々が参加し,活発な 討論が行われ,有意義な学術研究会の 1 日となったこ とを追加ご報告致します。経済教育学会
第 34 回大会について
The Journal of Economic Education No.38, September, 2019Japan Society for Economic Education About the 34th Convention Bae, Kwangwonng
経済教育38号
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大会スケジュール
〈日時〉9 月 29 日(土)〜 9 月 30 日(日) 〈会場〉大阪教育大学天王寺キャンパス 第 1 日目(9 月 29 日・土曜日) 西館 1 階ホール 11:00-12:30 理事会 中央館 4 階 415 室 13:00-16:50 基調講演・シンポジウム (受付は 12:00 ~) 総合司会(大会実行委員長 裴)の開会宣言 新里泰孝会長の挨拶 韓国経済教育学会 崔鍾珉会長の祝辞(代読) 駐大阪大韓民国総領事館 呉泰奎総領事からの祝辞 山岡道男 交流協定締結記念講演「日韓経済教育学会交流前史」 日韓経済教育学会交流協定締結記念 基調講演・シンポジウム テーマ: 新世代に求められる経済教育とは,どのようなものであるべきか -日本の新学習指導要領と韓国の新教育課程における経済教育の新たな 展開を踏まえて- 基調講演① 金景模(慶尚大学) 「韓国社会科教育課程における経済領域の変遷と特徴および 4 次産業革命 時代の経済教育の現代的課題」 基調講演② 岩田年浩(京都経済短期大学前学長) 「発想が広がる経済教育の発問」 シンポジウム司会 高山新(大阪教育大学) パネルディスカッション 討論者 金子浩一(宮城大学),朴英錫(京仁教育大学) フロアーとの質疑応答,最後のまとめ 17:00-17:45 学会総会(西館 1 階ホール) 18:00-19:30 懇親会(学園ホール 1 階食堂) 第 2 日目(9 月 30 日・日曜日) 中央館 2 階・3 階 9:30-12:00 分科会報告(午前の部) 13:00-15:00 分科会報告(午後の部) 分科会名 発表者 所属 テーマ 第 1 分科会 初等中等教育での 経済教育(1) (212 教室) 座長 岩田年浩 (1)武部浩和 大阪市立西生野小学校 小学校経済体験学習の実践と改善課題 (2)安野雄一 大阪教育大学附属平野小学校 過去-現在に学び,未来を「そうぞう」する経済教育の構想 (3) 金龍民(キ ム・ヨンミ ン) 韓国釜山教育大学 (4)金子浩一 宮城大学 経済概念に関する模擬取引の小学校での実 践例 -海外補習授業校での遠隔講義の試行を踏 まえて- 第 2 分科会 労働問題・キャリ ア教育(1) (213 教室) 座長 田中淳 (1)越田年彦 東京都立松が谷高等学校 キャリア教育・経済教育・在り方生き方教育における統合的授業実践の試み (2)中里弘穂 福井県立大学 女性従業員の就業意識と活用の課題-福井県の女性就業を例として- (3)稲垣久美子 明治大学 「ダイバーシティ&インクルージョン」の理解を促すキャリア教育プログラムの実践 (4)唐澤克樹 倉敷市立短期大学 短大生が抱く中小企業のイメージ164
シンポジウム 論 考 投稿原稿 会務報告 大会報告 第 3 分科会 金融・財政・租税 教育(1) (214 教室) 座長 高山新 (1)高橋勝也 名古屋経済大学 学校教育における ESG 投資の有用性 ~SDGs の実現に向けて~ (2)田村徳至 信州大学 経済分野を中心とする消費者教育に関する一考察 (3) 小山内幸治 北野友士 西尾圭一郎 松浦義昭 氏兼 惟和 滋賀短期大学 桃山学院大学 愛知教育大学 金沢大学 愛知県金融広報委員会 金融リテラシーに対する影響要因の分析に ついて (4)長谷川岳雄 三重大学 キャリア・シフト - 50 年働く時代にキャリアを二度楽しむ方法- 第 4 分科会 新たな経済教育を めざして (215 教室) 座長 大坂洋 (1)小川健 専修大学 マクドゥーガル=ケンプ・モデルの持つ現代的意味と再解釈 (2)炭谷英一 神戸市消費生活マスター 消費者庁 「行動経済学」の意義と意味 (3) 水野勝之 久井田直之 井草剛 竹田英司 一木蓮 原田凌弥 丸井颯 山本隼也 明治大学 日本大学 松山大学 松山短期大学 明治大学 明治大学 明治大学 明治大学 CORE教科書ユニット1のガイドブックモデ ル作成の試み (4) 吉田昌幸 小林重人 上越教育大学北陸先端科学技術大学院大学 構築主義に基づく経済学的思考の育成 -レ ゴブロックを用いたゲームの開発と実践から - 第 5 分科会 経済基礎理論・経 済概念・経済リテ ラシー (315 教室) 座長 塩田尚樹 (1)箕輪京四郎 元横浜商業高等学校 価格について高校生に教える (2) 宮下春樹 高柳元 筑波大学人文社会科学研究科筑波大学 教育研究科 経済理論を導入した日本史授業の提案 (3)何峰 早稲田大学アジア太平洋研究科博士三年 経済リテラシーと対外認識:中国の高校生を事例にして (4) Yun-Woo, LEE(イ・ユ ンウ) 韓國開發硏究院 , 日本と韓国(韓国と日本)経済教育学会の 学術誌のキーワード分析を通じた経済教育 研究動向に関する研究 第 6 分科会 大学における経済 教育 (316 教室) 座長 橋本勝 (1)内田秀昭 三重大学 「食の安全」に関する指導案と意識の乖離 (2)金子能呼 松本大学松商短期大学部 ゼミナールによるマーケティングの教育効果とコンピテンスの育成 (3)北島啓嗣 福井県立大学 教育活動としてのストア・コンパリズン (4) 井草剛 竹田英司 松山大学松山短期大学 松山大学「国際経済特殊講義 A 東アジア 経済論」の授業実施報告─平成 30 年度, 上海研修の実施報告より─ 第 7 分科会 初等中等教育での 経済教育(2) (212 教室) 座長 井草剛 (1)行壽浩司 福井県越前市武生第六中学校 「公共財」を題材にした教材開発~『雪かきゲーム』から考える~ (2)河原和之 立命館大学 見方・考え方を鍛える中学校経済の授業 (3)奥田修一郎 大阪教育大学(非常勤講師) 現代社会の見方・考え方をきたえる中学校 経済教育のカリキュラム案と授業提案~小 中の接続と他教科との連携をはかりながら ~ 第 8 分科会 労働問題・キャリ ア教育(2) (213 教室) 座長 中里弘穂 (1)中村賢治 基礎経済科学研究所 仕事の方法と学問・研究の方法 (2)金森敏 東京家政学院大学 キャリア教育としての実践コミュニティ:学生の継続・非継続活動に着目して (3)田中淳 東京都立産業技術高等専門学校 新卒採用における合格・不合格の原因経済教育38号