日本体育大学 卒業抄録
ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 14A0623 14A0636学生氏名 石井 楓 大山 仁美
【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は、日本一を目指し、日々 練習に取り組んできた。今年度の試合では、試合中の波が 激しく、得点が止まってしまう時間が長く続く事がよく見 られた。そこで日体大独自の試合分析を使って、連続無得 点の発生状況、ミスの分布に着眼し、無得点の時間を短く する方法を見出す事を目的とし研究を行った。 又、この研究結果を基に、今後の日体大ハンドボール部 の成績向上の一助となる事を願っている。 【方法】 平成 21 年度卒業研究「関東学生ハンドボールリーグに おける勝敗の敗因についての研究」のゲーム分析を基に分 析を行った。 ・対象試合 関東学生ハンドボール春季・秋季リーグ戦女 子一部(春季リーグ10 試合、秋季リーグ 7 試合) ・期間 2017 年 4 月~2017 年 10 月 ・抽出データ 連続無得点回数、ミス・シュートミス回数、 シュート分布 ・シュートレンジ内訳 表記説明は本論に示す 【考察】 連続無得点の発生状況の分析結果としては、勝ち試合と 負け試合を比較したところ、負け試合では5 回以上の連続 無得点の発生が勝ち試合よりも多く見られた。又、10 回以 上の連続無失点は負け試合のみで発生していた。ミスの分 布としては、セットOF では、ミスよりもシュートミスが 多い事が分かった。勝ち試合と負け試合のセットでのミス を比較したところ、勝ち試合は前半25 回、後半 33 回と後 半の方が多かったのに対し、負け試合は前半54 回、後半 48 回と前半の方が多い事が分かった。この事から前半でシ ュートまでいかないミスを多くしてしまうと負けに繋がり やすい事が考えられる。又、勝ち試合でも後半にミスが増 える事で前半はリードしていても点差を詰められる展開や 後半は負けている試合が多い事が分かった。FB でのミス の分布は、シュートミスよりもミスの数が多かった。FB でのシュートまでいかないミスは逆速攻を招きやすいた め、シュートで終わる事が望ましいと言える。 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 2回 7 13 19 9 10 8 2 2 3回 3 7 13 11 5 1 3 2 4回 7 8 18 5 4 6 5回 5 12 1 2 6回 3 1 5 2 3 3 1 7回 5 2 8回 5 2 1 9回 2 6 1 10回 11回 12回 13回 25 33 55 52 19 18 11 12 勝ち試合set offense fastbreak offense
ミス シュートミス FB ミス シュートミス 合計 165 60 図1.春季・秋季リーグ勝ち試合の連続無得点時のミスの分布 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 2回 12 6 15 12 5 8 6 4 3回 7 14 10 11 1 7 1 4回 7 9 5 15 4 7 1 5回 6 4 6 5 2 1 1 6回 6 2 8 6 3 3 1 1 7回 1 3 9 3 2 1 2 8回 5 1 2 6 1 1 9回 10回 4 6 11回 7 5 9 4 3 1 3 1 12回 13回 3 6 2 2 54 48 70 68 22 27 16 10 負け試合
set offense fastbreak offense ミス シュートミス FB ミス シュートミス 合計 240 75 図2.春季・秋季リーグ負け試合の連続無得点時のミスの分布 連続無得点後の得点事象の分析結果としては、勝ち試合・ 負け試合ともにセットOF での DS が最も多い事が分かっ た。勝ち試合でDS と CS の本数を比較すると、DS が 17 本、 CS が 27 本と、CS が 10 本上回り、さらに CS の中でも SS が最も多かった事が分かった。DS を打てる選手がいる場合 は、DS が打てるように作るという方法でもよいが、大事な 場面で確実にCS を作る事ができるフォーメーションも用意 しておくべきだと考える。 【結論】 連続無得点の発生状況、ミスの分布の分析から試合中に無 得点が何回続いているかを把握する事、何回目でどのような フォーメーションを使うかをあらかじめ決めておく事が必 要だと言える。CS で終わる事の出来るフォーメーションを 活用することや、タイムアウトを有効に活用することで5 回 以上の連続無得点の発生を抑える事が出来れば、得点力が上 がり、負け試合を勝ち試合に変えられる可能性がある事が示 唆された。
日体大ハンドボール部における平成 29 年度春季リーグ・秋季リーグ
の連続無得点の発生とミスの分布についての考察
日本体育大学 卒業抄録
ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 14A0636 14A0623学生氏名 大山 仁美 石井 楓
【目的】 我々日体大ハンドボール部女子は、日本一を目指し、日々 練習に取り組んできた。今年度の試合では、試合中の波が 激しく、得点が止まってしまう時間が長く続く事がよく見 られた。そこで日体大独自の試合分析を使って、連続無得 点の発生状況、ミスの分布に着眼し、無得点の時間を短く する方法を見出す事を目的とし研究を行った。 又、この研究結果を基に、今後の日体大ハンドボール部 の成績向上の一助となる事を願っている。 【方法】 平成 21 年度卒業研究「関東学生ハンドボールリーグに おける勝敗の敗因についての研究」のゲーム分析を基に分 析を行った。 ・対象試合 関東学生ハンドボール春季・秋季リーグ戦女 子一部(春季リーグ10 試合、秋季リーグ 7 試合) ・期間 2017 年 4 月~2017 年 10 月 ・抽出データ 連続無得点回数、ミス・シュートミス回数、 シュート分布 ・シュートレンジ内訳 表記説明は本論に示す 【考察】 連続無得点の発生状況の分析結果としては、勝ち試合と 負け試合を比較したところ、負け試合では5 回以上の連続 無得点の発生が勝ち試合よりも多く見られた。又、10 回以 上の連続無失点は負け試合のみで発生していた。ミスの分 布としては、セットOF では、ミスよりもシュートミスが 多い事が分かった。勝ち試合と負け試合のセットでのミス を比較したところ、勝ち試合は前半25 回、後半 33 回と後 半の方が多かったのに対し、負け試合は前半54 回、後半 48 回と前半の方が多い事が分かった。この事から前半でシ ュートまでいかないミスを多くしてしまうと負けに繋がり やすい事が考えられる。又、勝ち試合でも後半にミスが増 える事で前半はリードしていても点差を詰められる展開や 後半は負けている試合が多い事が分かった。FB でのミス の分布は、シュートミスよりもミスの数が多かった。FB でのシュートまでいかないミスは逆速攻を招きやすいた め、シュートで終わる事が望ましいと言える。 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 2回 7 13 19 9 10 8 2 2 3回 3 7 13 11 5 1 3 2 4回 7 8 18 5 4 6 5回 5 12 1 2 6回 3 1 5 2 3 3 1 7回 5 2 8回 5 2 1 9回 2 6 1 10回 11回 12回 13回 25 33 55 52 19 18 11 12 勝ち試合set offense fastbreak offense
ミス シュートミス FB ミス シュートミス 合計 165 60 図1.春季・秋季リーグ勝ち試合の連続無得点時のミスの分布 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 1st 2nd 2回 12 6 15 12 5 8 6 4 3回 7 14 10 11 1 7 1 4回 7 9 5 15 4 7 1 5回 6 4 6 5 2 1 1 6回 6 2 8 6 3 3 1 1 7回 1 3 9 3 2 1 2 8回 5 1 2 6 1 1 9回 10回 4 6 11回 7 5 9 4 3 1 3 1 12回 13回 3 6 2 2 54 48 70 68 22 27 16 10 負け試合
set offense fastbreak offense ミス シュートミス FB ミス シュートミス 合計 240 75 図2.春季・秋季リーグ負け試合の連続無得点時のミスの分布 連続無得点後の得点事象の分析結果としては、勝ち試合・ 負け試合ともにセットOF での DS が最も多い事が分かっ た。勝ち試合でDS と CS の本数を比較すると、DS が 17 本、 CS が 27 本と、CS が 10 本上回り、さらに CS の中でも SS が最も多かった事が分かった。DS を打てる選手がいる場合 は、DS が打てるように作るという方法でもよいが、大事な 場面で確実にCS を作る事ができるフォーメーションも用意 しておくべきだと考える。 【結論】 連続無得点の発生状況、ミスの分布の分析から試合中に無 得点が何回続いているかを把握する事、何回目でどのような フォーメーションを使うかをあらかじめ決めておく事が必 要だと言える。CS で終わる事の出来るフォーメーションを 活用することや、タイムアウトを有効に活用することで5 回 以上の連続無得点の発生を抑える事が出来れば、得点力が上 がり、負け試合を勝ち試合に変えられる可能性がある事が示 唆された。
日体大ハンドボール部における平成 29 年度春季リーグ・秋季リーグ
の連続無得点の発生とミスの分布についての考察
日本体育大学 卒業抄録
ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 14A0638 14A0658学生氏名 岡野 栞 佐々木 麻緒
【序論】 我々、日体大ハンドボール女子は、日本一を目指して、 ハンドボールに必要な体力・筋力を鍛える為、定期的にウ エイトトレーニングを練習に取り入れてきた。トレーニン グ方法は提示されているが、更なるレベルアップの為にポ ジションごとに違った筋力、又、定期的なウエイトトレー ニングにおいても見直しが必要だと考える。そこで、チー ム全体・各ポジションの平均体力と個人の体力を比較し、 個人の現状と課題を理解した上で、ポジションごと・個人 に必要なトレーニング方法を提示する事を目的とした。 【調査方法】 研究対象は本学ハンドボール部女子に所属する 1,2,3 年 生の 22 名とした。対象者には、①Court Shuttle Run② Medicine Balls Thrown (以下 MB スローとする)、③30 m走(直線ダッシュ・方向変換走)、④Bench Press(以下 BP とする)、⑤Squat(以下 SQ とする)、⑥3Steps、⑦垂 直跳び、⑧Chinning の 8 項目の測定を行った。 【結果と考察】 今回、日体大ハンドボール部女子部員の基礎体力(8 項目) の測定を行い、ポジション別に観点をおき、基礎体力を調 べたところ、ポジション別で統一した結果は見受けられな かったが、各ポジションの平均結果とポジションの特徴を 比較した。更に、チーム全体の平均と個人の測定結果を比 較したことから、以上のことが分かった。 〈ポジションごとの比較と個人の比較〉 ・Floater MB スロー、BP、SQ の結果が優れている選手が多いが、 接触が多く持久力が特に必要なポジションにも関わらず、 Court Shuttle Run の結果から持久力に課題がある選手が 多いことから、勝負所で実力が発揮できないと考えた。 ・Post Pivot(以下 PV とする) MB スローと腹筋の結果が優れている選手が多く、Court Shuttle Run の結果が良い選手が少ない。又、プレースタ イルによっての課題が違い、それぞれが持久力、筋力をつ けることでプレーの幅が広がると考えた。 ・Side Players(以下 SP とする) 30m 走の結果が優れている選手が多い。 MB スロー、3Steps の結果が良い選手が非常に少ないこと から、SP に必要な跳躍力に課題がある選手が多いと考え た。 ・Goal keeper(以下 GK とする)3Steps の結果が優れている選手が多く、Court Shuttle Run の結果が良い選手が少ない。又、3 人全員に共通してスロー の安定に必要なBP の結果に課題があると考えた。 結果が全体的に良い選手と全体的に悪い選手の差がある現 状では、トップレベルで勝ち抜いていくことが困難であり、 個人のレベルアップが必要であると考えた。 【トレーニングの提示】
・腹筋 「Bench Crunch(内外腹斜筋・腹直筋)」「Leg raise (腹直筋・外腹斜筋などの下部)」「V Sit(腹直筋・外腹斜 筋)」など ・SQ・垂直跳び・3Steps・30m 走(直線、方向変換) 「Hip Lift(大臀筋)」「Lunge、Side Lunge(大臀筋・中臀筋・大 腿四頭筋)」など ・BP 「Shaft(上腕二頭筋・上腕筋・三角筋・僧帽筋)」 「Triceps Kick Back(上腕三頭筋)」など
・Court Shuttle Run「Medicine Balls Dash(持久力)」 「Tabata 式トレーニング(持久力)」
・Chinning「Vent Arm Pull Over(広背筋・大円筋)」 【結論】 今回、日体大ハンドボール部女子部員の基礎体力 (8 項目)の測定を行い、ポジション別に観点を置き、 基礎体力の測定を行ったところポジション別で統一 した結果はあまり見受けられなかったが、ポジショ ン事の特徴と結果を比較したところ、各ポジション に課題が見つかった。更に、チーム全体の平均と個 人の測定結果を比較したところ、対象者22 名の中で 総合的に結果が良くみられたのは、2 名だった。他 20 名の選手が、基礎体力が劣っている現状が分かっ た。定期的にこのような測定を行うことが個人、チ ームのレベルアップに繋がると考える。従って、自 分の課題に応じたトレーニングを行い、当たり負け しない身体、且つ、俊敏に動ける身体作りを行った 上で判断力や柔軟性などを身に着け、勝利に繋げて 欲しい。
基礎体力調査とトレーニング方法の提示
~更なる競技力向上を目指して~
日本体育大学 卒業抄録
ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 学籍番号 14A0658 14A0638学生氏名 佐々木 麻緒 岡野 栞
【序論】 我々、日体大ハンドボール女子は、日本一を目指して、 ハンドボールに必要な体力・筋力を鍛える為、定期的にウ エイトトレーニングを練習に取り入れてきた。トレーニン グ方法は提示されているが、更なるレベルアップの為にポ ジションごとに違った筋力、又、定期的なウエイトトレー ニングにおいても見直しが必要だと考える。そこで、チー ム全体・各ポジションの平均体力と個人の体力を比較し、 個人の現状と課題を理解した上で、ポジションごと・個人 に必要なトレーニング方法を提示する事を目的とした。 【調査方法】 研究対象は本学ハンドボール部女子に所属する 1,2,3 年 生の 22 名とした。対象者には、①Court Shuttle Run② Medicine Balls Thrown (以下 MB スローとする)、③30 m走(直線ダッシュ・方向変換走)、④Bench Press(以下 BP とする)、⑤Squat(以下 SQ とする)、⑥3Steps、⑦垂 直跳び、⑧Chinning の 8 項目の測定を行った。 【結果と考察】 今回、日体大ハンドボール部女子部員の基礎体力(8 項目) の測定を行い、ポジション別に観点をおき、基礎体力を調 べたところ、ポジション別で統一した結果は見受けられな かったが、各ポジションの平均結果とポジションの特徴を 比較した。更に、チーム全体の平均と個人の測定結果を比 較したことから、以上のことが分かった。 〈ポジションごとの比較と個人の比較〉 ・Floater MB スロー、BP、SQ の結果が優れている選手が多いが、 接触が多く持久力が特に必要なポジションにも関わらず、 Court Shuttle Run の結果から持久力に課題がある選手が 多いことから、勝負所で実力が発揮できないと考えた。 ・Post Pivot(以下 PV とする) MB スローと腹筋の結果が優れている選手が多く、Court Shuttle Run の結果が良い選手が少ない。又、プレースタ イルによっての課題が違い、それぞれが持久力、筋力をつ けることでプレーの幅が広がると考えた。 ・Side Players(以下 SP とする) 30m 走の結果が優れている選手が多い。 MB スロー、3Steps の結果が良い選手が非常に少ないこと から、SP に必要な跳躍力に課題がある選手が多いと考え た。 ・Goal keeper(以下 GK とする)3Steps の結果が優れている選手が多く、Court Shuttle Run の結果が良い選手が少ない。又、3 人全員に共通してスロー の安定に必要なBP の結果に課題があると考えた。 結果が全体的に良い選手と全体的に悪い選手の差がある現 状では、トップレベルで勝ち抜いていくことが困難であり、 個人のレベルアップが必要であると考えた。 【トレーニングの提示】
・腹筋 「Bench Crunch(内外腹斜筋・腹直筋)」「Leg raise (腹直筋・外腹斜筋などの下部)」「V Sit(腹直筋・外腹斜 筋)」など ・SQ・垂直跳び・3Steps・30m 走(直線、方向変換) 「Hip Lift(大臀筋)」「Lunge、Side Lunge(大臀筋・中臀筋・大 腿四頭筋)」など ・BP 「Shaft(上腕二頭筋・上腕筋・三角筋・僧帽筋)」 「Triceps Kick Back(上腕三頭筋)」など
・Court Shuttle Run「Medicine Balls Dash(持久力)」 「Tabata 式トレーニング(持久力)」
・Chinning「Vent Arm Pull Over(広背筋・大円筋)」 【結論】 今回、日体大ハンドボール部女子部員の基礎体力 (8 項目)の測定を行い、ポジション別に観点を置き、 基礎体力の測定を行ったところポジション別で統一 した結果はあまり見受けられなかったが、ポジショ ン事の特徴と結果を比較したところ、各ポジション に課題が見つかった。更に、チーム全体の平均と個 人の測定結果を比較したところ、対象者22 名の中で 総合的に結果が良くみられたのは、2 名だった。他 20 名の選手が、基礎体力が劣っている現状が分かっ た。定期的にこのような測定を行うことが個人、チ ームのレベルアップに繋がると考える。従って、自 分の課題に応じたトレーニングを行い、当たり負け しない身体、且つ、俊敏に動ける身体作りを行った 上で判断力や柔軟性などを身に着け、勝利に繋げて 欲しい。
基礎体力調査とトレーニング方法の提示
~更なる競技力向上を目指して~
日本体育大学 卒業抄録
ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 14A0671 14B0118 14B0122 学生氏名 鈴木沙弥香 岩渕いくみ 遠藤 優 【序論及び目的】 2017 年度、関東ハンドボール春季、秋季リーグ戦、全日本学生ハ ンドボール選手権を通して、オフェンス成功率が低く得点を重ねる事 が出来ず、ここで1点取りたい時や仕留めるべきところで得点をする 事が出来なかった事を、身をもって実感した。又、D.S.の割合が高か った分、サイドでの得点が少なかった為、ディフェンスが広がらなく、 攻め倦んでしまっていた。私たちのオフェンススタイルとして、主に フリーオフェンスを多く取り入れながらやってきたが、基本的な2 対 2 や 3 対 3 の狙いどころが曖昧な人が多かったり、個々の技術がある のだが、その技術が活かし切れていなかった。そこで私たちは、その 改善策として、フリーオフェンスの中での3 対 3、個人技の得点力ア ップの為に私たちがプレーの中で考えていたディフェンスとの駆け 引きや歩数、タイミングなどの秘訣を提示した。又、今までの日体大 のフォーメーションが対戦相手に攻略されてきているので、新しいフ ォーメーションや全日本のチームで使っているフォーメーションを まとめ、今後の日体大ハンドボール部のオフェンス構築の際に役立て てもらうことを目的とした。 【方法】 2017 年度関東学生ハンドボール春季、秋季リーグ、全日本学生ハン ドボール選手権や自分達が経験したビデオを見て、成功したプレーと 失敗したプレーを比較した中で、そのプレーの瞬間を振り返って成功 する確率が高いと感じたプレーを整理した。そして、私たち3 人それ ぞれの得意とするプレー(ロングシュート,ステップシュート)をま とめた。又、フリーオフェンスの中でフローターだけの攻めにならな いように、サイドも活かしたアウトの3 対 3 の攻めを海外のプレーも 参考にして取り上げた。又、今までに使っていたきっかけに基づきな がら、それをさらに応用したプレーを試合の中で試してみて、効いた プレーをピックアップした。又、日本代表の活動の中で得る事が出来 た攻撃の参考になるフォーメーションを提示した。 【3 対 3 の基本的な考え方】 1. 45°とポストのクロス 2. つくし 3. 1 枚目のインブロックからサイドかんもん 4. サイド 1 対 1 から切り 5. 45°とサイドクロスからダブルブロック 6. 45°からサイドスカイ 7. サイドから 45°スカイ 8. 45°とポスト 2 対 2 から耳 9. ダイレクト 【きっかけを応用したプレー】 1. やさいの応用 2. バッククロスの応用 3. 深沢の応用 【個人技】 1. ロングシュート 2. ステップシュート 【全日本のフォーメーション】 1)ユーゴ飛ばし 2)サイド視野外 3)サイド切りからバッククロス 4)センターサイド→45°シュート 5)サイドユーゴ飛ばしから 45°と 45°クロス 6)7 人攻撃 【結論】 今回提示した3 対 3 を活かしてもらい、始めは形になってしまうかも しれないが、これらを反復練習し、狙いどころやタイミングを掴むこと から、プレーをしている中でお互い何をしようとしているのか、入り方 やアイコンタクトで自然と合わせられるようになれば、コンビプレーの バリエーションも増えると感じた。又、フォーメーション等を行う上で、 一人ひとりがしっかり前を狙う事、ディフェンスの状況に応じてプレー を変える事が重要だという事が分かった。その為にも、形の中で個人技 をどう生かしていくかが大切だ。はじめにも述べたが、リーグ戦やイン カレを長年通してやってきて、日体大のフォーメーションが他チームに 細かく分析されているので、全日本のフォーメーションを取り入れ、日 体大のオフェンス力向上に役立ててもらいたい。又、日体大の選手たち の個々の能力が高い分、お互いがもっと一人ひとりの得意なプレーを理 解し合ってさらなるプレーの向上に繋がると感じた。セットオフェンス の成功率を上げる為に、コンビプレーを自然と出来る様になるまで繰り 返し練習し、フリーオフェンスのバリエーションも増やしていってもら いたい。そして、フリーオフェンスとコンビプレー、フォーメーション を使い分ける事で、自分たちの思うような攻めが出来るようにしてもら いたい。ハンドボールのオフェンスの
組み立てにおける一考察
POMSから見た月経時におけるパフォーマンスとの関連性 ~自己の月経の特徴について理解する~ 学籍番号 14A0689 学籍番号 14B0121 学生氏名 田畑留菜 学生氏名 江藤美佳 ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 【序論】 我々、日体大ハンドボール部女子は、1 年間の試合 を通して、POMS と体重管理表を行ってきた。そこで、 月経と心理的側面の調査(POMS)が試合におけるパフ ォーマンスにどの様に影響しているのかについての調 査を行った。又、この研究結果を基に、今後の選手一 人一人のパフォーマンス向上に役立ててもらうため研 究を行った。 【研究方法】 ・対象 ハンドボール部女子部員 35 名 ・調査試合 平成 29 年度関東学生ハンドボール春季、 秋季リーグ戦 17試合 ・調査方法
1)試合時に POMS(Profile of Mood States)実施 2)体重管理表 3)アンケート調査 ①月経前に感じる症状にはどんなものがあるか ②月経中のパフォーマンスについて ③月経中に感じる症状にはどんなものがあるか ④月経について知りたいことや気になることがあれば 記入 【結果・考察】 図 1. 好調群 POMS プロフィール 図 2. 恒常群 POMS プロフィール平均値 図 3. 不調群 POMS プロフィール平均値 アンケート結果から、好調群が 10 名、恒常群が 5 名、 不調群が 20 名であった。今回の研究では春季リーグ・ 秋季リーグ共に月経の好調群 5 名、恒常群 2 名、不調 群 7 名を調査したが、各群共に月経時・非月経時によ る違いは見られなかったが、個人差があり一概には関 連性がないとは言い切れない。 【結論】 今回、アンケートから日体大ハンドボール部女子 35 名の月経時のパフォーマンス状態を調査し、各群に区 別して試合期に被っている 14 名の POMS を T-SCORE に得点化したものを平均値化して、月経期以外との心 理状態の比較を行った。その中で、どの群においても、 明確な関連があるとは言い切れない。しかし、月経症 状には個人差があるため、選手によっては変化が現れ る人もいた。そのため、後輩には、ピルを用いた月経期 の調整法を使うなどして、試合でのパフォーマンス向 上に役立てて欲しいと思う。
日本体育大学 卒業抄録
ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一 准教授 学籍番号 14B0118 14A0671 14B0122 学生氏名 岩渕いくみ 鈴木沙弥香 遠藤 優 【序論及び目的】 2017 年度、関東ハンドボール春季、秋季リーグ戦、全日本学生ハ ンドボール選手権を通して、オフェンス成功率が低く得点を重ねる事 が出来ず、ここで1点取りたい時や仕留めるべきところで得点をする 事が出来なかった事を、身をもって実感した。又、D.S.の割合が高か った分、サイドでの得点が少なかった為、ディフェンスが広がらなく、 攻め倦んでしまっていた。私たちのオフェンススタイルとして、主に フリーオフェンスを多く取り入れながらやってきたが、基本的な2 対 2 や 3 対 3 の狙いどころが曖昧な人が多かったり、個々の技術がある のだが、その技術が活かし切れていなかった。そこで私たちは、その 改善策として、フリーオフェンスの中での3 対 3、個人技の得点力ア ップの為に私たちがプレーの中で考えていたディフェンスとの駆け 引きや歩数、タイミングなどの秘訣を提示した。又、今までの日体大 のフォーメーションが対戦相手に攻略されてきているので、新しいフ ォーメーションや全日本のチームで使っているフォーメーションを まとめ、今後の日体大ハンドボール部のオフェンス構築の際に役立て てもらうことを目的とした。 【方法】 2017 年度関東学生ハンドボール春季、秋季リーグ、全日本学生ハン ドボール選手権や自分達が経験したビデオを見て、成功したプレーと 失敗したプレーを比較した中で、そのプレーの瞬間を振り返って成功 する確率が高いと感じたプレーを整理した。そして、私たち3 人それ ぞれの得意とするプレー(ロングシュート,ステップシュート)をま とめた。又、フリーオフェンスの中でフローターだけの攻めにならな いように、サイドも活かしたアウトの3 対 3 の攻めを海外のプレーも 参考にして取り上げた。又、今までに使っていたきっかけに基づきな がら、それをさらに応用したプレーを試合の中で試してみて、効いた プレーをピックアップした。又、日本代表の活動の中で得る事が出来 た攻撃の参考になるフォーメーションを提示した。 【3 対 3 の基本的な考え方】 1. 45°とポストのクロス 2. つくし 3. 1 枚目のインブロックからサイドかんもん 4. サイド 1 対 1 から切り 5. 45°とサイドクロスからダブルブロック 6. 45°からサイドスカイ 7. サイドから 45°スカイ 8. 45°とポスト 2 対 2 から耳 9. ダイレクト 【きっかけを応用したプレー】 1. やさいの応用 2. バッククロスの応用 3. 深沢の応用 【個人技】 1. ロングシュート 2. ステップシュート 【全日本のフォーメーション】 1)ユーゴ飛ばし 2)サイド視野外 3)サイド切りからバッククロス 4)センターサイド→45°シュート 5)サイドユーゴ飛ばしから 45°と 45°クロス 6)7 人攻撃 【結論】 今回提示した3 対 3 を活かしてもらい、始めは形になってしまうかも しれないが、これらを反復練習し、狙いどころやタイミングを掴むこと から、プレーをしている中でお互い何をしようとしているのか、入り方 やアイコンタクトで自然と合わせられるようになれば、コンビプレーの バリエーションも増えると感じた。又、フォーメーション等を行う上で、 一人ひとりがしっかり前を狙う事、ディフェンスの状況に応じてプレー を変える事が重要だという事が分かった。その為にも、形の中で個人技 をどう生かしていくかが大切だ。はじめにも述べたが、リーグ戦やイン カレを長年通してやってきて、日体大のフォーメーションが他チームに 細かく分析されているので、全日本のフォーメーションを取り入れ、日 体大のオフェンス力向上に役立ててもらいたい。又、日体大の選手たち の個々の能力が高い分、お互いがもっと一人ひとりの得意なプレーを理 解し合ってさらなるプレーの向上に繋がると感じた。セットオフェンス の成功率を上げる為に、コンビプレーを自然と出来る様になるまで繰り 返し練習し、フリーオフェンスのバリエーションも増やしていってもら いたい。そして、フリーオフェンスとコンビプレー、フォーメーション を使い分ける事で、自分たちの思うような攻めが出来るようにしてもら いたい。ハンドボールのオフェンスの
組み立てにおける一考察
POMSから見た月経時におけるパフォーマンスとの関連性 ~自己の月経の特徴について理解する~ 学籍番号 14B0121 学籍番号 14A0689 学生氏名 江藤美佳 学生氏名 田畑留菜 ハンドボール研究室 指導教員 辻 昇一准教授 【序論】 我々、日体大ハンドボール部女子は、1 年間の試合 を通して、POMS と体重管理表を行ってきた。そこで、 月経と心理的側面の調査(POMS)が試合におけるパフ ォーマンスにどの様に影響しているのかについての調 査を行った。又、この研究結果を基に、今後の選手一 人一人のパフォーマンス向上に役立ててもらうため研 究を行った。 【研究方法】 ・対象 ハンドボール部女子部員 35 名 ・調査試合 平成 29 年度関東学生ハンドボール春季、 秋季リーグ戦 17試合 ・調査方法
1)試合時に POMS(Profile of Mood States)実施 2)体重管理表 3)アンケート調査 ①月経前に感じる症状にはどんなものがあるか ②月経中のパフォーマンスについて ③月経中に感じる症状にはどんなものがあるか ④月経について知りたいことや気になることがあれば 記入 【結果・考察】 図 1. 好調群 POMS プロフィール 図 2. 恒常群 POMS プロフィール平均値 図 3. 不調群 POMS プロフィール平均値 アンケート結果から、好調群が 10 名、恒常群が 5 名、 不調群が 20 名であった。今回の研究では春季リーグ・ 秋季リーグ共に月経の好調群 5 名、恒常群 2 名、不調 群 7 名を調査したが、各群共に月経時・非月経時によ る違いは見られなかったが、個人差があり一概には関 連性がないとは言い切れない。 【結論】 今回、アンケートから日体大ハンドボール部女子 35 名の月経時のパフォーマンス状態を調査し、各群に区 別して試合期に被っている 14 名の POMS を T-SCORE に得点化したものを平均値化して、月経期以外との心 理状態の比較を行った。その中で、どの群においても、 明確な関連があるとは言い切れない。しかし、月経症 状には個人差があるため、選手によっては変化が現れ る人もいた。そのため、後輩には、ピルを用いた月経期 の調整法を使うなどして、試合でのパフォーマンス向 上に役立てて欲しいと思う。