IBJ
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防除情報
豊かな稔りに。日本の農業を応援します
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(*IshiharaBioscienceJapan=⽯原バイオサイエンスの略)
平成27年2⽉18日発⾏
第48号
登録変更に関するお知らせ ●農⽔省は、 2月12日に向こう1ヶ月の主要病害虫発生予報を発表しました。 その中から主な作物を対象に、発生が「多い」と発表された病害虫とその地域及び防除農薬(弊社の推奨農薬)を 一表に纏めましたので、推進のご参考にして下さい。(特記以外の使用方法は希釈液散布) 作物別 病害虫名 発生が「多い」地域 防除農薬(当社推奨農薬) 野 菜 いちご 灰色かび病 東海 カリグリーン アブラムシ類 北関東 ウララDF ハダニ類 東海、九州 アカリタッチ乳剤 きゅうり べと病 北関東、沖縄 ランマンフロアブル トマト 疫病 南九州 ランマンフロアブル、ドーシャスフロアブル 作物名 使用目的 希釈倍数 使⽤液量 使用時期 本剤の使用 回数 使用方法 エテホンを含む 農薬の 総使用回数 きんかん 着色促進 500〜800倍 200〜300L/ 10a 着色始期 ただし、収穫14日前 まで 1回 ⽴⽊全⾯ 散布 1回石原の農薬登録情報
▽負の適用拡大の概要 <使⽤時期の変更> 作物名「きんかん」の使用時期「着色始期」を「着色始期 ただし、収穫14⽇前まで」に変更する。 【本内容は使用制限となる負の適用拡大です】 (該当作物のみ記載) 農林⽔産登録番号第13039号石原エスレル10 (エテホン液剤)
弊社では、圃場の⼟壌を御送付頂き、その⼟壌中のセンチュウ量を測定し、
防除計画の御参考にして頂く無料サ-ビスを継続実施しております。
白紋羽病菌は、土壌中で植物の根部や植物残渣等の有機物に菌
糸束の状態で、存在します。根部が菌糸束に接触し、感染する為、未
熟堆肥の投入された圃場や果樹どうしの根の交錯した圃場では蔓延が
著しくなります。
果樹白紋羽病
ご説明 します白紋羽病は、結実盛期の果樹の樹勢が突然、急激に衰え枯死に至るため、収量
減により果樹栽培に多大な影響を与える病害です。
土壌伝染性の病害で、根を侵すため、地上部に症状が現れる頃には被害がかなり
進⾏しており、防除対策が後⼿にまわる場合が多いのが、難防除とされる要因の⼀つ
です。
この事から、早期発⾒と近接樹への伝染防止を目的に、薬剤防除以外に耕種的防
除を含めた連年での防除が重要となります。
休眠期は、根へのダメ-ジを最小限に抑えながら白紋羽病防除が出来る好適期
です。
圃場管理作業も⽐較的時間の取りやすい時期と考えられますので、今月号ではこの
病害とその防除を特集します。
本菌の寄主範囲は広く、なし、りんご、ぶどう等の多種の果樹や雑木
に寄生します。
菌の生育適温は①気温25℃②土壌温度13〜16℃③最適土
壌水分は40%(通常の果樹圃場よりやや湿潤)とされ、好気性菌
である事から、適度な通気性のある土壌で発生しやすいです。菌の主な
分布深度は地下10〜45cmですが、50cm以上の深度でも
生育が可能です。
拮抗微生物との関係により、耕地土壌では非耕地土壌よりも菌の生育
が良好ですので、熟畑・⽼成園で多発⽣する傾向があります。
1.白紋羽病の発生生態と発生好適条件
白紋羽病菌とは
剪定枝などの粗大有機物や未熟堆肥の施用は、白紋羽病の病巣とな
るので避けるようにして下さい。
2.白紋羽病の病徴
⽩紋⽻病を防除するには早期発⾒が重要です。
春先の発芽が遅れる。
花芽分化が多く(結果、着花量が多くなる)、開花時期が早まる。
徒⻑枝の本数が少ない、または伸⻑が悪い。
梅⾬明け後等の暑い時期に、葉が巻いたり、萎れたようになる。
葉が⼩型化し、葉⾊が淡くなる。
早期に葉の⻩化や紅葉が起こり、落葉も早くなる。
果実の肥大が悪いまま、熟期が早まる。
樹の地際や根の表面に白色の菌糸束がある。
根の表⾯が⿊くなっている場合は、その表⽪を薄く剥ぐと扇状に白色の
菌糸が広がっている。
症状が進むと、根全体が⿊く枯死している
③ 剪定枝などの粗大有機物や未成熟堆肥は白紋羽病の病巣となるので施用を避け、 完熟堆肥については発根を促すので、土壌表面に施用する。
3.白紋羽病の防除について
◎
効果は1年以上持続
します。
翌年以降については、次項の
灌注機による灌注
を⾏ってください。
①発病樹の場合(
軽症樹の場合
)
樹⾃体の体⼒(樹勢)を温存・増進させ、新根の発根・伸⻑を促進させる事が重要です。 殺菌剤フロンサイドSCは、広範囲の抗菌スペクトラムを有し、白紋羽病にも優れた効果を 示す薬剤です。しかし、⽔溶解度・浸透移⾏性が低い⼀⽅、⼟壌吸着性が⾼いので、地中 の菌叢に薬液を接触させるためには次の様な処理⽅法が有効です。 ② 強剪定は、根部の伸⻑を抑制するので、⾏わない様にする。(予防的) ① 着果量を多くすると樹に負担がかかり、根部が弱り⽩紋⽻病の発病が加速する危険性が あるので、着果過多とならない様、適正に摘蕾・摘花・摘果を⾏う。 ② フロンサイドSCの500倍希釈液(100L/樹)を、まず根を洗うように灌注し、 更に埋め戻す土壌に混ぜながら灌注、覆土する。 ① 掘り上げて発病が認められた樹については、主根が露出するよう、30〜40cmの深さまで 掘り上げ、根の枯死した部分は切除し、罹病部分は削り取る。②極軽症樹や発病樹周りへの拡大防止
極軽症樹や、発病樹の周辺樹への発病樹からの感染を防ぐ為に、
フロンサイドSCの1000倍希釈液(液量100〜200L/樹)をフロンサイ
ド用灌注機「モンパ奉⾏」で灌注する。
※(一部作物では、500倍のみの登録となっていますので、ラベル等を御参照下さ
い。)
◇耕種的防除方法
◇フロンサイドSCを使った防除
灌注機による灌注場所
発病樹からの感染
灌注箇所は出来るだけ多く⾏ってください。
特に主幹部分に発病する
と致命的な被害となりますので、主幹部分には丁寧に灌注して下さい。
周辺樹
発病樹
灌注機での灌注処理は、樹幹を中心に半径1m程度の部分に、
25〜50ヶ所程度、同⼼円を描く様に⾏いましょう!
●「モンパ奉⾏」と、通常の液肥灌注機との比較「モンパ奉行」
「モンパ奉行」
「モンパ奉行」
「モンパ奉行」
噴口形状(逆ハの字型) 薬液噴出方向・分布(横断面) 薬液噴出方向・分布(縦断面) D B C E ノズル噴出向き ノズル噴出向き ノズル噴出向き ノズル噴出向き 注入点 注入点 注入点 注入点 10cm 10cm 10cm 1 0 c m 1 0 c m地表
地表
地表
地表
1 0 c m D B C E ノズル噴出向き ノズル噴出向き ノズル噴出向き ノズル噴出向き 注入点 注入点注入点 注入点 10cm 10cm 10cm地表
地表
地表
地表
1 0 c m 1 0 c m 1 0 c m 噴口形状(水平) 薬液噴出方向・分布(横断面) 薬液噴出方向・分布(縦断面) 通常の液肥灌注機 ⼟中に、⽴体的でより広範囲に薬液を分布させます。改植時には、罹病樹の根を極⼒丁寧に抜根し、苗⽊は、罹病樹の植栽していた位置とずらし、
できる汚染だけ土壌を避けて定植する。
汚染土壌の消毒を兼ね、定植時にフロンサイドSC500倍希釈液を埋め戻す土壌に
灌注、覆土する。または、定植後にモンパ奉⾏を⽤いてフロンサイドSC希釈液を灌注する。
③発病樹について(
中〜重症樹の場合
)
掘り上げ時に、既に細根が⾒られず、主根が枯死している様な中〜重症樹ついては、改植を⾏う 必要があります。≪終りに≫
白紋羽病は防除が非常に難しい病害であり、フロンサイドSCを用いても直ぐに防除出来る
ものでは有りません。
根の発育を阻害している土中の白紋羽病菌の活動をフロンサイドSCが抑えていると同時
に、耕種的に発芽を促し、樹勢を回復させるイメ-ジです。
園地(樹)の様子を観察しながら、粘り強く対応していく事が必要です。
※フロンサイドSCの果樹⽩紋⽻病の登録内容は作物により異なります。適⽤作物と使
用方法は次のページの通りです。
使用方法等詳細につきましては、製品ラベル、技術関連資料、ホ-ムペ-ジ等に記載の登録使 用基準に従い、ご使用ください。