仕様書 1 目的 この契約は、中国四国防衛局が、島根県江津市、川本町、広島県安芸太田町、北 広島町及び江田島市における航空機の飛行により生ずる音響の強度、発生回数及び 発生時刻等を測定し、航空機騒音に係る資料を得ることを目的とする。 2 履行期間 契約日の翌日から平成30年3月30日まで 3 履行場所(6ヵ所) (1) 航空機騒音自動測定装置(以下「測定装置」という。)の設置・調整 ①島根県江津市桜江町川戸11番地1 桜江総合センター ②島根県邑智郡川本町大字南佐木236番地2 三原まちづくりセンター ③広島県山県郡安芸太田町大字戸河内784番地1 安芸太田町役場 ④広島県山県郡北広島町荒神原200 芸北ホリスティックセンター (2) 測定装置の撤去・設置・調整 ⑤広島県江田島市沖美町畑358 旧江田島市沖美支所 ⑥広島県江田島市沖美町畑995 沖美市民センター (3) 航空機騒音測定自動監視システム(以下「自動監視システム」という。)の調整 ⑦広島県広島市中区上八丁堀6番地30号 中国四国防衛局企画部防音対策課内 4 履行内容 (1) 騒音計の点検・検定 受注者は、発注者が所有する次の機器について、点検等を別添「点検要領」に 基づき実施すること。 環境騒音観測装置(リオン製 NA-37) 4台 精密騒音計(リオン製 NA-83) 4台 (2) 現地踏査 受注者は、業務の実施に当たり、監督官と協議の上、必要な場合には、現地踏 査を行い業務に必要な現地の状況を把握すること。 (3) 測定装置の設置・調整 履行場所①、②、③、④において、点検等を了した(1)の機器及び次に示す器材 等を設置し、航空機騒音測定・評価マニュアル(平成24年11月)に沿った騒 音レベルの測定、音源の識別、音の到来方向の観測等が出来るよう、現地に即し た調整を行い設定すること。 ア キュービクル 履行場所①、②、③においては、屋外用キュービクル(換気ファン、ヒータ ーの機器が装置された物に限る。)を新設し、コーキング、ペイント等による防 水処理等の処置を施すこと。 履行場所④においては、屋内用キュービクルを新設する。 イ マイクロホンスタンド
履行場所①、③においては、マイクロホンスタンド、履行場所②、④におい てはポール(鋼管柱)とし、強風による転倒を防止するため必要な措置をとり新 設し、次に従い、マイクロホン等を設置する。 (ア) 騒音計のマイクロホン、航空機騒音識別装置のマイクロホン、SSRアンテ ナを堅固に取付ける。また、SSRアンテナ取付ステーは新品とする。 (イ) マイクロホンの設置高さについては、設置場所周囲の状況から判断し、測定 に影響のない高さとすること。ただし、原則として地上から4m以上の高さ とすること。 (ウ) マイクロホン延長コード、識別用マイクロホンコード及びSSRアンテナ用 延長ケーブルは、全て(1)の機器に適合する新品とし、耐ノイズによる影響を 極力抑えたものとすること。 なお、履行場所④においては、マイクロホン等と環境騒音観測装置等との 間の配管及び配線を行い、建物内への漏水等が起きないよう、雨じまいを確 実に行うこと。 ウ 電源 機器の電源は発注者の指示に従い、建物外部コンセント又は建物内部コンセ ントから分岐して、機器までの配管及び配線を行い、確保すること。なお、建 物内部コンセントから分岐する場合には、建物内への漏水等が起きないよう、 雨じまいを確実に行うこと。 エ 測定データ保存の調整 測定データ保存媒体として、(1)の機器に適合し、1ヶ月分以上の記録が可能 なUSB4個を、(1)の機器及び自動監視システムで動作確認の上、納品を行う こと。 (4) 撤去 履行場所⑤に設置している次の機器及び器材等を撤去し、(4)において設置する 機器及び器材を除き、撤去した機器及び器材等は、原則として中国四国防衛局ま で搬送する。また、撤去跡について適切に修繕すること。 環境騒音観測装置(リオン製 NA-37) 1台 精密騒音計(リオン製 NA-83) 1台 VPNルータ 1台 器材等 一式 (5) 設置・調整 履行場所⑥に、(3)において撤去した機器及び以下に示す器材等を設置し、航空 機騒音測定・評価マニュアル(平成24年11月)に沿った騒音レベルの測定、 音源の識別、音の到来方向の観測等が出来るよう、現地に即した調整を行い、自 動監視システムと通信回線で接続するものとする。 ア 屋外用キュービクル 屋外用キュービクル(換気ファンが装置された物に限る。)を新設し、コーキ ング、ペイント等による防水処理等の処置を施すこと。 イ マイクロホンスタンド 強風による転倒を防止するため必要な措置をとり、ポール(鋼管柱)を新設し、 次に従い、マイクロホン等を設置する。
(ア) 騒音計のマイクロホン、航空機騒音識別装置のマイクロホン及びSSRア ンテナ等を堅固に取付ける。 (イ) マイクロホンの設置高さについては、設置場所周囲の状況から判断し、測 定に影響のない高さとすること。ただし、原則として地上から4m以上の高 さとすること。 (ウ) マイクロホン延長コード、識別用マイクロホンコード及びSSRアンテナ 用延長ケーブルは、全て(1)の機器に適合する新品とし、耐ノイズによる影 響を極力抑えたものとすること。 ウ 電源 機器の電源は発注者の指示に従い、建物外部コンセント又は建物内部コンセ ントから分岐して、機器までの配管及び配線を行い、確保すること。なお、建 物内部コンセントから分岐する場合には、建物内への漏水等が起きないよう、 雨じまいを確実に行うこと。 (6) 自動監視システムの調整 受注者は、履行場所⑦において、(2)に示すUSB及び(4)に示すデータ通信に より収集した測定データを自動監視システムに搭載されているプログラム(リオ ン(株)製 環境騒音監視ソフトウェアXZ-B2)で処理できるように機能追加等 調整を行う。 なお、自動監視システムを調整する場合には、他の測定装置の測定及びデータ 収集等の妨げにならないようにすること。 6 履行報告等 契約書第11条に規定する契約の履行の報告は、業務の着手に先立ち、業務の履 行計画を記載した書面を提出することにより行うものとする。 7 業務完了の通知 契約書第16条に規定する業務を完了した旨の通知には、騒音計検定済証、測定 装置設置状況及び写真を添付することとし、引渡しの申し出には、納品書を添付す るものとする。 8 保証期間 本契約において納入した機器の保証期間は、業務完了の日から1年とし、期間内 に生じた受注者の不備によるものについては、無償で修理すること。 9 その他 (1) 受注者は、本契約の履行に当たって、受注者として当然要求されるところの注 意義務をもって、円滑かつ適正な処理を行うこと。 (2) 受注者は、本仕様書に明記されていない事項であっても、本契約履行上当然要 求される事項については、受注者の負担において実施すること。 (3) 受注者は、本仕様書に明記されていない事項であっても、監督官の指示があっ た場合は、本契約の履行について、監督官に報告すること。 (4) 受注者は、本契約の履行に際し、疑義が生じた場合は、監督官と協議の上、監 督官の指示に従うこと。この場合、速やかに指示事項を書面にした上、監督官の 承認を得ること。 (5) 受注者は、本契約の履行に当たり知り得た事項については、第三者に漏らして
はならない。また、監督官から貸与された資料については、目的以外には使用せ ず、履行完了後、速やかに返却すること。 (6) 受注者は、本契約の履行において再委託を行う場合には、あらかじめ再委託す る相手方の住所・氏名、再委託を行う業務の範囲、再委託の必要性及び契約予定 金額について記載した書面を提出し、発注者の承諾を得ること。 なお、再委託する相手方の業務及び再委託を行う業務の範囲を変更する場合も 同様とする。 (7) 受注者は、本契約の履行において再委託の承諾を受けた場合には、再委託の相 手方及び再委託の相手方が再々委託を行うなど複数の段階で再委託が行われると きは、当該複数の段階の再委託の相手方の住所、氏名及び再委託を行う業務の範 囲を記載した書面を発注者に提出すること。 なお、当該書面の記載内容に変更が生じた場合も同様とすること。 (8) 受注者が調査のために第三者が所有する土地又は建物に立入る場合において、 当該土地又は建物の所有者等の承諾が必要なときは、発注者がその承諾を得るも のとする。この場合において、発注者の指示があるときは、受注者はこれに協力 しなければならない。 (9) 業務関係書類の作成等を行うパソコンについては、情報の流出について万全を 期すために、悪意のあるコードから保護する必要があることから、ウイルス対策 ソフトを常に最新の状態に維持すること、ファイル交換ソフトがインストールさ れていないパソコンを用いるなどの対策を講じるものとする。 なお、業務関係書類とは、この業務を履行するために作成する書類の一切を含 むものとする。
点検要領 環境騒音観測装置(リオン製 NA-37)及び精密騒音計(リオン製 NA-83) について、次のとおり点検等を行う。 1 直線性試験 騒音レベル30~130dBの各レベルが基準値の範囲に入るようにデジタル表示 及びAC, DC OUTを調整する。 2 周波数特性試験 (1) A、C、Z特性 入力に20Hzから20KHzまでの31ポイントの信号を加えて、各周波数特性が 基準値内にあるかを確認及び調整する。 (2) マイクロホン特性試験 基準マイクロホンと比較しながら、20Hzから20KHzまでの31ポイントの周 波数特性が基準値にあるか確認する。 3 動特性試験 (1) FAST, SLOWの動特性に対して、バースト信号による立ち上がり特性の確認、調 整をする。 (2) FAST, SLOWの動特性に対して、バースト信号による立ち下がり特性の確認、調 整をする。 (3) FAST, SLOWの動特性に対して、突然入力信号に対するレベル表示差の確認をする。 (4) 動特性切り替え誤差の確認をする。 (5) 実行値指示特性の確認をする。 4 その他 JIS C 1509-1の精密騒音計規格を満足しているか確認する。 5 校正 内部校正及び基準マイクロホンに対して、絶対校正をする。 6 機器の動作確認 騒音計、処理器部が正常に動作しているか確認及び調整等を実施する。 7 検定受験 点検調整、校正を終了した機器の本体番号及びマイクロホン番号を記入した申 請書を作成して計量法による器差検定を受け、合格を得る。