【論 文】 UDC :624
.
155 日本 建築 学 会 構 造 系 論 文 報告 集 第 386 号・
昭 和 fi3 年 4 月実 大杭
の
押
し
込
み
実
験
に
よ
る
節
杭
の
支持 力 特 性
の
検 討
正 会 員 正 会 員 正 会 員小
山
大
椋
肩
杉
仁
志
*邦 男
* *富 美
一
* **1,
序 円筒杭に数 個の突 起 物 を持つ 節 付き円 筒コ ン クリー
ト 杭 (以下,
「節 杭」と呼ぶ )の支 持 力機構を検 討す る た め, 筆者 らはす でに節 杭 を乾 燥 砂 地 盤内に貫入 し た時の杭 周 地 盤の挙動 をX
線 撮 影に よっ て調ぺ る模 型 実 験1蹙実施 し た。 その結 果,
以 下の こと が分かっ た。
最 下端の節 部 をも含め た節 杭 先 端部の極限支 持 力 度は,
節 杭 本 体 部 と 同 径の 円筒 杭の先端極限支持力度の 75%程 度と な る。 節 杭の最 下 端節部よ り上 方の周 面 抵 抗は,
節 部 下 面で の抵抗が大き く,
節 部と同じ径 を持つ 円筒 杭の摩擦抵 抗 の約2.
5
倍, 節部と 同 じ径の 円筒 面で の地盤の せ ん断抵 抗の約2
倍と な る。
節 部 下 面は,
杭の貫 入 量が小さい 間は杭先端 面 と 同様, 下 方の地 盤を圧 縮 変 形しコア を形 成して周 囲の地盤を外側に押 し出そ う とする作 用 (以 下,
これ を 「節部下面の支持 作 用」と呼ぶ )が 見 られ る。 し か し杭の貫入 量 が大き く な る と, 杭 周 地 盤に節 部径よ り 少し大 き な直 径 を持つ 円筒 形せ ん断面が生じ, そ の せ ん 断 抵 抗が節 部 下 面の抵抗の上限値と なる。
こ の値は,
杭 の根入 れによ る垂 直 圧に対す る せ ん断 抵 抗に,
節 部 下面 の支持 作用に よっ て付加さ れ る垂 直圧に対す る せ ん 断 抵 抗を加え た実験 式で説 明で きる。 しか し,
こ の実 験は縮 尺を1
/5
と し た模 型 鋼 管 杭に よるもの である こと,
地 盤 と して粒径 が均一
な乾 燥 砂 を 用い て いること,
杭を設 置したあと周 囲に砂を詰め て地 盤を作 製す る方 式であ る た め,
杭 を貫 入 する ことによ る 地 盤 状 態の変 化が 入っ てい ない こ と などか ら,
こ の実験 結 果 を実 際の杭に適用できる かど うかを検 討す る 必要が ある。
そこ で, こ の模 型 実 験で得ら れ た 諸 現象や実 験 式 を検 討す ること を 目 的と して
,
大 型 土槽を用い た実大 杭の載 荷試験を行い,
実 状に近い状 態での節杭の支持力特性 を 調べ る こ ととし た。 本 論 文は,
こ の実大 節 杭お よび比較 の た めの実 大 円 筒杭の載 荷試験 結 果と, 節杭の支 持 力 特 性の検 討 結 果につ い て述べ た も のであ る。
2.
実 験 概 要 (1
)試 験 杭実験に用い た杭は
,
図一
1 (a)に示す よ う に,
本体径D
。が300mm , 節 部 径Dn
が 440 m 皿, 節 部間隔が 1m の節 杭と,
外 径D
が300mm
お よび450 mm の 円筒 杭 (以 下,
そ れ ぞ れ 「φ300
杭」,
「φ450杭 」 と 呼ぶ)の3
種 類で あ る。 いずれ も長さ は 4m の 鉄 筋コ ン ク リー
ト杭 であ り,同一
工場におい て遠 心 力 成 型に より製 造さ れ た。
使用 し たコ ンク リー
トの強 度 (24
日)・
ヤ ング率・
ボア ソ ン比を3個の遠心力成 型によ る供試体 (外 径200mm ,
肉厚40
mm , 高 さ300 mm )を用い て測定し た結果, 平 Po Po Po 断 面 番号 ひずみ計 Ds Dn 砂利 石亙
9
需
・蚕
竃
而◎一
D一
一
癒留
一
一
一
GL8
鼻
1,
5001 ,500 節杭 φ300杭 φ450杭 175001r500 6,
000 実 験地盤 (湿潤 砂 ) 1,
500 375”鼾
375 750 750375 1,
125 靄写
8
写
雷 8鼠
土圧 計 1 関西 大 学 大 学院 生 (株 )武 智工務 所・
工 修 # 関 西 大 学 教 授・
工博 雫韓 (株)武 智 工 務 所・
工 修 (昭和62年6月10日原 稿受 理 } 図一1
(a) 実験土槽 (断面 )と試 験 杭 1 1 1 0 1 1 土 圧 計 N値 測 定 番 号1
魏
廳
ii
i
。3
・2
目
図一
1(b> 実験 土槽 (平面) oo.
の ooooo“
頃輌
四一
ooo齢
OOo寸
Po輌
o一 舳
e の一
〇 on一
66
一
一
100琶
駟 50 0 砂 砂 利 0.
1 1.
0 10 粒 径 【mm ] 図一
2 粒径 加 積 曲 線 表一
1 砂の諸 元 産 地 早 川 (山 梨 県 ) 均 等 係 数 Uc7、
3 最大密 度 ρ maxL9039 /cm3 最 小 密 度 ρmm.
1.
2539/c購3 土柆子の比 重 Gs2.
69
内 部 摩 擦 角 φ 32,
1’
幻 *) 三紬試験}こよ る 値 表一
2 実 験 地 盤の諸 元1 砂の 体 積 112
.
8m3 砂の重量1912tf
単位体 積重 量 γ 1、
595gf/cm3 平 均含 水比 脚 6.
5% 相対 密 度 Dr52.
3% 地 下 水 位 GL−
4.
5m 均 値は それ ぞれ 630kgf
/cm : , 4.
o×IO5kgf
/cm2,0.
22 であっ た。
(2 ) 実 験 地 盤 実 験 土 槽は,
図一
1の ように寸 法が長さ6m , 幅4m,
深さ 4.
5−
5m,
容 積が 約IZO m3の大 型 土 槽である。
こ の土 槽は地 盤の液 状 化の実 験 を行 うために製 作され たも の でありZ },
土 槽 内の地 盤に せん 断 変 形 を生じさせ る こ と がで き る よ う短辺方 向の側 壁は可 動 式に なっ て い る。
本 実 験で は こ の側 壁 を垂 直に固 定し て使用 してい る。
ま た,
長 辺 方 向の側 壁に は地 盤 との摩 擦 を小さ く す る た め ポ リエ チレ ンボー
ドが貼り付けてある。
なお, 底 面の両 端は中央 部よ りも50cm 高く なっ て い る。
実 験 地 盤は,
こ の土 槽に湿 潤 状 態の砂 を詰めた もの で ある。
使 用し た砂の粒 径 加 積 曲 線と諸 元と を,
図一
2と 表一
1に示 す。
こ の砂は粒 径の分 布 範囲 が大き く,
礫分 をll.
5
%, 細 粒 分を6.
5
% 含んで いる。 図一
2には,
節杭の実験で用い’
る砂 利 (礫 〉の粒 径 加積曲線も併 記し てあ る。
想 定し た地 盤は均一
な ゆ るい砂地 盤 (N
値=5− 10
) で あり,
これ を.
3〜
4 日間で造 成す ること を 目標と し た。
そこ で,
地 盤の造成 方 法を小型 土槽 (長さ2.
5m,
幅1
m,
深さ84cm
)を用いて検 討し た。 そ の結果,
次のこ と が分かっ た。 モ ンケン (底 面の寸 法30×30 cm,
重 量 25kgf)落 下 方 式で は締 固め る時の管 理を行いや すい 反 面,
1V値がユ〜
2程 度の地 盤しか得られ ず,
ま た長 時 間を 必要と す る。 バ イ ブロ プレー
トを用い ても,
モ ン ケン落 下 方 式に比べ て時 間は少 し短 く な る もの の,
同 程 度の地 盤 し か得ら れ ない。
バイ ブロ ラン マー
(自重 83kgf,
打 撃ス トロー
ク3〜6cm ,
振 動 数600〜700
vpm ) を 用い る と比 較 的 短 時 間にN
値が 5以 上の地 盤が得ら れ る。
バ イブロ ラン マー
の締め固め時の影 響 深さ は30〜40cm
である。
以 上の結 果か ら,
大 型 土 槽で の実 験 地 盤の造 成 方 法は, 次の手 順に よる こと と し た。 i
)砂 を,一
層の厚さ が約 30cm に な るまで バ ケ ッ トで実 験 土槽に投入 す る。
こ の時, バ ケッ トに取り付 けたロー
ド セル で砂の重 量 を測 定して おく。
ii
)ス コ ッ プで砂 を均 し,
バイブロプレー
トで平らにする。
iii
)バ イブロラ ン マー
で締め固め る。 以 上の作業を各層ご とに繰り返し て・
行っ た結果,
所 定の高さ まで 3日間で詰めること がで き た。 表一
2に実験 地 盤の諸 元 を示す。
表 中の γや Dr は 地 盤 全体を均一
な密 度と し て求め た値であ る。 実 験 地 盤の均一
性を検討す る た め,
地 盤内の 5ケ所で トン ビ法に よ る 標準 貫入試験 を 行っ た。
測 定 場所を 図一
1(b
)に示し, 測 定結果を 図一3
に示す。
た だ し, これ らの標 準 貫 入 試 験は すべ ての杭の貫入 が終了 し た後で 行っ た もの で ある。N
値は表 層で は小さいが,
GL −1
m 以 深で は深さによ らずほ ほ一 定の値を 示し て お り, 杭か ら離れ た所 (No .
1,2,3
)ではN =
4〜
6,
杭の 近傍 (No .
4,
5)で は N=
5〜
7であった。
杭か ら離れ た所のN
値は, 杭を 貫入 す る前の地盤のN
値に ほぼ等しい と考え て よ か ろ う。
これ らの lm 以 深に おける N 値の平均 値は 5.
4, 標準偏差 は 0.
68 であ り,
変 動 係 数は12.
6
%であっ た。
実 験 土 槽の規模な ど を 考え る とこ の程 度のば らつ きはや むを得ない もの であ り,
ほ ぼ当 初の 目標に見 合っ た均一
な地 盤が造 成できた と言え る。 ま た,
杭の近 傍で のN
値は離れ た所の値 よりも1−
2 程度 大き く,
杭を貫入 す ることに よっ て地 盤が締め 固め ら れ たこと が分か る。 杭の貫 入によっ て地 盤 全 体が一
様 な体 積変化を生じ た と仮定す る と,
γは1.
716 gffcm3,
Pr
は65.
2
% と な る。 次に,
地 表 面 付 近の地 盤は ほぼ乾 燥 状 態であっ たが,GL −
O.
2m 以 深で は湿っ て い た。 そこ で, 含 水 比 ω をNo
.
2の 標 準 貫入 試 験で 採 取 し た砂か ら測 定 した。
GL −
0.
8m で は w=
4.
7%,
GL −
3.
8m では w=8.8
% であり,
こ の 区 間の含 水 比は採 取 地 点が深 くなる ほ ど大 き く なっ て い た。 表一
2に示 し た値は,
こ の区 間の 4点 o 2 N値46
8 1 2[
8 亠 巳 ゆ 3 4 亀 N丶
丶
ーノ
ご
、 、 ー ー ー ▲ ー ー へ,
図一
3 N 値の分 布 N値測定 番 号 十 No.
1−
0−
No.
2 一 凸一
No.
3−一
●一
一
No_
4 三 →一一
No.
5 測 定 位 置は 図一
1(b)に示 す(1m ご と)で の平均値であ る
。
な お,
GL −
4.
5m
か ら 土 槽 底 面 まで の砂は飽 和 状 態で あっ た。 (3)貫 入 方 法 図一
1に示す位 置に お い て,
油圧 ジャ ッキ (ス トロー
ク 20 cm )に よっ て試 験 杭を地 表か ら静的に押し込ん だ (貫 入 し た)。 貫 入は φ300
杭,
φ450
杭, 節 杭の順と し た。 貫入 量 が約3.
4m に な る まで は,
貫入速 度 を毎 分 約 10−
30mm と し た貫入速度制 御方 式を採用 し た。
こ の時の貫入量は巻 込み型 変 位 計 (容 量 2,
000 mm,
非 直線性0.
5%RO
)一
台で測 定 した。
こ の あと,
引き続 き載 荷 試 験を行っ た。 載荷試験で も貫入 速 度 制 御 方 式 を 採 用し た が,
貫 入 速 度は原 則と して毎分3mm
と し た。
こ の時の貫 入 量は摺 動 型変位計 (容量100
皿m,
非 直線 性O.
1%RO )を 4台 用い て測 定 し た。
ま た,
変 位 計や 油 圧 ジャ ッキの ス トロー
クの 関 係か ら, 貫入 量 が 10〜
20cm ごとに除 荷 を行っ た。
節杭の貫入時に は図一
1に示 す よ うに,
杭 先 端 部の 下 方に厚さ約20
crn, 杭の周 囲に高 さ約 30 cm の砂 利を置 い て おい た。
これ らの砂 利は,
杭の貫入に伴い杭先端や 節部に押さ れ て地盤 内に 入 っ て い く。
杭 周の砂利 を適 宜 補 充して いけば,
砂 利は節 杭の周 囲に 自然に充て んされ る。 実 験 終 了後の充て ん状況は 5章 (1 )で述べ る。 (4)測 定項目 杭 頭荷重はロー
ドセ ル (容 量200 tf)に よっ て,
杭 頭 貫入量は前 述の各 変 位 計によっ て測 定し た。 ま た,
杭に 作 用 する軸 力 を求める ため,
杭 体 内の鉄 筋に ひずみ計(箔 ゲー
ジ, ゲー
ジ 長6mm )を図一
1(a)に示す断 面に 4 点 ずつ て ん付 し た。
さらに杭の貫 入に伴っ て生じ る地盤 中の鉛直応 力 を測る ため, 実 験 土 槽の底 面に土 圧計 (受 圧面径 50mm , 容量40 kgf/cmz )を 8個 設 置 した。
こ れ ら の測 定は 1−
2分ご とに行っ た。な お, 杭 を貫 入 する前と掘り出し た後に杭 体の圧 縮試 験 を 行っ て
,
荷 重とひずみ値と の較正係 数を求め た。 ま た貫入中 も空 中にある断 面につ い て は圧縮 試 験と同様の 状 態 となっ て い る ため,
こ の時の杭 頭 荷 重とひずみ値の 関 係 も軸 力 を算 定 する時の参 考と し た。 3.
土 槽 底 面の応力と抵抗値の補正 (1) 杭 頭 荷 重〜
杭 頭 貫入 量の関 係 各 杭の杭頭荷重P
。 と貫入 を始め た時か ら の杭 頭 貫入 量S
。の 関係を図一
4 (a>〜
(c)中の 点線で示す。
なお, 図 中の実 線はP
。の補正値とS
。の 関 係で あっ て (3 > で詳述す る。
これ らの図 か ら, 各サイクル の履 歴 荷 重で のP
。〜S
。関係は ほ ぼ平 行に なってい ること が 分か る。
最大荷重は,
φ300 杭で は 41.
3tf,φ450 杭で は 109.
1tf, 節杭で は127.3
tfで あっ た。
な お,
φ450 杭では載荷試 験の 第 2サ イクル と第 3サ イクル の間には12
日 間の放 置 期 間が あ る。 ま た節杭は, 途 中で杭 頭の一
部が破 損 し た た め約1
/3
の ひずみ計が コー
ドな どに損傷を受け た。
(2 ) 土槽底面の 鉛直応力 分布 最初に貫入 し た φ300
杭につ いて, 図一4
(a)の各 サ イクルの最 大 荷 重 時にお ける杭 直下で の土 圧 計に よ る鉛 直応 力 σtと P。との 関係を図一
5に,
載 荷試験の最 終サ イク ル における a; の平 面 分 布を図一
6に示す。 σ。の値 は各 サ イクル での貫入直前の値を初期値と し て お り,
地 盤の重量に よ る応 力 や そ れ まで の貫入によ る 残 留応力は 入っ て いない。 次に,
図中の点線は地 盤を半無 限弾性 体と仮 定し たMindlin
の第 1解による計 算 値を示 し て いる。この値は,
実験で測 定された先 端 抵 抗 と 摩 擦 抵 抗との値 を,
前 者に o冨
1,
000:
ca K 陌 2・ooe 3,000 4,000 杭 頭 荷 重 Po [tf} 20 40 0 杭 頭 荷 重 Po 【Lf] 50 100 0 杭 頭 荷重 Po 【tf] 50 100 』 k kゐ
■
、 鸛 、■
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,
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冫.
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籃
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、
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〇 融.
一
△.
噛
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,
.
,
.
」
■
o
(の φ300杭 (b)φ450杭 測 定 値 (c) 節 杭 補 正抵 抗 値 幻 載荷 試 験 開 始一
△ 12日 間 放置一
X 杭 頭 破 損 図一
4 貫 入を始め た時から の P。
−
S。
関係 図一
68
一
2 7 自 。 こ
笛
己 1 門 b 只 煙 腮 審 ¢ や 旧 臠 紐 刊 数字は 杭 頭 貫 入 量 S。 [mm ] 196 386 5B4 、 丶 \3
,
693丶運
咽定 値1
;
lil
\1
:
搦
丶
載
0
10 2030
40 杭 頭荷重 Po [tf] 図一
5 φ300杭の P。
一
σv 関係 図 2【
ミ一
。
。
出 艮 NbR 遉 幗 ま S 和 旧 遇 犂 引 0 端 1,
5001,
500 中 失 1,5001r500 図一6
φ300杭の載 荷 試験 第4サイクル に お け る σt分 布 つ い て は半 径 方 向に 5等 分 割,
円周 方 向に 4等 分 割し た 杭 先 端 面の各 中 心, また後 者につ い て は長 さ方 向に 5等 分割,
円 周方 向に 4等分割 した杭周 面の各 中心 に,
それ ぞ れ集 中 荷 重が作 用する もの と み な し て換 算 し, こ れ ら の荷 重によるσ t を 重ね合わせ て求め たものである。
こ の計 算におい て,
土槽 底 面の存 在は鏡 像 荷 重に よっ て考 慮 し たが,
土槽底面の両 端 部の高くな っ た部 分お よ び 土 槽の側壁 の存在は無 視して い る。 地 盤のボアソン比 v を数種 類変えて計算す る と,
レ=
0.
45の と き杭頭 荷重 (貫 入 量 )が小 さい間で 測 定 値 と 計算値と は よ く合うこ と が 分 かっ た (図一5
参照)。
他 の杭につ い ても図一5
とほ ぼ同 様の傾 向 を 示してい る。
こ れ らの図か ら,S 。
が約2,000 mm を超え ると σz の増 大が著 しい こ と,
杭 直 下の近 傍で は実 測 値は計 算 値の L5〜
2倍と な るこ と などが 分 か る。
ま た 図一
6で見ら れ る傾 向は,Kdgler
やFrohlich
な ど が指摘 し た よ う に,
弾性理論に よ る応 力 分布よ り も力の作用点 直下の 近傍に 応 力が集中す る とい っ た現 象 をよ く示 して い る と考え ら れ る。
以 上の ことは φ450
杭や節 杭の場 合でも 同様である。
(3) 土 槽 底 面の影 響の補 正 本 実 験で は載 荷 試 験 開 始 時に お い て,
杭の先 端 面と 土 槽 底 面とは 1.
6〜
1.
7m (杭律
の 3.
5〜
5.
7倍)し か離れて いない。地盤に比べ て土槽底面の剛性は非常に高いの で, 測定さ れ た杭の抵 抗値は土槽底面の 影響を受け るこ と と な る。 す な わ ち,
本 実 験 土 槽によ る実 験 結 果は,
均 質な 半無 限 地 盤での実験結果に比べ る と,
同一
貫入量に対す る貫入抵抗値は大き めあ値を示すことにな る。 そ こ で,
先 端 抵 抗Pp
や 摩 擦 抵 抗P1
の値 を定 量 的に検 討 する た めにはこ の土 槽 底 面の影 響 を 補 正 する必 要がある。 補 正する方 法とし て,
第一
に FEM が考え られ るが,
地 盤の半 無 限 状 態 を表 現し得ないことや,
境 界 条 件 や 要 素の分 割 方 法に よっ て得ら れ る値が異な ること な どの た め適当で は ない。
次に考え ら れ るのは,
鏡像荷 重を考慮 し たMindlin
の第 1解を 用い て補 正を行う方 法である。
鏡像荷重に よっ て地盤 中の支 持 層な ど を表 現 する ことはD ’Appolonia
ら3)やPQulus
ら4)を 始 め 多 くの研 究 者 が 行っ てきてお り, 岸 田・
高 野は こ れを応 用し て加 圧砂地 盤 タン クの 底面の 影 響の補正 を行っ て い る5 〕。 本 論 文で もこ の方 法を採用す る。
た だ し,
文 献5)で は ある抵 抗 値 に対す る貫入 量 を補正 して いる が,
本 実 験は貫入速 度 制 御 方 式に ょっ て杭を貫入 してい る た め,
あ る貫入量に対 する抵 抗 値 を 補 正す ること と し た。
土 槽 底 面が存 在し ない と仮 定し た と きの抵抗 値 (補正 抵 抗 値 )を,
以 下の手 順で求める。
まず, 土槽底面の 存 在を鏡 像 荷 重に よっ て考 慮し た状 態で,
測 定さ れ たP
ρ・
と P、を作用さ せ た時に生 じ る杭先 端中心点で の鉛 直変位量Spm
をMindlin の第 1解に よっ て計 算す る。 計算は 土槽 底 面での σ2 を求め た場 合と ほ ぽ同じ方 法に よる。
次に,
鏡 像荷重を考え な い,
す な わ ち 土槽 底 面 が存 在し ない と仮 定 し た時の変 位 量Sp
、を同 様の方 法で 求め る。 こ の結 果 得 られ たS
。 ,ISpm
の値 を 補主
係 数 と す る。 最 終 貫入時に お け る補正係 数は φ300杭で は 1.
089, φ450 杭で は 1.
153,
節 杭で は 1,
168と なり,
測 定さ れ.
た抵 抗値は土槽底 面の存在に よっ て9−
17%程 度 大き く なっ てい たこと が 分 か る。
実験で測定さ れ た 抵 抗 値を こ の補 正 係 数で除 し た値を補正抵 抗 値と する。
なお,
こ の 計 算に お い ても σx の 計 算 と 同 様, 土 槽 底 面の両 端 部の高く なっ た部 分 や 土 槽の側 壁の存 在は無 視 して い る。 杭 周 面に働く荷 重に よっ て Mindlin の第 1 解か ら計 算 される地 盤の鉛 直 変 位 量は,
側 壁の位 置では 杭の 中 心 位 置の 10〜
15%と な る。 しか し,
Spm
やS
ρ‘ の計 算に対する側 壁な どの影 響は, 補 正 係 数が両 者の比 である ことか ら相 殺される た め, これ らの影 響 を無 視し ても 問題はないもの と考え ら れ る。
図一
4 (a)〜
(c) 中の実 線は,
こ の補正抵 抗 値に よるP
。− S
。関 係であっ て,
以 下では こ の補 正 抵 抗 値 を 使っ て検 討 を 進 めること とする。 4.
円筒 杭の実 験 結 果 (1 ) 載荷試 験にお け る荷重一
貫入 量関係o
冨
7
100お
く 卸【200 300 Po冒Pp,Pf [tf] 20 40 0 Po,PPtPf [tf】 50 100,
,
.
Ib , 1え
P・iP
。 …一
貫入速 度f
。 節/min.
】 { 1卜
, ■ ち離
鞭
… 2.
7100 」、
、 、、
1 竃.
L2 1 、 ■1
〜
1三
3.
4 1…
3.
1.
,
■
■
.
.
≡ 2001 丶 、 竃,
.
,
■
■
,
、「
毛… 1.
93.
7 …卩
1 …,
.
騨
1…
3.
3300ll〜
三 1.
7 」 1:
」
厩 1〜
痂 、■
雪
、 11≧
昼i
… 2.
65
…
: 3.
6400旨
〜
、 3.
〇一
蓮 〔の φ300杭 (b) φ450杭 図一
7 載荷試験に お け るP。
,
P. P.一
S。
’
関 係 図 図一
7 (a) , (b
)は, φ300杭 と φ450 杭の 載荷 試 験 における P。−
s。
’
関 係 図で ある。
た だ し,S。
’
は載 荷 試 験開始 時 か らの貫入 量である。 これ らの図に は, 先 端 抵 抗Pp
( の断 面の軸 力)お よ び摩擦 抵抗 P!〔=
Pe− P
,) とS
。’
と の関 係を も示 し た。P
。のP
。中に 占 める割 合は 大 き く, 70〜
80 %に 及 んでい る。
な お,
これ らの抵 抗 値は 3 覃 (3 )で述べ た補正 抵抗値で あ る 。 ま た 図中に は,
抵抗の増 大が ほ ぼ落ち着いた状態での 貫入 速 度 を 併記して あ る。一
般 に貫入 速度が速く な る と 抵抗は増 大す る。 本 実 験で もφ300
杭の第 1,
第 4サ イ クル,
φ450
杭の第2 〜
第5
サイクル に おいて こ の現象 が見ら れ る。 ただし,
貫入速 度によっ て変 化する のは先 端 抵 抗で あっ て,
摩 擦 抵 抗は影 響を受 けて いない こと が 分 か る。
次に各サ イ クル の摩 擦 抵抗P
ノー
Se
:
関 係におい て,
乃 に摩 擦 試 験で見られ る よ うな ピー
ク は生 じて い ない。
た だ し, φ450杭では第2サ イク ル が終了 し たあ と12 日間の放 置 期間 を置いた た め,
第3サイクルに おい て は 明瞭なピー
クが見られ残 留 摩 擦 力も増 大し て い る。 (2
} 軸 力分 布 図一
8は地 表 面よ り貫入 を始め て か ら の軸 力分布の推 移を示し たもの で, φ300杭の場 合で ある。
杭が地 盤に 貫 入 するの に伴っ て,
地 表 面 以 下の杭 周に はほぼ一
様 な 摩 擦 力が作 用し てい く様子が 分か る。
この傾向は φ 450 杭 も同様で あ る。 次に,
載 荷試 験にお け る軸力分布の一
例と して φ450 杭の第 2サ イク ルの 場 合 を 図一
9に示 す。
摩 擦 力は深 さ 方 向に ほ ぼ一
様に分布してい る こと が分か る。
φ300杭 も ほ ぼ同 様の分布と な る。
5.
節 杭の実 験結 果 〔1) 節 杭 を貫 入し た後の杭 周の状 況 軸 力 Pi [tf] 0 10 20 30 401i
f
l
:
図一8
貫 入 開始 時からの軸 力 分 布の推移 o 1F三
2 贈 3 軸 力 Pi [tf] 20 40 6080 図一
9 載荷 試験にお け る軸 力分 布 実 験 終 了 後,
節 杭の周 囲 を 注意 深く掘 り,
杭 体や充て ん し た砂 利の状 況を観 察し た。 た だ し,
得 られ たの は一
部を除いて定性的な状況の みで あっ て,
乱さ ない試 料の 採 取や簡 易コー
ン試 験を 試 み たもの の信 頼で きるデー
タ は得ら れ なか っ た。 観 察 結 果 を 図一
10 に示す が, 以 下 の ような点が特 筆さ れ る。
地 表から2番 目の節 部まで の間に充てんさ れ て い る砂 利の層の外 径は節 部 径よ り大 き く約75cm となっ て い る が その密 度はゆる く, 地 表 に置い て い た砂 利と変わ ら ない程 度で あっ た。
これに対商
態 っ てい る っ てい る っ てい る く い る 図一
10 節 杭の周 囲の状 況一 70 一
して, そ れ よ り下 側で は節 部とほぼ 同 じ径で あっ て
,
固 く締まっ で お り, 密度はD 。
=
100 %以 上 と推 定され る。
杭体表 面には砂利に削ら れ たと思わ れ る鉛直方 向の傷 が 生 じて い る。
特に節 部の下 面 では 著 しい。
節 部の直 下では,
その下 方よりも砂 利 層の径が少し大 き く なっ て い る。
砂利層の外側に は厚さ 1−
2cm の砂 利と砂の 混っ た層が形 成さ れて いる。 最 下 端の節 部よ り下側の 部 分に も砂と砂 利の混っ たもの (砂48%, 砂 利52
%) が 固結して い る。
ま た,
杭 先 端面の 下方に は約 15cm の深 さ まで非 常に固 く締まっ た砂利の層 (砂 11〜
18%,
砂利82〜89
%)が見ら れ た。
こ の部分の砂と砂利は採 取 す ること がで き たの で粒 度 試 験 を 行っ た。文 中の ( ) 内の値は ;の結果で ある。
ま た,
最 下 端 節 部 付 近で の砂 の 細 粒 分 含 有 率は 9〜
17% となっ て お り,
実 験 前の値 (6.
5%)よ りもかな り大 きく,
こ の部 分の砂の粒 子 破 砕現象が認 め られ た。
以 上の一
の結 果 を模 型 実 験の結 果1 )と 対 応さ せて 判 断す ると,
節杭の周 囲は貫 入 時に は次の よ うな状 態に なると考え られ る。
i
) ま ず,
砂 利は節 部によっ て生じ た穴に充て ん され る。
の 充てん され た砂 利は上 方の 節 部に押され て圧 縮され る ため 杭の本 体 部との間ですべ り を生じ,
そ の結 果杭 体 表 面に傷がで き る。iiD
節 部の下 面で圧 縮さ れ た砂 利は外 側に押し出 され るよ うに動く。 すな わ ち,
実 大杭の場 合で も模 型 実 験と同様の節 部 下 面 の支持 作用が見ら れる。
iv
)貫入量 が大き く な る と,
砂 利は杭
体と一
体に なっ て動く ように な り,
砂利層の外側 の面が せ ん断 面と な る。 その結果砂と砂利の混っ た層が 形 成さ れ,
こ の層の せ ん断 抵 抗が節 杭の杭 周 部の抵 抗 と し て作用す ることにな る。
V )最下端の節 部か ら下 側の 部分は先端面と一
体に なっ て抵抗す る。
以上の よ う に節杭の場合,
最 下 端の節 部よ り上 方の抵 抗は,
円 筒 杭の よ う な杭 体と地盤 との摩 擦 抵 抗による も の で はな く,
模型 実 験で見られ た よ うに, 節 部 下 面の支 持 作 用 お よ び砂 利層 周 面での せ ん断 抵 抗に よるもの であ るこ とが確認された。
そこで,、
こ の部 分の抵 抗 を文 献 n にな らっ て周 面 抵 抗と呼ぶ。 (2) 載 荷 試 験に お ける荷重〜
貫入量 関 係 図一
ユ1は載 荷試験にお け る杭頭荷重P
。〜
杭頭貫入量S
。’
関 係 図であ る。
た だ し,8
。 ’ は載荷試 験 開 始 時か ら の杭 頭の 貫入量である。
図に は先 端 抵 抗と周 面 抵 抗 も示 してい る。 先 端 抵 抗と して は, の 先 端 面の抵 抗 : 断 面の軸 力PtS
,ii
)最下端節部の抵 抗 :節 部 をはさむ断 面の軸 力 差 (P
、。− Pl
:),iiD
両 者 を一
体 とした先 端 部 全 体の抵抗 ; 断面の軸 力P
、。の 3種 類 を考え る。
また, 周 面抵 抗P
∫は (P
。− P
、。}と す る。
これ ら の抵 抗は 3 章 (3 )で述べ た補正抵抗値であ る。
図一
11から,
節 杭で は全 抵 抗 中に周 面 抵 抗が占め る 割 合が円筒 杭に比べ て非 常に大きい こと, 周面 抵 抗に は o 冒.
弖1008 噸 転 200 300 Po,
Pp,
PI [しf] 50 100 PpP:
! (Plo−
P1!) PI。
図一
11 載 荷 試 験に お ける P。
,
Pp,
Pノ〜
S。
’
閧 係図 o 23
【
日 ー 」 巳 尉 賦 軸 力 Pl [tf ] 50 100 節 杭の 姿 図 ◎一
一
冖
一
一
図一
12 載荷試 験第3サ イ クル にお け る軸 力 分 布 ピー
ク値が見ら れ ずS。
’
の増 大に伴っ て漸 増し て い る こ と,
先 端 面の抵 抗P
、2 が最 下 端の節 部 抵 抗 (P、。− P
、2> よ り大きい こと な ど が分か る。 (3 )軸 力分布 載 荷 試 験の第3
サイクル での軸 力 分布図を図一12
に 示す。 節杭の周 面抵 抗は上部に おいて多少の変化が見ら れ る が,
大 局的に は円筒杭と同様ほ ぽ一
様な分布と なっ ており,
模 型 実 験で見 られ たよ うに,
節 部を は さ む 2つ の断 面の軸 力 差が大き く な るよ うな分 布 形には なっ て い な い。 模 型 実 験の場 合は杭を設 置し てからその周囲に砂 を詰 めた ため,
節 部の 下 方の砂は周 囲よりゆ るい状態で あっ た。 これ に対して,
本 実験の杭は地表面か ら貫入 さ れ た た め,
(1 )で述べ た よ うに砂利 層は か な り密な状 態になっ て い る。
し たがっ て, 砂利 層の外 側に作 用 する せ ん断 抵 抗は よ り直 接 的に杭 体に伝 達さ れ たため,
軸 力 は一
様な分 布になっ た と判 断さ れ る。
6.
節 杭と円 筒 杭の比 較 (1) 先 端 支 持 力 度の比 較 図一
13は,
載 荷 試 験にお け る節 杭と円筒 杭と の先端 抵 抗 を, 先 端 支 持 力 度q
ρ と貫 入 量 杭 径 比S
。”
/D
の関 係で比較
し たもの である。 φ300杭と節 杭は最 終 サ イク ル の もの を, φ 450杭は 12日間 放 置 前の第 2サ イク ル の もの を採用 し て お り, S。”
は各サイク ル で の載 荷開始 時か らの貫入量 を示して い る。
また,
節 杭の先 端 支 持 力一 71 一
0 00
.
05 >8
劉.
O.
10理
篋
。.
1・ 先 端支 持 力度 qp [kef/cm 弓 20 40 節 杭の先端支 持 力 度 qb〜
So’
ソDn 節 杭 先 端 面 qs=
Pl2/As As=
Ds2πノ4 最 下 端 節 部 qn=
(PI。−
PIz)/An An= {Dn2−
Ds2)π/4 節杭 先端部 qb=
P【 。/Ap 師富
nn3πノ4 図一
13 先 端 支持 力度の比 較 図 度は 5章 (2}と同 様,
先 端 面の支 持 力 度q。
,
最 下端 節 部の支 持 力度 q。
お よ び先 端 部の支 持 力度 9bの 3種 類 を考え た。
これらの値は図中に示 す式で求め た。
ま た,
S
。”
/D
のD
は q。 に対してはD
;D 。
とし , qnとqbに 対 し てIi D・
=
Dn と し て計 算し た。
こ の図か ら, 節 杭の 先 端 支 持 力 度は q。>qb>qnの順と なっ て い るが,
いず れも円 筒 杭の先 端 支 持 力 度 よりも小さい こと が分か る。 こ れ を 定 量 的に 検 討 す るた め,S
。”
〆D
が O.
05,
0.
1,
0.
15の時の そ れ ぞ れのq
ρの値と,
円 筒 杭の平 均値に対 す る比を表一3
に示す。 節杭の先端 部の支持力度は 円筒 杭の 約70
%になっ て い る。
こ の表に は比 較のた め,
模 型 実 験に よ る値且, と, 筆者ら が多くの載荷 試 験結果か ら 作 成し,
文献G) と文献7)で提案 し た 円筒 杭と節杭 との支 持 力 算定式に お け る先端支 持力係 数 (Rp
/1V
ん,
こ こ にR
ρは先 端抵抗,N
は杭 先 端 地 盤の平 均N
値,A
ρ は杭 の先 端 断 面 積)と そ れ らの比も示して あ る。 いずれの比 も, 0.
7前 後で あっ て, 本 実 験によ る値はこれらと ほ ぼ一
致して いることが分か る 。 (2) 周 面・
摩 擦 応 力 度の比較 図一
14は (1)と同じ載 荷試 験の各 サ イ クル で の周 面 抵 抗 (円筒 杭で は摩 擦 抵 抗 ) を応 力 度で表したf
とS
。”
の関係の比 較 図である。 節 杭の周 面 応 力 度は,
図一
表一 3 先 端 支 持 力 度 の値 [kgf/cm2 ] 円 筒 杭 節 杭 φ300 φ450 平 均 qsq “ qb So闘
/D=
O.
05 値比 38.
5 (o.
9η 40。
5 (1.
03) 39.
5 (1} 30.
5 (G,
77) 22.
5 (O.
57) 27.
3 (o.
69) 本 冥 験 S。門
/D≡
O.
10 比値 (O39.
96
.
5〕(且42.
04,
9) (411.
)2
(O34.
83.
2)(O24.
58.
2)(o29.
7D.
2 S。ツ D 胃O,
15 値 比 生 o.
6 〔o.
96) 43.
8 (LO4) 42.
2 〔1) 36,
2 (0.
86) 24.
o ω.
5729.
50.
70 模 型 冥 験1》 比 (1〕 (O.
87)〔o.
66) (O.
75) の『
7} 支持 力 算 定 式 打 込 み杭 係 数 比 32 〔1) 21 (D.
66} 埋 込 み 杭 係 数 比 21 〔1) 15 (O.
71) ゆ ー[
冊
冒 こ 国 二一
翼 R 遵 鰻 蟄 匝ζ O,
510
図一
14 20 40 60 80 杭 頭 貫 入 量 So1’ [mm 亅 周 面・
摩擦 応 力 度の比 較 図 表一
4 周 面・
摩 擦 応 力 度の値 [kgf/crn2 ] 杭 300450 平 節 杭 So”冨
20mロ 値 o.
23 (O.
8臼) o.
29 (1.
且2) 0.
26 (1) し24 (4.
77) 本 冥 験 So”=
50ロロ 値 比 o.
24 (o.
89) O.
30 (1.
n ) O.
27 (1) L36 (5。
04) So冒
冒
=80皿 旧 値 比 0.
24 (O.
89) 0.
30 (LIPO
.
27 (1> 1。
40 (5.
19 模型冥 験ゆ 比 (1) (z.
5 ) 支持 力 算 定 式5》・
7} (打込み杭,
埋 込み杭 ) 係 数 比 0.
22 (no
.
602.
7 11の 乃 を,
節 部 径を持つ 円 筒 面の表 面 積で 除した もの であ る。 こ の図か ら節 杭の周 面 応 力 度は円筒 杭の摩 擦 応 力度よ りか な り大 きい こ と が分か る。 表一
4 に はS
。”
が 20,50
, 80mm の時のf
の値を 示し た が,
節杭の周 面 応 力 度は円 筒 杭の摩 擦 応 力 度の約 5倍に なっ て いる。
ま た, こ の表に は模 型実験で得られ た値1 )と, 支持 力算 定 式の うち 砂 質 土の 摩 擦 抵 抗の係 数 (R
.s/N
。L
。di
, こ こ に R!。
は砂 層 中で の摩 擦 抵 抗, Nsは砂 層の平 均N
値,
Ls は砂 層 中にある杭の長さ, ψは杭の周長)と そ れ ら の比 を文献6)・
7}の デー
タ か ら計算し た も の を合わ せ て示 し たが,
いずれも比は約2,
5
であっ た。
本実験の結果は これ らの値よ りも大きいが,
これにつ い て は次 章で検 討 す る。7.
節杭の周面抵抗の検討 (1 > 模型 実 験に ょる実験 式 本 実 験で得 られ た節 杭の周面 抵 抗の値を模型実験で得 ら れ た実験式1,に よ っ て検 討 する。
こ の式は節 部 下 面の 支 持 作 用に よっ て,
充て ん材と 地 盤 との間の せ ん断 面に 働く垂 直圧 が, 図一
15の ように節 部 下 方で根 入れ に よ る垂 直圧 よ り も大き く な る と し て導いた もの であ る。 ・・一
蕩[
[
(
・7Z
・・
鳳 。周 (
ls・号
の
・
(
K7Zi・
tan
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十Ccs)
・
詞
洗・
・]
/
{
ト 贓 伽(
・−
a・9)
・
。ii
/
?
lb
;
”
D
.・
讐
}
……・
…・
………・
…… ・
……
(1 ) こ こ に,Pv
は節杭の周面抵抗,i
と n は上と下の節 部一 72 一
Z1
二
800m Z2=
1,
800旧 Z3ニ
2,
800m噌
◎つ(
丶=
沿
卜 su)
GL KγZi翫
週
曲 地 盤 図一
15 杭 周の垂直圧 の 分布と杭 体の寸 法 [mm ] に は さ ま れ た本体 部を地表 面か ら数え た順序とそ の数 (本 実 験で は n=3
),K
は側圧係 数,
Z
‘はi
番めの本 体 部の 中心 深 さで あ り,ls
, ら,
D。
,
Dn,
α お よ び lp は図一
15に示 す杭体 各部の 寸 法であ る。
ま た,
φ。g と c。。 は地 盤 (砂 )と 充て ん材 (礫)との 間の,
δ。s と c,。 は 杭 体 (コ ン ク リー
ト)と地 盤 (砂 )と の間の そ れ ぞ れ 摩 擦 角と粘 着 力を示し,
δcg は杭 体 (コ ンク リー
ト)と 充てん材 (礫)と の間の摩擦角を 示し ている。
(2 ) 砂
・
礫・
コ ン ク リー
ト相 互 間の せん断・
摩 擦 試 験 地 盤 と充て ん材お よび杭 体 相 互 間の摩 擦 角と粘 着 力を 求め る た め,
試料の長さが 300mm,
幅が200
mm,
厚 さ が120mm
の 大 型一
面せ ん 断 試 験 機8,を用い てせ ん 断・
摩擦試 験を行っ た。
地 盤 と充て ん材と は本 実 験で 使っ た砂と礫を,
杭 材 とし て はコ ンクリー
トの代わ り に 水セ メ ン ト比 が 65%,
砂セメ ン ト比が2の モ ル タル を 用い た が,
この表面は サン ドペー
パー
で杭 材 と 同じ表 面 粗さ (Rmax (L ニ
O.
8m 皿 )≒17.
2μm )にな る よ う に仕 上 げ た。
試験は, 砂の せ ん断 試 験,
礫の せん断試 験,
砂と 礫とのせ ん断 試 験,
砂とモ ル タル との摩 擦 試 験お よ び礫 とモ ル タル と の摩 擦 試 験の 5種 類とし た。 砂や礫は せ ん 断 箱 内に適 当な厚さとなる ように入れた後,
15×20cm も し く は10
× 10cm の板を介して,
重さ1.
25kgf
の ラ ン マー
を落下して詰めた。
落下高さと回数お よび一
層の 厚さ は密度に応 じ て調 節 し た。 砂に つ い て は相 対 密 度Dr
を試 験 杭貫 入後の地 盤の平 均 密 度に合わ せ て 65% と し たが, せ ん断 試 験で は こ の他に D。=
=
67,
82,
97 % の場 合につい て も行っ た。 礫のD
.は試 験 杭での充て ん 状 況 を考え て ほ ぼ 100 % (γ=
1.
57 gf/cm3 )と な る よ う に し た。
砂の含 水 比は 地 盤 と同じ6.
5% と な る よ うに調 製 し,
礫は ランマー
落 下 時の分 級を防ぐ た め 湿 ら せ て お い た。
垂 直圧 σ n は0.
5,
0.
7,1.
O,
1.
5kgf
/cm2 の 4通 りとし,
加圧後15分 間 圧 密 し たの ち, せ ん断 力 を 最 大 荷 重までは荷 重 速 度が ほ ぼ一
定に,
そ れ以 後は変 位 速 度 が一
定 (lmm /分)に な る よ うに加え た。 以下,
こ れ らの試 験で得ら れ た せ ん断・
摩擦 強度につ いて述べ る。
(i
) 砂の せん断 強 度r。 。 D,
=
82%の場 合とσπ=
1,
0kgf/cm2 の場 合の τ。 s と変 位 量の関 係を図一
16 (a),
(b
)に そ れ ぞ れ示す。
図中 のD
,は,
試 料 作 製 時あ
体積と重量 か ら求め た もの で あ り,
圧密に よる体積 変 化は考 慮して い ない。
また図一
17 は rss の ピー
ク 値 と anの関係で ある。
Di65 %お よ び67
% の場合は Tss に ピー
クが 生じて い ない ため,
せ ん 断量 が30mm の 時の値 を 採 用し て い る。 図 中の 直線は 最小 自乗 法による回帰 直線であるが,
これ らの 直線の 傾 斜 角 を砂の 内 部 摩 擦 角ilss
,
rss切 片 を粘 着 力 c。s と する と,
次の値 を得る。Dr=
65% :css=
o.
23kgf
/c皿2,
dise
= 27.
1°
Dr=67
% :css=
o.
29 kgf/cm2,
φss・
=
26.
2e
Dr=82
% :ces=
O.
23kgf
/cm2t φss・
=
43.
O
°.
Dr
=97
%:css
=
0.
35kgf
/c皿2,
ipss
=
51.
8°Cssは あ ま り密 度に は影 響さ れて いない が
,
ilss
の値 に は密 度の影 響が大き く表れて いること が 分 か る。
そこ で,
D.
と tan φ。 。の 関 係を最 小自乗法で求め る と次 式 の よ うにな る。,
1.
5軍
1.
。蠶
o 10 20 変 位 量 [tom] 300 2 10 20 変 位量 [RM] 図一
16 τ。。〜
変 位 量 関 係図 30 2.
o 51 Ol[
N日
o こ 凶 己 o,の
』 0.
5 o計
0.
5 1●
0 1.
5 垂 直圧 σn [kgf/cm2 ユ 図一
17 τ。
。
〜
an 関 係 図一 73 一
表 面 に削られ た跡 (a)下箱に砂