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Abdominal Multidetector CT in Patients with Varying Body Fat Percentages: Estimation of Optimal Contrast Material Dose

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Academic year: 2021

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Title

Abdominal Multidetector CT in Patients with Varying Body Fat

Percentages: Estimation of Optimal Contrast Material Dose( 内容

の要旨(Summary) )

Author(s)

近藤, 浩史

Report No.(Doctoral

Degree)

博士(医学)乙 第1437号

Issue Date

2009-02-18

Type

博士論文

Version

URL

http://hdl.handle.net/20.500.12099/25314

※この資料の著作権は、各資料の著者・学協会・出版社等に帰属します。

(2)

氏名(本籍) 学位の種類 学位授与番号 学位授与日付 学位授与要件 学位論文題目 近 藤 浩 史 (岐阜県) 博 士(医学) 乙第 1437 号 平成 21年 2 月 18 日 学位規則第4条第2項該当

AbdominalMultidetector CTin Patients with Varying Body Fat Percentages:Estimation of OptimalContrast MaterialDose

審 査 委 員 (主査)教授 武 田 純 (副査)教授 森 脇 久 隆 教授 吉 田 和 弘 論文内容の要旨 【目的】 多列検出器型CT(MDCT)を用いた腹部造影検査において造影剤量を患者体重によって規定した場 合,造影剤が過剰投与であるかどうかを検討する。 【背景】 造影MDCTは,肝悪性腫瘍の診断に広く行われている検査である。富血管性肝腫瘍の場合には,肝 動脈優位相の撮像が必要であるが,肝転移の多くは乏血性であり,門脈相像で肝実質と腫瘍のコン トラストを最大にすることが重要である。肝実質濃染は,造影剤量,造影剤濃度,注入速度,撮像 タイミング,体重,心拍出量など様々な要因によって決定されるが,一般的に,造影剤量は患者体 重によって決定されている。しかし,循環血液量や肝重量は体重と比例しておらず,体重で造影剤 量を決定するのは適切ではない可能性がある。例えば,体重が平均体重の2倍の患者に2倍量の造 影剤を投与する必要があるかどうか,過剰投与ではないかと考え,今回の検討を行った。 【対象と方法】 上腹部疾患の検査目的で施行された連続161人(年齢,28-90歳,平均63歳,男性95人,女性 66人)の患者を対象とした。600mgI/kgの非ヨード性造影剤(300mgI/mL)を毎秒4mLで肘静脈より 注入し,ポーラストラッキング法を用いて造影剤が大動脈に到達し50HU上昇した後,45秒後に門 脈相を,150秒後に平衡相を撮像した。得られた門脈相像の大動脈,肝実質の上昇CT値を計測した (AHU)。患者を低体重群(37-54kg),高体重群(55-75kg)に分け,1g当たりの上昇CT値(AHU/1)

と体重との単回帰分析を行った。さらに,adjusted maximum hepatic enhancement(AHU/[1/kg])

(補正肝実質濃度)と体重,body massindex(BMI),body fat percentage(BFP)との単回帰分析

を行った。 【結果】 門脈相における△HU/∫と体重との単回帰分析による相関係数は大動脈でr=-0.78,肝実質でr =-0.80であり負の相関を示した(タく0.001)。同様にBMIとの単回帰分析による相関係数は大動 脈で∫=-0.59,肝実質でr=-0.80であり負の相関を示した(タく0.001)。低体重群の回帰式は AHU/Z=4.1-0.044×BW(Pく0.001)であり,高体重群のそれはAHU/Z=2.7-0.017×BW(Pく 0.001)であった。高体重群分析式の傾きの絶対値が小さいことから高体重群は低体重群に比して肝 実質を濃染させるための必要ヨード量が少ないことが示唆された。補正肝実質濃度は体脂肪率と正 相間を示し相関係数はr=0.25(Pく0.01)であった。この補正肝実質濃染と体脂肪率の回帰式を用

(3)

-79-いてHeikenらが報告している必要ヨード量計算式を改変し,体重当たりの必要ヨード量= 必要肝 実質濃染/(83.12十0.62 × BFP)という新たなノモグラムを作成した。例えば,体脂肪率40%の 患者では,肝実質を50HU上昇させるためのヨード量は約0.46gI/kgとなり,体脂肪率の多い患者へ の造影剤過剰投与を回避することが可能となる。 【考察】 一般的に,肝実質濃染は投与造影剤量に依存しており,体重当たりの上昇CT値(AHU/Z)は体 重と負の相関を示す。しかし,我々の検討で△HU/∫と体重を比較した場合,高体重群の傾きは低体 重群より緩やかであり高体重群には造影剤量が過剰投与されていると考えられた。また,補正肝実 質濃染は,体脂肪の増加に伴い上昇しており,体脂肪の多い患者では必要ヨード量を減量すること が可能であると考えられた。我々の作成したノモグラムを用いれば安定した肝実質濃染を確保しつ つ,造影剤量を減量でき,腎機能低下やコスト低下に繋がる可能性がある。 近年,Hoらの報告によると除脂肪体重(体重一脂肪量)で造影剤量を規定すると,大動脈や肝実 質濃染のばらつきが押さえられるとしており,我々の体脂肪を考慮した結果は,彼らの報告を支持 している。今後は,肥満患者で増加する画質ノイズや75Kg以上の高体重患者での検討が必要である と思われる。 【結論】 体重規定で造影剤を投与した場合,高体重患者には過剰投与している可能性が示唆された。造影剤 量は患者ごとの体脂肪率を考慮して調節する必要性があるかもしれない。 論文審査の結果の要旨 申請者 近藤浩史は,多列検出器型CT(MDCT)を用いた腹部造影検査において,造影剤量を患者体 重によって規定した場合,造影剤が適正投与であるかを検討した。その結果,高体重群は低体重群 に比して肝実質を濃染させるための必要ヨード量が少なくて良い可能性が得られた。従って,造影 剤量は患者ごとの体脂肪率を考慮して調節する必要性が示唆された。 本研究成果は,放射線医学および画像診断学の進歩に少なからず寄与すると認められる。 [主論文公表誌] HiroshiKondo,MasayukiKanematsu,SatoshiGoshima,YuheiTomita,ToshiharuMiyoshi,Atsushi

Hatcho,NoriyukiMoriyama,Minoru Onozuka,Yoshimune Shiratori,and Kyongtae T.Bae: AbdominalMultidetector CTin Patients with Varying Body Fat Percentages:Estimation of

OptimalContrast MaterialDose.Radiology249,872-877(2008).

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