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「情報処理学会論文誌 プログラミング」の編集について

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Academic year: 2021

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(1)情報処理学会論文誌. プログラミング. Vol.5 No.4 i–iii (Sep. 2012). 「情報処理学会論文誌 プログラミング」の編集について プログラミング研究会論文誌編集委員会. 情報処理学会プログラミング研究会が,研究会の活性化 を目指した改革をいち早く行い,研究会論文誌「情報処. ングに関するテーマ全般を専門に扱う論文誌である.具体 例として次のようなテーマがあげられる.. 理学会論文誌:プログラミング」の編集に踏み切ったのは. • プログラミング言語の設計,処理系の実装. 1998 年度のことであり,記念すべき第 1 号が発刊された. • プログラミングの理論,基本概念. のは 1998 年 12 月であった.以来本論文誌は,年度あたり. • プログラミング環境,支援システム. 3∼4 冊ずつ発刊を続け,2008 年 3 月をもって 36 冊を数え. • プログラミング方法論,パラダイム. るに至った.この間,プログラミング分野の様々な研究成. これらを応用したシステムの開発事例も対象に含まれ. 果が,本論文誌を通して公表されてきた. その一方で,情報処理学会は,2010 年の創立 50 周年に 向けて,論文誌ならびに研究会活動を全面的にオンライン 化し,会員サービスの向上を目指すことを決定した.その. る.また,上記以外でも,プログラミングに関する面白い 話題であれば対象となる.. 2. 編集方針. 第一段階として,2008 年 4 月からすべての論文誌の紙媒体. 本論文誌は,プログラミング研究会における発表と論文. での出版を廃止し,学会電子図書館(BookPark)上でのオ. 誌投稿が密接にリンクされている点に特徴がある.論文誌. ンライン出版とすることになった.それにともない,本研. への投稿者が用意する研究会発表用の資料が,内容的にそ. 究会論文誌は正式名称を「情報処理学会論文誌 プログラ. のまま本論文誌への投稿論文となる.. ミング」に改称し,新たに出発することとなった.本号は,. 研究会発表をせずに本論文誌に投稿することはできない. オンライン版の第 21 号であり,紙媒体からの通算では 57. が,逆に,本論文誌への投稿をともなわない研究会発表は. 号目にあたる.. 可能である.そのような発表や,論文が不採録となった発. 本論文誌の意義は 3 つある.第 1 は,従来の「論文」に. 表については,アブストラクトが本論文誌に掲載される.. 対して想定されてきた対象分野や査読基準では必ずしもカ. 従来のプログラミング研究会の研究報告は廃止し,その代. バーしきれない,多様な成果の公表の場を提供することで. わりとして,研究会登録者は本論文誌を発行直後から購読. ある.第 2 は,投稿論文の内容を研究会で発表することを. できる.. 義務づけることによって,迅速で的確な査読を実現すると. 本論文誌に掲載する論文は,通常のオリジナル論文と,. ともに,議論の結果の最終稿へのフィードバックを可能に. サーベイ論文の 2 種類とする.どちらの種類であるかは,. することである.第 3 は,研究内容の表現に必要であると. 著者自身の指定によって決まる.論文の記述言語は日本語,. 認められれば,長大な論文も採録可能としている点である.. 英語のいずれかとする.論文の長さに制限は設けない.. これらは創刊以来変わることのない,他論文誌には見られ. 3. 査読基準. ない大きな特徴である. 今後とも,本論文誌を通じて,日本のプログラミング分. 基本的に,減点法に陥ることを避け,論文のよい点を積. 野の研究活動を盛り上げるのに貢献していきたいと考えて. 極的に評価するという方針を貫く.具体的には,新規性,. いる.読者諸氏からの多くの論文投稿を期待する.. 有効性などの評価項目のうち,どれか 1 つの点で特に優れ. 1. 対象分野. ていると認められれば採録する.体裁のみが整った論文よ. プログラミングはコンピュータの誕生と同時に生まれた. り,若干の不備はあっても技術的な貢献の大きい論文を積 極的に受け入れる.. 伝統的な分野であるが,コンピュータがある限り不可欠な. このような観点から,たとえば次にあげるような,従来. 技術である.並列分散処理やマルチメディア応用など処理. は論文としてまとめることが難しかった内容について論じ. 内容が高度になるにつれて,プログラミングの重要性は増. た論文もできるだけ受け入れる.. すことがあっても減ることはないであろう. 「情報処理学会論文誌 プログラミング」は,プログラミ. c 2012 Information Processing Society of Japan . • プログラミング言語の設計論 • システムの開発経験に関する報告. i.

(2) 情報処理学会論文誌. プログラミング. Vol.5 No.4 i–iii (Sep. 2012). • 斬新なアイディアの提案. 本年度のプログラミング研究会の発表件数は 57 件であっ. • 概念の整理,分類法,尺度の提案. たが,2007 年度は 52 件,2008 年度は 44 件,2009 年度は. • 複数のシステムその他の比較. 47 件,2010 年度は 55 件であったので,発表件数について. 4. 投稿から掲載までの流れ. は増加傾向であるといえる.また,研究会論文誌への投稿. 本論文誌への投稿希望者,および研究会での発表希 望者は,発表会開催日の約 2 カ月前までに発表申し込. 件数は本年度 39 件(第 83 回を含めると 41 件)であり,. 2007 年度 52 件,2008 年度 44 件,2009 年度 47 件,2010 年 55 件と比較して減少した.一方,採択件数についても,. みをする.具体的な方法は研究会ホームページ(http://. 2008 年度 24 件,2009 年度 15 件,2010 年度は 28 件に対. www.ipsj.or.jp/sig/pro/)を参照していただきたい.申し. して,20 件(第 83 回を含めると 22 件)であり,低調で. 込みの際には,所定の申し込みフォームに本論文誌への投. あった.昨年度は,震災が少なからず影を落としたと思わ. 稿の有無,オリジナル論文とサーベイ論文の種別指定を明. れるので,その分析については差し控えたい.これまで同. 記する.また,アブストラクト(和英両方,和文は 600 字. 様,今後一層発表件数および投稿件数を増やすべく努力を. 程度)を提出する.. していく所存である.. 論文投稿を希望した場合は,研究発表会の約 1 カ月前ま でに,別に定めるスタイル基準に従ったカメラレディ形式. ここに,大変短い査読期間にもかからわず論文査読の労 をとっていただいた方々の氏名を掲げる.. で論文を提出する.. 2011 年度査読者. 毎回の研究発表会の直後,編集委員会が開催され,各論 文について 1 名の査読者が決定される.査読報告をもと に,編集委員会は採録,条件付き採録,不採録のいずれか の判定を行い,発表会開催後 3 週間程度で発表者に採否通 知を行う.照会の手続きはないが,条件付き採録の場合は. 今井宜洋,. 岩崎英哉, 岩見宗弘,. 上野雄大,. 馬谷誠二, 江本健斗,. 遠藤敏夫,. 緒方和博, 岡野浩三,. 小川宏高,. 香川考司, 兼宗 進,. Jacques Garrigue,木村大輔, 小出 洋,. 採録のための条件が示される.また,論文改善のための付 帯意見が添付される場合がある.この場合は,3 週間以内 に改良版を作成する.最終的に採録となった論文が,学会 の諸手続きや校正を経て掲載される.. 5. 2011 年度の活動のまとめ 2011 年度は(震災のため本年度の開催となった第 83 回. 光来健一,. 櫻井孝平, 篠埜 功,. 鈴木 貢,. 住元真司, 滝本宗宏,. 田辺良則,. 千代英一郎, 千葉雄司,. 寺内多智弘,. 長瀧寛之, 西田直樹,. 橋本健二,. 花井 亮, 増原英彦,. 松崎公紀,. 南出靖彦, 宮島信也,. 結縁祥治,. 渡部卓雄. 研究会を除き)第 84∼88 回の研究発表会を開催し,合計. 57 件の発表および活発な議論が行われた. 6 月 14∼15 日. サン・リフレ函館. 7 月 29 日. かごしま県民交流センター. 6. 編集母体 本論文誌は,下記のプログラミング研究会論文誌編集委. [SWoPP2011]. 員会の責任で編集を行う.各研究発表会ごとに 2 名の担当. 神奈川近代文学館. 編集委員が割り当てられ,投稿論文の査読プロセスを主導. 1 月 23∼24 日. 久米島町イーフ情報プラザ. する.. 3 月 15∼16 日. 産業技術総合研究所つくば中央. 11 月 1∼ 2 日. このうち,第 85 回(SWoPP2011)が他研究会との連続 開催であり,残りの 4 回が単独開催である.SWoPP の回 には特集テーマを定めたが,特集テーマと直接は関係しな い発表も常に受け付けるようにした. 研究会論文誌に投稿された論文は,まず研究会で発表さ れ,発表会の直後に開催される研究会論文誌編集委員会に おいて議論し,査読者を定めて本査読を行った.例年通り, 投稿の有無にかかわらず,1 件あたり発表 25 分,質疑・討 論 20 分の時間を確保し,参加者が研究の内容を十分に理 解するとともに,発表者にとっても有益な示唆が得られる ように努めた.. c 2012 Information Processing Society of Japan . ii.

(3) 情報処理学会論文誌. プログラミング. Vol.5 No.4 i–iii (Sep. 2012). 2011 年度プログラミング研究会論文誌編集委員会 委員長 西崎真也. (東京工業大学). 委員. 青戸等人. (東北大学). 岩崎英哉. (電気通信大学). 上田和紀. (早稲田大学). 大岩寛. (産業技術総合研究所). 兼宗進. (大阪電気通信大学). 首藤一幸. (東京工業大学). 鈴木貢. (島根大学). 中野圭介. (電気通信大学). 長谷川立. (東京大学). 花井亮. (産業技術総合研究所). 増原英彦. (東京大学). 松崎公紀. (高知工科大学). 八杉昌宏. (九州工業大学). 横山大作. (東京大学). Reynald Affeldt(産業技術総合研究所). 本号の編集にあたって 2011 年度第 5 回研究発表会 担当編集委員 中野圭介,大岩寛 本号は,2011 年度第 5 回プログラミング研究会(通算第. 88 回)からの採録論文 3 件からなる. 第 5 回プログラミング研究会は,2012 年 3 月 15 日から. 16 日に産業技術総合研究所つくば中央で開催された.この 回はテーマを特に設けず,幅広く論文を募集した. 研究会論文誌への投稿をともなう発表のほかに,論文投 稿をともなわない発表を歓迎したこともこれまでと同様で ある.その結果,12 件の発表(発表 25 分,質疑 20 分)が 行われた. 投稿原稿の査読を議論する編集委員会会合は,開催日の 昼休みや研究会終了後に編集委員ならびに編集委員会が出 席を依頼したメンバで現地にて複数回開催した.ただし, 投稿論文の共著者となっているメンバは,その論文につい ての議論の間は退席している.委員会会合では先の節に記 した対象分野,編集方針および査読基準に従って,各投稿 論文の評価できる点について意見が交され,その場で可能 な限り査読者の選定を行うようにした.各査読者は,編集 委員会での議論をふまえ査読を行った. 最終的に,研究会で投稿を希望した論文のうち 3 件がそ れぞれ通常論文として採録となった.他の発表については. 1 ページの概要を掲載してある.掲載順序は論文,概要の それぞれについて当日の発表順に従うこととした. 最後に,研究会開催および論文誌編集にさまざまなご協 力を賜った皆様に深い感謝を捧げたい.. c 2012 Information Processing Society of Japan . iii.

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