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マイクロモジュール用基板と抵抗

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u.D・C.占21.37/.38-181.4:る21.31る.8-41=るるる・593

マイクロモジュール用基板と抵抗

Microelement Wafer and Resistor for Micromodule

光*

彦*

Fusamitsu Hibi Katsubiko Hamada

彰**

志***

Akira Doi AtsushiTacbibana

潔**

KiyoshiSakashita

マイクロモジュール用基板材料として種々のセラミックス中アルミナ磁器が特にすぐれていることに江H し,プラスチックスの流動性を利用した独特の押出し成形法によるアルミナ磁器基板の製造法を確寸仁した〔次 にこの基板を用いてNi-Cr系蒸着抵抗の製作条件を検討し,蒸発源の金属組成を従来のものより大幅に変える ことによって広い抵抗値範囲ですぐれた特性を有するマイクロモジュール用抵抗を作り得た。また同一抵抗材 料でマイクロモジュール用半固定可変抵抗を開発した。

】.緒

言 マイクロモジュール方式でほ,部品はすべて一定寸法の基板上に 組み立てられるので,マイクロキジュー′レ用部品の開発にモ1うたって ほ,まず基板の選定が必要である。基板としてほ薄くて,しかも機 械的ならびに熱的に強いものが要求されるので,通常セラミックス が常用される。しかし,セラミックスで薄板状の絶縁物を造るには いろいろ困難な問題があり,しかもマイクロモジュー′レ用基板とし ての材質や寸法精度上の要求もかなり厳しい。本報ではマイクロモ ジュール用基板の要求性能と従来のセラミックスの諸特性,掛こア ルミナ磁器の特性との関係,および日立製作所で開発したマイクロ モジュール用アルミナ基板の製造法について概説する。 次にこのような基板を使用したマイクロモジュール用抵抗につい てのべる。この抵抗は他の部品とともにモジュールに組み込まれる ので,従来のさしかえ可能な抵抗に比べ一段と高い信榎度が要求さ れる。マイクロモジュール用抵抗に要求される抵抗値は,普通の抵 抗器と同様数nから数M∫1までの広い範囲であり,負荷電力も 舛W程度まで大小さまざまであるが,これらの多種多様な抵抗をす べて約8mm角の基板内に収める必要がある。しかも1枚に1個と いうのではなく,表裏2個ずつとりつけることも多い。したがって 1個の抵抗に割り当てうる基板の面積は狭く,単位面積当たりの負 荷電力は著しく大きいというのがマイクロモジュール用抵抗の特長 である。マイクロモジュールの用途によっては,炭素粉一樹脂系塗 膜抵抗も使用可能であるが,コンピューターや通信機なども対象に 含まれるので,信棟虔の高い金属皮膜抵抗やサーメット(金属と無 機絶縁物の混合物)皮膜抵抗の使用が望ましい。超小形部l甘1用の机 抗としては,従来ニクロム系の蒸着航抗とAu,Pt系の蒸着および 焼付抵抗が主流をなLており,Ta,Ti,金属窒化物,酸化錫などの 抵抗も試みられている(1)(2)。われわれはまず温度係数がすぐれてい るニクロム系合金抵抗を対象として研究を進めた。本報ではこの材 料による-7イクロモジエール用抵抗の製作上の問題点,製作した抵 抗の性能およびこれを用いた可変抵抗について概説し,新しいサー メット系の抵抗にも言及する。

2.基

2.1セラミックスの一般的特性 1930∼1945年ころまではステアタイト(MgO・SiO2)が万能なセラ * 日立化成工業株式会社桜川分工場 ** 日立製作所日立研究所 ***日立製作所戸塚工場 理博 ミック絶縁物として賞用されてきたが,湿気による絶縁抵抗の劣化 と熱衝撃に弱いことが欠点とされ,1945年以来アルミナ磁器の開発 が急速に行なわれてきた。ステア_タイトと同一系列のフォルステラ イト(2MgO・SiO2)は牛如こマイクロ周波領域で誘電特性が俊秀なた め重要視されたが,ステアタイトと同様に熱衝撃に弱い欠点があ る〔アルミナ磁器は1933年にドイツで初めて工業化された。これ はそのすぐれた機械的強度,高熱伝噂性,電気絶縁性を利用した点 火プラグ朋がいしとして開発されたものであるが,最近では純然た る傲械部ハhとしての用途のほかにも高低両周波領域および高低両温 度における誘電樽性がすく、れているため,エレクトロニクスの方面 での利用が高まっている〔ガラスをセラミック化(倣結晶化)し た,いわゆるガラスセラミックほ,成形と組成の制約を一挙に解決 した革命的新製品としてCorningGlass Worksで1957年工業化 され,最近わが国でも同系統のものが市販され始めている。これら のセラミックスのほかにも特殊用途のためにベリリヤ(BeO),ジル コニヤ(ZrO2),トリヤ(ThO)などの特殊セラミックスの研究が活 発に行なわれているが,いずれも原料製造技術(成形,焼成)の点 で著しい制約があり,一般的材料として普及するにほなお長期目を 要するものと思われる。一般にセラミックスはガラス系のものを除 いてすべて成形性に多くの困難があるため,用途に適した材料の選 択には特性とともに成形性を考慮することが重要である。現在主と してエレクトロニクスの分野に用いられている各種セラミックスの 特性を第1表に示す。以上,各種セラミックスおよぴマイクロモジ ュー′レに要求される諮特性,たとえば動作状態,部品の製作過程で 必要とされる特性などを考慮しても,現在のところ食通の材料はア ルミナ磁器である〔この分野に先鞭(せんべん)をつけたアメリカに おし、ても,特殊用途以外はいずれもアルミナ磁器が使用されでぉり, も要部品の基板にほこの材料を使うことが多い∩ 2.2 マイクロモジュール用アルミナ基板の特性 アルミナ磁器の特性ほ含有されるA1203の結晶に宅配される〔し たがってその紺生ほA120ごぅの含有率が多いほど向上すると考えてょ い∩一般にアルミナ磁器を高周波僚域で使用するにほ損失係数の点 を考慮するとA1203含有率が90∼95%内外であることを必要とす る。弟2表に内外各社のマイクロモジュール用セラミックスの特性 を示す。 2.2.1機械的,勲的性質 弗】表よりアルミナ磁器ほはかのセラミックスに比較し,iP均 して優秀な性質をもっていることがわかる。特に機械的,熱的性 質にすぐれていることが重要な特長の一つである。アルミナ磁器 の機槻的強さはほかのセラミックスに比べて2∼3倍程度大き

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-89-1180 昭和39年7月

第46巻 第7号 フォルステラ イト 2MgO・SiO2 コーヂーライ ト 2MgO・ 2Al203・ 5SiO2 ジ ル コ ソ ZrO2・SiO2 アルミナ磁器 Al203≒95% パイローヒラム 9606* 高 圧 がいし素地 特用一吸比 長途 率垂 水 巴 軟 化 温 度 連続安全使用温度 硬 数数度ささ度 係係魔境墟威 張巌り 膨膨淑縮げ撃 熱風州引任曲衝 固 抵 抗 25へ一100℃ 25∼700℃ ℃℃℃℃℃℃ 250000000000 13579 誘 電 正 誘 電 損 率 60c IMc lOMc 60c IMc lOMc 60c IMc lOMc 10 ̄0 10 ̄8 kg/cm2 kg/cm2 kg/cm2 in-1b kV/mm 一般高周波 絶縁材料 0∼0.2 2.7 日 1,450 1,000 7.5 6.4×10 ̄8 8.9×10 ̄8 700 6,300 1,400 4.0 6.2 6.1 6.1 0.0012 0.0012 0.0011 0.008 0.008 0.007

ノミイロセラム9606:Corning Glass Worksカタ

第2表 マイ 特に高周波 絶縁材料 0 3.05 緻黄白色 1,450 1,000 7.5 10.0×10-8 11.2×10 ̄8 720 5,500 1,200 4.0 9.5 >1014 >1014 1011 108 7×10(l 950 6.6 6.5 6.5 0.0004 0.0003 0.0003 0.003 0.002 0.002 耐熱衝撃性 緻照質 0∼0.2 2.65 白 1,430 1,200 7 1.6×10 ̄8 2.4×10 ̄8 650 6,000 1,300 4.5 刈111似㍑

脚洲8。。脚仰÷

5ArdT-(UOO O(UO ▲只UQU一只U ハリOO OOO 545娼 兵卒管その 他金属封着 用緻密質 0 3.6 褐 色 1,650 1,550 9 6.4×10 ̄8 7.5×10-8 1,400 18,000 2,200 6.5 10.5 >1014 10P 4.5×107 2.2 99 6.5×10■8 7.8×10 ̄8 1,450 19,000 2,500 6.5 10.5 >1014 1010 7×108 950 乱9 8.9 0.0005 0.0005 0.0045 0.0045 グによる。 ク ロ ジエ ール用セラ ミ ック スの特性 高 周 波 絶縁材料 5 2 自りけ 5.7×10 ̄8 1,400 ・各 人U lt阜 1〇一101〇一一 > 5 1 9 n■0 0 (U 5 0 爪U 一5.一一〇.Ⅶ 一〇. 一般高圧 がいし用 0 2.3∼2.5 自 1,600 1,200 7 5.0×10 ̄8 6.5×10 ̄¢ 250∼350 4,000∼5,000 700∼900 3.5 二

35。】5・。5・。一㍑:0・。60・。6

American Lava.Corp, Coors Porecelain Co. Coors Porecelain Co. Centralab Corp. 商 用

名 Halox525 AIsimag614 A-D-96 Belox Steatite Body302 Diamonite Product ManfリCo. B-890 エレクト ロニク ス部品 MM用ウエー/、- MM用ウェーハー MM用ウェーハー MM用ウェーハー 二こレクト ロこク ス部品 MM用ウェーハー 観垂邪℃℃ 自3.〇..7.6 1 1 > 自 3.72 0.00 1,700 白 2.62 0∼0.02 980 自 3.63 0 6.5∼7.5 (20∼800℃) 7.9 (25∼700℃) 7.8 (200∼400℃) 7,3 (200∼400℃) 8.0 (20∼400℃) 7.8 (25∼700℃) 7.6 (20∼800℃) 0.045 9 1,S20∼1,960 4,200 28,000 7 0.63 9 14,000 0.008 7.5 1,400 5,950 4,7 0.03 >9 1,450 3,150 19,600 6.5∼6.8 0.04 9 3,000 10 体析固有抵抗(n-Cm) 20℃ 500℃ 700℃ 一生 O l t 8 0 0 ∧U > × 7 値率接失 正…現 電 電電 e T誘誘誘 (℃) (1Mc) (1Mc) (1Mc) 50 05胡 * 他社製晶の特性値はカタログによる。 く,また引張り強さほ1,000℃までほとんど変化しないという特 長をもっている。さらに一般セラミックスが1,400∼1,500℃で軟 化するのに対し,アルミナ磁器は1,700℃以上の高温に耐えるた め高温域で安全に使用することができる。 2・2・2 電気的性質 アルミナ磁器が高温産む羊おいて高い絶縁抵抗を持つことはすで に開発の当初より知られていたが,誘電損失が小さく,高周波特 性が良好なことが知られたのは最近のことである。一般的に言っ てアルミナ磁器の電気的性質は温度の影響をあまり受けない点に 特長がある。一般のセラミックスの固有抵抗は常温でほきわめて 高く10柑∼1014凸Cmの高抵抗を示すが,温度上昇に伴い,成分中 のアルカリイオンの影響により低化する。アルミナ磁器はマグネ

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一90-ジ ュ ル

1181 シヤに次いで高温度における低 ̄F率が小さい。しかしその性質は 当然使用するアルミナ原料および媒溶剤の性質により異なるもの である。アルミナ磁器の主原料であるアルミナは,普通ポーキサ イド(A120。∬H20)をカ性ソーダ処理して得た水酸アルミニウム (Al(OH)3)を約1,300℃に蝦焼(かしょう)したいわゆるバイ17一 法アルミナを用いるが,これには0.3∼0.5%のNa20分が残り絶 縁性能を悪化する。そこで/ミイヤー法アルミナのソーダ分を除き ローソーダアルミナとする企てが内外各メーカーで行なわれ.ア ルミナ磁器の発展に大いに寄与している。 2.3 マイクロモジュール用アルミナ基板の製造法 一般にアルミナ磁器は,ステアタイト,フェライト,チタン酸バ リウムなどと同じく, ̄吋塑性のない粉末原料を成形して高温度焼成 する。この場合,成形能の問題がこの種のセラミックスの共通のあ い路となっている。一般にこれらの可塑性のない酸化物系セラミッ クス原料の成形には,それぞれの形状に応じて鋳込成形法,押出成 形法,プレス成形法などが使いわけられているが,最近ではスプレ ードライヤによる球状粒子の作成により Hydrostatic Press(一名 ラバプレス),メカニカルプレスなどが盛んである。しかしこれら の方法も根本的には可塑性のない原料をそのまま使用するために, マイクロモジュール基板のような複雑で,しかも蒔い板状成形品の 製造には問題点が多く,かつ能率的にも多大の欠点を有している。 これらの成形の困難性を従来の窯業的技術とは全く異なった観点か ら解決するために,プラスチックスの流動性に着日してこれをセラ ミックスの成形に導入し,プラスチックスと全く同一の成形方法を この分野に応用する方法が工業化された。従来プラスチックスの分 野においても種々の樹脂に充てん剤としてセラミックスを添加する 場合が多いが,これはあくまで樹脂の成形性,物性,外観を低下し ない範囲で用いるのが普通である。セラミックスの成形に樹脂を用 いる場合には樹脂は単に成形性を付与する目的のみに用い,成形l上I11 には高温焼成を行ない,樹脂を完全に焼失させた後焼結させるもの であるため,焼成中のき裂,あわ立ち,変形,崩壊などの事故を生 じてはならない。日立製作所においてはセラミックスの成形に樹脂 を利用する方法として,熱可塑性樹脂による射出成形法,押出成形 法を開発し工業化している(3)。マイクロモジュール基板のうち平板 状のものほ,シート状に押出成形したものを打抜加工し必要な形状 となし,焼成する。本成形方法を適用するには成形性の向上と焼火 性状の安定の相反する要求が存在するが,この両者を勘案して成形 するには次の条件を考慮しなければならない。 (1)成形性の向上 (a)各種樹脂の特性を有効に利用する。 (b)原料の粒度分布,比重,ぬれ性を検討し,樹脂の流動効 果を増加させる。 (c)成形枚の改良を行なう。 (2)焼火性状の安定 (a)成形品中の樹脂分を完全に消失させるに十分な予熱時間 を与える。 (b)加熱時に最小の熱軟化性を示すように添加樹脂の揮発 分,分解温度を選ぶ。 (c)加熱中樹脂が自由に揮発できるよう,内部拡散を容易に するための原料粒度の調整を行なう。 以上の各項目について検討を行なった結果,アルミナ素地につい てはポリスチレン樹脂12∼14%,可塑剤2∼3%,ステアリソ酸4∼ 4.5%の組み合わせで良好な成形品が得られることを確認した。こ れらの成形法によるマイクロモジュール用基板を策1図に示す。 第1図 マイクロモジュール用基板

3.抵

3.1金属皮膜製作上の問題点 Ni-Cr系の皮陵抵抗は普通ニクロム(Ni80-Cr20)の真空蒸着によ り形成される。そこで,・まずこの材料を中心に金属皮膜抵抗製作上 の問題点について述べる。 3.1.1真空蒸着による抵抗皮膜の形成 真空蒸着法(4)は10 ̄4∼10【5mmHgの高真空中で蒸着しようと する物質を抵抗加熱あるいは電子ビーム加熱などによって蒸発さ せ,その蒸気を磁器またはガラスなどの基板上に凝縮させて浦幌 を得る方法である。本方法は,抵抗値の制御,膜の強度と一様件, 量産性などの点においてすぐれている。 蒸着装置の略図を弟2図に示す。まずガラスベルジャー①内を 排気系により10 ̄4mmIig以 ̄Fの高真空にし,蒸着物質(たとえ ばNトCr合金)④をのせたボート④の両端に電圧を加える〔航 抗加熱により蒸気となった蒸着物熟ま光のように直進し,マスク ⑤によってさえぎられていない基板⑥の ̄F表面部分に凝縮する。 蒸着膜の構造,性質は蒸着時の基板温度によって変わるの で(2)(5),基板上にヒータ何を設置する。Ni80-Cr20の蒸着膜に っいて,基板温度300,200℃,常温で蒸着し,真空中200℃で agingしたときの抵抗値変化を測定した場合,弟3図に示すよう に300℃で蒸着したものが一番安定であった。基板温度が低い場 合,抵抗値変化が大きいのは蒸着膜のひずみや構造的な欠陥がエ ージングによってしだいに解消していくためである。なお,ベル ジャーから取り出した抵抗膜は空気中で熱処理を行なうことによ i),表面を強制酸化させてその後の酸化による抵抗値変化を防 ぐ。 し1_)

し7〕

r5: し6.) (、萱′ノ p:ベルジャー ②:排気孔(拡散ポンプへ) ⑨:蒸着物質 ④:ポート ⑤:マスク ⑥:基 板 ⑦:ヒータ 第2図 真空蒸着装置略図

-91一

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1182

僻和39年7月

l() O G'

-10 喜一 ミ三 食式 -20 望 iご 三望 【30 一・-4け ヽ

し\

:川00c :- ̄-一---「--・・・・・・・・・・・・・・・・一---一一イーーーーt---0 200q(二 \ -_ + 、_.__⊥ 1 2 3 叫J】(り 第3図 異なった基板温度で作成したニクロム膜 のエージングによる抵抗値変化(兵窄巾200℃) 仙 川 00 50 (P\∈a(ご崩壊城東唱対 10+ 1()1 、--「--、ニーーーーーーーニー⊥ニュ叫 -_ + 、_..__⊥ 0 0 0♂○ 102 10ヨ 面積抵抗値(Q/毛q) 101 +. _1ノ_ 第4図 金属蒸着膜の面積抵抗値と抵抗温度係数 3・l・2 蒸着膜の厚さと抵抗値 導電性物質の蒸着膜の比抵抗は,膜厚が小さくなると著しく増 大する。これほ自由電子の平均自由行程が制限されるために起こ る現象として説明される(6)。膜厚(β)によって比抵抗(p)が変わ ることと膜厚の測定そのものが容易でないため,薄膜抵抗では普 通,比抵抗の代わりにβノβに相当する面積抵抗(凸/sq)が用いら れる。Ni-Cr系の蒸着掟でほ,平滑な基板で300n/sq,アルミナ のような面のあらい基板で2k∫1/sq程度が高抵抗値の限度であ つて,これ以上面積抵抗値が高い場合,換言すれば膜厚が薄い場 合には負荷特性や雑音電圧が問題となる。 3・1.3 膜厚と抵抗温度係数 一般に金属薄膜の抵抗温度係数は膜の厚い場合にほ正である が,険厚が減少するに従ってしだいに減少し,零を経て負の値を とるようになることが知られており,理論的な説明もある(6)。こ の膜厚によって温度係数が変化する例を第4図に示す。この図で は膜厚の代わりに,その関数である面積抵抗値を目盛ってある。 抵抗温度係数の単位ppm/℃は10 ̄6/℃である。蒸着材料は市販 のニクロム合金(Ni:77.26%,Cr:18.02%,Fe:0.56%),基板は 前述のアルミナ磁器で蒸着後,強制酸化処理を施したものであ る0 この囲から市販のニクロム合金を用いた場合,温度係数を 200ppm/℃以下に押えるには面杭抵抗値を300n/sq以上に, 50ppm/℃以下に押えるには2kn/sq以上にする必要があるこ とがわかる。ところで,ア′しミナ基板の場合3kn/sq以上の面 積抵抗値を示す蒸着膜は不安定であるため,使用できる面積抵抗 値範囲ほかなり狭い。ただし弟5図に示すように端子間隔を短縮 したり(a),抵抗膜にみぞ切i)を施したり(b)することによっ て,製作しうる抵抗値鞄巨別ま面積抵抗値の1/20∼100倍程度に拡 げうるので,弟3表に示すような抵抗値範閃が聾廷作耶巨と考えら れる〔しかし,ここで問題となるのは,抵抗器1僻当たりの消費電

(a) 120 00 80 60 40 (的Eて琶) ∝ だ 望当 0 2 第46巻 第7 弓・ (b) 12 (M∈Eq\E) 出世蠍脚蝦紳 (U 【凸 6 ・4 第5岡 抵 抗 値 調 整 法

0卜 ̄ ̄ ̄ ̄音 ̄ ̄甘 ̄一品--1「一瑞00

0 20 40 60 80 Ni (%) Cr 第6図 Ni-Cr合金の比抵抗,電気伝導度と Cr含有量の関係(7) 第3表 抵抗温度係数と製造可能抵抗値範囲 甚i抗温度係数 50ppln/℃ 200ppm/℃ 理論上製造できる抵抗値範囲 100∫1∼300k∫1 15Jl∼300k凸 力が等しい場合,弟5図(b)に比し(a)ほ抵抗膜の単位面積当た りの消費電力が大きくなり,その結果,局部的な温度上昇をもた らし,択抗器の寿命を短縮する恐れがあることである。次に,金 属皮膜抵抗器は時間の経過にしたがって抵抗値が増大する傾向を もつが,その最大の原因ほ抵抗膜に酸化反応などの化学反応が起 こり,有効膜厚が減少することにあると考えられる。したがって 肢が薄い場合には,厚い場合に比較して抵抗値の変化率が大きく なる。 以上述べたように市販のニクロム合金を用いる場合に,抵抗温度 係数を低下させるためには膜をかなり薄く(面抗抵抗値を高く)し なければならず,したがって低抵抗値で低温度係数かつ高信頼度の 抵抗器の製作ほ困難である。この対策としてわれわれは次に述べる ように蒸着源金属の組成を変えることを試みた。 3.2 組成比の検討 3・2・1Ni-Cr系の組成比と比抵抗,抵抗温度係数 文献(7)によれば塊状の(ここでは薄膜でないという意味で使う) Ni-Cr系二元合金の比抵抗とCr含有量との関係は葬る図のよう であり,比祇抗はCr44%において最大となる。一般に市販され ているCrの組成範囲での電気伝導度,比抵抗,抵抗温度係数と Crの含有量との関係は弟7図のようである。 このようにNi-Cr合金の比耗抗は,Crの量が増加するにした 一】

92山一-範

(5)

ロ モ ン/ ニL ル 用

(芸H∈q\j 粥世耕坦脈紳 (のEて∝l一光媒滋 賀

t・tL∧U

10 00 90 80 70 60 50 40 訓 20 10 0 1 1 100 <U Olロ 4 8 8 10121416 合金組成(Cr%) (U\邑せ じ東堕触感媒曽 100 ㈹ 900 800 700 600 500 400 300 200 100 ] O 18 2() 第7図 Ni-Cr合金の電気特性仰 Ni 20 40 60 80 100 Cr 蒸発源組成(%) 0 0 亡U 4 (竺Z+梱-転向 0 2 第8図 蒸発金属の組成と蒸着膜の分析結果 600 耳400 で 望 型 200 ]居 宅塁 漕 値 100 ヽ ヽ  ̄0 20 40 60 80 100 Ni Cr 蒸発源組成(%) (蒸発量100mg) 第9図 蒸発金属の組成と蒸着膜の面積抵抗値 がって増大して極大を有し,また航抗温度係数も弟7図のCrの 組成範開ではCrの量にしたがって減少する。 Cr含有量10%以下のときは耐酸化性は純Niにわずかにすぐ れるだけであるが,35%まではCrの増加にしたがって耐酸化性 は次第に良好になる。化学薬品に対する耐腐食性もCr15%以上 の合金ではNiよりすぐれ,またCr量の増加にしたがって酸化性

状態における耐腐食性は大きくなる(7)。

このような理由から合金皮膜の組成比をNi80-Cr20から変え ることによって,抵抗温度係数その他の諮特性の向上することが 期待される。 3.2.2 蒸着膜の組成 蒸発源の組成を変えた場合に,蒸着膜の組成がどのようになる 0 20 40 60 80 100 ㈹ 500 000 500 りq L 一L 十 ト ・十 十 (U\E邑) 東壁世蛸≠媒習 ーーー500 Ni Cr 蒸発源組成(%) 第10図 蒸発源金属系【l成と蒸着膜の抵抗温度係数 ∧U (U <U <U <U 十 一 (U\E監) 感喋一朝叫≠媒潜 200 OU U〔℃ (》〉 0 00 0 0 0 0 0 0

0 0 。0 0 1 2 3 面横紙杭値(k出/4q) 第11図 恭着膜の面積抵抗値と抵抗温度係数(Ni50-Cr50) かがまず問題である。実験の結果,第8図に示したように蒸発源 の組成比と蒸着膜の組成比ほ厳密には一一致しないが,ほぼ等しい ことがわかった。 3.2.3 蒸着膜の組成と抵抗諸特性 第9図に蒸発量を100mgとした場合の組成と蒸着膜の面積抵 抗値の関係を示す。この滞挟の抵抗値の組成による変化曲線ほ弟 る図に′Jミした塊状合金の抵抗変化曲線にかなり似ている。蒸着軸 膜の構造は,単にNiとCrの混合物ではなく,塊状合金と同様に 固溶体を形成しているものと考えられる。回溶体の形成ほ電√繰 回折の測定結果からも雛祭された。舞10図は舞9図と同一試料 について批抗温度係数を測定した結果である。予想したように抵 抗温度係数はCrの割合が増すにつれて減少する。この実験で金 属の組成比を変えることにより100・∼200n/sq程度の低い両手削托 抗値をもった扶抗皮膜でも択抗温度係数を50ppm/℃以 ̄Fの非防 に小さな値にしうることがわかった。舞】1図に抵抗温度孫数の 非常に小さい値をホしたNi50-Cr50の組成比の蒸発源を用い, 蒸発量をいろいろ変えた場合の面積抵抗値と抵抗温度係数との関 係を示す。この図からみられるように面積抵抗値と抵抗温度係数 は密接な関係にあるので,種々の面桔抵抗値のものについて抵抗 温度係数が十分小さくなるような蒸発源組成比を求める必要があ る。 弟12図は弟】1図を得たと同様の実験を蒸着源の組成比を種々 変えて行ない,抵抗温度係数が±50ppm/℃以内,100ppm/℃以 内および200ppm/℃以内となるような蒸発源組成比と蒸着面桁

(6)

ー93-1184 昭和39年7月 3 2 (ロで宅-) 些は≠磐 Ni 60 選別京組b丈(%) + 100 Cl∴ ∈:≡∃ 舶柑度係数±50ppm//勺Cl、州 皿 祇打法肘素数±100ppm/C以内 [::コ 舵杭i址度係数土200ppm/Cl二川 第12図 蒸発源金属の組成,蒸着膜の面積抵抗値 および抵抗温度係数の関係 _⊥▲ _1ム 第13図 ダイヤモンドペンシルでみぞ切りしたもの 抵抗値との関係を示したものである。このように面積抵抗値で, 7n/sqから2.7k∫1/sqの広い範圃にわたって,抵抗温度係数を目 的とする50ppm/℃以下の低い値にすることが可能となった。 3.3 抵抗値調整 抵抗器の寿命特性を良好にするためには,できる限り抵抗皮膜の 面積を広くし,膜厚を大きくする必要がある。したがって,抵抗皮 膜に可能なかぎり多くのみぞ切りを施して,はじめて所要の抵抗値 に達するような作り方が望ましい。 3.3.1みぞ切り方式 抵抗皮膜の幅や長さの調整法は多数あるが,おもなものは次の とおりである。 (1)食刻によって不要部を取り去る (2)超音波加工によるみぞ切り (3)放電加工によるみぞ切り (4)サンドブラストによるみぞ切り (5) ダイヤモンドペンシルによるみぞ切り (6)電子線加工によるみぞ切り これらのうち(1)は腐食液の抵抗膜の寿命に及ばす悪影響に問

題があり,(2)は未検討,(3)はガラスなどの平滑基板にはよい

が,アルミナ基板には不適当である。(4)は細いみぞ幅のものが 得がたい。(5)の例を第13図に示す。この場合みぞ間隔は0.3mm 程度まで狭くできるが,量産的ではない。(6)の例を第】4図に 示す(日立製作所中央研究所開発の加工棟による)。この図のみぞ 幅は15J∠である。みぞ間隔は100/J以下にすることも容易である が,あまり狭くすると基板のピンホールなどの悪影響が現われ る。

第46巻

第7号 第14図 電子ビームでみぞ切りしたもの 第15図 Ni-Cr系てイクロモジュール用抵抗 3.3.2 マ スク 方式 抵抗値を高めるにほくし形マスクの使用も一方法である。写真 食刻法で製作したマスクを通して蒸着する方法,あるいは写真食 刻法で基板上にCuなどの材料によるマスクを設けておき,抵抗 材料を蒸着後マスク材料を除去する方法などがある。抵抗値微調 整のためにみぞ切り方法を併用するのがよい。 3.4 Ni-Cr系マイクロモジュール用抵抗の性能 弟15図にNi-Cr系マイクロモジュール用抵抗の一例を示す。 3.4.1仕 様 仕様は次のとおりである。 (1)抵抗値範囲 (2)抵抗値許容差 (3)負 荷 電 力 (4)最高使用電圧 (5)抵抗数/基板 (6)基板 寸 法 3.ん2 性 (1)温 度 係 数 (2)温度サイクル (3)雑 音 電 圧 (4)負 荷 寿 命

-94-能 1nへノ1M∫l ±2,±5,±10% 航抗1個当たり鳩W(1部%Wも可) 100V l∼4個 7.88×7.88×0.25mm -50∼+100℃で±200ppm/℃以内(抵 抗値変化率の測定例を弟1d図に示す) 室温∼-55℃∼室温∼85℃,5サイクル

後1%以内(47k∫14枚をモールドした

ものについての測定例では全部0.04%以 内であった) 1〃Ⅴ/V以 ̄ ̄F 周囲温度70℃,500時間後1クg以内 (1/8W,10k凸の抵抗を基板1枚当たり4 個つけた場合の負荷寿命試験1,000時間 後の変化率を弟17図に示す。また,長

(7)

ジ ュ 用

一-▲ワ山 0 2 <U ∧U ∧U + + 一 (芭鮮ど側撃媒虫 ー0,4 鵬柳 一50 0 40 30

20 璽 10 (婆骨〕-朝型媒潜 5.0 +5(〉 +1(和 温 度 (Oc) -一----11kQ ・・・-200血 縦線は範囲を.九は平均値を示す。 第16図 温度による抵抗値の変化 上′盲WlOk詑4個/甚枇 (基板チiたリガIlr) ー0.5 0 0.5 1.0 1.5 0 0.5 1.O l・5 2・0 抵抗値変化率(%) 第17国 魚荷寿命試験結果(70℃,1,000時間) ---{ニー100i〕 -×-1k£2

=;:㌘い醐

-・・-(ト・・・-・・10kg2 一--ムー250k占2 --一一■-1M£2 2,000 4,000 6,000 8,000 10,000 尤三:混合皮膜抵抗 右:Ni-Cr系皮膜抵抗 第19図 高負荷(1/2W)用抵抗 ならないが,回路の時定数の調節とか,トランジスタの動作点の 調整などに用いられるときには,回路に組み込まれ調節された後 でほ固定されてしまう場令が多い。電子装置の超小形化という立 場からみると,前者は必要上あ・変り小さくすることはできないが, 半間定のほうは調整時に適当な治具を必要とするとしても,でき るだけ小さくすることが望まれる。われわれは以上のような立場 からまず半固定用の可変抵抗を開発したので,これについて述べ る。 可変抵抗としては,従来の機械的しゅう動轢楕を有する形のほ かに,温度可変形,電圧可変形,電磁可変形,ビュゾ抵抗形など いろいろある。温度可変形を除きその他の中には小形化に有望な ものもあるが,まだ実用の域に達していない。まずここでほ機械 的しゅう動機構を有する半国定抵抗について述べる。 3.d.2 マイクロモジュール用半固定可変抵抗 マイクロモジュールに要求される超小形化と高信頼性とから, 材料,構造および製造法に関しては慎重な検討が必要である。 抵抗材料としては,絶縁性基板上に真空蒸着したNi-Cr系合金 の薄膜を用いているが,基板材料としては,機械的強度の大きい ことと熱伝導の良いことから高アルミナ磁器とかベリリヤ磁器が 適している。抵抗薄膜の製造条件は一般の固定抵抗の場合とまっ たく同一である。基板の表面あらさは,要求される消費電力や抵 抗値のほうからある程度はあらいはうがよいが,あまりあらすぎ ると抵抗値のばらつきが大きくなり,またしゅう動子と抵抗体と の接触不良による抵抗値の不連続変化を起こし,電流雑音の増大 をもたらし,また回転寿命を劣化させる。これらの間の量的関係 はしゅう動子の接点形状,接触圧,しゅう動子のバネ性などによ り違ってくる。第20図は基板表面のあらさの効果をみるために, かなり大きい一定圧力でしゅう動子の接点をしゅう動させたとき 爪U 2 時 間(h) 第18図 負荷寿命試験結果(70℃,10,000時間) 時間〔10,000時間〕試験の結果を舞18図 に示す。) 3.5 新しい抵抗 金属と無機絶縁物の混合皮膜(サーメット皮膜)の形成により, 著しく高い面積抵抗値を有し,しかも性能のすぐれたものが得られ た。これを高負荷(%W)抵抗に応用したものを弟19図に示す。 Ni-Cr系抵抗の%のみぞ切り数でよりすぐれた性能を有している。 3.る 可 変 抵 抗 3.d.1可 変 抵 抗 可変抵抗を大別すると,半固定用とそうでないものとに分けら れる。音量調節などに用いられるときにほ,常に可変でなければ

-95-(望

出勺

/

ハU O 0 00 0 (hV ∧‖U .4 nU 回転数 1mm 第20図 基板の表面あらさと抵抗変化率の関係

(8)

1186 昭和39年7月 第4表 各種しゅう動子による抵抗値変化率および雑音 項目

転しぶ、\、、数

う動子\ 抵抗値変化率 (プg)  ̄ ̄i lOO阿!500回 ー2.6 ∼-1.7 (-2.0) 0.27 ∼0.89 (0.64) -0.26 ∼【0.93 (-0.53) 一0.9 ∼0.4 (-0.7) 0.69 ′し1.9 (0.87) -0.19 ∼0.31 (-0.25) 抵抗体雑音 (〃Ⅴ/V) o

r ̄㌫F㌫

0.5 ∼0.6 (0.57) 接点を介した雑音 (/`Ⅴ/V)

「「㌫r盲00占

1.5 ∼5.6 (2.9) 1・0+"0・1∼札 M∼q .3∼〇..〇∼絹 .5二u qU 一 1 -.7∼絹 .〇∼ぴ 0 2 ハU\1ノ ) 0) ・4 32 ,9 QU 一 1 -3 ■ ∼絹 .〇∼び 一9∼q 2 0 、lノ 、lノ 0) 54 00 -6 1● 1-3 ■ ∼化叩 川∼化川 一2∼ほ、 2 2 .8∼化叩 川∼化川 nU 2 ()内は平均値 のしゅう動回数に対する抵抗値の変化状況を示したものである。 しゅう動子の形状,寸法,材質も電要である。接触部ほ抵抗体 とのしゅう動によi)摩耗してゆく。したがって,この摩耗があっ ても十分接触圧が保たれるよう,しゅう動子はバネ件を有してい なければならない。第4表に憐青銅板を材料とした各種の形状の しゅう動子を用いて同じ接触圧の下で組み克てられた可変抵抗の 特性を示す(これからⅢ形のものが最も良好であることがわか る。 マイクロモジュールでほ,各亡弘抗は実際にモジュールに組み込 まれると樹脂でモールドされる。したがって可変抵抗もモールド 樹脂が直接しゅう動子に接触しないようにキャップをかぶせて ある。弟21図(a)に可変抵抗用抵抗基板,同図(b)にキャップ をつける前の状態,同図(c)にでき上がった可変抵抗を示す。寸 法は7.88×7.88×2.Ommで,次に示すような特性を有している。 抵 抗 値 定 格 電 力 抵抗変化特性 雑 音 電 圧 回 転寿 命 10kn max l/10W B特性 5′{Ⅴ/V以下 100回以上 以上,一応機械的しゅう動棟構を有する半固定可変抵抗について 述べた。なお超小形化を進め,信頼度を高めるために機械的しゅう 動機構を有しない可変抵抗の実用化が望まれる。

4.結

日 以上述べたように,アルミナ素地にポリステレソ樹月旨などを加え てシート状に押出し成形したものを打抜加工し,焼成することによ り,マイクロモジュール用基板として十分な性能と信煩度を有する ものを作り得た。この低ソーダ高アルミナ質磁器材料(商■杭名/、ロ ックス)は今後ますます複雑化,超小形化していくエレクトロニク スの分野に広く寄与するものと確信する。 また,マイクロモジュール用抵抗として,NトCr系蒸着皮膜抵抗 の製作法について検討し,蒸発源の組成を従来のニクロム(Ni80-Cr20)から大幅に変えることにより,必要とする1n∼1Mnの全 抵抗値範囲にわたって低温度係数で,負荷寿命特性そのはかの諸特 性のすぐれたものを作り得た。なお同一材料で10knまでの半固定 可変抵抗を開発するとともに金属と無機絶縁物の混合皮膜を用いた

三△. 自問 第46巻 第7号 (a)抵抗を蒸着させる可変抵抗器用基板 (b)キャップをはずした可変抵抗器 (c)キャップをつけた可変抵抗器 第21図 可 変 抵 抗 新しい抵抗についても研究を進めた。 終わりにのぞみ,本研究に閲しご指導,ご協力いただいた関係各 位に厚くお礼申上げる。 参 鳶 文 (1)E.F.Horsey:Proceedings (2) (3) (4) (5) (6) (7)

-96一

miniaturization of Electronic Co.,Inc.,New York(1958) Proceedings1960 Electronic 献 Of Sy皿pOSium on Micro-Assemblies,Hayden Book Components Conference, MaylO-12,1960,Washington 茂木朝雄:窯業協会詰る7,C431(1959-12);る7,387(1959-12);占8,11(1960-1);d8,23(1960-2) 日本特許第293390号,第290388号,第284688号

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Wiley&Sons,Inc.(1958)

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参照

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