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車内放送装置電源用SCRインバータ

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Academic year: 2021

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車内放送装置電源用SCRインバータ

SCRInverterforD.C.PowerSupplyoftheCabAnnouncementDeviceofElectricCar

志津郎*

郎*

Sbizuo Kariya Tatsur∂Horie

京王帝都電鉄株式会社納5000形電車用車内放送および誘導無線装即]の電源としてシリコソ制御紫流素子 (SCR)を用いた静止形イン/ミ一夕によるDC-DC変換装置を完成した0 本装置ほ小容量のインバータであるため,設計上特に変換能率の向上とSCR素子の温度上昇の抑制について 考慮した。また,インバータの卸御角を制御することによって従来,困難とされていた並列自励式インバータ の出力電圧の安定化を可能とし,入力電圧および負荷の変動に対してすぐれた定電圧特性を得ることができた0 本装置ほすでに6台納入され,実車に装備されてきわめて安定な動作を行なっている0 第1衷 定格およびおもな仕様

1.緒

言 電卓用の中内放送装揮および誘導無線装置ほ回路の性質上多種頼 の安定化された直流電源を必要とし,通常は交流入力より絶縁トラ ンスを介して必要な直流電源を得ている。しかしこの方法では中和 に取り付けられている交流発電機の故障,電車線の停電などにより 放送連絡が不能になる場合がある。このような事態を皆無にするた めには,車両において永久電源と考えられている直流100Vの蓄電 池によって動作するインバータが必要になる。このインバータに SCRインバータを用いれば,インバータトランスと絶縁トランスの 共用が可能であり,また走電圧制御を含めて静止機=器化することが できるので,保守の容易な最適の電源を提供することができる。 本SCRインバータは,機器の小形化と信板度の向上を目的として 使用半導体部品の氾艦上昇抑制に特に留意し,平均負荷率のかなり 小さい車内放送装置用電源として,無負荷時のSCRの損失を減らす ため,並列インバータの制御角を制御する定電圧,DC-DC変換装 置として構成した。また放送装置に有害な50∼150kc/sの高調波雑 音防止について考慮してある。

2.定格およびおもな仕様

本装置の定格および与えられた仕様は弟1表に示すとおりであ る。本装置が入力電源に交流200Vを持っているのi・ま,インバータ 故障時iこインバータ変圧器を電源変圧器として応急運転するためで i自二流一交流の切り換えほ-f勅によって行なわれる。

3.定電圧インバータ回路方式の決定

現在知られている走電圧インバータにほ,トランジスタをスイッ チ素子に使用したインバータを除いておおよそ次のような方式があ る(1)。 (1)鉄共振形変圧器を用いるインバータ (2)帰還ダイオードを用いるMcMurryの方形波インバータ (3)直列リアクトルのインピーダンス制御を行なうインバータ (4)制御f蛸り御方式むこよるインバータ 以 ̄下これらについて当面の使用日的からの比較を試みる。 車載の放送装置用電源としては,入力容量の小なること,高調波 雑音の少ないこと,定電圧特性を有すること,軽量小形なることが 要求される。この見地より,鉄共振形変圧器を用いるインバータで ほ共振回路への電力の供給が一次側より行なわれなければならない ため,入力容量が大きくなり,また交流出力に高調波含有率が大き い。,McMurryの方形波インバータも入力電力が負荷電力にフィー * 日立製作所水戸工場

則す条件】

出力什様 称 名 定格電圧(Ⅴ)

定㌍流】

電旺変動 直 流 入 力 交流入力(60c/s) B 電 源 m二臥二H 屯 源 電 源 ′正 源 100 200 DC 320 DC-12 DC -8 DC+6.3

2・5_F_二竺義

1.1 0.3 1.0 1.5 3.5 士5% ±10% -10′--14V 一6∼ -10V +5.5∼ +7V リ ッ プ ル 50kc/s以下,1V以 ̄F 50∼250kc/s,0.2V以下 12TnV 以下 0.3V 以下

師匠

一10 ∼+40 ドバック電力を加えたものであるため,必要負荷電力に比べて大き くなり,入力電圧の変動に対する出力電圧の一定化にも多くの問題 がある。直列リアクトルに可飽和リアクトルを用い,出力電圧の変 動に応じてそのインピーダンスを制御する方法は,回路的にはすぐ れているが,そのために重量増加が避けられない。 以上のべた以外に,McMurryの回路を多数組み合わせ,入力電 圧および負荷の状態により,動作回路の個数およびそれらのSCRの 点弧位相を制御して定電圧インバークを構成する方法(2)や,鉄共振 形変圧器に転流改善を施したインバータ回路もあるが,いずれも小 容量イソバータ回路にとってはよい方法ではない。 一方,制御角制御インバータは回路定数を適当に選択することに ょり出力波形をほぼ正弦波にすることができ,出力に含まれている 高調波を軽減できる。ま・た入力電圧と負荷の変動に比例して入力電 力が変化するため,中内放送装置などのように電源にとって平均負 荷率の小さいものに対しては,使用するSCRの動作式務を軽減する ことができ,他方式に比較して本装綻の設計条件に歳も合致してい るといえる。また,この方式を採用することによりSCRにほきわめ て小形の放熱片を使月けるのみでSCR素子の温度上昇も抑制でき・ それに伴って機器を小形軽量化することができる。

4.インバータ制御角制御方式の原理

第1図に並列白励式イン/ミ一夕の動作原理(3)を示す。本国のよう にインバータ変圧器の1次と2次の巻数比を2としたとき制御角7` は,通常の動作範囲でほ,負荷抵抗RL,転流コンデンサC,動作周波 数′の枯に比例する。また入力電圧EDCと出力電圧gACの比を克と すれば,如土r2に比例して増加し,弟2図に示すような関係にあ る(J)。 インバータにおいて交流出力電rEを変動させる要因は入力電圧変 動と負荷変動である。そのうち入力電圧変動はそのまま比例的に出 力電圧変動となってあらわれるが,負荷の変動は制御角を変化させ

るので一般の使用状態などは非常に大きな出力電圧の変動となって

(2)

4娼

昭和39年3月

SCRl L l ′1 N l I l l (T) T + C

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SCR2 nN SCRl「)FF

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第1図 並列自励式インバータ原理図 2N(T) K⊂Cγ2+2 2げ 3げ 4げ 5げ 仙9 7げ 制御角γ 三ム. 白1和

第46巻

第3号

コンデンサの容量を変化させてもよいが,連続的に制 御する実際的な方法がない。 本装置においてほ,転流コンデンサの容量を一定と し・負荷変動により転流コンデンサの放電時定数が変 化してもインバータの動作周波数も変化させて放電時 間の半サイクル中に占める電気角を一定にする方法を 採用した。 同じ原理を利用して入力電圧変動時に制御角が変化 するように動作周波数を制御して出力電圧の変動を補

償することもできる。舞3図は制御角と動作周波数と

の関係の一例を示すものである。

以上要約すれば負荷電動時には制御角が一定になる

ように半サイクルの時間を変化させて一定の出力電圧 比をとるようにし,入力電圧変動時には,制御角を変 化して出力電圧比を制御するように,半サイクルの時 間を変えて出力電圧を一定にする定電圧方式である。 半サイクルの時間を変化させることはインバータの動 作周波数を変化させるにほかならない。これはSCR のゲート制御用発振器を設ければ比較的簡単である。 また,この方式には入力電圧が低下すれば入力電流を 増加し,入力電圧が高くなれば入力電流を減少して出 力電圧を一定にし,負荷に比例した入力電力しか必要 としないというすぐれた特長がある。本装置は動作周 波数が問掛こならないDC-DC変換装置であるため, 以上にのべた原理に基づいて出力の定電圧化に成功し たものである。

5.装置の回路構成

第4図に本装置の全回路を示す(特許実用新案出願中)。

インバータ回路ほ他制自励式並列形の構成をとっている。SCRは 弟2表の特性を有するもので,これを2個直列に用い,SCRの turnon,turnOff時の過渡状態において素子の電圧分担率の誤差が 10%以下になるようにバランス用の抵抗,コンデンサを接続し,ま た直列に接続されたSCRのゲート信号相互の時間遅れを0.5〃S以 交流F【主力芯圧50′ヽ SCRIF詩軽r細亘1;口花庄

F一小卜棚小_

第2図.制御角と出力電圧比の関係 あらわれる。たとえば,定格負荷で制御角を30度に設定するように 定数を定め,そのままで負荷を%に下げれば制御角はほぼ2倍にな り,したがって弟2図より出力電圧が約1.7倍にもなることがわか る。しかし逆に交流出力電圧の変動を検出し,それに応じてインバ ータの制御角を制御すれば出力の安定化が可能である(5)。 インバータの制御角ほ前述のとおり負荷インピーダンス,転流コ ンデンサ,動作周波数によって決定されるが,制御角を時間に換算 すれば転流コンデンサCと負荷インピーダンスRLによって決定さ れる放電時定数にほかならない。そのインバータ動作周波数の半サ イクルのうちに占める割合を電気角に換算したものが制御角であ る0したがって制御角を変化するにほ動作周波数を一定にし,転流

-20-川山誌

1ト.【加

交流批†コ`芯J_一三100∼ SCRl隅陸亘拾蛭間在圧 第3図 動作周波数と制御角の関係の一例

(3)

源 用 S C R イ ン タ 卜12VTR) 一`IIR 卜8VRL) 一RJ_一 十rl (6.3VH) 電 G。K2 GIKl 源 ト ラ / ス p4 SCR2 SCRl (350V) Ⅰ)コ Ⅰ 1 (一う()肌リ f) lJl】rl l】ll11 1)0 P. T2 1'1 R2 R. 上11 iT2 Fu e 】 / じ一K

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主義

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T r 土 11r2 Tr。 第4図 インバータDC-DC変換装匠回路図 第2表 使 用 SCR の 定 格 形 式 定 格 せ ん 逆 耐 電 圧 PRV 最小ブ レ ーク オ ー パ 電 上E VBO 定 格 過 度 尖 頭 逆 耐 電 圧 最 大 許 容 平 均 電 流 ゲ ー ト 電 圧 ゲート点弧電流(温度-40℃以上のとき) 許 容 動 作 温 度 ZCSR15D 300V 300V 400V 16A O.3∼3.5V lOOmA以下 -40∼+100qC 第5図 5000形電車放送装置用電源 インバータDC-DC変換装置 下に押えている。 ゲート制御用の発振器には可飽和鉄心形トランジスタ発振器を用 ト点弧 告示域 (佃い)東賀田岩沢茫ぢ却+-ト 梢 E

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1r) 2(〕 発縦器入力屯圧(Ⅴ) 甘r 第6図 可飽和鉄心形磁気発振器の特性 いた。本発振器は入力電圧と発振周波数が 直線的比例関係を有するもので,発振器の 入力電圧を制御することにより,前記定電 圧化のためにインバータ動作周波数を制御 するものである。インバータ交流出力に比 例した電圧ほ,インノミ一夕変圧器2次巻線 Al-A2より検出されTr4,Tr2のトランジス タにより増幅されてTrlを制御する。トラ ンジスタTrlと発振器内部抵抗との並列回路が抵抗R2と直列に接 続されているため,ゲート制御発振器の入力電圧ほTrlによって制 御される。もしAl-A2の電圧が上昇すればTrlのコレクタ電流が 増加して発振器入力電圧を ̄Fげて発振周波数を低下し,逆にAl-A2 間電圧が減少すればTrlコレクタ電流が減少して,発振器の発振周 波数が増加する。 インバータ変圧岩旨2次側はそれぞれ全波整流後,チョークインプ ット折渡回路を通じて平滑化している。チョークインプット回路を 用いることにより,入力電力の減少と電圧変動率の改善を期待する ことができる。第4図に示された出力回路中,B出力ほ負荷放送装 置の真空管回路のプレート電源で,TR出力はトランジスタ増幅回路 用,RL出力は操作継電器回路用,H出力は真空管ヒータ回路用電 源である。 舞5図は本装置の1勺部を示すものである。床下つり下げのための 外箱は取り除いて示してある。

占.試験結果およびその検討

葬る図はSCRゲート制御用発振器の入力電圧と発振周波数の関 係を示したものである。図上計算値は,発振器負荷の影響による磁 束立ち上りの時間遅れを考慮して求めたものであるが,実測値は設 計値にきわめてよく一致しており,入力電圧に対して発振周波数が 直線的に変化している。 第7図ほインバータの出力電圧を一定とするために,各負荷状態 において直流入力の変動に対してインバータに与えるべき動作周波 数の計算値と実測値を対比して示すものである。転流コンデンサの 値が計算値と実際の値とでやや異なることも考慮に入れれば,この 結果はほとんど一致している。設計上の標準制御角ほ入力電圧 115Vのとき,負荷条件が待受状態で40度である。 第8図ほ入力直流電圧の変動に対してインバータの負荷が変化し た場合の各種直流出力電圧の変動をとったものであり,弟9図ほ直

(4)

450

昭和39年3月

(叫ヒ l)志二ギ≡囁㌣・て八†

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バ() 100 11‖ 115 【F】i左人ノJ一.1こ圧(V) 第7図 インバータ入力電圧一動作周波数特性 (負荷電圧一定) aヰl内放送の甥′ナ b弥年無線の甥′r c待受准態の場合 ■一一一一一一一一-′--` 【止 B叩岨

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Xl ′iRL 卜に正 米J ▲ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ +  ̄ ̄一一---- + L〉 1== 11【+ 1上 【l 1.+rl(\・') 第8図 面流入カー直流出力電圧特性 流入力電圧を80Vより115Vまで変化させたとき各負荷状態におけ る出力電圧と動作周波数の実測値である。第8,9図とも各種の負 荷状態における出力電圧の変動は,変圧器や炉波回路のレギュレー ションによるもので,それぞれの負荷状態においては入力電圧変動 による出力電圧の変動がほほ完全に補償されている∩ このことほ負 荷変動のないH出力の変動がほとんど認められないことからも証明 できる。 本インバータ変圧月割も 交流入力で用いる場合には60c/sの変圧 器としても用いるので,インバータの最低動作周波数は60c/sとし

て設計したが,実測値ほその動作周波数の最も低下する入力電圧

115Vで,しかも負荷の最も軽い待受状態において67c/sとなり, nU ハり ‖U り ハ1′ 爪U nU り 仁リ ナJ ・1† 3 つ】 l (U qし 3 りJ 3 〓J 3 つJ 3 り】 (L二世諾実損「へ三 入力

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第46巻

第3号 出帆'よリ1151・7まで変化きせたと ユ恥r勺絶遠の鳩ナ㌻ b誘≦洋舞槻の場fト の堵缶

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_′一一・-′′▲、 ̄I-1C ・一一-′′ ̄入 、 x』 )(】1州 111)12U ユ3U 列 作 同iJ〔款 jjじ 150 第9図 インバータDC-DC変換装置の 動作周波数一直流出力電圧特性 入力直流iに圧10叩,叫〃]放送のときは大爪荷のとき) R一 転i式こコンデンサ脚川臼克温度

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インパ∽タケース【J拙文 60 咋 川(ウナ) 90 120 第10図 インバータ温度上昇特性 十分設計条件を満足している。また動作周波数の最高は,入力電圧 80V,負荷が放送状態のときで計算値148c/sに対して実測値は 142c/sであった。 弟10図は本装置の密閉状態における各種部品の温度上昇を測定 したもので,各部品が十分な裕度をもって使用されていることがわ かる。特にこの試験の条件とした全負荷状態が実際の放送装置の使 用状態からみれば,きわめて短時間しか起こらないことを考えれば さらに余裕があるといえる∩ 本装掛剖生能試験後,入力側に電磁弁の開閉サージを与えるなど

申両に装胎した場合の最悪条件を考慮し,100時間の連続動作試験

を実施し,インバータの転流失敗,半導体の損傷事故の発生の有無 -22 【

(5)

用 S C R タ について調査したが,事故の発生を見ることがなかった。 また車内放送装置および誘導無線装置との組合せ試験も異常なく 終了し,懸念されたリップル電圧もほとんどあらわれない程度であ り,高調波の誘導無線に対する障害も,インバータを電磁的な開放 状態,すなわち箱より回路部を取り出し,放送装掛こ接近させた状 態で(伝送障害,放射障害を含めて)信号に対して一40dB以下で あった。

7.韓

日 京王帝都電鉄株式会社納5000形電車用車内放送装置および誘導無 線の定電圧電源として架線停電時などの非常用電源を兼ねたSCR静 止形イン/ミータによるDC-DC変換装置を完成し,良好な成績を収 めることができた。 従来,小容量のDC-DC変換装置としてトランジスタイソバータ がその大部分を占めているが,トランジスタインバータにほ動作中 に発三1三するスパイク電圧による雑音や過電流に対する保護の問題が ある。それに対してSCRインバータはほとんど正弦波に近い波形 で動作するたど)高周波椰音の障讃もなく,素子自体の過電流耐読も 大きいため,万一の市政においても配線用遮断語旨で保護できるとい う利点を備えている。 また本装置ほ従来試みられなかった制御角制御方式を採用して並 列形11励インバータの定電圧化を簡易に実現し,電中用車内放送装 静電源としてきわめてすぐれた性能のものとすることができた。特 に車両搭載という過酷な条件下で順調に稼動をつづけている実箭は 車棚iり御器の電子装琵引ヒの一段階として意義あるものといえよう。 終わりに本装置の製作にあたって終始ご指導を賜わった京三一三帝都 電鉄株式会社疋田電気部次長,林課長はじめ関係各位,また組合せ 試験について種々の便宜をはかられた国際電気株式会社のかたがた へ深甚なる謝意を表する次第である。 参 茸 文 献

GE社:Controled Rectifire Manual(First Edition)他

C.W.Flairty 電気学会編: 岩田,金沢, 岩田,金沢:

言午

特許舞300962号 Ⅹ この発明ほ織条コイルの中央部分の温度を下げてその部分の紫電 子放射密度を少なくすることを特長とするⅩ線管に関するものであ る。 従来の線焦点をもつⅩ線管の陰極および陽極の構造は弟1図に示 すように,タングステン線をコイル状に巻いた織条および繊条に連 なる導入線と,繊粂より出る熱電子を集束して陽極の面上に所定の 大きさの焦点を結ばせる集束筒と,タングステン,モリブデン,銅 あるいほその他の材質からなるターゲットとからなっている。ここ で陰極とは繊粂,導入線,集束筒などを総括した名称である。 しかし,このような構造のⅩ線管ではターゲットの焦点面上で織 粂コイルの軸と同方向における電子流密度分布は,両端部分では少 なく中央部分では多くなり,かつ焦点面上で鉄条のコイルの軸と同 方向における温度分布ほ焦点の1 ̄-央部が最も高温になる。このため 経絡 繊条

描陳 コイル 吊子 ターナノト 第1図 集束筒 第 3 導入線

:Direct Currリp.278∼282(Dec.1961) 水銀整流器 昭和36年 他 杉本:日立評論32,90(昭34) 他制白励インノニータ制御方式特許公告36-5-16 高 野 静 夫・林 肇 志

従来のⅩ線管では焦点の中央部が亀裂あるいほ溶融などの事故を起 しやすい欠陥があった。 この発明ほ上述のような欠陥を取り除くために,弟2図に示すよ うに2つの織条コイルをそれぞれのコイルの軸が一直線になるよう に,そしてコイルの一端を互いに接するように取り付けたものであ る。 この発明によれば繊条の中央部が特に高温になることがないため この部分の電子流密度も小さく,そのためにターゲットの焦点中央 部の亀裂あるいは溶融などの事故は起り難くなる。したがってⅩ線 管に大きな負荷を与えることができるという効果がある。さらに繊 条コイルの中央部分の変形を防く、、こともできる。 なお弟3図および第4図はこの発明の他の実施例を示すもので, それぞれ織条コイルの中央部分を吊子で支持したものであり,策2 図と同様の効果がある。 (福田) 鞄粂コイル ・導入線

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参照

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