情 報 科 学 習 指 導 案
指導者職名 氏名 実施日 平成 年 月 日 曜日 時限 実施学級 年 組 名1 単元(題材)名
「情報A」情報伝達の工夫 −プレゼンテーションの実施と振り返り−
2 単元設定の理由
○ 単元・題材観
「情報A」の目標は、情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識と技能を修得させると ともに、情報を主体的に活用しようとする態度を育てることである。生徒が自らの課題や目的に応じて、 情報手段を適切に活用することを含めて、必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し情報 を伝達する相手の状況などを踏まえて発信・伝達できる能力は、生徒一人一人が身につけるべき重要な 能力である。 本単元では「情報活用の実践力」の育成の一環としてプレゼンテーションの実習を行う。プレゼンテ ーションとは、限られた時間の中で発信者が受け手に分かりやすく正確に情報を伝えることである。「情 報過多」や「情報の多様化」といわれる現代において、情報の提供者は受信者が効率よく的確に意思決 定できる情報を提示していくことが求められている。そのためには、受信者が何を求めているかを理解 し、目的や受信者にあわせて発信する手段や、表現方法などを工夫することが重要である。 プレゼンテーションを行うためには、「テーマ選定」「情報の収集と加工・分析」「発表内容の構成 と資料提示方法の決定」「資料作成」「リハーサル」「発表」という各段階が必要である。それぞれの 段階の活動をとおして情報活用の実践力を育成する。 さらに、発表後の振り返りの時間を設けることで、自分の発表を客観的に分析し改善点に気づく事が できる。プレゼンテーション能力の向上には自己の発表の振り返りが重要である。その際自己評価だけ でなく、情報の受信者である教師や友人からの相互評価の分析を取り入れることで、目標との差異を認 識を明確にし受信者の視点で自分のプレゼンテーションの改善を行うことができる。○ 生徒観
本クラスは理数コースであり、明るく積極的に参加する姿勢があるクラスである。これまで中学校の 技術・家庭科でコンピュータの基本的な内容について学習している。また自宅にコンピュータがあり、 電子メールやインターネットなどを利用した経験がある生徒も多い。全体的にコンピュータやインター ネットについて高い興味関心を持っている。さらに、ワープロソフトを用いた学校紹介パンフレットの 作成やスピーチなど、これまでの授業でも多くの情報を収集し表現を工夫するなど実習に意欲的である。○ 指導観
プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン の 実 習 を 行 い 、準 備 か ら 発 表 ま で の 各 段 階 の 経 験 を と お し て 情 報 活 用 の 実 践 力 を 着 実 に 身 に つ け さ せ て い き た い 。 さらにプレゼンテーションは特殊な技術でなく、日ごろの 生活の中で意識せず行っていることを認識させ、自分の考えや情報を他者へ伝えるというコミュニケ ーションの重要な部分と共通していることに気づかせたい。さらに、情報の受信者の立場に立ち表現 方法の工夫や情報機器の特性を生かした情報伝達の方法を工夫させたい。 コミュニケーション能力を高めるためにも、さまざまな機会を与えてプレゼンテーションの実践を 行っていく必要があると考える。そのため、前段の学習として全生徒が一人で発表する3分間スピー チを実施した。3分間スピーチにおいても、今回と同様に自己評価・相互評価を行い3分間スピーチ で把握した改善点を生かし、より効果的なプレゼンテーションが行えるよう指導したい。 また、本校は情報の授業において複数教員配当を受けている。複数教員配当により、コンピュータ 実習では個々の生徒の能力差に応じた有効な指導を行うことができる。さらに、本単元のように小人 数グループを多数作り、グループ毎にテーマが異なるような実習においては、複数教員が分担し協力 しながら指導することができ、グループ毎の実態に応じたきめ細かい指導が可能となった。複数教員 配当のメリットを積極的に活用し生徒の情報活用能力の育成に取り組みたい。3 単元指導目標
○ 2人1組で新聞記事を題材とした3分間のプレゼンテーションを行い、プレゼンテーション能力の向上 を図る。 ○ テーマ設定、情報収集・加工・分析、ストーリー組立、リハーサルなど、発表の準備を行う中で、情 報活用能力を高め、聞き手を意識し情報をどう伝えればよいかを考えさせ工夫させる。 ○ 自己評価、生徒間の相互評価、教師の評価をあわせて自分の発表を振り返り、情報伝達能力・情報発 信能力の向上を図る ○ グループ活動とし、メンバー同士で話し合いを行い活動計画や役割分担を行い一つの目標を達成する ことで、メンバー間でのコミュニケーション能力を高める。 ○ 準備段階での班別指導やコンピュータ実習における指導、発表の際の2会場での分散実施など、複数 教員配当を積極的に用い、生徒の実態に応じたきめこまかい対応を行う。4 指導計画
全4回(2時間連続授業×4) 全8時間
項 目 内 容 プレゼンテーション事前説明 (1時間) 概要説明、グループ作成 テーマ設定、役割分担・企画書作成準備 1回目 パワーポイント実習(1時間) パワーポイントの基本的な使い方(講義・実習) 2回目 情報収集(1時間) プレゼン資料作成1(1時間) 企画書・絵コンテ(ワークシート)提出 資料集め(図書館・インターネット) ストーリー作成・資料およびパワーポイント作成 3回目 プレゼン資料作成2(2時間) リハーサル 資料およびパワーポイント作成 リハーサル 発 表 (1時間) 2会場で10グループずつ発表・評価 4回目<本時>
振り返り(1時間) 相互評価のまとめや分析を行い改善点を把握する。5 本時の活動内容
(1) 2人一組で3分間のプレゼンテーションを行う。 (2) 新聞記事からテーマを選び、他の複数の資料を集めプレゼンテーションを行う。 (3) 発表には、複数の資料を必ず提示する。原則としてパワーポイントを用いる。パワーポイントだ けでなく目的と効果を考え、書画カメラ(OHC)、プレゼンボード、実物等複数の手段を用い るなど工夫する。 (4)2時間連続授業とし、1時間目は班毎に発表を行う。2時間目は受け手の評価(相互評価)お よび教師の評価を表計算ソフトやラベルワークを行い分析し、自己の発表を振り返り改善点を把 握する。 (5) 複数教員配置を生かし、発表については生徒を2グループに分け2会場で分散実施する。 (パソコン教室、LL教室)6 本時の指導目標
<発表>(プレゼンテーション)
○ 受け手にあわせて効果的で説得性のある情報を伝える能力を養う。 ○ 話し方の基本を身につけさせ、論点を正確に伝える力を養う。 ○ 説明を注意深く聞き、内容を正確にとらえるだけでなく分析的に聞く態度を養う。< 評 価 ・ 改 善>
○ 自 分 た ち の こ れ ま で の 準 備 や 発 表 に つ い て 、 自 己 評 価 と し て 客 観 的 に 評 価 す る 能 力 を 養 う 。 ○ 受 け 手 か ら の 評 価 を 表 計 算 ソ フ ト を 用 い て 集 計 ・ 分 析 す る 能 力 を 養 う 。○ 受 け 手 の 評 価 、教 師 か ら の 評 価 お よ び 自 己 評 価 を あ わ せ て 総 合 的 に 判 断 し 、自 分 た ち の 発 表 の 良 い 点 、 改 善 点 を 把 握 す る 能 力 を 養 う 。