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いきいき栄養学講座での集団栄養指導後の受講生の心理状態

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いきいき栄養学講座での集団栄養指導後の受講生の心理状態

文由佳,武田陽,松井朋美,梅岫絹恵,鈴木秋子,

尾崎悦子,増村美佐子,小西すず,鈴木一永

緒言 肥満は、メタボリックシンドロームをはじめ生活習慣病の源流となる状態で ある。肥満の予防・改善のためには正しい食生活や運動が、一時的ではな◇魅 続して行われる必要がある。 本邦では、糖尿病に代表される各種病態の改善や肥満からの脱却を目的に、 これまで「食品交換表」や「食事バランスガイド」を用いたダイエットが提唱 されてきた。しかしながら、「食品交換表」には、どんな食品をどれだけ食べ てエネルギーを補えばよいのかわかりにくぃという欠点がD、また、「食事バ ランスガイド」には、どのような食品を、何のために、どのように使うのか細 かな知識の習得が必要であるという欠点がそれぞれ存在しているの。 栄養クリニックでは、 1990年から、オリジナルに開発したバランス型紙(以 下、型紙という)を用いた食生活の改善に努めてきた'、')。型紙は、①献立作成、 ②食事記録、③過不足チェック法による評価という3つの要素によって成り 立ってぃる。型紙を用いたダイエットでは、細かいエネルギー計算に煩わされ ることなく、長期問の継続した食事・療法が可能である'、励。 本研究では、いきいき栄養学講座(以下、講座という)に参加した中高年肥 満女陛(以下、受講生という)を対象として、型紙を用いたダイエツトがどの ように受け止められているか、アンケートにより心理状態を検討するものとし オ 0

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方法 2005年から2008年の間の講座網 1回X 5 回シリーズ)の受講生(40歳以上 70歳未満) 108名のうち、 6 力月問を 1クールとする全5 回の講座と、講座修 了半年後に行われた6回目(以下、再会講座という)に出席した者のうち、以 下に示す講座修了後のアンケート(以下、教室修了アンケートという)(図 1) に回答の得られた108名を研究の対象とした。教室修了アンケート(図 1)は、 半年間の講座が修了した後、自宅にて記入するものとし、講座の初回から1年 経過した時点(再会講座)で回収した。 *躍底瓢函中の車直なご意見皇お閏かせ下さい. *憾当する譽号の翼に0壷つけて下さい. 1.食事についτ. Φ「バヲンユ5点の食事の実行」に0いて勃贈きL主,'. 歌室修丁アンケート☆☆ ☆☆ . 瓢5 されたのけぞんナ点でしとか? 脚壷 お名前 官趣時昆卓異く゛゛町忙し(九6た 買、鴫ギ大畳にな0た 食費が嵩く0い之 、 . ま薫'塲*り喜んで(,L゛d、尋た 5,牲に瘻,●のポ大畳だ0た "でけ 2.古やつについて Φ■や0のコントロール1土できるよう1ゴ'り生Lた力、? た島 'い It/ 0゛. 仕亭上の宴令キ卦食が゛い 室埋詠1 トリ 勃り寓 イエ, ^ 催立きれ毛跡岸'゛0た し( 即■やうにプレー゛'伽ψ.0たの壯、Eうしてでしとう小? に その哉t しこ →、毛人 * こ゛ あ0て 1 た ゛キストウ=イト宝たr工目揮体に 、、 剥や0の点煮功冨さ安如0た'、ら ■や0を誠ら十こと壮健廐にい、、,嶋 i ー゛安古一 ," 寂褒凱,,プ切」こ樫ιよあ0た●◆ モの他1 @村や0にプ' ゛'材゛怖血゛.0だの1才.ゼうしてでしとうか? i 闇'.、 ,「ぜ. 、、、、""あ毛、、・コ、、査凡てし史う 」コ土 ネ1皐うを章慢,るとストレネ1こノ'る ストレユ'しあると食"亀てL生, 七の郭茶の伸に しく、盧卦'書ち め のうき島いで 事'喝昌0た畴に0、、武パてし*5 型駈の食事だけで「」"駆'1,("で その盤( Φ 'い,)で翌 や0け捧いたご れ 雫 驚霧熟 め ユ た

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なお教室修了アンケートは、主に食事・おやつ・運動の3つの分野に関係す る事柄にっいて5段階で回答する形式とした。教室修了アンケートから、以下 に記した事柄を抽出して、 1.食哥iについて 2.おやつについて 3.歩数に つぃて、肯定的回答(上位2つ)と否定的回答(下位2つ)の割合を集計した。 1.食事について ①「バランス 5点の食事の実行」についてお聞きします。 バランス 5点のお食事・の実行は? ②苦労されたのはどんな点でしょうか? 調理時問が長くかかり忙しくなった 家族があまり喜んでくれなくなった 仕事上の宴会や外食が多い 空腹感に悩まされる時期があった 2.おやつについて ①おやつのコントロールはできるようになりましたか? おやつのコントロールは ②おやつにブレーキがかかったのは、どうしてでしょうか 早くジャストゥエイトはたは目標体重)になりたいから 講座スタッフの応援があったから ③おやつにブレーキがかからなかったのは、どうしてでしょうか? おやつを我慢するとストレスになる 型紙の食事だけではお腹がすくので 3.歩数について ① 1日1万歩の実行はいかがでしたか? 1日1万歩の実行は ②しっかり歩けたのは、どうしてでしょうか? きれいにやせたいから "1万歩"という具体的な目標ができたから

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歩けぱおやつを食べられるから ③あまり歩けなかったのは、どうしてでしょうか? 腰・膝の痛みで歩けない 時間がない ④歩数を増やすために工夫されたことはありますか? 買い物や外出の機会を増やした エレベーター・エスカレーターより階段を利用した 散歩の回数や距離を増やした ⑤歩数計はこれからも毎日つけようと思いますか? 歩数計はこれからも毎日つけますか? 4.受講後から再会講座まで ①この4力月問不安でしたか。不安なq継続できましたか。 ②受講中および再開講座までの毎月のお便りにつぃて 毎月のお便りは、応援になりましたか? 結果 1.食事につぃて ①「バランス 5点の食事の実行」についてお聞きします。 バランス5点の食事の実行について簡単だったと感じた受講生(とて も簡単十やや簡単)は全体の62%、大変だったと感じた受講生(やや大 変十とても大変)は全体の21%であった。 ②苦労されたのはどんな点でしょうか? 調理時間について忙しさを感じなかった(不都合はなかった)受講生 (まったく当てはまらない+やや当てはまらなし→は全体の"%、忙しく なったと感じた受講生(やや当てはまる+よく当てはまる)は全体の 27%であった。 家族が喜んでくれなかったことはない(家族が理解してくれた)と答

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えた受講生(まったく当てはまらない+やや当てはまらない)は全体の 68%、家族があまり喜んでくれなくなったと答えた受講生(やや当ては まる+よく当てはまる)は全体の18%であった。 仕事上の宴会や外食は多くない(外食は支障とならなかった)と答え た受講生(まったく当てはまらない+やや当てはまらない)は全体の 43%、仕事上の宴会や外食が多かった(外食が支障となった)と答えた 受講生(やや当てはまる+よく当てはまる)は全体の39%であった。 空腹感に悩ぽされる時期があったには当てはまらなかった(空腹感は 問題なかった)と答えた受講生(まったく当てはまらない+やや当ては まらない)は全体の32%、空腹感に悩まされた時期があったと答えた受 講生(やや当てはまる+よく当てはまる)は全体の45%であった。 2.おやつについて ①おやつのコントロールはできるようになりましたか? おやっのコントロールが出来ていたと答えた受講生(よく出来ている 十やや出来ている)は全体の40%、おやつのコントロールが出来ていな かったと答えた受講生(やや当てはまらない十まったく当てはまらない) は全体の47%であった。 ②おやつにブレーキがかかったのは、どうしてでしょうか? 早くジャストゥエイト姻標体重)になりたかったからと答えた受講 生(よく当てはまる十やや当てはまる)は全体の83%、そうではなかっ たと答えた受講生(やや当てはまらない十まったく当てはまらない)は 全体の9%であった。 講座スタッフの応援があったからおやつにブレーキがかかったと答え た受講生はく当てはまる十やや当てはまる)は全体の90%、それ以外 の理由であったと答えた受講生(やや当てはまらない十まったく当ては まらない)は存在しなかった。 ③おやつにブレーキがかからなかったのは、どうしてでしょうか? おやつを我慢するとストレスとはなるということはなかったと答えた

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受講生(まったく当てはまらない十やや当てはまらない)は全体の23%、 おやつを我慢するとストレスになったと答えた受講生(やや当てはまる 十よく当てはまる)は全体の51%であった。 型紙の食事でお腹が空くことはなかったのでお柴子は必要なかったと 答えた受講生(まったく当てはまらない+やや当てはまらない)は全体 の61%、型紙の食事だけではお腹が空いたのでお菓子を食べたと答えた 受講生(やや当てはまる+よく当てはまる)は全体の23%であった。 3.歩数につぃて ① 1日]万歩の実行はいかがでしたか? 1日1万歩を守れたと答えた受講生はく守れた十やや守れた)は全 体の58%、守れなかったと答えた受講生(やや守れていない+まったく 守れなかった)は全体の30%であった。 ②しっかり歩けたのは、どうしてでしょうか? きれいにやせたいとい引顛望により1万歩頑張れたと答えた受講生は く当てはまる十やや当てはまる)は全体の72%、それ以外の理由があっ たと答えた受講生(やや当てはまらない+まったく当てはまらない)は 全体の10%であった。 1万歩という具体的な目標が出来たから頑張れたと答えた受講生は く当てはまる+やや当てはまる)は全体の89%、それ以外の理由があっ たと答えた受講生(やや当てはまらない+まったく当てはまらない)は 全体の4%であった。 歩けばおやつを食べれるからしっかり歩けたと答えた受講生(よく当 てはまる+やや当てはまる)は全体の48%、それ以外の理由があったと 答えた受講生(やや当てはまらない+まったく当てはまらない)は全体 の23%であった。 ③あまり歩けなかったのは、どうしてでしょうか? 腰・膝の痛みで歩くことができなかったわけではない(関節は問題は なかった)と答えた受講生(まったく当てはまらない+やや当てはまら

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ない)は全体の67%、腰・膝の痛みで歩くことができなかったと答えた 受講生(やや当てはまる+よく当てはまる)は全体の30%であった。 時間がないことから歩けなかったわけではない印寺間はあった)と答 えた受講生(まったく当てはまらない+やや当てはまらない)は全体の 52%、時間がなかったから歩けなかったと答えた受講生(やや当てはま る+よく当てはまる)は全体の38%であった。 ④歩数を増やすために工夫されたことはありますか? 買い物や外出の機会を増やし歩数を増やしたと答えた受講生はく当 てはまる+やや当てはまる)は全体のπ%、それ以外の理由で歩数を増 やしたと答えた受講生(やや当てはまらない+まったく当てはまらない) は全体のⅡ%であった。 歩数を増やすためにエレベーター・エスカレーターより階段を利用し たと答えた受講生はく当てはまる十やや当てはまる)は全体の56%、 それ以外の理由があったと答えた受講生(やや当てはまらない+まった く当てはまらない)は全体の22%であった。 散歩の回数や距雜を増やして歩数を増やしたと答えた受講生はく当 てはまる+やや当てはまる)は全体の55%、それ以外の理由により歩数 を増やしたと答えた受講生(やや当てはまらない+まったく当てはまら ない)は全体の28%であった。 ⑤歩数計はこれからも毎日つけますか? 歩数計はこれからも毎日つけると答えた受講生(ずっとつける+多分 つける)は全体の79%、つけないと答えた受講生(多分つけない十つけ ない)は全体の5%であった。 4.受講後から再会講座まで ①この4力月問不安でしたか。不安なく継続できましたか。 この問不安ではなかったと答えた受講生(不安なし+やや不安なし) は全体の68%、不安だったと答えた受講生(やや不安+大変不安)は全 体の21%であった

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②受講中および再開講座までの毎打のお便りにつぃて お便りは応援になったと答えた受誠生はく当てはまる十やや当ては まる)は全体の98%と大半を占め、お便りは応援にならなかった答えた 受講生(やや当てはまらない+まったく当てはまらない)は存在しなかっ た。 考察 6ケ月間の講座修了後、受講生の多くは心理的不安を感じてないと答えてお り、順調な経過にあることがわかった。しかしながら、おやつにつぃては、コ ントロール出来ていたと答えた受講生に上ヒべ、コントロール出来てぃなかった と答えた受講生が多かった。おやつのコントロールが乱れる理由として、日々 のストレスでつい多く食べてしまう、おやつを我慢すること自体にストレスを 感じ、そのストレスを解消するためにおやつを食べてしまう、お付き合いなど でおやつを一人だけ食べないことができないという心理的理由があると答えた 受講生が多かった。 一般に、女性は男性よりも間食の頻度および量が多く、中高年女性の2人に 1人は1日に 1回以上の間食を取っているという報告がありの、中高年女性に とって間食は食習慣の一部になっている。厚生労働省の調査でも、「問食を良 く食べること」力明巴満につながることが示されてぃる2)。おやっをコントロー ルすることは、肥満だけでなく、メタポリックシンドロームのような生活習慣 病の蔓延を防ぐためにも必要なところである卜9)。 一方、 2009年の長谷川らによる先行研究において、「果物・いも」が不足し ていた者で「問食」が多くなることが確認されており、おやつのコントロール は、単に心理的な問題だけでなく、日常の食事バランスにも影郷されてぃると 食事、おやつ、運動の3つの因子のうち、長期にわたるダイエットの過程で は、おやつの摂取に関係する心理的要因が多くみられることが確認されたが、 0 え 言

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食事.や運動の徹底によりおやつにブレーキがかけられる可能性もあり、おやつ の摂取に関する心理的サポートも必要であるが、心J里的負担が少ないと考えら れる食事と運動を長期間徹底していくことで、適度の心理的負担をかけること なく、おやつの摂取をコントロールできる方向に導ける可能性もあるのではな いだろうか。 参考文献 D 豊原真佐子,吉田奈津子,藤井夏美,井上沿,岡田貞子,列哩野考,野村誠,鎌田武信, 阿部裕:腎機能障害に対するたんぱく質制限療法の研究一食餅.交換表の考案・作成 とその栄養食事指導効果についてー.日本生理人類学肌唯誌3 (1),25-30' 1998 2)吉村光子:本学学生の食生活の意識と「食事バランスガイド」の教材としての検 討一認、知度'使用感に関するアンケート朋査をもとにー.洲剥ヒ大学紀要30,Ⅱ9-128, 2009 3)小西すず:減量効果に見る時代の変遷.栄養クリニックレポート5,1-17,2003 4)小西すず:"過不足チェック法"考案の愆図一栄養計'算から"過不足チェツク法" への発想の転換一.栄養クリニックレポートフ,1-13,2006 5)尾岫悦子,鈴木秋子,小西すず,増村美佐子,梅崎絹恵,尾崎悦子,鈴木一永:中 高年肥満女性のための食事指導ーバランス型紙の有用性一.肥満と樵尿病6 偶ⅢⅢ田, 14-19,2007 田鈴木一永,尾啼悦子,島袋陽.鈴木秋子,梅1崎絹恵,小西すず:バランス型紙と過 不足チェックによる食事改善への取り組み.西宮市1矢師会懐学4唯誌13,118-121,2008 フ)日オ朝巴満学会肥満症治療ガイドライン作成委員会:Ⅵ.メタボリツクシンドローム の診断基準と治療の実際.肥満研究12 佃都寺増刊号),42-48,2006 8)田中恋子,池田順子,東あかね,中澤敦子.谷中素子,入江裕子,松村敦子,杉野'成 女性住民における肥満と生活習慣の関連一平成10午度京都府民健康づくり・栄養調 査よりー.栄養学判儒志60.195-202,2002 9)山下千恵子,久野真奈見,松永泰子,北面美穂,早渕仁美:中年男女の食生活実態 福岡女子大学人問環境学部紀要36,33-40,2005

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10)長谷川ゆか,鈴木秋子,栴崎絹恵,尾崎悦子,島袋陽,小西すず,鈴木一永:食事 中の果物・いもの不足が中高年肥満女性の闇食摂取に与える影弊.栄養クリニック紀 要]1,23-33,2008

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