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中学生の職業興味の調査研究

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Academic year: 2021

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(1)

中学生の職業興味の調査研究

塩 見 淳  Researching Study on lnterest        of Middle−School Pupils in Occupation Junichi Shiomi Whether we have interest or not exerts an influence upon our daily work and learning. This idea is well expressed in the pro− verb: vahat one li−fees to do, one generally aoes it well.  The result 1 have got after three years continuous researching on interest of middle−school pupils in occupation shows the follow− ing general tendencies ; (1) their interest in occupation being uns− ettled at the beginning of their school−life, it used to become stable as time goes by, (2) their interest is apt to be focussed on some specific occupations, (3) this tendency is shown earlier in girls than boys.  Re工iability on my result might be low on some rea.sons but re− search on interest in occupation, one of the means of self−evalua− tion, is important one for guiding their occupation.  Ishall be happy if iny work would be of some service for middle−school teachers. 1 は し が き  わたくし達が一つの職業に打込むことが出来 るためには自己の心の向いている職業,自分が 興殊をもつている職業を選ばなければならな い。  職業選択には自己が如何なる職業興味を有す るかをあらかじめしっていることが必要である からそれで職業興味調査が実施されるのであ る。これは生徒自身にとっては一つの自己診断 であり,教師としては職業相談,就職あっ旋の 場合の有力な:資料となり,求人側としては適正 配置の大じな手がかりともなるのである。  いま,申学生を対象にこの調査を継続実施し てみるとその興味方向が相当動揺していること がわかった。このことは調査結果に対する信頼 度の問題になるのであるがそれをとりあげるま えに,興部はその人の環境条件の変化,知識経 1験の拡大,社会の流行変動,性格等によって影 響をうけると共に心身の発達にともなってたえ ず分化し変化していること,職業興味と一般興 味との未分化,職業というものに対する考えが まだまとまっていないことなど,いくつかの事 由があわせ考慮されなければならない。  また,生徒の進路選択決定は自主的に自発的 にすることになっており,そのための一資料で ある職業興味であるが,何といっても生徒の知 識も経験も浅く適当な判断力も弱く,ために両 親の助言,意思や希望が相当強く影響する現実 の問題も考えられる。

(2)

もうひとつには,青年前期の第二伸長期といわ れる心身の急激なる発達の時であり,外部の急 激な成長に呼応して精神的にもきわめて不安動       o 揺の時期であると思われるから,それだけに特 に外的諸要因にうこかされやすいということも 考えなければならぬ。  さらに就職ということは,本人にとってはそ の生涯の生活方向がほぼ決定するもっとも大じ なことであるにもかかおらず,その時期が大体 きまっており,しかも年々むずかしくなってき ているのに学校も父兄も進学ほどのたえざる関 心と熱意を示されてないことに問題がある。  このようにいろいろと職業興味方向の動揺す るわけについて考えてみると,この職業興味調 査の「すき」「きらい」の集計によってあらわ されたこの結果の判定は,その大体の傾向を察 知することになるのではないかと思われる。  この調査研究は,自己が如何なる職業興味を 有するかということについては,全然気づいて いないこともあり,気づいてもおぼろげにしか 気づいていないこともあることに対する意識的 な反省の:方法であり,この意味で自己反省的な 意味をもつている。  それでこの結果はそのまま信頼すべきではな くて,一般職業適性検査を実施した場合にはそ の結果と比較し,また平素の学習成績や特別教 育活動の成果ともあわせ研究するなどして就職 や上級学校の選択の資料とするのがよいであろ う。 2 目 的 る。  この研究は三年間,同じ調査を同一生徒に学 年をおって継続実施した場合の結果をまとめた ものでこれからの調査実施のときひとつの参考 になればさいわいである。 3 方   法        O,,  H本職業指導協会発行,職業興味調査票(第 五改訂版)で,昭和28−30年までの3年間,本 県の湖東,湖西,湖南,湖北4地区の中学校4 校をえらんで同一生徒に学年の順に実施した。  調査人員表

1年兵車列副備

考 昭和28 11 29 1/ 30 103 102 99 115 218 112 1 214 男転校1 女転1.入院1.亡1 ・・91・・2賊欠・ 家庭の職業別(昭和28)  生徒記入のまま集計

一_   性 別

 職業別一∼

男 女 聖業員員業     建   礼目土     工 農商会公大 造侶道商同 製 ド    物 一 ロ ビ僧鉄漿神 師官業職業   工具無 医左鉄建酒  職業興味検査は,各人のもつ職業興味を種々 の項目に対する質問のかたちをとってたずね, その統計的処理より各人の志向する職業群を弁 別しようとするものであり,職業適性を診断す る有力な一方法として,また求人側としては適 正配置の立場からかなり重要な問題となってい 業士い職  書と 容  法や 理司日戸 計 117Fリバー ρ01

,41221

11

3 103 OKV41nδ 71  1 3 1 2

111

111

115

4 結果と考察

註① 外部的な成長に比してみえない内部諸器管の発達がそれに伴わないように,心身の発達も相伴わないで多  少のずれがあるように思われる。個人差のあることはいうまでもない。 註①   第一職業群 事務商業関係   第二職業群 機械関係     第三職業群 芸能関係     第四 〃  体力手技関係   第五 〃  農業関係     第六 〃  自由専門的職業関係     第七 〃  科学技術関係   第八 〃  奉仕関係     第九 〃  家事関係        プラス   各群に35問あり,したい仕事やすきな仕事であれば+じるしをつける。各群のその数が得点数で,その合  計が20以上は「大いに興味をもつている」と考える。

(3)

 3年間各個人の各職業群における得点数をそ れぞれ次のようにグラフにして,その結果から 考察してみた。  (1)得点数20以上を図示すると    1∼3年男子の比較(問題による集中没)       得点数20以上をとる のうちで特に身長についてとりあげてみたい。  いま大津市内二中学校のこの5月の身体検査 男子257名,女子240名の計測結果から,1∼2年 と2∼3年との成長差を比較してみると,    1∼3年女子の比較(問題による集中慢)       得点数20以上をとる 75 β 申 ・ ●  卜 曜 ,D . ㌦ 1   齢R0 ・ 70 ρ 己 ρ 5 ㌧ 占 萄 , 、 戸 7 亀 60 璽 ’ .二今   ● f 亀 鴨 ● ▼ 55 “     ・ − 弄 ρ o 50   − ○ ・ ● o 騨 45 「 ♪ 「   1 D ﹂ 、 40 ’、 ∼ 、 35 ’, 1 て 、 ﹂ 、 ﹁ , 、雪 ’ δo ︸ 、 A 9 ’ノ’ 、 ・    勺 ¶ 餌 ’1 ﹂ 専 20 、 , r5 二.一 勉 ’ ノ ノ ’ 、、、 こ 、 / 、雫 罠。 ’ 、 ノ ㌔ 一 一 、 一ρ’ 5 F 、 5 0 1 2 6   7 8 9 ^  この集計結果から,各職業群の男女差はいら しるしいが,各学年差はそれほとみとめられな い。殊に女子ではそうである。  これは学習経験の拡大,種々の職柔的勤労の 経験と結ひあわされて興味を感ずる仕事か増大 し分化してある職業群に集中することにより性 別差かあらわれてくることを示すものであると 思われる。職業興味も学年とともにより現実的 実際的となる。なおこの結果て男女差の少いと 思われる群は4,6,7群である。  (2)このグラフで男子は急カーフで2∼3年て同 し傾向を示すが,女子はほぼ平行型で各群に大 差がなく集中する型をとっている。これについ てひとつの手がかりとして,外観的な成長変化

’、下期  男 1 女 1

。別讐別一1・一・年1・一・年1・一…i・亀4』i 一“ (2g) P)1 [ s.gcmi 6.2 4.8 3.3 本(、。)県5・・ 4.6 6.5 3.4

喫下学・・

6,7 49 市内二中学       6.4  (31) 7.4 5.2 4.0 4.0  この第二伸長期といわれる心身の急激な成長

 o

発達が前記の色々な事由とむすびついてこんな 型をとるものと思う。  女子が比較的早く集中し安定することはその 身体事情,成熟の遅速,性格等にも関係してい ることと思われるし,その間個人差のあること 。主① もっともとりつきやすい事例として身長をとりあげてみたのてあってその他もこの身長に目して成長発達  するにちがいない。1知恵つくのか早い」といわれる女子は成長も成熟も男子よりはるかに早いかそれたけ  早く停止する。

(4)

はもちろんである。

       成長と発達

       文部解体三局調査一 、∼u  20到’り

’8

760

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x

L ,μ レ 7¢o 61’3 P ,  輪 ∫’二 スヲ0 ﹂苧り∼ ’  ③三年間の集計は,男子では機械関係が第一 で,ついで農業,家事,科学技術,体力手技関 係であり,女子では家事関係が第一で,芸能, 事務商業関係,自由専門的職業,科学技術,奉        o 仕関係であった。  いま,得点数20以上の三年間の性別の集計を みると

,訳1■二

四 五 六 七 八 九   男女別最高得点表 3年間の合計得点の最:高をとる σ ① ” ● , 亀 , ,  ■ C . 9 ■ , ■ D ●  . }…∴∵   ■ . , 幽 . ■ 7 P ▼. @  ・ 。    ・ ■ . ■ ● 伽 ■ 幽 ■ ,  「 ■ @, 9胃 ,9 . @ P 曹 ■ ● . 「      「 ・ 。 ・ r ■ ● ■ ,幽 r  7齢 ,  ● . 黶@, 9    , 9 「 .1 や 噛 レ 曾 顧@==響 暫 幽  ・  膠     , │ 曾 . ,   ■ , @,  r , , ■ ・ 。 ▽ , 「 @ 曾  .  . @● 畠 9 C ■ ■ . 辱 . ・ @  ・ ρ E        「 ■ ■ . ‘ ■ @ 畠 9 , @  ,  「 「 。 曾 , . ・ 曾 . . ∴ , ・ . .@   層  ,  e ,’ @ 5”二’,. ■ , , ‘5 , ・ , . , , 昌 ‘   甲 9 , E    「 . ・ ・ . 「 . 7, , H . ● 噂 o , D  . o , ・ 「   【● ■ . . C 8  , ,  , 7 , r , r , ●  し , C        「 P D 9 . , . e ■ ■ , . ■ ● , ■ マg r’ ,8 ’ @ 巳 . . ”  P  ”  ,  P D . , , ’  7 , r ‘ 「 「 @.  .  .γ D∴τ   , , ρ 諱f.『 ‘o 、 「・■ u , ・ マ , 「 , 巳   ■ , E , ・ . ■ ■ ・ D ■ ρ @. . ■ o ● ■ . 9  L.   ■ , 曾 o 。 , ■   凸 曾  ■ ■ ・ 曾 ■ , P ・ . @ r ● 9 ..。』., │:乱 , , 幽 ,   曾  ,  「 E o , 「 7 r D 亭 , 町 , @■ r 噛 「 噛 ’, 55 9 曹   ● 6    , 畠 甲 層 「’ ・ 9 「 P , , . 噛 ’29 , , ■ D’ 「 ● , 。 . 甲 ・ . 、:.『 ..;, ■ 會     ・ ■ @● , ● 巳 @ ■ ◎  巳  F T0 ’” @.:! ..■、9 C響 ,■ .  卜.  , 9 9    , . ,   ,o 一 ・ D 炉 o ,  , 「 1ご , , ■ 層 曾 , 塾 曾■ j幽,  , C ■ , ■ ■   7 . , , f ,冒 . . , , . . 9 , ■ r  , 「 。 ● 噛 , 幽 ,   ■ 「  r rl 。 曾. P 曾.・ p・: ..)..甲 f 亭5 ■ ● 9■ 噛¶ ■ , E 「 層 「 ■ 「 . , 一 . , C ■ ,    , 「 亀 . ・. . P響● ■ . 畠 ■ ■ . , , 9,. ●●co, ■,  「  曾     ■   L ・..「. 二二響ρ .o■ 「 ■ o , 9 曾  ,   , , 7 , ﹁ 40 − . ●o 「 “ ソ ● 一 9 9 ・ ■ ro.・.1巳r・ @■ 卿 ・ ■ 「 曾 , . , ・.・ト ¥  1 ∴ご.」 . . 璽 曾 . ■ 匪・・ ゐe.・・. 曾  曾 甲 噛 . 0 7 . 「 . . ρ , 巳 ・匹・・ ● P        ■ ● 詣. 幽 , ・ ■ , C○・ , ・ ■ r @,  曾 の 「 ,      , 「 . ●  , ・   9 . C  .    o . ■    . . E;   r . ▽ , .      「 Xト齢 .9 ■ @ .     9 , 曾 . 「 E   ● ・{・ @1 @■ ■ ・ 「 ,脚, ■ o 甲− ﹁ , ・ , , ● ・ 1 50 . o . ∴7 ﹁ ■ . @  ・ ■ s  巳 ■ . , ・ , 9● E 一 , , ,   ■ 9 幽 「 ¥ ■ 「 A ,   , , 幽 ■ .}.. @. 幽」 「, , . @o , . 噛 ¥ ● 7 r

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6

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同・3

26 111 44 22 89 30 38 p44 4s [ 14

 k

38 1 37 64 211 次にどの職業群に集中するか一一三年間個人別 の最高得点(最も興味のあるもの)と最低得点 (最も興味のないもの)とを示すと,  ④個人別に各群で三年間を通じてそれぞれ得 点差15以上あるものをひろってみると,男子で は3,6,7,8群女子では3,6,8,9群となる。この中 共通の3,6,8群は性別差があまりあらわれない と思われる群であり,この群の用語がむずかし いこと,家庭及び学校にて学習し,経験したこ との少い問題であると思うから生徒の答えが動 揺するのではないか。  また男子の7群と女子の9群とは日頃学習し ているだけよく知ってるから「すき」「きらい」 がはっきりしてくるためかと思われる。  (5)やさしい仕事,出来そうに思う仕事,日常 註① 兵庫県教育研究所の中学生の最もすきな職業と最もきらいな職業についての調査によると,男子のすきな   職業は工業,商業,事務員,農業,交通関係で,きらいなのは単純労働,農業,商業,工業の順となり,女   子では事務員,洋裁師,工業,商業,教員できらいなのは農業,単純労働,家事使用人,工業の順となる。  ②大西誠一郎;中学生の心理と教育(186)    この調査用紙を用いての「男女別職業興味の差異」によれば,男子が女子より比較的多く興味を示す職業   は,機械,手技,農業,科学などの方面であり,女子が男子より多く興味を示すのは,芸能,家事の方面で   ある。男子も女子も同程度の興味を示すものは商業,自由専門的職業群でサービス方面は男女ともこのまな   いQ

(5)

  男女別最低得点表 3年間の合計最低得点をとる 73 , 嘲「■   , 、, 劉 脚 . . .㌦. , , , 「 申 「 冒 ,  . o 曾 ■ し  .  .・ ■ , . . 6  ‘ ∴ 1 ’ D」. .  ●  , ‘5 , 卜 ・ g t . 帯・ゐ・−   ・ 「 一 @∵了「:’{’ , ” ・   , ’ , ■ ,、 ,・ 6  , Tミ , , ,   叱 @ ,  9   ・‘  1響∴, =: 阜= 9 , ,   ■ @「 ,  . 曾 、 ・‘4 ’「 9 卿 , . , , o   , 【 @甲 r 一、

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(6)

動揺大なるもの ? K中学 M.N 3 , ・ ■ A 曹 曽 ,ノ’ 辱 r . ■ ’ . 一一一一 ﹂ 3σ ,  辱 “瓜 ’ 咽 ’ 髄r  ’」’ p ‘◎’. 「 1: :’, :w ’ 噸 覧 『’ 25 哩9 い・・ ’ ”. 亀

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群別一ト■四国六同八t九

1得点差・8・225・21・7i321293・1・・

となり最:も動揺のひどいものである。各群とも あまり考えないで記入されたのではなかろうか とさえ思われる。また第8,9群は学年の順に得 点差も少く集中化するのが一般の傾向であるの にこれも全く反対になっている。  得点についてみると第6丁丁二学年で32,第 三学年が0,第5,8,9各群第三学年が1である こともうけとれない。  (7)次に動揺少い(安定)もの,男子22人,女 子19人をぬきだして前記事項について調査し た。男子の進路は進学と就職自営が各回であり,

女子の希望は進学8,就職6,自営3,家事

20  次にその例をあげる。 動揺小なるもの 6 A中学 N.H 農業,父母祖父母,生活程度上,教育熱心, 成績上,数学理科をこのみ熱心であるがや や活澱ならず,進学。      動揺小なるもの      9 K:中学 丁.Y 1 昌 ■ ● , , 「 ,噸,■ ,,●.  ,「 . .  ,  ρ  o●■ . 昌 .,  ,.■ .,・r ・    嘗 ■ 冒 , . ■ ■ ■ ■ , r ‘ . ● ,  .  唱 , . , . . 「 ・ ■ , . , . . e . . . 9 . , r 曽 「 . 圃 , . . , 暫 . , ●一 .■  ・ 冒 ■.▼ ● .   . 「.. ’ ■ ■ ● o  ■ , ■ ●  ● . r r  」 .  ,・  ,’  「・ ■,曾 ,  「  .【. 「 . ■ , 「 . ■ , . ● ■ o . レ    ▽ “ .  「  , , “ ● , ■  rマ .,隔●■● 「 ,  「 . ● , , 曹■・,r・.1 響  o ■ ’ 一り。,、四 ,  . ,  . 咀 「 ■ . ■ 昌 ・ r . 9 , ● ● , , , . , ● 画 ■ , ● .○  顧 .●・●  . 「 ,, ■ , ... ●e  「 .. .噸  昌 ,   ■ 「 ●      . ■ ■.■7 . . 昌 酬 , ● 辱 ■ , . . , ■ , , o ・ 「  ■  . ρ ,.. ■..  .9  .●,ρ. ρ . ■ ・ ■ 幽 ■ ■ ■  , , .    「 ,P「,●響 ,7  ■,,■■ ●.’ 曹 「 .  , 「  , 25 9  邑 o , ■ r o , ・ 噛 , 7 7 r ■ e ρ ■, . ■ . 8 , ■ r r ,  7  . . ’ 恥.,,■・曾 ,,■■●,・ ● e 甲 「 ■ , ■ o . , 9  , ■ ■ ,辱  ,■ .  .  .・ , , 暫 , ● 咀 脚 . . ■ .  ・ 「 , f  甲 . ・.. .;. . e  , ■ . ■  . o  ・ ■ ●, ,・,,顧r.■ ワ“ ■■ ,r■噸 , . ■ ” . . 7 置 ・  “ 「 ,  , ■    ■   ¶ 「 .  昌 . ● .「・ ■曹r’ 凸■・3●◎■.  rr,●●●■, .1,・.. ,, , . , , 「 曲弾・・ 、・・、り、 .,‘oO ,●. ◎ ● . ■ ■ , ● 畠 9 ■ ・ , 「 , . ■ 噸 , 「 ,・“,●,■● .〃.. ・ 暫    . ■ 「  , ・  ■ ■ ■健‘  ’ ■ ● ■ D ‘ . . ・ ■   , ● .,陰  ■ρ , . 噸  . , r 「 . 幽 ・ , ■ ■ 4’. ■ , 畠 「噛辱 ■■,  . ■■o  ,■ 噛 .、、 ■・、■ ・、・… マ ■ ,  ● r 響  「 . . 「 , 、. u騨冒  ’ ’”一 ・ ▼ 9 畠 ρ    , ■ ,     ■ ’ ㎡.ご. 15 【  ■ ■ 9  . . 旨 ,  , ■ 一 . ●  . ● ■ A、、 ’♪艶” ,  ,「 9

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(7)

 この動揺の大なるもの,少い安定したものと      o の比較評定は前記諸項についての各中学校の報 告によりまとめたもので,その評語もことなり, ために大体の傾向を察知する程度にとどまる。  (8)全職業群について「あまり興味がない」と して,興味の方向が明確でないことを示す得点 数(7以下)のものが男子で2人女子で5人ある が,これは考えなければならないと思う。  すなわちその結果は    あまり興味がないもの 得点数7以下をとる 6T中学T.M 教員,生活安定,教育熱心,成績中,数学 ずき,クラブ活動活ばつ,野球,積極的で あるがやや粗雑,H. R.Tの所見はまじめ ですなおでうらおもてなし,進学希望。     あまり興味がないもの 得点数7以下をとる 9 K中学 K.H ︾ C  9C , , ■ . 圏 ・ ■ , . , 亀 , , 。 ■ 邑 r ,● 9 , , , , 「 ・ ■ ● ‘煽 . ,  . E ・ 畠 . 飼 C , 噂 , ・ , い9,  亀 C ■ 辱 . , ・ ■     9 り D 「 , “ 9 「 , 噛 嶋 ●  ■ ■ ● C− , , ・ . r u  「 昌 風 , 齢 P  「 .    . 「 u , @. 」 , ■  ■ , } . .  ・ ・ じ  璽 . 「 舳 . @・ . , , 9 騨 齢 昌  ・  ● , r . ■ ■ v  .  マ■ ,, ,  「    ,  , E49・圏● ,  . 「’ , , 9 C “ ,  阜  畠   「 X  , 「      , , ・ ● e ・ , , r ら , ■ ■ ■  . ■ 噛 , , , , ’  7。 , 畠    「 ・ , ,  ● 印 9 。 「 ■ 辱 . ■ 邑 , ●  , , . , ゐ 幽 ■ o , .・6    , , E  騨 r , の C  , 「 r q , ● . , . 「 , ● ‘ ’ ,        .    , o 」 . , ‘ふ 2 , , . 7 ,  ギ P 15 , ■ 、  t  , D二’ ﹁’ ,、、  セ     ・ !o ’ \・ ,    . ’ 26 ’ 、 ! ,㌦ シ印’ ’’b’ 、、 ンノ C’ 、 ・・、 D… @、 /轟,’ ’幽 ’ ’ 5 、∼ 〆『 X’@  ■・’” 、 P   ㌧ 、 r  騨 ρ . ?@      , 、.、 ・  ・hノ f!・・9 乳 「  ,・・ 黶@「 昌   → 、・ A\. A 一 9’ − ヨ。 ’● 蜜 。 1 2 3 亭  5 7 8  このことから,知能程度の低いすなわち成績 のあまりよくないものは,心身の発逮もおそく それだけに興味も未分化で「すき」 「きらい」 がはっきりせないことになるのか,従ってその 得点数も一般に低く,ために動揺も少くなるの ではなかろうか。  次にこれとまる反対に,ほとんどが20以上で 全職業群にわたり「大いに職業興味をもつてい る」というのが女子に1人あることは注目すべ きことである。 註① 学業成績動揺の原因につ.いて,神戸市教育研究所の調査(調査対象は市内中高校生1,262人申成績動揺の   大きいもの179人についての調査結果)31. 7.17朝日。   その原因として   (1}生徒自身に原因があるもの(細田,体質,身体事情)   (2)社会的条件に原因があるもの(教師との関係,友人との関係,社会的役割)   〔3)教育条件に原因があるもの(教育課程,転校,家庭教師)   (4)家庭生活に原因があるもの(家庭のふん囲気,疾病,死亡,経済条件,両親の態度)   をあげていて,成績動揺の原因になると考えられるいろんな条件をこまかくわけてみたが,実際にはこれら   の条件が複雑にからみあっているわけで,とにかく教育は学校と家庭の共同体であることがわかると結んで   いる。   職業興味調査についても,一般興味とのけじめがまだはっきり区別されえない未分化の過程にあると考え   られる申学生の興味の動揺(変動)の原因についても,この学業成績の動揺の諸原因をあてはめて考えるこ   とは出来ないものだろうか。

(8)

大いに興味をもつている ほとんど得点数20以上のもの   9 K:中学 H.K  (9)更に三年間の各職業群の合計得点が60以上 (最:高105)のものを拾うと,        男女別合計得点表     3年間合計得点が60以上をとる 四 F 劉 , . し9. ρサ . . ▼ 」 鷺,一’ ︸ ρ 職 曽 ’♂. ㌦ , 「 ■ . ▽ 噸 ・9・ 70 r・ , ■ , ・L.,プ, 髄き『.,『 曾∫= げ . , ‘:’. 凸 .  . .∴ ,L 乎・ , 65 ・9  ∵ , 晶 . . , , ,  ’ 昌 . ・.三翫 「 ア 甲 ■ , , , 50 馬9@ ’「 − 璽 髄 9 , , , ■ 顧▼  「 ∫. ’:{下 : ..『 ゴ  , ﹁ . 35. ,7  ■ 二・ ▼ ’ 6 馬 曾 , , . ﹁ ・:ll 噂 ’榊’W 90 , r ■        . 「 , 「 馬 . 曹 ,圃 幽 ,■ ■ ∵¢’● 噛 , . 曾 . .幽, 曾 .;置; , . ● ■ r 「’@ , 弱 9 胴. r 昌 一  . q ■ 9” ■● , ■ ● 9 ■   ■ . ● , ト. . P 【 :’ W・… , 5 「 . 畠 ■ 「   ・ ■ r 一 「   ▽ ■ r   一 ,し  マ , ρ , ← ● ■ .●. 8 40 二:二 ” r 乳 9 甲 脚 ● ∴’” ・三塗 噤@「 ■ 「 , ’ , 更 ” ・ 35 ’  「 r ・’U 「 ¶’ D b ノニ. ..18 監 働 3 50 「97 ℃ 置 7 9”u’D’ 「 塁,. 9 o 2 , ’卜 覧 暫 、 1 ℃ 一覧曾 R・ 20 一 一‘ 質’ 一σ ,、{. ’ ‘ 7 ’ 亀・ ﹁r 15 ’ ’ゴ’響・ ■・{’ 一 も . 1∫9 lo 心、べ 、 ’ ∫. f ’》 5 闇 、 .、 ノ‘ rL ρ    婁 2 3   4・ 5 6 7 8  これで性別の集中傾向を知ることができる。 ⑩その他  ④問題全体をみて生徒の学習し経験してない  と考えられるものが可なり多いように思われ  る。従って想像的推理的になりやすい。この  ことは調査実施の説明の中にも「ここにかい  てある仕事についてよく知らない場合でも,  じゅうぶん考えて『しるし』をつけなさい」  とあることでもうかがわれる。  ㊥問題の用語がむずかしく(第6群)その内容  があまりにも細分化していて,生徒の実生活  にそぐわない感がする。もっと問題を具体的  にたやすくする必要がある。またことぽ,表  現が少ししかちがわないので同じことが考え  られるような問題が各年中にある。例, 「機  械を使って仕事をする」といったようなこと  が10問もでてくる。  ㊦この調査を構成している項口は,職業分析  的な角度からえらぼれたものであるが,もら  れている内容で一つの職業をしっかり把握す  ることが出来るとは考えられぬ職業群もあ  る。   これを自己分析とむすびつけて考える場合  は別である。  ㊤この調査では,同じ職業群中にも色々の内  容をふくんだ作業がとりあげられて居り,生  徒の学校,家庭生活を通してもおそらく経験  せない作業があると思うから,それらについ  てははじめにあった「仕事をよく知らない場  合でもじゅうぶん考えてしるしをつける」と  いう無理が生ずる。それだけ「すき」 「きら  い」の動揺も大きい。  ㊨男子より女子が比較的早く安定することは  その成長発達の情況と関係があるように思  う。  ㊦中学高校と連続して系統的に実施すれば興  味方向の集中(安定)と分散(不安動揺)の過程  をよりょく察知することができるかもしれな  い。 5 む す び  どこの中学校の研究集録をみてもかならず実 施された各職業興味調査の結果がのっている。

(9)

その資料はまことにとうといものであり,オリ ジナルなものである。このデータは職業相談な り就職あっ旋のときには,きわめて大じなもの であり大いに役立たせなければならないもので ある。  ところが一方就職ということは,その調査結 果を十分に吟味した上で決定するほど時期的に も,生徒の身上境遇にもゆとりのある仕事でな いということに問題がある。  就職の時期が大体きまっていること,年々中 学生の職場がせばめられること,しかも求職者 は多くなってくること,そしてほとんどが群れ ない生徒達の多いことはどこまでも共通した事 実である。  更にまた調査結果の方向に職種を選択できる       o, ほど職業が分化してないし,それどころか「職 業が人をえらぶ」  ある職業に人をあてはめ る一一という傾向が年々いちじるしくなってき ている。何はともあれとにかく「職につく」と いうことがさしせまった先決条件となっている のである。 (進学でも,とにかく「いい学校」 をえらんでそれに入りさえずればよい傾向あ り)  生徒は心身発達の道程にあるものであり,彼 らの職業知識は次第に深くなり,職業興味は拡 大し,分化し,職業態度も漸次確立されるので ある。  テストはこの発達のほんの一こまをとらえて しかもおおむね一重だけの結果から色々と判断 するわけである。  こうした三年継続の実施結果からみるとその 信頼度の問題もあるが,まだ一般興味と職業興 味との間に差がありはせぬかということも考え られるし,殊にこれが未分化から分化の過程に あると思われる中学生では動揺はまぬがれない し,それだけ結果をあてにすることもできかね る。  アメリカのスタンフォード大学のE.K. Str− ong博士は,興味の持続性について大規模な研 究を行ったがその結果として  われわれの興味は15歳から25歳までの間にか  なり動揺の可能性がある。しかも職業興味な      Q  ども25歳で大かた固定してくるようである  と。   しかもこの固定とか安定とかいうのは比較  的安定したあまりいちじるしい変化のない社  会,環魔条件の下において考えられることで  ある。 とも加えられている。  そこでわたくしは,更に一歩をすすめて身体 的成長と興味の動揺あるいは固定との間には相       (,i)a. 当高い相関関係があるように思われてならぬ。  固定し安定してくる時はまた成長もきわめて かんまんな発達を示し,やがて停止するように なる。  あれこれみてくると一生涯の中で心身共には つらつとして弾力性と活動性あり,好奇心にと みそれだけにもっとも墨型性のある中学生の, しかも一般興味と職業興味の未分化,現代の社 会環境条件の急激な変転等によって検査結果の 動揺はどうしてもまぬがれない。  E,K。 Strongの考えた固定とか安定とかの 条件とは,およそほどとおい現代にいきる中学 生たちである。  しかも彼らにはせまられた就職の問題であ る。 註① 調査は分析的であるのに職種はそれほど分化していない。ここにもひとつの現場にそぐわないなやみがあ   る。もっともきわめてあたらしい科目で,しかもガイダンス的な技術的な立場にある職業指導にはこんな事  例は多い。  ②俗に「男子は25歳の朝めしまえまでのびる」といわれるが,思いあわせてみると,この研究の結論とはど   ういうことになるか。  ③ひとり身長のみではなく,ひろく心身の成長発達と考えたい。職業興味の動揺と安定とは,丁度作物の栄養  生長が生殖生長にきりかわる時と同じように考えられないものだろうか。   作物でも生長するときはそれが旺盛であればあるほど,また病虫害にももっともおかきれやすいきけんな  時期である。職業興味が動揺することも人間の成長にともなう当然のことで,成長がきかノしなればなるほど  心身の動揺も大きいわけである。成長することは動揺することであり,動揺することは成長であると思う。   なお十分にお教えねがいたい。

(10)

 だから,学校生活のあるひとときをとらえて 実施されたそのおもての結果だけからのみこれ を診断し,決定することは早計であり,考えさ せられる多くの問題をなげかけていると思う。  ここで職業興味調査が必要でないときめるの は少しひやくしすぎである。資料を吟味すると きには,以上のようなことを十分に併せ考えて もらいたいということにつきる。科学的な立場 からの各個人の分析評価は(自己分析の一つ)職 業指導の一つの大切なよりどころであるから だ。 尚また本調査以外の他の職業興味テストをも 併せ実施した上での綜合資料から,更にもっと 少い人数を対象に継続調査をすると共に,各生 徒個々の実態調査なり,また観察,面接による 個人診断をなし,累加記録調査,知能検査,職 業適性検:査,向性検:査等を実施してこれらの角 度から色々と検討せなけれぽならないと思うが これは他日を期したい。  おわりになったが,前後三年間にわたる調査 実施,生徒環境調査等に真しな,ご協力をいた だいた4中学校の先生方に心からお礼を申上げ る。       (31.9.稿)

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