• 検索結果がありません。

1. 巻頭言(滋賀大学産業共同研究センター報 No. 8)

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "1. 巻頭言(滋賀大学産業共同研究センター報 No. 8)"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

- 2 - 滋賀大学 産業共同研究センター センター長 野本 明成 昨年来、経済情勢は予断を許さず、百年に一度といわれる世界的不況に見舞われました。我が国においても様々 な景気対策が打たれ、失業率が高まる中でワークシェアリング等を含め、雇用を確保すべく努力が重ねられつつあ るところであります。総じて売上高が減少する中、低価格戦略により売上高を伸ばす企業もみられ、また差別化を図 ることにより競争力を確保している企業も見受けられます。今こそ、創造性を活かし、顧客ニーズに合ったこれまでに ない新しい製品を開発することにより景気浮揚を行うことが求められています。 本学も、法人化後第1期中期目標・中期計画の最終年度を迎え、その成果が評価されようとしております。当セン ターもその一翼を担い地域貢献・社会貢献に努め、6年間にわたり様々な活動を行ってきました。限られた資源を有 効に活かすべく、地域社会の様々な支援機関とネットワークを構成しつつ、地域中小企業、地域社会等に貢献してき ております。一昨年度からは、地域の他大学、地域の支援機関とともに地域中小企業の新事業を支援すべく研究会 を構築し、試作品を作成しながら新製品開発を進めてきましたが、本年度は自治体の支援を得て、更に顧客ニーズ に合った製品、すなわち「地域ブランド」を開発し、地域の新事業創出に貢献する所存です。地域資源が数多くある にもかかわらず、これまでに十分活用されていなかったのが実情であり、当センターとしましてはそれらの資源を掘り 起こし支援することによって、新しい地場産業が興されていくことを願っております。 また、グローバル化により低価格競争が行われつつありますが、顧客ニーズに合った新製品を開発することにより、 高付加価値・高価格製品として販売され売上高を伸ばしている企業もあります。地域には固有の地域資源があり、 地域資源活用促進法の支援を受けつつそれらを活かすということが求められており、地域資源を十分に活かすこと によって地域の浮揚が可能となるのであります。それらの活動を行うのは地域の優れた人材であり、その地域の人 材を活かすために、当センターは地域経済団体および本学の有能なスタッフとともにMBA簡略版である「エグゼク ティブ・プログラム」を一昨年来開発しつつ、昨年度においては第2回目のセミナーを十数回にわたり行ってきました。 このセミナーは地域中小企業の経営者・幹部の人材育成を目指して行っているものであり、今年度も一層充実した プログラムを開発し、地域中小企業に提供する予定です。 このように、当センターは地域社会における大学、経済団体、自治体等様々な支援機関による「知のネットワーク」 を構築し、地域社会に貢献することを目指しており、その推進母体となるよう願っております。今年度は、第1期中期 目標・中期計画の最終年度であり、その成果の集大成を成すと共に、第2期中期目標・中期計画に向けた創造性を 活かした活動を行うよう努めてまいりますので、学内外のご協力の程よろしくお願い申し上げます。

参照

関連したドキュメント

金沢大学学際科学実験センター アイソトープ総合研究施設 千葉大学大学院医学研究院

大曲 貴夫 国立国際医療研究センター病院 早川 佳代子 国立国際医療研究センター病院 松永 展明 国立国際医療研究センター病院 伊藤 雄介

京都 滋賀 大阪 奈良

今回の調査に限って言うと、日本手話、手話言語学基礎・専門、手話言語条例、手話 通訳士 養成プ ログ ラム 、合理 的配慮 とし ての 手話通 訳、こ れら

19 セミナー 「memento mori 滋賀− 死 をみつめ, 今 を生きる−」 を滋賀会館で日本財団,

手話言語研究センター講話会.

【 大学共 同研究 】 【個人特 別研究 】 【受託 研究】 【学 外共同 研究】 【寄 付研究 】.

LUNA 上に図、表、数式などを含んだ問題と回答を LUNA の画面上に同一で表示する機能の必要性 などについての意見があった。そのため、 LUNA