ITIL実践のCSFから成果へ至るモデルの検証
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(2) 情報処理学会研究報告 IPSJ SIG Technical Report. Vol.2017-IS-141 No.6 2017/8/25 支援系CSF 組織的なITIL推進 組織目標や 社内運動 モチベーション の維持. 経営層による支援. プロセス系CSF. プロセスのPDCA. 成果. プロセスと 指標の構築. 運用品質 の向上. プロセスの実践. 標準化. 指標のチェック と報告. 見える化. プロセスの 改善活動. 顧客満足度 の向上. 運用部門内の協力と 開発部門との協業. 経営層の理解. 運用部門内 の協力. 経営層の関与. ドキュメント化と 知識の共有. 経営層への 働きかけ. 開発部門 との協業. メンバーの専門性の習得 研修受講や 資格取得. カテゴリー グループ カテゴリー. プロセス設計の 知識と能力. 概念 影響. 図1 ITIL実践のCSF-成果モデル ンケート調査の概要は以下の通りである.. プロセス系 CSF に関心が高い」といった考察が想定され. (1)調査対象者. る.. 企業等の IT 部門に所属するメンバーを対象者とする. ただし,ユーザ企業を対象として,IT 企業は対象外とす る. (2)調査方法 インターネットによる調査を実施する.専門の調査会 社のサービスを利用する. (3)調査内容. 4. 期待される効果 本研究は,理論的には ITIL の一連の研究に新しい視点を 導入することにより CSF から成果へ至るメカニズムを明 らかにすることができる. 実務的には企業の ITIL 導入や定着に大きな効果が期待 できる.ITIL を実践して成果を出すには多くの課題がある.. 図 1 のモデルの 1 概念を 1 観測変数として,18 個の概. 本研究によって CSF から成果へ至るメカニズムが明らか. 念に関する質問を行う.質問数は 1 観測変数あたり 3~4. になることにより,企業の IT 部門による効果的な対策が期. 個とし,合計 60 問程度を想定する.また,管理職/担当. 待できる.. 者といった対象者の属性や ITIL の導入/未導入について も質問を行う. (4)標本数 標本数は 600 件程度を想定する.モデルの潜在変数の. 参考文献 [1] Office of Government Commerce (OGC) :ITIL® 2011 edition Service Strategy, Service Design, Service Transition,. 因子数を勘案し,共分散構造分析で安定的な分析が可能. Service Operation, Continual Service Improvement,. となる標本数を収集する.. TSO(2011).. (5)分析方法 共分散構造分析による分析を行う.モデルの妥当性の. [2] Barros, M., Salles, C., Gomes,C., Silva,R. and Costa, H. :Mapping of the Scientific Production on the ITIL. 検証に加えて,管理職/担当者といった対象者の属性や,. Application Published in the National and International. ITIL の導入/未導入の違いによる多母集団分析も実施. Literature, Procedia Computer Science, Vol.55,. する.. pp.102-111(2015).. (6)考察 アンケート調査の結果から 18 個の概念間のパスの強. [3] Iden, J. and Eikebrokk, T.R. :The impact of senior management involvement, organizational commitment and. 弱を見出して考察へと導く.たとえば,「管理職は経営. group efficacy on ITIL implementation benefits, Information. 者の支援に敏感である.一方,担当者は改善活動による. Systems and e-Business Management, Vol.13, Issue 3,. モチベーションアップに敏感である」や「ITIL の導入企. pp.527-552(2014).. 業は支援系 CSF に関心が高い.一方,ITIL 未導入企業は. ⓒ2017 Information Processing Society of Japan. 2.
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