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3
(
4 1
)
氏名(生年月日〉 本 一籍 学 位 の 種 類 学 位 授 与 の 番 号 学 位 授 与 の 日 付 学 位 授 与 の 要 件 学 位 論 文 題 目 論 文 審 査 委 員 アキ ヒサ秋 久
理
虞
医 学 博 土 乙第6
8
6
号 昭 和9
5
年0
1
月9
1
日 学 位 規 則 第5条 第2項該当(博士の学位論文提出者〉 イ ン ス リ ン 抗 体 の ウ サ ギ 胎 仔 膳 ラ 島 細 胞 に お よ ぽ す 影 響 ( 主 査 〉 教 授 平 田 幸 正 ( 副 査 〉 教 授 鎮 目 和 夫 , 教 授 小 幡 裕論 文 内 容 の 要 旨
目的 母体のインスリンは胎盤を通過しないが,ブドウ糖 は胎盤を通過する.そのためコントロールが良好に行 なわれていない糖尿病母体から生まれた新生児では, 母体高血糖に刺激されて勝島は肥大増生し,勝機能克 進に関係すると想像される出生時低血糖も起こりうる と考えられている. この胎児勝島の機能充進に胎盤を容易に通過し得る インスリン抗体の関与はないかどうかを調べるため本 研究を行なった. 方法 インスリン抗体の胎児勝島におよぼす影響をみるた め.モルモットにウシインスリンを注射して作ったイ ンスリン抗体を妊娠ウサギに5日関連続静注する方法 と投与5 時間後の急速効果をみる 1 回静注法の 2 つの 方法を用いてインスリン抗体投与後の胎仔勝B
細胞のm
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t
o
s
i
s
を観察した. 5日間連続静注法は妊娠2
2
日自のウサギ8匹にイン スリン抗体を耳静脈より 5 日間連続投与し,反対側耳 静脈から連日4
2
時間毎に採血を行なって,血糖, 125 1イ ンスリン結合率,総インスリン,遊離インスリンを測 定した.妊娠7
2
日自に開腹し胎仔をとり出し,胎仔勝 臓を全摘した.対照には同じ妊娠齢のウサギ 3匹を用 い,妊娠22 日目より連続5日目,正常モルモット血清1-2ml
を静脈投与し,同様の処置を行なった.1
回静注法は妊娠7
2
日自のウサギ1
2
匹にインスリン 抗体を含む血清をそれぞれ3匹ずつ5
.
0
,1, 2, 3, 4,5
,l
0
m
1
耳静脈より投与し,投与5
時間後に開腹,胎仔-773
をとり出し胎仔勝臓を摘出した.対照には同じ妊娠齢 のウサギに正常モルモット血清をそれぞれ1
,3
,m
l
5
静 脈投与し,同様の実験を行なった.また,5%
ブドウ 糖を同じ妊娠齢のウサギに静脈投与し,母体血糖を1
5
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,0
0
2
,0
3
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0
3
,0
3
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に維持させ5
時間後に開腹して同様の観察を行なった. ロ15 インスリン結合率はs
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らの方法で,血 中総インスリンはG
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の酸性エタノーノレ法で,遊 離インスリンは中川らの方法で測定した. 胎仔膝臓はプアン固定後,ヘマトキシりン・エオジ ン染色,マッソン染色を行なし、,牌臓の組織像ことに 勝島B
細胞のs
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s
o
t
i
m
の変化を顕微鏡を用いて形態学 的に観察した. 結果 1.妊娠ウサギに対するインスリン抗体の連続 5 日 間静注法 1)胎仔血清蛋白の 125 1インスリン結合率はインス リン抗体注入群3
.11
士15.4%
で対照、群の1.0 :
8
t
0.96%
に比し有意に高く2
)
p
<
0
.
0
(
,インスリン抗体は胎盤 を通って胎仔に移行することが確認された. 2 ) インスリン抗体投与群の妊娠ウサギ8匹のうち 3匹に高血糖を認めた. 3 ) 胎仔血中の総インスリンは,対照群に比しインス リン抗体注入群で有意に高く(
p
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.
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O
1),遊離インス リンは高値の傾向を認めた.4
)
胎仔勝島B
細胞s
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は対照群に比し,インス リン抗体注入群で有意に高率で、あった)
.
5
.
0
0
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(
5 ) イ ン ス リ ン 抗 体 注 入 群 の う ち 高 血 糖 を 呈 さ な1 5 4 かった群においても対照群に比し,有意なsisotmi の 増加を認めた (p<0.05). 2 . 妊娠ウサギに対するインスリン抗体l回静注法 1)インスリン抗体注入量が多いほど,母体胎仔とも に血糖値が高い傾向を認めた.
2
)
インスリン抗体注入量が多いほど母体胎仔とも に125 1インスリン結合率,総インスリンが高い傾向を 認めた. 3 ) インスりン抗体注入量が多いほど,胎仔の遊離イ ンスリンは高伎の傾向を認めた. 4 ) インスリン抗体注入量が多いほど,胎仔豚島B細 胞のssiotim は明らかに増加していた. 5 ) インスリン抗体単独注入群と向程度の高血糖を 示したブドウ糖単独注入ウサギから生まれた胎仔の勝 島B細胞でもssiotmi の増加をみた.しかし,インスリ ン抗体注入群では高血糖を示さなかった胎仔勝島B 細胞でもssiotmi の増加,ブドウ糖注入群にはみられ なかった大きな勝島がみられた. 考 察 ウサギを用いた実験からインスリン抗体を注入した 母体の胎仔の勝島B細胞では抗体量にほぼ比例して m i t o s i s の増加を認めた.この増加は胎仔血中の間 Iイ ンスリン結合率,遊離インスリン,総インスリンの成 績と一致した. 母体血のインスリン抗体が胎仔勝機能の元進をひき おこす機序は,インスリン抗体が直接勝細胞に作用す るのか,あるいは注入したインスリン抗体が内因性イ ンスリンと結合した結果もたらされた高血糖によって 二次的に胎仔勝島B細胞を刺激すると考えられる.し かし,インスリン抗体注入群では高血糖を示さなかっ た胎仔勝B細胞でもsiostmi の増加がみられたこと, ブドウ糖注入群にはみられなかった大きな勝島が散見 されたことから胎仔勝機能の充進はインスリン抗体の 二次的効果である高血糖だけでなく,インスリン抗体 そのものの影響がある可能性が示された. 以上のことから,インスリン抗体は胎仔勝機能を充 進させることが想像されるので,臨床的にインスリン 治療糖尿病妊婦ではインスリン抗体の産生を少なくす ることは新生児合併症を防ぐ一助として意義があると 考えられた. 結 論 母体に注入したインスリン抗体は胎仔の勝島B細胞 機能を克進させると思われた.その胎仔勝島 B細胞機 能の允進はインスリン抗体の二次的効果である高血糖 とともに,インスリン抗体そのものの影響があると想 像された.論 文 審 査 の 要 旨
本 論 文 は 母 体 の イ ン ス リ ン 抗 体 が 容 易 に 胎 盤 を 通 過 し , こ の 抗 体 が 胎 仔 騨B
細 胞 を 刺 激 す る こ と を 証 明 し た も の で あ り , 臨 床 研 究 上 価 値 あ る も の と 認 め る . 主論文公表誌 インスリン抗体のウサギ胎仔勝ラ島細胞におよぼす 影 響 東 京 女 子 医 科 大 学 雑 誌 第45巻 第6号 530-543 頁(昭和 95 年6 月25 日発行〉 副論文公表誌 1 ) A syreur dfoseirevile pni tegnanr scitebaid ni ]apan (日本における糖尿病妊婦の分娩調査〉1nternational Congress Series 549 254-261 1(89)1 2 ) 糖尿病妊婦の縮小血管合併症に関する研究 糖尿病 25 )2( 95-103 1()289 のわが国における糖尿病妊婦分娩例の実態(第 2 報〉一一1976-1980 糖尿病 25 )5( 755 - 536 1()289 774~ 4 ) 糖尿病妊婦における免疫学的問題点 免疫と疾患 4 )1( 87-90 1()289 5 ) 妊娠時増悪した糖尿病性網膜症に対する光凝固 有効例 糖尿病 52 )7( 823-829 )2891( 6 ) ssenulfesU fo gniriot-nomemoh fo odblo g l u c o s e pni antnger citebaid (糖尿病妊婦に おける血糖自己測定の有用性〉
1nternational Congress Series 607 288-293 )8291( 7 ) インスリン治療糖尿病妊婦における125Iインス リン結合抗体の推移と新生児低血糖 糖尿病 52 )8( 891-898 )2891( 8 ) tinPo Count 法を用いた糖尿病妊婦の病理組織 学的検討
糖尿病