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Academic year: 2021

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目 次

まえがき iii 1章 微積分の名著と古典 1 1 二つの名著:高木貞治『解析概論』と藤原松三郎『数学解析』. 1 高木貞治『解析概論』のいろいろ . . . . 1 目次をもう少し . . . . 3 成立の経緯など . . . . 4 藤原松三郎『数学解析』 . . . . 5 2 古典の世界 . . . . 8 解析概論の系譜 . . . . 8 古典のいろいろ . . . . 14 2章 実数の創造と実数の連続性 18 1 無理数を創る . . . . 18 有理数ではない実数とは . . . . 18 デデキントの切断. . . . 20 実数直線. . . . 21 単調な有界数列は収束する . . . . 23 数を語る言葉を求めて . . . . 25 直線の連続性 . . . . 27 実数の連続性を支えるもの . . . . 28 無理数を創る . . . . 30 『解析概論』の「附録1 無理数論」について. . . . 31 2 実数のいろいろ . . . . 32 厳密性を求める心. . . . 32

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目 次 vii 得られたものと失われたもの. . . . 33 上界と上限,下界と下限 . . . . 34 数列の極限の表記法 . . . . 37 日常語を離れる理由 . . . . 39 単調に増大する有界な変化量は収束する . . . . 41 極限と無限大数 . . . . 43 区間縮小法 . . . . 44 区間縮小法からデデキントの定理を導く . . . . 45 アルキメデスの原則 . . . . 47 実数の連続性のいろいろな表現 . . . . 48 実数の連続性のもうひとつの表現 . . . . 49 有理数のコーシー列で実数を創る . . . . 51 コーシー列の由来. . . . 53 コーシー以前の無限級数 . . . . 54 ポアンカレの言葉(1):厳密な数学と厳密ではない数学 . . 57 ポアンカレの言葉(2):厳密性の確保と客観性の喪失. . . . 60 3 微積分の厳密化とは . . . . 62 変数と変化量 . . . . 62 変数の関数 . . . . 65 変化しない変数 . . . . 67 連続関数とイプシロン=デルタ論法 . . . . 69 不等式の力 . . . . 71 砲弾の軌跡 . . . . 73 論理と実在 . . . . 74 ペアノ曲線 . . . . 76 中間値の定理 . . . . 78 中間値の定理の証明 . . . . 80 連続関数の最大値と最小値 . . . . 81 微積分の厳密化とは . . . . 84 3章 昔の微積分と今の微積分 86 1 0を0で割る. . . . 86

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viii 目 次 微分商と微分係数. . . . 86 「0を0で割る」から「限りなく近づく」へ . . . . 88 関数のグラフとその接線 . . . . 90 微分商の合理化に向う . . . . 92 「微分」の導入の真意とは . . . . 94 曲線の長さとピタゴラスの定理 . . . . 95 曲線と折れ線 . . . . 98 2 変化量の微分と関数の微分 . . . 100 ロールの定理と平均値の定理. . . 100 連続関数の微分可能性 . . . 102 フーリエの宣言と厳密な微積分 . . . 104 微分の微分 . . . 106 独立変数とは何か. . . 108 等式d2y dx2 = f (x)が成立しない例. . . 109 3 フーリエ解析のはじまり . . . 110 フーリエの著作『熱の解析的理論』 . . . 110 関数と曲線 . . . 111 フーリエからディリクレへ . . . 114 フーリエ級数の係数と定積分. . . 115 4 不定積分から定積分へ. . . 117 求積法と積分法 . . . 117 原始関数の一覧表. . . 120 連続関数の桃源郷. . . 124 連続関数の定積分. . . 125 外の世界へ . . . 127 原始関数と不定積分 . . . 129 「連続関数の世界」の再構成 . . . 132 リーマン積分とルベーグ積分. . . 135 面積と定積分 . . . 138 「連続函数以外では,微分積分法はむずかしい!」 . . . 140

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目 次 ix 4章 「玲瓏なる境地」をめざして 142 1 「関数」の定義を求めて . . . 142 還元不能の3次方程式 . . . 142 ゼロより大きくもなく,ゼロより小さくもなく,ゼロに等 しくもないものとは . . . 145 ヨハン・ベルヌーイの美しい発見 . . . 147 対数のパラドックスのいろいろ . . . 154 対数のパラドックスのいろいろ(続). . . 156 超越関数y = (−1)x. . . 157 複素解析の誕生:1745年. . . 159 複素変数の立場から実変数を統制する. . . 162 正則な解析関数 . . . 164 複素変数関数の「コーシーの和」 . . . 165 解析関数の正則性とは . . . 168 正則関数と解析関数 . . . 169 2 初等超越関数の解析性. . . 171 指数関数と三角関数 . . . 171 有理式の積分関数の逆関数(1):指数関数 . . . 172 有理式の積分関数の逆関数(2):正弦関数 . . . 174 オイラーの等式 . . . 177 玲瓏なる境地 . . . 178 3 解析的延長(解析接続) . . . 179 「正則性」と「解析性」をめぐって . . . 179 解析的延長(解析接続) . . . 181 自然境界と正則領域 . . . 182 単性解析関数 . . . 183 複素対数関数再論. . . 185 ガウスのアイデアによれば . . . 186 解析関数を局所的に見る . . . 188 有理型関数 . . . 190 解析関数の分岐点. . . 191 正則領域と有理型領域 . . . 192

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x 目 次 あとがき 195 索  引 197 【凡例】 一.高木貞治先生の著作『解析概論』にはいろいろな版が存在しますが,本書では 『定本 解析概論』をテキストにしました.単に『解析概論』といえば『定本 解析概 論』を指しています. 『解析概論』では人名はCauchy,Riemannなどというように原語で表記されて いますが,本書では片仮名に直してコーシー,リーマンというように表記して引用 しました. 二.藤原松三郎先生の著作『数学解析第一編 微分積分学』(全2巻)は,地の文は 片仮名,人名は平仮名で表記されていますが,最近になって,現在行われている表 記にあらためた改訂新編『微分積分学―数学解析第一編』(全2巻.編著:浦川肇, 高木泉,藤原毅夫.内田老鶴圃.第1巻は2016年,第2巻は2017年刊行)が刊 行されました.本書では引用にあたってこの改訂新編を参照しました. 三.高木貞治先生の著作『近世数学史談』にもいろいろな版が存在しますが,本書 で参照したテキストは1970年に出版された共立全書(共立出版)の1冊です. 四.コーシーの『解析教程』には邦訳書『コーシー解析教程』(訳:西村重人,監 訳:高瀬正仁.みみずく舎.2011年)が存在します.本書ではこの翻訳書を参照 しました. 五.オイラーの『無限解析序説』(全2巻)にも邦訳書が存在します. 『オイラーの無限解析』(第1巻の翻訳書.訳:高瀬正仁.海鳴社.2001年) 『オイラーの解析幾何』(第2巻の翻訳書.訳:高瀬正仁.海鳴社.2005年) 本書ではこの邦訳書を参照しました. 六.デデキントの2冊の著作『連続性と無理数』,『数とは何か,何であるべきか』 については,邦訳書『数について―連続性と数の本質』(訳:河野伊三郎,岩波文 庫,1961年)を参照しました. 七.ポアンカレの言葉はエッセイ集『科学と方法』(訳:吉田洋一,岩波文庫,1953 年)から引きました. 八.コーシーの『解析教程』とオイラーの『無限解析序説』以外の古典(著作と論 文)については,参照にあたって直接原典を参照し,必要に応じて適宜訳出しま した.

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