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552 7.子どもの人間関係と家族のあり方について

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(1)

参考文献

(1)Benesse教育研究開うδセンター「幼児の生活アンケートlll告、1川2006ベネッセ:1・. ホレー・・シ.]ン        C.  ii1|1 佳秀)

7.子どもの人間関係と家族のあり方について

 」 一どもの人間関係について、〔1)両親との関係、(2)家族のありノ∫、(3)友だちとの 関係を、保育所・幼稚園・小学校で比較しながら見ていきたい、、

(1)子どもと両親との関係

表7−1−1お母さんは、お子さんに絵本・本を読んであげますか。 川、)

とてもよく よく ときどき まれに ない

保育所 19.4 26.8 12.7

9.3

L8

幼稚園 17.3 24.8 45.3 11.3

].3

小学校

5.7

10.8 38.7 29.6 152

 保育所と幼稚園のrllJに差はなく、[とてもよく・よく」∫・どもに絵本・本を読んであげて いる母親が保育所・幼稚園では42 一一 46%である/,しかし、小学校になるとその比率は約1

7%ときわめて低くなっているt、小学校では、jtどもに絵本・本を読んであげる母親は{ま れに・ない1が約45%と、ほぼ 卜数が本読みの習慣を持たないといえる,

表7−1−2 お母さんは、お子さんと遊びますか。 (%!

とてもよく よく

レ㌧レ浅一 冑  一   

まれに ない

保育所 13.5 /13.3 38.6

4.1 o.6

幼稚園

9.3

/ll.5 43.9 5.0

0.4

小学校

4.3

20.8

552

16.9

2.9

 保育所・幼稚園のノiが小学校より母親はt一どもと遊んでいる..

く遊んでいるが、年齢を統制しないとこの点は確認できない、

表7−1−3 お母さんは、お子さんと話しますか。

£力1・{{11kiよ り]taとで[1i}〒カこ才∵ 11よ

((川

とてもよく よく

レ≒レ汽一L  _ \

まれに ない

保育所 ユ5.1 50.5

3.6 0.6 o.1

幼稚園 13.7 52.1

3.8 0.3 0.1

小学校 37.9 5/1.3

6.5 o.9 o.・]

一一・.

93一

(2)

 1リ:ネ見は90%⊥り、Lカミ1とてもよく ・よく1 で差はない.

j ・どもと話していて、保育所・幼稚園・小学校間

表7−1−4 お母さんは、お子さんをほめますか。 (%)

ヒてもよく

よく ときどき まれに ない

保育所

20.]

53.3 25.3

1.] 02

幼手ll園 15.8 5!L7 28.5

0.8 02

小学校 ]L3 42.7 42.4

2.9 0.6

 保育所・幼稚園の方が、小学校より母親はjtどもをよくほめている 幼稚園より保育所の 方が若トよくほめているが、年齢を統制しないとこの点は確認できない。母親のj どもをけ 定的に見る視点は、学力が問題とされる小学校では幾分低くなるといえよう、,

表7−1−5 お母さんは、お子さんを叱りますか。 (qo)

とてもよく

よく

レベゾ文一 冑  ⊆  \

まれに ない

保育所 16」 55.6 25.6

1.6 0.3

幼稚園 1、L7 60.o 2・LO

1.ユ 0.2

小学校 ll.5 57.7

25.] 2.1 0.6

 母親は70°。以ヒがiとてもよく・よく」

差はない、

∫・どもを叱っていて保育所・幼稚園・小学校間で

表7−1−6 お父さんは、お子さんに絵本・本を読んであげますか。 (%)

とてもよく よく

レ苫ゾ≒一 ⊆  一  \

まれに ない

保育所

6.3

13.3

3L9

28.0

]7.5

幼手ll園

5.1

lo.1 35.1 31.8 17.6

小学校 L6 Ll 18.1 33.1 43.o

 保育所・幼稚園の万が小学校より、父親はj ・どもに絵本・本を読んであげているtt[.とて もよく・よく」が母親では保育所・幼稚[ltlで42−16%であったのに対し、父親では16 一一 20%

とflkくな・・ている、小学校になると、1まれに・ない1の比率が母親では45%であったが、

父親では76°。と、絵本・本の読み聞かせの習慣をもつ父親は少数派である

一一

94一

(3)

表7−1−7 お父さんは、お子さんと遊びますか。 u}o)

とてもよく よく

レ矢レ」.㍉一 、  一  \

まれに ない

保育所 20.0

362

31.2

8.1 4.1

幼稚園 17.7 37.6 34.9

8.]

L7

小学校 13.6 28.2 39.5 13.5

5.3

 保育所・幼稚園のノゴが小学校より若「、父親は∫・どもとよく遊んでいる 母親と比較する と、保育所・幼稚園では「とてもよく・よく」の比率は、母親・父親ともに51−56%で、

「とてもよく」は母親より父親の比率がいずれも高い一小学校でllr]様に母親と比較すると、

「とてもよく・よく」遊ぶ比率は母親で25%、父親で42%と、父親の万がずっとよく遊んで いる。父親の方が母親よりも子どもとよく遊ぶという傾向は、小学校に至ってより顕著にな

っている,.

表7−1−8 お父さんは、お子さんと話しますか。 (%)

とてもよく よく

ンベF当一  冑  一  一

まれに ない

保育所 23.6 49.1

]9.3 4.6 3.3

幼稚園 21.7 5]2 22.4

3.・1 1.2

小学校 18.8 47.1 25.7

5.5 3.0

 保育所・幼稚園の方が小学校より若li、父親はj 一どもとよく話している、、母親と比較する と、「とてもよく・よく1が保育所・幼稚園・ノJ・学校でけ親は92−98%であるのに対し、父 親が66−73%と、1:J:親の方が父親より∫・どもとよく話している

表7−1−9 お父さんは、お子さんをほめますか。 (%)

とてもよく よく

レξト浅一\一\

まれに ない

保育所 16.7 、12.9 30.0

6.8 3.6

幼稚園 16.4 42.7 33.4 6口 L5

小学校

9.6

35.8 40.9

9.8 3.8

 保育所・幼稚園の方が小学校より若卜、父親は1㌘どもをよくほめている.母親の場合と同 様に、父親の1 一どもを肯定的に見る視点は、学力が問題とされる小学校では幾分低くなると いえよう.母親と比較すると、保育所・幼稚園では[とてもよく・よく」か母親で約70%、

父親で約600。と母親の方がよくほめている.小学校でも母親がよくほめてはいるが、母親53%、

父親459。と、保育所・幼稚園より4≧体の比率は約15%ドがっているtt

一 95一

(4)

表7−−1−10 お父さんは、お子さんを叱りますか。 (%}

ヒてもよく

よく ときとき まれに ない

保育所

8.9 302

42.6 13.5

4.8

幼稚園

5.7

29.0 /16.3 16.0 3.0

小学校

7.4

28.8 4/L5 15.1

/L3

 保育所・幼稚園・小学校で違いはなく、「とてもよく・よく」の比率は35〜39%である,.

1:」・親ヒ比較すると、「とてもよく・よく1の1 ヒ率が母親で72−75%、父親で35−39%と母親 の万がずっとよく叱っている、保育所・幼稚園・・J・学校間での差はほとんどない、、

表7−1−M お父さんは、お風呂に入れる、送り迎えなど

お子さんの世話をしますか。 (%)

とてもよく よく ときどき まれに ない

保育所 29.1

272

24.8 11.5

7.3

幼稚園 23.8 27.7 31.8 11.5

5.2

小学校 20.8 27.3 28.9 13.9

9.0

 「とてもよく1の比率が保育所で若ド高いが、保育所・幼稚園・小学校間でノミきな違いは なく、1とてもよく・よく1が48−56%と、約半数の父親がゴーどもの肚話をよくしていて、

1まれに・ない」が17 一一 239{)と、約2割の父親がほとんどj どものiH;話をしていない、、

(2)家族のあり方

表7−2−1 あなたの家族は、いろいろな面でよく助け合い、

支えあっていますか。 {90)

とてもよく よく

レ苦Fk一  冑  一  s

まれに ない

保育戸斤 35.O ・15.1

]5.7 3.1 ].1

幼手1{園

32.6

17.1

16.8

2.7 0.8

小学校 30.0 46.6 18.9

3.7 o.9

 保育所・幼稚園・・」・学校間で差はない、「とてもよく・よく」が約80%、「まれに・ない」

が3−5°.。と人多数が助け合い、支え合っていると認識しているt一

・一一

96

(5)

表7−2−2 あなたのお家では友人や知人が来て、おしゃべりしたり 食事をいっしょにすることがありますか。     川,)

とてもよく よく

レξレペ一 ⊆  一  、

まれに ない

保育所

8.7

15.・1 、ll.5 23.6 lo.8

幼稚園

7.7

17.9 46.3 19.3

8.8

小学校

7.1

15.9

4L4

23.9 ll.6

 保育所・幼稚園・小学校i i ijで差はない,、「とてもよく・よく」が約25%、「ときどき1が 41〜46%、「ない」が約IO%であり、家庭への来客は概して頻繁ではないといえる、

表7−2−3 あなたのご家族は、スポーツをしたり映画を見たり、

八イキング、ドライブなどに出かけることがありますか。け。)

とてもよく よく ときどき まれに ない

保育所 17.5 28.0 38.7 12.6

32

幼稚園 18.5 31.0 38.8

9.9 1.7

小学校 18.0 29.5 39.6 11.0

1.9

 保育所・幼稚園・小学校問で差はないt 「とてもよく・よく」46−50%と約㍗数で、[と きどき」が約40%であり、全体に家族でのレクリエーションは頻繁に行われている.

(3)子どもと友だちとの関係

表7−3−1お子さんは、一緒に遊ぶ友だちがいますか。 (%)

とても多く

多く

1灯口に 少ない いない

保育所

・4.9

10.0 59.1 20.5

5.4

幼稚園

5.8

13.1 60.6 18.0

2.5

小学校 11.9 182 57.9 11.3

0.7

 保育所・幼稚園と・」・学校の問で、「とても多く・多く」が15−]9%と約30%と比率の差が ある/t小学校になって・緒に遊ぶ友だちが増えた印象を「親【たちは持つといえる.[普通 に」という認識は差がなく約60%で、「少ない・いない」が保育所・幼稚園で20−26%、小 学校で約10%である.

一 97一

(6)

表7−3−2 お子さんには、家に遊びに来る友だちがいますか。 (%)

とても多く

多く

普通に 少ない いない

保育所

1.5 4.9

32.6 31.4 29.6

幼不{r、園

2.7 8.5

45.6 30.2 13.0

小学校

6.5

12.9 53.9 20.9

5.8

 保育所・幼稚陳1と・J・学校の問で、「とても多く・多く」が6−ll%と約20%と比較的大き な比率の変化がある、「普通に1も小学校が高く、小学校になって友だちの行き来が増えた 印象をi親1たちは持つといえる、[少ない・いない」が保育所・幼稚園で40−60%、小学 校で27%である.なお、保育所と比べ幼稚園の方が友だちが来る程度が高いが、これは保育 所の保育時間が長いためであろう,

表7−3〜3 お子さんは、友だちの家に遊びに行きますか。 〔%)

とてもよく よく ときどき まれに ない

保育所

2.o 7.3

36.3 25.2 29.1 幼稚園

32

14.7 47.7 21〆1 13.0

小学校

7.1

27.1 46.2 13.6

5.6

 「とてもよく・よく1が9−18°。と約35%というように、保育所・幼稚園に比べ小学校の 方が、友だちの家に遊びに行く比率は高い 「まれに・ない」が保育所・幼稚園では34 一一 5,i°。ある 保育所・幼稚ぱ1・小学校で、1家に来る友だち1より1友だちの家に行く」とい う認識の万が、「いない(ない)]は同じでありながら、「とても多くはく)・多く(よく)」

での比率は高い、これには、家庭の内と外に関する「親」たちの意識性が関係していると考 えられる

表7−3−4 お子さんは、クラスの友だちから、

     次のようなことをよくされますか。

※ここでは、ご 「はい」.を付けた員数の集団員数での  北率を小してある

1

ケンカをしかけられる      !・。)

保育所 幼稚園 小学校

「はい」の比率

5.1 4.1 7.8

2

乱暴される

loo

保育所 幼稚園 小学校

「はい.1の比率

づ 

_.↓ 3.1 、L3

 98−一

(7)

   3仲間はずれにされる       1・〔、}

   4顔や体のことをからかわれる      ピ,,}

  5自分の物を隠されたり、壊される         (%〕

保育所 幼lll園 小学校 1はい1の比率

22 2.7

1.3

保育所 幼舶司 小学校

「はい」の比率

1.4

1.1

5.9

保育所 幼稚園 小学校

「はい」の比率

1.3

Lo

3.5

 「はい」の全体での比率はヒに見るように全般的に比較的低い、ただし、

所・幼稚園よりも小学校で、比率が若「高くなっている.、

      表7−3−5 お子さんは友だちと次のようなことを       よく話したりしますか。

      ※ここでは、.三{「はい」)を付けた員数の集団員数での        比率を示してある

      1テレビやアニメのキャラクターについて     (%)

      2園(学校)でのできごとについて         (%}

      3自分の好きなスポーツや遊びについて       1%)

      4.大きくなったら何になりたいか、したいかについて   1・い

      5いたずらをすること       Cgi,)

保育所 幼柳東1 小学校

「はい」の比率 60.5

6.O

68.5

保育所 幼稚園 小学校

「はい」の比率

・]0.8

68.7

ユ8.3

保育所 幼稚園 小学校

「.はい1の比率 16.o

】5.0

38.6

保育所 幼稚園 小学校

「はい」の比率 ユ4.1 21.6 12.6

いずれも保育

保育所 幼↑ll園 小学校

「はい」の比率

2.7

11.4

2.4

定の傾向を読み」1又りにくい.テレビやアニメのキャラクター、園(学校)でのできごと、

好きなスポーツや遊びについては、保育所 が、将来の夢、いたずらについては少ない

幼稚園・小学校のいずれでも比較的話している

 99

(8)

表7−3−6 お子さんは困ったとき、誰と話しますか。

※ここでは、C、〔「・はいbを付けた貝数の集団員数での

 比率を小してある (%)

}:1:

きょうだい 友だち 先 生

保育所 23.6 85.2

9.1 3.0 0.0

幼稚園

3.o

26.4 86.0

9.2 o.o

小学校 18.5 85.1 12.6 13.3

0.0

 幼稚園できょうだいへの相談が1番多くなっていることが理解しにくい。保育所では母・

父・きょうだい・友だち、小学校では母 父・友だち きょうだいという順で相談している

(と1親1は考えている)。小学校で友だちが若1二増えている。

まとめ

く子どもと両親との関係〉

、1父け問で比較すると、母親の方が父親よりもr一どもに対し「絵本・本を読み聞かせる」

 {叱る1ことはノく幅に、「話す1「ほめる」ことはやや多い、,幼児期にj どもと「遊ぶ」程  度は父親と母親でほぼ等しいが、児竜前期(小日ζ:校低学年、以ド同)には父親の方が母親  より多くなる、、そして、約半数の父親がお風呂に入れる、送り迎えなどの」 どもの世話を  よくしていて、約2割の父親はそうした世話をほとんどしない。また、子どもが「困った  ときに話す!のは圧倒的に父親でなく母親である/,

2、幼児期から児ぷ前期へと進むにつれて、両親の子どもへの「. 絵本・本を読み聞かせる」

 「遊ぶ1ことは大幅に、1ほめる」ことはやや減少する。これに対し、両親のj どもへの  「話す1「叱る1ことは、幼児期から児竜前期に移行してもあまり変化しない、.ただし、父  親では、幼児期から児苗前期への移行にともない、ややJlどもと話さなくなる傾向がみら

 れる、

〈家族のあり方〉

ご人多数の家族がlf.いに助け合い、支え合っていると認識していて、家庭への来客は概して  頻繁でなく、全般的に家族でのレクリ.1.一ションが頻繁であるtt

、Pこうした傾向は、少なくとも幼児期と児苗日i∫期の間は変化しない、

〈子どもと友だちとの関係〉

ざ幼児期には友だちが少ない・いないという比率は約2、3割で、特に家に遊びに来る友だ  ちのそれは約4、6割に達する、逆に友だちがとても多い・多いという比率は約2割弱、

 特に家に遊びに来る友だちのそれは約1割以卜 である、.幼児期には、園以外での家庭間で  の友だち交流はきわめて限られているtt

⑥幼児期から児竜前期に移行すると一緒に遊ぶ友だちが増え、家庭間の子どもの行き来も相

IOO

(9)

 当に増大する.児箪:前期も含めて親は、∫・どもの友だちが家に来ることより、∫tどもが遊  びに行くという認識の方が強いようである.

⑦友だち間のいじめ的経験の比率は、児r『:前期でややヒがるが、幼児・児E i 1前期を通じてf氏  し㍉また、友だち間の話題はTV・アニメのキャラクタ…、園(学校)での川斗く事、好き  なスポーツ・遊びの順に多く、将来の夢、いたずらについては少ない、,ただし、これらは  親の認識である。

〈全体的な考察〉

 今【L1」の調査から示唆される事柄を2点に絞って考察する.1つが幼児期・児;1[llir期の∫・ど もをもつ「家族のある種の閉鎖性」であり、他が、∫ どもとの関係での1母親と父親の役割1 である.、ただし、今回の調査からいえることは乏しいため、他の川 究知見も加え、現代家族

をめぐる問題として描いていく。

 まず、前者から検討しよう、,今川の調査で、大多数の家族が助け合い、支え合い、家族単 位でのレクリェーションを頻繁に行う  ノJ で、家庭への来客は頻繁でない この結果につい て考えたい.文部省統計数理研プヒ所は1958年以降5年ごとに1司民に1・番大切と思うもの」

を自由【【」1答で尋ねている㍑01973年以降1家族1と1【エK7fiiする人が増え続け、1993年調査 では42%に達している、家族は「生命・健康1[了・ども」「仕事・信用」日1:|家・社会」より ずっと厄視されている。そのソ∫で、産業構造の変化は、家族を[生産の場」から、「家族 外での活動の疲れを癒す場・陥どもの養育の場として純化し、その機能は愛情・情緒 1η1]へ

と変化している、,家庭が生産の場であった時代には、親とj どもは[養う一養われるi、「教 え一教えられる」という縦の関係であったが、その厳しさが消えて愛情のみとなった現代家 族では、親j はともに消費を楽しむ対等な存在になっている.ここから現代家族の[ある種 の閉鎖 1生」が生まれている、商品とマスメディアの情報を受動的に消費するその構造性が、

家庭の内と外を峻別し、子育ても家族内の個人的営為と捉える傾向を生んでいる、このi閉 鎖性」が、∫ 育てをきわめて困難なものとしている1つの要因であろう。今川の調査からは、

こうした幼児期のゴ どもをもつ「家族の閉鎖性」が、j どもが児苗前期を迎え、交友関係が 拡大し家庭間の友だち交流も増えることで、やや開かれることが示唆されている,tこの変化 は、さらに両親の変化へとつながる1、というのは、ブロンフr一ンブレンナー,U.(19791 が、∫一どもの学校のPTA活動などに参加することを通じ、両親は地域の人々との関係を体 験し、地域の問題に関心を深め、このことが彼らθ)そして家族の社会化を促すと指摘してい

るからであるt。

 ところで、東洋(1999)は、家族と外の社会とはnil者が後者から ・方的に影響を受ける ばかりでなく、前者が後者に影響を与えることもある、とする相tL作用モデルを提唱する 結婚によって生じる妻と夫の文化摩擦は、両者が共生の意志を持続させる限り、異文化は魅 力であり発見でもあって凝集力として働く その凝集力がすり合わせをもたらす結果として、

そこには新しい1家族丈化]が生まれ、それが子どもとの文化摩擦によってさらに豊かにさ

101−一

(10)

れていく 先述のように現代家族は愛情を凝集力として成り立っている、.しかし、愛情は強 い凝集力をもちうるが、よほど強い意志で支えられない限り、気紛れである「家族の持続的 な凝集力となるのは、それぞれの家族が波風をこえて作り出し、そのメンバーの行動を特徴 づけるものとなっている1家族文化1であると東はいう、そして、それぞれの「家族文化」

が1外の社会文化1と相圧作川する、この観点からすると、現代家族の1閉鎖 性」を打破す るためには、1固々の「家族文化1と「外の社会文化1を媒介する社会的実践が1五要になって くるだろう 例えば、家族の閉鎖性の中で育LEストレスに悩む{:」:親に、「∫ どもの親一1では なく目占1有名詞の個人」として、自分のための活動を提供する「」写fて支援」の実践である、、

また、家族関係の1トで何らかの問題を感じているjt・どもに、自身の家族文化と異なる家族文 化に触れる機会を提供する「川村1了(学」の実践等である、

 続いて、」 ・どもとの関係でσ)「母親と父親の役割」について検討する.今川の調査で、母 親は父親よりも「遊ぶ」以外は、より多くj どもと関わっている。母親はより多く「絵本・

本を読み聞かせ川叱り日話し」「ほめて」いる、、ところで、産業構造の変化がもたらした 1労働の):11性化(女性化川によって、女性の社会進出は著しし㌧しかし、1家事・育児に関 わる男性が増えている|というイメージにかかわらず、実際行動として男性の家事参加はき わめて限られている、経済企画庁(L998)の調査によると、男性の家事参加は女 1ゾ[を100と

したときの分担割合で、1炊ll目2%、1掃除・洗濯」4%、「買い物」24%、「陥どものitl:

話」12°。にすぎない1 しかも、妻が常勤職に就いていても、友が無職あるいはパートで ある場合より、10ポイントほど分担率が上がるだけである、家1拝を分担しているのは圧倒 的に女性なのである、今川の調査結果は、1∫一どもの世話1を母親の万が父親よりもずっと 多く行っていることの反映と解釈されるのである 同じ経済企画庁の1洞査で、男女賃金差と 男性の S〈 b111分担率との関係を、日本、アメリカ、イギリス、デンマークで比較している/t日 本の女性の賃金は男性の約6000であるのに対し、アメリカは約75%、イギリスは約78%、

デンマー−tクは約8・1°。であ1)、「j どもの世話iにおける日本の男性の分担率が12%であるの に対 し、アメリカは約25°。、イギリスは約35°。、デンマークは約470bなのであるttまた、

父親が∫・どもに対 し1次的世話を行う場でこ、∫・どもに高いピッチの声で話しかけ、いろいろ な表情をして見せて遊び、微笑みかけるなどの活動が、1次的世話役の母親と同じくらい多 い、とフi一ルド,T. q978}は報告している . 父親と母親の行動の違いは、生物学的 性による違いでなく、」「一育ての責任をどう担うかの役割による差であるらしい、単純な結論

は控えなくてはならないが、「少」 ・化1という基本問題に歯止めを掛けていくためには、「保 育所の充実」といった施策だけでなく、労働における男女格差の解消という政策的改革や家 事負担の公 1 i化といった「家族文fUの変吊:が必要と考えられる、

参考文献

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   P.〜ychθ∫ogy.14,  183−184.

       (矢澤 111介・石井 富£」川

8.小学生の勉学について

 本や漫画を読む時1{ll、勉学の時問、学校以外の学習などについて小学生を対 象に1,周企した 学力低ドが課題となり、授業時数や内容について検討されている今、熊谷巾内の∫・どもθ)勉 強の現状から今後のあり方につながることを期待する,:熊谷市の小学牛のあそびの時間は2 時間くらいが最多であり予想より短い時間であったが、勉強、読☆などの時間はあそび時間 の短いことと関わりがあるのだろうか。

58)お子さんは家で、どのくらい本を読みますか。

    表8−1平日       (%)    表8−2 ±曜日 小学ル

3〔}分以内 43.6

30分一1時間 ・14.7 1時間一1時間3〔)分 10.3 叩問30分一一2時1ハ1

0.6

2時間一311ち・問

0.6

3時間↓ソ、ヒ

0.1

表8−3日曜・祝日

1%}

lqo}

小学牛.

30分以内 28.9 30分一1時間 、13.8 1時間一1時間30うナ 2L.1 ユ時間30分一2時llll 1.1

2時間一3時1∬1

4.1

3時間↓ソ、卜. 0.8

小学生

30分↓り、内 26.9

30分〜1時間 42.5 1時間一1時間13f)分 23.9

1時間30分一2時1呂j

1.2

2時間一3時間

4.8

3時問↓り、ヒ

0.7

一 103一

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