蛔虫症とそのアレルギー徴候
池田稔正
長崎医学会雑誌第2ア巻第4阜
一 ′、ま・ニえ
戦後、人体寄生哺虫の分布浸浬が甚しくなJ
I
って釆たことは、周知の春草であるが、就中、
内的及び外的の諸因子に由つ漂虫回虫症候が 臨林的に顕著に見られる一に至ったことは、園 ̄
民保健上緊要な問題と患われるo著者は、本 稿に於いて、諸家の文献に掠って掴虫症を定 義づけ、既報の主訴別、年令別及び月別調査
289
が 卓
成績庭二・三補足考察し∴吏忙姻個物質から
・由来したアレルゲン並びにレアギンを証明し 得た桐虫症患者又は幽虫濃厚感染者の各症由
一
に就いて、その賞助成括を一括して報告L⊥
所謂虫回虫症の敬憶を主として虫回虫物質による アレルギーの表現として眺めようとするもの であるo
1嫡虫症の定幕 贋竜の掴虫症由病原寄生虫とLては、
AsCARla LTJHBRTCoII,EBの他に、LAGoC這IL。眉cA−
RIB=MTⅣoR,LxoCJLRA CJLFIS,ToxocARA cATl
があり、叉、分類聾上の猫立性に就いては多
l
少疑わしいが、A8CAR相加ARⅢ町畢びA純A一 郎冶TEXAN上が聾げられている。然し、畢間 的意義があるにとどまるものを別とすれば.
蜘虫症の流行笹に於いては、常然、AscAR指 1ロⅦ叱丁用Ⅰ皿Sを論議の封象とすればよいであ
ろうp
掴虫症〔AsCARI(DT)A畠IS〕は、桐旦寄生によ って起こる症候群であるが、NowA王⊂(1931)
は、14o碑に就いて.その主要症状を分類し、
倦怠33・1ヰ%ト痛痛3O・85%、腹痛28・43%、
貧血相2o・6%、食息不振17・5%∴憩亡、14・1ヰ
.%.嘔吐14・o%.秘結9・1%.下痢6・21%、ノ 頭痛5・3%、蜘虫以外に原因の認められ革い 發熱4・o%と述べ、樋口、木下(昭$)は、
35o名、横川、分島(昭7)は、1oヰ名に就い
て.それぞれ大同小異の観察を行っている。
梱包症の徴候は極めて身軽多様であ?て、
姻虫が寄生していても、白他党的に無症状で あることも少くないしJ叉寄生虫敦の多寡と 症候の様相及び軽重とは必然的関係を有する
とは限らず、少数寄生の場合でも.重關、奇 異な症候を發現するのが本症の特徴とされて いる。こ由非法則性の因って葬る朗に就いて は、虫臥虫症蔑視の墳序を考察するに常たって、
寄生件の機械的危害文政毒素産生の他に、宿 主側に一定の條件、例えば、柴葺低下、特異 体質若しくは過敏抗体の産生等を前提どしな ければな.らないo†
著者は.諸家の観察を参酌して 、単純塗抹 法によって中等度(1視野5〜14個)以上の 蛔虫卵を証明し、一定範囲(後述)の主要症 状が駆虫だけで軽快又は治癒Lたもので、人 桐虫抽出液による皮膚反應が陽性を示した例
を虫回虫症と呼辞した。∴
2 嫡虫症町臨跡的観察
進藤(昭2ヰ)は、腹痛を伴う小鬼蜘虫症5ヰ 最多く、6、7月に最少で、性別の差なく、發 例を観察㌧、季別蟄生頻度は1、2.3月に 鞄24・4‰嘔吐机7%−腹痛は臍部及び左
\
1き
長崎大学風土病研究所病理部〔主任:萱倉教授〕
長崎医科大学内科学第二教室(主任:影浦教韓〕
29o 弛 田 上腹部に最多いと報告し江口 岩田〔昭ヱ4)
は,蛔虫症候を分けて、〔11)胃腸障碍、(2)
異常神経反射、(3〕異廟寄生及び異常寄生に よる症状を観察し得ると述べている。
著者は、兜に、虫臥虫症一434例に就いて、主 訴別、年令別忠よび月別に調査して表1こ2、
3を得たが、多年の観察の結果、蛔虫症の哉 現に個人的の習慣性があることを認めてよい と信ずる。また、表示の主要症状由他に、こ・
とに小児庭於いて.異噂(生米、壁土、白墨).
■ ′
吃避、鼻入口部の發赤又は腱燭、一口唇の潮紅、
I
結膜炎、眼瞼又は陰童包皮の浮腫が歴々見ち れ.叉成人に於いて、「み1づぼる」又は「き みづが計射る」という方青で語られる唾液分 泌過多の多いことを経験したが、これらは軒 症の有力な観候と考えられる。
蛔虫症に於いて.腹痛(括關を骨を)を主 訴とするものが堕倒的に牽いことは、諸家の
−聾した観察であ早が.その發硯暁序に関し ては諸詮に分かれて1いる亡者者は、S甲皿Ⅳ D瓜E現象(家兎及び海賀小腹管〕を含む諸
・ 表 1  ̄
主 訴 別 仁讐 Ⅶ タ 古
旗 忙i 発 揮 哺
構 囁 熟 睡 鳴 W融m酢一弘l
鹿・眉上不 振
′も\
怒 心 嘔 吐
胃 部膨満感
;発 疹 頭 橘 下 痢
計
l4ロ 132 34 28 24 1ア l3 12 8 lo
占
・5 5 434
B2・2占 3o.41 7.・83 占.45 5・与3 3.92 3・o 2・ア6 l.84 2・3o
ユ.38
l.15 l・l5 1oo・OO
・ 轟 2
年 令  ̄口宕占_f. 1−8 9T 15 巨 −3o  ̄f 3 1−45 4竺ユ細 い 1以 上
総 数
例 数 l32 ・占5 88 65 45 39 4軸
% 3o .4 1 14 .!打 2o .2ア ′ l4 ・9ア ユo ・声6 8 ・98 1oo ・oO
■ 表 芸
月 中 .f. 2 云 f 4 ・ 5 6
ア 8 9 10 円 12 掩 琴
例 数 3 9 33 .−4 9 5ロ 42 ・ 18 ヽ 22 ・2・8 5o 39 3 P ・ 3 4 43 4
% 9 7 ・5 11J3 11 .5 9 ・7 4 ・1 5 6 ・4 1l・5 9  ̄7 8 10o .Oo
賛助の結果.蜘塊物質に由来する ̄アレルゲン 並びにレアギンを蛔塊症患者の体液から澄明 し(後述).しかも蛔盛栄末(AscAR■旭C茸AR)
の内服に搾って必發的に腹痛を釆す事茸を見 たことにより、蛔良性腹痛を蛔虫に封するア
レルギーの發硯として考察を加えている。
・月別發生頻度は.3.4、5月に多蟄L、・.
7、8月忙少く、9.10月に再び高率とな軒.
11月に下り.12月.1月と精々多くなってお り.これ蜂著者の観察による蛔虫の言辞感染又 は新感染の時季に−關しているが.それは.
相倍量の蛔虫の再感染によるアレルギー状態 の發畠とともに發症することを想わせるもの であろう9
蛔虫症とそのアレルギー簡瞑
▼蛔虫異研寄生に就いては、瀞多な報昔郡あ
l
るが.此虚には髄れないo唯J▲著者は、蛔仔 虫中耳陸鵠九の2例を經騎Lたことを附託す
るに止どめるo ′ 血嘩所見は、著者鱒襲熟む伴わない27例に
291
就いて行った成績を既報し舟が.蛔虫症革新′
の棍撼ょするに足りるような顕著な像は署ら れない。寄生腕)数が非常に多い場合には幾 分貧血に傾くこともあるo
3 蛔虫症掛野敵的裡察
ト
虞(昭12)、有賀−(昭13).岡谷(昭l3〕、・
田口ー(唱18J、山鳥(昭2り.及び菜馬(昭1ら)
等は.蛔虫駆除によって磨滅又は治癒した喘 息發作の症例庖報告し、仁科(昭1Lojは、茸
●
静的に蛔虫物質を人皮内に注射して喘息發作 並びに寺麻疹を惹起することに成功してい岳o 菅者は、昭和24年以凍、蛔虫抽拙物質の嘩些 的意義に就いて研究し、S耳腎ARで鮎甲AⅣ反麿、
ART即S現象トSO即L町D瓜R現象及び沈降反 感に犠づてそのアレルゲン性放びに抗元性を
,賛 駿 ̄
督症例の菓戯成琵在蓑4に示した○表中、阜は 阜鱒TⅡ由現象、A(s)は臨林的材料によって佑作L た家兎に ̄l週間後に人蛔虫抽出液毎度内転注射し、
A(h)又はA(c)は人蛔虫抽出液によ ̄って感伸し た家免に3週間後に臨林染料在それぞれ皮内又は結 膜内に珪射したものである。SはS且WA如拙ふ調
謹明し、またト蛔虫症又は蛔虫濃厚感染者の
\
血清、乳汁、浜液、鼻汁、唾液.脊髄液、腹、
水、隆義水腫液、肋膜液及び尿に蛔虫物質か ら由来したアレルゲンの分布することを賛助 的に確めた他.pRAlTSyITE−E茄TyER虎厳によ って.その血清中に蛔虫アレルゲンに封する レアギンの存在することを認めたので,これ
■■
らの各臨林例に鹿いて、_茸助成酷(別表4)
を軍約して述べ、蛔虫症病因翰ゐ考察に資す 岳o
成 揖 ノ
象、S〔b)又はS〔亡)は臨杯材料なは皮内又は結 膜由に準備注射して、2哨聞後に人蛔虫抽出液ね惹 起注射し−S(r)は八蛔虫抽出液む以って準輸した 家鬼に・一定時間後に臨称材料在惹起注射したもの せあるo
・・ 一ノ
表 4 ・
症 性 年 蛔 窟 ALL馳G郎 監射Ⅳ 例 別 命・ 卵■応 血清僧凱 乳可 關水イ・關 f鼻叫 唾姦j 鹿 恒踊 J甲膜液誓 ・
ロ
2 占
宇 占
5
 ̄ ̄ヽ 発 熱寝 攣 階 構 発 關 痺 攣腹 痛
鼎
≠ 十●・
+ P A〔b,き〕
S−D 矧
ヽ
■
A(b,C〕
9(blc)
A抽両 S〔b,云・)
ー■■■■■■■■■■・・・・■・■・・・・■l■ 叫 ヽ
3
_4 古一
甲 3
4.
発 關 喘.鳴
発 ̄熱 喘 鳴.
廿
サ
+
」■ ー■一・−■一・■■一ヽ
⑳
示,去)ト S(h,c,
・r)
ー ヽ一■■■■■−■ ̄−■
′ ノ
ゝ−■■−−一岬
A拉,+c)
S(b,¢〕 吉野P
、
■−■一■■■■−■−−■UU■一■■■、
P A〔b,¢〕 S〔血,亡)
A(b,亡) s(も,。)
■■■■−■■ ̄−・■T■■■ ̄I■ A〔b,c)
」S−・D
■■■■■■■■■■■■■■疇■■■■■■■■■■ヽ一・■■■■−■■■ ̄■■▲■−・■一■■、  ̄ ̄ヽ■■ ̄H■■■叫 _
+
2 9 2 弛 田
5 占
ー
. 3 発 疹 + ◎
▼
′
●
ー
▲ P 弓 ■ 卓 ■ 卓 . ・ 毒 . A 〔b , ム〕
■ ノ
.二 +
占 古
ヽ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ . . . . . .
1 3 発 症 ・ 廿 ㊦
ヽ ■ ■ ■ ▲ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ▲ ■ √ ■
′ 一 一 . ・ _ ・ ・ _ _ _ _ _ _ _ _ _ 一 _ J ヽ ■ ■ ■
+
■ 7
ヽ . ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ . . . . . . ■ ■ ・ . _ . 一
苧 9
■ l ▲ ■ ■ 一 ■ − − − − − ヽ
事 ■ ■− ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ l ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ − 一 一 ・ − 一 一 − − − ・ ■ 一 ヽ
発 疹 廿 ⑳
■
− ヽ ヽ − − − − − − − − − − ■ − ■ ■ − − ■ . ー − − − − − ・ 一 一 ウ − − − − − ■ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ − ・ 十 ■
■ 8 コ
缶
ー 1 3
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ − ■ ■ ■ − .
発 疹 廿 ・ ㊦
ー ■.
− ■ ・ ■ ・ ・ ■ ・ ・ ・ ・ ・ ■ − − − ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ■ ・ ■ ・ ・ ■ ・ ■ ■ ・ ・ ■ ・ ■ ● ■ ・ ■ 、−
 ̄  ̄ ■  ̄ ■  ̄ ■ ・ − ■ 疇 ■ − ■ ■ ■ − ■ ヽ、 − − − − − − − 一 一 ■ ・ − − − − ■ − ヽ
し ■ ヽ ■ ■ ■ 一 一 − ■ ■ 一 一 −
、 一 一 − ■ ・ ■ ・ − ▼ − 一 ■ ・ ▼ ■ − ■ ■ − ■ − ■ ■ ・ ・ 、 、 ■ ・ − ■ ・ − ■ ■ ■ ■ ▼ ・ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 「■ − ■ − ● ・ 一 一 ■ ■ ■ ■ ■ − − ■ 【 lー ■ ▲ ■ ■ ■ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ −
+
ウ
1 o
ー ー . ■ ■ _ _ 皿
′ − 1 2
ヽ ■ ■ ■
1 3
1 4 苧
缶
8
古
古 ■ 1
古 I o
4
l O
4
5 5
、 − − − − − − 一 一 − ■ − ヽ
■ 3 4
麺 疹 廿 ⑳
l
■
■ ■ ■ ■ ■ ・ − − ■ ■ ■ 一 一 ■ − 1 ■ ■ ■ ■ ■ ■ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ l l ■ ■ ■
発 . 疹 廿 ⑬
ヽ − − ■ ■ − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − − ■ 尭 = 疫 = 1廿 巨 宙
ヽ − − − − − − − − ヽ▲ ■ ■ − ■ . 一 ■ ■ . ■ ■ − ■
発 症 廿 ⑳
一 − ← − − − − − − − − − 1 .、 − − − ▲ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ・ ・ ・ ■ ■ ・ ・ ■ 一 ・ ■ ・ ■ 一 一 −
陰 襲 水 腫 廿 +
」 − −− ・ ヽ
陰 聾 水 腫 廿 +
ー ・ ・ ・ l ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ■ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ − .
i
■ ・ ・ l ・ ■ ■ ■ ■ − ■ ■ ・ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ・ ▲ ■ ■ ・ l 一 ・ ■ ■ ・ ・ ■ ・ ∪ ■ ■ −ヽ −
P
撃 」
書 画 −
・ ■
■ ■  ̄  ̄ ■ ■ ■ ■  ̄  ̄  ̄ ▲ ∪ ■ ■ 一 ■ ■  ̄  ̄ 一 ■ ■ ▲ ■ ■ ■ l
薯 ー
ー ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ● ■ ■ ■ ■ ■ ■ 1
′ − ■ −
ヽ − − ■ ■ ■ ■ ■ ▼ − − − ● − − − − − − ■ − ■ − ■ − 1 ▼ ■
ヽ
・ ・ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ▼ l■ ■ ■
■ − ■ ■ ■ ■ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ − ヽ
+
+
ヽ 一 ■ ■ ■ 一 ■ ■ ■ ■ ■ ▲ ■ 「
+
■ ー ■ ■ ■ ・ ヽ
+ ・
■ 一 ■ 一 ■ ■ ■ ■ 一 ∪ ■ ■ ■ ■ ■ 一 】 − ■ UU■ ヽ
■ ヽ
■ ■ 一 「
一 ■ ・ ■ − ■ ■ ・ ■ ・ 一 ・ − ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 一 l ・ ■ ・ ・ 1− ■
■ ▼ ■ ■ ■ ■ 【 ■ ■ ■ ■ ■ ■ l − ■ l ■ ■ ■ ヽ
■ − ・ − − ・ − ・ ・ ・ − l ・ ▲ ・ l一 ■ ■ l− ■ ■ ■ − ■ − ・ ・ ヽ
1 5 苧 4 5
■
・ ・ ■ ・ ・ ▼ ■ − ・ ■ ・ ■ ■ ・ ・ − ■ ・ 【 ・ ・ − ■ ・ ・ ■ ・ ・ ■ ● ■ − ・ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ▲ ▲ ▲ − − ■ 一 ▲ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・h− − ■ − − − − − − − 1
脂 水 廿 +
− − ■ ■ ■ 一 一
P A (c ) S 〔b . c 〕
■ ■ ′  ̄ ■ ■ 【 ■ ・ T
1 占 8 占3
ヽ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 【 腹 水
、 一 一 ■ 一 − ・ ■ ・ ■ 一 ・ ・ ■ ・ ▲ ・ 一 ■ 、ヽ − ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ −
≠ +
1− − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ー ・ ■ ・ ・ − ヽ − − − − − − − − − ヽ ■ ■ ■ ■ ■ ■ 一 ■ ■ ■ ■ ■ ■ 一 tl ヽ ノ − − ・ ■ ・ ■ ■ ヽ
ノ 1
・
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■■ ・ ■ ・ ■ ・ ・ 、 一 − − _ ■ ■ ■ − ■ 岬 A (C 〕 S 〔h , c )
ー
、 ■ − ■ 一 − 一 一 − − − − 一 − − − − − ヽ ■ − ■ ■ ■ ■ − ■ ■ 一 ■ − ■ ■ ■ ヽ
1 7 古 1 3 遺 尿 症 _ . ≠ +
・ − − − ■ − − ・ ■ 、 ー ー ー ・ 「 ′ − − ■ ■ ■ − −− ・ ■ ■ ■ − −
ヽ
■ ■ ■ ・ ・ ・ − ■ 一 − ・ ・ − ▲ − ・ ・ ■ ■ ■ ■ ・ ・ ・ ・ − P A (c 〕 .
・ S ・ ⊥ D
ー
1 8 中 l o 遺 尿 症 ■≠ + 「 l■ 一 ■ − − ■ 一 一 − − − ■ ■ ■ − − − ▲ ■ 一 ■ ヽ
■ − − −− ・ ・ ・ − l − ヽ − ■ ■ ・ ■ ・ ▲ ■ 一 ■ ■ − ▲ − ■ − ■ 】 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ヽ一 ● − ー ・ ′
A 〔c ) S 一 . D
l
− ■ ■ l ■ ■ ・ l ■ ▼ ■ ■ ■ ■ − ・ ・ ・ − ・ l ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ −
1 9
ゝ l ■ ■ ■ ■ ■ ▲ ■ ■ ■ ■ − 釘 1 8
ー
理 性 肋
膜 炎 廿 +
− 、 一 ・ − 一 一 ← ← − ・ ▲ ■ ■ ・ − − ■ ■ 一 一 ■ ■ ▲ − − 、 ヽ
/ S 〔h フ ¢)
■
− − − − − − − 一 一 − − − ・ ・ − − − − ・ ■ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ヽ
2 o
ヽ ■ ■ ■ ■ − ■ ■ ■ ■ ■ ■ ・ − 古
■ ■ − − − − − − − ■ ■ 、
1 占 握 性 肋 膜 炎
\
− ■ ・ − − − − − ■
≠ +
ー ー ー ー ー ■ 一 − ・ ■ ・ ・ ・ ■ ・ − − ・ ・ − ・ − ・ ■l・ ■ ■ ■ − ・ ■ − ・ ■ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ■ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ■ ・ ■ ・ ■ ■ 一 ・
ヽ − − − − − − − ー ・ .
仙 ヽヽ − ■ − − − − − − − − ・ ■ − − − − − − ヽ ヽ ■ ■ − ■ ・ − − ■ ■ − − ・ − ヽ
S 〔毎 〕
、 一 − − − − ー ■
2 Ⅰ
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
2 2 乎
苧
備 考
(P R 2 5
2 3
ヨ
U b : 首 東 低 性 腹 痛
由 幣 性 腹 偏
A 〔A R ′ r Ⅱ
鼎 ⊥
、 − ■ l ■ ■ ■ ■ヽ − − − ・ ・ −
廿 +
ロ呂〕; S (S 上
、
・ _ _ _ _ _ _ ⊥_
I W . 互R ∫
A 〔h ,亡)
S ー D S 〔h 咋 〕
1− − − − − ・ − − − ・ ・ ・ ・ − − − − − − − − ■ ■ ● − ・ ・ ・ ・ − − − ■ ′ ■ −  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄ ▼  ̄  ̄ 」 l ■ ■ l ■ ■ ■ ▼ l ■ ■ ■ l ■ ■ ■ ■ ■ − ■■ ・ ・ ■ ・ ・ ▲ A (も き c )
S _ D S 〔b , り
M A y ); S − D
■ ■ ■ ■ 岬
(S 。血 云 T Z _ D A も 可 ; , P (P R E c lP lー
工でA l Tl o _
■ ■ ■ 一 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ l■ ■ 一  ̄ ■ ■ ■ ■ ■ − ■ ヽ
l
・
. . . _ _ ■ − . . − . . . . ■ _ . . − ■ . . _ 一
Ⅳ〕 ; P し J巾 .
、
・ − − − − − − − − − ・ ・ 一 疇 ■ ヽ
. 荘 ・ R ・
T 2 ; − K . 臨 丁郎 R 〕 ;h 〔t l A U T ) ; C 〔与 o 椚 U 封 K T I V A 〕 ・ ; r (R . E A K r I o 鞘 五A E T o R 〕;S (S 錮 S l 肌 T S t E Ⅲ 丁Ⅳ G );
蛔虫症とそのアレルギー磯候 22例のすべてに蛔虫卵缶認め、人蛔虫抽出碩によ
る凛膚反応は、いづれも陽性な示したoまた、表中 に示したように、上記の諸法に・より、血清及び展
(NO.l,No.2.NO.3〕,陰襲水圧〔No・13,No・14)、
腹水(No・15,No・1占)、菅満液(No・17,No・18〕、
吾
,肋膜液(No・I9,No・20〕、乳汁〔No・2l,NO・22〕、
瞑液(No・4,No・5〕.鼻汁(No・4,N0・5)、唾液
(No・4,No・5〕及び旗(No・4,No・5〕に、それぞれ
293
蛔虫物質から由来したアレルゲン又は沈降元な証明 したo No・4からNo・l2迄の9例は、いづれも蛔虫 に基因した揮吐罪疹な主訴とLたもので、人桐虫抽 出液の皮大住封及び吸入又は詫口授与に拠って喘息 様発作拉びに蕃麻疹な誘=尭せLめ持たが、PIもAtTBⅣ−
fT計取去丁耶R反応により、督血清中に蛔虫アレル ゲンに.対するレナギンの存在すること在確認した。
4,論 議 と 絶 括
.飼虫に封してアレルギー状態の蔑視するこ
、
とは−蛔如こ感染した固体に於いてrCOV甲丁叩
&TALfA甘屈R恥,1928〕,文蛔虫を研究する闇
ノ
に自然に感作きれた人に於いて(JOⅣ朗&
E用GSCoT勘19j5;SpR相r,1949〕.叉蛔塩物 質で茸験的に感推された動物に於いて(Du.
EEL張AIA&GoLtIBEVA,1927;CovEⅣTRY,ヽ
1929;M(相AES,l932),既に久しく知られて いるoし畠ゝしながら、蛔虫感作に閲する横棒
●
患よび起因物質に就いては、充分忙開明され ているとは言えなレ㌧
著者は、人蛔虫抽出物質のアレルゲン性及
」■J■
び抗元性に就いて富験的研究を行い.その含 水米菓劃分が蛔虫陸アレルギー■の主役を演ず
るものであろうと述べたo
蛔虫症徴慎の發畠に閲しては.官叩(昭23)
は蛔虫中毒症状となし、江口及び岩巨批昭24)
は蛔虫毒作用による神経反射症状と見撤し、
伊藤■(昭19)は−、債虫.!臨虫.蛔虫、十二指
腸虫、フィラリア、エヒ.ノコックス、アミー
バ等の寄生に際し、蕃麻疹を見ることがある が、これは寄生虫自体由轟作用とぃうより寧 ろ隠その典の新陳代謝障碍にEtl来するものキ 憶測し、異種蛋白体に回ると思惟される蕃麻 疹の項に入れている0
著者は.本稿に於いて.蛔虫症の概念を表
明し、臨林的観察姓び忙茸験的研究の成績億 要約して述べ浩が−(l)蛔虫症が季節的に多 發する傾向があって、3、4、5月と9、I0月に
多く見ら机 これは蛔虫の感染時胡と略々一 致して忠り、しかもその發症に個人的の習慣 性が覗われたこと、(2〕蛔虫に基因すると忠・
われる發瘡忠よび喘鳴が主として小鬼に見ら れ、・これらの症例に由いては、人蛔虫抽出液 の皮内注射、吸入及び経口授典によって.い づれも同様の症状が誘發されたこと、(3〕揮 性嶺疹を主訴とする蛔虫症塩見に於いて、蛔 虫物質による皮膚反應が陽性なるのみならす.
アRA恥MTS−翫如Ⅳ甲反感正より、それらの血 清に蛔虫アレルゲン与圧應するレアギンの存 在することを知づたこム(ヰ)蛔虫症患者又
は蛔塊關厚感染者の血清、陰垂水腫液、乳汁、
腹水、浜液卜鼻汁、撃液、背離液、肋膜液及 び尿の中に、A即即S現象.S即ⅣARTZMAN:反 應、吉相ロLTE・DAT皿現象及び沈降反應祇嬢つ て.■蛔虫物質から由来したアレルゲン又は抗 元を茸験的に誼明 ̄したことによって、所謂蛔 虫症の徴幌は、寄生件の器械的刺戟ばかりで なく、主として、蛔虫物質によって感作され た宿主の素巨削こ基くテレルギーの表現と考え るものである。
終わりに臨み、長崎大学風土病研究所萱倉親好の御塙導と御校閲に深甚の謝意缶捧げ、
併せて本研究が昭和25年度文部省科学研究費交付金によって行われたことな感謝するo
/
、 主 要 文 献
1〕有賀簿三河:臨林小児科雑誌、12(1〕 2〕伊 藤 覚:治療及処方、288:52・〔昭l9〕
亨52・岬l3〕 苧?池田頼正:臨終と排軌2ア町.子2o4T
 ̄一 一 −■
294 弛 田
■
〔昭25)
4〕池田:穂正:公衆衛生学雑誌、7(3):158
(昭25)
5〕池田 葡正:・長峰医学会雑誌、25〔5/白〕:
248・(昭25)
6〕滝田穏正、城代沸一郭.:東京医事所誌、占8
(l):34・〔昭2缶〕
丁〕飽田 瑞正:医学研究、2Ⅰ(12):l48Ⅰ・
(昭26〕
■
8)飽田 萄底:医学研究、22(1):6占〔昭27〕
9〕飽田 萄正:医学研究、22(.り:82〔昭27)
1o)江口章雄、岩田重雄:寄生虫癌町診断と治 韓、第1版、東京、142・〔昭24〕
11〕岡 呑 昇:千葉医学会雑記、l占(l〕:3恥・
(昭13〕
12)CovB:FTRY,F.Ll−&TAIJIA則皿Ro W.托・
り・pR即二珊瑚・,2:2ア3.(1928)
1昂〕cov路TRY,F.乱 :J・m即・Mふ・.
3:亜・〔1929〕
14)進藤 正之:日一茶臨林、ア(9〕:55・(昭24)
15)眞 忠 勤:治療及び処方、209:l448・
〔昭】2〕
16)Jo即S,T・L.&K描舶Col・封書・員.:AH・
J・恥?・I22:4由・(19吉5)
17〕$陀EⅣT,J・F・且∴:J・ⅠⅣ甘恥T・D‡計,
甲(2):111・■(1949〕
18〕田口 保平−:児科診療、9(1):亜・(昭18)
19)仁 科 泰:医学研究、9(2〕:4o3・(昭1o)
2o〕美馬孝夫:臣応歴戦21〔6〕‥5由.(昭16)
121)宮川 r栄次:臨恥入体寄生虫病学嬬虫病籠、
第4版、東京18占・(昭23〕
22)森 下 薫・:蛔虎視蛔虫症、第1阪、大阪、
125・(昭24)
.25)山鳥嘉十酢、山鳥依手:綜合医学、3(2り
..:l6・〔昭2i)
(昭2ア・3・23受付〕
■