通所リハビリテーション
1 基本方針 指定通所リハビリテーションの事業は、要介護状態となった場合においても、その利用者が可能な限りそ の居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、理学療法、作業療法そ の他必要なリハビリテーションを行うことにより、利用者の心身の機能の維持回復を図るものとして行われ なければならない。 2 人員に関する基準 指定通所リハビリテーション事業所(診療所の事業所を除く) 常勤専従1以上 医師 介護老人保健施設であって、病院又は診療所(医師について介護老人保健施設の人員基準を 満たす余力がある場合に限る)と併設されているものについては、当該病院又は診療所の常勤 医師との兼務で差し支えない。 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 介護職員 ①利用者の数が 10 人以下の場合は、指定通所リハビリテーションの単位ごとに、提供時間を通じて専 従 1 以上。 ②利用者の数が 10 人を超える場合は、指定通所リハビリテーションの単位ごとに、提供時間を通じて 専従で利用者の数を 10 で除した数以上。 ③専らリハビリテーションの提供に当たる理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が利用者が 100 又は その端数を増すごとに 1 以上確保されていること。 指定通所リハビリテーション事業所が診療所である場合 医師 ・利用者の数が 10 人を超える場合は、常勤専従 1 以上。 ・利用者の数が 10 人以下の場合は、常勤専任 1 名配置。専任医師 1 人に対し利用者数は 1 日 48 人以内。 ①利用者の数が 10 人以下の場合は、指定通所リハビリテーションの単位ごとに、提供時間を通じて専 従 1 以上。 ②利用者の数が 10 人を超える場合は、指定通所リハビリテーションの単位ごとに、提供時間を通じて 専従で利用者の数を 10 で除した数以上。 ③専ら指定通所リハビリテーションの提供に当たる理学療法士、作業療法士若しくはこれに類するサー ビスに 1 年以上従事した経験を有する看護師が常勤換算方法で 0.1 以上確保されること。 「経験を有する看護師」とは、以下において1年以上従事した者であること。 ①診療報酬の算定方法に定める重度認知症患者デイケア、精神科デイケア、脳血管疾患等 リハビリテーション科、運動器リハビリテーション科に係る施設基準の届出を行った保 険医療機関等。 ②「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準」(平成 12 年厚生省告示第 19 号)に定める通所リハビリテーションに係る施設基準の届出を行った指定通所リハビリ テーション事業所。 ③「指定介護予防サービス等の事業の人員、設備及び運営並びに指定介護予防サービス等 に係る介護予防の効果的な支援の方法に関する基準」(平成 18 年厚生労働省告示第 35 号)に定める介護予防通所リハビリテーションに係る施設基準の届出を行った指定介護 予防通所リハビリテーション事業所。 ④「厚生労働大臣が定める特定診療費に係る指導管理等及び単位数」(平成 12 年厚生省告 示第 30 号)に定める理学療法、作業療法に係る施設基準の届出を行った介護保険施設。 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 看護職員 介護職員 3 設備に関する基準 専用の部屋等 ・利用定員1人あたり3㎡以上 ただし、介護老人保健施設の場合は、専用の部屋等の面積に利用者用に確保されている 食堂(リハビリテーションの用に供されるものに限る。)の面積を加える。 病院・診療所・介護老人保健施設が併設され、そのうち複数の施設において、通所リハビリテーション事業を行う場合は、以下の条件に適合する場合は、同一の部屋等であって もさしつかえない。 ①当該部屋等において、それぞれのスペースが明確に区分されていること。 ②それぞれのスペースが面積要件をみたしていること。(3㎡×利用定員、ただし、介護老 人保健施設の場合は、利用者用に確保されている食堂の面積を加える。) 必 要 な 専 用 の 器械及び器具 消火設備その他の非常災害に際して必要な設備・指定通所リハビリテーションを行うため に必要な専用の機械及び器具を備えなければならない 4 運営に関する基準 指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションの提供の開始に際し、 あらかじめ、利用申込者又はその家族に対し、運営規程の概要、通所リハビリテーション従業 者の勤務の体制その他の利用申込者のサービスの選択に資すると認められる重要事項を記し た文書を交付して説明を行い、当該提供の開始について利用申込者の同意を得なければならな い。 サービスの選択に資すると認められる重要事項を記した文書の内容は、以下の項目等。 ア 運営規程の概要 イ 通所リハビリテーション従業者の勤務の体制 ウ 事故発生時の対応 エ 苦情処理の体制 等 同意は、利用者及び訪問介護事業者双方の保護の立場から、書面によって確認することが 望ましい。 (1) 内 容 及 び 手続の説明及 び同意 指定通所リハビリテーション事業者は、正当な理由なく指定通所リハビリテーションの提供 を拒んではならない。特に、要介護度や所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否してはなら ない。 サービスの提供を拒む場合の正当な理由とは、次の場合である。 ア 当該事業所の現員からは利用申込みに応じきれない場合 イ 利用申込者の居住地が当該事業所の通常の事業の実施地域外である場合 ウ その他利用申込者に対し、自ら適切なサービスを提供することが困難な場合 (2) 提 供 拒 否 の禁止 (3) サ ー ビ ス 提供困難時の 対応 指定通所リハビリテーション事業者は、当該指定通所リハビリテーション事業所の通常の事 業の実施地域等を勘案し、利用申込者に対し自ら適切な指定通所リハビリテーションを提供す ることが困難であると認めた場合は、当該利用申込者に係る居宅介護支援事業者への連絡、適 当な他の指定通所リハビリテーション事業者等の紹介その他の必要な措置を速やかに講じな ければならない。 (4) 受 給 資 格 等の確認 ①指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションの提供を求められた場 合は、その者の提示する被保険者証によって、被保険者資格、要介護認定の有無及び要介護認 定の有効期間を確かめなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、被保険者証に、認定審査会意見が記載されていると きは、当該審査会意見に配慮して、指定通所リハビリテーションを提供するよう努めること。 (5) 要 介 護 認 定の申請に係 る援助 ①指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションの提供の開始に際し、 要介護認定を受けていない利用申込者については、要介護認定の申請が既に行われているかど うかを確認し、申請が行われていない場合は、当該利用申込者の意思を踏まえて速やかに当該 申請が行われるよう必要な援助を行わなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、居宅介護支援(これに相当するサービスを含む)が 利用者に対して行われていない等の場合であって必要と認めるときは、要介護認定の更新の申 請が、遅くとも当該利用者が受けている要介護認定の有効期間が終了する 30 日前にはなされ るよう、必要な援助を行わなければならない。 (6) 心 身 の 状 況等の把握 指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションの提供に当たっては、 利用者に係る居宅介護支援事業者が開催するサービス担当者会議等を通じて、利用者の心身の
状況、病歴、その置かれている環境、他の保健医療サービス又は福祉サービスの利用状況等の 把握に努めなければならない。 (7) 居 宅 介 護 支援事業者と の連携 ①指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションを提供するに当たって は、居宅介護支援事業者その他保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連 携に努めなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションの提供の終了に際して は、利用者又はその家族に対して適切な指導を行うとともに、主治の医師及び居宅介護支援事 業者に対する情報の提供及び保健医療サービス又は福祉サービスを提供する者との密接な連 携に努めなければならない。 (8) 法 定 代 理 受領サービス の提供を受け るための援助 指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションの提供の開始に際し、 利用申込者が介護保険法施行規則第 64 条各号のいずれにも該当しないときは、当該利用申込 者又はその家族に対し、居宅サービス計画の作成を居宅介護支援事業者に依頼する旨を市町村 に対して届け出ること等により、指定通所リハビリテーションの提供を法定代理受領サービス として受けることができる旨を説明すること、居宅介護支援事業者に関する情報を提供するこ とその他の法定代理受領サービスを行うために必要な援助を行わなければならない。 (9) 居 宅 サ ー ビス計画に沿 ったサービス の提供 指定通所リハビリテーション事業者は、居宅サービス計画が作成されている場合には、当該 計画に沿った指定通所リハビリテーションの提供を行わなければならない。 (10)居宅サー ビス計画等の 変更の援助 指定通所リハビリテーション事業者は、利用者が居宅サービス計画の変更を希望する場合 は、当該利用者に係る居宅介護支援事業者への連絡その他の必要な援助を行わなければならな い。 ①指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションを提供した際には、当 該指定通所リハビリテーションの提供日及び内容、当該指定通所リハビリテーションについて 法第 41 条第 6 項の規定により利用者に代わって支払を受ける居宅介護サービス費又は居宅支 援サービス費の額その他必要な事項を、利用者の居宅サービス計画を記載した書面又はこれに 準ずる書面に記載しなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションを提供した際には、提供した 具体的なサービスの内容等を記録するとともに、利用者からの申出があった場合には、文書の交付そ の他適切な方法により、その情報を利用者に対して提供しなければならない。 提供した具体的なサービス内容の記録は、2年間保存しなければならない。 (11)サービス の提供の記録 (12)利用料等 の受領 ①指定通所リハビリテーション事業者は、法定代理受領サービスに該当する指定通所リハビリ テーションを提供した際には、その利用者から利用料の一部として、当該指定通所リハビリテ ーションに係る居宅介護サービス費用基準額又は居宅支援サービス費用基準額から当該指定 通所リハビリテーション事業者に支払われる居宅介護サービス費の額を控除して得た額の支 払いを受けるものとする。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、法定代理受領サービスに該当しない指定通所リハビ リテーションを提供した際にその利用者から支払を受ける利用料の額と、指定通所リハビリテ ーションに係る居宅介護サービス費用基準額との間に、不合理な差額が生じてはならない。 ③指定通所リハビリテーション事業者は、①②の支払を受ける額のほか、利用者から受けるこ とができる次の費用の額以外の額の支払いを受けてはならない。 ア 利用者の選定により通常の事業の実施地域以外の地域に居住する利用者に対して 行う送迎に要する費用 イ 指定通所リハビリテーションに通常要する時間を超える指定通所リハビリテーションで あって利用者の選定に係るものの提供に伴い必要となる費用の範囲内において、通常の指 定通所リハビリテーションに係る居宅介護サービス費用基準額又は居宅支援サービス費 用基準額を超える費用 ウ 食事の提供に要する費用 エ おむつ代
オ ア~エに掲げるもののほか、通所リハビリテーションの提供において提供される便宜のう ち、日常生活においても通常必要となるものに係る費用であって、その利用者に負担させ ることが適当と認められる費用 なお、オの費用の具体的な範囲については、別に通知された「通所介護における日常生活に 要する費用の取扱いについて」に沿って適切に取り扱うものとする。 保険給付となっているサービスと明確に区分されない曖昧な名目による費用の支払いを うけることは認められない。 ④指定通所リハビリテーション事業者は、③の費用の額に係るサービスの提供に当たっては、 あらかじめ、利用者又はその家族に対し、当該サービスの内容及び費用について説明を行い、 利用者の同意を得なければならない。 当該同意については、利用者及び居宅サービス事業者双方の保護の立場から、当該サービ スの内容及び費用の額を明示した文書に利用者の署名をうけることにより行うものとする。 この同意書による確認は、日常生活費等の実費領収の必要が生じるごとに、その受領の度 に逐次行う必要はなく、利用の申込み時の重要事項説明に際し、日常生活費等に係る具体的 なサービスの内容及び費用の額についての説明を行い、これらを明示した同意書により、包 括的に確認する方法が基本となるが、以後、当該同意書に記載されていない日常生活費等に ついて別途受領する必要が生じたときは、その都度、同意書により確認するものとする。 なお、日常生活費等に係るサービスについては、運営基準に基づき、当該サービスの内容 及び費用の額を運営規程において定めなければならず、また、サービスの選択に資すると認 められる重要事項として事業所の見やすい場所に掲示しなければならない。 (13)健康手帳 への記載 指定通所リハビリテーション事業者は、提供した通所リハビリテーションに関し、利用者の 健康手帳(老人保健法第 13 条の健康手帳をいう。)の医療の記録に係るページに必要な事項を 記載しなければならない。ただし、健康手帳を有しない者については、この限りでない。 なお、医療に関するページには、指定リハビリテーションの提供開始日及び指定リハビリテ ーション事業者の名称、所在地及び電話番号を記載すること。 (14)保険給付 の請求のため の証明書の交 付 指定通所リハビリテーション事業者は、法定代理受領サービスに該当しない指定通所リハビ リテーションに係る利用料の支払を受けた場合は、提供した指定通所リハビリテーションの内 容、費用の額その他必要と認められる事項を記載したサービス提供証明書を利用者に対して交 付しなければならない。 (15)指定通所 リハビリテー ションの基本 取扱方針 ①指定通所リハビリテーションは、利用者の要介護状態の軽減又は悪化の防止に資するよう、 その目標を設定し、計画的に行われなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、自らその提供する指定通所リハビリテーションの質 の評価を行い、常にその改善を図らなければならない。 ①指定通所リハビリテーションの提供に当たっては、医師の指示及び通所リハビリテーション 計画に基づき、利用者の心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立に資するよう、妥当適 切に行わなければならない。 通所リハビリテーションは、個々の利用者に応じて作成された通所リハビリテーション計 画に基づいて行われるものであるが、グループ毎にサービス提供が行われることを妨げるも のではない。 通所リハビリテーションをより効果的に実施するために、支援相談員や医療ソーシャルワ ーカー等の協力を得て実施することが望ましい。 (16)指定通所 リハビリテー ションの具体 的取扱方針 ②通所リハビリテーション従業者は、指定通所リハビリテーションの提供に当たっては、懇切 丁寧に行うことを旨とし、利用者又はその家族に対し、リハビリテーションの観点から療養上 必要とされる事項について、理解しやすいように指導又は説明を行わなければならない。 ③指定通所リハビリテーションの提供に当たっては、常に利用者の病状、心身の状況及びその 置かれている環境の的確な把握に努め、利用者に対し適切なサービスを提供しなければならな い。 特に認知症である要介護者に対しては、必要に応じ、その特性に対応したサービスの提供が
できる体制を整えること。 認知症の状態にある要介護者等で、他の要介護者等と同じグループとして通所リハビリテ ーションを提供することが困難な場合は、必要に応じグループを分けて対応すること。 主として認知症等の精神障害を有する利用者を対象とした通所リハビリテーションにあ っては、作業療法士等の従業者により、主として脳血管疾患等に起因する運動障害を有する 利用者にあっては理学療法等の従業者により効果的に実施されるべきものであること。 ①医師等の従業者は、診療又は運動機能検査、作業能力検査等を基に、共同して、利用者の心 身の状況、希望及びその置かれている環境を踏まえて、リハビリテーションの目標、当該目標 を達成するための具体的なサービスの内容等を記載した通所リハビリテーション計画を作成 しなければならない。 ②通所リハビリテーション計画は、既に居宅サービス計画が作成されている場合は、当該計画の内容 に沿って作成しなければならない。 なお、通所リハビリテーション計画を作成後に居宅サービス計画が作成された場合は、当該 通所リハビリテーション計画が居宅サービス計画に沿ったものであるか確認し、必要に応じて 変更すること ③医師等の従業者は、通所リハビリテーション計画の作成に当たっては、その内容について利用者又 はその家族に対して説明し、利用者の同意を得なければならない。 また、その実施状況や評価についても説明を行わなければならない。 通所リハビリテーション計画は、診療又は運動機能検査、作業能力検査等を基に、医師等 の従業者が共同して、利用者の心身の状況、希望及びその置かれている環境を踏まえて作成 されなければならないものであり、サービス内容等への利用者の意向の反映の機会を保障す るため、管理者は、通所リハビリテーション計画の作成に当たっては、その内容等を説明し た上で利用者の同意を得なければならず、また、当該通所リハビリテーション計画を利用者 に交付しなければならない。 ④医師等の従業者は、通所リハビリテーション計画を作成した際には、当該通所リハビリテーション 計画を利用者に交付しなければならない。 交付した通所リハビリテーション計画は、2年間保存しなければならない。 (17)通所リハ ビリテーショ ン計画の作成 ⑤通所リハビリテーション従業者は、それぞれの利用者について、通所リハビリテーション計画に従 ったサービスの実施状況及びその評価を診療記録に記載しなければならない。 (18)利用者に 関する市町村 への通知 指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーションを受けている利用者 が、次のいずれかに該当する場合は、遅滞なく、意見を付してその旨を市町村に通知しなけれ ばならない。 ① 正当な理由なしに指定通所リハビリテーションの利用に関する指示に従わないことによ り、要介護状態の程度を増進させたと認められるとき。 ② 偽りその他不正な行為によって保険給付を受け、又は受けようとしたとき。 (19)緊急時等 の対応 通所リハビリテーション従業者は、現に指定通所リハビリテーションの提供を行っていると きに利用者に病状の急変が生じた場合その他必要な場合は、速やかに主治の医師への連絡を行 う等の必要な措置を講じなければならない。 (20)管理者の 責務 ①指定通所リハビリテーション事業所の管理者は、医師、理学療法士、作業療法士又は専ら指 定通所リハビリテーションの提供に当たる看護師のうちから選任した者に、必要な管理の代行 をさせて差し支えないが、組織図等により指揮命令系統を明確にしなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業所の管理者又は(1)の管理を代行する者は、指定通所リハ ビリテーション事業所の従業者に、「第 8 章第 4 節運営に関する基準」の規定を遵守させるた め必要な指揮命令を行わなければならない。 (21)運営規程 指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーション事業所ごとに、次に掲 げる重要事項を内容とする運営規程を定めなければならない。 ①事業の目的及び運営の方針
②従業者の職種、員数及び職務の内容 ③営業日及び営業時間 ④指定通所リハビリテーションの利用定員 ⑤指定通所リハビリテーションの内容及び利用料その他の費用の額 ⑥通常の事業の実施地域 ⑦サービス利用に当たっての留意事項 ⑧非常災害対策 ⑨その他運営に関する重要事項 ③の「営業日及び営業時間」に関し、6 時間以上 8 時間未満の通所リハビリテーションの 前後に連続して延長サービスを行う事業所にあっては、提供時間帯とは別に当該延長サービ スを行う時間を運営規程に明記すること。 例えば、提供時間帯(8 時間)の前に連続して 1 時間、後に連続して 1 時間、合計 2 時間 の延長サービスを行う事業所にあっては、当該事業所の営業時間は、10 時間であるが、運 営規程には、提供時間帯 8 時間、延長サービスを行う時間 2 時間とそれぞれ記載するものと する。 ④の「利用定員」とは、同時に指定通所リハビリテーションを受けることの出来る利用者 の数の上限をいうものである。 ⑤の「指定通所リハビリテーションの内容」については、入浴、食事の有無等のサービス の内容を指すものであること。「利用料」には、法定代理受領サービスである通所リハビリ テーション事業に係る利用料(1割負担)及び法定代理受領サービスでない通所リハビリテ ーションの利用料を、「その他費用の額」としては、徴収が認められている交通費の額及び 必要に応じてその他のサービスに係る費用の額を規定すること。 ⑥の「通常の事業の実施地域」は、客観的にその区域が特定されるものとする。 ⑦の「サービス利用に当たっての留意事項」は、利用者が指定通所リハビリテーションの 提供を受ける際の注意事項を指す。 ⑧の「非常災害対策」は(24)の非常災害に関する具体的計画を指す。 (22)勤務体制 の確保等 ①指定通所リハビリテーション事業者は、利用者に対し適切な指定通所リハビリテーションを 提供できるよう、指定通所リハビリテーション事業所ごとに従業者の勤務の体制を定めなけれ ばならない。 ②指定通所リハビリテーション事業所ごとに原則として月ごとの勤務表を作成し、通所リハビ リテーション従業者の日々の勤務時間、常勤・非常勤の別、専従の理学療法士、作業療法士、 経験看護師等、看護職員及び介護職員の配置、管理者との兼務関係等を勤務表上明確にしなけ ればならない。 ③指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーション事業所ごとに、当該指 定通所リハビリテーション事業所の従業者によって指定通所リハビリテーションを提供して いるか。ただし、利用者の処遇に直接影響を及ぼさない業務については、この限りでない。 ④指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーション従業者の資質向上のた めに、研修の機会を確保しなければならない。 (23)定員の遵 守 指定通所リハビリテーション事業者は、利用定員を超えて指定通所リハビリテーションの提供 を行ってはならない。ただし、災害その他のやむを得ない事情がある場合は、この限りではな い。 (24)非常災害 対策 指定通所リハビリテーション事業者は、非常災害に関する具体的計画を立て、非常災害時の 関係機関への通報及び連携体制を整備し、それらを定期的に従業者に周知するとともに、定期 的に避難、救出その他必要な訓練を行わなければならない。 なお、「非常災害に関する具体的計画」とは、消防法施行規則第 3 条に規定する消防計画(こ れに準ずる計画を含む。)及び風水害、地震等の災害に対処するための計画をいう。この場合、 消防計画の策定及びこれに基づく消防業務の実施は、消防法第 8 条の規定により防火管理者を おくこととされている指定通所リハビリテーション事業所にあってはその者に行なわせるこ と。また、防火管理者を置かなくてもよいこととされている指定通所リハビリテーション事業
所においても、防火管理について責任者を定め、その者に消防計画に準ずる計画の樹立等の業 務を行わること。 (25)衛生管理 等 ①指定通所リハビリテーション事業者は、利用者の使用する施設、食器その他の設備又は飲用 に供する水について、衛生的な管理に努め、又は衛生上必要な措置を講ずるとともに、医薬品 及び医療機器の管理を適正に行わなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、当該事業所において感染症が発生し、又はまん延し ないように必要な措置を講じるよう努めること。また、必要に応じ保健所の助言、指導を求め るとともに密接な連携を保っているか。 ③空調設備等により施設内の適温の確保に努めること。 (26)掲示 指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーション事業所の見やすい場所 に、運営規程の概要、通所リハビリテーション従業者の勤務の体制その他の利用申込者のサー ビスの選択に資すると認められる重要事項を掲示しなければならない。 ①指定通所リハビリテーション事業の従業者は、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用 者又はその家族の秘密を漏らしてはならない。 秘密を保持すべき旨を従業者との雇用契約時に取り決め、例えば違約金について定める等 の措置を講じるべきものとする。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、当該指定通所リハビリテーション事業所の従 業者 であった者が、正当な理由がなく、その業務上知り得た利用者又はその家族の秘密を漏らすこ とがないよう、必要な措置を講じなければならない。 ③指定通所リハビリテーション事業者は、サービス担当者会議等において、利用者の個人情報 を用いる場合は利用者の同意を、利用者の家族の個人情報を用いる場合は当該家族の同意を、 あらかじめ文書により得なければならない。 この同意は、サービス提供開始時に利用者及びその家族から包括的な同意を得ておくこと でたりる。 (27)秘密保持 等 (28)居宅介護 支援事業者に 対する利益供 与の禁止 指定通所リハビリテーション事業者は、居宅介護支援事業者又はその従業者に対し、利用者 に対して特定の事業者によるサービスを利用させることの対償として、金品その他の財産上の 利益供与を行ってはならない。 ①指定通所リハビリテーション事業者は、提供した指定通所リハビリテーションに係る利用者 及びその家族からの苦情に迅速かつ適切に対応するために、苦情を受け付けるための窓口を設 置する等の必要な措置を講じなければならない。 具体的には、相談窓口、苦情処理の体制及び手順等当該事業所における苦情を処理するため に講ずる措置の概要について明らかにし、利用申込者又はその家族にサービス内容を説明する 文書に苦情に対する措置の概要についても併せて記載するとともに、事業所に掲示すること。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、①の苦情を受け付けた場合には、当該苦情の内容等を記録 しなければならない。 利用者及びその家族からの苦情に対し、サービス事業者が迅速かつ適切に対応するため、 当該苦情(サービス事業者が提供したサービスと関係のないものを除く。)の受付日、その 内容等を記録することを義務づけたものである。 苦情の内容等の記録は、2年間保存しなければならない。 (29)苦情処理 ③指定通所リハビリテーション事業者は、苦情がサービスの質の向上を図る上で重要な情報で あるとの認識に立ち、苦情の内容を踏まえ、サービスの質の向上に向けた取組を自ら行わなけ ればならない。 ④指定通所リハビリテーション事業者は、提供した指定通所リハビリテーションに関し、法第 23 条の規定により市町村が行う文書その他の物件の提出若しくは提示の求め又は当該市町村 の職員からの質問若しくは照会に応じなければならない。また、利用者からの苦情に関して市 町村が行なう調査に協力するとともに、市町村から指導又は助言を受けた場合においては、当 該指導又は助言に従って必要な改善を行なわなければならない。
⑤指定通所リハビリテーション事業者は、市町村からの求めがあった場合には、④の改善の内容を市 町村に報告しなければならない。 ⑥指定通所リハビリテーション事業者は、提供した指定通所リハビリテーションに係る利用者 からの苦情に関して国民健康保険団体連合会が行う法第 176 条第1項第 2 号の調査に協力する とともに、国民健康保険団体連合会から同号の指導又は助言を受けた場合においては、当該指 導又は助言に従って必要な改善を行わなければならない。 ⑦指定通所リハビリテーション事業者は、国民健康保険団体連合会からの求めがあった場合には、⑥ の改善の内容を国民健康保険団体連合会に報告しなければならない。 ①指定通所リハビリテーション事業者は、利用者に対する指定通所リハビリテーションの提供 により事故が発生した場合は、市町村、当該利用者の家族、当該利用者に係る居宅介護支援事 業者等に連絡を行うとともに、必要な措置を講じなければならない。 事故が発生した場合の対応方法を予め定めておくのが望ましい。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、①の事故の状況及び事故に際して採った処置について記録 しなければならない。 ③指定通所リハビリテーション事業者は、利用者に対する指定通所リハビリテーションの提供 により賠償すべき事故が発生した場合は、損害賠償を速やかに行わなければならない。 速やかに賠償を行うため、損害賠償保険に加入、又は賠償資力を有することが望ましい。 (30)事故発生 時の対応 ④指定通所リハビリテーション事業者は、事故が生じた際にはその原因を解明し、再発生を防 ぐための対策を講じなければならない。 (31)会計の区 分 ①指定通所リハビリテーション事業者は、指定通所リハビリテーション事業所ごとに経理を区 分するとともに、指定通所リハビリテーションの事業の会計とその他の事業の会計を区分しな ければならない。 ②具体的な会計処理の方法については、別に通知された「介護保険の給付対象事業における会 計の区分について」を参考として適切に行われなければならない。 ①指定通所リハビリテーション事業者は、従業者、設備、備品及び会計に関する諸記録を整備 しなければならない。 ②指定通所リハビリテーション事業者は、利用者に対する指定通所リハビリテーションの提供 に関する次に掲げる記録を整備し、その完結の日から 2 年間保存しなければならない。 ア 通所リハビリテーション計画 イ 基準第 19 条第 2 項の規定を準用する提供した具体的なサービスの内容等の記録 ウ 基準第 26 条の規定を準用する市町村への通知に係る記録 エ 基準第 36 条第 2 項の規定を準用する苦情の内容等の記録 オ 基準第 37 条第 2 項の規定を準用する事故の状況及び事故に際して採った処置についての記録 通所リハビリテーションの提供に関する記録には、診療記録が含まれる。 (32)記録の整 備 変更の届出等 指定通所リハビリテーション事業者は、当該指定に係る事業所の名称及び所在地その他厚生 省令(平成 11 年 3 月 31 日厚生省令第 36 号「介護保険法施行規則」第 131 条)で定める事項に 変更があったとき、又は当該指定通所リハビリテーション事業を休止していたのを再開したと きは、厚生省令で(同上)で定めるところにより、10 日以内に、廃止・休止する場合は予定日の 1 月前までにその旨を都道府県知事に届け出なければならない。 介護給付費の 算定及び取扱 い (1) 基 本 的 事 項 ①指定通所リハビリテーション事業に要する費用の額は、平成 12 年厚生省告示第 19 号の別表 「指定居宅サービス介護給付費単位数表」により算定するものとする。 ②指定通所リハビリテーション事業に要する費用の額は、平成 12 年厚生省告示第 22 号の「厚 生大臣が定める1単位の単価」に、別表に定める単位数を乗じて算定すること。 ③1単位の単価に単位数を乗じて得た額に1円未満の端数があるときは、その端数金額は切り 捨てて計算すること。
施設基準に適合する指定通所リハビリテーション事業所に置いて、指定通所リハビリテーシ ョンを行った場合に、利用者の要介護状態区分に応じて、現に要した時間ではなく、通所リハ ビリテーション計画に位置付けられた内容の指定通所リハビリテーションを行うのに要する 標準的な時間でそれぞれ所定単位数を算定する。 所要時間による区分については、現に要した時間ではなく、通所リハビリテーション計 画に位置づけられた内容の通所リハビリテーションを行うための標準的な時間によること とされたところであり、単に利用者の家族の出迎え等の都合で、当該利用者が通常の時間 を超えて事業所にいる場合は、通所リハビリテーションのサービスが提供されているとは 認められない。(このような家族等の出迎え等までの間の「預かり」サービスについては、 利用者から別途利用料を徴収して差し支えない。) 通所リハビリテーションを行うのに要する時間には、送迎に要する時間は含まれない。 通所リハビリテーション計画上、6 時間以上 8 時間未満の通所リハビリテーションを行っ ていたが、当日の利用者の心身の状況から、5 時間の通所リハビリテーションを行った場合 には、6 時間以上 8 時間未満の単位数を算定できる。 利用者が同一の日に複数の通所リハビリテーションの単位を利用する場合には、それぞ れの通所リハビリテーションの単位について所定単位数が算定される。 ただし、利用者の数又は医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員若しくは介 護職員の員数が平成 12 年厚生省告示第 27 号の二(厚生労働大臣が定める利用者の数の基準及 び医師等の員数の基準並びに通所リハビリテーション費の算定方法)に該当する場合は、同告 示により算定すること。 厚生労働大臣が定める基準(厚生省告示第27号第2号) ① 利用者の員数 運営規程に定められている利用定員を超えた場合・・・・・100 分の 70 ② 医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員及び介護職員の員数 基準第 111 条に定める員数を置いていない場合 ・・・・・100 分の 70 従業者に欠員が出た場合の他に、従業者が病欠した場合等も含まれる。 都道府県は、従業者に欠員が生じている状態が1ヶ月以上継続する場合には、事業所に対 し定員の見直し又は事業の休止を指導するものとする。指導に従わず、事業を継続する事 業所に対しては、特別な事情がある場合を除く、指定の取り消しを検討する。 (2) 所 要 時 間 の取扱い (3)所要時間 1 時間以上 2 時 間未満の算定 当該通所リハビリテーション事業所において個別リハビリテーションを 20 分以上実施した 場合に限り、算定する。 医師又は理学療法士が個別リハビリテーションの実施前に指示を行い、かつ、当該個別リハ ビリテーションの実施後に当該療法に係る報告を受ける場合であって、別に厚生労働大臣が定 める者が個別リハビリテーションを行うときは、所定単位数の 100 分の 50 に相当する単位数 を算定する。 指定居宅サービス基準第 111 条に規定する配置基準を超えて、専従する常勤の理学療法士、 作業療法士又は言語聴覚士を 2 名以上配置している事業所については、1 日につき 30 単位を加 算する。 心身の状況その他利用者のやむを得ない事情により、長時間のサービス利用が困難である利 用者に対して、所要時間 2 時間以上 3 時間未満の指定通所リハビリテーションを行う場合は、 「所要時間 3 時間以上 4 時間未満の場合」の所定単位数の 100 分の 70 に相当する単位数を算 定すること。 (4) 短 時 間 の 場合の算定 2 時間以上 3 時間未満の通所リハビリテーションの単位数を算定できる利用者は、心身の 状況から長時間のサービス利用が困難である者、病後等で短時間の利用から始めて長時間 利用に結びつけていく必要がある者等、利用者側のやむを得ない事情により長時間のサー ビス利用が困難な者であること。 2 時間以上 3 時間未満の通所リハビリテーションであっても、通所リハビリテーション
の本来の目的に照らし、単に入浴サービスのみといった利用は適当ではなく、利用者の日 常生活動作能力等の向上のため、日常生活を通じた機能訓練等が実施されるべきである。 日常生活上の世話を行った後に引き続き所要時間 6 時間以上 8 時間未満の指定通所リハビリ テーションを行った場合又は所要時間 6 時間以上 8 時間未満の指定通所リハビリテーションを 行った後に引き続き日常生活上の世話を行った場合であって、当該指定通所リハビリテーショ ンの所要時間と当該指定通所リハビリテーションの前後に行った日常生活上の世話の所要時 間を通算した時間(算定対象時間)が 8 時間以上となるときは、算定対象時間が 8 時間以上 9 時間未満の場合は 50 単位を、9 時間以上 10 時間未満の場合は 100 単位を所定単位数に加算す るものとする。 延長加算は、実際に利用者に対して延長サービスを行うことが可能な体制にあり、かつ実 際に延長サービスを行った場合に算定するものであるが、当該事業所の実状に応じて、適当 数の従業者を置いていること。 (5)8 時間以上 の場合に係る 加算 厚生労働大臣が定める地域に居住している利用者に対して、通常の事業の実施地域を越え て、指定通所リハビリテーションを行った場合に 1 回につき所定単位数の 100 分の 5 に相当す る単位数を所定単位数に加算する。 加算を算定する利用者については、交通費の支払いを受けることはできないこととする。 (6) 中山間地 域等居住者加 算 入浴介助を適切に行うことができる人員及び設備を有して行われる入浴介助を行った場合 は、1 日につき 50 単位加算する。 入浴中の利用者の観察を含む介助を行う場合について算定されるものであるが、観察と は、自立生活支援のための見守り的援助のことであり、利用者の自立支援や日常生活動作能 力などの向上のために、極力利用者自身の力で入浴し、必要に応じて介助、転倒予防のため の声かけ、気分の確認などを行うことにより、結果として、身体に直接接触する介助を行わ なかった場合についても、加算の対象となるものである。 通所リハビリテーション計画上、入浴の提供が位置づけられている場合に、利用者側の事 情により、入浴を実施しなかった場合については、加算を算定できない。 (7) 入 浴 介 助 加算 指定通所リハビリテーション事業所が介護老人保健施設である場合であって、医師又は医師 の指示を受けた理学療法士又は作業療法士が、利用者の居宅を訪問し、診察、運動機能検査、 作業能力検査等を行い、通所リハビリテーション計画の作成及び見直しを行った場合は、1 月 に 1 回を限度として 550 単位を所定単位数に加算するものとする。 医師は当該計画を診療録に記入する必要がある。 訪問する医師及び理学療法士、作業療法士の当該訪問の時間は、通所リハビリテーション 及び介護老人保健施設の人員基準の算定に含めない。 (6) 事 業 所 が 介護老人保健 施設である場 合の加算 次に掲げる基準に適合する事業所について、リハビリテーションマネジメント加算として 1 月に 1 回を限度として 550 単位加算する。 ア 医師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士その他の職種の者が共同して、利用者ごとの リハビリテーション実施計画を作成していること。 イ 利用者ごとのリハビリテーション実施計画に従い医師又は医師の指示を受けた理学療法 士、作業療法士又は言語聴覚士が指定通所リハビリテーションを行っているとともに、利 用者の状態を定期的に記録、計画の進捗状況を定期的評価、必要に応じて計画の見直しを していること。 ウ 指定通所リハビリテーション事業所の従業者が、指定居宅介護支援事業者を通じて、指定 訪問介護の事業その他の指定居宅サービス事業に係る従業者に対し、リハビリテーション の観点から、日常生活上の留意点、介護の工夫等の情報を伝達していること。 (7) リ ハ ビ リ テーションマ ネジメント加 算 ①1 月に 8 回以上通所している場合に、1 月に 1 回算定するもの。ただし、指定通所リハビ リテーションの利用を開始した月にあって、個別リハビリテーション、短期集中リハビリテ
ーション又は認知症短期集中リハビリテーションを行っている場合にあっては、8 回を下回 る場合であっても、算定できる。 ②リハビリテーションマネジメントは利用者ごとに行われるケアマネジメントの一環とし て行われる。また、個別リハビリテーションは、原則として利用者全員に対して実施するべ きものであることから、リハビリテーションマネジメントも原則として利用者全員に対して 実施するべきものである。 ③リハビリテーションマネジメントは以下のとおり実施すること。 イ 利用開始時にリハビリテーションの実施に必要な情報を収集し、関連スタッフが暫定的 にアセスメントとそれに基づく評価を行う。その後、多職種協働により開始時リハビリ テーションカンファレンスを行い、リハビリテーション実施計画原案を作成。利用者又 はその家族に計画原案を説明し同意を得る。リハビリテーション実施計画原案に相当す る内容を通所リハビリテーション計画中に記載する場合は、その記載をもってリハビリ テーション実施計画原案の作成に代えることができる。 ロ リハビリテーション実施計画原案に基づいたリハビリテーションやケアを実施しなが ら、概ね 2 週間以内及び 3 ヶ月ごとに関連スタッフがアセスメントとそれに基づく評価 を行い、多職種協働によりリハビリテーション実施計画を作成。なお、リハビリテーシ ョン実施計画原案をもってリハビリテーション実施計画の変更に代えることができる ものとし、変更等がない場合にあても、リハビリテーション実施計画原案をリハビリテ ーション実施計画に代えることができる。利用者又はその家族に実施計画を説明し同意 を得る。短期集中リハビリテーション実施加算及び認知症短期集中リハビリテーション 実施加算を算定している利用者については、病院等からの退院日から起算して 1 月以内 の期間にも、アセスメントとそれに基づく評価を行うこと。 ハ 利用を終了する前に、関連スタッフによる終了前リハビリテーションカンファレンスを 行うこと。その際、終了後に利用予定の事業所のサービス担当者等の参加を求める。 ニ 利用終了時には居宅介護支援事業所の専門員や利用者の主治の医師に対してリハビリ テーションに必要な情報提供を行うこと。 ホ サービスの提供の記録において利用者ごとのリハビリテーション実施計画に従い医師 又は医師の指示を受けた理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士が利用者の状態を 定期的に記録する場合は、当該記録とは別にリハビリテーションマネジメント加算の算 定のために利用者の状態を定期的に記録する必要はない。 ④リハビリテーションマネジメント加算はリハビリテーション実施計画原案を利用者又は その家族に説明し、同意を得られた日から算定を開始する。 利用者に対し、集中的に指定通所リハビリテーションを行った場合は、短期集中リハビリテ ーション実施加算として、次に掲げる区分に応じ、1 日につき次に掲げる単位数を所定単位数 に加算する。ただし、所要時間 1 時間以上 2 時間未満の算定において 100 分の 50 の算定をし ている場合及び、リハビリテーションマネジメント加算を算定していない場合は算定しない。 ア 退院(所)日又は認定日から起算して 1 月以内の期間に行われた場合・・・・・・・・・・・・280 単位 イ 退院(所)日又は認定日から起算して 1 月を越え 3 月以内の期間に行われた場合・・・140 単位 集中的な通所リハビリテーションとは、退院(所)日又は認定日から起算して 1 月以内の 期間に行われた場合は 1 週につき概ね 2 回以上、1 回当たり 40 分以上、退院(所)日又は認 定日から起算して 1 月を超え 3 月以内の期間に行われた場合は 1 週につき概ね 2 回以上、1 回当たり 20 分以上の個別リハビリテーションを行う必要があること。 なお、指定通所リハビリテーションの利用を終了する日の属する月にあっては、1 月に 8 回以上通所していないためにリハビリテーションマネジメント加算を算定できない場合で あっても、本加算を算定することができることとする。 (8) 短 期 集 中 リハビリテー ション実施加 算 (9) 個 別 リ ハ ビリテーショ ン実施加算 利用者に対して、退院(所)日又は認定日から起算して 3 月を超える期間に個別リハビリテー ションを行った場合に加算する。ただし、所要時間 1 時間以上 2 時間未満を算定している場合 又は、リハビリテーションマネジメント加算を算定していない場合は算定しない。 1 日に 80 単位(1 月に 13 回を限度)
指定通所リハビリテーションの利用を終了する日の属する月にあっては、1 月に 8 回以上 通所していないためにリハビリテーションマネジメント加算を算定できない場合であって も、本加算を算定することができる。 また、以下の疾患を有する者であって、指定通所リハビリテーション事業所の医師の診察 内容及び運動機能検査の結果を基に、リハビリテーションの提供に関わる理学療法士、作業 療法士若しくは言語聴覚士、看護職員又は介護職員等が協働して作成する通所リハビリテー ション実施計画において、1 月に 8 回以下の通所であっても効果的なリハビリテーションの 提供が可能であると判断された場合についても同様とする。 ①高次脳機能障害(失語症を含む) ②先天性又は進行性の神経・筋疾患(医科診療報酬点数表における難病疾患リハビリテーシ ョン料に規定する疾患) リハビリテーションを担当する理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が適切に配置され、 利用者数が適切である指定通所リハビリテーション事業所において、認知症であると医師が判 断した者であって、リハビリテーションによって生活機能の改善が見込まれると判断されたも のに対して、医師又は医師の指示を受けた理学療法士、作業療法士若しくは言語聴覚士がその 退院(所)日又は通所開始日から起算して 3 月以内の期間に集中的なリハビリテーションを個別 に行った場合に加算する。ただし、リハビリテーションマネジメント加算を算定していない場 合は算定しない。 1 日に 240 単位(1 週に 2 日を限度) ①認知症利用者の生活機能の改善を目的として行うものであり、記憶の訓練、日常生活活動 の訓練等を組み合わせたプログラムを週 2 日実施することを標準とする。 ②当該加算は、精神科医師若しくは神経内科医師又は認知症に対するリハビリテーションに 関する専門的な研修(認知症の概念、認知症の診断及び記憶の訓練、日常生活活動の訓練 等の効果的なリハビリテーションのプログラム等から構成された、認知症リハビリテーシ ョンを実施するためにふさわしいと認められるもの)を修了した医師により、認知症の利 用者であって生活機能の改善が見込まれると判断された者に対して、リハビリテーション マネジメントにおいて作成したリハビリテーション実施計画に基づき、医師又は医師の指 示を受けた理学療法士等が記憶の訓練、日常生活活動の訓練等を組み合わせたプログラム を実施した場合に算定できる。なお、プログラムは認知症に対して効果の期待できるもの であること。 ③1人の医師又は理学療法士等が1人の利用者に対して個別に 20 分以上実施した場合にの み算定する。 ④利用者はMMSE又はHDS-Rにおいて概ね 5 点~25 点に相当する者とする。 ⑤当該リハビリテーションに関する記録(実施時間、訓練内容、訓練評価、担当者等)は利用 者毎に保管されること。 ⑥当該利用者が過去 3 月の間に、当該リハビリテーション加算を算定していない場合に限り 算定できる。なお、指定通所リハビリテーションの利用を修了する日の属する月にあって は、1 月に 8 回以上通所していないためにリハビリテーションマネジメント加算を算定で きない場合であっても、本加算を算定することができる。また、短期集中リハビリテーシ ョン実施加算を算定している場合であっても、別途当該リハビリテーションを実施した場 合は当該加算を算定することができる。 (10)認知症短 期集中リハビ リテーション 実施加算 若年性認知症利用者に対して指定通所リハビリテーションを行った場合に若年性認知症利用 者受入加算として、1 日につき 60 単位を加算する 受け入れた若年性認知症利用者ごとに個別に担当者を決め、その者を中心に利用者の特性や ニーズに応じたサービス提供を行うこと。 (11)若年性認 知症受入加算 (12)栄養改善 加算 低栄養状態にある者又はそのおそれのある利用者に対し、利用者の低栄養状態の改善を目的 として、個別的に実施される栄養食事相談等の栄養管理であって、利用者の心身の状態の維持 又は向上に資すると認められるもの(栄養改善サービス)を行った場合は、栄養改善加算とし
て、3 月以内の期間に限り加算する。ただし、栄養改善サービスの開始から 3 月ごとの利用者 の栄養状態の評価の結果、低栄養状態が改善せず、栄養改善サービスを引き続き行うことが必 要と認められる利用者については、引き続き算定することができる。 1 回につき 150 単位(1 月に 2 回を限度) ①管理栄養士を 1 名以上配置していること。 ②利用者の栄養状態を利用開始時に把握し、医師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、 言語聴覚士、看護職員、介護職員その他の職種の者が共同して、利用者ごとの摂食、嚥下機 能及び食形態にも配慮した栄養ケア計画を作成していること。 加算を算定できる栄養改善サービスの提供が必要と認められる者は ア BMIが 18.5 未満である者 イ 1~6 月間で 3%以上の体重の減少が認められる者又は「地域支援事業の実施につい て」に規定する基本チェックリストの№11 の項目が「1」に該当する者 ウ 血清アルブミン値が 3.5g/dl 以下である者 エ 食事摂取量が不良(75%以下)である者 オ その他低栄養状態にある又はその恐れがあると認められる者 ③利用者ごとの栄養ケア計画に従い管理栄養士等が栄養改善サービスを行っているととも に、利用者の栄養状態を定期的に記録、計画の進捗状況を定期的に評価していること。 ④利用定員を超えず、基準に定める職員を配置している事業所であること。 口腔機能の低下している利用者又はそのおそれのある利用者に対して、口腔機能の向上を目 的として、個別的に実施される口腔清掃の指導若しくは実施又は摂食・嚥下機能に関する訓練 の指導若しくは実施にあって、利用者の心身の状態の維持又は向上に資すると認められるもの (口腔機能向上サービス)を行った場合は、口腔機能向上加算として、3 月以内の期間に限り加 算する。ただし、口腔機能向上サービスの開始から 3 月ごとの利用者の口腔機能の評価の結果、 口腔機能が向上せず、口腔機能向上サービスを引き続き行うことが必要と認められる利用者に ついては、引き続き算定することができる。 1 回につき 150 単位(1 月に 2 回を限度) ①言語聴覚士、歯科衛生士又は看護職員を 1 名以上配置して行うこと。 ②利用者の口腔機能を利用開始時に把握し、医師、歯科医師、言語聴覚士、歯科衛生士、看 護職員、介護職員その他の職種の者が共同して、利用者ごとの口腔機能改善管理指導計画を 作成していること。 加算を算定できる口腔サービスの提供が必要と認められる者は ア 認定調査票における嚥下、食事摂取、口腔清潔の 3 項目のいずれかの項目において 「1」以外に該当する者 イ 基本チェックリストの口腔機能に関する(13)、(14)、(15)の 3 項目のうち、2 項目 以上が「1」に該当する者 ウ その他口腔機能の低下している者又はそのおそれのある者 利用者の口腔状態によっては、医療における対応が必要である場合も想定されることか ら必要に応じてケアマネジャーを通して主治医又は主治の歯科医師への情報提供、受診 勧奨などの適切な措置を講ずる。なお、歯科医療を受診している場合であって、次のい ずれかに該当する場合にあっては、加算は算定できない。 ①医療保険において歯科診療報酬点数表に掲げる摂食機能療法を算定している場合 ②医療保険において歯科診療報酬点数表に掲げる摂食機能療法を算定していない場合 であって、介護保険の口腔機能向上サービスとして「摂食・嚥下機能に関する訓練の 指導若しくは実施」を行っていない場合 ③利用者ごとの口腔機能改善管理指導計画に従い言語聴覚士、歯科衛生士又は看護職員が口 腔機能向上サービスを行っているとともに、利用者の口腔機能を定期的に記録、計画の進捗 状況を定期的に評価していること。 ④利用定員を超えず、基準に定める職員を配置している事業所であること。 (13)口腔機能 向上加算
別に厚生労働大臣が定める基準に適合しているものとして、都道府県知事に指定通所介護事 業所が利用者に対し指定通所介護を行った場合は、基準に掲げる区分に従い、1 回につき次に 掲げる所定単位数を加算する。ただし、サービス提供体制強化加算(Ⅰ)を算定している場合に おいては、サービス提供体制強化加算(Ⅱ)は算定しない。 サービス提供体制強化加算(Ⅰ)・・・12 単位 サービス提供体制強化加算(Ⅱ)・・・6 単位 サービス提供体制強化加算(Ⅰ)の算定要件 ①通所リハビリテーション事業所の介護職員総数のうち、介護福祉士の占める割合が 100 分の 40 以上 ②利用定員を超えず、基準に定める員数の看護職員と介護職員を置いている サービス提供体制強化加算(Ⅱ)の算定要件 ①利用者に直接通所リハビリテーションを提供する職員総数のうち、勤続 3 年以上の者の 占める割合が 100 分の 30 以上 ②利用定員を超えず、基準に定める員数の看護職員と介護職員を置いている 職員の割合の算出に当たっては、常勤換算方法により算出した前年度の平均を用いる こととする。ただし、前年度の実績が 6 月に満たない事業所(新規開設事業所又は再開事 業所を含む)についてのみ届出日の属する月前 3 月について、常勤換算方法により算出し た平均を用いることとする。したがって、新たに事業を開始し、又は再開した事業者に ついては 4 月目行こう届出が可能となるものであること。 介護福祉士又は介護職員基礎研修課程修了者については、各月の前月の末日時点で資 格を取得している又は研修の課程を修了している者とすること。 ただし書きの場合、届出を行った月以降においても、直近 3 月間の職員の割合につき、 毎月継続的に所定の割合を維持しなければならない。割合については、毎月記録するも のとし、所定の割合を下回った場合については、直ちに変更の届出を提出しなければな らない。 勤続年数とは、各月の前月の末日時点における勤続年数をいうものとする。勤続年数 の算定に当たっては、同一法人の経営する他の介護サービス事業所、病院、社会福祉施 設等においてサービスを利用者に直接提供する職員として勤務した年数を含めることが できる。 (14) サービス 提供体制強化 加算 (12)サービス 種類相互の算 定関係 利用者が短期入所生活介護、短期入所療養介護若しくは特定施設入所者生活介護又は小規模 多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護若しくは 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護を受けている間は、通所リハビリテーション費が 算定できない。 (参考)■指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(11.3.31 厚生省令第 37 号) ■指定居宅サービス及び指定介護予防サービスに関する基準について(11.9.17 老企第 25 号) ■指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(12.2.10 厚生省告示第 19 号) ■指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及 び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定 に伴う実施上の留意事項について(12.3.1 老企第 36 号) ■介護保険施設等における日常生活費等の受領について(12.11.16 老振第 75 号・老健第 122 号)