編集・発行
長崎市農業委員会
〒850-0037 長崎市金屋町9-3(金屋町別館2階) Tel.095-820-6561 Fax.095-823-3452 アドレス http://www.city.nagasaki.lg.jp/soshiki/259/260/index.html
平成27年1月
第64号
《掲載記事》 *新年のあいさつ *建議報告
*選挙人名簿登載・ 利用状況調査 *がんばる農家
*農地Q&A *農業者年金
*地域の活動・イベント
香取 かとり
神社 じ ん じ ゃ
(琴海西海 に し う み
地区)の 秋の例大祭 香取神社は、寛永 14(1637)年に、道師本
ほん 経寺 きょうじ
三世 日忠により開基されました。毎年旧暦 9 月 18 日を例大
新
年
を
迎
え
て
長
崎
市
長
田
上
富
久
年
あ
け
ま
し
て
お
め
で
と
う
ご
ざ
い
ま
す
様
方
に
は
輝
か
し
い
新
春
を
お
迎
え
の
こ
と
と
お
慶
び
申
し
上
げ
ま
す
た
日
頃
よ
り
農
業
委
員
会
活
動
に
つ
き
ま
し
て
ご
理
解
と
ご
協
力
を
賜
り
感
し
上
げ
ま
す
業
を
と
り
ま
く
情
勢
は
相
変
わ
ら
ず
厳
し
い
状
況
が
続
い
て
お
り
農
業
者
の
化
後
継
者
不
足
遊
休
農
地
の
増
加
な
ど
様
々
な
問
題
を
抱
え
て
お
り
農
業
も
厳
し
い
状
況
に
直
面
し
て
い
ま
す
の
よ
う
な
中
今
後
一
〇
年
間
で
農
業
・
農
村
全
体
の
所
得
を
倍
増
さ
せ
る
戦
略
定
・
実
行
す
る
た
め
国
に
農
林
水
産
業
・
地
域
の
活
力
創
造
本
部
が
設
立
農
地
集
積
に
よ
る
農
業
の
構
造
改
革
の
推
進
の
方
向
性
が
示
さ
れ
ま
し
た
れ
に
伴
っ
て
今
後
一
〇
年
間
で
担
い
手
の
農
地
利
用
が
全
農
地
の
八
割
を
占
め
業
構
造
を
実
現
す
る
た
め
昨
年
農
地
中
間
管
理
機
構
農
地
集
積
バ
ン
ク
に
設
置
さ
れ
ま
し
た
う
い
っ
た
農
業
行
政
の
変
革
の
中
に
あ
っ
て
当
農
業
委
員
会
も
農
地
中
間
管
業
の
推
進
に
お
い
て
求
め
ら
れ
て
い
る
役
割
を
果
た
す
べ
く
遊
休
農
地
の
・
発
生
防
止
農
業
の
担
い
手
育
成
・
支
援
等
に
つ
い
て
よ
り
積
極
的
な
取
り
を
進
め
て
お
り
昨
年
も
人
・
農
地
プ
ラ
ン
策
定
へ
参
画
し
戦
略
地
区
へ
農
地
利
用
意
向
確
認
調
査
及
び
農
地
利
用
状
況
調
査
に
よ
る
全
筆
調
査
を
て
い
る
と
こ
ろ
で
す
の
た
め
に
は
農
業
者
で
あ
る
皆
様
の
協
力
が
必
要
不
可
欠
と
思
っ
て
お
り
ま
す
今
後
と
も
ご
支
援
と
ご
協
力
を
賜
り
ま
す
よ
う
よ
ろ
し
く
お
願
い
い
た
し
ま
後
に
な
り
ま
す
が
新
し
い
年
が
皆
様
に
と
り
ま
し
て
実
り
多
き
年
と
な
り
ま
す
に
心
か
ら
お
祈
り
申
し
上
げ
新
年
の
あ
い
さ
つ
と
い
た
し
ま
す
新
年
あ
け
ま
し
て
お
め
で
と
う
ご
ざ
い
ま
す
皆
様
方
に
お
か
れ
ま
し
て
は
ご
健
勝
に
て
新
春
を
お
迎
え
の
こ
と
と
心
よ
り
お
慶
び
申
し
上
げ
ま
す
農
業
委
員
の
皆
様
方
を
は
じ
め
農
業
者
の
方
々
関
係
機
関
の
皆
様
方
に
お
か
れ
ま
し
て
は
平
素
よ
り
長
崎
市
の
農
業
振
興
さ
ら
に
は
市
政
全
般
に
わ
た
り
ご
理
解
と
ご
協
力
を
賜
り
厚
く
お
礼
申
し
上
げ
ま
す
さ
て
農
業
を
取
り
巻
く
環
境
は
長
崎
市
の
み
な
ら
ず
全
国
的
に
農
業
従
事
者
の
高
齢
化
農
業
所
得
の
減
少
耕
作
放
棄
地
の
増
大
な
ど
厳
し
い
状
況
に
直
面
し
て
い
ま
す
こ
の
よ
う
な
中
長
崎
市
に
お
き
ま
し
て
は
集
落
単
位
で
地
域
農
業
の
マ
ス
タ
ー
プ
ラ
ン
で
あ
る
人
・
農
地
プ
ラ
ン
を
策
定
し
先
行
的
に
4
集
落
に
お
い
て
戦
略
モ
デ
ル
地
区
と
し
て
の
整
備
を
進
め
て
お
り
ま
す
ま
た
昨
年
は
担
い
手
へ
の
農
地
集
積
・
集
約
化
を
推
進
し
遊
休
農
地
の
発
生
防
止
及
び
解
消
の
抜
本
的
な
強
化
を
図
る
た
め
各
県
に
農
地
中
間
管
理
機
構
が
設
置
さ
れ
て
お
り
長
崎
市
に
お
い
て
は
長
崎
市
地
産
地
消
振
興
公
社
が
業
務
を
担
っ
て
い
ま
す
今
後
は
人
・
農
地
プ
ラ
ン
の
実
現
に
向
け
て
戦
略
モ
デ
ル
地
区
を
中
心
と
し
た
整
備
計
画
の
策
定
や
農
地
中
間
管
理
事
業
に
よ
る
農
地
集
積
な
ど
の
取
り
組
み
を
進
め
集
落
営
農
な
ど
地
域
農
業
の
振
興
を
図
り
た
い
と
考
え
て
お
り
ま
す
の
で
農
業
者
で
あ
る
皆
様
方
の
さ
ら
な
る
ご
支
援
ご
協
力
を
お
願
い
申
し
上
げ
ま
す
最
後
に
こ
の
一
年
が
皆
様
に
と
り
ま
し
て
素
晴
ら
し
い
年
と
な
り
ま
す
よ
う
祈
念
い
た
し
ま
し
て
私
の
新
年
の
あ
い
さ
つ
と
い
た
し
ま
す
新
年
の
あ
い
つ
長
崎
市
農
業
委
員
会
会
長
松
本
正
ながさき農委だより(第64号)
長崎市長に建議書を提出しました!
平成 26 年 10 月 10 日
農業委員会では、本市の農業振興を図るため、農業者の 代表機関として、田上市長に次のことを今後の農業施策に 反映していただくよう建議しました。
《平成26年度長崎市農業行政に関する建議》
建議項目
(1)農業の担い手対策について
・担い手の確保と育成及び農業後継者の経営力・所得向上の支援策を図ること。
・定年帰農者を地域でグループ化し、指導・研修を行い、地域の担い手としての
支援策を図ること。
・後継者の結婚支援策を図ること。
(2)遊休農地対策について
・再生利用が不可能な遊休農地は、農業委員会が農地・非農地の判断を行うなどの
「非農地認定手続」を早急に進め、再生利用が可能な遊休農地は、障害物の除去、
整地、営農活動など解消・再生利用活動の実施のため支援策を検討すること。
・「人・農地プラン」においては、遊休農地の発生防止・解消につなげるため、新
規就農の育成や集落営農の組織化・法人化など、地域の中心となる経営体を明確
に位置付けられるよう、農地中間管理機構など関係機関と密接な連携の下、農地
利用の合意活動のために尽力すること。
(3)有害鳥獣対策について
・地域ぐるみによる取組みを進める上で、地域のために貢献している捕獲員を経済
的・精神的に援助する仕組みを作ること。
・わな監視については、毎日の見回りが必要であり、かなりの時間的制約が伴うこ
とから、ICTを活用した通報システムの予算の計上を行うこと。
・狩猟免許保持者の育成強化と長崎市内での狩猟免許講習・試験の開催を行うこ
と。
田上市長へ建議書を手渡す松本会長
建議風景
▲松尾農業委員と事務局職員が、入江前農業委員と 場所を確認中です。
選挙人名簿登載申請書は
1月 10 日(土)
までに提出を!
農業委員会委員選挙人名簿は、農業委員選挙に伴う有権者であるための要件を満たしてい
るかたを確認するためのものです。
各農家からの申請に基づき、毎年1月1日現在で調製される大切な公簿となります。
この選挙人名簿に登載されていないかたは、農業委員の選挙において投票することができ
ません。
必要事項をご記入の上、平成27年1月 10日(土)までに農業委員会まで提出してくだ
さい。
※平成27年は、申請期限の1月10日が土曜日となっていますので、直接農業委員会へ持参
される場合は1月9日(金)まで
《選挙資格》
平成7年4月1日までに生まれ、次のいずれかの要件を満たすかた。
① 10アール(1000㎡)以上の農地を耕作しているかた。
② ①と同居の親族またはその配偶者で、年間60日以上農作業に従事しているかた。
③ 10アール(1000㎡)以上の農地を耕作している農業生産法人の構成員で、年間60
日以上農作業に従事しているかた。
地区担当の農業委員と事務局職員が農地の利用状況 調査を実施しています。皆様の農地に立ち入ることが あると思いますが、ご理解とご協力をよろしくお願い します。
遊休農地は、病害虫の発生やイノシシのすみか、不 法投棄の温床になり、近隣の農地等に影響を及ぼす恐 れがあります。農地をお持ちの方は、適正な管理に努 めていただくようよろしくお願いします。
なお今年度から、昨年の調査の結果により、遊休農 地 や 耕 作 者 が 不 在 と な る お そ れ の あ る 農 地 に つ い て は、農地をお持ちの方に意向を確認し、長崎県の農地 中間管理機構(農地集 積バンク) に情報の提供を行って いるところです。
今後、新規就農や規模拡大を検討されている方は、 お気軽に農業委員会事務局か地区担当の農業委員まで ご相談下さい。
ながさき農委だより(第64号)
▲代表の浦井さん。代表になられて 10 年にな
り ま す 。 取 材 にと て も 丁 寧に 答 え て 下 さい ま し
た。お忙しい中、ありがとうございました。
▲「サン・サン・さんわフェスティバル」の販売風景。
販売には、JAの職員さんも協力して下さいました。
当日も大忙しですね。
このコーナーでは、頑張っている農家の皆 さんやグループを紹介します。
今回は三和川原地区で、地元のイベントに 出店するお饅頭を作っている「農産物加工所 のみなさん」を紹介します。
農作物加工所のみなさんは、30年くらい前から、地元のイベ ントに手造りのお饅頭を出店する活動をしています。
取材日(11/7)には、「サン・サン・さんわフェスティバル (11/9 開催)」に出す甘酒饅頭を作ってらっしゃいました。
この日は、6人で朝 6 時から夜 7 時までに約 800 個を作ると のこと、翌日は、2人増えて8人でもう少し多く作り、2日間で 2,000 個を作るとのことで大忙しです。1 日中作業をするので、 「家の事はできません。旦那様は、ほっぱらかしですよ!」とみ なさん笑って話をして下さいます。
作業は大変ですが、加工所のみなさんが作るお饅頭は、大変評 判がよく、「加工所のまんじゅうは美味しい。」との言葉が寄せ られるので、頑張って作り続けることができると話して下さいま した。
地域のイベントに欠かせない手造りのお饅頭には、加工所のみ なさんの頑張りと優しさが加わっています。
三和地区のイベントに来られたら、一度このお饅頭を食べてみ てはいかがですか!!!(取材協力:森部ルミ子農業委員)
使 用 す る 甘 酒 は 手 作 り で
す。饅頭を作る1週間前に甘
酒を作ります。
イースト菌ではなく、甘酒
を 使 っ て 作 る の で ほ か の 饅
頭 よ り も 風 味 が あ り 美 味 し
いですよ(^^)/
甘酒饅頭のほかにも、味噌
饅 頭 や レ ー ズ ン 饅 頭 も 作 っ
ています。
Q1:「人・農地プラン」とは?
A1: 地域・集落において、話し合いを重ね、地域・集落が抱える人と農
地の問題を解決するための「未来の設計図」が「人・農地プラン」
です。地域・集落の「農業の将来ビジョン」や農業の担い手となる
「中心となる経営体」を位置づけ、その方を中心に支援してくもの
です。
人・農地プラン特集
⑤長崎市による検討会 関係機関の代表者が集まり、作成した人・農地プランの 原案の確認を行い、承認を得て…
⑥人・農地プランの決定
中心的経営体は、さまざまな支援を 国から受けることができます。
・青年就農給付金[経営開始型]
・機構集積協力金(農地中間管理機 構を通じて貸し借りをする場合など)
・スーパーL資金の当初5年間 無利子化(認定農業者)
Q2:長崎市の「人・農地プラン」の策定状況を
教えて下さい。
A2:平成24年度…3集落を策定しました。 平成25年度…21集落を策定しました。
平成26年度は…
「戦略モデル地区」を中心に、集落ごとに地域 連携組織を設立し、さらに具体的な整備計画を 作成するために、集落での話し合いを繰り返しな がら、集落の問題点や解決策を検討しているとこ ろです。
話し合いには、多くの方のご参加をいただきます
ようお願いします。
③人・農地プランの原案の作成
情報収集や集落・地域の話し合いの結果をもとに作成します。
②地域・集落の話し合い 「地域の中心となる経営体の確認」「プラン作成にエリアの決定」 「農地集積に協力する者の掘り起し」等
①情報収集と整理
・農業者にアンケートを実施し、経営発展の意向の確認
「集落懇談会」
農事実行組合員や JA 生産部会の代表者を対象 として、地域の現状、中心となる経営体、今後 の地域農業のあり方等を話し合います。 「地区別懇談会」
農 事 実 行 組 合 長 を 対 象 と し て 地 域 の現状等を話し合います。
④再度、地区・集落の話し合い
ながさき農委だより(64号)
老後の備えとして、家族一人ひとりが準備することが大切です。 経営者だけではなく夫婦や親子で加入することをおすすめします。
次の3つの要件を全てクリアしていれば、加入する資格があります。
□年間60日以上農業に従事している。
□国民年金の第1号被保険者(保険料納付免除者は除きます。)
□年齢20歳以上60歳未満である。
農業者年金のメリットは
□少子高齢化に強い年金です。(積み立て方式)
□終身年金です。(仮に80歳前に亡くなっても80歳までの保証付)
□税制上の優遇措置
□保険料の額は自由に決められます。(月額2万円から6万7千円の間で千円単位)
□保険料の国庫補助があります。
農業者年金のお問い合わせは、農業委員会または最寄りの農協まで。
※農業者年金のことをもっと知りたいかたは、農業者年金基金のホームページをご覧ください。 《農業者年金基金ホームページ:http://www.nounen.go.jp》
農業委員による
農業者年金加入推進活動について
勧誘の際には、断定的な判断や事実でない情報を提供する
など不適切な勧誘は行いません。
農業者の皆様のご都合の良い時間帯、場所で行うよう、十分
配慮します。
お話をお聞きになりたい方は、農業委員会(℡:095-820-6561)
にご連絡下さい。
表
紙
の
写
真
11
月
3日
月
・
祝
に
行
わ
れ
た
琴
海
西
海
地
区
の
香
取
神
社
の
秋
の
例
大
祭
の
様
子
で
す
自
治
会
保
育
園
少
年
剣
道
の
み
な
さ
ん
を
は
じ
め
と
し
て
地
域
の
多
く
の
皆
さ
ん
が
参
加
さ
れ
て
お
り
地
域
の
ま
と
ま
り
を
感
じ
ま
し
た
取
材
に
ご
協
力
い
た
だ
き
ま
し
て
あ
り
が
と
う
ご
ざ
い
ま
し
た
―
編
集
後
記
―
明
け
ま
し
て
お
め
で
と
う
ご
ざ
い
ま
す
農
委
だ
よ
り
で
は
皆
さ
ん
の
役
に
立
つ
情
報
発
信
を
第
一
に
見
や
す
い
紙
面
を
作
っ
て
い
き
た
い
と
考
え
て
い
ま
す
こ
れ
か
ら
も
ご
愛
読
く
だ
さ
い
編
集
委
員
全
国
農
業
新
聞
を
読
み
ま
し
ょ
う
!
◇
農
業
・
農
政
の
動
き
を
分
か
り
や
す
く
解
説
!
◇
先
進
技
術
・
新
製
品
・
新
品
種
を
い
ち
早
く
紹
介
!
◇
暮
ら
し
と
経
営
に
役
だ
つ
情
報
が
い
っ
ぱ
い
!
月
4
回
毎
週
金
曜
日
発
行
平
成
27年
4月
か
ら
購
読
料
が
上
が
り
ま
す
月
額
六
百
円
→
月
額
七
百
円
(送
料
・
税
込
)
※
お
申
し
込
み
は
農
業
委
員
会
事
務
局
へ
大中尾棚田保全組合(竹本久一会長)では、日本の食文化の原点を知り、農業への理解
を深めてもらうため、学童や修学旅行生を対象にさまざまな農村体験を実施しています。
9月25日(木)伊良林小学校の皆さんが、農村体験学習として「うどん打ち」を体験
しました。子どもたちは、めったに出来ない体験に大喜び。頑張って作ったうどんは、組
合の方が用意して下さっただし汁に入れていただきました。出来たてのうどんは、とても
美味しくて、おかわりをする子どもが何人もいました。また、おにぎりも組合の方がたく
さん用意して下さっており、おにぎりにも子どもたちは大満足の様子。
引率の先生は、
「こんなに良くして下さって、大変感謝しています。
」と感謝の言葉を述
べられていました。
大中尾棚田保全組合の皆さんこれからも頑張って下さい!
大中尾棚田保全組合
伊良林小学校農村体験学習
実施日:平成26年9月25日(木) 場 所:大中尾一公民館