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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.1

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(1)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle

PRIMECLUSTER™ Wizard for Oracle

導入運用手引書 4.1

(Solaris™ Operating System 版)

(2)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

はじめに

本書の目的

本書は、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の導入から運用までの流れを説明したものです。

本書の読者

本書は、PRIMECLUSTER システムの設計、構築、または運用管理を行う、システムエンジニアやシ ステム管理者を対象にしており、PRIMECLUSTER および Oracle の知識を有していることを前提に しています。

本書について

本書は、6章と付録で構成されています。各章の内容を以下に示します。 ● 第1章 機能概要 ● 第2章 環境設定 ● 第3章 運用 ● 第4章 コマンド ● 第5章 留意事項 ● 第6章 メッセージ一覧 ● 付録A CUI による設定方法

本書の表記について

本書中の表記方法は以下のとおりです。 注意する項目について説明します。 参考となる内容を説明します。 例題を用いて説明します。

商標について

Sun、Sun Microsystems、Sun ロゴ、Solaris およびすべての Solaris に関連する商標及びロゴは、 米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. の商標または 登録商標であり、同社 のライセンスを受けて使用しています。

Oracle は米国 Oracle Corporation の登録商標です。

その他記載された社名および各種製品名は、識別のためにのみ掲載されており、一般に各社の製品 名称、商標または登録商標です。

お願い

・本書を無断で他に転載しないようお願いします。 ・本書は予告なしに変更されることがあります。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 目次 第1章 機能概要... 5 1.1 機能概要... 6 1.2 動作環境... 7 第2章 環境設定... 8 2.1 環境設定手順... 9 2.2 PRIMECLUSTER のインストール/設定 ... 10 2.3 Oracle ソフトウェアのインストール/設定 ...11 2.4 userApplication の作成 ... 13 2.4.1 userApplication の設定 ... 14 2.4.2 userApplication の動作確認 ... 15 2.5 データベースの作成/設定... 16 2.6 Oracle リソースの作成/設定... 20 2.6.1 Oracle リソースの作成... 20 2.6.2 userApplication の設定 ... 25 2.6.3 userApplication の動作確認 ... 27 2.7 Oracle RAC 10g の場合... 28 2.7.1 PRIMECLUSTER のインストール/設定 ... 28 2.7.2 Oracle ソフトウェアのインストール/設定 ... 28 2.7.3 userApplication およびリソースの構成 ... 30 2.7.4 Oracle インスタンス、リスナーのリソースの登録 ... 32 2.7.5 その他必要なリソースの登録 ... 39 2.7.6 userApplication の作成 ... 40 第3章 運用 ... 41 3.1 クラスタ環境における Oracle の制御 ... 42 3.2 Oracle RAC 10g の運用... 44 3.3 スケーラブル構成時の運用管理 ... 45 3.4 Oracle起動/停止時のスクリプトの設定 ... 46 3.5 Oracle のメンテナンスについて ... 47 3.5.1 Oracle の設定変更... 48 3.5.2 パッチ適用 ... 49 3.5.3 バックアップ ... 50 3.5.4 リカバリ ... 51 3.6 クラスタ運用中の Oracle system パスワード変更手順 ... 53 3.7 アクション定義ファイル ... 54 3.8 切替え発生時の問題解決 ... 56 3.9 トラブル調査情報の採取 ... 57 3.10 Oracle 起動処理中のユーザスクリプト ... 58

3.11 ASM(Automatic Storage Management) を使用する場合... 59

3.11.1 環境構築時の注意... 59 3.11.2 運用時の注意 ... 60 第4章 コマンド ... 61 4.1 hvoradisable - リソース監視の中断... 62 4.2 hvoraenable - リソース監視の再開 ... 64 4.3 clorapass - 監視用パスワードの設定 ... 66 4.4 cloracpy - Oracle設定ツール(待機ノード用) ... 67 4.5 clgetoralog – Oracle 調査資料採取 ... 68 4.6 clorabr - 設定情報のバックアップ/リストア ... 71 4.7 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示... 73 第5章 留意事項... 74 3

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 第6章 メッセージ一覧... 76 付録A CUI による設定方法 ... 88 A.1 userApplication の作成 ... 89 A.1.1 Application-Create... 90 A.1.2 スケーラブル(RAC) 環境構築手順... 90 A.1.3 スタンバイ環境構築手順 ... 94

A.1.4 Configuration-Generate and Configuration-Activate... 97

A.1.5 userApplication の動作確認 ... 97

A.2 Oracle リソースの作成/設定... 98

A.2.1 Application-Edit ... 98

A.2.2 Configuration-Generate and Configuration-Activate... 99

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

第1章

機能概要

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

1.1

機能概要

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle は、PRIMECLUSTER 上で Oracle のクラスタ運用を行うた めのソフトウェア製品です。PRIMECLUSTER 上で Oracle Real Application Clusters (以降 RAC、 Oracle9i RAC または、Oracle RAC 10g と略) によるスケーラブル運用や、Oracle のスタンバイ運 用(コールドスタンバイ)を行うことができます。

モジュール構成

PRIMECLUSTER 上で Oracle の運用を行うための 以下のモジュールで構成されています。 環境設定 Wizard PRIMECLUSTER 上で Oracle の運用を行うための環境設定ツール Detector Oracle の状態を監視するモジュール

Scripts Oracle の起動・停止を制御する 設定/運用コマンド 運用時に使用するコマンド類

環境設定

PRIMECLUSTER RMS の環境設定において、userApplication を作成する “ORACLE” Wizard を 提供します。

監視機能

Oracle インスタンスおよび、Oracle リスナーの監視を行います。

Oracle インスタンスの監視を行うために Oracle の system ユーザ にて Oracle への接続を行い、 定期的に監視用のテーブル の作成・更新・削除を SQL コマンドにて行います (監視用テーブルは、 system ユーザのデフォルトの表領域に作成します)。そのため、Oracle インスタンスのプロセス生死 だ け で な く 、 論 理 的 な 異 常 も 検 出 す る こ と が 可 能 で す 。 SQL コ マ ン ド 実 行 の 結 果 、 Oracle の ORA-XXXXX エラーを検出した場合、そのエラーの重度により Oracle インスタンスの再起動やフェ イルオーバを自動的に行います。 Oracle インスタンスがハングアップしているような状態でも SQL コマンドが一定時間内に復帰しない場合にタイムアウトして異常通知します。

Oracle リスナーの監視においては、リスナープロセスの監視および、Oracle の tnsping コマンドを使 った監視を行うことができます。

起動・停止制御

Oracle インスタンスおよび、Oracle リスナー を userApplication の状態遷移に従って、自動的に起 動・停止します。Oracle インスタンスの起動においては、Oracle インスタンスの状態をチェックし、リカ バリ処理を実施しながら起動します。例えば Oracle インスタンスのオンラインバックアップ中に Oracle インスタンスがダウンした場合、“end backup” を自動的に実行し、Oracle インスタンスの再 起動を行います。Oracle インスタンスの停止においては、immediate モード(デフォルト)で停止を行 い、正常に停止できない場合にも、abort モードで Oracle インスタンスを停止することにより、高速に 切替えを行います。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

1.2

動作環境

スケーラブル運用

RAC によるスケーラブル運用では、全ノードで Oracle が動作します。クライアントはどちらのノードに 接続してもデータベースを使用することができます。

スタンバイ運用

スタンバイ運用では、運用ノードと待機ノードが存在します。運用ノードでは、Oracle、論理IPアドレス、 共用ディスクへの接続が活性化され、待機ノードでは、それらが非活性化されています。異常発生時に は、待機ノードへの業務の切替えが発生し、待機ノードの資源が活性化されます。クライアントは論理 IPアドレスによる接続を行うことにより、設定を変更することなく運用中のノードに接続することができま す。 7

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.1

環境設定手順

以下に、一般的な環境設定手順を示します。

スケーラブル運用 (RAC:Oracle9i RAC 用)

概要 項番 最初のノード その他のノード 1 PRIMECLUSTERのインストール/設定 PRIMECLUSTERのインストール/設定 2 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の

インストール

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のイ ンストール 3 Oracle ソフトウェアのインストール/設定 Oracle ソフトウェアのインストールのた めの設定 4 userApplication の作成 5 データベースの作成/設定 6 データベースの設定 7 Oracle リソースの作成/設定 2.2 章以降で、各手順の詳細を説明します。

スケーラブル運用 (RAC:Oracle RAC 10g 用)

概要 項番 最初のノード その他のノード 1 PRIMECLUSTERのインストール/設定 PRIMECLUSTERのインストール/設定 2 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の

インストール

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のイ ンストール 3 Oracle ソフトウェアのインストール/設定 Oracle ソフトウェアのインストールのた めの設定 4 データベースの作成 5 userApplication およびリソースの作成 2.7 章で、Oracle RAC 10g を使用する場合の各手順の詳細を説明します。

スタンバイ運用

概要 項番 運用ノード 待機ノード 1 PRIMECLUSTER のインストール/設定 PRIMECLUSTER のインストール/設定 2 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の

インストール

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の インストール 3 Oracle ソフトウェアのインストール/設定 Oracle ソフトウェアのインストール/設定 4 userApplication の作成 5 データベースの作成/設定 6 データベースの設定 7 Oracle リソースの作成/設定 2.2 章以降で、各手順の詳細を説明します。 9

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.2 PRIMECLUSTER のインストール/設定

ここから 2.6章までは、スタンバイ運用、および Oracle9i RAC スケーラブル運用の場合の環境設定 について説明します。Oracle 10g RAC スケーラブル運用の場合は、環境設定手順が異なるため、 “2.7 Oracle RAC 10g の場合” を参照してください。 ● ハードウェアの設定 PRIMECLUSTER に必要なハードウェアの設定を行います。Oracle のデータベースファ イルを作成する共用ディスク装置が必要となります。 ● ソフトウェアのインストール PRIMECLUSTER のインストールガイドに従って、インストールを行ってください。 スケーラブル運用の場合は以下の製品が必要になります。

PRIMECLUSTER Enterprise Edition

スタンバイ運用の場合は以下の製品が必要になります。 PRIMECLUSTER Enterprise Edition または、 PRIMECLUSTER HA Server または、

PRIMECLUSTER Clustering Base

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle をインストールします。PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のインストールガイドに従って、インストールを行ってください。

● クラスタの設定

PRIMECLUSTER のマニュアルに従って、クラスタの設定を行ってください。ネットワークや 共用ディスク装置の設定も行ってください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.3

Oracle ソフトウェアのインストール/設定

Oracle のインストールおよび設定について説明します。

初期設定

● /etc/system の設定 PRIMECLUSTER で使用する値に、Oracle 自身が使用する値を加えて設定する必要が あります。カーネルパラメタの設定は使用する Oracle のバージョンやデータベースの構成 によって異なるため、Oracle のインストールガイドを参照してください。パラメタの設定はで きる限り全ノードで同一にしてください。 Oracle をインストールする場合は、/etc/system の設定を変更しノードをリブートした後に 行ってください。 以下に Oracle9i の設定例を示します。 set shmsys:shminfo_shmmax=4294967295 set shmsys:shminfo_shmmin=1 set shmsys:shminfo_shmmni=100 set shmsys:shminfo_shmseg=10 set semsys:seminfo_semmni=100 set semsys:seminfo_semmsl=200 set semsys:seminfo_semmns=400 set semsys:seminfo_semopm=100 set semsys:seminfo_semvmx=32767 ● /etc/services Oracle リスナーで使用するポート番号を設定します。 listener 1521/tcp oracle ● Oracle ユーザの設定 Oracle の イ ン ス ト ー ル お よ び 、 起 動 停 止 等 の 操 作 を 行 う た め の DBA(Database Administrator) ユーザを作成します。ユーザID、グループIDは全ノードで同一にする必要 があります。

# groupadd –g <グループID> dba

# useradd –u <ユーザID> –g dba –d /export/home/oracle –s /bin/sh –m oracle # passwd oracle ※ 一般的に、グループ名は「dba」とします。

Oracle ユーザの環境変数を設定する必要があります。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

(.profile)

ORACLE_BASE=/opt/oracle; export ORACLE_BASE

ORACLE_HOME=/opt/oracle/product/9.0.1; export ORACLE_HOME ORACLE_TERM=sun-cmd; export ORACLE_TERM

ORA_NLS33=$ORACLE_HOME/ocommon/nls/admin/data; export ORA_NLS33

LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib; export LD_LIBRARY_PATH PATH=$ORACLE_HOME/bin:/usr/bin:/usr/ccs/bin:/usr/ucb; export PATH ※PATH に/usr/ucb を含める場合は、/usr/ccs/bin の後に設定する必要があります。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、Oracle の操作を Oracle の DBA ユーザ で行います。 Oracle の DBA ユーザの PATH 環境変数に、$ORACLE_HOME/bin を 必ず含めるようにしてください。

また、以下のように root ユーザで su(1M) を実行し、Oracle ユーザにスイッチできるこ とを確認してください。 # su - <Oracle ユーザ> 詳しくは Oracle のマニュアルを参照してください。

インストール

● Oracle のインストール Oracle のインストールは、Oracle ユーザで行います。プログラムは各ノードのローカルデ ィスクにインストールします。データベースは共用ディスク上に作成する必要があるので、イ ンストール時には作成せず、共用ディスクのクラスタ設定が完了してから作成することを推 奨します。 データベースの作成に関しては後述します。 ● RAC のインストール RAC のインストールは、RAC のマニュアルを参照してください。 詳しくは Oracle のマニュアル を参照してください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.4

userApplication の作成

運用時には userApplication は以下のような構成になります。 ● スケーラブル(RAC)運用の場合 ※ userApplication<app3> は、複数ノードの RAC を起動・停止など管理するための制 御用 userApplication になります。 ● スタンバイ運用の場合 userApplication 作成の全体の流れは以下のようになります:

1. Oracle リソースを除いた userApplication の作成(”2.4.1 userApplication の設定”) 2. Oracle リソースを userApplication に追加(”2.6 Oracle リソースの作成/設定”)

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3. Controller リソースを持つ userApplication の追加(スケーラブル運用のみ)

userApplication は 、 userApplication Configuration Wizard を 使 用 し て 設 定 し ま す 。 userApplication Configuration Wizard はメニューから設定を行う項目を選択し、「次へ」ボタンで、設定を行うウィザード形 式になっています。

userApplication Configuration Wizard による設定方法は、”PRIMECLUSTER 導入運用手引 書” の ”第6章 クラスタアプリケーションの構築” を参照してください。

2.4.1 userApplication の設定

ここでは、下図のような Oracle 以外のリソースから構成される userApplication の作成を行います。 ● スケーラブル(RAC)運用の場合 スケーラブル運用では下図のように、Oracle リソース、RAC 制御用の userApplication、 以外の構成を先に作成します。 ● スタンバイ運用の場合 スタンバイ運用では下図のように、Oracle リソースを除いた userApplication 構成を先に 作成します。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

GDS の設定

GDS は運用形態により設定が異なります。スケーラブル運用の場合は ”同時共用ディスク” として設 定します。スタンバイ運用の場合は ”切替えディスク” として設定します。

Oracle のシステムテーブルスペースを配置するための Disk Class と その他のデータを配置するた め の Disk Class を別々 に 用意し、 Oracle のシステ ムテ ーブル スペー ス用 Disk Class は 、 MONITORONLY 属性 “NO”、その他のデータ用 Disk Class は、MONITORONLY 属性 “YES” で 設定することが可能です。この設定の場合、ディスク異常が発生しても Oracle の運用が可能な場合 はフェイルオーバせずに業務継続が可能になります。例えばあまり重要でないテーブルスペースを MONITORONLY 属性 “YES” の Disk Class に配置すると、そのディスクに異常が発生した場合に Oracle がテーブルスペースを OFFLINE にし、全体の業務はそのまま継続運用することができます。

userApplication の設定

”PRIMECLUSTER 導 入 運 用 手 引 書 ” の ” 第 6 章 ク ラ ス タ ア プ リ ケ ー シ ョ ン の 構 築 ” に 従 い userApplication Configuration Wizard を使用して userApplication を作成してください。スケーラブ ル運用の場合、userApplication はノードごとに作成します。スタンバイ運用の場合、運用を行う全ての ノードを含む userApplication を一つ作成します。 userApplication の設定の推奨値を以下に示しま す。 ● スケーラブル運用の場合 運用形態=Standby (必須) AutoStartup=No PersistentFault = 1 登録するリソース=Gds リソース ● スタンバイ運用の場合 運用形態=Standby AutoSwitchOver = HostFailure|ResourceFailure|ShutDown PersistentFault = 1 HaltFlag=Yes 登録するリソース=Gds リソース、Fsystem リソース、引継ぎネットワークリソース

2.4.2

userApplication の動作確認

userApplication を起動し、動作確認を行います。全てのノードで userApplication が正しく動作して いるか確認を行ってください。 ● 共用ディスク装置 − 運用中のノードからディスクにアクセスできることを確認してくださ い。また、共用ディスク上に Oracle ユーザ権限でファイルを作成できることも確認してく ださい。 ● 論理IPアドレス − クライアントマシンから、論理IPアドレスを使用して運用ノードにアク セスできるか確認してください。 15

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.5

データベースの作成/設定

● データベースの配置 データベースは共用ディスク上に作成します。共用ディスクが参照できる状態で行う必要が あります。 各資源の配置は以下に示します。 項目 場所 備考 初期化パラメタ ローカル 各ノードのローカルディスクに配置することを推奨 サーバパラメタ 共有 制御ファイル 共有 データファイル 共有 REDOログ 共有 アーカイブログ 任意 どちらでもよい。 アラートログ ローカル 各ノードのローカルディスクに配置することを推奨 ● スケーラブル運用 (RAC) におけるデータベースの作成と設定 データベースの作成は任意の1ノードからのみ行い、その他のノードでは、作成した共用デ ィスク上のデータベースを動作させる設定のみ行います。 データベースの作成は、RACのマニュアルを参照してください。 ● スタンバイ運用におけるデータベースの作成と設定 ― 運用ノード データベースの作成は運用ノード上からのみ行い、待機ノードでは、運用ノードから 作成した共用ディスク上のデータベースを動作させる設定のみ行います。 データベースの作成は、Oracle のマニュアルを参照してください。 ― 待機ノード データベースを作成した運用側と同一の構成になるように、ディレクトリの作成やファ イルのコピー、リンクの設定を行ってください。 $ORACLE_HOME/dbs 配下 $ORACLE_BASE/admin/$ORACLE_SID 配下 上記で作成したディレクトリとファイルのパーミッションを運用系と同一にしてください。 アーカイブログ出力先等の設定を運用ノードで行った場合は、待機ノードでも同一の 設定を行ってください。 /opt/FJSVclora/sbin/cloracpy コマンドを使って、運用ノードの必要なファイルをtar 形式にバックアップすることができます。 "4.4 cloracpy – Oracle 設定ツール(待機 ノード用)"を参照してください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 ● 相互待機 / N:1 運用待機構成 相互待機や N:1運用待機構成の場合も、1:1 運用待機と同様にデータベースの作成は、 それぞれの運用ノードから行い、待機ノードでは、運用ノードから作成した共用ディスク上の データベースを動作させる設定のみ行います。その他の運用形態も同様です。 相互待機 2:1 運用待機 ● パラメタファイル 初期化パラメタ LOCAL_LISTENER の設定が、listener.ora、tnsnames.ora の設定と整 合性が保たれている必要があります。整合性が保たれていないと、Oracle の起動がエラー になる場合があります。Oracle のネットワークの設定を行う場合も、注意してください。 Oracle のサーバパラメタファイル(永続初期化パラメタファイル)を使用する場合、サーバ パラメタファイルは共用ディスク上に配置してください。共用ディスク上に配置しない場合、運 用、待機ノードで同一の設定で動作できなくなります。サーバパラメタファイルの配置先は、 初期化パラメタファイルに指定してください。 初期化パラメタファイルの設定例 ($ORACLE_HOME/dbs/init<ORACLE_SID>.ora) spfile = /mnt2/o9idb/parameter/spfile.ora 17

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

Oracle 10g 環境で DBCA(Database Configuration Assistant) を使用してデータベース を作成する場合、サーバパラメタファイルの格納先を指定できない場合があります。(例:デ ータベース作成先がファイルシステムの場合など) このような場合、以下の例を参考にして、データベース作成後にサーバパラメタファイルを共 用ディスク上に移動してください。 1) 共用ディスクがマウントされていなければ、マウントする。 「2.4 userApplication の作成」で作成した userApplication を起動してください。 2) サーバパラメタファイルを共用ディスク上に移動する。 # mv $ORACLE_HOME/dbs/spfile<SID>.ora <共用ディスク上の格納先 >/spfile<SID>.ora 3) 初期化パラメタファイル $ORACLE_HOME/dbs/init<SID>.ora を以下のように編集 する。 spfile=<共用ディスク上の格納先>/spfile<SID>.ora 手順3は、運用・待機両ノードにて実施してください。 運用ノードで実施後、cloracpy コマンドを使用することもできます。 ● ネットワーク設定 Oracle のネットワーク設定を行います。 $ORACLE_HOME/network/admin/listener.ora, tnsnames.ora ― listener.ora スタンバイ運用等で論理IPアドレスを使用した、Oracle リスナーの切替え運用を行う場合は、 Oracle リスナーの IPアドレスに論理IPアドレスを設定します。 LISTENER = (DESCRIPTION =

(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = < 論 理 IP ア ド レ ス

>)(PORT = 1521)) ) SID_LIST_LISTENER = (SID_LIST = (SID_DESC = (GLOBAL_DBNAME = ora9i) (ORACLE_HOME = /opt/oracle/product/9.0.1) (SID_NAME = ora9i) ) ) ― tnsnames.ora

Oracle リスナーの監視において、tnsping による Oracle リスナー動作監視を行う場合は、 tnsnames.ora の設定を行ってください。tnsnames.ora で設定したネット・サービス名を PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の Oracle リスナーの環境設定 で指定します。 tnsnames.ora で設定する ORACLE_SID、ホスト(論理IPアドレス)およびポート番号は、監 視対象の Oracle リスナーと同一にします。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

ネット・サービス名 = (DESCRIPTION =

(ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = < 論 理 IP ア ド レ ス

>)(PORT = 1521))

(CONNECT_DATA = (SID = ora9i)) )

● system ユーザのパスワード

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、Oracle のsystem ユーザを使用して Oracle にアクセスし、Oracle の監視を行っています。そのため、system ユーザのパスワードを、 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle に設定する必要があります。 system ユーザのパ スワードを、"4.3 clorapass - 監視用パスワードの設定" を参照して、設定してください。 ● Oracle の動作確認 Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーを手動で起動/停止し、正しく動作することを確 認してください。 19

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.6

Oracle リソースの作成/設定

"2.4 userApplication の作成" で作成した userApplication に Oracle 関連のリソースを登録します。 本登録作業は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書” の ”8.1.1 クラスタアプリケーションの構成変 更” を参照して行ってください。

Oracle リソースの作成/設定作業は、Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーを手動で起動/停止 し、正しく動作することを確認してから行ってください。

また、Oracle リソースの作成/設定作業の前に、クラスタ内の全ノードで Oracle インスタンス、Oracle リスナーおよび RMS を停止してください。

2.6.1 Oracle

リソースの作成

userApplication Configuration Wizard を使用して、Oracle リソースの作成を行います。 1. 「Resourceの作成」を選択します。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3. Oracle の設定画面より、Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーを追加します。

各設定項目は次の通りです。 ( )内は、clorainfo –c コマンドで出力される項目名です。 リソース名 (SubApplicationName) リソース名を変更します。 ここで入力されたリソース名(SubApplicationName)を元に、RMS上のリソース名は、以下 のように生成されます。 ― Oracle インスタンスリソース/ASM インスタンスリソース ORACLE_<SubApplicationName>_<OracleSID> ― Oracle リスナーリソース LISTENER_<SubApplicationName>_<ListenerName> また、これらのリソース名には次の規約があります。 ― 39文字以内である必要があります。 ― "ORACLE_"、"LISTENER_" は固定文字です。 21

(22)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

Oracle インスタンスの追加 (ResourceName)

Oracle インスタンスリソースを追加します。

Oracle リスナーの追加 (ResourceName)

Oracle リスナーリソースを追加します。

Oracle RAC 10g のサービスリソースの追加 (ResourceName)

Oracle RAC 10g のサービスリソースを追加します。

Oracle RAC 10g のノードアプリケーションリソースの追加 (ResourceName)

Oracle RAC 10g のインスタンスリソースを追加します。 起動優先度 (StartPriority) Oracle インスタンスと Oracle リスナーの起動順序を設定します。 デフォルトは「Same」(同時起動)です。 例えば Oracle の マルチスレッド・サーバ(MTS)構成の場合、Oracle リスナーを先に起 動する必要があります。 4. Oracle インスタンス設定項目 Oracle インスタンスリソースに関する設定項目は次の通りです。 ( )内は、clorainfo –c コ マンドで出力される項目名です。 OracleSID (OracleSID) ORACLE_SID Oracle ユーザ (OracleUser) Oracle をインストールしたユーザ 起動タイムアウト (StartTimeout) Oracle 起動処理のタイムアウト時間 デフォルト 600s (300s - 86400s) 停止タイムアウト (StopTimeout) Oracle 停止処理のタイムアウト時間 デフォルト 180s (60s - 86400s) 強制停止タイムアウト (AbortTimeout) Oracle 停止エラー時の強制終了処理のタイムアウト時間 デフォルト 60s (60s - 86400s)

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

Oracle停止モード(通常時) (StopModeStop)

正常時の Oracle 停止モード

デフォルト immediate (abort, immediate, transactional)

Oracle停止モード(異常時) (StopModeFail)

異常時の Oracle 停止モード デフォルト abort (abort, immediate) 監視間隔 (Interval) Oracle インスタンスの監視間隔 デフォルト 30s (5s - 86400s) 監視タイムアウト (WatchTimeout) Oracle 応答なしと見なす時間 デフォルト 300s (30s - 3600s) 5. Oracle リスナー設定項目 Oracle リスナーリソースに関する設定項目は次の通りです。 ( )内は、clorainfo –c コマン ドで出力される項目名です。 ListenerName (ListenerName) Oracle リスナー名 Oracleユーザ (OracleUser) Oracle をインストールしたユーザ 起動タイムアウト (StartTimeout) Oracle リスナー起動処理のタイムアウト時間 デフォルト 180s (120s - 86400s) 停止タイムアウト (StopTimeout) Oracle リスナー停止処理のタイムアウト時間 デフォルト 60s (60s - 86400s) 監視間隔 (Interval) Oracle リスナーの監視間隔 デフォルト 30s (5s - 86400s) 監視タイムアウト (WatchTimeout) Oracle リスナー監視時に Oracle リスナー応答なしと見なす時間 デフォルト 300s (30s - 3600s) 6. 高度な設定 23

(24)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

「高度な設定」での設定項目は以下の通りです。 これらの設定は任意です。

TNSName 以外の項目は、Oracle インスタンス/Oracle リスナーで共通の項目です。 ま た、( )内は clorainfo –c コマンドで出力される項目名です。

TNSName (TNSName)

Oracle リスナー監視で使用するネット・サービス名。TNSName が設定されると Oracle リスナーの監視のために tnsping コマンドを実行します。tnsnames.ora で設定した値です。 TNSName 省略時は Oracle リスナーのプロセス監視のみ行います。(任意) PreOnlineScript (PreOnlineScript) オンライン処理の前に実行されるスクリプト PostOnlineScript (PostOnlineScript) オンライン処理の後に実行されるスクリプト PreOfflineScript (PreOfflineScript) オフライン処理の前に実行されるスクリプト PostOfflineScript (PostOfflineScript) オフライン処理の後に実行されるスクリプト FaultScript (FaultScript) Fault 発生時に実行されるスクリプト フラグ設定値 (Flags) 以下のリソース属性を設定することができます。 ― NULLDETECTOR リソース監視を行うかどうかを設定するフラグ。 設定するとリソース監視を行わ なくなります。 Oracle インスタンスリソースの デフォルト : リソース監視を行う。 Oracle リスナーリソースの デフォルト : リソース監視を行う。 ― AUTORECOVER リソースに異常が発生したとき、RMS は別のノードへ切り替える前にリソースの 再起動を試みます。 Oracle インスタンスリソースの デフォルト : 再起動を行わない。 Oracle リスナーリソースの デフォルト : 再起動を行う。 ― MONITORONLY リソース故障が発生したときにフェイルオーバするかどうかを設定するフラグです。 Oracle インスタンスリソースの デフォルト : フェイルオーバを行う。 Oracle リスナーリソースの デフォルト : フェイルオーバを行う。

(25)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 これらのフラグに関しては、”PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書” の “9 付録−属 性” を参照してください。 7. 「保存して登録」を選択して、設定を保存します。 登録した Oracle インスタンス、Oracle リスナーが設定メニュー上に表示されていることを 確認後、設定を保存してください。 既に設定されている ORACLE_SID やリスナー名などの項目について、「何も設定しな い」を選択し、「次へ」を選択した場合、何も設定していない状態になります。 また、ヘルプの記事は、GUI/CUI共通のため、一部 CUI 固有の内容も含まれている場合 があります。 userApplication 設定完了後、ここで設定した内容を clorainfo –c コマンドで確認すること が出来ます。 詳しくは ” 4.7 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示” を参照してくださ い。

2.6.2

userApplication の設定

“PRIMECLUSTER 導入運用手引書” の ”8.1.1 クラスタアプリケーションの構成変更” を参照して、 Oracle リソースを含む userApplication を作成します。 スケーラブル(RAC)運用の場合は、“PRIMECLUSTER 導入運用手引書” の “6.6.2.2 スケーラブル 運用のクラスタアプリケーション作成” を参考にスケーラブルの設定も行ってください。 userApplication 設定後のリソース構成は以下のようになります。 25

(26)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 ● スケーラブル(RAC)運用の場合 ス ケ ー ラ ブ ル 運 用 で は userApplication は 以 下 の よ う に 構 成 さ れ ま す 。 ( 太 枠 の userApplication、リソースが “2.6.1 Oracle リソースの作成”、および本節で作成・追加した ものです。) ● スタンバイ運用の場合 スタンバイ運用では userApplication は以下のように構成されます。(太枠のリソースが “2.6.1 Oracle リソースの作成” で作成・追加したものです。)

(27)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.6.3

userApplication の動作確認

userApplication を起動し、動作確認を行います。全てのノードで userApplication が正しく動作して いるか確認を行ってください。 ● 共用ディスク装置 − 運用中のノードからディスクにアクセスできることを確認してくださ い。 ● 論理IPアドレス − クライアントマシンから、論理IPアドレスを使用して運用ノードにアク セスできるか確認してください。

● Oracle − Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーが正しく動作することを確認し てください。

(28)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.7 Oracle RAC 10g の場合

2.7.1 PRIMECLUSTER

のインストール/設定

● ハードウェアの設定 PRIMECLUSTER に必要なハードウェアの設定を行います。Oracle のデータベースファ イルを作成する共用ディスク装置が必要となります。 ● ソフトウェアのインストール

PRIMECLUSTER Enterprise Edition を イ ン ス ト ー ル し ま す 。 PRIMECLUSTER Enterprise Edition のインストールガイドに従って、インストールを行ってください。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle をインストールします。PRIMECLUSTER Wizard for Oracle のインストールガイドに従って、インストールを行ってください。

● クラスタの設定

PRIMECLUSTER のマニュアルに従って、クラスタの設定を行ってください。ネットワークや 共用ディスク装置の設定も行ってください。

Oracle RAC 10g の運用においては、OS の起動時に Cluster Ready Services(CRS) が起動され、共用ディスク装置へのアクセスを開始します。 そのため、共用ディスク装置上 のボリュームは、CRS 起動時にアクティブとなっている必要があります。 PRIMECLUSTER GDS のボリューム上で Oracle データベースの運用を行う場合、 PRIMECLUSTER GDS のボリュームは PRIMECLUSTER RMS のリソースとして登録 せず、OS起動時にアクティブとなるようにしてください。 NAS 装 置 を 共 用 デ ィ ス ク 装 置 と し て 使 用 す る 場 合 、 NFS の マ ウ ン ト ポ イ ン ト は PRIMECLUSTER RMS のリソースとして登録せず、OS起動時にアクティブとなるようにし てください。 なお、共用ディスク上には、以下の領域が必要になります。 −Oracle Cluster Registry 用ボリューム

−Voting Disk 用ボリューム −データベース用ボリューム

2.7.2 Oracle

ソフトウェアのインストール/設定

● 事前準備 Oracle のマニュアルやインストールガイドに従って、カーネルパラメタや、ユーザ・グループ の設定を行ってください。RAC 用に論理IPアドレスを各ノードに一つずつ用意する必要が あります。 Oracle の イ ン ス ト ー ル お よ び 、 起 動 停 止 等 の 操 作 を 行 う た め の DBA(Database Administrator) ユーザを作成する際には、ユーザID、グループID は全ノードで同一にして ください。

DBA ユーザの PATH には、$ORACLE_HOME/bin、$ORACLE_CRS_HOME/bin を必 ず設定してください。

(29)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

以下に設定例を示します。

PATH=/opt/oracle/product/10.1.0/bin:/opt/oracle/product/10.1.0/crs/bin; export PATH ● CRS のインストール Oracle のマニュアルおよびインストールガイドに従って、CRS のインストールを行ってくだ さい。 ● Oracle 10g のインストール

Oracle のマニュアルおよびインストールガイドに従って、Oracle 10g を RAC オプション 付きでインストールしてください。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、Oracle の操作を Oracle の DBA ユーザで 行います。 Oracle の DBA ユーザの Path 環境変数に、$ORACLE_HOME/bin と $ORACLE_CRS_HOME/bin を必ず含めるようにしてください。 ● データベースおよびサービスの作成/設定 Oracle のマニュアルおよびインストールガイドに従って、データベースの作成を行ってくだ さい。また、Oracle のサービスの作成を行ってください。 ● 動作確認 Oracle インスタンス、Oracle リスナーが正しく動作するか確認を行ってください。また、 DBA ユーザにて、crs_stat コマンドが正しく動作するか確認を行ってください。 以下に例を示します。 % crs_stat ‐t

Name Type Target State Host --- ora....e1.lsnr application ONLINE ONLINE node1 ora.node1.gsd application ONLINE ONLINE node1 ora.node1.ons application ONLINE ONLINE node1 ora.node1.vip application ONLINE ONLINE node1 ora.ora10.db application ONLINE ONLINE node2 ora....01.inst application ONLINE ONLINE node1 ora....02.inst application ONLINE ONLINE node2 ora...pcl.cs application ONLINE ONLINE node2 ora....101.srv application ONLINE ONLINE node1 ora....102.srv application ONLINE ONLINE node2 ora....e1.lsnr application ONLINE ONLINE node2 ora.node2.gsd application ONLINE ONLINE node2 ora.node2.ons application ONLINE ONLINE node2 ora.node2.vip application ONLINE ONLINE node2

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.7.3

userApplication およびリソースの構成

Oracle RAC 10g においては、Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーを PRIMECLUSTER RMS のリソースとして管理します。 ● スケーラブル運用 スケーラブル(RAC) 運用では、userApplication は以下のように構成されます。(太枠の userApplication リソースが “2.7.4 Oracle インスタンス、リスナーのリソースの登録” で作 成したものです。) ― userApplication<App_0>、userApplication<App_1> は、Oracle インスタンス、リ スナーを制御する userApplication です。属性の推奨値は以下のとおりです。 運用形態=Standby (必須) AutoStartup=No PersistentFault = 1 ― userApplication<App_2>、userApplication<App_3> は、GLS の論理IPアドレス を制御する userApplication です。属性の推奨値は以下のとおりです。 運用形態=Standby AutoSwitchOver = HostFailure|ResourceFailure|ShutDown PersistentFault = 1 HaltFlag=Yes

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 ― userApplication<App_4>は、userApplication<App_0>、userApplication<App_1> を起動・停止など管理するための制御用 userApplication になります。 userApplication 作成の全体の流れは以下のようになります: 1. Oracle インスタンス、リスナーのリソースの登録 2. その他必要なリソースの登録 3. userApplication の作成

userApplication は、userApplication Configuration Wizard を使用して設定します。userApplication Configuration Wizard はメニューから設定を行う項目を選択し、「次へ」ボタンで、設定を行うウィザー ド形式になっています。

userApplication Configuration Wizard による設定方法は、”PRIMECLUSTER 導入運用手引書” の ”第6章 クラスタアプリケーションの構築” を参照してください。

以降で設定手順を説明します。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.7.4 Oracle

インスタンス、リスナーのリソースの登録

userApplication Configuration Wizard を使用して、Oracle インスタンス、Oracle リスナーのリソース を登録します。登録を行う前に既に、Oracle インスタンス、Oracle リスナーが Oracle 10g RAC のリ ソースとして構成されている必要があります。 Oracle RAC 10g の crs_stat コマンドにて表示される リソースのうち、ora.*.inst および ora.*.lsnr リソースが対象になります。 Oracle インスタンス、 Oralce リスナーのリソースをノード単位で登録します。

以下に例を示します。 % crs_stat ‐t

Name Type Target State Host --- ora....e1.lsnr application ONLINE ONLINE node1 ora.node1.gsd application ONLINE ONLINE node1 ora.node1.ons application ONLINE ONLINE node1 ora.node1.vip application ONLINE ONLINE node1 ora.ora10.db application ONLINE ONLINE node2 ora....01.inst application ONLINE ONLINE node1 ora....02.inst application ONLINE ONLINE node2 ora...pcl.cs application ONLINE ONLINE node2 ora....101.srv application ONLINE ONLINE node1 ora....102.srv application ONLINE ONLINE node2 ora....e2.lsnr application ONLINE ONLINE node2 ora.node2.gsd application ONLINE ONLINE node2 ora.node2.ons application ONLINE ONLINE node2 ora.node2.vip application ONLINE ONLINE node2

この構成の場合、node1 に含まれる “ora….01.inst” と ”ora….e1.lsnr” を同一のリソースとして登録 します。 node2 に含まれる “ora….02.inst” と ”ora….e2.lsnr” を同一のリソースとして登録します。

(33)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 2. 「Resourceタイプ」で、「Oracle」を選択します。 3. リソース名を変更する場合は、「リソース名」を選択し変更してください。 そのままリソース 登録を行う場合は、「OracleRAC10gのノードアプリケーションリソースの追加」を選択しま す。 33

(34)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 「リソース名」に設定されたリソース名(SubApplicationName)を元に、RMS 上のリソース名 は以下のように生成されます。 ― Oracle インスタンスリソース <SubApplicationName>_<inst_name>.i ― Oracle リスナーリソース <SubApplicationName>_<lsnr_name>.l

これは、Oracle RAC 10g の crs_stat コマンドにて表示されるリソース名の先頭部分 ( Oracle インスタンスリソースの場合は "ora.<db_unique_name>"、Oracle リスナーリ ソースの場合は “ora.<node_name>” ) に代わって "<SubApplicationName>_" をつ け、末尾部分のリソースの種類( .lsner、.inst )を短縮したもので、次の規約があります。 ― 39文字以内である必要があります。 ― <SubApplicationName> は、「リソース名」で設定できます。 4. Oracle の DBA ユーザ名を入力します。

(35)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 5. 登録可能なリソースの一覧が表示されます。リソースが表示されない場合には、「高度な 設定」のチェックを行い、「ノード範囲指定」にてノードを指定してください。 6. リソースが属しているノード名を入力します。 7. 登録するリソース(Oracle インスタンス)を選択します。 35

(36)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 8. 登録準備ができたリソースは、下のメッセージボックスに「追加するリソース:」として表示さ れます。続けて登録するリスナー(Oracle リスナー)を選択します。異なるノードのリソース を混在させないように注意してください。 9. Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーのリソースの登録準備が完了したら、「保存 して戻る」を選択します。

(37)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 10. 「保存して登録」を選択し、「登録」ボタンを押下すると登録が完了します。 詳細な設定を行いたい場合は、各リソースを選択し「次へ」ボタンを押します。 11. 「元の値」を選択し、「次へ」ボタンを押下します。 37

(38)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 12. 設定を行いたい項目を選択し、「次へ」ボタンを押下すると設定を行うことができます。(「高 度な設定」をチェックするとより詳細な設定が可能になります。) 設定項目 (clorainfo –c 出 力 時) 値と説明 Oracle ユーザ (OracleUser)

Oracle を操作する、UNIX 上の Oracle DBA ユーザ名を 入力します。 ScriptTimeout (ScriptTimeout) 各リソースの起動・停止処理のタイムアウト時間 デフォルト : 900 s (300s – 86400s) 復旧待ち時間 (WFTime) OracleRAC10gリソースのリソース異常とする時間 インスタンスリソースのデフォルト : 900 s リスナーリソースのデフォルト : PersistentWarning 範囲 :PersistentWarning(リソース復旧までWarning通知) ImmediateFault(リソース復旧を待たずFaulted通知) 60s – 86400s

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 PreOnlineScript (PreOnlineScript) オンライン処理の前に実行されるスクリプト PostOnlineScript (PostOnlineScript) オンライン処理の後に実行されるスクリプト PreOfflineScript (PreOfflineScript) オフライン処理の前に実行されるスクリプト PostOfflineScrpt (PostOfflineScript) オフライン処理の後に実行されるスクリプト FaultScript (FaultScript) Fault 発生時に実行されるスクリプト フラグ設定値 (Flags) 以下のリソース属性を設定することができます。 o NULLDETECTOR リソース監視を行うかどうかを設定するフラグ。設定するとリ ソース監視を行わなくなります。 デフォルト : リソース監視を行う。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle による CRS 制御を行う場合は、インスタンスリソ ースの PreOnlineScript に ‘/opt/FJSVclora/sbin/cloracrs <OracleUser>’ を設定し、’# /etc/init.d/init.crs disable’ を実行し、CRS の自動起動を抑止してください。 13. 設定完了後は、「保存して戻る」を選択します。 元の画面から「保存して登録」を選択し、 「登録」ボタンを押下することで、設定が完了します。 14. 1∼13 の作業をノード数分実施してください。

2.7.5 その他必要なリソースの登録

その他必要なリソースがある場合は、userApplication Configuration Wizard を使用して登録を行って ください。

(40)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

2.7.6 userApplication の作成

2.7.3 章に記載されている構成となるように、userApplication Configuration Wizard を使用して userApplication の作成 を行ってください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

第3章

運用

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3.1

クラスタ環境における Oracle の制御

スタンバイ運用、および Oracle9i RAC スケーラブル運用では、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle による Oracle の制御は以下のように行われます。

Oracle の起動

Oracle の起動は、シェルスクリプトにて行われます。 起動手順はおおよそ以下のようになりま す。 1. su - <Oracle ユーザ> 2. sqlplus /nolog 3. connect / as sysdba

4. startup nomount または startup mount

5. alter database mount (4 で startup nomount を行ったとき) 6. alter database open

● 初期化パラメタファイル/サーバパラメタファイルの配置

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle による Oracle の起動では、初期化パラメタファイ ルを指定していません。そのためデフォルトの配置先の初期化パラメタファイルが使用され ます。以下のデフォルトのパスに初期化パラメタファイルを配置(またはシンボリックリンク) してください。 $ORACLE_HOME/dbs/init$ORACLE_SID.ora サーバパラメタファイルについては、動的に変更される資源のため、共用ディスク装置に配 置する必要があります。サーバパラメタファイルを使用する場合は、2.5章の例に従って、サ ーバパラメタファイルのパスを初期化パラメタファイルに記述してください。 初期化パラメタファイルの設定は、運用・待機ノードで同一の設定とすることを推奨します。 ● リカバリ処理

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle は、Oracle インスタンスのリカバリを行い Oracle を起動する場合があります。 1- V$BACKUP 表内に ACTIVE な表領域がある場合 2- V$RECOVER_FILE 表内に、リカバリが必要なファイルがある場合 なお、Oracle9i RAC の運用時には、上記リカバリは行いません。

Oracle の停止

Oracle の停止は、シェルスクリプトにて行われます。 停止手順はおおよそ以下のようになりま す。 1. su - <Oracle ユーザ> 2. sqlplus /nolog 3. connect / as sysdba 4. shutdown <immediate/abort>

5. Oracle が停止していない場合、shutdown abort ● Oracle の停止方法

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle による Oracle の停止方法は、オペレータによる手 動停止や手動切替え(正常な停止)の場合、immediate モード(デフォルト)で行います。異 常 発 生 に よ る フ ェ イ ル オ ー バ な ど の 場 合 、 abort モード ( デフォル ト) で停止します 。 Immediate モードで停止を行い、正常に停止できなかった場合には、abort モードで停止 します。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

Oracle の監視

Oracle の監視は、バイナリプログラムにて行われます。 監視手順はおおよそ以下のようにな ります。

1. su - <Oracle ユーザ>

2. Oracle の system ユーザにて Oracle へローカル接続 3. Oracle のステータスが OPEN であるか確認

4. system ユーザのデフォルト表領域上の監視用テーブルを使って、insert, update, delete, select が正常に実施できるか確認

● system ユーザのパスワード

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle による Oracle の監視は system ユーザにて行っ ています。 2.5 章に従って、system ユーザのパスワードを PRIMECLUSTER Wizard for Oracle に設定してください。

● 監視用テーブル

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle は、監視のために監視用テーブルを system ユー ザのデフォルト表領域上に作成します(初回起動時や、監視時の監視用テーブルが存在し ない場合自動作成されます。)。監視用テーブルは数バイトの小さな表であり削除しませ ん。 ● Warning 状態 以下の異常を検出した場合 Warning を通知します。(Fault ではないためフェイルオーバ はせず。) ・ system ユーザのパスワードが間違っており Oracle への接続できない場合 ・ max session エラー、max process エラーなどで Oracle へ接続できない場合 ・ 監視のSQL(insert,update など)が一定時間応答しないが、Oracle に接続ができ、ス

テータスは OPEN である場合

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3.2

Oracle RAC 10g の運用

Oracle RAC 10g においては、Oracle の Cluster Ready Service (CRS) により、Oracle インスタ ンス、Oracle リスナーの自動起動・監視・リカバリが行われます。 また、Oracle サービスのフェイルオ ーバなども CRS により、自動的に行われます。

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle では、リソースの異常を検出した場合、リソースの状態を “Warning” として RMS に通知し、リカバリやフェイルオーバは CRS の制御に委ねます。一定時間 経過しても CRS によるリカバリが完了しない場合は ”Faulted” として RMS に通知することもできま す。

リソースの起動停止には、以下の Oracle のコマンドを使用しています。 ● Oracle インスタンスの起動・停止

srvctl start instance –d $DB_NAME –i $ORACLE_SID srvctl stop instance –d $DB_NAME –i $ORACLE_SID

● Oracle リスナーの起動・停止は、CRS制御に委ねられます。 Oracle のその他のリソース (vip、gsd、ons など) も同時に起動・停止されます。

● Oracle インスタンスの起動/停止/切替えを行う場合は、RMS の userApplication に対し て操作 (hvswitch, hvutil) してください。 CRS の srvctl コマンドや 、Oracle インスタン スに対して shutdown コマンドを直接実行すると、PRIMECLUSTER にて異常と判断して リカバリが実行される場合があります。上記コマンドを実行したい場合は、userApplication を保守モードにして実行してください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3.3

スケーラブル構成時の運用管理

スケーラブル構成の userApplication は、複数の userApplication を連携させることで、スケーラブ ル運用を行います。Oracle のリソースを含む複数の userApplication と、それらを束ねスケーラブル 構成をとる 運用管理用 userApplication から構成されます。 以下にリソースツリー構造を示します。 中央の userApp_3 が運用管理用 userApplication となります。 運用管理用 userApplication を起動することにより、それに含まれる全ての userApplication が起動 され、運用管理用 userApplication を停止することにより、それに含まれる全ての userApplication が停止されます。 userApplication の起動・停止方法は、”PRIMECLUSTER 導入運用手引書” の ” 7.2.2 クラスタア プリケーションの運用操作” を参照してください。 ノードごとの userApplication のみを起動・停止したい場合は、それぞれの userApplication を起動・ 停止してください。 45

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3.4

Oracle起動/停止時のスクリプトの設定

PRIMECLUSTER においては、各リソースの起動・停止をスクリプトファイルにて行っています。 PRIMECLUSTER Wizard for Oracle においても Oracle インスタンス、Oracle リスナーの起動・停 止をスクリプトで実現しています。この起動・停止に連動して動作するスクリプトを設定することにより、 Oracle の起動・停止に連動してアプリケーションやバッチ処理を実行することができます。

スクリプト

● PreOnlineScript Online 処理の前に実行されます。 ● PostOnlineScript Online 処理の後に実行されます。 ● PreOfflineScript Offline 処理の前に実行されます。 ● PostOfflineScript Offline 処理の後に実行されます。 ● FaultScript Fault 発生時に実行されます。

留意事項

● root 権限で実行されます。 ● exit コード 0 で正常終了です。0 以外の場合は異常終了となり、切替え処理が異常となり ます。 ● スクリプトの実行時間が ScriptTimeout を超えると異常終了となり、切替え処理が異常と なります。 ● 各スクリプトには、RMS で定義された環境変数が設定されています。 各スクリプトの詳細は ”PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書” の “2.6.3 スクリ プト” などを参照してください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

3.5

Oracle のメンテナンスについて

ここでは、Oracle の設定変更、Oracle のパッチ適用、Oracle データベースのバックアップ・リカバリな ど、メンテナンス時の操作について説明します。

クラスタシステムにおいては、Oracle の起動・停止と Oracle のデータが格納されている共用ディスク 装置の活性/非活性制御が連動して行われます。

● userApplication 運用中、Oracle の監視を行っているので、Oracle を手動で停止すると異常 が発生したと見なされ、Oracle の再起動や待機ノードへの切替えが発生します。 ● userApplication 停止中は、共用ディスク装置が非活性になり、共用ディスク装置へのアクセス ができない状態になります。 そのため、Oracle コールドバックアップなどメンテナンス作業のために Oracle を手動で制御する必 要がある場合は、事前に PRIMECLUSTER の保守モードを使用するか、または Oracle インスタン スや Oracle リスナーの監視を一時的に中断する必要があります。 Oracle のメンテナンス時の基本的な手順を以下に示します。メンテナンスを行うノードにて実施してくだ さい。 1. userApplication の起動 設定変更を行う Oracle インスタンスリソースが含まれている userApplication が停止し ている場合は、起動してください。 2. 保守モード/監視中断

userApplication を保守モードにするか、または hvoradisable コマンドで Oracle インス タンスリソースやリスナーリソースの監視を中断してください。これは、Oracle を手動停止し てもリソース異常が発生しないようにするためです。 次の手順へ進む前に、保守モードへの移行や監視中断が正常に行われたことを確認してく ださい。 3. Oracle に依存するリソースの停止 Oracle に依存するリソースがある場合は、Oracle を停止するよりも前に手動停止する必 要があります。 userApplication の保守モードを使用している場合、そのまま手動停止してください。 hvoradisable コマンドで監視中断している場合、RMS コマンド hvdisable でこれらのリソ ースを監視中断状態にした後に、手動停止してください。 4. Oracle の停止 Oracle を手動停止してください。 5. Oracle のメンテナンス

Oracle の設定変更、Oracle のパッチ適用、Oracle データベースのバックアップ・リカバリ などの操作を行ってください。 6. Oracle の起動 メンテナンス完了後、Oracle を手動起動してください。リスナーも停止していた場合は再起 動してください。 次の手順へ進む前に、Oracle インスタンスやリスナーが正常に動作していることを確認し てください。Oracle インスタンスは OPEN 状態で起動している必要があります。 7. Oracle に依存するリソースの起動 Oracle に依存するリソースを停止していた場合は、保守モード解除、または監視再開を行 うよりも前に手動起動する必要があります。 userApplication の保守モードを使用している場合、そのまま手動起動してください。 hvoradisable コ マ ン ド で 監 視 中 断 し て い る 場 合 、 手 動 起 動 し た 後 に RMS コ マ ン ド hvenableでこれらのリソースの監視を再開してください。 8. 保守モード解除/監視再開

userApplication の保守モードを解除するか、または hvoraenable コマンドで Oracle イ ンスタンスリソースやリスナーリソースの監視を再開してください。

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PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書

これにて運用再開となります。

● 保守モードと監視中断・再開について

userApplication を起動したまま Oracle を停止するには、PRIMECLUSTER の ”保守モ ード” または、PRIMECLUSTER Wizard for Oracle の “監視中断” 機能を使用します。 “保守モード” では、userApplication に登録されているすべてのリソース監視が停止します。 そのため Oracle を含めた全てのリソースのメンテナンスが可能になります。メンテナンス の際は、特に問題がない限り “保守モード” を使用してください。 “監視中断” 機能では、Oracle リソース監視のみが停止されます。そのため Oracle 以外 のリソース故障が発生するとフェイルオーバが発生しますので注意してください。 ● Oracle RAC 10gについて

Oracle RAC 10g のリソースを制御する場合は、srvctl コマンドや shutdown コマンドなど を使用せず、RMS の userApplication に対して操作を行ってください。上記コマンドを使 用すると、PRIMECLUSTER にて異常と判断してリカバリが実行される場合があります。上 記コマンドを実行したい場合は、userApplication を保守モードにして実行してください。 ● userApplication の保守モードについて userApplication の保守モードについては、”PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書”の “5.4.11 Maintenance (保守) モードの使用” を参照して下さい。 ● Oracle インスタンスやリスナーの監視中断・再開について Oracle インスタンスやリスナーの監視中断・再開については、"4.1 hvoradisable - リソース 監視の中断", "4.2 hvoraenable - リソース監視の再開" を参照してください。 ● 監視の再開 リソースの監視を中断した後、Oracle インスタンスや Oracle リスナーを手動・停止した場 合、監視を再開する前に、Oracle インスタンスや Oracle リスナーの手動・停止を行ってく ださい。起動されないまま監視を再開すると、リソース異常が発生します。 ● メンテナンス中の userApplication の状態遷移について

hvoradisable コマンドによる Oracle 監視の中断中は、Oracle に異常が発生、または手 動停止しても状態遷移は発生しませんが、ディスク障害等 Oracle 以外の要因で状態遷移 が発生する場合がある点に注意してください。 ● 監視中断中のリソースの状態について hvoradisable コマンドによりリソースの監視が正しく中断された場合、リソースの状態は Warning になります。

3.5.1 Oracle

の設定変更

初期化パラメタの変更やデータファイルの配置変更など Oracle の設定変更を行う場合、以下の手順 で実施してください。 Oracle の設定を変更する場合、Oracle の停止が必要な場合とそうでない場合があります。

(49)

PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 詳しくは Oracle のマニュアルを参照して、正しい変更方法を選択・実施してください。

3.5.1.1 Oracle

を停止させる必要がある場合

Oracle の設定変更などを行う時に Oracle を停止させておく必要がある場合、以下の手順にて Oracle の設定変更を実施してください。 1. 保守モード/監視中断 # hvutil –m on <userApplication>(保守モード) # hvoradisable –a <userApplication>(監視中断) 2. Oracle の停止 # su - <Oracle ユーザ> $ sqlplus /nolog SQL> connect / as sysdba SQL> shutdown immediate 3. 設定変更 Oracle の設定変更を行ってください。 初期化パラメタの変更、データファイルの配置変更など 4. Oracle の起動 # su - <Oracle ユーザ> $ sqlplus /nolog SQL> connect / as sysdba SQL> startup 5. 保守モード解除/監視再開

# hvutil –m off <userApplication>(保守モード解除) # hvoraenable –a <userApplication>(監視再開)

Oracle に依存するリソースがある場合は、監視中断コマンドを使用した手順が使用できない場合があ ります。監視中断コマンドで Oracle リソースの監視を停止し、Oracle を手動で停止した際に、Oracle に依存するリソースが異常となる場合があるためです。

Oracle を手動で停止した場合に Oracle に依存するリソースが異常とならないか確認が必要です。

3.5.2 パッチ適用

Oracle PSR(Patch Set Release) など Oracle パッチの適用を行う場合、データベースをマウントす る必要性の有無に応じて、手順が異なります。 パッチ適用前後にデータベースをマウントする必要がない場合は、RMS を完全に停止した状態で、適 用を行ってください。パッチ適用前後にデータベースをマウントする必要がある場合は、以下のように userApplication を保守モードにした状態で、適用を行ってください。 1. 保守モード/監視中断 # hvutil –m on <userApplication>(保守モード) # hvoradisable –a <userApplication>(監視中断)

参照

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