今日のグループワーク
• 服の色が黒っぽい人 窓側
• 明るい色の人 通路側
• その他(黒っぽくはないけど、落ち着 いた色の服の人) 真ん中
・ 3~4 人のグループを作ってください。
・そろそろいろいろな方と、グループワ
ークをする練習をしては?
検証方法の考え方
自分のなぞ?
いろいろな分 析方法ならっ た…
結論
「どんななぞ」に対して、
「どのような実験・調査」をして
「どのような分析」をすればいい のか?
検証方法: NG と改善方法
• NG 例
• インフルエンザのワクチン(予防のための注射)
を 100 人の人が打った!
インフルエンザにかかった
20
人かからない
80
人効果がある/ないと
判断できない!
なぜ???
グループワーク
• なぜ、 NG なのか
・なぜか、お互いに意見を交換
・レポートは次のお題で書きます
(このグループワークの応用問
題です)。
対照実験!
効果あり?
どちらともいえない
!
かもしれない
かもしれない 決定的実験ではない!!
真理表とは
基本観察
基本観察と矛盾しない仮説 1基本観察と矛盾しない仮説
2基本観察と矛盾しない仮説 それぞれの仮説が正 3
しいとして、どんな 現象が観察されるか
(それぞれの仮説は基 本観察をもとに矛盾が ないように構築され ているので基本観察で は決着がつかない)
それぞれの仮説で予 想が違うことがあ れば、それでどの仮 説が“真理”でないか わかる
決定的実験
改善提案(真理表)
• ワクチンを打った 100 人
• 打たなかった 100 人
両方のインフル エンザの罹患率 を調べる
決定的実験 効果あり説 効果ない説 ワクチンを打
った人たちと ワクチンを打 たなかった人 たち
の罹患率を比 較する
ワクチンを打 った人たちの 方が罹患率が 低い
ワクチンを打 った人たちも
、打たなかっ た人たちも罹 患率に差なし
調査年度 人数 A 型 B 型 AB 型 O 型
80 2856 30.6 37.8 34.3 31.8 82 2930 33 35.6 36.1 39.1 86 2979 32.4 38.8 39.9 42.9 88 3001 35.9 45.1 37.1 42.9
JNN データバンク:無作為抽出によって選ばれ た 13 ~ 59 歳の日本人、 1 万人が対象
血液型別「物事にこだわらない」肯定率
どの年度で も A 型が一 番少ない!
問い: A 型の人は「物事にこだわる」人が多い のはなぜか?
医学的原因説: A 型の血液型のみが性格に影 響を与える。
A 型は体調を崩しやすい。そのため細部に注意 を払う、物事にこだわる性格となった。
これに対し、まったく違うモデルも提
唱されている。
ラベリング仮 説
回りから「彼 / 彼女は A 型だか ら、神経質」という目でみられ ることで、 A 型の人々は神経な アイデンティティやライフスタ イルを獲得する。
(参照:ピグマリオン効果)
真理表
実験
血液型占い を知らない 外国人を相 手に調査を 行う
ラベリング仮 医学的原因説 説
予想:外国人でも A 型の人は神経質 と言う結果が得ら れる。
(むしろ医学・栄 養・衛生環境の整 っていない国ほど
、 A 型は神経 質?)
予想:外国では A 型の人は神経 質と言う結果が 得られない。
(日本の血液型
占いの文化があ
まり伝播してい
ないところ)
現在の理解の程度に関する期待
• 真理表を作る練習は、社会理論と調査 法で!(決定的実験を考えるのが難し いかもしれないので)
• 自分で作れなくても、 NG 例は見破れ るようになろう(おかしいときがつけ ば、わかる人に聞くことができるが、
おかしいときがつきもしなければ、ダ
マされてしまう。この差は大きい)
もうひとつ理解して欲しいこと
• 仮説、プロセスが明確なことが 重要。なぜか?
• プロセスが不明確だと決定的実験
を考えられない!
今日のグループワークレポートネ
• 先ほどの「血液型 A 型の人は、物事にこだわ
タ
る」のはなぜかという問いに対して、医学原 因説とラベリング説という仮説を立てた事例 で。
• A 型で物事にこだわる人に「あなたが物事に こだわるのは、 A 型だからですか」とアンケ ートをとるのは決定的実験ではありません。
• なぜ決定的実験でないか、理由を考えてくだ さい。
グループワークについての点数に ついて
• 点数にこだわらない。
• コミックモーニング『天才柳沢教授の生活』
• 大学とは何か良くわかるマンガです。オスス メ。
• ある学生レポートを 1 週間遅れで提出
• 教授「 1 週間遅れていますよ。」
• 学生「これは、昨年のレポートです。 1 年考 えてやっと考えがまとまりました。」
• さて教授は?
考え続けることができるか
•
頭の回転の速さが重要ではない。•
何かを成し遂げる。~
「学校」の問題のよ うにすぐには解けない。考え続けることが できるかが重要。•
短期のレポートの成績が重要ではない。•
グループワーク、最後が配点高い。•
あとレポートで実力を発揮してください。•
いまはむしろ間違えることが大切。さてグループワークについて
• この仮説がどんな基本観察をもとにして
いるか考えよう(次ページへ)。
調査年度 人数 A 型 B 型 AB 型 O 型
80 2856 30.6 37.8 34.3 31.8 82 2930 33 35.6 36.1 39.1 86 2979 32.4 38.8 39.9 42.9 88 3001 35.9 45.1 37.1 42.9
JNN データバンク:無作為抽出によって選ばれ た 13 ~ 59 歳の日本人、 1 万人が対象
血液型別「物事にこだわらない」肯定率
どの年度で も A 型が一 番少ない!
さてグループワークについて
• この仮説がどんな基本観察をもとにしているか 考えよう(次ページへ)。
• そもそも例外はたくさんある。他の血液型より はこだわる人が多いということが基本観察
• 例外の事例をあげて議論を終えてしまうのは的 外れ。
• またいまは 2 つの仮説の場合で、決定的実験を 考えています(別の仮説を立てることも大切で すし、もっと仮説を立てないと実証できないけ ど、いまは別の問題)
まず一つ目
• 対照実験がない。
• 「 A 型」かつ「こだわりある人」が
80 %でも 90 %でも決定的実験ではない。
なぜなら…
対照実験!
効果あり?
どちらともいえない
!
かもしれない
かもしれない 決定的実験ではない!!
二つ目
• ラベリング
本人だって、原因なんてわからない
参照:少年犯罪~動機聞かれたって、本人わから ない。仕方がないので「ビデオ見た」とか「ゲーム やった」~原因とは限らない。
しかも、「 A 型だから物事にこだわりますか」
調査で、対象者を変えている可能性あり。
「基本観察の分布」が、ラベリング効果かどうか調べ ているのに、調査時点で対象者にラベル貼ってる。
真理表
• 真理表:それぞれの仮説が正しかったら
、対象者はどんな回答をするか考える。
• 予想される回答が仮説によって異なると き
• → 決定的実験
真理表
実験
「物事にこ だわるのは A 型だから ですか」
ラベリング仮 医学的原因説 説
予想:医学原因説 が正しければ…
本人の自覚は、ど んなものであって も良い。自覚して いないうちに物事 にこだわるように なっていることが 予想されるから。
予想:本人が自覚 していなくても、
周りのラベルで性 格が形成されると いう説なの
で、 No という意 見が多くても、仮 説否定されない
(参照:ピグマリ オン効果)
尺度構成の問題
• 「物事にこだわり度」の作成
• 直接「物事にこだわるのか」聞くのでは なく
• こだわる人の行動・意識の特性を調べて
、そのような行動を行なっているか、た くさん質問して尺度を作成
• これは社会理論と調査法で!
実際には
• わかりません!
• 『情報』の問題なので時代や地域によっ て異なる。
• 医学的原因説が正しければ、 80 年代より も血液型と性格の相関は見られなくなっ ているか。他の要因が健康に大きく影響
(成人病…気をつけよう…やせるぞ !! )
• ラベリング説がもし正しければ…
テレビすごいぞ
• 昨年から、今年に掛けて、各テレビ局で 血液型が性格に影響を与えるという番組 目白押し!
• 高視聴率をマーク
• もしラベリング説が正しいとしたら、 80
年代以上に性格に影響か
ラベリングはなくせるか
• 私たちが全知全能でないかぎり、なくな りません。
• 木登りの例
• 私たちは、頭の中にあるパラダイム(認 識図式)にしたがってモノを見る(人間 の情報処理の限界。すべては見れないか ら)。
• ではどうするか?
他者は鏡
• 人は自分を認識するのに、他者という鏡 を使うしかない。
• みんなゆがんだ鏡
• ではどうするか?
• いろいろな鏡を使っていろいろな自分を 見て見る。
• そのために「異質」を恐れずに出会うこ
とが大切(グループワークもその一環)
なぜ日本だけ、血液型?
• 仮説に過ぎないけど
• 戦後、さまざまな古い呪いから解き放た れた。
• 戦中の家柄・性別(まだ残っているけ ど)等
• 古い呪いがなくなった一億層中流の幻想
のハザマに血液型とか、占いとか、入り
込んだ。
情報文化学の必要性
• 「情報(物理法則以外の秩序原理一般。ルール・
慣習・法律・システム等)」のバイアス(偏見・
先入観)をぬぐうことはできない
• どんな「情報」のもとで、私たちはどうなるのか
?
• わからずに翻弄されずに「情報」の認知・評価・
行動にあたえる効果を知って、選択
• どんどん仮説を立て、検証→
• 難しいけど、難しいから情報文化学を学ぶ私たち のチカラが必要。
いま…
• とんでも調査多い。
• 実施するだけ。そして都合がいいように解釈。
• 調査だけでなく、結果を考えずに情報(ルール
・法律・システム等)作成する世の中
• 「情報」の影響が強くなったいまの世の中で何 が起きていて、私たちは何ができるのか
• 情報社会論で扱います。
• ここが「新潟(都市と農村の同居、国際的
…)」で、私の前にいるのが「皆さん」なら、
新しい新潟モデル可能です。