はじめに
財団法人情報処理相互運用技術協会(INTAP)のオープン分散処理委員会では、複雑化 した企業システムの相互運用性向上に寄与することを目標とし、ビューポイントの考え方 に基づく多角的な見方、そしてUML™(Unified Modeling Language)を用いた標準的仕 様記述方法、更にモデル駆動開発の適用、などを国際・業界標準に基づいて検討してきた。
この成果を踏まえ、2005年春に新たに設置されたINTAP オープンシステムモデリング 技術委員会では、昨今のエンタプライズアーキテクチャ(EA)に関する政府のイニシアテ ィブの一助となることを目指し、UMLに基づくEA記述の検討を行った。EAにおける、
ビジネス、データ、アプリケーション、テクノロジというアーキテクチャの分類は、従来 検討してきたビューポイントの考え方と非常に近いものであり、自然な流れとしてこれま での検討成果とUML 2.0仕様に基づくUML Profile(UMLをカスタム化するもの)を検 討することにした。更に、仕様を定義するだけでなく、いくつかのUMLツール用のProfile データを作成した。これらはINTAPのWebページからダウンロードして試すことが出来 る。もちろん、これらは試作レベルのものであると同時に、これらを使って作成した仕様 データの利用方法は、利用者側で考えて頂くことになる。
複雑化しているのは企業システムに限らない。標準も多様なものが存在し、どれを使え ばよいか迷うことが多々ある。そして同じ標準を実現する製品も多く存在するのが現実で ある。この報告では、標準として日本政府のエンタプライズアーキテクチャガイドライン とUML 2.0の二つ、そして製品としてUML 2.0対応UMLツール(3種類)、に限定し検 討を行った。この結果が、広範な標準仕様セットの一部、また広範なツールチェーンの一 部として、多少なりとも活用・参考にして貰えれば望外の喜びである。
オープンシステムモデリング技術委員会 委員長 田中 明
執筆者
委員長 田中 明 (株)日立製作所 委員 宮崎 比呂志 富士通(株) 委員 西沢 貴洋 日本電気(株)
委員 長瀬 嘉秀 (株)テクノロジックアート 委員 橋本 大輔 (株)テクノロジックアート
委員 手島 文彰 保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)
東芝メディカルシステムズ(株) 事務局 小島 富彦 (財)情報処理相互運用技術協会 事務局 横山 昌典 (財)情報処理相互運用技術協会 事務局 神原 顕文 (財)情報処理相互運用技術協会 事務局 田中 省三 (財)情報処理相互運用技術協会
目 次
第1章 概要... 1
1.1 日本版EA概要... 1
1.2 当委員会のアプローチ(UML Profile開発)... 1
1.3 その他の背景... 3
1.4 本Profileの利用方法... 5
第2章 UML Profile定義... 7
2.1 政策・業務体系Profiles ...11
2.1.1 業務説明書Profile ...11
2.1.2 機能構成図(DMM)Profile ...15
2.1.3 機能情報関連図(DFD)Profile...17
2.1.4 業務流れ図(WFA)Profile ...22
2.1.5 情報体系整理図Profile...28
2.2 データ体系Profile ...29
2.2.1 実体関連図Profile ...29
2.3 適用処理体系Profiles...33
2.3.1 情報システム関連図Profile...33
2.3.2 情報システム機能構成図Profile...37
2.4 技術体系Profiles...42
2.4.1 ネットワーク構成図Profile...42
2.4.2 ソフトウェア構成図Profile...48
2.4.3 ハードウェア構成図Profile...51
第3章 評価...55
付録...57
A1 日本版EAの各Metamodel ...58
A1.1 政策・業務体系...58
A1.1.1 業務説明書Metamodel ...58
A1.1.2 機能構成図(DMM)Metamodel ...59
A1.1.3 機能情報関連図(DFD)Metamodel ...60
A1.1.4 業務流れ図(WFA)Metamodel...61
A1.2 データ体系...62
A1.2.1 実体関連図Metamodel ...62
A1.3 適用処理体系...63
A1.3.1 情報システム関連図Metamodel...63
A1.3.2 情報システム機能構成図Metamodel...64
A1.4 技術体系...65
A1.4.1 ネットワーク構成図Metamodel...65
A1.4.2 ソフトウェア構成図Metamodel...66
A1.4.3 ハードウェア構成図Metamodel...67
A2 「RM-ODPとUML Profile for EDOCの適用ガイド」との関連...68
A2.1 対応関係...68
A2.2 仕様開発手順...68
A3 試作UML Profileデータ...70
A4 日英用語対応表...71
A5 文献・リファレンス...72
第 1章 概 要
第 1 章 概要
1.1 日本版EA概要 米国政府のEA活動
米国の連邦Enterprise Architecture(FEA)の解説ページ(*1)によると、FEAは米国 連邦政府を、市民を中心として考え、結果指向の、市場に基づいた政府に変換してゆくた めに、Office of Management and Budget(OMB)が開発を続けている、政府全般にわたるビ ジネスに基づく業務改革の枠組みである、とある。そして、FEA のための参照モデルが開 発されており、Performance Reference Model、Business Reference Model、Service Component Reference Model、Data Reference Model、Technology Reference Modelがあ る(*2)。
*1: http://www.whitehouse.gov/omb/egov/a-1-fea.html
*2: http://www.whitehouse.gov/omb/egov/a-2-EAModelsNEW2.html
日本政府のEA活動
日本における EA活動は、経済産業省の ITアソシエイト協議会報告書(*3)によると、
『平成15年から全府省で開始される業務・システム最適化計画(Enterprise Architecture :
「EA」)策定を支援するため「EA 策定ガイドライン」が作成された』とある。そして、
政府の電子政府推進のページ(*4)よると、『各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議は、
2004年6月14日、国の行政機関が扱う手続の96%のオンライン化など、これまでの進ち ょく状況を踏まえ、「電子政府構築計画」を改定しました。』とある。この電子政府推進 のページには幾つもの業務・システム最適化報告が掲載されており、着実に計画が遂行さ れていることが分かる。
*3: http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/itasociate/it.associate.htm
*4: http://www.e-gov.go.jp/doc/scheme.html
これら活動の成果の一つに、2005年2月2日各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議 報告として公開された「業務・システム最適化計画策定指針(ガイドライン)第 4 版」と いうものがある。このガイドラインは、政策・業務体系、データ体系、適用処理体系、技 術体系、という 4 つのカテゴリに分けて業務・システム最適化計画を記述してゆくという 指針が示されている。
1.2 当委員会のアプローチ(UML Profile開発)
INTAPでは、オープン分散処理委員会で3年間にわたり「RM-ODPとUML Profile for EDOCの適用ガイド」開発を行ってきた。この活動では、国際標準のRM-ODPから、ビュ
Enterprise、Information、Computational、Engineering、
Technologyという標準ビューポイントを、またOMG公開仕様のUML Profile for EDOC を利用することで、複雑な企業システムのクリーンな仕様記述とMDA的な仕様開発プロセ スを検討してきた。
この経験を活かし、本年度はオープンシステムモデリング技術委員会を設置し、EAの分 野を対象に、より多くの人々が日本のEAを実践出来るようにUMLのProfileを開発する こととした。ツールとしては、2005年の夏に経済産業省のEAポータル(*5)でEAツー ルが公開された。これに加え、各種のツールが存在するUMLでも同様な記述ができるよう になれば、更にEA人口が増加するだろう、と期待し本報告を公開することとした。
*5: http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/ea/index.html
なおEAの成果物(本報告の場合は各種UMLモデル)は、基本的には調達側の要求仕様 を記述したものであり、出来上がった要求仕様に基づきベンダやITコンサルタントなどが 調達側の意図を確認しながら更に要求仕様の詳細化を行いシステム開発につなげてゆく。
EAの成果物に基づく詳細化過程では、本報告で規定したUML Profile だけでなく、他の UML Profileや各種ツールが利用されると想定している。
報告書の構成
本報告書は次のような構成となっている。第 1 章では、主に文章により全般的な説明を 行う。第2章では、体系ごとにUML Profileの定義と記述例を掲載する。第3章はまとめ の章とする。付録として、UML Profile定義の背景にあるメタモデル、RM-ODPとUML Profile for EDOCの適用ガイドとの関連、UML Profile試作データダウンロード情報、参 考文献リストなどを掲載する。
本報告書におけるUML Profile規定項目
UML Profileについてここで簡単に説明する。UML言語は基本的に汎用を目指したモデ
リング言語であり、個々の特別な分野についてはUML言語を拡張することで対応するとい う考え方で設計されている。このUML言語拡張メカニズムがUML Profileと呼ばれるも のである。標準のUMLモデル要素に対し、特別な意味、属性、操作を与えたり、制約を与 えたりし、ステレオタイプというユーザ定義のモデル要素を定義出来る。
本報告のUML Profile規定では次の項目について書くようにした。
1) Stereotype名称
ユーザ定義モデル要素の名前 2) ベースクラス
ユーザ定義モデル要素がベースにする標準UMLモデル要素
3) 属性(旧タグ値)
ユーザ定義モデル要素に付加する属性 4) 制約事項
ユーザ定義モデル要素が受ける制約 5) 記法
ユーザ定義モデル要素をUML図の中で表現する場合の記法 6) リファレンス
ユーザ定義モデル要素の、①業務・システム最適化計画策定指針(ガイドライン)で の出現箇所、②UML Superstructure仕様での出現箇所(ベースクラスについて)
業務・システム最適化計画策定指針(ガイドライン)では4種類の体系が出てくるため、
この体系に分け、またその中に現れるダイアグラムの種類に分けて、上のUML Profile規 定を記述した。
2章には記述していない特記事項が一つある。それは、ガイドラインの情報体系に含まれ る「データ定義表」である。これはUML図にするより本来の表形式のままの方が良いとの 判断により対応するUML Profile作成を止めることとした。
また、体系ごとの概念の一覧とそれらの間の関連をまとめたメタモデルは、規定という より「当委員会メンバの理解」を表すものとして、参考情報として本文ではなく付録に収 録することとした。
1.3 その他の背景
UMLの標準化を行っているObject Management Group(OMG)では、UMLを利用し た各種の標準化活動を行っている。本報告と関連の深そうな標準化活動には次のようなも のがある。
・ Model Driven Architecture(MDA)Initiative
・ UML 2.0 (Infrastructure, Superstructure)
・ Government Domain Special Interest Groupでこれから始まる予定のUML Profile for Federal Enterprise Architecture
・ Systems Engineering Domain Task Forceが推進しているUML Profile for DODAF/MODAF(軍関係のEA)
・ UML Profile for EDOC(特に、Business Process Profile、Entity Profile、Event Profile、
Component Collaboration Architectureの各要素)
・ Business Modeling and Integration Domain Task Forceで標準化が推進されている Business Process Definition Metamodel、Business Semantics of Business Rules、
Business Motivation Modelなど
本報告書作成時点では、まだ参考にできるEA関連のUML Profile標準が完成していな かったため、委員会独自にUML Profile を作成した。しかし、OMG がEA対応の UML
Profile 標準を開発し公開するようになれば、本報告書にもフィードバックをかけることに
なる。
また、本委員会の昨年度までの活動でベースとしてきた ISO/IEC と ITU-T の Use of UML for ODP system specifications プロジェクトの中間成果物(現在 2nd Committee Draft)も参考にすると共に、本報告書成果の一部をインプットした。
ベース文書
本報告書のUML Profile作成にあたりベースとした文書は次の二つである。
・ 業務・システム最適化計画策定指針(ガイドライン)第4版
・ UML 2.0 Superstructure Specification
まず、業務・システム最適化計画策定指針(ガイドライン)第4版はUML Profile作成 のための要求条件を記述した文書として利用した。そして、UML仕様はOMGの公開して いるUML 2.0 Superstructure Specificationを用いた。
「業務・システム最適化計画策定指針」の規定するダイアグラムとUML Profileで想定す るUML図一覧
「業務・システム最適化計画策定指針」では下表にあるような各種用途別のダイアグラ ムの作成を推奨している。UML ProfileはUML要素を拡張することで、UML図を使って UML標準以上の意味を持った仕様・モデルを記述することを可能にする。以下に、指針で 推奨されているダイアグラムを UML のどのダイアグラムを使って表現するかを表形式で 整理する。各 Profileの説明を読む場合、また実際に Profile データを使ってモデルを作成 する場合(付録A3参照)、この対応表を利用し適切なUML図を作成頂きたい。
表1.1 ガイドライン・ダイアグラムとUML図の対応 ガイドライン・ダイアグラム 区分 UML図
目的 コメント
機能 コメント
業務説明書(BD)
管理運用体制 オブジェクト図 分析 ユースケース図 機能構成図(DMM)
機能 クラス図
全体 コミュニケーション図 機能情報関連図(DFD)
詳細 アクティビティ図 業務流れ図(WFA) − アクティビティ図
情報体系整理図(DO) クラス図
実体関連図(ER) クラス図
データ定義表 −(UML図にしない)
情報システム関連図(SR) コンポーネント図
分析 ユースケース図
情報システム機能構成図(SF)
機能 コンポーネント図
ネットワーク構成図(NW) 配置図
ソフトウェア構成図(SW) 配置図
ハードウェア構成図(HW) 配置図
1.4 本Profileの利用方法
本Profileを利用するということは、実際にUMLツールを使って「業務・システム最適
化計画策定指針」にある各種ダイアグラムを作成する、ということになる。そして、その 作成した仕様に基づいてシステム開発を行うことが次のステップに控えているが、開発作 業は本報告書の範囲外となるため触れないこととする。
本Profileの利用者は次のような方と思われる。
1) 「業務・システム最適化計画策定指針」及びUMLに精通している方
・ 本UML Profileをすぐに利用可能。手持ちのUMLツール次第で、次の二つの選択肢
がある。
・ 本報告書の付録A3のデータが利用できる方(対象としたUMLツールを利用されてい る方)は、対応するProfileデータをダウンロードしUMLツールに組み込み、利用下 さい。
・ 上記データが利用できない方は、手持ちのUMLツールでUML Profileをユーザ定義 で与えることが出来ることが前提となるが、本文のUML Profile定義に基づいて手持 ちのUMLツール用にUML Profileデータを作成することで同じことが可能となる。
2) 「業務・システム最適化計画策定指針」は良く知っているが、UMLは余りご存知でな い方
・ 最初にUMLに慣れる必要があるため、市販のUML解説書(出来ればUML 2.0を扱 ったもの)などを利用し、基本的な知識を習得して下さい。
・ その後は、1)と同じ利用方法となる。
3) UMLは良く知っているが、「業務・システム最適化計画策定指針」は余りご存じでな い方
・ 最初にEnterprise Architectureと「業務・システム最適化計画策定指針」について少 し習得して頂く必要がある。1.1にあげたURLなどを参考にし、Enterprise
Architectureの基本的な考え方と「業務・システム最適化計画策定指針」の理解を深
めて下さい。
・ その後は、1)と同じ利用方法となる。
このようにして作成したUMLモデルのデータは、将来XMLに基づく標準形式(XMI)
を利用し、UML ツール間でモデルデータの交換・加工や、MDA的にコード生成に利用す る、というような活用が期待できる。
これ以外に、UMLツールに組み込んで使うのではなく、UML Profileの規定内容だけを 見る方もおられるかもしれない。実際に使われる場合も、このような読み方をする場合で も、「これはおかしい」とか「こうした方が良い」というようなご意見・ご要望が出てく ると思われる。そのような場合には、是非INTAPの窓口まで連絡を頂きたい。委員会で検 討し、改訂の機会があれば反映したいと考えている。
第 2章 UML Profile 定 義
第 2 章 UML Profile 定義
本章では具体的なUML Profile定義を示す。定義の順序は、「業務・システム最適化計 画策定指針(ガイドライン)」(以後ガイドラインと略す)で規定されているダイアグラ ムの出現順序に従って次の通りとした。
・ 政策・業務体系Profiles
¾ 業務説明書Profile
¾ 機能構成図(DMM)Profile
¾ 機能情報関連図(DFD)Profile
¾ 業務流れ図(WFA)Profile
¾ 情報体系整理図Profile
・ データ体系Profile
¾ 実体関連図Profile
・ 適用処理体系Profiles
¾ 情報システム関連図Profile
¾ 情報システム機能構成図Profile
・ 技術体系 Profiles
¾ ネットワーク構成図Profile
¾ ソフトウェア構成図Profile
¾ ハードウェア構成図Profile
備考)データ定義表はUML表現しないためこのリストに含まれない。
各々のProfile定義では、
・ 主要概念:各Profileで対象とする概念のリスト
・ Profile定義
¾ 要素ごとに次のような形式で記述する
表2.1 ステレオタイプ定義形式
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
参照:①ガイドラインXX章の第YY項、②UML Superstructure clause 番号 適用例(記法)
¾ Stereotype名称はステレオタイプの名前を示す。
¾ UML Base Classはメタクラスのことを意味する。
¾ 属性はTagged Valueと呼ばれていたものを意味する。
¾ 制約はこのステレオタイプの持つ制約条件。
¾ 記法はUMLのどの記法を用いて表現するかを意味する(本報告書では新たなアイ コン定義は行わない)。
¾ 参照は、ガイドラインのどこに現れる概念か、Base ClassはUML Superstructure 文書のどこに規定されているか、を記述する。
¾ 適用例は個々の記法を使った例と全体的な例のいずれかを示す。
・ Profile定義サマリについて
¾ UMLのクラス図を使い、規定するステレオタイプごとにBase Classを明確にす る。
¾ Base Classが複数ある場合は、複数のUML図でそのステレオタイプを利用する
という意味である。例えば、ステレオタイプXのBase ClassがUseCaseと Componentだとすると、UseCase図とComponent図の二つの図を用いて仕様を 記述する、ということを意味する。
このProfileを組み込んだUMLツールを利用し、業務・システム最適化計画策定指針に
基づいた仕様(UML モデル)記述を行って頂くと、次のような構造を持った文書(UML モデルの集まり)を作成することになる。
ネッ ト ワーク 構成図 Package ソ フ ト ウェ ア構成図 Package ハード ウェ ア構成図 Package 技術体系 Package
実体関連図 Package データ 体系 Package 業務説明書 Package
機能構成図 Package
機能情報関連図 Package
業務流れ図 Package
情報体系整理図 Package 政策・ 業務体系 Package
情報システム機能構成図 Package 情報システム関連図 Package 適用処理体系 Package 日本版EAモデルパッ ケージ
図2.1 日本版EAモデルパッケージ構造
または、次のような構造を持った文書となる。
・ 政策・業務
¾ 業務説明
¾ 機能構成
¾ 機能情報関連
¾ 業務の流れ
¾ 情報体系整理
・ データ
¾ 実体関連
・ 適用処理
¾ 情報システム関連
¾ 情報システム機能構成
・ 技術
¾ ネットワーク構成
¾ ソフトウェア構成
¾ ハードウェア構成
それでは、次の章から各Profile定義とその記述・適用例を順に説明して行く。
2.1 政策・業務体系Profiles 2.1.1 業務説明書Profile 1) 主要概念
(ア) 府省政策 (イ) 業務目的 (ウ) 業務機能 (エ) 管理運用体制
なお、概念間の関連他については付録A1.1.1のメタモデル図を参照 2) Profile要素
z 府省政策
表2.2 府省政策ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
府省政策 Comment N/A N/A UML Comment 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の1項、②UML Superstructure 7.3.9
適用例
府省政策
○○○省では、 △△△に基づいた業務を行う
図2.2 府省政策記述例 z 業務目的
表2.3 業務目的ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
業務目的 Comment N/A N/A UML Comment 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の1項、②UML Superstructure 7.3.9
適用例
業務目的
○○○システムでは、 各府省で実施する△△△及び×××に係わる 一連の事務を処理し 、 人的コ スト の削減と 書類の紛失などを防止する。
また、 各種データ は電子媒体への保存を行い、 保管コ スト を削減する。
業務説明書( 目的) サンプル
図2.3 業務目的記述例
z 業務機能
表2.4 業務機能ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
業務機能 Comment N/A N/A UML Comment 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の1項、②UML Superstructure 7.3.9
適用例
業務・ システム最適化計画策定指針 P2 2 「 業務説明書」
業務機能
○○○システムでは以下の一連の事務を処理する
・ □□□申請等の処理
・ △△の徴収
・ ××に係わる監督
・ □□の管理、
・ □×の障害防止
・ 技術計算
・ 統計作成
・ 電子情報提供等の△△△及び×××に係わる業務 業務説明書( 機能) サンプル
図2.4 業務機能記述例 z 管理運用体制
表2.5 管理運用体制ステレオタイプ
Stereotype 名 称
UML Base Class 属性 制約 記法
管理運用体制 InstanceSpecification
(Class) N/A N/A UML
InstanceSpecification (Class)
参照:①ガイドライン 2 章(1)①及び別添 1 の 1 項、②UML Superstructure 7.3.22、③ Organization Structure Metamodel Joint Submission(bmi/05-12-02, OMG)
※③は管理運用体制をモデル化する際の基本構造として参照している。
適用例
管理運用体制 課長 : OrgPosition
図2.5 管理運用体制記述例(1)
管理運用体制
×× ×× : Person 業務・ システム最適化計画策定指針
P2 3 「 管理・ 運用体制図」
管理運用体制
△△課 : OrgUnit
管理運用体制 課長 : OrgPosition
管理運用体制 情報システム管理者 : OrgPosition
管理運用体制 統括担当 : OrgPosition
管理運用体制 課長補佐 : OrgPosition
管理運用体制
×× ×× : Person
管理運用体制 開発企画担当 : OrgPosition
管理運用体制
×× ×× : Person 管理運用体制
開発企画係長 : OrgPosition
管理運用体制 調達担当 : OrgPosition
管理運用体制
調達係長 : OrgPosition 管理運用体制
×× ×× : Person
管理運用体制
×× ×× : Person 管理運用体制
調達係 : OrgPosition
管理運用体制 運用統括担当 : OrgPosition
管理運用体制
×× ×× : Person 管理運用体制
課長補佐 : OrgPosition 管理運用体制
○○局 : OrgUnit
管理運用体制 : OrgRelationships
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment
管理運用体制 : OrgAssignment 管理・ 運用体制図サンプル
図2.6 管理運用体制記述例(2)
※各管理運用体制(InstanceSpecification)のクラス名は、前述した参照③にあるメタモデ ルで定義されている。
3) 業務説明書 Profile定義サマリ
stereotype 業務機能 stereotype 業務目的 stereotype 府省政策 metaclass
Comment
stereotype 管理運用体制 metaclass
InstanceSpecification 業務説明書
図2.7 業務説明書Profile
2.1.2 機能構成図(DMM)Profile 1) 主要概念
(ア) 業務機能
なお、概念間の関連他については付録A1.1.2のメタモデル図を参照 2) Profile要素
z 業務機能
表2.6 業務機能ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
Usecase N/A N/A UML Usecase
業務機能
Class N/A N/A UML Class
参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の2項、②UML Superstructure 16.3.6及び7.3.7 適用例
業務機能 文書管理
業務機能 文書管理
図2.8 業務機能記述例(1)
業務機能 文書管理 業務・ システム最適化計画策定指針 P2 5 「 機能構成図( DMM) 」
業務機能 文書受付
include
業務機能 文書作成
業務機能 決済・ 供覧
業務機能 管理簿作成
業務機能 施行・ 発送
業務機能 保存期間延長
業務機能 移管
業務機能 廃棄 include
include include
include
include
include
include
業務機能 鑑作成
業務機能 起案
業務機能 決済
業務機能 決済文書件名簿登録
業務機能 文書保存 include
include include
include
include 細分化できる機能が最大8 個であるこ と をユースケースの制約と し て記述する
( ステレオタ イプ「 業務機能」 の制約)
階層0 階層1
業務機能 申請 include
業務機能 審査 include
階層2 機能構成図( DMM) 1
図2.9 業務機能記述例(2)
業務・ システム最適化計画策定指針 P2 5 「 機能構成図( DMM) 」
業務機能 文書管理
業務機能 文書受付
業務機能 文書作成
業務機能 廃棄 業務機能
移管 業務機能 保存期間延長
業務機能 施行・ 発送
業務機能 管理簿作成 業務機能 決済・ 供覧
業務機能 鑑作成
業務機能 起案
業務機能 決済
業務機能 決済文書件名簿登録
業務機能 文書保存
業務機能 審査 業務機能
申請 階層2 階層1
階層0 機能構成図( DMM) 2
図2.10 業務機能記述例(3) 3) 機能構成図(DMM)Profile定義サマリ
stereotype 業務機能 metaclass
Class
metaclass Usecase DMM
図2.11 機能構成図Profile
2.1.3 機能情報関連図(DFD)Profile 1) 主要概念
(ア) 業務機能 (イ) 情報流通 (ウ) 滞留状態 (エ) 外部環境 (オ) 境界
なお、概念間の関連他については付録A1.1.3のメタモデル図を参照 2) Profile要素
z 業務機能
表2.7 業務機能ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
Lifeline N/A N/A UML Lifeline
業務機能
Action N/A N/A UML Action
参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の2項、②UML Superstructure 14.3.19及び 11.3.3
適用例
業務機能計画 業務機能受付
図2.12 業務機能記述例
z 情報流通
表2.8 情報流通ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
Message N/A N/A UML Message
情報流通
ObjectNode N/A N/A UML
ObjectNode 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の2項、②UML Superstructure 14.3.20及び
12.3.38 適用例
利用情報 情報流通
図2.13 情報流通記述例
z 滞留状態
表2.9 滞留状態ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
Lifeline N/A N/A UML Lifeline
滞留状態
DataStoreNode N/A N/A UML DataStoreNode 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の2項、②UML Superstructure 14.3.19及び
12.3.21 適用例
滞留状態 行政目標フ ァ イル
図2.14 滞留状態記述例
z 外部環境
表2.10 外部環境ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
外部環境 Lifeline N/A N/A UML Lifeline 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の2項、②UML Superstructure 14.3.19
適用例
外部環境総務省
図2.15 外部環境記述例
z 境界
表2.11 境界ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
境界 Package N/A N/A UML Package
参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の2項、②UML Superstructure 7.3.37
オーバービュー表示用機能情報関連図(例)
〜省境界
外部環境 財務省 外部環境
省内各課室
外部環境
内閣府 滞留状態
行政目標フ ァ イル 業務機能
計画
人事評価業務機能 情報流通 役職別人数結果
情報流通
行政目標 行政目標 情報流通
改正規制掲載依頼 改正規制掲載依頼
情報流通
要求項目
要求項目 機構定員&定数改定 情報流通
機構定員&定数改定
人事評価業務機能 情報流通
結果 行政目標 業務・ システム最適化計画策定指針
P3 「 機能情報関連図」 の一部
情報流通
情報流通 DFD( 全体)
sd
図2.16 機能情報関連図記述例(1)
詳細表示用機能情報関連図(例)
福利厚生施設の利用を反映し た給与支払い処理
業務機能受付
給与支払業務機能 天引情報情報流通
滞留状態 行政目標フ ァ イル 利用情報情報流通
申請情報 給与明細
業務・ システム最適化計画策定指針 P2 7 「 機能情報関連図」
申請情報 給与明細
DFD
図2.17 機能情報関連図記述例(2)
DFDにおける情報流通(文書など)の状態遷移(例)
稟議書を作成する業務機能
稟議書 情報流通 [ 作成済]
稟議書を提出する業務機能
稟議書 情報流通 [ 提出済]
稟議書を審査する業務機能
稟議書 情報流通 [ 審査済]
審査結果を確認 する 業務機能 稟議書の申請
作成済 稟議書を作成する
提出済 審査済
稟議書を提出する 稟議書を審査する
DFD̲statemachine̲sample
DFD:稟議書を申請する(アクティビティ図)
「情報流通:稟議書」のステートマシン(ステートマシン図)
図2.18 機能情報関連図記述例(3)
なお、情報流通の状態遷移を表現する場合には、表 2.8 に UML Base Class として StateMachineを指定したエントリを追加する。
3) 機能情報関連図(DFD) Profile定義サマリ
stereotype 外部環境 stereotype 業務機能
stereotype 滞留状態
stereotype 情報流通 stereotype
境界
metaclass StateMachine
metaclass Message
metaclass Action metaclass
Lifeline
metaclass ObjectNode
metaclass DataStoreNode metaclass
Package
図2.19 機能情報関連図Profile
2.1.4 業務流れ図(WFA)Profile 1) 主要概念
(ア) 業務フロー (イ) レーン (ウ) 手作業
(エ) コンピュータ処理 (オ) 確認
(カ) 保管
(キ) コンピュータ画面 (ク) 帳票
(ケ) コンピュータファイル (コ) 端子
なお、概念間の関連他については付録A1.1.4のメタモデル図を参照 2) Profile要素
z 業務フロー
表2.12 業務フローステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
業務フロー Activity N/A N/A UML Activity 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 12.3.4
適用例
業務フ ローA
図2.20 業務フロー記述例
z レーン
表2.13 レーンステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
レーン Activity
partition N/A N/A UML Activity
partition 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 12.3.10
適用例
民間企業/他府省
図2.21 レーン記述例 z 手作業
表2.14 手作業ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
手作業 Action N/A N/A UML Action
参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 11.3.3 適用例
手作業テスト
図2.22 手作業記述例 z コンピュータ処理
表2.15 コンピュータ処理ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
コンピュータ処理 Action N/A N/A UML Action 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 11.3.3
適用例
コ ンピュ ータ 処理登録
図2.23 コンピュータ処理記述例
z 確認
表2.16 確認ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
確認 Action N/A N/A UML Action
参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 11.3.3
適用例
受講確認登録確認
図2.24 確認記述例 z 保管
表2.17 保管ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
保管 Action N/A N/A UML Action
参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 11.3.3 適用例
保管保管
図2.25 保管記述例 z コンピュータ画面
表2.18 コンピュータ画面ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
コンピュータ画面 Action N/A N/A UML Action 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 11.3.3
適用例
受講確認登録 コ ンピュータ 画面
図2.26 コンピュータ画面記述例
z 帳票
表2.19 帳票ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
帳票 ObjectNode N/A N/A UML
ObjectNode
適用例
テスト 結果 帳票
図2.27 帳票記述例 z コンピュータファイル
表2.20 コンピュータファイルステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base Class 属性 制約 記法
コンピュータファイル DataStoreNode N/A N/A UML DataStoreNode 参照:①ガイドライン2章(1)①及び別添1の3項、②UML Superstructure 12.3.21 適用例
コ ンピュ ータ フ ァ イル 人事記録
図2.28 コンピュータファイル記述例
z 端子
UMLには文書のページに相当する概念が無いため、ページのまたがりをつなぐ役割を持 つ端子に相当するStereotypeは定めない。構造化により対応頂きたい。
人事システム 研修担当部署
省内各課室
○○省職員 民間企業/他府省
コ ンピュ ータ フ ァ イル 研修募集フ ァ イル コ ンピュ ータ 画面参加申込
コ ンピュータ 画面参加申込
受講者募集 コ ンピュ ータ 画面
受講確認登録確認
コ ンピュ ータ フ ァ イル 受講者フ ァ イル
コ ンピュ ータ フ ァ イル 人事記録 受講者リ スト
帳票
テスト 結果 帳票
受講者リ スト 作成コ ンピュ ータ 処理
テスト 結果登録 コ ンピュ ータ 画面
コ ンピュータ 処理登録 手作業受講
テスト 手作業
アンケート 記入 コ ンピュ ータ 画面
アンケート 分析 コ ンピュータ 処理
保管保管
研修募集情報
参加者確認 コ ンピュ ータ 画面
研修募集情報
コ ンピュ ータ フ ァ イル テスト 結果 業務・ システム最適化計画策定指針
P4 「 業務流れ図」
WFA
図2.29 業務流れ図記述例
3) 業務流れ図(WFA)Profile定義サマリ
stereotype レーン
stereotype 業務フ ロー
stereotype 手作業
stereotype コ ンピュータ フ ァ イル stereotype
コ ンピュータ 処理 stereotype
保管
stereotype 帳票 stereotype
コ ンピュータ 画面
stereotype 確認 metaclass
Action
metaclass ObjectNode
metaclass DataStoreNode
metaclass Activity metaclass ActivityPartition
図2.30 業務流れ図Profile
2.1.5 情報体系整理図Profile
UML2.0 Superstructure 7章と同様。ただし、ガイドラインの規定(別添1の4項:情 報体系整理図の②)に従い、主要概念は以下のものだけに限定する。
1) 主要概念
(ア) 集合体(クラス)
(イ) 抽象化
(ウ) 関連(リレーションシップ)
2) Profile要素
特に規定無し(UML仕様通り)
2.2 データ体系Profile 2.2.1 実体関連図Profile 1) 主要概念
(ア) 対象情報(エンティティ)
(イ) 属性(アトリビュート)
(ウ) キー(プライマリキー、フォーリンキー)
(エ) 関連(リレーションシップ)
(オ) 抽象化
なお、概念間の関連他については付録A1.2.1を参照 2) Profile要素
z 対象情報
表2.21 対象情報ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
対象情報 Class N/A N/A Class 参照:①ガイドライン2章(2)①及び別添1の5項、②UML 2.0 Superstructure 7.3.7 適用例
対象情報 対象情報名
図2.31 対象情報記述例
z 属性
表2.22 属性ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
属性 Property N/A N/A Property
参照:①ガイドライン2章(2)①及び別添1の5項、②UML 2.0 Superstructure 7.3.44 適用例
対象情報 対象情報名 属性 + 属性名
図2.32 属性記述例
z プライマリキー及びフォーリンキー
表2.23 キーステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
プライマリキー フォーリンキー
Property N/A N/A Property
参照:①ガイドライン2章(2)①及び別添1の5項、②UML 2.0 Superstructure 7.3.44 適用例
対象情報 対象情報名 プラ イマリ キー - 属性1 フ ォ ーリ ンキー - 属性2 - 属性3
図2.33 キー記述例 z 関連
表2.24 関連ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
関連 Association N/A N/A Association
参照:①ガイドライン2章(2)①及び別添1の5項、②UML 2.0 Superstructure 7.3.3 適用例
対象情報 実体B 関連
1 *
対象情報 実体A
図2.34 関連記述例 z 抽象化
表2.25 抽象化ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
抽象化 Generalization N/A N/A Generalization
参照:①ガイドライン2章(2)①及び別添1の5項、②UML 2.0 Superstructure 7.3.20
適用例
対象情報 実体A
対象情報 実体B
抽象化
図2.35 抽象化記述例 3) 実体関連図Profile定義サマリ
stereotype 関連
stereotype 属性
stereotype 抽象化 stereotype 対象情報 metaclass
Class
metaclass Association
metaclass Generalization
metaclass Property
stereotype プラ イマリ ーキー
stereotype フ ォーリ ンキー
図2.36 実体関連図Profile
適用例題図
対象情報 制令
プラ イマリ キー - 条例番号 フ ォ ーリ ンキー - 文書ID
抽象化 関連
1
* 対象情報 行政文書 プラ イマリ キー - 文書ID
- 担当者 - 内容
対象情報 行政処置 フ ォ ーリ ンキー - 文書ID
- 内容
対象情報 内閣府令
対象情報 省令 抽象化 関連
1 *
実体関連図サンプル
図2.37 実体関連図記述例
2.3 適用処理体系Profiles
2.3.1 情報システム関連図Profile 1) 主要概念
(ア) 情報システム (イ) 境界
(ウ) 情報
なお、概念間の関連他については付録A1.3.1のメタモデル図を参照 2) Profile要素
z 情報システム
表2.26 情報システムステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
情報システム Component +個人情報:String + 重 要 性 分 類:String
+機密性:String +完全性:String +可用性:String
N/A UML Component
参照:①ガイドライン2章(3)①及び別添1の7項、②「情報セキュリティポリシーに関す るガイドライン」(平成12年7月18日情報セキュリティ対策推進会議決定)
URL:http://www.kantei.go.jp/jp/it/security/taisaku/guideline.html ③UML Superstructure 8.3.1
適用例
図2.38 情報システム記述例
z 境界
表2.27 境界ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
境界 Package N/A N/A UML Package
参照:①ガイドライン2章(3)①及び別添1の7項、②UML Superstructure 7.3.37
適用例
図2.39 境界記述例 z 情報
表2.28 情報ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
情報 Interface +個人情報:String
+ 重 要 性 分 類:String
+機密性:String +完全性:String +可用性:String
N/A UML Interface
参照:①ガイドライン2章(3)①及び別添1の7項、②「情報セキュリティポリシーに関す るガイドライン」(平成12年7月18日情報セキュリティ対策推進会議決定)
URL:http://www.kantei.go.jp/jp/it/security/taisaku/guideline.html ③UML Superstructure 7.3.24
適用例
図2.40 情報記述例
情報 個人情報=" 有"
重要性分類=" II"
機密性=" II"
完全性=" II"
可用性=" III"
情報システム 共済システム
情報システム 検索DB( システム)
情報システム 人事システム
情報システム 給与システム
情報システム アカウント DB( システム)
情報 職員移動情報 情報
職員データ
情報 給与実態調査データ 情報
基礎届け情報
情報 振込み情報 境界
△△院のシステム
情報システム 振込先銀行のシステム
情報システム 人事院のシステム 情報システム
○○庁のシステム 情報システム 連合会のシステム 情報システム 個人情報=" 有"
重要性分類=" Ⅱ"
機密性=" Ⅱ"
完全性=" Ⅱ"
可用性=" Ⅲ"
情報 個人情報=" 有"
重要性分類=" II"
機密性=" II"
完全性=" II"
可用性=" III"
情報 標準報酬情報 情報システム関連図サンプル
図2.41 情報システム関連図記述例
補足
・ 情報システム間のインタラクションを表現したい場合には、関与する情報システム(の 役割)をライフラインに割り付けたUMLシーケンス図を用い記述することが出来る。
但し、業務・システム最適化計画策定指針にこのようなインタラクションを記述する 場合の規定は無い。
情報システム 連合会システム
情報システム 共済システム
1 : 職員標準報酬要求( 職員レベル) 情報
2 : 職員標準報酬回答( ̲ ) 情報 情報システム間インタ ラク ショ ン sd
図2.42 情報システム間インタラクション記述例
なお、情報システム間のインタラクションを表現する場合には、表2.26にUML Base Class としてLifelineを指定したエントリを追加する。
3) 情報システム関連図Profile定義サマリ
metaclass Component
stereotype 情報システム + 個人情報 : String + 重要性分類 : String + 機密性 : String + 完全性 : String + 可用性 : String
metaclass Package
metaclass Interface
stereotype 境界
stereotype 情報 + 個人情報 : String + 重要性分類 : String + 機密性 : String + 完全性 : String + 可用性 : String
metaclass Lifeline
metaclass Message 情報システム関連図
図2.43 情報システム関連図Profile
2.3.2 情報システム機能構成図Profile 1) 主要概念
(ア) 情報システム (イ) システム機能
なお、概念間の関連他については付録A1.3.2のメタモデル図を参照 2) Profile要素
z 情報システム
表2.29 情報システムステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
Classifier N/A N/A UML
Classifier(Subject) 情報システム
Component N/A N/A UML Component
参照:①ガイドライン2章(3)②及び別添1の8項、②UML Superstructure 16.3.2 & 8.3.1
※ UseCaseを使ってシステム機能を表現する場合はClassifierを、Componentを使って システム機能を表現する場合はComponentをそれぞれ使用する。
※ Componentを使用する場合は、情報システム関連図の Profile で定義された<<情報シ ステム>>を使用する。ここでは情報システムに2つのProfile定義があることを説明す るためにあえてComponentの定義を再掲している。
適用例
図2.44 情報システム記述例
z システム機能
表2.30 システム機能ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
UseCase +参照・更新パタ
ーン:String
N/A UML UseCase
システム機能
Component +参照・更新パタ ーン:String
N/A UML Component
参照:①ガイドライン2章(3)②及び別添1の8項、②UML Superstructure 16.3.6 & 8.3.1
※参照・更新パターンのとりうる値には"参照系"、"更新系"、"未確定"がある。
適用例
図2.45 システム機能記述例
システム機能 異動辞令の作成を支援する
システム機能 異動起案の作成を支援する
システム機能 流れ図作成を支援する include
include
include
システム機能 アンケート 調査の 内容、 結果の管理
を行う システム機能 異動候補者選定を支援する include
include include
システム機能 データ 作成支援を行う include
システム機能 帳票出力を行う include
システム機能 職員情報を汎用的
に検索する システム機能 各職員から の申請 情報の認定、 管理
を行う include
システム機能 個人申請情報管理
システム機能 情報検索機能
システム機能 人事異動支援
システム機能 履歴情報を管理する include
システム機能 職員基本情報管理
システム機能 現在情報を管理する include
include
システム機能 個人属性を管理する 情報システム
人事システム
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
情報システム機能構成図サンプル( ユースケース図)
図2.46 情報システム機能構成図記述例(1)
システム機能 異動候補者選定を支援する
システム機能 流れ図作成を支援する
システム機能 異動起案の作成を支援する
システム機能 異動辞令の作成を支援する
システム機能
アンケート 調査の内容、 結果の管理を行う システム機能
人事異動支援 システム機能 教員情報を汎用的に検索する
システム機能 帳票出力を行う システム機能 データ 作成支援を行う
システム機能 情報検索機能
システム機能
各職員から の申請情報の認定、 管理を行う システム機能
個人申請情報管理 システム機能 履歴情報を管理する
システム機能 現在情報を管理する
システム機能 個人属性を管理する
システム機能 職員基本情報管理
情報システム 人事システム
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 更新"
システム機能 参照・ 更新パタ ーン=" 参照"
情報システム機能構成図サンプル( コ ンポーネント 図)
2.47 情報システム機能構成図記述例(2)
補足
・ システム機能間のインタラクションを表現したい場合には、関与するシステム機能(の 役割)をライフラインに割り付けたUMLシーケンス図を用い記述することが出来る。
但し、業務・システム最適化計画策定指針にこのようなインタラクションを記述する 場合の規定は無い。
システム機能
人事システムコントローラ システム機能
職員基本情報管理 システム機能
個人属性管理
システム機能
現在情報管理 システム機能
職員情報検索 システム機能
参照更新パターン=" 未確定"
システム機能 参照更新パターン=" 更新"
システム機能 参照更新パターン=" 参照"
1 : 職員情報登録
2 : 職員属性新規追加
3 : 属性追加完了( ̲ )
4 : 登録済み職員情報検索
5 : 検索結果報告(̲ )
6 : 職員現在情報新規追加
7 : 職員情報更新報告( ̲ ) 8 : 職員登録結果報告( ̲ )
情報システム機能要素間インタラクション sd
図2.48 情報システム機能間インタラクション記述例
なお、システム機能間のインタラクションを表現する場合には、表2.29にUML Base Class としてLifelineを指定したエントリを追加する。
3) 情報システム機能構成図 Profile定義サマリ
stereotype システム機能 + 参照・更新パターン : String
metaclass Usecase metaclass
Component
stereotype 情報システム metaclass
Classifier
metaclass Lifeline 情報システム機能構成図
図2.49 情報システム機能構成図 Profile
2.4 技術体系Profiles
2.4.1 ネットワーク構成図Profile 1) 主要概念
(ア) 組織 (イ) 所在地
(ウ) 大型コンピュータ (エ) サーバ
(オ) 端末 (カ) プリンタ (キ) 通信機器
(ク) セキュリティ機器 (ケ) ネットワーク (コ) その他ネットワーク
なお、概念間の関連他については付録A1.4.1のメタモデル図を参照
2) Profile要素 z 組織
表2.31 組織ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
組織 Node N/A N/A UML Node
参照:①ガイドライン2章(4)①及び別添1の9項、②UML Superstructure 10.3.11 適用例
図2.50 組織記述例 z 所在地
表2.32 所在地ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base Class
属性 制約 記法
所在地 Node N/A N/A UML Node
参照:①ガイドライン2章(4)①及び別添1の9項、②UML Superstructure 10.3.11
適用例
図2.51 所在地記述例 z 大型コンピュータ
表2.33 大型コンピュータステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
大型コンピュータ Node N/A N/A UML Node 参照:①ガイドライン2章(4)①及び別添1の9項、②UML Superstructure 10.3.11
適用例
図2.52 大型コンピュータ記述例
z サーバ
表2.34 サーバステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
サーバ Node N/A N/A UML Node
参照:①ガイドライン2章(4)①及び別添1の9項、②UML Superstructure 10.3.11 適用例
図2.53 サーバ記述例 z 端末
表2.35 端末ステレオタイプ
Stereotype名称 UML Base
Class 属性 制約 記法
端末 Node N/A N/A UML Node