財団法人 全国中小企業取引振興協会
化支援Q
クラウド サービスの活用 投資・
コストの最適化 ビジネスブログ、
ツイッタ-、モバ イル端末の活用
化の相談、
研修、専門家派遣
化の 情報提供サイト
投資の 金融・税制
平成 年度
26 問 26 答
中小企業への
クラウドサービス、 等の活用、 投資の最適化
23 年度中小企業へのIT化支援Q&A
26問 26 答財団法人全国中小企業取引振興協会
は じ め に
(財)全国中小企業取引振興協会は、平成 年 月に(財)全国中小企業情 報化促進センター( )と組織統合を行いました。 今後、当財団は、これまで が行ってきました中小企業の情報化の促進に関する各種事業を、引き続き推進 して参ります。この 資料は、その事業の一環としての情報提供です。
さて、わが国経済は、リーマンショックや東日本大震災の影響からようやく立 ち直りを見せていましたが、最近のユーロ圏での財政・金融不安による影響が懸 念されます。
しかし、こうした状況にあっても、 は日新月歩です。特に最近は、ブログ やツイッタ-などのソーシャルメディアが、ビジネス分野よりむしろ消費生活に おいて急速に普及しています。また、クラウドコンピューティングの進展も中小 企業の 活用のあり方に大きな影響を及ぼします。
中小企業はこのような 化の進展に積極的に対応していくことが必要です。
しかし、 ベンダーへのお任せではなく、中小企業者が主体的に 投資計画を 検討・作成し、その成果を評価していくことが大切です。そして、この過程で各 種支援機関のノウハウ・情報などを積極的に活用することが有効です。
このような状況をふまえて、この資料では、次の内容を紹介しています。
部……上記のように特に最近急速に普及している各種ソーシャルメディア およびモバイル端末を、マーケティングなどのビジネスの現場でどの ように活用したらよいか。さらに、クラウドコンピューティングサー ビス、特に の活用について。
2部…… 経営を実現するのに必要な 投資・コストの最適化、すなわち、
投資に見合った効果を上げるには、どのように コストを変動費化 し、省電力 機器を導入し、サーバの統合を行ったらよいか。さら に、 投資効果の把握・評価方法について。
3部……上記内容を実行していくうえで、情報、ノウハウ、資金面で制約 が大きい中小企業の皆様が活用できる 化に関する相談、専門家派 遣、情報提供、さらに、金融・税制などの各種支援制度について。
情報化支援機関や中小企業の皆様に、参考として頂ければ幸いです。
平成 4年 月
(財)全国中小企業取引振興協会
1.ビジネスブログ、ツイッタ-、モバイル端末の活用 ···
2ソーシャルメディアはビジネスに有効か?
··· 2
ブログをビジネスに活用するには? ··· 7
フェイスブック(Facebook)のビジネスへの活用は?
··· 10
モバイル端末のビジネスへの活用は? ··· 13
2.クラウドによるサービスの活用
··· 16J-SaaS
によるサービスを活用するには? ···
16J-SaaS
以外の
ASP/SaaSを活用するには?
··· 21SaaS
などのサービスベンダ選定のチェックリストは? ···
23IT
コスト負担の実態は、どうなっているか? ··· 26
IT
コストを変動費化するには? ··· 29
省エネ型オフィス機器を選択・活用するには?
···32 「サーバの統合やストレージシステム」導入の効果は? ··· 35
IT
投資効果の把握・評価方法は?
··· 371.IT 化の相談、研修、専門家派遣など ···
46IT
化に関する相談、研修、専門家派遣を受けたいときは?
··· 46
「IT 経営応援隊」とは、何ですか? ··· 48
社内に
CIO(情報化担当役員)を育成したいときは? ··· 49 Q5Q6 Q7
Q8 Q9
Q12 Q10 Q11 Q1 Q2
Q4 Q3
目 次
1部 ソーシャルメディア・クラウドサービスの活用
Q13 Q14 Q15
2部 IT 投資・コストの最適化
3部 IT 化支援制度のご案内
2.IT化に関する情報提供サイト ··· 51
「IT 経営ポータル」とは、何ですか? ··· 51
IT
化に向けての経営者の行動指針は? ··· 53
IT
の活用度合いを客観的に把握するには? ··· 54
「IT 経営ガイド」とは、何ですか? ··· 56
「J-Net21」とは、何ですか? ··· 57
情報セキュリティ・個人情報管理に関する情報提供サイトは?
··· 583.IT投資の金融・税制など ··· 60
情報化(IT 活用)投資を行うときの金融支援は? ···
60
小規模企業者が
IT化設備導入資金を無利子で借りたいときは? ···· 62
小規模企業者が
IT化設備を割賦販売(リース)で導入したいときは? · 64
IT化の設備投資を行った場合の税制支援は? ··· 66
リース制度活用のメリットは?(参考) ··· 69
Q21
Q17 Q16
Q19 Q18
Q20
Q23
Q25 Q22
Q26 Q24
≪編集・執筆者などの紹介≫
次の方に執筆をお願い
Q9,16,1718··高島 利尚 氏 (中小企業診断士・ITコーディネータ)
Q1,2,3 ···㈱ドモドモコーポレーション 代表取締役 遠田 幹雄 氏 いたしました。
(中小企業診断士・ITコーディネータ)
Q4 ··· ITC愛媛 藤田 茂俊 氏 (ITコーディネータ)
Q11 ···矢野 英治 氏 (中小企業診断士・ITコーディネータ)
上記以外は、国、中小企業基盤整備機構、日本政策金融公庫など関係機関の ホームページ、その他多くの資料を参考とさせて頂いて、事務局が取りまと めました。
(事務局:小林 明子・松本 繁人)
ソーシャルメディア・クラウドサービスの活用
J-SaaS
ブログ ツイッター ソーシャル
メディア
サービスベン ダ選定
モバイル端末
フェイスブック
1 部
ビジネスへの 活用
2.IT化に関する情報提供サイト ··· 51
「IT 経営ポータル」とは、何ですか? ··· 51
IT
化に向けての経営者の行動指針は? ··· 53
IT
の活用度合いを客観的に把握するには? ··· 54
「IT 経営ガイド」とは、何ですか? ··· 56
「J-Net21」とは、何ですか? ··· 57
情報セキュリティ・個人情報管理に関する情報提供サイトは?
··· 583.IT投資の金融・税制など ··· 60
情報化(IT 活用)投資を行うときの金融支援は? ···
60
小規模企業者が
IT化設備導入資金を無利子で借りたいときは? ···· 62
小規模企業者が
IT化設備を割賦販売(リース)で導入したいときは? · 64
IT化の設備投資を行った場合の税制支援は? ··· 66
リース制度活用のメリットは?(参考) ··· 69
Q21
Q17 Q16
Q19 Q18
Q20
Q23
Q25 Q22
Q26 Q24
≪編集・執筆者などの紹介≫
次の方に執筆をお願い
Q9,16,1718··高島 利尚 氏 (中小企業診断士・ITコーディネータ)
Q1,2,3 ···㈱ドモドモコーポレーション 代表取締役 遠田 幹雄 氏 いたしました。
(中小企業診断士・ITコーディネータ)
Q4 ··· ITC愛媛 藤田 茂俊 氏 (ITコーディネータ)
Q11 ···矢野 英治 氏 (中小企業診断士・ITコーディネータ)
上記以外は、国、中小企業基盤整備機構、日本政策金融公庫など関係機関の ホームページ、その他多くの資料を参考とさせて頂いて、事務局が取りまと めました。
(事務局:小林 明子・松本 繁人)
「ソーシャルメディア」とは、利用する生活者自身が情報を発信しコミュニ ティを形成していくメディアのことで、「マスメディア」の反対語です。個人が 発信する情報がインターネットを介して不特定多数の利用者に対して公開さ れ、閲覧した利用者はレスポンスを返すことができる仕組になっています。
実は「ソーシャルメディア」と呼ばれるWebサービスは多様で、ブログ一般 を始め、ツイッター、フェイスブック、ミクシィなどのソーシャルネットワー キングサービス(SNS)を含んだ総称とされています。
この「ソーシャルメディア」のビジネス活用が、ここ最近話題になっていま す。うまく使えばビジネスにとても有効ですが、一方で使い方を間違えると逆 効果になる可能性もあります。
ソーシャルメディアがここまで大きく取り上げられる理由は、利用する生活者のマインドが大きく 変化したことがあげられます。
マスメディアは、そもそも「1対多」で伝える情報が中心であり、少数のメディアから大衆に向け た情報伝達方法です。そのため情報内容は概要的で画一的なため、多様なニーズを持つ生活者にとっ て必ずしも必要な情報とは限りません。
若者を中心としたテレビ離れ・新聞離れが進み、携帯電話やスマートフォンでのインターネット利 用が増えています。もはや「脱マスメディア」と言っても過言ではない状況です。
インターネットと検索エンジンの普及により、必要な時に欲しい情報を検索により探せば、かなり 正確な情報が得られるようになってきています。最新ニュースは、テレビや新聞よりもインターネッ トの方が早く詳細であることが増えています。
スマートフォンの利用拡大は、その傾向に拍車をかけています。いつでもどこでもインターネット を活用できる環境になった現在では、マスメディアの情報よりも、インターネットからの情報を優先 する生活者も増えています。
➊ 生活者のメディアへの対応が大きく変化
❷ インターネット利用の進展
ビジネスブログ、ツイッタ-、モバイル端末の活用 1
Q1 ソーシャルメディアはビジネスに有効か?
(1)ソーシャルメディアのメリット・デメリット
A
3
図表
1インターネットショッピングの利用状況の推移
(出典)総務省「情報通信白書」(平成23年)
広告媒体としてのマスメディアは、 「告知」するという効果は今でも十分に持ってります。しかし、
生活者が商品やサービスに興味を持ち、購入するかどうかという意思決定に関わるときの媒体はイン ターネットに変わりつつあります。
生活者は、自分が興味を持った商品やサービスなどについて、検索エンジンで検索したり、ソーシ ャルメディアでの口コミを見たりして調べた上で、購入するかどうかや、来店するかどうかを意思決 定することが増えています。
図表
2インターネットショッピングにおける購買プロセスの変化
(出典)総務省「情報通信白書」(平成23年)
❸ モノを買うときの意思決定媒体としてのインターネット
平成22年には15歳以上の国民の3分の1である 36.5%がインターネットショッピングを利用
インターネットに特有の購買プロセスが生まれてきたとされる
(万人)
2
「ソーシャルメディア」とは、利用する生活者自身が情報を発信しコミュニ ティを形成していくメディアのことで、「マスメディア」の反対語です。個人が 発信する情報がインターネットを介して不特定多数の利用者に対して公開さ れ、閲覧した利用者はレスポンスを返すことができる仕組になっています。
実は「ソーシャルメディア」と呼ばれるWebサービスは多様で、ブログ一般 を始め、ツイッター、フェイスブック、ミクシィなどのソーシャルネットワー キングサービス(SNS)を含んだ総称とされています。
この「ソーシャルメディア」のビジネス活用が、ここ最近話題になっていま す。うまく使えばビジネスにとても有効ですが、一方で使い方を間違えると逆 効果になる可能性もあります。
ソーシャルメディアがここまで大きく取り上げられる理由は、利用する生活者のマインドが大きく 変化したことがあげられます。
マスメディアは、そもそも「1対多」で伝える情報が中心であり、少数のメディアから大衆に向け た情報伝達方法です。そのため情報内容は概要的で画一的なため、多様なニーズを持つ生活者にとっ て必ずしも必要な情報とは限りません。
若者を中心としたテレビ離れ・新聞離れが進み、携帯電話やスマートフォンでのインターネット利 用が増えています。もはや「脱マスメディア」と言っても過言ではない状況です。
インターネットと検索エンジンの普及により、必要な時に欲しい情報を検索により探せば、かなり 正確な情報が得られるようになってきています。最新ニュースは、テレビや新聞よりもインターネッ トの方が早く詳細であることが増えています。
スマートフォンの利用拡大は、その傾向に拍車をかけています。いつでもどこでもインターネット を活用できる環境になった現在では、マスメディアの情報よりも、インターネットからの情報を優先 する生活者も増えています。
➊ 生活者のメディアへの対応が大きく変化
❷ インターネット利用の進展
ビジネスブログ、ツイッタ-、モバイル端末の活用 1
Q1 ソーシャルメディアはビジネスに有効か?
(1)ソーシャルメディアのメリット・デメリット
A
生活者が購買に関わる意思決定をするときには、インターネットのどのようなサービスを使うので しょうか。購入したい商品が性能やスペック重視の場合は、検索したり「価格ドットコム」を見たり して決めるでしょう。また、購入した商品が飲食やサービスなどの場合は、同様のサービスを体験し た生活者の「口コミ」をブログなどのソーシャルメディアで探すでしょう。
これは、どちらかではなく、どちらも必要です。
図表
3インターネットショッピングの利用実態(購入スタイル)
(出典)総務省「情報通信白書」(平成23年)
(経済産業省「平成22年度電子商取引に関する市場調査」により作成
特に中小企業にとって重要なのは「人」です。泥沼の価格競争に陥らないためにも、価格以外の魅 力を訴求する必要があります。生活者も価格だけが購買の理由ではありません。 「助言」や「相談」を 求めて来店する場合もありますし、なにより「この人から買いたい」と、人の魅力で来店してくれる こともあります。
このように魅力を訴求できるのが「人」であれば、
Web上でも「人の魅力」や「人間関係」を表 現することが重要です。そして、それができるのが、ソーシャルメディアなのです。
ソーシャルメディアと呼ばれるものには、一般的なブログを始め、フェイスブック、ツイッター、
ミクシーなどがあります。最近では、グーグルプラスやリンクトインなども日本語でのサービスが始 まり、ソーシャルメディアの世界も多様なサービスが混在する状況になっています。
ここでは、代表的なソーシャルメディアと企業のホームページとの関係について説明します。
❹ 検索エンジンとソーシャルメディア
❺ この人から買いたいと思われることが重要成功要因
(2)ソーシャルメディアの種別と特徴
検索して購入する購入スタイルが上位を占めている
5
企業のホームページとブログとフェイスブックはそれぞれの特徴がありますので、その特徴を生か す使い方をするのがポイントです。どれかひとつだけを運営すれば
OKと考えるよりも、3つとも使 いこなすことで
Webでの集客効果は格段に向上します。
図表
4現在利用しているソーシャルメディアの種類
(出典)総務省「次世代ICT社会の実現がもたらす可能性に関する調査」(平成23年)
企業の「ホームページ」と「ブログ」と「フェイスブック」の種別による、ビジネス活用の特徴と 効果を比較してみます。
1)企業のホームページ
企業のホームページは、そもそもビジネスが目的です。ですから商品やサービスの訴求にはもっと も効果があります。インターネット通販をしたり、見込客にサンプル請求をしてもらったり、予約を 受け付けたり、など、直接ビジネスに直結するサービスを展開することができます。
しかし、企業のホームページは、商品やサービスが前面に出る分、ブログやフェイスブックに比較 すると、日常会話的な情報や人物像に関する情報を自然に表現することが難しい媒体です。また、制 作を外注していたり、 専用ソフトを使っていて担当者しか扱えなかったりするなど、 更新がしにくく、
更新頻度もあまり高くないことが多いです。
2)ブログ
ブログは、逆にヒトケを出すのが得意です。日記風の記事で通用するため、特定の担当者でなくて も書くことができますので、 「社長ブログ」や「スタッフ日記」など、書き手も選びません。更新も
IDと
PWでログインすればできるので簡単です。ただし、無料ブログと独自ドメインを使ったビジネス ブログは、かなり性質も違いますので注意が必要です。
3)フェイスブック
フェイスブックはブログ以上にヒトケを出すことが可能です。パソコンでもスマートフォンでも携 帯電話でも簡単に更新できるのも魅力的です。スピーチではなくおしゃべりのように気軽に書けるの がよい点です。さらにフェイスブックページというビジネス活用も
OKなブログのようなサービスも あるので、個人アカウントと使い分けることで、その効果もさらに向上します。
➊ Web の種類と効果
SNS、ブログ、Twitterは利用者の半数以上が利用
4
生活者が購買に関わる意思決定をするときには、インターネットのどのようなサービスを使うので しょうか。購入したい商品が性能やスペック重視の場合は、検索したり「価格ドットコム」を見たり して決めるでしょう。また、購入した商品が飲食やサービスなどの場合は、同様のサービスを体験し た生活者の「口コミ」をブログなどのソーシャルメディアで探すでしょう。
これは、どちらかではなく、どちらも必要です。
図表
3インターネットショッピングの利用実態(購入スタイル)
(出典)総務省「情報通信白書」(平成23年)
(経済産業省「平成22年度電子商取引に関する市場調査」により作成
特に中小企業にとって重要なのは「人」です。泥沼の価格競争に陥らないためにも、価格以外の魅 力を訴求する必要があります。生活者も価格だけが購買の理由ではありません。 「助言」や「相談」を 求めて来店する場合もありますし、なにより「この人から買いたい」と、人の魅力で来店してくれる こともあります。
このように魅力を訴求できるのが「人」であれば、Web 上でも「人の魅力」や「人間関係」を表 現することが重要です。そして、それができるのが、ソーシャルメディアなのです。
ソーシャルメディアと呼ばれるものには、一般的なブログを始め、フェイスブック、ツイッター、
ミクシーなどがあります。最近では、グーグルプラスやリンクトインなども日本語でのサービスが始 まり、ソーシャルメディアの世界も多様なサービスが混在する状況になっています。
ここでは、代表的なソーシャルメディアと企業のホームページとの関係について説明します。
❹ 検索エンジンとソーシャルメディア
❺ この人から買いたいと思われることが重要成功要因
(2)ソーシャルメディアの種別と特徴
検索して購入する購入スタイルが上位を占めている
企業の「ホームページ」と「ブログ」と「フェイスブック」の種別による、ビジネス活用の特徴と 効果を一覧表にすると、おおむね以下のようになります。
図表
5 Webの種別/効果
商品の訴求 SEO効果 友好関係 ヒトケを出す 更新しやすさ
企業のホームページ ◎ ○ × ○ ×
ビジネス ブログ
独自ドメインブログ ○ ○ ○ ◎ ○
無料ブログ △ △ △ △ ○
フェイス ブック
個人アカウント × × ◎ ◎ ◎
フェイスブックページ △ △ ○ △ ○
前述のように、3つの
Web媒体はそれぞれの特徴があるので使い分けると有効です。被リンクが
SEO効果を発揮することを考慮すると、
Webの3階層活用が企業にとって重要です。
Web
の3階層モデルとは、役割に応じて3つの階層ごとに
Web媒体を配置する考え方です。
「親階層」は、 通販や問合せなどの成果を求める
Webサイトです。
「子階層」は、 更新頻度も高く
SEO効果を発揮しやすいのでビジネスブログを配置します。
「孫階層」は、 ヒトケを演出しやすく更新頻度が高いフェイスブックなどのソーシャルメディアを 配置します。
図表
6 Web活用の
3階層モデル(親・子・孫)
❷ Web の3階層活用モデル
成果 メインのWebサイト
ビジネスブログ
ツイッター フェイスブック 親
子
孫
スピーチ(フォーマル)
おしゃべり(日常・高頻度)
リンク
7
「ブログ」は、簡易型日記で個人向けというイメージが強いですが、そもそ もブログとは、更新が簡単でSEO効果(検索エンジンでの上位表示)も高く、
企業としても利用しやすいホームページ管理システムです。
ブログは、ヤフーやライブドアなどのWebサービス業者が提供している「個 人向けブログ」と、ビジネスでの利用を前提とした「企業向けブログ」に分け ることができ、「企業向けブログ」のほうは「ビジネスブログ」と呼ばれていま す。
ビジネスブログは、文字通り「ビジネス」としての目的を持っており、「問合 せをしてもらう」「資料請求やサンプル請求をしてもらう」「通販サイトに誘導 する」などの販促効果を発揮することができます。
ブログの最大のメリットは、SEO(Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)効果が 高いページを容易に作成し更新できることです。ブログは、内部のしくみが検索エンジンとの親和性 が高いように設計・構築されています。また、検索エンジンは「トピックサーチ」といって、キーワ ードそのものではなく「自然な文章」を検索対象にしています。ですから、自然な文章で書くブログ は
SEO効果が高いのです。記事数増加にほぼ比例して
SEO効果が発揮されていきますので、記事 を書き続けていけば日に日にアクセス増加が見込めます。
洋服屋、家具屋、ケーキ屋さんにしても、文章のプロではありませんので文章のうまいへたはあま り気にすることはありません。それより、プロである本業のことで、お客様のことを思って真剣に書 く文章はものすごく伝わるものです。本業のプロが書くので、臨場感がありますし、その人の人柄も にじみ出てきます。
それに、毎日記事を書けば、文章もどんどん上手になっていくものです。あまり
SEO対策のこと は気にしなくても、内容を充実し日々更新することに集中すればよいことが大きなメリットです。
独自ドメインを「Yahoo!JAPAN」の例で説明すると、URL の「http://www.yahoo.co.jp」の うち「yahoo.co.jp」の部分を独自ドメインといいます。独自ドメインには「.com」や「.jp」などの 種類がいくつかありますが、いずれにしても世界で唯一のアドレスであるという特徴があります。
そのため、独自ドメインには、信用性が高まること、SEO 効果が高まることなどのメリットがあり ます。
➊ ブログの最大のメリットはSEO効果
❷ ブログは独自ドメインにしたほうが有効
Q2 ブログをビジネスに活用するには?
(1)ビジネスブログのメリット・デメリット
A
6
企業の「ホームページ」と「ブログ」と「フェイスブック」の種別による、ビジネス活用の特徴と 効果を一覧表にすると、おおむね以下のようになります。
図表
5 Webの種別/効果
商品の訴求 SEO効果 友好関係 ヒトケを出す 更新しやすさ
企業のホームページ ◎ ○ × ○ ×
ビジネス ブログ
独自ドメインブログ ○ ○ ○ ◎ ○
無料ブログ △ △ △ △ ○
フェイス ブック
個人アカウント × × ◎ ◎ ◎
フェイスブックページ △ △ ○ △ ○
前述のように、3つの
Web媒体はそれぞれの特徴があるので使い分けると有効です。被リンクが
SEO効果を発揮することを考慮すると、Web の3階層活用が企業にとって重要です。
Web
の3階層モデルとは、役割に応じて3つの階層ごとに
Web媒体を配置する考え方です。
「親階層」は、 通販や問合せなどの成果を求める
Webサイトです。
「子階層」は、 更新頻度も高く
SEO効果を発揮しやすいのでビジネスブログを配置します。
「孫階層」は、 ヒトケを演出しやすく更新頻度が高いフェイスブックなどのソーシャルメディアを 配置します。
図表
6 Web活用の
3階層モデル(親・子・孫)
❷ Web の3階層活用モデル
成果 メインのWebサイト
ビジネスブログ
ツイッター フェイスブック 親
子
孫
スピーチ(フォーマル)
おしゃべり(日常・高頻度)
リンク
特に
SEO効果は独自ドメインごとに評価されますので、独自の情報を提供するビジネスブログの 場合は独自ドメインのほうが有効です。
SEO
効果を高めるためにも、ビジネスブログは独自ドメインで運用するほうがメリットが大きい です。
無料ブログは
SEO効果が限定的です。無料のヤフーブログの例で説明すると、URL は
「http://blogs.yahoo.co.jp/****」となります。
(「****」の部分が個人ブログとして設定できる部分です。)多数の利用者が同じドメイン「blogs.yahoo.co.jp」を使ってブログを書いているため、検索エン ジンからの評価は限定的です。 同じヤフーブログで、 同様のテーマを扱うブログが多数ある場合には、
自分のブログが検索結果にまったく表示されないかもしれないというリスクがあります。
たとえば、ヤフーで「日本酒」というキーワードで検索した場合の例で紹介しましょう。
検索結果画面に、他人のヤフーブログの記事が上位表示されている状態のときに、「日本酒」のことを書い ていた自分のブログはまったく検索結果に表示されない場合があります。これは検索エンジンのひとまとめ効 果とも言われますが、同じドメインの中から検索結果に表示される記事は数件程度しか表示されないという特 徴があるからです。
個人の日記風ブログの場合は、ヤフー、ライブドア、アメブロなどの
Webサービス業者が提供し ている無料ブログを使うことが多いですが、ビジネスブログは原則として無料ブログを使わないほう がいいでしょう。無料ブログは、広告表示されたり、カスタマイズ制限があったり、独自ドメインが 使えないなど、SEO 効果も弱く、ビジネスとして継続的に使うには不向きだからです。
たとえば、自分がテーマにしているキーワードに関連した広告が勝手に表示されることで、せっかくブログ を見てくれた人が広告のほうをクリックしてアクセスが外部に流れてしまったらもったいないですね。せっか く多数の記事を書いても、ビジネスブログとしての効果が限定的なのでは、続けるモチベーションの持続も難 しくなりますので、無料ブログは避けたほうがよいでしょう。
レンタルサーバの利用料がかなり安くなっており、ビジネスブログとの相性もいいので活用を検討 しましょう。ビジネスブログとして定評があるブログシステムのムーバブルタイプ無料版
(MTOS)やワードプレスを簡単にインストールして始めることができます。しかも大容量で、
10GB程度以上 と十分ですし、独自ドメイン取得もできるレンタルサーバ契約が年間1万円内外で利用できるレンタ ルサーバも増えています。
具体的には、さくらインターネット、ロリポップ、サーバ・カウボーイなどがこのような条件に適合してお り、他にも多様なレンタルサーバのサービスがありますので、自分が気に入ったレンタルサーバを探してみる といいでしょう。
❸ 独自ドメインでない無料ブログはSEO効果が限定的
❹ 無料ブログはビジネスブログとしてはデメリットが多い
❺ ブログには安価なレンタルサーバを活用する
❻ ビジネスブログを提供するWebサービス業者
9
レンタルサーバ契約やムーバブルタイプのインストールなどは簡単になったとはいえ、一般の利用 者には敷居が高く及び腰になる人も多いでしょう。もっとビジネスブログをスタートしやすい方法と しては、Web サービス業者が提供しているブログシステムを利用する方法があります。
この方法ですと、インストールや
FTP操作などの煩わしい作業部分がまったくなく、Web サービ スに
IDとパスワードでログインするだけで利用開始できます。とにかく使ってみたいという方には おすすめの方法です。
無料ブログの上位サービスとして有料コースが用意されているのが、ライブドアやココログなどの大手ブログ サービス会社です。一方、最初からビジネスブログを意識した有料サービスとしては、「タイプパッド」や「み んビズ」などがあります。
とくに「みんビズ」は2011年秋から始まったサービスで、Webサービス最大手のグーグルが運営し、中小 企業基盤整備機構も推奨していますので安心です。企業サイトとブログの両方を簡単に始めることができるシス テムです。また、スマートフォンや携帯電話などとの相性もよく、自動的にパソコンやスマートフォンにあわせ て画面を最適化する機能を標準でもっていますし、問合せメールフォームや買い物かごも装備されています。
基本的には、独自ドメインが使えて、ある程度自由にカスタマイズができることがビジネスブログ の条件になります。
Webサービス業者が提供しているブログサービスの中には、広告非表示で独自ド メインが使えてカスタマイズがかなりできる有料サービスを提供しているところもあります。
■ レンタルサーバを利用したビジネスブログ
独自ドメインも契約できるレンタルサーバ会社です。
ムーバブルタイプ
(MTOS)やワードプレスなどの定評あるブログシステムをインストールしてビジ ネスブログとして使います。
さくらインターネット http://www.sakura.ne.jp/
ロリポップ http://lolipop.jp/
サーバ・カウボーイ http://server-cowboy.jp/
※ 他にも多数のレンタルサーバ会社がありますが、年間利用料金は1万円内外をひとつの目安にしましょう。
■
Webサービス業者の提供するビジネスブログ
用意されたブログシステムを
IDと
PWでログインしてすぐにスタートできる
Webサービスです。
Web
会社により管理画面がかなり違いますが、オンラインマニュアルなどが整備されています。
タイプパッド http://www.typepad.jp/
ココログ http://www.cocolog-nifty.com/ (有料のプランを選択します)
ライブドア http://blog.livedoor.com/ (有料のプランを選択します)
みんビズ http://www.minbiz.jp/ (最初の1年は無料で利用できます)
※ 年間利用料金は、2万円程度以内を目安にするといいでしょう。
(2)ビジネスブログとして利用できるサービス
8
特に
SEO効果は独自ドメインごとに評価されますので、独自の情報を提供するビジネスブログの 場合は独自ドメインのほうが有効です。
SEO
効果を高めるためにも、ビジネスブログは独自ドメインで運用するほうがメリットが大きい です。
無料ブログは
SEO効果が限定的です。無料のヤフーブログの例で説明すると、URL は
「http://blogs.yahoo.co.jp/****」となります。
(「****」の部分が個人ブログとして設定できる部分です。)多数の利用者が同じドメイン「blogs.yahoo.co.jp」を使ってブログを書いているため、検索エン ジンからの評価は限定的です。 同じヤフーブログで、 同様のテーマを扱うブログが多数ある場合には、
自分のブログが検索結果にまったく表示されないかもしれないというリスクがあります。
たとえば、ヤフーで「日本酒」というキーワードで検索した場合の例で紹介しましょう。
検索結果画面に、他人のヤフーブログの記事が上位表示されている状態のときに、「日本酒」のことを書い ていた自分のブログはまったく検索結果に表示されない場合があります。これは検索エンジンのひとまとめ効 果とも言われますが、同じドメインの中から検索結果に表示される記事は数件程度しか表示されないという特 徴があるからです。
個人の日記風ブログの場合は、ヤフー、ライブドア、アメブロなどの
Webサービス業者が提供し ている無料ブログを使うことが多いですが、ビジネスブログは原則として無料ブログを使わないほう がいいでしょう。無料ブログは、広告表示されたり、カスタマイズ制限があったり、独自ドメインが 使えないなど、SEO 効果も弱く、ビジネスとして継続的に使うには不向きだからです。
たとえば、自分がテーマにしているキーワードに関連した広告が勝手に表示されることで、せっかくブログ を見てくれた人が広告のほうをクリックしてアクセスが外部に流れてしまったらもったいないですね。せっか く多数の記事を書いても、ビジネスブログとしての効果が限定的なのでは、続けるモチベーションの持続も難 しくなりますので、無料ブログは避けたほうがよいでしょう。
レンタルサーバの利用料がかなり安くなっており、ビジネスブログとの相性もいいので活用を検討 しましょう。ビジネスブログとして定評があるブログシステムのムーバブルタイプ無料版
(MTOS)やワードプレスを簡単にインストールして始めることができます。しかも大容量で、
10GB程度以上 と十分ですし、独自ドメイン取得もできるレンタルサーバ契約が年間1万円内外で利用できるレンタ ルサーバも増えています。
具体的には、さくらインターネット、ロリポップ、サーバ・カウボーイなどがこのような条件に適合してお り、他にも多様なレンタルサーバのサービスがありますので、自分が気に入ったレンタルサーバを探してみる といいでしょう。
❸ 独自ドメインでない無料ブログはSEO効果が限定的
❹ 無料ブログはビジネスブログとしてはデメリットが多い
❺ ブログには安価なレンタルサーバを活用する
❻ ビジネスブログを提供するWebサービス業者
「フェイスブック」は、ソーシャルメディアと呼ばれているWebサービスの ひとつで、一人ひとりの生活者が気軽に自由に情報発信者(メディア)になっ て、共感する人たちと瞬時につながることができる可能性を秘めているメディ アです。日本では2010年にツイッター利用者が爆発的に増加し、ソーシャルメ ディア革命と呼ばれるくらいの社会現象になりました。
フェイスブックはツイッターよりもはるかに多い利用者がいて、ヤフーやグ ーグルよりも利用されている世界で一番使われているWebサービスです。
すでに、ソーシャルメディアとしては世界NO.1のフェイスブックですが、ビ ジネスとしての利用法はまだ確立されていない点も多く存在することは確かで す。うまく活用すればビジネスへの波及効果は大きいですが、使い方を間違う と逆効果になる可能性もありますので注意が必要です。
なんといってもフェイスブックは世界で一番使われているソーシャルメディアで、利用者は
2011年
9月に8億人を超えました。しかし、日本ではフェイスブックの普及が遅れています。2010 年 に入ってから利用者が急増し、夏ころには
1,000万人を超えました。
しかし、すでに先行するツイッターやミクシィの利用者は、それぞれ
2,000万人以上いますので、
まだまだ差があります。
フェイスブックは、実名登録と本人の顔写真や実社会でのプロフィールの登録が義務づけられてい ることが他の
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と違う大きな特徴になっています。この実名登録には賛否両論があり、プロフィール公開を気にしない人がいる一方で、コンプレック スを感じる人にとっては見えない壁を感じる脅威になっています。とくに日本では実名登録を嫌がる 利用者が多いといわれており、今後のフェイスブックの普及の弊害になりそうです。
フェイスブックの利用者は、実名登録により実在する人同士が交流する場としての巨大な情報イン フラになっています。このことはビジネスとしては大きなメリットです。
ビジネスでは欠かせない名刺交換という儀式も、フェイスブックで事前に「友達」になっている人 同士であれば、あまり意味をなさなくなっています。初めて会ったときには、既に旧知の仲だからで す。
インターネット上でこのような人間関係が構築されることにより、これまでとは違ったビジネス関
➊ フェイスブックは利用者が世界一、でも日本では…
❷ 実名登録の賛否両論
❸ ビジネス利用としてのインフラ
(1)フェイスブックのメリット・デメリット
A
フェイスブック(Facebook)のビジネスへの活用は?
Q3
11
係が展開されることになります。ビジネスは人を媒介としますから、ビジネス利用のインフラとして フェイスブック活用はますます進んでいく可能性があります。
ニュースフィードとは、フェイスブック上での友達が何かの活動をしたときに、その告知をしてく れるところです。たとえば、以下のような情報を見ることができます。
・近況の更新情報
・写真や動画の更新情報
・基本データの更新情報
・友達が関心を持ったフィードやフェイスブックページ
・友達が新たにフォローしたユーザー
ニュースフィードを見ていれば、友達の人間関係情報がわかるようになり、これがフェイスブック のおもしろさでもあります。
フェイスブックは、友達との交流が基本となっているサイトです。友達がプロフィールの更新や写 真のアップロードなどをしているかもしれない。その今を知りたいと思うのが人間の心情です。
フェイスブックの特徴の1つに「いいね」というボタンがあります。これは「いいね!」と感じた ら気軽にクリックするだけという簡単なものですが、非常に強いつながりを創出する可能性を秘めて います。
友達の近況が自分のニュースフィードに表示され、共感したら「いいね!」をクリックしましょう。
それだけで友達に同感していることを伝えることができます。近況について意見があれば、 「コメント する」をクリックして意見を書き込むこともできます。
さらに、そのやりとりは自分だけでなく友達の友達のニュースフィードにも露出されます。共感が 強いコメントは、友達の友達の友達……にまで「いいね!」がクリックされ、格段に広がる可能性も あります。
このように自然に人間関係が醸成されていき、自然に人間関係が広がっていくのは「いいね!」の 効果が絶大だからでしょう。
フェイスブックにはフェイスブックページというブログのようなしくみが用意されていて、商品や サービスの紹介など企業が無料で自由に使うことができます。このフェイスブックページは、フェイ スブックにログインしなくても見ることができるため、検索エンジンにもヒットします。それなりに
SEO効果も期待できるため、ビジネスブログのように活用することが可能です。
フェイスブックページの活用は、日本でもどんどん増えています。大手企業では、コカコーラが世界最大
❹ 基本は「ニュースフィード」で情報交流する
❺ 「いいね!」で広がる共感の人間関係
❻ フェイスブックページにはSEO効果もある
10
「フェイスブック」は、ソーシャルメディアと呼ばれているWebサービスの ひとつで、一人ひとりの生活者が気軽に自由に情報発信者(メディア)になっ て、共感する人たちと瞬時につながることができる可能性を秘めているメディ アです。日本では2010年にツイッター利用者が爆発的に増加し、ソーシャルメ ディア革命と呼ばれるくらいの社会現象になりました。
フェイスブックはツイッターよりもはるかに多い利用者がいて、ヤフーやグ ーグルよりも利用されている世界で一番使われているWebサービスです。
すでに、ソーシャルメディアとしては世界NO.1のフェイスブックですが、ビ ジネスとしての利用法はまだ確立されていない点も多く存在することは確かで す。うまく活用すればビジネスへの波及効果は大きいですが、使い方を間違う と逆効果になる可能性もありますので注意が必要です。
なんといってもフェイスブックは世界で一番使われているソーシャルメディアで、利用者は
2011年
9月に8億人を超えました。しかし、日本ではフェイスブックの普及が遅れています。2010 年 に入ってから利用者が急増し、夏ころには
1,000万人を超えました。
しかし、すでに先行するツイッターやミクシィの利用者は、それぞれ
2,000万人以上いますので、
まだまだ差があります。
フェイスブックは、実名登録と本人の顔写真や実社会でのプロフィールの登録が義務づけられてい ることが他の
SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)と違う大きな特徴になっています。この実名登録には賛否両論があり、プロフィール公開を気にしない人がいる一方で、コンプレック スを感じる人にとっては見えない壁を感じる脅威になっています。とくに日本では実名登録を嫌がる 利用者が多いといわれており、今後のフェイスブックの普及の弊害になりそうです。
フェイスブックの利用者は、実名登録により実在する人同士が交流する場としての巨大な情報イン フラになっています。このことはビジネスとしては大きなメリットです。
ビジネスでは欠かせない名刺交換という儀式も、フェイスブックで事前に「友達」になっている人 同士であれば、あまり意味をなさなくなっています。初めて会ったときには、既に旧知の仲だからで す。
インターネット上でこのような人間関係が構築されることにより、これまでとは違ったビジネス関
➊ フェイスブックは利用者が世界一、でも日本では…
❷ 実名登録の賛否両論
❸ ビジネス利用としてのインフラ
(1)フェイスブックのメリット・デメリット
A
フェイスブック(Facebook)のビジネスへの活用は?
Q3
の「いいね!」を集めていて2011年11月には3,600万人を超えています。国内でも、無印良品やロー ソンなどが積極的にフェイスブックページを活用して消費者とのコミュニティを形成しています。これらの フェイスブックページは検索エンジンにもヒットしており、検索エンジンからのアクセスもかなりあると推 測できます。
また、中小企業のフェイスブックページの取り組みも進んでいます。ヘアアクセサリーの通販をしている リトルムーンは大阪に本社がある中小企業で、「自分で簡単ヘアアレンジ!ヘアアクセサリーのリトルムー ン」というフェイスブックページを運営しています。このフェイスブックページは製品別の「いいね!」の 数が国内1位で、2011年11月には10万人を超えています。お客様に役立つ情報を提供し交流を重視し ており、今でもファンが増え続けています。
フェイスブックページでは「いいね!」の数がそれほど多くなくても効果があります。顔の見える お客様との交流範囲内でフェイスブックページを運営しているような、お寿司屋、居酒屋、レストラ ン、ケーキ屋さんなどのサービス業では「いいね!」の数が100人未満でも十分に効果が見込めま す。サービス業や小売店は来店してくれる範囲内の人が主な対象ですから、それほど数を追わなくと もよいのです。 「いいね!」の数が25人以上になるとユーザーネームというオリジナルの
URLが取 得できますので、かなりの
SEO効果が見込めるようになります。
話題性から、フェイスブックに飛びつき、誰でも彼でも友達申請を行う人もいます。また、自社商 品やサービスを売り込む情報ばかりをどんどん書きこむ人もいます。
しかし、フェイスブックの基本は実社会と同じく「人間」です。人間関係ができていないところに いきなり商売の話は進まないものです。社会的に成り立つような人間関係をインターネットの世界で も構築していくことが、フェイスブック活用でもっとも重要な点です。
フェイスブックは、まだまだ発展途上でどんどん進化していきます。アプリなどもオープンでいろ んなことができます。解説書も間に合わないくらいです。
ですから、複雑でわかりにくいところもあります。あまり細かいことは気にせず「人と交流する」
という、基本機能からフェイスブックを使い始めてはどうでしょうか。
※ 日に日に新機能が追加されたりするのが、フェイスブックのすごいところです。
❼ モノを売るより人を売るのがフェイスブックの醍醐味
(2)フェイスブックで利用できるサービス
■ フェイスブックの機能一覧
プロフィール設定 写真の投稿 グループ機能(公開/非公開)
お知らせ機能の設定解除 リンクの共有 イベント作成 友達リクエストや承認 動画のアップロード ノート作成
友達のリスト作成 写真にタグ付 フェイスブックページ 友達の検索 クエスチョン アプリケーション 近況アップデート メッセージを送る タイムライン
13
外出時のメールのやり取り、Webの活用など、モバイル端末のビジネスへの活 用は、急速に進んでいます。ノートPCと比較し、スイッチを入れてからの立 ち上がりが早く、操作性もよくなっていることなどが要因でしょう。
しかし、すべてをモバイル端末ということではなく、利用シーンによっての 使い分けは大切です。
携帯電話、ノートパソコンなどに代わるモバイル端末として、スマートフォン、タブレット型端末 が
1年ほど前から急速に普及してきました。
現状における「携帯電話」 「スマートフォン」 「タブレット型端末」 「ノートPC」の主な特徴を整理 すると、次ページの図表
7のようになります。
それぞれ利用目的により使い分ける必要があります。例えば、タブレット型端末は、客先で商品説 明を求められたとき、すぐに画面表示をし、必要に応じてその大きさを変えたりしながら円滑な対応 が可能です。機能的には、ノート型
PCもある程度可能ですが、操作性では格段の差が出ます。
関係者間で情報を共有したいファイル、必要とするときにいつでも呼び出して使いたいファイルな どをクラウド上に保管し、必要に応じて移動中に読むときには、タブレット型端末、スマートフォン は便利です。電子書籍の場合も同様ですが、特に文字の大きさを簡単に変更できることは魅力の一つ です。もちろん
PCでもこのような活用をすることは可能ですが、操作性では、上述同様格段の差が 出ます。
キーボードアレルギーの方には、スマートフォンは馴染みやすく、よい評価を得ているようです。
現場での状況を迅速に伝達することがより容易に可能となります。最近話題になっている「Twitter」
や「facebook」のように、利用したいときに利用できるツールとして最適です。
激変する経営環境下で、関係者全員がタイムリーにコミュニケーションをとることが求められるよ うなとき、スマートフォン、タブレット型端末の利用はさらに多くなると予測できます。
さらに、搭載されている各種ソフトの使用料は、原則無料です。
スマートフォン、タブレット型端末は、従来の携帯電話とも異なり、また
PCとも異なるモバイル 端末です。活用のされ方は、現状では、オフィス内ではPC、外出時・移動時はスマートフォン、タ ブレット型端末を利用する人が多いようです。
なお、図表
7は、2011 年
9月末時点で発売されている主な機種の性能などを比較しながら整理し た参考資料です。モバイル端末は、まだ普及に向けての初期段階です。今後の市場拡大に向けて、メー
➊ タブレット型端末の特徴
❷ スマートフォンの特徴
❸ 今後の予測・活用のされ方など
Q4 モバイル端末のビジネスへの活用は?
(1)モバイル端末の種類
A
12
の「いいね!」を集めていて2011年11月には3,600万人を超えています。国内でも、無印良品やロー ソンなどが積極的にフェイスブックページを活用して消費者とのコミュニティを形成しています。これらの フェイスブックページは検索エンジンにもヒットしており、検索エンジンからのアクセスもかなりあると推 測できます。
また、中小企業のフェイスブックページの取り組みも進んでいます。ヘアアクセサリーの通販をしている リトルムーンは大阪に本社がある中小企業で、「自分で簡単ヘアアレンジ!ヘアアクセサリーのリトルムー ン」というフェイスブックページを運営しています。このフェイスブックページは製品別の「いいね!」の 数が国内1位で、2011年11月には10万人を超えています。お客様に役立つ情報を提供し交流を重視し ており、今でもファンが増え続けています。
フェイスブックページでは「いいね!」の数がそれほど多くなくても効果があります。顔の見える お客様との交流範囲内でフェイスブックページを運営しているような、お寿司屋、居酒屋、レストラ ン、ケーキ屋さんなどのサービス業では「いいね!」の数が100人未満でも十分に効果が見込めま す。サービス業や小売店は来店してくれる範囲内の人が主な対象ですから、それほど数を追わなくと もよいのです。 「いいね!」の数が25人以上になるとユーザーネームというオリジナルの
URLが取 得できますので、かなりの
SEO効果が見込めるようになります。
話題性から、フェイスブックに飛びつき、誰でも彼でも友達申請を行う人もいます。また、自社商 品やサービスを売り込む情報ばかりをどんどん書きこむ人もいます。
しかし、フェイスブックの基本は実社会と同じく「人間」です。人間関係ができていないところに いきなり商売の話は進まないものです。社会的に成り立つような人間関係をインターネットの世界で も構築していくことが、フェイスブック活用でもっとも重要な点です。
フェイスブックは、まだまだ発展途上でどんどん進化していきます。アプリなどもオープンでいろ んなことができます。解説書も間に合わないくらいです。
ですから、複雑でわかりにくいところもあります。あまり細かいことは気にせず「人と交流する」
という、基本機能からフェイスブックを使い始めてはどうでしょうか。
※ 日に日に新機能が追加されたりするのが、フェイスブックのすごいところです。
❼ モノを売るより人を売るのがフェイスブックの醍醐味
(2)フェイスブックで利用できるサービス
■ フェイスブックの機能一覧
プロフィール設定 写真の投稿 グループ機能(公開/非公開)
お知らせ機能の設定解除 リンクの共有 イベント作成 友達リクエストや承認 動画のアップロード ノート作成
友達のリスト作成 写真にタグ付 フェイスブックページ 友達の検索 クエスチョン アプリケーション 近況アップデート メッセージを送る タイムライン
カーは次々と機能アップ、低価格化をはかってきています。ソフトウエアベンダーもアプリケーション の開発を急いでいます。従って、その特徴も変わっていくかと思います。
図表
7モバイル端末の主な特徴
携帯電話 スマートフォン タブレット型端末 ノート型PC
利用料金
携帯電話料金
(基本料金+通話料)
通信料金
(パケット料金定額/課金)
携帯電話料金
(基本料金+通話料)
通信料金
(パケット料金定額/課金)
通信料金
(データ定額料金)
※無線LANのみの場合は不要
※回線利用料金は別途必要
無線LAN/有線LAN
※回線利用料は別途必要
通信方法 音声通話 パケット通信
音声通話 パケット通信
無線LAN
キャリア通信
(docomo:FOMA/SoftBank:3G) 無線LAN
無線LAN 有線LAN
メ ー ル キャリアメール、SMSメー ル
キャリアメール、SMSメール、
Webメール、PCメール
キャリアメール、Webメール、PC
メール Webメール、PCメール
インターネット 携帯サイト フルブラウザ フルブラウザ フルブラウザ
デジカメ 搭載 搭載
※iPhoneはiPhone3より搭載 搭載
※iPadは、iPad2より搭載 未搭載 音声通話 音声通話(標準機能) 音声通話(標準機能) 通話機能なし(一部通話機能あり)
(Skypeで対応)
通話機能なし(Skypeで 対応)
音楽再生 音楽再生搭載機あり 音楽再生搭載機あり 音楽再生可能 音楽再生可能
電子書籍 未対応 閲覧対応機種あり 閲覧対応機種あり 未対応
特 徴
・小さい、軽い、携帯性が 優れている、常に立ち上が っている状態
・そもそもが通話機能から 出発。個人向け。
・常に携帯している。
・本体自体で決済が出来る。
・ほとんどの人が持っている。
・多機能(カメラ、テレビ、
録音、ミュージックプレ イヤー)
・小さい、軽い、携帯性が優れて いる、常に立ち上がっている状 態。
・通信機能を強化しつつ通話機能 もある。無線LAN接続もでき る。
・Skype機能によって、IPテレビ 電話機能を利用可能
・アプリケーションも豊富。個人向け。
・Officeデータの閲覧はできる。
・各アプリにより様々な使い方が 可能。
・エンターテイメント性が、ガラ ケーより強い(音楽・ゲームな ど)。
・常に携帯している。
・多機能(カメラ、テレビ、録音、
ミュージックプレイヤー)
キャリア以外のメールが利用可 能。
・PCサイト閲覧可能。
画面touchで、操作が直感
・クラウド型サービス対応。
・画面は大幅に大きく(10インチ 弱)見やすい。
・PCに比べて立ち上がりが速い。
・アプリケーションが豊富。
・ビジネスシーンのプレゼンに有効
・通信機能はキャリア通信網及び無 線LANに対応。
・各アプリにより様々な使い方が可 能。
・スマートフォンのエンターテイメ ント性を引き継ぐ(音楽・ゲーム など)
・キャリア以外のメールが利用可 能。
・PCサイト閲覧可能。
・画面touchで、操作が直感的。
・クラウド型サービスに最適(客先で リアルタイムに使えるなど)
・長時間利用できるバッテリー
・モバイル用から、ビジ ネス用まで用途は多 彩。
・アプリケーションは最 も豊富。Officeソフト も動作。
・有線LAN及び無線 LANにほぼ標準対応。
デメリット
・画面が小さい、キーボー ドがないので、文字入力の 操作が面倒。
・データ通信面ではキャリア 通信網によってのみ接続す るので、大容量データの通 信に弱い。
・Officeソフトは入っていな いので、データ処理に不向き。
・キャリアに依存して、メー カーの力が弱いため特徴の ある製品が少ない。
・依存率が特に高く、紛失し た時のセキュリティーが心配。
・画面が小さいので、Officeデー タの入力や編集には不向。
・ほとんどが海外製なので、日本 文化に対応し切れていない部分 有り。
・バッテリーの持ちが問題。
・i-mode等メーカー独自サイト の利用が限定されている。
・一部PCがないと使えない。
・通話機能がないが、Skype機能 によって、IPテレビ電話機能を 利用可能ネットやメール、ビジネ ス文書作成はパソコンと同じよ うに使えるが、機種によって、使 えるアプリケーションは限定さ れることがある。
・ほとんどが海外製なので、日本文 化に対応し切れていない部分有 り。
・一部PCがないと使えない。
・立ち上がりが遅い。
・携帯通信網を利用して データ通信するために は、オプション機器及 び回線利用契約が必 要。
・他の機器に比べ、専門 知識が必要。
・ウイルスなどの脅威 重い。
・バッテリーの持ちが問 題。
資料:ITC愛媛にて作成