(IDE‑JETRO) http://www.ide.go.jp
雑誌名 アジア経済
巻 14
号 6
ページ 82‑100
発行年 1973‑06
出版者 アジア経済研究所
URL http://doi.org/10.20561/00052598
一 一 一 現 地 報 告 」F
〜
J ー」−一一一パ プ ア ニ
1ー ギ ニ 了 解 見
は じ め に I 政
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合lfl̲r J] ;{手汚引!1. 一 般 的 指 標
2̲ 経 済5カ!二言十回I( 19!郊/69〜1972/73年i':C, :;̲ 今 後ii終[存政策
盟若干の所!態 q− 表
は じ め に
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ゾア経済制冗寸では, y' fアニ1』 γニア仁川寸る 調だ報告書と Lて, 197lif :l)Jに『ノ、, f・二二 f 1二アの投資環境』(経済協力調査資料第10号)を公:p1Jしてい る。ごの調査'(':
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'l‑1ま,政?脅かJf古jにつν
−−i士1966守4n
ま で, l司民経済mt,:ir土1966司G汀まで, f(¥ 0
統計むとひ財 政・公的援助に関ナる統計は1968年までを扱っている。まfこ11¥J発攻策に〆)いては,]()(i5年に特売;きれた社|銀の調 査十'fi;1,cと,同hif';iこ寡づいてれ成された' 1965ij ,.l)
1
':開 発(倉I]始産業奨励〕法」ならびに1966年9月にパブ。アニ ューギニア準州議会で採択された「開発資本保証質汚J
(Development Capital Guan,ぱeeDcc1aration)ーとにつ いて言及している。そこで本報告では, 1968年以降197:l 年3月までの政治・経済動向の展開のうち, 1重婆と思、わ~l,るものをフすローアッ fすることと i て
I
政 治 動 向1968年のパ/、 ;'-;_ CL•--\-' 二戸法の己主 1iiこより, 11(/長 官諮問会議(TheAdministrator's Council)は,行政長 官執行諮問会議(TheAdministrators Executive Cou・ end, Jfi;fして i¥E{ろにより代わられ1二ととi( J二o
AECは,行政長官,;議会のオブィシアル・メンハー:i 名,各省大目7名,および行政長官の指名する議員1
f ,
上り清成され;,,0 1968年の改正は, 7‑Y
,
の議員号[羽僚 (Ministerial Member)とし,{也に107j主での浴j位−f:lif,t (Assistant Ministerial Member)の任命を認めている。閣僚は各省次官(departmentalhea,同とともに芥行の
森
鱒
資任を分担し,議会において各省を代表する。閣僚補佐 は各省大[ji̲と円協議Jこ
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き, l議会において附僚を補{ぐ する。なお 附僚は町議会が選It',L これ仁行政長官が 同意を与えた後,オーストラリアの海外領土大庄が任命)る。
1970年九月にオースト弓リア内総宵(GovσrnerGene ral)が明らかにした政策変更により,各閣僚は各省の日 常業務に/丸、てAECに対し全資仔を負うこと壬なった}
支t;:,A町、の保有十る権限はさ九に広まり.寸べて内 長要な政策について諮問される。さらに, AEC内に予 管委員会(EstimateCommittee)が府置され、ムf,算編成
;:ついてd大雪な発lイ力士有すぐ1こととな:,こv
このようにしてパヅアニューギニア議会は自治権を者主 大していdサたが,さム忙1970年7月にオーストラリアの
1一トン((;川ton)首旧(当時)が{丁なった1hlYJiこより,
i
鮮外領土大臣によヮて行使されていた権限の大部分がノξヅアニューギニア側の閣僚に移管され,事実上,閣僚は
Pブ。アヱL ーギニアの|人JLFZに関L:万全なi/i'.l!土責任を 有することとなった。 (行政長官は,パフ。アニューギニ アの内政に関しては, AECの助言雪に拘束されることと f↓った。〉
自治政府樹立への動きは, 1971年3月に,議会内に設
1
賞された憲法設立準備委員会(Committeeon Constitu‑ tional Dm,clopment)の勧告を議会が承認したことに発 する。この議会承認に基づき, 1972年1月12日に海外領 土大臣パーンズ(C.E. Barnes)氏(当時)は,「一一オ ーストラIJず改府は,ハ Pアニ ーゲニア|司氏ポ欲す.::,t~ ムr:f197z年か,(1976年までにわこる議会の任期中に,2
パプアユユ}ギニアが,完全な内治政府に移行するよう じ可そのJ七めc')プロザ7ム作成,'j叫iii':開始 Li三lと宣,i 1たUtI ¥ 正二こで1972;]':J>ら1971,t干.J.でにわたる議会と は第3回議会を指す。第3回の選挙は1972年2月19日か
れ3月11:Iにかけて行なわれ,すーストラIJ7政府の相 (.'Iこ応じ J二国連信託沈治委員会ろ当人力使節同が その選 挙の模様を視察した。
この選挙ばおいて. 」覚で過半数?を得た政党i土なかす)
ノξ プ ア ニ ュ
一 司 」F
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ギ ニ ア 略 図
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寸ーストラア1
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/J政Ji!:区(Dis仕,ct) <'fr: 東ハイランド(EasternHighlands)
① マヌス(九:fanus) ,,‑1, モロベ(Morobe)
(2) J二ユ}アイルランド(N巴W Ireland) ⑬ 東ニュープリテン(EastNew Britain)
④ ブーゲンビノレ(Bougainville) ゆ 商 部 (Western)
争〕丙セピク(WestSepik) (お南ノ、イランド(SouthernHighlands)
⑨ 東セ1グク(EastSepik) ic ‑!l Jレフ(Gulf〕
(里) マダ> (Mad阻,g) li/ 中央(Central) (7) F耳ニ?ープリテン(W引iNew Britain) 110
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部(Northern)⑧) 西ノ、fすLド(WesternHi只hlands) ,is , Jレネ・へ{(¥lilne Bay)
(9) チンブ(Chimbu)
たが,議会発足
i
直前に,パング党(PanguPati),人民進 歩党(Pc叩]e'sProgress Party), ニューギ二,!Ti民 党 (New Gui問,, National Party), −,,タンガン協会(ifata‑ ungan Association)の各政党にさらに無所属議員が結合して連立内閣が誕生し,パング、党の党首ソマレ(Michael Thomas Somare)氏が, AEC(事実
t
の内閣〉の副議 長,すな;j,・t‑計婦をな「f
て(A町、の議長ft .¥ECの決 議に拘束される行政長官がi
可めている)。か:て,ソマ レ首相以下17名の閣僚が選出されたが,そのうちの10名 が 八ECのメンバーである。第l交は閣僚の氏名と担当 を示すものであ主主。この議会にはまだ4名の官選,;';[;員(0茄cial ¥Iember) がいるが,これらの議員は, ノミプアニューギニ二アし「閣僚 が管掌する事項について投票権を行使することは許され ない。官選議員の務めは,助言をJ壬えること,ならびに,
オーストラリア連邦政府が管掌する事項について説明を 1
i
な乃ことにある:,I ")。オーストラフア連邦政府の\'~守する市項左は,,;J沼、.蒋察,防衛,外交,外国貿Ii:,,民 間航空事業などであったが,このうち警察と箪に関して は, 1972年7月および8月に開かれた海外領土省とパプ アニューギニア閣僚との会議により,ソマレ首相がスポ
‑'J ‑,マンとなることポ決定され, 1,山出こ,賃金決定、
万使紛争処理,心1弘行 ~!II練とロー力 i )ゼーションリ見i血
化),移民政策,土地開発などについても,バフ。アニ品ー ギニア政府が担当することとなった(出3。)
リアレ首相は1972年Ii月に, j'J治政府の誕生を19731下 12月1日ある
ν
はこれ口、降のできるだけ早い時期にする むμ,明らかにした"n
。これt土1972年 9月の議会で正 式に承認されたが,議会は同時に,きたるべき自治政府 は防衛と外交を除くすべての事項について最終権限を持83
~一一一」現地報舎 F~ーーιー~F旬、ー-~-一一一」~一一 第 1表 | 品i
氏 名
ロ N :
1 n
九"1 1 ソノレ(MichaelThomas Somare) 1 倒,無{[ベ 2.オクク(IambakeyPolma Okuk) ;繰牧漁業(Reu開na(Reuben)
i
3. JIウレカ Taurel叫|保 健 4. ¥ ¥ (Albert !¥faori Kiki) 十1,!'二およ仁二 L}
5. 1 ; ・ (Donatus Mola) iド廷!?自発 6.ガイズ (JohnGuise) |内 務 7.ラプン(PaulLapun) |鉱 業 8. ;,−νワレ(NiwiaEbia Olcwale) '
約
百 9. チ ャ ン (JuliusChan Sungmen) ' 蔵 10. りiンァり(ThomasKavali) oi ぶ 災 事 業 11. ‑I}‑リ(BoyamiSali) l地力政府山 12.モーゼズ(SasakilaMo日es) 森 林 13. / i・リア(Kail附ItDiria) J i何 電 信 14.γιク(PaulusArek) Jへ 報 15.ボ 且 (JohnBaptist Poe) 通 商 産 業 16.レプ(GaveraRea) ;労 (動 17.ジェフコツト(BruceReginald !、w
輸JephcottJ
(出所〉 Commonwealth of Australia, Dept. of External T巴rritories, Aιustraliα
,
S Externα l Tc,
γJ屯itorie;ぷJλ:pecial I、
sueson (川J対titutirけDeveloρ押ient in PaJ>ua lv,矛ιz ,(uinea, Fel July 1
ロ
72,pp. 19〜21.(注) (1) ゾマレ氏からカグアリ1¥2までの10名は AEC、のメ乙ノ、ーである。
(の なお197:l+3月 に er1.1 J\;の官:C,i,{;:す国務一i、r:, (Minist巴rof State)となった。これにより行政長 引\府の機能は外交を残ずのみとなゥた。
つものであり, filiiN1 と外交iこ•)\,、ても寸ーストラI)f政 府はパプアニューギニア政府と完全な協議を行なったの ちその権限を行使すべきことを決議したれ
なお,どのような政治機構を作るか,たとえば内エ主 トミンスター(英国)型のものにするか,大統領府jにする か,という問題を検討するため,憲法策定委員会(Cons・ titutional Planni昭 Committee)が設置された位日。
上記のごとく,自治政府誕生の方向やスケジューノレな どについては決定され準備が進められているが,最終段 階である独立のlf\期については,バプア二1ーギニア{日
i
も,後に述べるような理由から,とれを明らかにしてい なかった。しかし 1972年末のオーストラリア総選挙で 23年振
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に誕生Lた労働党政はほ早期独、止を示唆,t i
治 政府誕生が決定されて以来独立にはかえJて慎重にな1てきたパフ。アニューギニア側と,微妙な食い違いを見せ るにL、たった(注わ)0
J急進的な独立運動家として知られたノずL首相が, r;i. 期独立に否定的な見解を示したのは,次の理由による。
第1に,憲法問題もまだ片J丸、ていなャことからも勾lれ
るように,凶内政治体制J)プランが士三決ってU、ないこ とである。独立時期を決定する前に,特に,中央政府と 地方政府とのl問主張,市民権の問題.I司令公務
r i
削皮の内 ff,銀行制度などは確立すべきであると考えてν、るよう だ。第2に,閣内統ーについてもまだ難問を抱えている ことである。 t'i:こハイヲLドσIighlands)地ぢでl主部族|問の抗争が伯えず(注7} ま之銅鉱ト択をよ主つプ−),°ンピノレ (Bougainville)島には分離運動も根強い。第3に,連立 政悼の内部にも早期独立に反対である者がいることであ るc こうu、,
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こ理由から、メマレ首1!1f'i,まず1'11'台政府 を誕生させ,国民が自治政府に信績を寄せるようになっ ごカ込ら独立の時期を決定Lfこい, とLているp方,オー←とトラリγの労働党政権iま,国jfilか人オー ストラリアにパフ。アニューギ、ニア早期独立のプレッシャ イパ常時かがす〉てU、るとと、オースト1リア主最後の植 民
n r
,国家になり乞くないこと,そJ Lて?きれば')} 働党政 権時代(1975年末まで)にパフ。アニューギニアを独立さ せ売し、こと,から早期独立を望んでいる。|:記のよぺた経緯かん j虫立の川;時Hこ関しごは公的な 説明は現在のところ無いが,結局,オーストラリア政府 の管向どおり1974年末までに独立する,という見方が支 閉店]である。
C /l: 1〕 Commonwealth of Australia, Dept. of External Territories, Australia's External Ten・i‑ tories; Speιial [ssu円 。nCon写titutiona!Develop‑ ment in Papua New Guinea, Feb.‑July 1972, p. 41.
(注2) Ibid., p. 2fi
(注3〕Commonwealth of Australia, Dept. of External Territories, Papua New Guinea; Facts 1967‑72.
(注4〕 Commonwealthof Australia, Australian External Ten・itories;Special・・・, p. 42.
(注5) 日1回の三日誌は1972今9月 に 閃 かilた。 1973年3月末には,外部コンサノ:匂ント(数t,の学者)
の怠見が強すぎること,草案作成までの期間が短かす
Yること iとの理由C l'.f党委 t¥6 r,がこし εl\会を
1 イコヅ 1 1 fこ。
(注6〕 オーストラリアのホイットラム(Whitlam)
I i相は1972ir.J2月5H ,.,,;;己者会はで,パプ/ニューギ 二アは2"' ¥j、l付(1975"1まで)に松止する, :1兄I:べた が,ソマレ首相は,独立の時期
i
はパプアニユ}ギニア 読会が決定Iべきも973060087.TIF
『··-「一一、-~一、一一.__.,~~... -..r 一、一’ー~ィ一、-~「 J一~ー’-~ ♂一、,一、_,.九一一一 現地報告「ー{』寸九一 lian Financial Revie也, HDec. 1972)0 . ・, '】i{,海
外傾士大医は1974年の独立をホ唆L,ただちにゾマレ 引相はこれを谷定する発湾を行なった (Australian Financial Revic日, 11. Jan. 197:3 J,よぴ 15. Jan. 1973。)
({主7) 1973 1ド3刀21 : I ,も,マウノ]ペ ゲン (Mt. Hagen)市商12.,イノレのクルカ(Kulga)村
ε
ゥ ルガ(Ulga)扶の襲撃を受け,双方600名がI占司った紡 民 死 者4れれi当者多数せj:u
j"' という事じが?と iした(The il,れすれ
,
lian,22. Mar. 1973。)H
経 済 動 向 卜 一 般 的 指 標(1) 国民所得
ノfア。アー二ι」 ,'(ニアの経ィ
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対立熊i立, 1965ノ66"Ff立:から 1968/69年度までの3年間には国定価格で6.9%の年率で 成長し, 1968/69年度, 1969/70年 度 の2年間には実に 17.7%の高成長をとげた。 1970/71年度もlei.9°らどいう 成長率をf,ftj守したが, 1971/72i f
度には大きぷ落h込み を経験し/c..(付表1参照)。ここ数年の国民所得統計を見ると, 1969/70年 度 に 経 済規模が念に拡大していることが限にっしこれはひと
えに,フーゲンピル銅鉱山lI'>,,の投資が二 ,n年度に開 始されたこ土によるものである。貨幣経済l'rill"J;.::おける 民間総資本形成は, 1968/69年度では約5000方楽ドルで あったが, 1969/70年 度 に は 約1億3000万豪ドルに急増 した(付表2勢照〕。 1969/70年 慢 に お け る 人 ヂ : ビ ル 銀山会社(13ougainvilleCopper J'ty. Ltd.)の支出は約 9000万豪ドル土されているのでiJI2),実にごの年度の民 間総資本形成の7割を占めたことになる。 1971/72年 度 に成長率が低下したのも,この年度にはブーゲンピル銅 山会社の建設l:事が一応終了して,新規投資が少なくな ったためである。
他方,臼足i?J.済部門の成長率は,1965/66年度か;・,1968/ 69年度までの4年聞が平均年率約2.5%, 1968/69年度お よび1969/70年度の2年間は平均2.2%にすぎなかづた。
この結果,経済全体に占める汀氾経済部門のj七革は,
1966/67年度の47.0%から, 1969/初年度の:,9.0%, 1971/ 72年度には35.5%へと低下し続けている。ただし,との 比重低下は,貨幣経済部門が急成長をとげたことととも に,自足経済部門が!順次貨幣経済部門に組み入れられて きている結果 δもある。
(2) 予 算
予見規模は19(iil/6l)年度から1969/70年度までにがJ3制 地大しているが,これは, 1970年3月にバフoアニ旦}ギ ニア政府がプーゲンピjレ銅山会社の株式を20%取得する ため借入した1250万唆ドノレ,さらにオーストラリア政府 からの贈与が前今度上り1000万豪ド/c
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えたこと,悶税 l(・{A/1,増えたこと,などによる。全投入額に占めるJj,£内 歳入の比重は,1966/67年度には35.9%であったが,1971/ 72年度には45.5%にまで増加した(付表3)。なお1968/ 印午在以降,世主J!;t中心とする国際機関がらの借芸人が日Jl/if;.·~ れ,年々その t耳慣は増大してヤるっこれらの資王子は 通山花備,道路建日,:
t
,教員養成所設立,農場建設などに 向けられている(沌3。)歳出面では,パフ。アニューギニア大学(Universityof Papua and Newじ山田a),技術学校、ペプアニューギ
二「|引発銀行(Papuaand New Guinea Development Bank)ならびに電力開発関係の予算が増加している。特 別者lj当金は1970/71年度に急増しているが,これはこの年 度に多額の返済金があったためである。ちなみに,1970/ 71 斗Jc;'の特別割,lj企l勺細目は第 2夫,/)とおりであ.,た。
第2表 特 別 割 当 金 の 出fl日(1970/71年度)
(単位: 1000豪ドル)
(Arawa) 111 (、 ーゲンビルt,)c' 'オ''i院 建 21β 9,379
469 200 3,900 3 1前1
J,()(ll)
0目立 ,
1/ , 職 金 i1"i ,;;返済 議 会 費 用
パ プ7ニューギニブ大学経費 政府会計委員会費
税払院し引当金 ,;,'11<;、払戻し引、l金
I•'
r
算平衡基色へ)}返済金 日 十(マイナλ)税・諸収入払戻し引当金 特別訓吟金(ネット)
I 17,576
I ‑4,281 13,295 C: :・.明) Commonwealth of Australia, Dept of
External Territories, Compendium of Statistics for P砂uaNew Guinea, June 1972, pp. 77〜81. (3) 国際収支
H
去4は, 19GG/67年度から1971/72年度までの,ア二三ーギニアの国際収支の推移を示すものである。 i心 表の(注)に記したように,この表では移転項目が資本収 支に含まれているように思われる上,借款の長短の区別 が明らかでなく.資本項目の細闘が明確でない。しかし この表からも,次のようなパフ。アニヱーギニアの国際以 支の特徴を知る三とが?きる。寸たわh,貿易収支 千
8ラ
ー、−♂一、,一、− '膏‑M』相昌三,..̲ ̲ ,_,−−町、 J 」 「 叩 J 工ン匂 必 寸 泌 叫
ーピスl収支、投資収益が但計約;こ赤
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、θあること, :to.t この目尽力: i主l}i: 主れた際に i 土二の地Jll~j ;可能な限 I)経汗 び大却の外資流入 f寸ー 三ト)'IJγ伐 f(fか(,C')il';, lj. そ; :
(t'.J i『!立をJ主ifることを£I]}けろ|刊行]ことであ〉だれこ,))じうとiit:il;があノムペ二王、でも心。バノ
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二一− V二fv川 " [ 11fj Iこ'f,,, i Lた子詩情,1¥;t,'°
;H日1でほぼiハ佑jj(ド/l.二; l'i i台政府実羽・ I{均Ji:!!立をjJ1j;こし亡, .JI)コJ;((上i\;によ叫九i J主するもI'')♂あ. ;'‑
外0:~h~ililされるが(, 1:,このj叉JI;土礼者仁又!!日、て この,, IP1it;lliJ 材、汁 l /二 1な,つ._,,ン I~ ,;レ割,,J111 ::司ご?と;~ijl 根われているため、実'f,'j'j':j出,
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難い。 心とすら 1jド)市主流要囚の大きは交{ヒがあ) , , 主〉ニll治1970/7[午l¥)fにftつーゲ〉どん釘11111,H':F‑'H系v')村人ノト 1",く'1{.f,川UHJ.i.問:Eかにた3など, !if,ヤJリ交治川tfじ;,生
)',泣えたため fJ\,~札:.l:;d ;工;;}記.』/,l な ,:Ii、Jてを i’ iLLニ/7;、, 蒜i]Cワ'l'.:i ::了−千二』どJ
山が一令泊i始ま ・1こ197117之司:支;三;士, hi:,/U制i/土jiJ(jず!'1'に 伝t士R 十三
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江:,C'〜>:ヱh川こ,i i ‑
司王'f( 了;1士漁業.林業,~;ヰc:',: :
比.;:て約2',ii1JJVi大Ljこ。その他♂,
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百',,'いるは,ココトい、/' l!i'lji午土)、,:1;;:主・imi町,ミ ,3ブJ,ti! lζ, i1!Dtで:I
句: J•'. Iιi I J こ1】ヒ一, ココ fなと正l)fヱ;
f,,ノ/c11イJttも(i1)/Li品,〉:官11《戸ii'.1/,〆守仁〈:〉♂)にlじ,<,十;l仁.(;'.dii¥.I l肉'(:一/(\I :ts よ「~,:
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ヌこトJIがN: 中{'.;i'f な 1:11::J(:i 主乙今l'.!~fこわたう十円で .h ら。 j'/, jiにお 大してヤる CHJぇ5手!!の。 1,,ご, 丸I山,,.,"t, il、:~;, Itt:士と llあi入 1dj付ilと言;ばに愉tLHIIfl司J::Lては, 寸』ストラリゾが;王;王' t'¥'・二 J 川、·.~·1・10,れうこどと j;:, ギJ4古1]をi'iめ,穴|司s i士:l',i?h)ヨがム2・,1;1J弱二'J'I;1 ・・L (',ら J 1]: l三
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一一−−−−務地報告〜一一〜−−−」(一一一ぃ一一〜ーもザ一一一)〜一一〜
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前からあるが,いまだに具体化されていない。この恕由 は,まだ試験期である,漁獲量が安定しないなどが一般 的にあげられているが,基本的には,日本の工場と比較
して経済性が無いことにある。
小規模
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魚、業としては,バプアJニューギニアにはト口一 ノレ船(約50トン〉が12隻,機隣船(18〜25フィート)が 50隻存在し,商業的に漁業を行なゥている。このほかに 原動機を付けたカヌーあるいは人力によるカヌーが都合 3000隻あるとされ,自足経済部門でのj魚、獲に従事してい る。なお,ノミブ@アニューギニア開発銀行は, 1971/72~度 中に両方豪ドルにのぼ静る貸出を原住民に行なった。(2) 林 業
林業における計両目標と実績は第 4表のとおりであ る。丸太の生産は,1970/71年度にはこつの大規模プロジ ェクトが開始されたことにより前年度比で40o/oの瑚加を 見たが, 1971/72年度は前年比lOo/o増にとどまった。輸 出も,丸太,合桜,ベニヤなどは前年度実績を下回って いる。この不振の最大の纏由は,この年度に日本からの 需要が小さかったことにある。かかる中で板材輸出のみ はが調であり,計画
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標を隔年度とも上回ることができ第 4~ 休業生産のH1r司と実紋
( F 丸太・紋材; 1伺万スーパー・フィート)
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ょ(合板・ベニヤ: 100万平ガブイート )l t f
丸太(針葉樹Y 2 'I c i ' t l
川非針葉樹)"' iメL太(童十;則的 関
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板材( H ) 札1
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合板(厚さ凶の3/:,, ‑r‑) 乱i i
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閤f慢材(針望者ー樹)<3):
内j川非針葉樹)日〉|
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1969/70 I 1910111
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4圃7 4.0 6.7 4.0 1.4 I 1.0 1.9, 4.3 s.9 26.7 i 26.3 27.0 20.3 27.0 20.0 19.2 20.0 6.0 5.2 6.0 46.1; 42.1 48.1 12.0 14.0 12.0 (ill所) Papua New Guinea, 0伍ceof Program‑ming and Co‑ordination, Re・view of Progress, 1971/72, p. 19お よ び Papua New Guinea, O伍ccof Programming and Co崎ordination,The Development Programme Rマz•iewed, Port Mo・
resby, 1971, p. 35よりi'r!友。
(注) (1) 11h立数ヤ。
(2) 許認・11rを得て代採されたもののほかに,原住 民所むのものや j~ij 人 m 布のものを合む。
(3) ストックからの持ち出し分を合む。
88
た。
現在操業中あるいは準備中の木材プロジェクトは次の 6カ所である。(1)ゴゴル(Gogol)地域一一マダン近郊 で面積は24万3000エーカー。資源量は板材6億700万ス ーノfー・フィート,パルプ材33億74仰万ス}パー・フィ ート。(必オープン・ペイ(OpenBay)地域一一一ニュープ
リテン島,前積は45万エーカー(ただし実際に伐採の対 象になるのは26万エーカー)。資源量は板材29億スーパ ー・フィート,パルプ材19億スーパー・フィート。(3iパ ニモ(V四 imo)地域一一一酉セピク地区,ニューギニアの 最北部で商イリアンとの国境に近い。面積は72万エーカ ー(うち59万エーカーのみが伐採の対象になり得る)。資 源量は板材46億スーパー・フィート,パノレフ。材100億ス ーパー・フィート。(4)サガライ〜ガダイス(Sagarai‑ Gadaisu)地域一一ニューギニア本島東端のミyレネ・ぺイ ,Milne Bay)地区にあり,面積は40万エーカー〈うち,
i 4
万エーカーのみが伐採の対象になり得る〉。資源量は 板 材11億スーパー・フィート。(5)クムシ(Kurnusi)地域 一一北部(Northern)地区と中央(Central)地区,ボー トモレスビー(PortMoresby)の北東,ソロモン(Solo‑ mon)海に商する。(6)ギルウェ(Giluwe)地域一一南ノ、イランド(SouthernHighlands)地区にあり面積は9万 4凹Oエーカー(うち6万9000エーカーのみが伐採の対象 となり得る)。資源盤は板材8億3000万スーパー・フィー
ト。
これらの諸プロジェクトは大きな可能性を有してはい るが,問題が無い訳ではない。たとえばオーフ。ン・ベイ 地域は港が浅いという問題があり,パニモは逆に深すぎ て港の建設が困難である。また一般に熱帯林であるため 樹の種類が非常に多く質が一定でない。ゴゴyレの場合を 例にとれば,材質は樹脂が多いため粗悪でダンボール用 に一部混入し得る程度であり,樹の種類は200種におよ び,このうち樹脂が1o/o以上混入しているものが6(縄類 もある。しかもこの地域は約80年前に山火事があったた め木が小さい。このような事情から用材としての利用は 不可能であるため,パルプ用のチッフ。を作るか,ベニヤ の中芯として利用する以外にはないそうである枇9)。ゴ ゴノレのプロジェクトは,日本の本州製紙の子会社である ジャント社が担当しているが,上記のような材質のため 本社である本州製紙以外は引き取り手が無いとのことで ある。したがって同社では,現存の樹木よりも,伐採後 の造林ならびに跡地を利用した牧畜業などに期待をかけ ているoなお,このようなプロジェクトにパプアニ1ー
J 」−−−−、ー」J 一 一 一 」 一 一 一 一 」J、一 F 九 _̲,‑−−−−−−−−−一一一一現地報告一一一〜ず白骨 ギニア側の持分を増やす努力がされており,ジャント社
のH;)合も);1;{(契約に上り株式の20°,;;<_パフ。ア二τーギニ ア政府が保有できることになっている。
(3) 鉱 業
;
と5表は1971J/71年JQおよび1971/7'.',年度における鉱物 産出高の計画目標と実績とを示すものである。この表か
ら明らかなように, 5カ年,i+画を作成した汁H寺は銅生産
J)I可能性が均註されじ
t sr
,ず, 1971/72年度の,;\函目標 総額は80万索ド/レでしかなかった。ブーグンビノレからの 銅の産出は1972年4月1日より開始されたが,わずか3りJJの生産が鉱業全体にこのよう穴大きなイ二γ 、クトを
I j−えている。金の生産初が産出法
UI
に高ま,,にのは,金価格騰貨による。
メーゲンピノレ鍋山間j廷の規模空了−Jミす一主要指標をあげる と次のとお;}である(.1lOio所在地 プ
−
h二>I:ル島のパンJグナ(Panguna)。資源埋蔵盆一−9億ロング・トン 01"10.48%,
1
三トン:1JIJ0.36dwt。) j~想、年~{J1i[/ll量(ネ ット)一一-11,t~o万ショート・トン, ;i}:70万オ/スぅ銀140 万オンス。予想、輸出額 (1972/73年度) 1 億6000万〜1億80007i交
f
1レ。生産コスト給対一一197l /72年度ま での3カ年で拘4億交ドzレ強(この中には担r r
/'くり,港 湾・道路建設費などを含む)。1972/73年慢の予想輸出額は, 1971/72年度の貿易収支 赤 字 分1Ki:l500万 豪iごLを棺殺して余りあり、 i可年f交 のGNP約6億3000方豪ドルの25%から28%にも達する 債である。ブーゲンビルのほかにも,オク・テディ(Ok Tedi)地i1&(阿部地区」じ白端,西fI)γンとのi斗J克近く).
ブリーダ(Frieda)川流域(セピク地方南部),マヌス (Manu
の
J烏,ニューブリテン島西部などで大きな銅鉱床第5表鉱物産出の,,111i1と実績
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0.5:( 2 )
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.7 0.81 32.5i 0.8〈出所〉 Papua New Guinea, 0宜iceof Progr田n‑ mi昭 andCo‑ordination, Review of Progress, 1971/72, p. 23.
(注〉 (1) 暫定数
・ t o
(2) 5 }7豪 ド ルiJ f O
が発見されている。銅以外でも,石灰岩,ボーキサイトラ 石油,天然ガスたどの存在も印j「〉かにされといるが 司 在のところでは経済性は必ずしも高くなく,本格的な採 掘にまではいたっていない。
3. 今後の経済政策
(1) 8大経済目標
前記の経済5カ年計画は1972/73年に終了する。当初 の予定で;土,これにヲ|き続き197:J/74年度か人1977/78午 度にわたる5カ年計画が作成される予定であったが,
1973年12月1日以降に自治政府が誕生する予定とな引た ことか九『 1973.71午度は17)
1
,ぜけのi''問μ十画をfj:;ん その後の中・長期計画は,新自治政府の下で改めて作成 される予定である(丹11)。きたる<き経済計画の基本的目標に 4ル、て,ソ·;•l 首 相はl972'.J二12月比,日、下のi3J点
l
iに絞って説明した。な お,この8大経済目標は, 1973年3月に議会の承認を得 て公的な1,のとなー?た。:1, パプアーュ ギニアの個人またはグループ
ι
上る経済コントローノレの比重,および,パブ。アニューギ ニア人の個人所得ならぴ仁)l十産所得の比議が,急速v二
増大すること。
(2) 国民間の所得の平等化,および,閣内の諸地域 聞のヰーピスの平等化への的きを含む.経済利益の平 等化
t
(. より進めること。(3) 農業開発,村落産業,国内交易改善,ならびに 地方および地域機関,などのなめに資金がより多〈振 り
r , , 1
けられる二土,に重点をi/1いて,経済活動,経済 計聞ならびに政府支出の地方分散化をはかること。(4) できればパプアニューギニアに典型的であるよ うな活効形態をとνl、規模な職人活動,#ーピス;五割J および商業活動に重点を燈くこと。
(5)輸入される財とサーピスとへの依存度を低め,
現地生産物によ pて国民の必要がよりl::く満たされる ように,経済自立度を高めること。
(6) 現地で得られる収入によって政府支出の必婆が まかなえるように.その能力を高めること。
(7) 経済ならびに,社主活動のあらゆる形態につい て,婦人による平等かつ積極的な参加の度合を急速に 高灼ること。
(8, 望まし.、|明発形態を得るためにはゴントローYレ が不可欠であるような経済セクターについては,政府 によるコントロールと関与がなされること。
ソ," (/首相は上記8項目につL、てさらに次のような孔 89
一 〜 − 一 一 一 現 地 報 告 「 ー ー いJ「
明を加えている(U12)。まず,政府による介入にコいて以
「航空および中央銀行業務,あるいは利潤動機で行動し ている外国人またI土yミプアーλーギ二戸人の実業家にと って欲しないような事業を,閣内の特定地域において促 進1ょうとする場合jに限られる,としてい心コまた,
経済問擦に対する基本的な考え方が従来とは1Jiなり,「厳 密なお経済rfliだけの役得より{,'福 trl1li1をよ付金調Jj
るものであるよ二と;,:'. l~J らかにしている。なお,経済目 r,;;
の第3項目で,経済計画の非中央集権化が示されたこと と関係して、経済計]1!1[作成、''
u , 0
の改似が提案汁した。 十 なわち,11) 経済,;十頭にW,Jする!幻僚委員会が設置3れるこど
(2) この委員会はパフ。アニューギニア人のみによっ ヤ構成されるものであって,連立iftH1'.の4t, 0')党首.
2名のノ:fアニューギニ7人上級('rif,(',なムブにI申,l.ti したパフaアニューギニア人(民間人)より成ること。
{別調i)l.J僚委1):l名は,投票権ヰ:
f r
せず\r i l l
号'c
しく の資格を持つこと。14) 委ii会のそ
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長は1\仰が務め乙Jとと(5) 本委員会では,一般的な広い問題が討議され,
計画の
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相は各符ならびにf
土地域ヴ決定されうことρ(6) 計|剖決定過程の多くが分権化されるため,中央 計画;事務局は規模が非常に小さいものとなろ。現在の I ,;+爾."I,\]整J),,Jは廃止0,jl,,同!υJill職員;士j壬省iこl'J 阻置されて省レベノレでの計繭局を補強すること。
(7) cp•Jと計画 ' iHJ5局は,便宜上大設省に:立j宣されろ が, fμJ事務局は閣僚委員会に対してのみ責任を持っこ
‑ 0
ソ7レ首相は,この8大経済目標を発表するに際し,
三れが同僚と自分自身による数カ月にわたる努力の ~,t;'.J〔
生れたものである, J:述べたが,この目標約一!?むこつヤて は,『フェーパ一報告書』(注13)が直接的に多大な示唆を 与えたことは疑いなし、。同報行奮はブァーノ{ー(M.L.り Faber)氏を閏長とする調査団が世界銀行の依頼を受け て作成したれのであお。こρ調査団は オ てトラ11ヲチ
とパフ。アニューギニアとを1972年の3月から5月にかけ て6週間にわたって訪れ, 8月以降数次にわたる手院し を絞た上で,同年−12)]に:IL.,1::1ここの
i
説得書をi
召出した"『フェーパ一報告書』では,パ7。アニューギニア経済の 長期的!'
H
禁止次のslZに霞いζいる。(1) 現地人による経済コントロールの嬬大,および 多くの討ii'r活動のまは地化。
(2)雇用機会の増大,特に所得を生む(income‑gene 90
rating)自家営ぷ(selfemployment)の増大。
(3)現地入所符の増大l土カ点を憧くこととともに,
現地に:s:;る所M栴差をなくすこと。
(4)村線開発ならびに地方における小規模都市セン
々ーの述,,',~o
(5) 外国からの贈与さらには外国からの投資資金へ の依存か,−,の脱却。
、fマレ邑IIIの8た経済[|協が, I‑di日の『ブェーパ一報 の設
7
どした長期目標と同ーの基調に立つことは,t はや明られであ fけ。自iJ [,_~の 5 カ年計画が予 1964'1斗J' 世銀報告の主主調を受けて経済効率基準を重視したのに対
L 『プ,c−−−パ一以;''i書』日士 完
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治政月』fの誕生か人 独夕食にいたる変動期に国民に期待を持たせるべく,あら ふる地域に公平仁村:済的手jl益がゆさわたることを提汗L]fl,その,'こめには中央民出を廃 LJill域のイιシアFイ
11::1注視することを説いている(ill5。)
報告書目俸の基本
1
な与え方が地域的イニシアチブを 重量視したこともあって,この報告書では,具体的な政策 t!t門はほとんど, t
:':れておらず, Jうえ方を示すにとどま やている。しかし,この報告書の考え方を進めていけば )Jのようなtl済杭遣となろときか, というひとつの冷lII 川口姿と~- ~, )'\;,.・)ような dくンチマークを設定してトユ(ll c;f¥p
Cf'H
)成l
とれは年平7〜9';o̲,(2)現地化政策を推進するため,パプアニューギニ
;・人わい
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号は(;\)p成k
jミよりす,i:':iいほほ10〜12°ゎ . :
成長率で増大する。なお,この拡大は給与水準の上昇 などからもた「〉されるのではなく.雇用地大,自家営 議からの冴得11/i,公共セクターからの政府収入増によ るものである。また,非中央集権化政策ならびに所得 再分配政策を‑ITT注する結果,現l午点において最も不刊
な状況にある地域の福祉は向上する。
(3) 寸ースト了アリアパ!('.fから円資金援助が年率lOo/o で憎加するならば,中央政府の国内収入は少なくとも 年率12',';、で増) j[]十る。 j/lJち政府偽問および固有企業の 収入;間以より,ぷ;共部門の支出い年率10%から12%で 糟大する。
(4) 11」内貯千九J付加率辻,年率1,,%から20%に達寸ゐ。
公共部門の支出は,保健,道路,学校といったものよ りも,'
i , q l
,電]}Iなどの上うに経待以上の売上収入がi
尋 られるものに対し拡大させる(年E軽少なくとも20%。)(5) 人的資1山こついUむ上:1/iJ部門仁社し範主示す 意味から,中央政府に勤める外国人の数を,少なくと