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多様化する放送技術の今 図 1 大型映像システム例 権保護技術 ) に対応しないという課題も残る それに対して DVI/HDMIの大規模マトリクススイッチャも登場し始めている HDMI については 12bit/4:4:4 による伝送に対応するなど高画質が期待できる しかしながら SDIスイッチャと比

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Academic year: 2021

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 弊社では、長らく高画質化を追求したSCシリー ズと大型映像分野における様々な要求仕様に応え ることを追及した MC シリーズの 2 つのカテゴリ で製品展開を図ってきた。このたび 3 つめのカテ ゴリとなる製品を開発したので紹介する。  現在、民生、産業分野のいずれにおいてもデジ タルインタフェイス(3G/HD/SDI、HDMI、Disp layPort など)がよく用いられている。デジタルイ ンタフェイスには高画質が容易に手に入る、調整 の手間が省けるなどの利点があり、従来のアナロ グに代わり映像システムの主流となっている。一 方、旧システムとの互換性保持などの理由により、 従来のアナログ機器が使われる場面も依然として 存在する。そうしたアナログ/デジタルの混在に より、規模の差こそあれ大型映像システムは図1 のような構成を取る場合が多い。  図1の中で、キーとなるのがマトリクススイッ チャの部分である。この部分の機材選択によって 周辺機材、およびその画質が決定される。近年、 3G-SDI を含めた SDI スイッチャの価格低下が激 しく、マトリクススイッチャとしてSDIスイッチャ が選択される場合が多い。しかしながら、3G-SDI は最大解像度こそ 2K× 1080/60pまでをサポート するが、プログレッシブ伝送を優先すると色成分 を犠牲にする必要がある(YCBCR4:2:2)、色成 分を含めた解像度を優先するとインタレース伝送が 限界となる(2K × 1080/60i)、という弱点もある。 このため、高解像度の HDMI/DisplayPort 出力を 搭載する機器(PC など)をソースとする映像シス テムに対しては貧弱である。また、HDCP(著作

はじめに

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大型映像システムの現状

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写真 1 メディアインテグレータ「MI-2100」 メディアインテグレータ「MI-2100」(写真1)は、多様な機能をもち、1台で映像システムの構成を 可能とする製品である。インタフェイスの混在やデジタル著作権保護技術により複雑化する映像 システムをシンプルにまとめることにより、システム単価の低減に貢献する。

「MI-2100」

アストロデザイン株式会社/長瀬達洋

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権保護技術)に対応しないという課題も残る。  それに対して、DVI/HDMIの大規模マトリクス スイッチャも登場し始めている。HDMI について は、12bit/4:4:4 による伝送に対応するなど高 画質が期待できる。しかしながら、SDIスイッチャ と比べて高価であることから、導入のハードルは 高い。  さらに、SDI スイッチャ、DVI/HDMI スイッ チャに共通の問題として、一般に映像システムの 映像ソースは多様であるため、一度インタフェイ ス変換を行ってインタフェイスを揃えなければな らない点がある。この部分にかかる費用は決して 小さくない。また、インタフェイス変換に限らな いが、経由する装置が多くなり映像システムの規 模が大きくなるほど、EDID などのプラグアンド プレイやHDCP(著作権保護技術)に関するデジタ ル特有の接続性の問題が発生するリスクが増大す る。結果として、設置の最終段階に至って機材の 再検討、あるいは映像システムの構成の再検討を 余儀なくされる場合も少なくない。  このような映像システムをめぐる状況を踏まえ、 弊社では新たなカテゴリの製品メディアインテグ レータを立ち上げた。この製品は、“最小限の機材 にて小~中規模な高画質映像システムを構成可能 であること”を最大の目標としている。  前述のとおり、規模の差こそあれ大型映像シス テムのおよその構成は決まっている。このシステ ムを大量の配線/機材を駆使して纏め上げるので はなく、図2のように最小限の配線/機材でシン プルにシステムを構成する。具体的には、インタ フェイス変換、解像度変換、マトリックススイッ チの機能すべてを 1 台に統合し、映像システムを 映像ソース、モニタ、MI-2100 の 3 者のみで構成 する。これがメディアインテグレータMI-2100 の 目指すコンセプトである。最小限の配線/機材で シンプルにシステムを構成することで、様々な メリットが生まれる。図3では、そのメリットの 1 例を示す。  メディアインテグレータ MI-2100 について、主 な特徴を紹介する。 4.1  最大68チャンネル入出力対応 デジタルマトリクススイッチャ  入出力はスロット方式となっている。リアに準 備された 32 スロットに対して入力/出力インタ

メディアインテグレータとは

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メディアインテグレータ

MI-2100製品紹介

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図 1 大型映像システム例

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フェイスボードのいずれも搭載可能である。この ようなフレキシブルな設計により、本体にもHDMI × 2 入力、HDMI× 2 出力を搭載しているため、66 入力 2 出力~2 入力 66 出力までの様々なシステム においてマトリクススイッチャとして使用するこ とが可能である。 4.2 豊富な入力インタフェイス  アナログ、デジタルと様々な入力機材が接続さ れることを想定し、アナログ VGA/コンポジット /DVI-D(HDMI)/SDI などの入力インタフェイ スボードを用意している。出力インタフェイスボー ドについては、HDCP(著作権保護技術)の関係か ら現時点において DVI-D(HDMI)のみである。各 インタフェイスボードは 1 枚あたり 2 つの入力(あ るいは出力)映像+音声端子をもつ。 4.3  高速な映像切り替えを実現する フレームシンクロナイザ搭載  すべての出力端子にフレームシンクロナイザを 搭載することにより、高速な映像切り替え、およ び切り替え時の同期の安定化を実現している。ま た外部リファレンス信号、あるいは任意の入力映 像信号に同期することも可能にしている。 図 2 大型映像システム例(MI-2100 を利用) 図 3 MI-2100 採用システムでのメリット

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4.4  設置場所やコンテンツに合わせた フレキシブル拡大/合成機能  すべての出力端子にはスキャンコンバータが搭 載され互いに接続されている。これにより、出力 端子を複数利用して、図4、5に示すようなマル チディスプレイ表示、単面マルチウィンドウ表示 などが可能である。1 台の MI-2100 にてこれらの 機能を出力端子ごとに設定することが可能である。 4.5 豊富な制御/マスターコントローラ  RS-232C、RS-422 、LAN、USB、パラレル ポートなど豊富なインタフェイスに対応し、LAN では WEB ブラウザでの制御、SNMP 監視も可能 である。システムを構成するディスプレイなど、 他の周辺機材の制御も行えるようマスターコント ローラとしての機能も搭載している。これらのシ ステム情報などは、LAN もしくは USB にて一括 保存/管理を行うことが可能である。 4.6 スケジュール実行  時計機能を搭載し、あらかじめ登録した映像/ 音声レイアウトの呼び出し、および周辺機材の制 御のスケジュール実行が可能である。デジタルサ イネージなどへの応用が可能である。 4.7 大型タッチパネル  主な操作は、フロントのタッチパネルから可能 である。タッチパネル上に入力映像を表示し、映 像を確認しながら調整や切り替えを行うことがで きる。また、あらかじめ登録したレイアウトをワ ンタッチで呼び出すこともできるため、簡単なシ ステムであれば外部制御用装置を必要としない。 この大型タッチパネルは、入力の映像をプレビュー するモニタとしての利用も可能である。表示ディ スプレイがまだ存在しないような設置/調整段階 であってもソース機材の映像確認、および調整作 業を行うことが可能である。 図 5 単面マルチウィンドウ表示例 図 4 マルチディスプレイ表示例

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4.8 充実したテストパターン  逆に、ソース機材が揃っていないような設置/ 調整段階においては、充実したテストパターンに より表示ディスプレイの事前調整が可能である。 また、運用前に伝送線路を含めた品質確認を行う ことも可能である。 4.9 EDIDエミュレーション  表示ディスプレイの EDID 情報を読み取ること により、表示ディスプレイに最適な映像タイミン グにてプラグアンドプレイ接続が可能である。ま た、ソース機材との接続においても、表示ディス プレイの EDID 情報をエミュレーションすること により、接続トラブルを最小限に抑えることが可 能である。  上記にて述べてきたとおり、MI-2100 は多くの 機材を使用して複雑になりがちなシステムをいか にシンプルに構成するかに徹した製品である。弊 社SCシリーズ、MCシリーズが得意とする大型監 視システム、公共ディスプレイなどでの活躍を期 待している。MI-2100 のコンセプトは、配線/機 材を最小限に抑えることである。それにより、機 材の導入・管理コストの軽減、ケーブル配線の負 担の軽減、およびそれに伴うシステム設計全体で のコストの軽減まで、あらゆる面でメリットが生 まれる。  大規模システムとなると長距離伝送は重要要素 である。昨今では、DVI-D(HDMI)においても 100 メートルを超える伝送技術が出てきており、MI-2100 でも積極的に採用していく。  また、LAN による広範囲な映像配信、また映像 サーバとしての SSD 映像蓄積なども含めて、メ ディアインテグレータの構成技術として検討、採 用していく。 ☆アストロデザイン株式会社  TEL.03-5734-6301 FAX.03-5734-6102  http://www.astrodesign.co.jp/

今後の製品展開

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参照

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