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香 川 大 学 経 済 論 叢 第74巻 第4号 2002年3月 183-200

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概念について

安 井 敏 晃

は じ め に

周知のように, exposureは, リスク・マネジメントにおいて重要な概念であ る。それゆえ,多くのリスク・マネジメント論の体系書においてその説明がな (1) される。しかしながら,同様に重要な概念であるリスク,ペリノレ,ハザードと 比べて, exposureは必ずしもその意味内容が明確になっていないように思われ る。 そこで,本稿では,この exposure概念について整理を試みたい。その上で, リスク・マネジメント論における exposure概念の意味について若干の私見を のべることとする。

し わ が 国 に お け る 状 況

この exposureの検討にあたり,まず,わが国の研究者の見解を紹介したい。 その際,注意を要するのは,これは単に exposureと一語のみで用いられるだけ でなく, exposure unit, 10ss exposure, exposure to 10ssというように複合語

として用いられる場合があるということである。 最初に星野教授の見解をみてみる。同教授はわが国および海外の文献の研究 (2) からこの exposure概念について論説し,その中で Adamsの見解を紹介してい (1) 森宮康 [1985Jpp. 62-66,亀井利明 [1992Jp. 3..,武井勲 [1983Jp. 66., Head/Horn [1997J pp 14-30., Rejda, G. E.. [1995J G 5.., WilIiams/Smith/Young

998Jpp..64 -70., Hope [1998J pp.7-9 (2 ) 星野良樹 [1996Jpp..51-71

OLIVE 香川大学学術情報リポジトリ

(2)

-184 香川大学経済論叢 896

る。同教授は, Adamsの exposure概念を「偶然な損失の原因とそれにさらさ れている人(子供達と運転者),物(遊び道具と自動車),活動(子供達の注意 力,運転者の判断力と自動車の制御力) およびそれをとりまく環境との緊張状 態」 と理解している。また, exposureとは別に exposuretoを degreeof haz -ardに相当するとしている。さらに 10ssexposureについては r現実に損害が 発生するかしないかという,損害発生の可能性を示す一連の事情(状況,環境) (5) である」 という Williamsらの見解を紹介している。 次に,同教授も紹介しているが,他のわが国の研究者の見解をみてみたい。 亀井教授の見解である。同教授は多義語である 「危険」の説明の中で, その 用例のーっとして r事故発生の対象または単位」があるとして,この exposure をあげている。 「ぃ "事故の発生する客体で,例えば工場,工場内の機械・設備,原材料,商 自動車,船舶,航空機のような具体的な物を意味する。保険法上の『保険 口 口口, の目的』に相当する。不良危険とか優良危険という場合の危険の意味はこれで ある。」そして,この意味に相当する英語として exposureをあげている。引用 にみられるように,ここでの exposureは,事故発生の対象または単位の意味で ある。 武井教授は,リスクおよびその類概念の説明のなかでこれを取り上げている。 その際,単に exposureとしてではなく, exposure to 10ssの意味として説明し ている。「火災,爆発, 自動車事故などのように,偶然な損失の原因(ペリル, にさらされている人,物,活動を“危険 (exposureto 10ss or risk)"と peri1) 呼ぶ。一般には, これを“リスク"と呼ぶ、こともあり,厳密な意味でのリスク ( 3) 星野良樹 [1996]p. 58, Adams, J [1995] pp. 13-14 (4) 星野良樹 [1996]p..59 ( 5 ) 星野良樹 [1996]p. 60 で,下記のものである。 この見解は拙稿で引用したWilliamsらの書籍とは別のもの Williams, Jr, C. A jHead, G.. LjHorn, R.C jGlendenning, G.. W [1981], Princi -ples

0

/

Risk Management and lnsurance, vol 1, 2nd ed, American Institute for Property andLiability Underwriters

( 6) 亀井利明 [1992]p..3,星野良樹 [1996]p. 68

(3)

897

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概念について -185ー (起こりうる結果の変動)と区別するために,リスクにさらされる人,物,活 動の単位を“危険単位"とか“リスクにさらされるもの"などと呼んで区別す (7) ることもある。」亀井教授が,その対象を具体的な物に限定しているのに対して, 武井教授は活動までをも含み,より広い概念として捉えている。 森宮教授は,

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そのものではなく

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として取り上げてい (8) る。そして,

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を,リスクにさらされている対象と説明し,その具 体例として「資産,製品,コンビューター,製造過程,サービス,労働災害, (9) 賠償責任,収益」としている。 わが国の状況は以上の通りである。このように

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およびその複合語

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については,かならずしも 共通の理解がなされているとはいえないようである。その理由として,訳語が (10) 不統ーであるとの指摘もある。それも一因であろう。しかし後述するように, 原語自体,すなわち米国において,

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の定義に差違がみられることが主

たる要因ではなかろうか。そこでリスク・マネジメントが発達した米国におけ る状況を見てみたい。

2

.

exposure

およびその複合語

まず,

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およびその複合語の相互の関係はどのように捉えるべきなの かを検討してみたい。米国の文献をみる限りでは,これらの用語は必ずしも厳 然たる使い分けがなされているとは言い難い。いずれも「潜在的な事故にさら されている」という意味を含んでいることは間違いないようであるが,細かな 点、で差異が見られる。以下,

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とその複合語を米国のリスク・マネジメ ント書を手がかりにみてみたい。 まず,

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の場合である。最初に

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を紹介するのは, (7) 武井勲 [1983]p 66,星野良樹 [1996] p.58 (8 ) 森宮康 [1985]p. 62,星野良樹 [1996]p. 68 (9 ) 森宮康 [1985]pp 62-66 (10) 星野良樹 [1996]p. 55 (11) 一部英国の書籍もある。

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(4)

急 事 t g h i p b ↓ 898 香川大学経済論叢 186 exposureおよびその複合語の中では,比較的意味内容が明確であり,共通の理 このexposureunitを「保険料率を算定 と説明している。保険料率を算定する際の算定 の単位とは,付保される客体のことである。つまりここでは,exposure unitは, 解がなされていると思われるからである。 例えば, Rejdaはその著書において,

2) する際用いられる算定の単位」 の意味で使用されている。例えば火災保険を例に取る ならば,建物が保険の目的にあたる。木造の建造物と鉄筋コンクリートの建造 保険の目的(危険単位) それゆえ,火災発生の頻度,および火災 による損失の強度の点で大きな差異が生じることになるから,保険料率の算定 物とでは,ハザードが大きく異なる。 の際に測定の対象を考慮することは不可欠である。 また,Dorfmanは,その著書で保険における危険同質性の原則の説明として, 「保険団体に所属するある物件,すなわち危険単位(exposureunit)は,適正な ( 13) 保険料算出のためには同種のものでなければならない」 f p i l i f -f f l i t -t r i l i t -i j i i と述べている。 これは訳語にも明記されているように,Rejdaと同じく,具体的な保険の目的 のことを指している。 このように, exposure unitの用語は,保険契約においてその保険料率を算定 する上での,保険の目的を意味する場合が多い。 もっとも,逆に保険の目的が常にexposureunitと表記されるわけではない。 例えば, Vaughanは, exposureの語釈として r保険料率が適用される算定の 単位」と説明している。ここでは, exposureと表現されているが,保険の目的, すなわちRejdaやDo!Imanのいう exposureunitの意味で使用されている。つ まり, exposureの用法としては,それ一語でexposureunitの意味を持つ場合 がある。 exposureの他の用法として, Bennettの説明がある。氏はexposureを r三 つの意味で使われる用語。 l損失発生の可能性のある状態。 2..売り上げ,人 Rejda, G E [1995J G.5 星野良樹 [1996Jp. 68,鈴木辰紀監訳 [1993J(Dorfman [1987J) p.26 Vaughan/Vaughan [1995J p..485 (12) (13) (14)

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899 exposure概念について -187-件費などにより測られるリスクの程度。3..周囲の状況から財物に対し引き起こ

5 ) される損失の可能性」と説明し,保険の目的にはふれていない。 次に10ssexposureの 場 合 で あ る 。 こ の10ssexposureにしても,常に exposureと厳格に使い分けられているわけではない。例えば, AthearnjPrit -chettjSchmitは, hazardならびに exposureを説明するさい, exposuresの表 題のもとで説明を始めながら,区分されるexposureの各々に10ssexposureと いう用語を特に断りもなく使っている。すなわち, persona1 10ss exposures, ( 1日 property 10ss exposures, 1iabi1ity 10ss exposuresである。このことから, Athearnにおいてはexposureと10ssexposureとの聞に厳密な使い分けはな されていない。 Athearnらにおける 10ssexposureの意味をみてみたい。彼らは,損失が起 Ul7 こりうる状態に直面している財産または人」と説明している。この場合, expo -sureをまず損失が起こりうる状態に直面している財産または人としているこ とから,彼らは事故発生の客体つまり (Rejda,Dorfmanのいうところのexpo -sure unitである)保険の目的を含む概念で捉えていると考えられる。 Head=Hornも10ssexposureを説明している。彼らによると「偶発的なリ スクもしくは事業リスクによる一切の損失の司能性であり,……,なんらかの 価値を有する物が,何らかのペリlレにみまわれた結果として,その主体が被る 仰) 財務的損失の可能性である」としている。 つぎに Hopeの定義をみてみる。これは, Head=Hornの定義に極めて近 い。 'lossexposuresは,算定しうる金銭上の結果をともなう偶発的損失の可能 性(possibi1ity)である。この概念は, リスク・マネジャーや, リスク・マネジメ 目 的 ントにかかわる者の業務の基礎となる。」としている。 (15)木村栄一厳訳 [1996J(Bennett [1992J) p. 161 (16) Atheam/Pritchett/Schmit [1989J p..4 (17) Atheam/Pritchett/Schmit [1989J p.4 (18) Head/Hom [1997J p. 14 (19) Hope [1998J pp.. 6-7 (20) リスクについては rリスクは,損失が生じるか否かの不確実性を意味している」と説 明している。

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(6)

900 香川大学経済論叢 -188-exposureと10ssexposureを厳密に区分する見解をとる者もいる。Outreville 一定の 一定のペリノレにさらされている, がそうである。氏は'exposureとは, 人的もしくは物的な資産である」としたうえで,続けて10ssexposureの説明を もしくは 10ss exposureを潜在的な損失もしくはその金額と使い分けをしている。 次に, exposure to 10ssである。この用法も exposureとは,必ずしも使い分 これは「潜在的な けられずに用いられている場合がある。 仰) Williamsらは, exposure to 10ss or gainの説明として, 損失もしくは利得に直面している物体もしくは状況である。例えば,ハザード このハザー この火災の結果延焼した倉庫は, している。それは'exposureに包含される,潜在的な金銭的な損失, 目 。 金額のことであるJoOutrevilleは, exposureを保険の目的の意味で使用し, は,暖炉のそばに保管されてある油のしみこんだぼろ切れである。 ドから生じた火災は,ペリルである。そして,

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exposure to 10ssである」 さらに続けて, 'exposureという用語は, とし,市場リスクにさらされている有価証券を例に 白) このように, exposure to 10ssの例が示すものが倉庫であること とする。 る 古 小 中 ﹂ 日 て 当 も 唱 に 。 る 産 い 資 て 融 げ 金 挙 から, exposure unitとexposureto 10ssを明確に区分しているわけではなく, exposure to 10ssをexposureunitを含む,広義の概念として考えているよう Williamsらはさらに,別の箇所ではexposureto riskという表現もしてい

ω

る。 である。 このよう さらにはriskexposureという表現さえ断りなく使用している。

にexposureto 10ssとexposureさらには, exposure to riskや,risk exposure

いずれも「潜在的な損失もしくは利得に直面している物体も を使い分けずに, しくは状況」であると考えている。 (21) Outreville[1998]p. 7 (22) Williamsらは,リスク・マネジメントの対象を純粋リスクに限定していないため,利 得すなわちgamをも含んだ説明をしている。 (23) WilliamsjSmithjY oung[1998]p..65 (24) WilliamsjSmithjY oung[1998]p..65 (25) Williamsの用法ではexposureto 10ss or gainである。 (26) WilliamsjSmithjY oung[1998]p..66

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-189 exposure概念について 901 このようにみると, exposureおよびその関連語は,必ずしも統一的な さて, 理解がなされてはいないようである。関連語相互の関係が必ずしも明らかでは さらに,同じ用語を用いてさえ,その語釈にはかなりの幅がある。 もっとも,前述のようにexposureunitと表記される場合だけは別である。 ない。 それ以 しカ〉し, その場合には,意味が危険単位に限定されているようである。 外の場合(exposure,exposure to 10ss, 10ss exposure)では,明確な使い分け がなされているとは言い難い。同じ論者が断りなく言い換えている場合さえあ る。それゆえ,現段階では,exposureおよびその関連語相互の聞に明確な線引き をする必要はないのではなかろうか。そこで,以後exposureunit以外のexpo -その際便宜 sure関連語を区別せずに,一つにまとめて考察を続けたい。なお, (27) 的に“exposure"と表記することにする。 i ! P 3 F i l a L i l l i -f i l J i

exposure"

の意義

3

論者によりかなり定義が異なる“exposure"はどのよ では前述したように, うに理解すればよいのだろうか。“exposure"について多くの買をさくHead= Horn, Hope, Williams/Smith/Young, Athearnらの説明を検討していくこと で考察しよう。 例えば, HeadニHornは rなんらかの価値を有する物が,何らかのペリlレに (湖 その主体が被る財務的損失の可能性」であるとし, みまわれた結果として, Williamsらは r潜在的な損失もしくは利得に直面している物体もしくは状 ω) 況」 としている。そして, Athearnらは r損失が起こりうる状態に直面してい 目 。 る財産または人」であるとする。 まるでそれぞれ別の語句の定義のようであ るが,彼らのより詳細な説明,特に“exposure"の分類の説明を見ると,Head= 一見これらの語釈だけを見ると, もっとも,原語による表現が必要な場合はその都度表記する。 HeadjHorn[1997Jp 14 Williams/Smith/Y oung[1998Jp. 66 AtheamjPritchettjSchmit[1989Jp 4 (27) (28) (29) (30)

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190- 香川大学経済論議ー 902

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は極 めて近いものであることがわかる。 まず

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らである。彼は“

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とは i最広義では,組織全体がリ スクにさらされているけれども,分析目的からは,

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を分類することが 有用であるりとして, この後:

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つに区分 している。 まず

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であるが, これは有形・無形の財産が損傷を 被ったり,滅失したりすることによる潜在的な利得と損失を生じさせる状況で (31) あると考えている。 次に

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とは,株式などの有価証券を所有することに よ れ こ の

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がっくり出されると説明する。彼は,物それ自体であった れそれにかかわる状況を“

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とみなしているから,有価証券を所有す ることで,市況の変化により,利得や損失が発生する状況がここにあてはまる ものと考えている。

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とは異なり,証券それ自体が物 理的に変化することで利得や損失が発生するわけではない。 さらに

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であるが, これについては法制度により課せられ る義務がこの種の“

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をつくりだすと説明される。端的な例は,

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の ような損害賠償責任である。これは

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さらに後述の

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と異なり,損失の発生か不発 生だけであり,利得が生じることはないとされる。 最後に

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についてであるが,経営者,従業員に,顧客, 債権者,株主,供給業者の潜在的な傷害や死亡がこれに該当すると説明する。 (生産性の向上のように,利得にもつながる場合がある。) このような“

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の分類は,

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らだけでなく先に見た

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ら,

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によっても行われている。 (31) 前述のようにWiIl

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らは,投機的リスクもリスク・マネジメントの対象としている ために潜在的な損失だけでなく,潜在的な利得をも考えている。

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概念について

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とは

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つの次元を有するものであり, そのうちの 1つが I損失にさらされている価値の種類」であるとする。そして (32) この観点から

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つに区分できるとする。すなわち

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( 33) である。

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とは,財産が損傷を被ったり滅失したりすることに i l l -j f t i t i -t i i f -L i ι 色 I ト f e

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は, よる“

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とは,企業活動にともない,

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-損害賠償責任を負う場合のような“

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は,経営者や従業員の死亡,労働不能,退職等による“

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は事故による予想、収益の減少や費用の増加をさす。 また事業の再開の 生産活動の停止により予想、収益の減少がもたらされること, 為に他の事業所を借りることは費用の増加をもたらすことを示している。 このように,

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の分類は若干異なって いるが,基本的には一致している。異なっている点は,金融資産の扱いである。 しかし,このことは

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らが投機的リスクをリスク・マネジメントの対象 として積極的に考えていることから生じているため,“

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の概念自体の 解明という点においては,大きな問題ではない。

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らの区分は,

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は早期死亡,疾病,就業不能などを指し,

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の例とほぽ同じである。

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は,財産が事故等によ これも

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と同じであるが, り損傷を被った場合の損失である。

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の扱いに違 自動車事故の場合に,他の自動車;を使用するときに, いがみられる。例えば,

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らの旧版でも

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を同様に

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904 そのための費用がかかることがある。 Athearnらはそのような臨時費用の発生 をもこのpropertyloss exposuresの範鴎に該当するものとしている。 liability この点はHeadニ やはり賠償責任を負う場合が該当し, exposuresは, Hornと同じである。 また, Hopeの区分はHead=Hornと全く同じである。すなわち, property exposures, liability loss exposures, personnel loss exposures, net (35) income loss exposuresである。 loss 香川大学経済論叢 -192-loss

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そしてその内容も変わりがない。 前述したように,彼らの定義はすべて同じではない。特にAthearnらの定義 は具体的な人や物と捉えていることから, Head=Hornら他の3者の定義とは 大きく異なっている。しかしそれにもかかわらず, Head= Horn, Athearnら,

Hopeが掲げる“exposure"の具体例は非常に近いものである。 Williamsらの リスク・マネジメントの対象リスクを他の3者と異なって捉える点か 説明も, このように定義は大きく異なって ら生じる違いを除けば,大きな違いはない。 いるものの,彼らが考えている“exposure"の中核は共通している。 この“exposure"をより正確に把握するために,彼らがこの そこでつぎに, “exposure"概念を何の為に必要と考えているかという点から検討してみたい。 Williamsらも HopeもHead=Hornもリスクの確認(あるいはリスクの発 (36) この概念を用いて論じているのである。 の段階において, ここでいうリスクの確認(riskidentification)とは, 見・確認) リスク・マネジメント・ どのようなリスク まず第一に, プロセスの一番最初のプロセスのことである。 その後:のリスク・マネジメント・プロセス が存在するのかを確認しなければ, は作動しない。 またリスク処理も行えず, どのようなリスク処理手段が適切で リスクの処理を行いうるのは,いうまでも あるかも判断できない。そのため, このリスクの確認に失敗 なくその対象となるリスクを把握しえたからである。 その巨大なリスクを保有して (35) Hope [1998J pp..7-9 (36) WilJams/Smith/Young [1998J p.64, Hope [1998J p. 19., Head/Horn [1997]p 14 し,巨大なリスクの存在を見落とした場合には,

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} f E P I l i -0 1 i r t 905 exposure概念について -193-しまうということにさえなりかねない。処理すべきリスクが確認できなければ, いかなるリスク・マネージャといえども,処理できるはずがない。 このリスクの確認の際に着目すべきポイントとして,

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iamsらは次の諸点 そし リスク要因,事故, リスクの源泉,ハザード, を挙げている。すなわち, て最後に挙げられているのが,“exposure"なのである。なお,繰り返しになる この意味は「潜在的な損失もしくは利得に直面し W

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iamsらにおいては, ヵ~, ている物体もしくは状況」である。 ここで,“exposure"に控目する理由として, W

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iamsらは rリスクの源泉 あ るいはそのペリルによる被傷性が高くない限り,本質的に組織とは関係がない。 それゆえ,リスク確認の重要な側面は, exposureの確認である」 としている。 ここでペリルと組織(組織にとどまらずリスク・マネジメントを行うすべての との関係に言及されていることは重要である。例えば,何らかの製品を 製造する企業Aを考えたとき,その企業とは何ら関係のない企業Bの工場で事 主体) ある組織がそれをとりまく環境から生じるペリルにさらされていたり, は, 故が生じても,その企業Aにとり損失が生じるはずはない。つまり損傷を被った 物とリスク・マネジメントの主体との聞に損失が生じるという「利害関係」が その事故は決して重要ではない。 なければ, リスクにさらされてい このようにリスクの確認で必要とされていることは, る何か(“exposure")を知ることである。もっともだからといって,“exposure" このことは を何か具体的な事故発生の客体であると解釈することはできない。 前述の“exposure"の語釈からも明らかであったが,改めて具体例からこの点 を考えてみたい。 フローチャートを{吏用してリ 具体的な物と理解することが難しい例として, スク確認をする場合を考えてみる。例えば,製造業の場合では,何らかの製品 が原材料の段階から製造販売されるまでのプロセスを流れ図にまとめることで あろうし,運送業であるならば運送の開始から終了するまでのプロセスを図に WillamsjSmithjYoung [1998J pp. 68-70 (37)

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i f f i J i l l -194- 香川大学経済論議ー 906 まとめたうえでリスクをみつけていくことになろう。後者の場合には,運送に その際,潜在的な自動車 用いられるトラックが,当然考察されることになる。 トラックの形状,年数などが調べ 事故の強度および発生頻度に影響を与える, られることになろうし,整備の状況も調査の対象となるであろう。 しかし,この場合,単に上述のようなハザードだけを調査するわけではなく, そのトラックが自社所有か,他社所有であるかという点も必ず調査の対象とな それは,所有形態がトラックの事故発生頻度および強度に影響 るはずである。 を与えうるからというだけではない。より重要な理由は,前述した“exposure" 自社所有か否かで種類が呉なる“exposure"と考えら 自担所有のトラックによる商品運送中に事 の分類からするならば, れるということにある。すなわち, z l i l i -l i f i l l i p -i i l i l i -J F 故が生じた場合と,他社所有のトラックに運送を委託した場合に生じた事故と それとも他社に責任損 では,自社に物的な損失を生じさせるだけであるのか, それゆ 失をも生ぜしめるのかという決定的な違いをもたらしうるからである。 ドライパーの これらのトラックを考えた場合には,仮に車種,使用状況, 〉 え, 技能など他のすべてのハザードが全く同じ場合であっても,“exposure"として は異なったものとして理解されねばならない。したがって,“exposure"を具体 そのトラックを巡るなんらかの状況をも含めて 的な客体の分類と捉えるより, 考えることが必要となる。 このようにトラックの所有者が異なると,“exposure"としては異なると考え られるということから,“exposure"は単に事故発生の客体としてのみ捉えるこ そしてこの点が“exposure"概念の検討の際に重要なので とはできなくなる。 ある。 ここで,上述のWilliamsらの引用を思い起こしてほしい。たとえどれほど損 失強度もしくは損失発生頻度が高いリスクであっても, を行う経済主体と全く関係がないリスクであれば, リスク・マネジメント 自社の対象とはならない。 関係があるということは事故が生じたとき自らが損失を被るということであ る。それならば,潜在的な事故にさらされている状況において重要な点とは, 潜在的な事故にさらされている何か具体的な物と経済主体との関わり合いとい

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907 exposure概念について 195 うことになるのではなかろうか。むろんここでその関わり合いとは「利害関係」 となるはずである。つまり“exposurぜ'は難解な概念ではあるが,保険における 被保険利益と類似した概念と捉えることはできないか。 (3曲 被保険利益は,人と物との利害関係をその本質とすることから,当然人と物 との関係が異なれば被保険利益としても別の物と把握される。前述の例で,事 故に遭遇したトラックが自社所有か否かにより異なる“exposure円と把握され るのは,リスク・マネジメントを行う主体とトラックとの関係が全く異なるか らであった。このことは被保険利益と同様に,異なる利害関係として把握され ているからではないか。

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被保険利益との類似

では次に,被保険利益と“exposure"の類似点についてみてみたい。まず被保 険利益の構造である。 被保険利益は具体的な物を意味するわけではなく,人と物との利害関係であ ることから立体的な構造を有する。人が異なれば,当然異なる被保険利益とな るし,物が異なればこれもまた異なる被保険利益となる。加藤教授の「被保険 利益の構造」においては,被保険利益の構成要素として次のものが挙げられ説

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明がなされている。 危険事故 その発生客体(保険の目的) 損害をこうむるおそれある人(被保険者) 損害 かかる人と物との聞における一定関係 (38) 加藤自作 [1939Jp 109 (39) 加藤教授は構成要件という用語を用いている。加藤白作 [1939Jpp.44-119.(なお,ー 部現代表記に改めた。)

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908 香川大学経済論叢 つまり,-被保険利益とは一定の物,即ち(中略)保険の目的に一定事故が発 生して,人,即ち被保険者に損害を与ふる虞ある,か〉る物と人との関係を意 味する」と定義される。事故が保険の目的に実現した場合に, 臼1) 関係を媒体として損害に転化することになる。それゆえ,損害の種類と一定関 (42) 係の種類とは一致することになる。そしてこの一定関係こそが被保険利益の中 その結果が一定 196 核であることから,関係による分類がまた被保険利益の分類ともなる。 責任利益などに分 この分類は,前述の Head=Homの区分と酷似している 点が注目される。 HeadニHornのいう property1088 exp08ureには,所有者利 益が該当し, net income 1088 exp08ureには収益利益と費用利益が該当し, lia -bility 1088 exp08ureにはまさに責任利益が該当するものと思われる。 つぎに,“exp08ure"の構造を Head=Hornの解説からみてみたい。彼は “exp08ure"を立体的なものとして捉えている。前述したように,これは3つの

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次元を有すると考えられている。 その際被保険利益は,所有者利益,収益利益,費用利益,

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けることカまできるカむ l i e -r 寸 I l l i -J i -リ 損失にさらされている価値の種類 損失を引き起こすペリノレ 潜在的な財務的な損失の結果のおよぶ範囲 この“exp08ure"の構造もまた前述した被保険利益の構造と極めてよく似て いる。 「損失にさらされている価値の種類」の具体例は,前述のように被保険利益に おける区分と同様な区分がなされている。「損失にさらされている価値」とある という見地から分類されている。前 が,損失としてどのように顕在化するか, 加藤由作 [1939J pp..62-63(なお, I日字は新字に改めた。) 加藤由作 [1939J pp.. 38-39 加藤由作 [1939J p. 40. 水島一也 [1999J p. 6 HeadjHorn [1997J pp.. 14-31 (40) (41) (42) (43) (44)

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909 exposure概念について 197 -述したように,被保険利益の概念においては一定関係が媒介となって損失を生 み出すために,損失の見地からする区分も,被保険利益の見地からする区分も 同じものとなる。 「損失を引き起こすペリル」とは潜在的な損失を生み出す契機となる事故であ る。「潜在的な財務的な損失の結果のおよぶ、範囲」とは,損失の範囲を意味する。 例えば,庖舗が全焼した場合には,建物の保険価額,減少した予想収益などの 合計額がこの次元にあたる。そして,この内の一つでも変化すればそれは別の ω) “exposure"になると考えている。 このように立体的に捉えられる“exposure"は,前述したようにリスクの確 認のプロセスでとりわけ重要となる。その点は彼らも同じであるが,その名称 (胡) を10ssexposuresの「確認」としている。このことは,リスク・マネジメント において保護されるものは“exposure"そのものである,と考えているからで はないか。被保険利益が保険保護の対象となることと同様に,リスク・マネジ メントにおいてはこの“exposure"を保護の対象と考えていると思われる。 もちろん, Head=Hornの3つの次元のそれぞれが,そのまま被保険利益の 構成要素と一致するというわけではない。しかしながら, Head=Hornが

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つ の次元からなる立体的構造として把握している“exposure"に,上記の被保険 利益の構造の構成要素がすべて盛り込まれていることは重要である。損失にさ らされている価値には,その発生客体と,損失を被りうる者,ひいてはかかる 人と物との関係が当然問題となる。また損失を引き起こすべリルは,危険事故 であるし,潜在的な財務的損失の結果のおよぶ、範囲は損害額の問題である。 もっとも,被保険利益と“exposure"が全く同一の概念であるということは できない。被保険利益はinsurab1einterestの訳語,すなわち保険しうる関係で ある。リスク・マネジメントにおいては,保険のみがリスク処理手段ではない ことから,保険では扱えない“exposure"をも考慮する場合がある。そのため, 被保険利益の範鴎には当てはまらないものも“exposure"として考慮の対象と (45) Head/Hom [1997] p.. 27 (46) Head/Hom [1997] p..14

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-198ー 香川大学経済論叢 910 なる。その端的な例が先に見たWilliamsらの場合である。投機的リスクを積極 的にリスク・マネジメントの対象と考える場合には,価格の変動により損失に も利得にもつながる有価証券についても対象と考えることになる。 この場合に は, もちろん被保険利益とは異なる。 また今一つの相違点として, personne1 10ss exposuresの存在がある。いう までもなくわが国においては,生命保険において被保険利益が求められるわけ ではないから,人の死亡は積極的に被保険利益として考えられていない。 これ も異なる点である。 しかしながら,英米法においては,生命保険においても被 保険利益が考えられることから,人的損失にかかわる“exposure"の存在を (47) もって,被保険利益概念と大きく異なるとはいえないであろう。 むすびにかえて リスク・マネジメントは, リスクの最小化をはかることがその目的の一つで ある。 リスクはいうまでもなく,損失を生ぜしめるおそれがあるからこそ, そ の処理が必要とされるわけである。その際,事故の結果損失に転化するものは 何かを知ることが是非とも必要となる。その何かが“exposure"なのである。こ れは決して具体的な物ではない。そうではなく,具体的な物をも包含する利害 関係なのである。被保険利益が保険につけることのできる利害関係という意味 であるのに対して,“exposure"は, リスク・マネジメントにおいて保護される 利害関係と捉えることができるのではなかろうか。 保険学の発達において,保険により保護されるものが何であるのか, という 観点から被保険利益概念が現在のように利害関係にまで深化したことと同様 リスク・マネジメントにおいても保護されるものは何かという探求が, “exposure"の内容を単なる物から深化させたのではないだろうか。そしてその (47) ただし,他のexposureが,損失の種類から(あるいは被保険利益の種類から)なされ る区分であるのに対して,personnelloss exposuresの区分は事故発生の客体からなされ ている点が大きく異なっている。

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-199-exposure概念について 911 ことが語釈の混乱の背景にあると思われる。 邦語文献 l 加藤由作 [1939J,w被保険利益の構造』厳松堂害賠。 2 加藤由作 [1970J,r損害保険法の展開」木村栄一編『喜寿記念加藤由作博士論文集』喜寿 記念加藤博士論文集刊行会。 亀井利明 [1992J,iリスクマネジメント理論』中央経済社。 木村栄一,近見正彦,安井信夫,黒田泰行 [1993J,i保険入門』有斐閣。 木村栄一監訳 [1996J,i保険辞典』損害保険事業総合研究所(Bennett,C [1992J, Dic -tzonary

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6鈴木辰紀監訳 [1993J,i保険入門』成文掌(Dorfman,M D. [1987J, Introduction Insuranじe,3rd.. ed.., Prentice-Hall, Inc)。 7武井勲 [1983J,iリスク理論』海文堂。 8.西島梅治 [1992J,i保険法(新版)~悠々社。 9 箸方幹逸 [1992J,rリスク・不確実性・情報と保険」『文研論集』第100号。 10星野良樹 [1996J,rリスク・マネジメント用語としてのロス・イクスポジュアに関するー 考察」広海孝一,下和田功編『現代社会と保険』中央経済社。 水島一也 [1999J,I 現代保険経済(第 6 版)~千倉書房。 森宮康 [1985J,iリスク・マネジメント論』千倉書房。 品 。 献 文 考 参 3 4 5 11 12 英語文献 1 Adams, J [1995J, Risk, University College London Press 2.. Athearn, J L jPritchett, S.. T j Schmit, J T [1989J, Risk Publishing Company 3 Head, G.L j Horn II, S [1997J, Essentials

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and

7

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912

and Management 香川大学経済論叢

Williams, Jr, C A jSmith, M. L jYoung, P C.[1998], Risk lnsurance, 8 th ed, McGraw-Hill Book Company, Inc 200ー 8 (本稿は,保険学セミナー

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日:大阪府商工会館)における発表 原稿に加筆修正を施したものである。 報告において司会の労をお取りいただいた,関西大学羽原敬工先生,貴重な ご示唆をいただいた諸先生方に厚く御礼申し上げます。) ー ; l i t -z I l i -l z 寸

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