関東経済産業局における
起業家支援充実の方向性について
平成26年7月
起業家支援充実の必要性
起業家支援充実の必要性
■我が国経済の持続的な成長のためには、既存産業の新陳代謝を促進し、常に
イノベーションを起こしていくことが重要。その大きな役割を担うのが、起業家(創
業・ベンチャー)であり、日本再興戦略に「ベンチャーの加速」が掲げられている。
■起業家(創業・ベンチャー)は、新たな成長分野を切り拓く存在であり、地域を含
めた我が国経済のエンジンそのもの。そこから次世代の主要企業が誕生し、雇用
を創出しながら、新たな経済成長を牽引することが期待される。
■我が国は過去三度のベンチャーブームを経験。現在、第四次ベンチャーブーム
の兆しが鮮明になりつつある。この動きを、地域経済の活性化、ひいては日本経
済の新たな成長の実現につなげる観点から、関東経済産業局としての創業・ベン
チャー支援策充実の方向性を検討する。
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【支援環境】 商法改正によるストックオプション制度の本格導入(1997年)、エ ンジェル税制の創設(1997年、2007年に所得控除制度を拡充)、 中小機構によるファンド事業開始や大学等技術移転支援法の制 定(1998年)など、産官学一体型のベンチャー支援策の整備が進 行。 【時代背景】 バブル崩壊により廃業率や完全失業率が上昇し、経済停滞の中 で、政府の積極的な支援の下、多数のベンチャー企業が設立。 特に、米国を中心とした世界的なIT関連需要の増大により、IT関 連企業が多く設立。(例:楽天、ザインエレクトロニクス、DeNAなど) 2000年に入り、米国中央銀行の金融引締めなどにより、ネット関 連銘柄が大幅に値を下げ、2000年末には世界的にIT需要が冷え 込み、多くのIT関連企業が失速。
これまでのベンチャーブームの変遷
第一次ベンチャーブーム(
1970年代)
【時代背景】 素材産業中心の大量生産・大量消費産業から加工組立型産業(自 動車や電機)への転換期。 その周辺に研究開発型の製造技術系ベンチャーが多く設立。 (例:日本電産、キーエンス、コナミなど) 1973年末の第一次石油ショックにより沈静化。 【支援環境】 証券や銀行系のベンチャーキャピタルなど、日本初の民間ベン チャーキャピタルが設立。 中小企業とは異なるベンチャー企業の産業界への位置づけが明確 化。1975年、(財)ベンチャー・エンタープライズ・センター(VEC)設立。第二次ベンチャーブーム(
1982年~1986年)
【時代背景】 「重厚長大」型の製造業中心の産業構造から、新素材やバイオ などの「軽薄短小」型産業や流通・サービス業を中心とした第三次 産業への構造転換が加速。 (例:エイチアイエス、ソフトバンク、 フォーバルなど) プラザ合意後の円高が日本経済を直撃し、1986年にベンチャー 企業の倒産が相次ぎ、沈静化。 【支援環境】 1980年から長期的な金融緩和期に入り資金調達環境が大きく改 善。1982年、日本初の投資事業組合(ジャフコ1号)を組成。1983 年、店頭登録基準の大幅緩和により、銀行系や証券系、外資系の ベンチャーキャピタルの設立ラッシュ。 【時代背景】 金融緩和策等により、2002年から2008年まで戦後最長期の好景気 が続く。「ナスダックジャパン」など新興企業向けの株式市場が開設に より資金調達手段が拡充。多くのITベンチャーが設立・上場。 (例:サイバーエージェント、カカクコム、ミクシィ、グリーなど) 2006年当初のライブドア事件を機に、市場の信用不安やIPO審査基 準が厳格化し、ベンチャー企業の資金調達意欲が低下。2008年の リーマンショックが追い打ちをかけ、沈静化。 【支援環境】 大学発ベンチャー1,000社計画の策定(2001年)、中小企業挑戦支 援法(1円起業の特例)の制定(2002年)、ドリームゲートプロジェクトの スタート(2003年)、LLP法の制定(2005年)、産業革新機構の設立 (2009年)、会社法改正による最低資本金規制の撤廃など、支援環境 整備が進展。2000年~2010年頃までの動き
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第三次ベンチャーブーム(
1993年~2000年)
起業家支援の現状
我が国は米英と比較し開業率が低く、起業促進が中期的な政策課題となっている。1990
年中盤以降、組織法制の改正や支援制度、税制の創設など、ハード面を中心として創
業・ベンチャー支援環境は強化され、一定程度の成果はみられるが、「ベンチャー創造の
好循環(エコシステム)」の実現には至っていない。
ベンチャー支援策の検討をより一層加速させるため、2013年12月から2014年3月にかけ
て、大臣私的懇談会「ベンチャー有識者会議」が3回開催され、2014年4月に支援に係る
課題とその対応策に関する提言がとりまとめられたところ。
http://www.meti.go.jp/press/2014/04/20140414002/20140414002.html
1994 独禁法ガイドラインの改正(VC投資先への役員派遣に関する規制撤廃) 1995 中小企業創造活動促進法の制定(研究開発型企業に対する金融支援) 1997 商法改正(ストックオプション制度の本格導入) エンジェル税制の創設(個人投資家への優遇措置) 1998 中小企業基盤整備機構によるベンチャーファンド事業スタート 大学等技術移転促進法の制定(TLO活動の支援) 1999 中小企業基本法の改正(政策体系の再構築) 中小企業技術革新制度の創設(日本版SBIR制度の導入) 産業活力再生特別措置法の改正(日本版バイドールの導入) 2001 大学発ベンチャー1000社構想(平沼プラン) 商法改正(ストックオプションの規制緩和、種類株式の種類を拡大) 2002 中小企業挑戦支援法の制定(1円起業の特例)、新創業融資制度の創設 2003 ドリームゲートプロジェクトのスタート 2005 有限責任事業組合(LLP)法の制定 2006 新会社法の施行(最低資本金規制の撤廃、合同会社(LLC)の導入) 2008 エンジェル税制の抜本的拡充(所得控除制度の追加) 2009 産業革新機構の設立 2010 中小機構による債務保証制度の運用開始これまでは・・・、
制度や支援策(予算・税制など)を
中心とした環境整備を推進
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創業・ベンチャー企業数は
一定程度増加
<参考>我が国では経済を牽引するベンチャー企業が不足
世界トップ
2000社(Forbes Global 2000)の内、
1980年以降に設立された企業(金融を除く)の比較
(資料)Forbes Global 2000 2013、ブルーンバーグ、Financial Questのデータより作成。 新規設立でなく 民営化、合併、 ホールディングス化等 新規の設立は5社 (ソフトバンク、楽天、 ルネサス、J:com、ヤ マダ電機)
米国は日本の10倍
<時価総額>
Microsoft, Amazon, Starbucks, Home Depot, eBay, Google, facebook等約1/8
<企業数>
1980年以降 の設立企業 約1/36
世界のトップ
2000社(金融を除く)をみると、米国は466社がランクインし、うち154社は1980
年以降設立のベンチャー企業。
これに対し、日本はトップ
2000社に入るのは181社、このうち1980年以降設立の企業はわ
ずか
24社。さらに、米国の新興企業の時価総額は日本の10倍。
1.
社会を動かす大胆な制度改 革の推進 (1)年金基金によるベンチャー投 資枠の創設 (2)ベンチャーへの思い切った税 制措置等 (3)政府調達改革によるベン チャー調達枠の創設 (4)DARPA型研究開発支援ス キーム等の創設 (5)企業実証特例・グレーゾーン 解消制度による障壁突破 (6)公的セクターの経営資源の解 放(電力関連データ等)2.
挑戦するベンチャーを支える意 識改革・起業家教育 (1)初等教育からの起業家教育の 充実 (2)大学・大学院の起業家教育ネッ トワークへの参加倍増 (3)ベンチャー支援人材10倍増 (4)ダイバーシティを活かす起業家 支援 (5)グローバル・ベンチャー人材の 育成 (6)再チャレンジの促進3.
大企業も含めた日本経済全体 でのベンチャー創造 (1)ベンチャーとの連携先進企業 100選 (2)出口戦略としてのM&A促進 (3)スピンオフ、カーブアウトなどを 促進するガバナンスの強化 (4)クラウドファンディングによる新 たな起業支援モデルの構築等<参考>「ベンチャー有識者会議」とりまとめ
ベンチャー創造の好循環の実現に向けて(対応策)
日本のベンチャーの課題
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1.挑戦する人が少ない
2.リスクマネーが少ない
3.グローバル化できていない
4.大企業とベンチャーの連携不足
5.技術開発型ベンチャー・地域発ベンチャーが少ない
6.行政によるベンチャー支援の課題
地域経済の活性化を目指す関東経済産業局において、今後、起
業家支援に注力する方向を明確化する。
「一口に“起業・創業・ベンチャー”と言っても、事業形態や目指す
べき方向、或いは起業前の経歴・背景などにより、効果的な支援
策は一律ではないのではないか」、との問題認識に基づき、
1.起業家の特性を分類した上で、
2.関東経済産業局のリソースを前提として、実施可能かつ効果
的な支援策を抽出し、成果を出すことを目指す
地域経済活性化の視点から
起業家支援の充実の方向性は?
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起業家の特性の分類
①全国や地域のニッチ市場での事業展開を念頭に、
ユニークな発想を有する若者、感性豊かな女性、豊
富な経験を有するシニア層が、自らの経験や趣味等
をベースに起業。着実な事業展開により、存続可能
な利益確保を目指す。自治体や支援機関等が主催
するビジネスプランコンテスト経由のケースも多い。
②創業関連補助金や公的融資を活用し、百万円単
位の資金により、製品・サービスの開発を実施。
③地域の協力を得るためのネットワーク構築等が必
要。
④将来的に地域雇用の受け皿になるなど、地域経済
を下支えするまでに成長する可能性あり。
起業家の特性の分類(起業パターン、事業モデルなど)
■関東各地の起業家は多様であり、一律に支援することは効果的ではない。
■起業段階において想定する成長スピードや目指している事業モデルによって、「急成長を
目指すベンチャー企業」と「地域で持続的な事業運営を目指す創業企業」に分類する。
①グローバル市場での事業展開を念頭に、
大企業や大学、研究機関等からのスピンア
ウト・スピンオフ人材が、経験や蓄積した情
報・技術、ネットワーク、ノウハウ等をベース
に起業。短期間で高い利益確保を目指す。
②コア技術を事業化するため、国の研究機
関やVC、事業会社等の協力により億単位の
資金調達が必要。
③将来性の高いビジネスモデルを描くととも
に、そのビジネスモデルをプレゼンする高い
営業手腕が必要。
④大幅な赤字を余儀なくされるが、将来的に
我が国経済を牽引するまでに成長する可能
性あり。
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急成長を目指すベンチャー企業の特徴
地域で持続的な事業運営を目指す創業企業の特徴
起業家の特性毎の成長プロセスと課題
「急成長を目指すベンチャー企業」と「地域で持続的な
事業運営を目指す創業企業」の起業家支援に当たり、
それぞれ不足していることは何か。
それぞれの成長プロセスとつまづくポイントを整理
経過年数 企 業 価 値 Early Stage
Seed Stage Expansion Stage
起業 Later Stage 製品/サービスの試作・市場導入。 売り上げが立ち始める。 ビジネスシーズの発掘。 ビジネスモデルの構築。製品開発。 製品/サービスの量産化。 売り上げが増加。 IPO,M&A等の検討。
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「急成長を目指すベンチャー企業」の成長プロセスとつまずくポイント
ベンチャーキャピタル、 監査法人、 事業会社 等 公的・民間インキュ ベーション施設 等支援人材・
機関の不足
■大企業・大学等で得られた技術やノウハウを基に起業するも・・・、
②事業継続のための資金調 達のノウハウ不足、販路の確 保手法など、「持続的に収益 の上げられるビジネスモデ ル」の構築が十分でなく、 アーリーステージで挫折(い わゆる“死の谷”や“ダーウィ ンの海”)するケース。 ③日銭を稼ぐ事業を生み出 してアーリーステージに到 達しても、「エクスパンション ステージに移行するための ビジネスモデル」の構築とそ のための資金調達を実現で きずに、大きな成長に至ら ないケース。 準備期 大企業、大学、 研究機関 等 パートナーとの 出会いの不足、 ビジネススキル の不足 成長ステージに相応しい 支援人材・機関が 明確に見えていない ①起業シーズ は育むものの、 それをビジネ スとして成立 させるための ノウハウを身 に付ける環境 が未整備(不 十分)。経過年数 企 業 価 値 Early Stage
Seed Stage Expansion Stage
起業 商品/サービスの試作・市場導入。 徐々に売り上げが立ち始める。 地域のニーズ、課題の発見。 ビジネスモデルの構築。商品開発。 商品/サービスの拡大。 売り上げが緩やかに増加。
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「地域で持続的な事業運営を目指す創業企業」の成長プロセスとつまづくポイント
自治体や地域支援機関 (商工会・商工会議所等)が中心■自らの経験やアイディアを基に起業するも・・・、
②起業する際、資金借 り入れなどにリスクを感 じて起業を断念する ケース。 ③アーリーステージに入る に際して、量産体制の構築 等に向けたノウハウの不足、 或いは資金負担に耐えられ ず、事業の本格展開に至ら ずに廃業するケース。 市区町村、地域インキュ ベーション施設 等支援機関のノウ
ハウにバラツキ
コワーキング スペース、 シェア オフィス等 成長ステージに相応しい 支援人材・機関が 明確に見えていない ①アイディ アをビジネ スとして成 立させるた めのノウハ ウを身に付 ける環境が 未整備(不 十分)。 準備期関東経済産業局の起業支援の対象
1 “創業企業”に対する重点支援
日本経済を牽引する“ベンチャー企業”も重要であるが、地域で雇用を支える
“創業企業”も同様に重要である。ここに光を当てて、中小企業支援策と連携した
“創業企業”支援を実施。
2 起業前の支援の強化
起業前の準備が不十分なことが要因で失敗するケースが散見。これを解消する
ことによって、成功する確率は向上すると考えられる。基本的な情報を効率的に
入手できるような環境整備を行うソフトな支援を強化。
3 アーリーステージにおける支援機関・人材の掘り起こし
我が国の起業支援の弱点であった「アーリーステージ」において、最近、支援を
強化する機関が増加。“目利き人材”は不足傾向にあるものの、先進的な取り組み
も出始めている。当局も関与しながら、先進的な支援機関・人材を通じたアーリース
テージにある起業家の支援を実施。
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起業準備をする環境が不十分なのではないか
我が国の新規ビジネスの課題
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ダブル・ディグリー(工学部と経営学部など)の慣習など、大学教育の段階で、技
術だけでなく、MBA等のビジネスの基礎を十分習得している者が多く存在。また、
ビジネスサポートをする人材が豊富なため、協力者(パートナー)を見つけやすい。
米国では、ビジネス志向であり、どの市場に参入すれば成功する可能性が高い
かを熟慮して、その市場で成功するために必要な技術は何かを探すという順序
(ニーズ・市場志向)。
新規ビジネスの経験が社会的に成熟していないこと等から、ビジネスの基礎を習
得する機会があまりなく、有望な技術のみで起業する例が多数見られるが、成功し
ているケースは少ない。ビジネスの基礎が不足しているため、資金調達等でつまず
き、死の谷を乗り越えることができないケースが多くみられる。
日本は、技術志向が強く、保有するよい技術を売りたいという「シーズ志向」。
米国の新規ビジネスの特徴
日本の新規ビジネスの特徴
我が国では、大学・研究所発のベンチャーは、技術を持った研究者等や途中退職した大企業の技術者が、起業する ものの新規ビジネスに結び付けられない事例が多くみられる。大学・研究所や大企業では、技術の知識の習得はで きるが、ビジネス知識を得る機会は不足している。準備不足では失敗する可能性は大きい。 我が国においても、今後起業をしていく人材に対して、起業する前にビジネスの基礎を教育するサービスを提供する ことが非常に有効。 我が国において新規ビジネスの創出のための起業家教育はいまだ発展途上。我が国のビジネススクールは、米国 よりはるかに遅れている。今後、これらの機能を強化していくためには、大学その他様々な機関の積極的な取り組 みが重要。 地域中小企業支援をミッションとする関東経済産業局の取組としては、地域の中小企業の後継者や既に起業した 新規ビジネス経営者等に対する支援の一環として、産業支援機関を通じたビジネス教育支援等の充実に取り組む。
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大学・研究所
現役の
社会人
中小企業大学校
ビジネス
スクール
人材派遣会社
組織内での教育 ベンチャーとしてスピンアウト する前に最低限のノウハウ を修得 紹介進
学
大学生
大手企業からの
スピンアウト等
中小企業 後継者地域の産業支援機関
モデルとなる教育プログラムの検討 中小企業支援者研修起業家など高度人材育成について
ファミリー中小企業の後継者育成の重要性
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研究開発型中小企業を
立ち上げた大企業から
のスピンアウト人材
関東経済産業局管内では、1970年代の高度経済成長期に大手企業をスピンアウトし、新事業を立ち上げた創業 者が同族で経営する中小企業(ファミリービジネス)が多いと言われ、現在研究開発型・試作開発型の競争力を有 する企業に成長しているケースも多く存在。 こういった中小企業の若手後継者は、先代の築いた蓄積をベースに新たなチャレンジをしやすい環境にあるととも に、承継時は新たな事業展開の好機であることから、このような若手後継者が取り組む新事業展開を支援すること が有効。高度経済成長時代
現在
次世代を担う若手後
継者人材
研究開発型中小企業等
高齢化に伴う事業承
継の時期に直面
大手企業からのスピンアウト組
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プレイヤー企業 ■年功賃金制度の下、年齢と 共に賃金が上昇。 ■企業の業績等が比較的堅 調であったため、昇進等も含 めて社員の満足度が高い。 ■バックオフィスが分厚いため、 専門的な業務に専念できる。 ■逆に、プレイヤーでは、さまざまな業務を 一手に引き受けねばならず、負担が重い。 ■大企業と比較すると平均給与が低い。 ■成功事例が見えにくい等から新規ビジネ スへの転職のモチベーションが低い。80
年代
~
年功賃金は規模が縮小して、 成果給・業績給など、在籍年 数だけで賃金は上昇しなくな り、企業体質の効率化のため のリストラによる早期退職等 が増加している。 ■昨今、地域のインキュベーションセンター (例:大田区等)において、大企業で経験を 蓄積した者が起業している例が増加。 ■なお、管内の特長ある中小企業の経営者 のうち、大企業からのスピンアウト組も多い。しかしながら、バブル崩壊、リーマンショック以降大企業の環境が激変。
大企業 人材が新規ビジネ スへと向かわない。 (好むと好まざるとに かかわらず)大企業 から人材が流出。 昨今の大手企業の構造調整を受けて、大手企業で経験を蓄積した人材が多く社会に流出。関東経済産業局管内にお ける起業支援のあり方として、これら大企業で経験を蓄積した人材の活用を図ることも重要と考えられる。我が国にお いては、米国型新規ビジネスを念頭に支援するよりも、即効性が期待できる。 大企業 プレイヤー企業現在
・ビジネススクール ・経営塾・講座 等 ~一線級の実践道場~ 地域産業支援機関 社会人教育講座 地域支援 機関主催 の人材講 座への参 加 さらなる ステップ アップ希 望者 事業安定 販路拡大 海外展開 等 この部分が果たすべき役割として ビジネス基礎教育充実のために必要な プログラムやプラットフォームの検討 が必要 技術 経営 技術 経営 技術 経営 各セクターの教育が円滑に機能することにより、技術と経営がバランスよく成長 事業安定 販路拡大 海外展開 等 直接民間教育機関の門戸を 叩き自己投資するケース ●更なる研鑽を重ねて じっくり飛躍するケース 補完関係 大手企業 からの スピンアウト 等 創業型高度人材 現役の 社会人 中小企業 後継者 産業支援機関グローバル経営人材 育成講座等モデル事例 即戦力人材育成 交渉力・課題解決 力を鍛える 材が活躍
新産業の創出に必要なソフト的基盤の整備
■当局では、「広域関東圏の特徴を踏まえた地域としての新産業創出戦略」を平成25年4月に策定し、起業家などの高度人 材に対するビジネス教育プログラムのモデルを開発し、地域産業支援機関等において当該ビジネス教育プログラムの実 践事例を創出することとしている。 ■アクションプラン2013において、有識者による委員会形式で高度経営人材ビジネス教育プログラムの検討を実施し、プロ グラムモデルの作成を行った。21
成長産業の基盤を担う高度人材のビジネス教育プログラムモデル
本教育プログラムは、産業支援機関での活用を念頭に、中小企業経営者等が経営革新や新事業創出等を行うために 必要なビジネス知識と実践力を体系的に身につけることができる内容として作成。 ヒューマンスキル特性についての理解を深める「自己分析プログラム」、ビジネススキルを学ぶ「ビジネス基礎プ ログラム」及び中小企業経営や創業(起業)にとって参考となる成功モデルを分析した「中小企業成功事例研究」の 3部構成として整理するとともに、対象者別に「中小企業後継者向け」「創業者向け」及び「グローバルな高度経営 人材向け」のカスタマイズモデルとしても併せて提示。 ヒューマンスキル行動特性(組織における人間関係構築力) • 自己分析プログラム 自己特性分析(自分自身の仕事適正とリーダー・マネジメン ト特性及び職場メンバーの理解を深める)高度人材ビジネス教育プログラム
■中小企業成功事例研究
1製品開発型企業への転身 3事業領域・規模の拡大による中堅企業化 2成長産業分野への本格参入 4ベンチャービジネスの成功例 5知財ノウハウ活用の成功例 6海外展開の成功例 ビジネストレンドの変化を理解 • ビジネス基礎プログラム 戦略策定のためのマーケティング ビジネスの発想(新事業・新商品開発等の発想) ビジネスモデルの仕組み 新商品・サービス計画の立案 中小企業はこれまでの「親企業から下請受注生産」 モデルから、高くても売れる商品やサービスを自ら生 み出す「価値創造」モデルへと転換して行くことが重 要。 中小企業の経営や創業(起業)にとって参考となる 成功モデルを題材に、実践的なビジネス展開を学ぶ。22
地域で持続的な事業運営を目指す創業企業に対する支援充実の具体策
先進的なインキュベーション施設の事例紹介
地域で成果を挙げているインキュベーション施設の事例を整理し、他地域の施設と情報共
有するとともに、施設間のコミュニケーションを促進することにより、地域のインキュベーショ
ン機能の底上げを図る。
また、産業競争力強化法に基づく、「創業支援事業計画」策定地域の取組のフォローアップ
を通じて、先進的な取組事例の創出を促し、モデルケース(ロールモデル)を積極的に情報
発信していく。
適正な対価を徴収する等、イン キュベーション施設としてのビジ ネスモデルを構築。インキュベー ション施設自身が民間企業(株 式会社化など)として成り立つ事 業モデルを構築することによって、 持続的なインキュベーション機 能が地域で維持することが可能。 また、自治体などの公的支援 機関が民間ノウハウを活用した 事例も増加。 創業企業の場合、インキュベー ションマネージャーが不要なケース が存在。入居者同士のオープンな 情報交換を逍遥し、他人とコミュニ ケーションをして自ら課題解決をす る経験を得る機会を入居者に提供 するパターンも有効(コスト抑制に も寄与)。 仮にマネージャーを置く場合でも、 例えば、本業としてコンサルティン グ業務を行っている人材を採用す るなどの工夫が有効。 入居期間を限定せずに、入居者 が一定程度に成長するまでイン キュベーション環境を提供し続ける。 これによって、当該施設にインキュ ベーションに係るノウハウが蓄積さ れる(途中で退去すると、入居者の 成功・失敗事例が把握できない)。 また、入居期限が到来した場合で も、広域的な視点に立ち、複数施 設間(コワーキングとインキュベな ど)での連携も有効。 (事例1) インキュベーションマネージャーの機能 (事例2) 施設毎に設定する入居期間について (事例3) 民間手動による持続的なサービス23
<参考>市区町村による「創業支援事業計画」の認定状況
<栃木県> ・宇都宮市 ・小山市 ・足利市 ・大田原市 <茨城県> ・水戸市 ・日立市 ・つくば市 ・ひたちなか市 <群馬県> ・前橋市 ・桐生市 <埼玉県> ・さいたま市 ・秩父市、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町 ・所沢市 ・川口市 ・草加市 ・越谷市 ・久喜市 <千葉県> ・千葉市 ・松戸市 ・市川市 ・柏市 ・佐倉市 ・我孫子市 <東京都> ・江戸川区 ・台東区 ・大田区 ・墨田区 ・中野区 ・練馬区 ・豊島区 ・足立区 ・板橋区 ・立川市 ・荒川区 ・武蔵野市 ・八王子市 ・三鷹市 ・町田市 ・青梅市 ・調布市 ・府中市 ・昭島市 ・小金井市 <神奈川県> ・横浜市 ・川崎市 ・相模原市 ・横須賀市 ・藤沢市 ・平塚市 ・茅ヶ崎市 ・厚木市 <新潟県> ・三条市 ・燕市 ・上越市 <長野県> ・上田市 ・飯田市 ・茅野市 ・駒ヶ根市 ・岡谷市 ・諏訪市 ・伊那市 <静岡県> ・静岡市 ・三島市 ・富士市 ・藤枝市 ・浜松市 ・沼津市平成26年6月20日 現在
■全国168件(177市区町)
■管内67件(71市区町)
を認定。
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起業後の支援環境が整っていないのではないか
我が国の起業支援環境の未成熟
■我が国の起業家支援は相対的に歴史が浅く、 起業家候補や起業家をサポートする人材
(投資家やインキュベーター、先輩起業家、実務のプロなど)が依然として不足しており、彼ら
の人的ネットワークも十分に構築されているとは言えない。
■また、資金はあっても、投資判断ができる“目利き人材”が不足しているため、リスクの高
い案件に対して資金供給が十分にできていない。
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ノウハウを有する支援人材が不足
起業家候補や起業家をサポートする人材(イメージ)
ベンチャー キャピタル インキュ ベーター 民間支援機関 有識者 地域で中核を 担う支援人材 金融機関 大学等研究 教育機関 投資家 先輩起業家 実務のプロ目利き人材が不足(リスクマネー不足)
支援人材間の
人的ネットワークの不足
<参考>起業に係るソフト支援サービスの例
新たな事業に挑戦する起業家は、今後の市場のニーズ把握や新たな分野に適したビジネスモデルの構築、必要な 資金の調達など多くのことをこなさなくてはならないが、必要なスキル習得には多くの時間がかかったり、現有の人的 資源だけでは十分な対応がとれない場合が存在。 このため、起業に係るソフト的な支援を依頼できる専門的な知識サービス人材を発掘し、起業支援のためのエコシス テムを構築することが重要。 プレイヤーのニーズに応じた専門的知識サービスの例 ナビゲーション機能 コーディネート機能 コンサルティング機能課題発見・橋渡し
課題解決
インキュベーション機能 企業等の課題を的確に把握・分 析し、その解決に向けて取組の方 向性をアドバイスするとともに、専 門人材との連携によりハンズオン 支援等の橋渡しを行う。 ○経営課題の把握・分析をもとに 最適なアドバイスを行う窓口 サービス ○新市場への参入に向けた情報 提供サービス ○経営課題に応じた専門家(専 門的なノウハウを有したOB人 材等)の紹介サービス 等々 業界・市場動向等の経験・ノ ウハウを有して異業種連携 等を成功に導く高度なコー ディネートサービスの提供を 行う。 ○研究開発や事業化に係る企 業間連携・資金調達等をサ ポートするサービス ○企業間マッチングイベントに おけるきめ細やかなマッチン グサポートサービス 等々 事業化や研究開発等を効果 的に進めるために、業界等に 特有な専門知識を有したプロ フェッショナル集団による高度 なサポートの提供を行う。 ○医薬品開発に係る治験サ ポート等のサービス ○知財ソリューションの提供 サービス ○海外展開に関するマーケット リサーチや販路開拓支援サー ビス 等々 主に創業期のプレイヤーに 対して、成長・発展に必要な 支援サービスの提供を行う。 ○創業期の起業家に対する 事業計画策定、商品・サービ ス開発等の経営支援サービス の提供 等々27
急成長を目指すベンチャー企業に対する支援充実の具体策
支援ノウハウのある支援機関・人材の掘り起こしと連携強化
主にアーリーステージおけるベンチャー起業支援の実績・ノウハウを有し、地域発ベン
チャーの育成支援に意欲的なベンチャーキャピタル等と、地域で中核的な役割を担うイン
キュベーション関係者及びベンチャー企業との出会いの場の創出を図る。
※「創業企業」の事業スケールや第二創業に係る支援充実も狙いながら進める。
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①
ノウハウを有する支援機関・
人材の発掘
、及び局との関係
強化。
ベンチャー企業支援ノウハウを有し、地域発 ベンチャーの育成支援に意欲的な「ベン チャーキャピタル」や「インキュベーター」等②ベンチャー支援に
意欲的か
つ一定のポテンシャルを有する
地域を選定。
①の支援者との
意見交換等を通じた関係構築
の機会を創出。
③成長可能性の高いベン
チャー企業を①の支援者に紹
介する環境を整え、
資金確保
を含め地域のベンチャー企業
の次の段階の成長をサポート。
潜在的なベン チャー企業・ 起業家候補 スケール可能 性を秘めたベ ンチャー企業 高い成長意欲を有 するベンチャー企 業、起業家候補・・・
・・・
ベンチャー支援に意 欲的な先輩起業家 やメンター人材・・・
・・・
地域で中核的な支援機関・人材・・・
(まとめ) 関東経済産業局の起業家支援充実の方向性について
○地域の支援機関の支援能力にバラツ
キがあるため、地域単位のインキュベー
ション施設を基本としつつも、他地域に
おける成功事例を通じて支援ノウハウを
共有し、地域インキュベーション施設全
体の機能向上を図る。
○創業支援に意欲的な市区町村を中心と
して、支援モデル事例の創出や掘り起こ
しを行い、情報発信していく。
★充実に向けた方向性★
地域で持続的な事業運営を
目指す創業企業
急成長を目指す
ベンチャー企業
○特にアーリーステージでの支援人材・機
関が不足していることから、いわゆる「死
の谷」を克服し、成長に必要なアドバイス
や資金調達を実現できる支援人材・機関
の掘り起こしを行う。
○当該支援者とベンチャー企業とのマッチ
ング機会を創出すると共に、先進事例の
発信により他機関への啓発を行う。
○地域で急成長を目指す場合、地域単位
でのインキュベーション機能には限界があ
ることから、地域を越えて、中核となるイン
キュベーター等との連携促進を図る。
29
<参考>
1.開廃業率
2.成長ステージ毎の必要なアクション
日本の開業率・廃業率は欧米と比べて低い。
出所:中小企業白書2012年版 ○日本の開業率・廃業率ともに、米国、英国と比較して低調であ り、新規企業の創出が少ない。 ○チャレンジする企業が少ないこともあり、大きく成長するベン チャー企業が少なく、雇用や経済へのインパクトが限定的。1-1.開廃業率の推移
4.7 4.2 5.2 5.7 4.6 3.1 3.3 4.0 2 2.5 3 3.5 4 4.5 5 5.5 6 6.5 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24年度 全国計 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 静岡県 3.8 3.0 3.6 4.0 3.3 4.5 3.7 3.0 3.5 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24年度 全国計 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 静岡県 管内都県別 開業率の推移(%) 管内都県別 廃業率の推移(%) ○開業率は、平成20年度以降、横ばい或いは増加傾向にある。 特に千葉、埼玉、神奈川、東京は、全国平均よりも高い水準で 推移。 ○廃業率は、総じて減少傾向にあり、特に茨城、千葉は大幅に 減少。一方、山梨のみ高い水準で推移。 日本と欧米の開業率の推移(%) 出所:厚生労働省「雇用保険事業年報」関東経済産業局管内に目を転じると
31
1-2.管内都県別の開廃業率(平成24年度)
都 県
開業率
千葉
5.7%
埼玉
5.2%
茨城、神奈川
4.7%
東京
4.6%
栃木
4.2%
静岡、群馬、山梨
4.0%
長野
3.3%
新潟
3.1%
開業率:全国 4.6%、関東 4.3%
廃業率:全国 3.8%、関東 3.6%
都 県
廃業率
山梨
4.5%
東京
4.0%
静岡
3.8%
長野、群馬
3.7%
新潟、栃木
3.6%
埼玉、神奈川、千葉
3.3%
茨城
3.0%
○千葉は全国3番目、埼玉は全国6番目に開業率が高い。 ○山梨は全国2番目に廃業率が高い。 ○山梨、長野、新潟の3県は、廃業率が開業率を上回っている。 出所:厚生労働省「雇用保険事業年報」32
■中核となるアイディア(技術や 製品、社会課題に対応する商品 やサービス) の発見・深化 ■創業メンバー・体制の整備 ■創業場所の選定 ■創業に必要な諸手続 ■創業資金の調達 (自己・家族・友人中心) ■市場ニーズの把握 ■初期ビジネスモデルの確立 ■製品やサービスの試作・開発 ■法務対策(適法性の確認等) ■販売チャネルの構築 ■受注、初期の生産体制の整備 ■販売チャネル構築や生産体制 整備に係る資金調達(自己・家族・ 友人中心、補助金、公的融資、エ ンジェル) ■製品やサービスの改善 (完成度の向上) ■初期の量産体制の整備 ■マーケティングや試作開発、初 期量産体制構築に係る比較的大 規模な資金調達(補助金、融資、 エンジェル、 VC、事業会社) 創業準備時のアクション シードステージのアクション ★経営の基礎(財務やマーケティ ングなど)に係るノウハウ習得 ★技術志向の経営の回避 ★支援者や理解者の獲得 ★市場のつかみ方(感覚・センス) ★市場認知度の向上(広報戦略) ★製品・サービスの事業化 (赤字を乗り越え収益性の確保) ★繋がり力やプレゼン能力の強化 (VC、事業会社など) ★成長に向けた道筋の検討 アーリーステージのアクション 事 業 展 開
33
2-1.「急成長を目指すベンチャー企業」の各ステージで必要なアクション①
起 業 大企業・大学・研究機関、自宅等 インキュベーション施設等 インキュベ・自社の事務所等 <想定される人材像> グローバル市場での事業展開を念頭 に、大企業や大学、研究機関等から のスピンアウト或いはスピンオフ人材アクションの中でも、特に赤字表記のアクションが重要であり、克服していくことが課題。
■会社の組織体制整備(会計制度など) ■内部統制の確立 ■新事業展開に向けた研究開発の実施 ■出口戦略の検討(IPOやM&A) ■長期的かつ安定した資金調達(株式公開、増資) ■成長に向けた出口戦略の検討 ■販路拡大・流通体制整備 ■大規模な量産体制整備 ■人材の確保 ■競合他社の対策 ■設備投資などに伴う大規模な 資金調達(融資、VC、事業会社) エクスパンションステージのアクション レイターステージのアクション
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2-2.「急成長を目指すベンチャー企業」の各ステージで必要なアクション②
大企業や事業会社へ の事業売却 起業し新事業へ のチャレンジ 自社リソースを中心とした事業展開 事業会社等の傘下での事業展開or
★自社リソース中心では成長に限 界がある場合、事業売却を視野に 見極めが必要 シリアルアントレプレナー (連続起業家)の創出へ出口
出口
0 100 200 300 400 500 600 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 402 443 485 488 416 350 521 488 449 82 59 68 92 7 13 68 51 49 484 502 553 580 423 363 589 539 498 M&A IPO 合計 (単位:件数)
米国のイグジット件数の推移(
M&A、IPO)
出所:NVCA YEARBOOK2013に基づき関東経済産業局作成日本のイグジットの状況
出所:VEC 2013年度ベンチャービジネスに関する年次報告35
(参考)
■中核となるアイディア(技術や 製品、社会課題に対応する商品 やサービス) の発見・深化 ■創業メンバー・体制の整備 ■創業場所の選定 ■市場ニーズの把握 ■初期ビジネスモデルの確立 ■創業に必要な諸手続 ■創業資金の調達 (自己・家族・友人中心) ■製品やサービスの試作・開発 ■販売チャネルの構築 ■受注、初期の生産体制の整備 ■販売チャネル構築や生産体制 整備に係る資金調達(自己・家族・ 友人中心、補助金、公的融資、エ ンジェル) 創業準備時のアクション シードステージのアクション ★経営の基礎(財務やマーケティ ングなど)に係るノウハウ習得 ★支援者や理解者の獲得 アーリーステージのアクション 起 業 ■商品やサービスの改善 (完成度の向上) ■安定した生産体制の整備 ■マーケティングや試作開発、初期 量産体制構築に係る資金調達(補 助金、公的融資、エンジェル) ★地域における市場認知度の向上 ★製品・サービスの事業化 (赤字を乗り越え収益性の確保) ★地域における支援・応援ネット ワークの充実(自治体、支援機関、 地域コーディネーター、地域金融機 関など) 事 業 展 開
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2-3.「地域で持続的な事業運営を目指す創業企業」の各ステージで必要な
アクション①
自宅・コワーキングスペース等 自治体のインキュベーション施設等 インキュベ・自社の事務所等 <想定される人材像> 全国や地域のニッチ市場での事業展 開を念頭に、ユニークな発想を有する 若者、感性豊かな女性、或いは豊富 な経験を有する シニア層アクションの中でも、特に赤字表記のアクションが重要であり、克服していくことが課題。
■販路拡大・流通体制整備 ■量産体制整備 ■人材の確保 ■設備投資・人員増のための資金調達 (補助金、融資) ■会社の組織体制整備 ■事業承継対策 ■経営の安定化を図るため長期的資金の調達(融資) エクスパンションステージのアクション レイターステージのアクション