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Taro-富岡教諭指導案.jtd

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音楽科学習指導案

平成20年11月26日(水)第5校時 第4学年 場所:音楽室 指導者 富岡 千春 授業改善の視点 自分の考えた表現の工夫を説明したり、演奏し合ったりする活動が、旋律の特徴や重なりのおもしろさ を生かした表現の工夫をすることに有効であったか。 1 題材名 旋律の特徴や重なりを感じて表現しよう 2 教材名 (主教材)「家路」「お家に帰ろう」(歌唱・器楽)ドイツ伝承による詞と曲/青島広志・安藤應次郎 共訳 「パレード ホッホー」(歌唱)高木あきこ 作詞/平吉毅州 作曲 「心から心へ」(歌唱)劇団四季文芸部 作詞/鈴木邦彦 作曲/横山潤子 編曲 「アルルの女」第2組曲から ファランドール(鑑賞)ビゼー作曲 「王の行進」「馬のダンス」(鑑賞)フランス民謡 3 考察 (1)児童の実態 <音楽への関心・意欲・態度> 歌唱では、表情や音程に気を付けて歌おうという態度が身に付いてきている。器楽では、簡単な旋律を伴 奏にのせてリコーダーで演奏することに意欲的に取り組み、ほとんどの児童が運指を覚えて多くの曲を演奏 できるようになりたいという気持ちをもっている。鑑賞については、2~3分ほどの曲にじっくり耳を傾け ることができるようになってきており、音色や曲想の変化を感じ取って聴こうという態度が育ってきている。 簡単なリズム模倣や即興的に旋律をつくってリレー演奏することにも意欲を示している。 <音楽的な感受や表現の工夫> 初めて聴いた曲に対して全員の児童が「○○な感じの曲」とだいたいの曲想をつかみ、言葉で伝えること ができるが、語彙が少なく感じ取ったことを思うように言葉で表現することができない児童も多い。また、 1/3の児童は、強弱・速度・曲想の変化などに気付いて曲を聴くことができる。さらに数名の児童は、旋 律の重なり・音色の特徴などにも気付くことができる。1学期に行った『とんび』の鑑賞では、「フルート は、なめらかで低い音だから、気持ちよさそうに空を飛ぶとんびを思い浮かべた。」などと、曲想と音色を 関連付けて言葉で伝えることができた。『とんび』の器楽では、「はばたくとんびの様子を表したいから、木 琴を使ってトレモロで強めに演奏したい。」「羽を広げて空を回る感じを出したいから、キーボードの長く響 く音で演奏したい。」などと、全員の児童が自分なりの思いをもって強弱や音色の工夫をすることができた。 歌唱でも「なめらかな旋律だからのびのびと歌いたい。」というように、旋律の特徴をとらえて、表現の工 夫を行うことができる児童もいた。 <表現の技能> (歌唱) 全員の児童が自分の歌声に気を付けて、自然で無理のない発声で音程よく歌うことができるが、 軽快な曲想の歌唱曲では、怒鳴り声になったり音程のずれが大きくなったりする。輪唱や簡単な合 唱では、5名の児童が他のパートの声を聴きながら声を重ねて歌うことができる。また、歌詞の表 す情景や気持ちを想像して歌唱表現に生かすことができる児童もいる。ただ、たくさん息を吸おう と胸式呼吸になってしまったり、腹筋をうまく使うことができないため声量が少なかったりすると いった課題がある。また、リコーダーの運指や読譜に課題がある児童もいる。 (器楽) ほとんどの児童がリズム模倣や階名模唱をすることができる。全員の児童がリズム譜を見て四分 音符や四分休符などのリズムを正しく打つことができる。また、9名の児童が階名唱やリコーダー の視奏をスムーズに行うことができる。視奏や運指についての個別指導が必要な児童も数名いる。音程 の高低を感じ取ることができない児童もいる。

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(創作) リズムづくりや旋律づくりを取り入れたリズム遊びや旋律遊びの中で、ほとんどの児童が即興的 に旋律づくりをすることができるが、リズムや音符などの記譜には、課題がある。イメージに合う 音を選んで情景を表すことは、全員の児童ができる。 <鑑賞の能力> 全員の児童が強弱や速度の変化に気付いて音楽全体を聴くことができる。ほとんどの児童が曲想の変化に 気付いて曲を聴くことができ、中でも2名の児童は、根拠を明らかにして曲想が変化したことを言葉で伝え ることができる。また、半数の児童が音楽の諸要素と関連付けて曲のよさ・美しさを言葉で表現することが できる。 (2)題材について 本題材は、学習指導要領の内容A(2)イ「拍の流れやフレーズ、強弱や速度の変化を感じ取って、演奏し たり身体表現をしたりすること。」(3)ア「呼吸及び発音の仕方に気を付けて、自然で無理のない声で歌うこ と。」(3)イ「音色に気を付けて、旋律楽器及び打楽器を演奏すること。」(4)ア「音の組み合わせを工夫し、 簡単なリズムや旋律をつくって表現すること。」B(1)イ「主な旋律の反復や変化、副次的な旋律、音楽を特 徴付けている要素に気を付けて聴くこと。」との関連を図り、指導を行っていくものである。 3・4年生では、旋律に重点を置いた活動が求められており、旋律の特徴を聴き取ったり、それを生かし て表現の工夫を行うことに目を向けて学習していくことが大切である。そこで本題材では、曲想は、リズム や速度・強弱だけでなく、旋律の特徴や旋律の重なりによっても特徴付けられることに気付き、それらを生 かして表現の工夫ができるようにしたいと考えた。 4年生になって、拍の流れ・リズム・音色・歌と楽器との響き合いなどの感受や表現の工夫の学習を行っ てきた。こうした感受を大切にした学習を行っていくとことで、表現にも工夫や深まりが見られるようにな ってきた。そこで、本題材では、同じ旋律を時間差で重ねる輪唱、パートナーソングを用いて二つの違う旋 律を重ねる合唱、オブリガートの旋律を重ねる合唱というように二つの旋律を重ねて演奏する体験から、旋 律を重ねるおもしろさや、重なった音の響きを感じ取り、表現の工夫を行うことができるようにしたいと考 えた。また、こうした活動を積み重ねて旋律の重なりのよさを感じ取れる力を育成することが、5年生での 和声の響きを感じ取る学習の基礎・基本になると考えた。 (3)教材選択の観点 本題材では、旋律の特徴や旋律の重なりに重点を置き、表現と鑑賞を関連付けて学習できるよう、教材を 選択した。 児童の実態をふまえ、リズムの動きが複雑でなく、旋律の特徴を感じ取ることができる曲を中心に選曲を 行った。また、一つの旋律を覚えると歌声の重なり合う響きを感じ取ることができる輪唱曲やパートナーソ ング、オブリガートを含んだ合唱曲というように学習が進むにつれて対位的な旋律の重なり方から、和声的 な重なり方へとなるよう、曲を配列した。 「家路」「お家に帰ろう」 ト長調の「家路」がト短調に移旋されたものが「お家に帰ろう」である。8小節、四声の輪唱曲で音域も D~Hであり、無理なく歌ったりリコーダーで演奏したりすることができる。旋律を覚えた後、リコーダー で輪奏しながら旋律の重なりのおもしろさや、音の重なりの美しさを感じ取ったり、その後輪唱へと発展さ せることができる。 「パレード ホッホー」 前半はリズミカルな旋律、後半は流れるような旋律と曲想の変化を感じ取りやすい曲である。この曲自体 がパートナーソングとなっており、曲想の変化を感じ取りながら歌い方を工夫したり、二つの旋律が重なり 合う響きを感じ取って合唱したりすることができる。 「アルルの女」第2組曲から「ファランドール」 「王の行進」「馬のダンス」の二つの旋律が交互に反復や変化をし、重なり合う曲である。この曲の元に なった民族音楽の「王の行進」「馬のダンス」を併せて聴くことで、旋律の特徴や変化・旋律の重なり合う

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響きやおもしろさ、それによって醸し出される曲全体のよさ・美しさ・特徴などを感じ取ることができる。 「心から心へ」 劇団四季のミュージカル「魔女をすてたマジョリン」からの曲である。斉唱から始まるA、オブリガート で対位的な響きをつくるB、二つの旋律が和声的な重なり方をしているA’と旋律の重なり方が変化する構 成である。斉唱のAの部分でよく響き合う柔らかい歌声を作り、Bでは主旋律を生かすオブリガートの歌い 方を工夫し、他パートの声と響き合う声を感じ取りながら合唱をするといったより質の高い合唱を学習する ことができる。旋律の重なりを感じたり、様々な形態の合唱を体験できる曲であり、友達の大切さを表現し た歌詞と希望を感じさせる旋律から、本題材のまとめの曲としたい。 (4)題材の系統 4 題材の目標 旋律の特徴や反復・変化・旋律の重なり合う響きを感じ取って聴き、旋律の特徴を生かして表現したり鑑 賞したりできるようにする。 5 評価規準 ア 音楽への関心・意欲・態度 イ 音楽的な感受や表現の工夫 ウ 表現の技能 エ 鑑賞の能力 題材の 旋律の特徴や重なりに関心 旋律の特徴や曲想の変化を 旋律の特徴や重なり方を生 旋律の特徴や重なりのおも 評 価 規 をもち、進んで表現や鑑賞を 感じ取って聴き、音楽表現の かして歌ったり楽器を演奏し しろさ、曲想の変化を感じ取 準 しようとしている。 工夫に生かしている。 たりできる。 って聴くことができる。 6 指導方針 ・活動に消極的な児童や、集中力が続きにくい児童も意欲的に活動に参加できるように、身体表現・鑑賞・ 表現などの活動を組み合わせて1時間の授業を行う。 ・音程感や旋律感を身に付けることや創作活動に慣れることをねらいとして、ドレミ体操を取り入れた旋律 リレーを毎時間行う。 ・興味をもって曲を聴くことができるよう、曲に対する印象や思い・願いをワークシートに記述したり、発 表したりする活動を取り入れる。また、感じ取ったことを言葉で表現することに慣れるよう、児童から出 された曲の印象は音楽室に掲示し、その後の活動に役立てることができるようにする。 ・旋律の特徴・反復・変化に気付き、それらを生かした表現を行うことができるように、表現と鑑賞の関連 を図って学習を進める。具体的には、次のように指導を進めていく。 ①曲を聴き、全体の曲想をつかむ。 ②身体表現を通して旋律の特徴・反復・変化・重なりに気付く。 ③曲全体のよさ・美しさ・おもしろさに気付き、曲を味わう。 ④曲のよさ・美しさ・おもしろさを生かした表現の工夫をする。 ⑤表現を聴き合い、曲想を味わう。 ・『ファランドール』の鑑賞では、曲のよさ・美しさ・おもしろさを感じ取って聴くことができるように、次の ように指導を進めていく。 ①曲を聴き、第一印象やそう感じた理由を諸要素に着目してワークシートに記入する。 <1・2年> 拍やリズムを感じ取って表 現する 1年 『てをたたきましょう』 『ぶん ぶん ぶん』 『しろくまのじぇんか』 2年 『いるかはざんぶらこ』 『山のポルカ』 『ピラミッドのうた』 『トルコこうしんきょく』 『メヌエット』 <3年> 旋律の反復・変化を感じ取 って表現する 『ゆかいな木きん』 『ちびっこカウボーイ』 『出発』(組曲『冬のかが り火』から) <4年> ・旋律の特徴・反復・ 変化・重なりのおも しろさや美しさを感 じ取って表現する。 <5・6年> 重なり合う音の美しさを感じ 取って表現する。 5年 『静かにねむれ』 『それは地球』 『威風堂々第一番』 6年 『勇気ひとつを友にして』 『星の世界』 『赤とんぼ・箱根八里』

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②ワークシートを元に意見交流をし、曲を特徴付けている諸要素を探したり、二つの旋律から曲が構成されて いることに気付いたりする。 ③自由な発想で曲想を感じ取ることができるように、『王の行進』『馬のダンス』の二曲を聴いて身体表現をし たりそれぞれに曲名を付けたりする。 ④曲名を付けた理由を諸要素と関連付けて意見交流し、二つの旋律の特徴を感じ取る。 ⑤身体表現をしながら『ファランドール』を聴き、旋律の反復・変化・重なりに気付く。 ⑥旋律ごとに色分けした付箋をワークシートに貼り、旋律の組み合わせによって構成されているおもしろさを 感じ取る。 ⑦『ファランドール』の全体の曲想を二つの旋律の特徴や反復・変化・旋律の重なりと曲想を関連付けて聴き、 曲のよさ・美しさ・おもしろさを味わい、手紙に書く。 ・歌唱では、声の重なりのおもしろさや美しさを感じ取り、それらを生かした表現をすることができるよう に、斉唱・輪唱・オブリガートのある合唱・二部合唱というように、対位的な合唱から和声的な合唱へと、 学習を進めていくに従って重なり方の違いによる響きの違いを味わうことができるようにする。具体的に は、次のような過程で指導を進めていく。 ①『家路』では、二声・三声の輪唱を通して、旋律の重なるおもしろさや声の重なる響きの美しさを感じ 取って表現する。音程を正確に覚え、声の重なりの美しさを味わうために、リコーダー奏と関連を図る。 ②『パレード ホッホー』の歌唱では、二つの旋律の特徴や声の出し方・強弱・演奏の順序・旋律の重な りなどを付箋に書いてワークシートに貼り、友達に紹介したり実際に演奏したりして表現の工夫を行う。 ③『心から心へ』では、斉唱・オブリガートのある合唱・二部合唱のように、形態の違う合唱を行うこと で、それぞれの歌い方の工夫をする。 ・器楽の苦手な児童が活動に参加できるように、リズム唱・階名唱・身体表現など、段階を追って読譜を行 ったり、小節やフレーズごとにリレー奏を行ったりする。 ・『茶色の小びん』では、合奏全体を豊かにするために、提示された中からリズムを選んで組み合わせ、リ ズム伴奏をつくる活動を行う。旋律の流れや曲想に合ったリズム伴奏になっているか、打楽器の音色やバ ランスは曲想にあっているかなどに気付いて表現できるように、試奏し話し合う活動を取り入れる。 ・響きのよい合奏にするために、グループに分かれて楽器編成を工夫する活動を取り入れる。楽器を選ぶポ イントを明確にするために、範奏を聴きそれぞれの旋律の役割と音色の関連を話し合うよう促す。話しあ いを元に各グループで試奏し、音色や各旋律のバランスなどの工夫を行うよう促す。 7 校内研修との関わり 本題材は、校内研修主題である「主体的に問題を解決できる児童の育成」―学び合う活動を通して―との 関連を図って指導を進めていく。本題材における「主体的に問題を解決できる児童」「学び合う活動」を次 のようにとらえた。 本題材では、旋律の特徴・反復・変化・重なりの感受とそれらを生かした表現の工夫を行うことを中心に 指導を進めていく。こうした活動の中で、曲想と旋律の特徴や反復・変化・旋律の重なりとの関連に気付い て曲を聴こうとしたり、気付いたことをもとに発声や楽器の音色・強弱・旋律の組み合わせなどの工夫をす ることができる児童を「主体的に問題を解決できる児童」ととらえた。また、鑑賞や表現の中で、感じ取っ たことを意見交流し合ったり、演奏し合ったりする中で、友達の考えや表現との類似点や相違点に気付き、 自分の考えや表現方法を工夫することを「学び合う活動」と位置付けた。児童がこうした活動を行うことが できるように、次のような支援を行う。 ・様々な考えがあることに気付くことができるように、曲に対するイメージや思い・願いをワークシートに 記述したり発表したりする活動を取り入れる。 ・友達の考えを聞き自分の考えと比べ、考えを深めることができるように、ハンドサインで意思表示したり、そ う思った理由を発表したりする活動を取り入れる。 ・自分のイメージ通りの表現ができているかを確認するために、試奏したり友達の意見を聞いたりして表現 の工夫を協力して行う活動を取り入れる。

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8 指導と評価の計画 <全11時間> 主に習得を目的とした活動

習 主に活用を目的とした活動

活 時 ねらい 学習活動 支援及び留意点 評価の観点 評価項目 関 感 技 鑑 (評価方法) 1 旋律の重

習 旋 律 バ ス ケ ・『茶色の小びん』の①から④の四つ なりに気付 ットの活動を の旋律を覚えることができるよう いて、聴い する。 に、身体表現をしながら音楽を聴 たり表現し くよう促す。 たりできる ・旋律の特徴や変化を聴き取ること よ う に す ができるように、自分の担当の旋 る。 律が流れたら席を移動するよう伝 える。また、旋律が変化したと感 じた場合は、ハンドサインを出し ながら移動するよう伝える。

習『家路』『お ・興味をもって歌うことができるよ 家に帰ろう』 うに、二つの曲を交互に範唱し、 を歌う。 曲想の違いを発表するよう促す。 ・曲想を生かした歌い方ができるよ うに、姿勢や呼吸、声の響かせ方 に気を付けて歌うよう促す。

習 『 家 路 』 の ・器楽が苦手な児童も演奏に参加で ○ ア①『お家に帰ろう』と比 リコーダー演 きるように、リズム奏・階名唱・ 較して、『家路』の旋律の 奏をする。 ドレミ体操・リレー奏などで表現 特徴に気付き、進んで階名 するよう促す。 唱やリコーダーのリレー奏 をしようとしている。 (表現の観察) 2

習『家路』を二 ・旋律の重なりを感じ取ることがで 声でリコーダ きるように、二つのグループに分 ー 演 奏 を す かれて二声のリコーダー奏をし、 る。 お互いの表現を聴き合うよう促す。

習 『 家 路 』 を ・旋律の重なりを感じ取ることがで ○ ウ①『家路』で、友達の声 二声で輪唱す きるように、リコーダーと一緒に に耳を傾け、他の旋律を聴 る。 表現したり、二つのグループに分 きながら歌っている。(表 かれて二声の輪唱をし、お互いの 現の観察) 表現を聴き合うよう促す。

習 『 フ ァ ラ ン ・二つの旋律から曲が構成されてい ドール』の全 ることに気付くことができるよう 体の曲想をつ に、身体表現をしたりや旋律を口 かむ。 ずさんだりしながら聴くよう促す。 ・お互いの考えを認め合うことがで きるように、曲の印象やそう感じ た理由をワークシートに記入して 意見交流するよう促す。 3 旋律の特

習 『 家 路 』 を ・旋律の重なりを感じ取ることがで 徴や反復・ 三声や四声で きるように、三声や四声のリコー 変化、旋律 リコーダー奏 ダー奏をし、お互いの表現を聴き の重なりに をする。 合うよう促す。 気付いて、 ・重なり合う響きを感じ取ることが 聴いたり できるように、重なっている音を 表現したり 長くのばしたり、響きが聴き取れ できるよう たら挙手をしたりするよう促す。 にする。

習 『 家 路 』 を ・旋律の重なりを感じ取ることがで

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三声や四声で きるように、リコーダーと一緒に 輪唱する。 表現したり、グループに分かれて 表現したりするよう促す。 ・重なり合う響きを感じ取ることが できるように、重なっている音を 長くのばしたり、響きが聴き取れ たら挙手をしたりするよう促す。

習『王の行進』 ・二つの旋律の特徴を感じ取ること ○ ア②身体表現をしながら 『馬のダンス』 ができるように、二グループに分 『王の行進』と『馬のダン から、二つの かれて『王の行進』『馬のダンス』 ス』を聴き比べて、二つの 旋律の特徴を の身体表現をするよう促す。 旋律の特徴を感じ取ろうと 感じ取る。 ・感じたことを言葉で伝えることが している。 できるように、二つの旋律の特徴 (身体表現の様子・ワークシート) をワークシートに記入するよう促 ○ イ ① 身 体 表 現 を し な が ら す。 『王の行進』と『馬のダン ・調の変化を理解することができる ス』を聴き比べて、二つの よう、調を変化させた範奏を聴い 旋律の特徴を感じ取ってい て身体表現をするよう促す。 る。 ・友達の考えを聞き、自分の考えと (ワークシート) 比べることができるように、ハン ドサインで意思表示をしたり自分 の意見を発表したりするよう促す。 4

活『家路』『お ・二曲の旋律の特徴に気付くことが 家に帰ろう』 できるように、楽譜を見たり範奏 を三声や四声 を聴いたりするよう促す。 で輪唱する。 ・二曲の曲想の特徴を生かした演奏 をするために、発声や強弱速度に ついて、どのように工夫したらよ いかを話し合うよう促す。 ・表現の工夫ができているかを確認 するために、二つのグループに分 かれてお互いの演奏を聴き合うよ う促す。

習 『 茶 色 の 小 ・思いや見通しをもって表現するこ びん』の曲想 とができるように、どのように演 をとらえる。 奏したいかをワークシートに記入 するよう促す。 ・合奏の際のパートの役割に気付く ことができるように、範唱や範奏 を聴いて四つの旋律の特徴につい て話し合うよう促す。 ・曲想を生かした歌声で表現できる ように、伴奏や範唱を聴いて歌う よう促す。

習 『 フ ァ ラ ン ・旋律の反復・変化・重なりのおも ○ エ①『王の行進』『馬のダ ドール』の曲 しろさを感じ取るために、旋律ご ンス』の二つの旋律に合わ 全体の流れを とのグループで身体表現をしなが せて身体表現をしながら、 感じ取る。 ら聴くよう促す。 『ファランドール』の全体 ・曲全体の流れの中で、二つの旋律 の流れを感じ取って聴く。 の速度や調が変化していることに (身体表現の観察・ワーク 気付くことができるように、変化 シート・発言) した部分のみを聴いたり、どう変

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化したかを発表し合ったりするよ う促す。 ・曲全体の流れをまとめることがで きるように、色分けした付箋で全 体の流れを表し、ワークシートに 貼るよう促す。 5

習 『 パ レ ー ド ・ア・イの曲想の特徴を感じ取るこ ホッホー』の とができるように、範唱を聴いて 曲想をとらえ 身体表現をしたり、感じたことを て歌う。 話し合ったりするよう促す。 ・思いをや見通しをもって表現する ことができるように、どのように 演奏したいかをワークシートに記 入するよう促す。 ・ア・イの曲想を生かした歌声で表 現できるように、発声の仕方を話 し合うよう促す。

習『茶色の小びん』・全員の児童がリコーダーの演奏が のリコー ダー できるように、1・2フレーズ目 演奏をする。 だけをリズム読み・階名読み・身 体表現・演奏の順で練習をするよ う促す。

習 『 フ ァ ラ ン ・よさや美しさ・おもしろさを言葉 ○ エ②『王の行進』『馬のダ ドール』のよ で伝えることができるように、全 ンス』の二つの旋律の特徴 さ・美しさ・ 曲を聴いて家の人に手紙を書くよ と曲想との関連に気付き、 おもしろさを う促す。 旋律の反復・変化・重なり 伝える。 ・旋律の反復・変化・重なりと曲想 から生まれる曲全体のよさ とに関連を図って記述することが ・美しさ・おもしろさを感 できるように、前時までのワーク じ取って聴き、手紙に書く。 シートを参考にするよう伝える。 (ワークシート) 6 旋律の特

習『茶色の小び ・全員の児童がリコーダーの演奏が ○ ウ②『茶色の小びん』の② 徴や重なり ん』のリコー できるように、3・4フレーズ目 のパートの旋律の特徴を感 方を生かし ダ ー 奏 を す だけをリズム読み・階名読み・身 じ取って、リズム唱・階名 て、表現の る。 体表現・演奏の順で練習をするよ 唱・ドレミ体操・リコーダ 工夫をする う促す。 ーの視奏をしている。 ことができ (表現の観察) る。

活 『 パ レ ー ド ・旋律の演奏順・組み合わせの多様 ホッホー』の 性に気付くことができるよう様々 演奏を工夫す な順序や組み合わせで表現するよ る。 う促す。 ・旋律の特徴と歌詞の関連から曲想 を感じ取ることができるように、 範唱を聴いたり歌詞を読んだりし て情景を想像して付箋に記入して 楽譜に貼るよう促す。 ・思いをもって表現の工夫ができる ように、『パレード ホッホー』に 副題をつけ、ワークシートに記入 するよう促す。 ・副題に沿った表現の工夫ができる ように、アイの二つの旋律の特徴

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や歌詞から思い浮かぶ情景とを関 連させて、旋律を演奏する順序や 組み合わせる際の歌詞・強弱など を、色分けしたカードに記入し、 ワークシートに貼るよう促す。 7

活 『 パ レ ー ド ・友達の考えと自分の考えを比べる ○ イ②『パレード ホッホー』 本 ホッホー』 ために、前時に作成した演奏の工 のア イ の旋律の特徴を生 時 の表現の工夫 夫のカードを見て演奏し、よかっ かして、歌う順序や声の出 をする。 たところや改善点について意見交 し方・強弱の工夫をしてい 流をするよう促す。 る。 ・友達の考えを聞き、自分の考えと (発言・表現の工夫カード) 比べることができるように、ハン ドサインで意思表示をしたり自分 の意見を発表したりするよう促す。 ・よりよい表現にするために、友達 の意見を取り入れたり自分の考え を改めたりして、カードの修正を するよう促す。

活 『 パ レ ー ド ・自分のイメージした表現に近づけ ホッホー』を るために、声の出し方や表情・身 工夫して表現 体の使い方をどのようにしたらよ する。 いか話し合い、演奏に生かすよう 促す。 8

習 『 心 か ら 心 ・曲想をとらえるために、範唱を聴 へ』の曲想を いて感じたことを発表するよう促 とらえる。 す。 ・合唱練習の見通しをもつために、 斉唱・オブリガート・合唱部分三 つの部分に分かれていることを聴 き取るよう促す。 ・曲全体の流れを感じ取ることがで きるように、主旋律を歌うよう促 す。

習 『 茶 色 の 小 ・合奏全体を豊かにするために、提 ○ ウ③『茶色の小びん』の合 びん』の旋律 示された中からリズムを選んで組 奏の中で、旋律の特徴を生 に合うリズム み合わせ、リズム伴奏をつくるよ かしたリズム伴奏を選んで 伴奏を選んで う促す。 演奏をしている。 演奏する。 ・旋律の流れや曲想に合ったリズム (表現の聴き取り・発言) 伴奏になっているか、打楽器の音 色やバランスは曲想にあっている かなどに気付いて表現できるよう に、試奏し話し合うよう促す。 ・選んだリズム伴奏がイメージと同 じであったか確認するために、歌 唱やリコーダー奏・リズム伴奏を 合わせるよう促す。 9 声や楽器

習 『 心 か ら 心 ・旋律の重なりによる響きを感じ取 の重なりに へ』のオブリ るために、オブリガート部分の範 よる響きを ガート部分の 唱を聴いて二つの旋律のバランス 聴 き 合 っ 歌い方を工夫 や歌い方について話し合うよう促 て、楽しく する。 す。 合唱や合奏 ・友達の考えを聞き自分の考えと比

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をすること べることができるように、ハンド ができる。 サインで意思表示をしたり自分の 意見を発表したりするよう促す。 ・主旋律を生かした美しい合唱にな っているかを感じ取るために、二 つのグループで交互に演奏し、響 きを聴き合うよう促す。

習 『 茶 色 の 小 ・響きのよい合奏にするために、二 ○ イ③『茶色の小びん』のパ びん』を楽器 つのグループに分かれて楽器編成 ートごとの旋律の特徴と音 を選んで練習 を工夫するよう促す。 色の響きの関連に気付き、 する。 ・楽器を選ぶポイントを明確にする 音色が重なる美しい響きを ために、範奏を聴きそれぞれの旋 もとめて、楽器の組み合わ 律の役割と音色の関連を話し合う せを工夫している。 よう促す。話し合いをもとに各グ (表現の聴き取り) ループで試奏し、音色や各旋律の バランスなどの工夫を行うよう促 す。 10

活 『 心 か ら 心 ・合唱部分の低音部パートを覚える ○ イ④『心から心へ』の旋律 へ』の合唱部 ために、全員で歌うよう促す。 の特徴や旋律の重なり方の 分の歌い方を ・旋律の特徴を生かして美しく重な 違いから生まれる曲想の変 工夫する。 る合唱にするために、発声や強弱 化を感じ取り、旋律の特徴 をどのように工夫するかを二つの を生かした発声や強弱の工 グループで話し合うよう促す。 夫をしている。 ・斉唱・二種類の旋律の重なり方を (ワークシート・発言) 生かした表現にするために、話し 合いをもとに演奏をして聴き合い、 よりよい響きになるよう促す。

活 『 茶 色 の 小 ・前時の課題を解決するために、楽 びん』を楽器 器の演奏の仕方や音色・各旋律の を選んで練習 音量などについて工夫してグルー する。 プ練習を行うよう促す。 ・楽器の重なりによる響きを感じ取 るために、グループ内で合奏を聴 き合い、各パートの音量のバラン スや音色について話し合うよう促 す。 11

活 ○ 覚 え た 歌 ・歌唱表現を楽しむために、本時で を 楽 し く 歌 扱った中で自分の好きな歌を選び、 う。 グループに分かれて発表するよう 促す。 ・学習のまとめをするために、本題 材の学習が生かされた演奏になっ ていたかを聴き合う。

活 ○ 『 茶 色 の ・旋律の特徴を生かした美しく重な ○ ウ④旋律の特徴や楽器の音 小びん』を工 る響きになっているかを感じ取る 色を生かし、美しい響きを 夫して合奏す ために、グループごとに合奏の発 感じ取って、『茶色の小び る。 表をするよう促す。、 ん』の合奏をしている。 ・楽器の重なりによる美しい響きを (観察) 感じて楽しく演奏できるように、 音量のバランスや強弱・速さなど を工夫して全員で合奏をするよう 促す。

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8 本時の学習 (1)ねらい 『パレード ホッホー』の□ア□イの旋律の特徴を生かして、二つの旋律を歌う順序や声の出し方 ・強弱について、表現の工夫をすることができる。 (2)準 備 <児 童> 教科書・表現の工夫カード・ネームカード・フエルトペン <指導者> 「パレード ホッホー」の拡大譜・付箋 (3)展 開 過 主な学習活動 時 ○支援及び予想される児童の反応 程 『使用する曲』 間 ◆評価項目(評価方法) つ 1,常時活動を行い、学習の ○音楽の授業をする気持ちをつくるために、拍の流れに合わせてド か 雰囲気をつくる。 5 レミ体操をしながら、旋律をつくってリレーをするよう促す。 む ・旋律を即興的につくって、 分 ○曲想の違いを感じ取るために、なめらかな感じの旋律 リレーをする。 と、はずむ感じの旋律 のどちらかを選んで表現するよう促す。 深 2,『パレード ホッホー』の ○前時までにとらえた□アの曲想の違いを思い出すために、楽譜に め 表現の工夫をする。 貼った付箋を見て確認したり、言葉や「パ」「マ」・身体表現をつ る ・様々な方法で歌う。 けてなどの歌い方で歌うよう促す。 ○□アの旋律の特徴を生かした歌い方で表現することができるよう に、声の出し方やそれぞれのフレーズの山、旋律が重なったとき の響きなどに注意して歌えたかを確認する。 ・それぞれが作成した『パレ ○黒板に掲示してある全児童の「表現の工夫カード」をよく見るこ ード ホッホー』を歌唱表 とができるように、席を移動するよう促す。 現し、意見交流をする。 ○考えた表現を実感するために、一人一人が作成した『パレード ホッホー』を全員で歌うよう促す。その際、自分のイメージした 表現を伝えるために、思い浮かべた情景や旋律の特徴からどのよ うな思いをもって曲の構成をしたのかを発表するよう促す。 25 ○友達のイメージを再現することができるように、カードを見て旋 律の順序や歌い方・強弱に留意して歌うよう促す。 ○友達の考えのよさや改良点を他の友達も気付くことができるよう に、よいと思った工夫やアドバイスを発言するよう促す。 分 ○友達の考えをじっくり聞き、自分の考えを深めるために、賛同で きる考えには「パー」、自分の考えと違うものには「グー」、自分 の考えとは違うがいいと思ったものは「チョキ」のハンドサイン で意思表示をし、その理由を発表するよう促す。 イの旋律を目立たせたいので「空に響くパ レード」という題を付けました。アとイが 重なるときは、アは「ラ」で、イは言葉で 歌います。イは、フォルテで歌います。 楽しいパレードの様子が分かるよう に歌いたいので、「うきうきパレー ド」という題を付けました。うきう きした様子を伝えるために、アを多 くしました。 アとイを一緒に演奏するところで、アを 「パ」でピアノで歌うのは、いいと思いま す。イの言葉がよく聞こえるからです。 ア・ア・ア・アイの順だと、アが多 くてしつこい感じがするので、途中 にイを入れた方がいいと思います。

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・自分の作成した『パレー ○自分の考えを深めよりよい表現にするために、考えが変わったり ド ホッホー』を修正する 付け足したりしたいことを付箋に記入してカードにはったり、演 す。 奏順を入れ替えたりするよう促す。 ○全員の児童が考えを深めることができるように、自分の作品が演 奏されなかった児童には、机間指導の中でどのように直せばよい かの助言をする。 ◆イ〔音楽的な感受や表現の工夫〕② 〈おおむね満足〉 『パレード ホッホー』のア イ の旋律の特徴を生かして、歌う順 序や声の出し方・強弱の工夫をしている。 〈十分満足〉 『パレード ホッホー』のア イ の旋律の特徴を生かして、より美 しい表現を目指しながら、歌う順序や声の出し方・強弱の工夫を している。 【努力を要する児童への支援】 友達の考えにハンドサインで意思表示をするよう促す。修正 のポイントを示す。 (発言の観察・表現の工夫カード) ま 3,本時のまとめをする。 ○自分のイメージした表現に近づけるために、声の出し方や表情・ と ・『パレード ホッホー』を工 身体の使い方をどのようにしたらよいかを話し合うよう促す。 め 夫して表現をする。 る 15 分 ○意見交流によって表現が深まったことを確認するために、修正し た『パレード ホッホー』を表現するよう促す。 ・本時の学習をまとめ、次時 ○本時の授業を振り返り、次時のめあてをつかむために、本時で学 のめあての確認をする。 習した旋律の特徴を生かす歌い方についてまとめ、次時には、『茶 色の小びん』の表現の工夫を進めていくことを伝える。 ○音楽の活動に対して自信をもつことができるように、自分自身で 工夫できたたがんばりを認め、賞賛する。 アの旋律で、楽しい感じを表すに は、腹筋を使って笑顔で歌うといい と思います。 イの部分を強く歌うときには、の どに力を入れないで、きれいな声 を出すといいと思います。 ぼくは、アは、歌詞で歌ってもいいと 思います。ピアノで歌えばイの言葉が よく聞こえるからです。 私もずっとアだと飽きるの で、途中にイを入れた方が いいと思いました。

(12)

授 業 の 様 子

家路

お家へ帰ろう

ファランドール

悲しい感じ・暗い感じ・短調の曲

リコーダーの輪奏

旋律が重なってきれい・拍の流れにあった速さで吹か ないと、うまく重ならないね

曲想をつかむ

迫力がある・勇ましい・楽しい感じ・強い音 のところと弱い音のところがある・速いとこ ろとゆっくりなところがある・細かいリズム のところがある・旋律が重なっているところ がある

二声・三声・四声の輪唱

リコーダーのように、正しい音程で歌うときれいに重なる・怒鳴るときれいに重ならないね シの音が半音下がっているだけで、悲 しい感じになるんだ 楽しい感じ・長調・追いかけている感じ・速く て細かい感じのリズム・低い音が出てこない・ はねている感じ こわくて暗い感じ・短調・行進している感じ・ 何かが近づいてくる感じ・静かな感じ 低い音が多い・だんだん大きくなってくる

馬のダンス

王の行進

教材名

児童の反応 活動やねらい 楽しい感じ・元気な感じ・長調の曲

曲想をつかむ

旋 律 の 特 徴 ・ 反 復 ・ 変 化 ・ 重 な り に 気 付 い て 鑑 賞 ・ 表 現 を す る

旋律の特徴を生かした表現の工夫

はずむ感じで歌 おう・強めに歌 おう・速いテン ポで歌おう ちょっと悲しそう に歌おう・静かに 歌おう・声をつな げて、遅いテンポ で歌おう

二つの旋律の特徴の感受

(13)

『ファランドール』の鑑賞ワークシート お母さんへ この曲は、勇ましい感じだったよ。旋律が二つ出てきて、 Aの旋律は低い音だったから「夜の行進」ていう名前をつ けたよ。Bの旋律は笛の音と大きい音がしたから、「ねら われている鳥」っていう名前をつけたよ。最初の部分で、 Aの旋律がカノンになっていたのがきれいだったよ。最後 に両方の旋律が重なったところもきれいだったよ。 弟へ 曲全体がはげしい感じだったよ。旋律が二つあるよ。一 つ目の旋律は暗いからぼくは、「夜のきょうふ」と題名を つけたよ。二つめの旋律はリズムが細かいから、「空の鳥」 という題名をつけたよ。二つの旋律が順番にでてきておも しろいよ。最後は、二つの旋律が合わさっていておもしろ いよ。最後は、はげしく終わったよ。

旋律の反復・変化・重なりの感受

曲のよさ・美しさ・面白さを伝える手紙を書く

茶色の小びん

パレード

ホッホー

曲想をつかむ

曲想をつかむ

楽しい感じ・はずんだ感じ 合奏ができる曲 楽しいパレードの曲・ 旋律が重なっている

旋律の特徴・反復・変化・重なりの感受

旋律の特徴・反復・変化・重なりの感受

1・2段目は似ている・3・4段目は似ている・①ははずむ 感じで②はなめらかな感じ③は軽い感じ④は重い感じ アは、はずむ感じでイは、なめらかな感じ・アは、パレードの様子を 表していて、イは景色や音が響いている様子を表している アもイも曲の山は2段目

表現の工夫をする

②の1・2段目と3・4段目は、最後の小節が違う だけだね・1・2段目だけはできるようにしよう ④は、1~4段目がほとんど繰り返 しだから、ぼくにもできそう ③④と同じリズム伴奏だと、合奏と合うよ・はずんだ感じ を表したいから、八分音符があるリズムを選ぼう ①は、目立つように鍵盤ハーモニカでしよ う・③は弱くたたくと軽い感じになるよ

(14)

表現の工夫 ワークシート

表現の工夫をする

「元気なパレード」という題にしたので、元気な感 じのアを大きく歌うことにしました。ア・イ・アと 歌詞で歌って、最後はアを「パ」ではずむ感じで、 イを「ル」でなめらかに歌ってください。 歌う順番はこれでいいと 思います。イのところ は、どのくらいの強さで 歌いたいのですか? 「アとイを重ねるといいよ」と言われ たので、重ねてみました 最後は、イの旋律を「ル」で歌ってほし い・ppでパレードが通り過ぎる感じで

よさや改良点について意見交流

工夫したところをアピール

友達の作った

『パレード ホッホー』を表現

意見交流後に 付け加えられ た言葉

意見交流後に見られた記述

アとイを重ねるところは、アをフ ォルテ・イをメゾフォルテで

心から心へ

曲想をつかむ

心が温かくなる・高い音が出てくる・合 唱のところとそうでないところがある

旋律の特徴・反復・変化・重なりの感受

低音部の1と3の旋律は、同じだ・2の高音部は歌 詞が「ル」で、低音部と違う旋律だね

本時

2は、感じを変えて、優しい気持ちで歌おう・「ル」は、ふんわりと天使の声のようにのどに力を 入れないで歌うといい・3は、高音と低音に分かれるところは、だんだん大きく歌うといいね

表現の工夫をする

意見交流後に 付け加えられ た言葉

(15)

≪ 成 果 と 課 題 ( ○ 成 果 、 △ 課 題 ) ≫

○ 音 楽 の 諸 要 素 の 感 受 を も と に 題 材 を 構 成 し 、 鑑 賞 ・ 表 現 相 互 の 関 連 を 図 っ た 授 業 を 組 み 立 て た こ と で 、 児 童 に ど の よ う な 力 を 身 に 付 け さ せ た い か が 明 確 に な っ た 。 そ の こ と に よ り 、 児 童 の 中 に 「 旋 律 の 特 徴 ・ 反 復 ・ 変 化 ・ 重 な り 」 に 気 付 い た り 、 そ れ ら を 生 か し て 表 現 の 工 夫 を し た り し よ う と い う 意 識 が 高 ま っ た 。 ○ 曲 の 印 象 や 音 楽 の 諸 要 素 ・ 曲 の よ さ や 美 し さ ・ 面 白 さ な ど 感 じ 取 っ た こ と を 言 葉 に 表 し 、 そ れ ら を 伝 え る 学 習 を 積 み 重 ね る こ と で 、 思 考 す る 力 や 伝 え る 力 が 高 ま っ た 。 特 に 、 児 童 か ら 出 さ れ た 言 葉 を 音 楽 室 に 掲 示 し た こ と が 、 そ の 後 の 活 動 に 役 立 っ て い た 。 ○ 友 達 の 感 じ 取 っ た こ と を 聞 い た り 、 お 互 い の 考 え や 表 現 の よ さ や 改 良 点 を 伝 え 合 っ た り す る 「 学 び 合 い 」 の 活 動 が 、 鑑 賞 や 表 現 の 力 を 高 め る こ と に 有 効 で あ っ た 。 △ 表 現 の 工 夫 に つ い て 話 し 合 う 際 に 、「 旋 律 の 組 み 合 わ せ 」「 歌 詞 」「 強 弱 」 な ど 、 話 し 合 う 視 点 が 多 か っ た 。 視 点 を 一 つ に し ぼ っ て 、 実 際 に 表 現 し な が ら 話 し 合 う こ と で 、 音 楽 科 の 目 指 す 思 考 力 が 深 ま る の で は な い か 。 △ 一 人 一 人 が 自 分 の 表 現 し た い イ メ ー ジ を も っ て い る の で 、 そ れ を 全 体 で 話 し 合 っ て も ま と ま ら な い 。 自 分 の 考 え を も っ た 後 で グ ル ー プ で 話 し 合 い 、 そ れ ぞ れ の よ さ を 取 り 入 れ て 、 グ ル ー プ ご と の 作 品 と し て 仕 上 げ る と よ り 効 果 的 な の で は な い か 。 授 業 研 究 会 の 様 子 感 じ た こ と を 言 葉 で 表 す

参照

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