電球が切れた!どんな電球を選べばいい?
~電球選びのポイント~
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●電球には、白熱電球、蛍光灯、LEDの3種類がある。
●電球選びは4ステップ
ステップ1.口金の形状を確認
ステップ2.明るさと消費電力を確認
ステップ3.部屋にあわせて色を選ぶ
ステップ4.照明器具の確認
●LED電球は、蛍光灯より経済的で、長寿命。
3-1
知っとこポイント
具体的事例
よくある みんなの声
「電球が切れたんだけど、どんな電球に交換したらいい?」
「蛍光灯を使っていたところに、LEDは付けられる?」
◆ステップ1.口金の形状を確認
口金とは、電球を取り付けるネジのようになっている部分で、固定する役目と電気を電球に送る役目があります。
電球を取り替えるときは、それまで使っていた電球と同じサイズの口金を選びます。
◆ステップ2.明るさと消費電力を確認
明るさは光の量の単位である「ルーメン(lm)」で表しますが、各種電球のパッケージには、白熱電球の消費電力(ワッ
ト)を基準にして「○(ワット)形」「○ワット相当の明るさ」と表記されていることが多いようです。それまで使っていた電
球と同じくらいの明るさの電球を選びましょう。
<明るさの表し方「〇形」と「光の量 ルーメン(lm)」の関係(電球型 口金E26型の場合)>
(例)電球の口金 (例)照明器具 浴室の場合
の長さ 口金
26mm E26
17mm E17
11mm E11
カバーを
はずすと
電球を交換するときは、次の4ステップで電球を選びましょう。
白 熱 電 球 の 〇 W 相 当 の
明るさ
20形
20W相当
30形
30W相当
40形
40W相当
50形
50W相当
60形
60W相当
光の量 ルーメン(lm) 170 lm以上 325 lm以上 485 lm以上 640 lm以上 810 lm以上
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また、省エネを考慮するなら、同じ明るさで消費電力がより少ない電球に交換することがポイントです。
電球型蛍光ランプや電球型LEDランプは、同じ明るさでも白熱電球より消費電力が少なくなります。
例えば、白熱電球40Wを違うタイプの電球に交換すると
・電球型蛍光ランプ40形に交換する場合
消費電力8W・・・白熱電球40Wと同じ明るさですが、消費電力は約5分の1。
・電球LEDランプ40形に交換する場合
消費電力5W・・・白熱電球40Wと同じ明るさですが、消費電力は約8分の1。
◆ステップ3.部屋に合わせて色を選ぶ
照明の色は、部屋の用途や目的、好みに合わせて選べるように、以下の色があります。
一般的に、白熱電球は電球色の1色、蛍光灯は電球色、昼白色、昼光色の3色があります。
◆ステップ5.照明器具の確認
照明の中には、住環境に合わせて、専用の照明器具が設置されている場合があります。
下の照明器具には、その器具専用の電球を選びましょう。
<参考情報> 一般社団法人 日本照明工業会HP「LEDのあかり」 http://www.jlma.or.jp/akari/led/index.html
電球色 昼白色 昼光色
温かみがある
落ち着きがある
(例) 寝室、リビング
いきいきとした明るさ
自然な明るさ 青白く、さわやか 一番明るく感じる色
(例) 勉強部屋
【 密閉型器具 】
電球がカバーなどで覆われて
いるもの。
(例)浴室の照明
【 断熱材施工器具 】
照明器具に断熱材施工器具マーク
が付いているもの。
(例)ダウンライト
~ 断熱材施工器具マーク ~
【 調光器対応型 】
照明器具に明るさが調節できる
機能がついているもの。
(例)リビング等の照明
コンセントの数=使える電化製品の数、ではないの?
~テーブルタップの安全な使い方~
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●1つのコンセントやテーブルタップで、同時に使用できる電流の容量(定格電流)には限度がある。
●限度を超えて配線すると(たこ足配線)、
定格電流を超え、発熱して発火する危険が高くなる。
●使っている電流の容量を確認しながら、
安全に電化製品を使うことが大切。
3-2
知っとこポイント
具体的事例
1つのコンセントの定格容量は、一般的には 15A(アンペア)、容量の小さなものは 10A や 12A です。
コンセントの差込口の数を全部使っていなくても、定格容量を超える場合があります。
(例)キッチンでの事例
~15Aのコンセントに、テーブルタップをつけている場合~
炊飯器 : 5.7A
電気ポット: 12.5A
テーブルタップには、一度に使える電流が何Aまでか
記載されています。(右図)
電化製品を同時に使うときには、それぞれの電流を確かめ、
合計何Aになるかを計算してみましょう。
定格電流を超える場合は、同時使用は避けて順番に使うなど、
安全に使う工夫をしましょう。
■電化製品の使用電流の目安
よくある みんなの声
「コンセントの数だけ、電化製品を使えると思っていた」
「使っている電流容量がわからない」
15Aを超えてしまう!
九州電力株式会社 HPより http://www.kyuden.co.jp/life_living_safe_safe3.html
裏側
(図)
合計 18.2A
こんな汚れ、いったいどうやって掃除するの?
~家の中で汚れやすい場所のお手入れ方法~
●汚れの性質はいろいろ。効果がある洗剤も、掃除方法も異なります。
浴室 ピンク色の汚れ → 菌によるヌメリ汚れ。浴室用洗剤とスポンジでこすって落とす。
黒い斑点
→ クロカビ。塩素系のカビ取り剤をかけ、こすらずにおいて、水で流す。
キッチン 黄色い斑点
→ 油ハネ。油が変化したベタベタ汚れはレンジ用洗剤ならサッと落とせる。
シンクの白い斑点 → 水垢汚れ。かたく、こびりついているので、クレンザーでこすり落とす。
トイレ 便器の黄ばみ → 尿石というガンコな汚れ。トイレ用洗浄剤で溶かし、こすって落とす。
ニオイ → 飛び散った尿ハネから発生。ふき取り用クリーナーでさっとひと拭き。
●汚れを放置するとお掃除が大変。こまめにお手入れし、汚れを防ぐことが大切。
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知っとこポイント
具体的事例
よくある みんなの声
「いろいろな場所についている汚れの掃除方法がわからない」
「何を使ってどのように掃除するのが効果的なのかがわからない」
「掃除しても、嫌なニオイが取れない」
浴室でよく見かける汚れ
ピンク色のヌメリ汚れ
原 因: 排水口の近くや床の隅など、水のたまりやすい場所に広がるピンク色の汚れは、
カビではなく酵母菌によるヌメリ汚れ。増殖スピードが速いので、2~3日で生えてきます。
落とし方:中性の浴室用洗剤とスポンジやブラシを使ってこすれば、簡単に落とせます。
防ぎ方: 毎日の入浴後の皮脂や垢が飛び散った壁や床に、少し熱めのシャワーの湯をかけて
汚れを流し、残った水気をふき取ります。
カビ汚れ
原 因:浴室の壁や床にポツポツとつく黒い汚れは、黒カビです。温度(20~30℃)、湿度(85% RH以上)、
栄養分(皮脂や垢)の条件が揃うと、増殖します。
落とし方:塩素系のカビ取り剤をかけて5分ほどおきます(頑固なものは少し長めに)。カビ取り剤は飛び散ると危険
なので、スプレーした後はこすらずにそのままおき、水で十分に洗い流します。
防ぎ方: 入浴後の熱めのシャワーや浴室用洗剤を使った掃除で、カビの栄養分となる汚れを壁や床などに残さな
いようにします。また、浴室のカビは湿気を好むので、入浴後はしっかり換気をしましょう。
浴室用の防カビくん煙剤などで浴室全体を除菌すると、1~2か月間はカビを防ぐこともできます。
◆汚れによって性質が異なるため、効果的な方法も異なります。
「付きやすく・落としにくい汚れ」の原因、落とし方、防ぎ方のポイントを押さえておきましょう。
<汚れが付きやすい場所は、こんなところ>
浴室、キッチン、トイレなどの水回り空間。
汚れが集まりやすく、湿気があるので菌による2次的な汚れも
発生しやすいので、特に注意が必要です。
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キッチンでよく見かける汚れ
油汚れ
原 因 : レンジ周辺の壁やカウンターの黄色っぽいベタベタした汚れは、調理の油汚れ。油汚れは付いた直後なら
簡単に落とせますが、時間の経過とともにサラサラの汚れからベタベタの汚れに変化し、落としにくくなって
しまいます。
落とし方:雑巾にレンジ用の落としにくい油汚れには、アルカリ性の洗剤が効果的。布にアルカリ性の洗剤(レンジ
用など)を染み込ませて汚れを拭き取った後、よく水拭きをします。
軽い油汚れならば、アルコール除菌スプレーも使えます。アルコール除菌スプレーをかけ、乾いた布で
拭き 取ります。仕上げの水拭きは不要です。
防ぎ方 :煮物や炒め物でも、調理中には水蒸気に混じった油分がレンジ周辺に漂っています。調理中は換気扇を
使用し、調理後はぬれふきんでレンジ台とまわりの壁をサッとひと拭きすることを習慣にしましょう。調理後
は、台ふきんでレンジ台の上とまわりの壁をサッとひと拭きすることを習慣にしましょう。
水垢汚れ
原 因: シンクに付く白いうろこ状の汚れやくもりの正体は、水垢汚れ。水に含まれるカルシウムなどの無機物と
酸素や二酸化炭素などが結合してできる汚れで、台所用洗剤では落とせないガンコな汚れです。
落とし方:水分を含ませて絞ったスポンジに、クリームクレンザーをつけて軽くこすります。スポンジの硬い面を使った
り、力を入れてこすったりすると、シンクに傷がつくので注意しましょう。
防ぎ方 :食器洗いの後、シンク表面の油汚れを洗剤で落としておくと水滴が付きにくくなります。表面の水気を拭き
取るとさらに効果的です。
トイレでよく見かける汚れ
尿石
原 因: 便器で汚れがつきやすいのが、水が流れにくいフチの裏部分。尿石という尿が変化した頑固な黄ばみ汚れ
がつきやすい場所です。
落とし方: トイレ用洗浄剤を、フチ裏を狙ってぐるっと一周かけて、洗剤が全体にいきわたったらブラシでこすり落とし
ます。
防ぎ方 : こびりついてしまうと落ちにくい汚れなので、日頃からトイレ用洗浄剤とブラシを使って、こまめに掃除しま
しょう。
嫌なニオイ
原 因: 便器のフチや便座の裏、壁や床に飛び散った尿ハネが臭いの元です。尿の中の尿素が菌によって分解さ
れ、アンモニア臭を発生します。
防ぎ方 : 便座の裏や便器のフチや外側、床をトイレ用ふき取り剤とトイレットペーパーでこまめに拭き掃除します。
トイレマットはこまめに洗濯することがおすすめ。洗濯できないときは、除菌・消臭スプレーを使いましょう。
出典:Lidea 暮らしのアイディア 「ひとり暮らしのお掃除のコツ「汚れ編」」
https://lidea.today/articles/196