ソフトテニス
ソフトテニスは、テニスコートでラケットを使つ かい、ゴムボールを打うち合あう競きょう技ぎです。
ルール(きまり)について
ボール
ボールはマッチを行おこなうコートで、1.5mの高た かさから落おとして
70cm ~ 80cmはずむボールを使つ かいます。
ゲーム
ゲームは4ポイントを取とると1つのゲームの勝かちとなります。ただし、3ポイントずつ取とったときは「デュー
ス」となります。デュースの後あ とは2ポイント続つ づけて取とれば勝かちとなります。続つ づけて取とれなかったら「デュース
アゲン」となり、デュースのときと同お なじになります。
5ゲームマッチで両りょう方ほ うのペアが2ゲームずつ取とったとき、または7ゲームマッチで3ゲームずつ取とったとき
は、次つ ぎのゲームをファイナルゲームとし、7ポイントを取とれば勝かちとなります。ポイントカウントが6-6に
なったときはデュースです。
マッチ
①マッチはふつう 5 ゲームあるいは 7 ゲームで行おこないます。
② 5 ゲームマッチでは 3 ゲームを、7 ゲームマッチでは 4 ゲームを取とった方ほ うがマッチの勝かちとなります。
サービス、レシーブのチェンジとサイドのチェンジ
①サービスとレシーブは 1 ゲーム終おわるごとに相あ い手てと交こ う替た いします。
②サイドのチェンジは、 奇き数す うゲームが終おわるごとに行おこないます。
③ ファイナルゲームは、相あ い手てと 2 ポイントごとにサービスのチェンジを行おこないます。サイドのチェンジは始は じめ
の 2 ポイントが終おわった後あ とで行おこない、その後ごは 4 ポイント終おわるごとに行おこないます。
ファイナルゲームのときのサービスとレシーブの順
じゅんじょ
序
① いちばんはじめの 2 ポイントのサービスをする
プレーヤーは、サービスをするペアのうちのど
ちらかのプレーヤーがします。
(2 ポイント目めが終おわったらサイドのチェンジ)
私
わたし
がはじめに 1・2
ポイント目めのサー
ビスを打うちます。
私
わたし
がはじめに1ポイ
ント目めのレシーブ
をします。
② 3 ポイント目めと 4 ポイント目めのサービスは、
いちばんはじめにレシーブをしたペアのどちら
かのプレーヤーとします。3ポイント目めのレシー
ブは、いちばんはじめの 2 ポイントをサービス
したペアのどちらかのプレーヤーがします。
(4 ポイント目めが終おわったらチェンジサービス)
ぼくが 3・4 ポイン
ト目めのサービスを
打うちます。
ぼ く が 3 ポ イ ン ト
目めのレシーブをし
ます。
1
2
3
4
5
70cm ~ 80cm
マッチを行おこなうコート
1.5m
⑤この後あ とはこの順じゅん序じ ょでサービスとレシーブをします。
④ 7 ポイント目め、8 ポイント目めのサービスは、3 ポ
イント目め、4 ポイント目めのサービスをしたペア
のもう一ひ と人りのプレーヤーがします。
(8 ポイント目めが終おわったらチェンジサービス)
ぼくが 7 ポイント目め
のレシーブをします。
私
わたし
が 7・8 ポイント
目めのサービスを打う
ちます。
③ 5 ポイント目め、6 ポイント目めのサービスは、1 ポ
イント目め、2 ポイント目めのサービスをしたペア
のもう一ひ と人りのプレーヤーがします。
(6 ポイント目めが終おわったらサイドのチェンジ)
私
わたし
が 5 ポイント目めの
レシーブをします。
ぼくが 5・6 ポイン
ト目めのサービスを
打うちます。
サービスの仕
し
方
か た
と順
じゅんじょ
序
① サービスは決きめられた場ば所し ょ(サイドライン及お よびセンターマークのそれぞれの延え ん長ちょう線せ んの間あいだでベースラインの
外
そ と
)で行おこないます。
② サービスは、ネットに向むかってセンターマークの右み ぎ側が わの場ば所し ょから左ひだり側が わのサービスコートへ、次つ ぎはネット
に向むかってセンターマークの左ひだりの場ば所し ょから、右み ぎ側が わのサービスコートへかわるがわる行おこないます。
③ 2 人のプレーヤーは同お なじゲーム中ちゅうに、2 ポイントずつかわるがわるサービスを行おこないます。
サービスのフォールト
①サービスがサービスコートに入は いらなかったときはフォールトになります。
②第だ い1 サービスが入は いらなかったときは、第だ い2 サービスを行おこないます。
③第だ い2 サービスも入は いらなかったときは「ダブルフォールト」となり、1 ポイントを失うしないます。
サービスのレット
サービスしたボールが、ネットやネットポストにあたって正た だしいサービスコートに入は いったときは「レット」
となり、そのサービスをやり直な おします。
レシーブの仕
し
方
か た
と順
じゅん
序
じ ょ
①正た だしいサービスコートに入は いったボールが、ツーバウンドする前ま えに相あ い手てコートに打うち返か えします。
② 1 ポイント目めのレシーブはペアのうちどちらかが行おこないます。
③ 2 ポイント目めは 1 ポイント目めでレシーブをしなかったプレーヤーが行おこないます。
④この後あ とはこの順じゅん序じ ょでレシーブを行おこないます。
6
7
8
9
レシーブでの失
し つ
ポイント
①レシーブしたボールが相あ い手てコートに入は いらなかったり、空か ら振ぶりしたときは失し つポイントとなります。
② サービスしたボールが直ちょく接せ つレシーバーのラケット、からだ、ユニフォームなどにあたったときは失し つポイ
ントになります。「ダイレクト」
サービス、レシーブを除
の ぞ
くインプレーでの失
し つ
ポイント
①打うったボールがネットを越こえなかったとき。(コールなし)[図ず㋐]
②打うったボールがアウトコートに落おちたとき。「アウト」[図ず㋐]
③ 2 回か い以い上じょうバウンドしたボールを打うったとき。「ツーバウンズ」[図ず㋑]
④打うったボールがプレーヤーのからだ、ユニフォームにあたったとき。「ボディタッチ」[図ず㋒]
⑤空か ら振ぶりしてラケットがネットやネットポストを越こえたとき。「ネットオーバー」
⑥ネット又ま たはネットポストにラケット、からだ、ユニフォームなどが触ふれたとき。「ネットタッチ」[図ず㋓]
⑦ボールがラケットのフレームにあたって打うち返か えせなかったとき。「チップ」
⑧アンパイヤーや審し ん判ぱ ん台だ いに触ふれたとき。「タッチ」
⑨手てから離は なれたラケットで打うったとき。「インターフェア」[図ず㋔]
⑩ボールがラケットに 2 回か い以い上じょうあたったとき。「ドリブル」[図ず㋕]
⑪ボールがラケットのいちょうの空あいてるところにはさまったとき。「キャリー」
・ ボールがラケットに 2 度ど
以い上じょうあたったとき。
・ ラケット、からだ、ユニフォームが
ネットにさわったとき。
・ ボールがプレーヤーのからだ、
ユニフォームに触ふれたとき。
・打うったボールがアウトコートに落おちたとき。
・手てからはなれたラケット
で打うったとき。
・ 2 回かい以い上じょうバウンド(はずむ)
したボールを打うったとき。
・ 打うったボールがちょくせつ
ネットをこえなかったとき。
㋐
㋒
㋕ ㋓
㋑
㋔
ノーカウント
アンパイヤーが判は ん定て いを誤あやまったためにプレーに影え いきょう響があったときはノーカウントとなり、第だ い1サービスから
やり直な おします。ただし、サービスがレットになる場ば合あ いを除の ぞきます。
ポイントおよびゲームのカウントのコール
ポイントやゲームのカウントは正せ い審し んがサービス側が わからスコアをコールします。
ポイントカウントの誤あやまりについてはそのゲーム内な いに、ゲームカウントの誤あやまりについてはそのマッチ内な いに
訂
て い
正
せ い
を行おこないます。
10
11
12
13
マッチ(試
し
合
あ い
)の進
す す
め方
か た
について
マッチ前
ま え
のあいさつ
アンパイヤーとなるときは、ジュニア審し ん判ぱ ん員い んのワッペンを左ひだり胸む ねにつけておきます。マッチ前ま えのあいさつは、
アンパイヤー、プレーヤーともネット中ちゅう央お う付ふ近き んに集あ つまりあいさつをします。
トス(サービスかレシーブ、又
ま た
はサイドを決
き
めます。)
①ペアの一ひ と人りが相あ い手てとジャンケンをします。
②負まけた方ほ うがラケットの公こ う認に んマーク(表おもて)を相あ い手てに見みせて、ラケットをコート上じょうに立たてて回ま わします。
③ジャンケンに勝かった方ほ うはラケットがたおれる前ま えに、「表おもて」か「裏う ら」かを言いいます。
言いいあてたらトスに勝かち、言いいあてなかったら負まけで相あ い手てが勝かちとなります。
④トスに勝かった方ほ うが、サービスかレシーブ、又ま たはサイドを選え らびます。
⑤トスに負まけた方ほ うは、相あ い手てが選え らばなかったものを選え らびます。
国こ く際さ い大た い会か いでは副ふ く審し んがコインでトスを行おこないます。
⑥副ふ く審し ん(副ふ く審し んを省しょう略りゃくするときは正せ い審し ん)がコインの Aえー面め んと Bびー面め んを双そ う方ほ うのプレーヤーに示し めしてから投なげます。
⑦ Aえー面め んが上う えになったら正せ い審し んの右み ぎ側が わのプレーヤーが、Bびー面め んが上う えになったら正せ い審し んの左ひだり側が わのプレーヤーがサービス
かレシーブ、又ま たはサイドを選え らびます。
⑧相あ い手てのプレーヤーは、選え らばれなかったものを選え らびます。
マッチ前
ま え
の練
れ んしゅう
習
サービス、レシーブ、サイドが決きまったら、プレーヤーは練れ んしゅう習をします。練れ んしゅう習時じ間か んはふつう1分ぷ ん以い内な いです。
マッチの開
か い
始
し
と終
しゅう
了
りょう
① 正せ い審し んは「レディ」とコールして練れ んしゅう習をやめさせ、プレーヤーをマッチ開か い始しの位い置ちにつかせます。
② 正せ い審し んは「サービスサイド○○(クラブ名め いや県け ん名め い等と う)□□・△△(プレーヤー名め い)ペア、レシーブサイド◎◎
(クラブ名め いや県け ん名め い等と う)☆☆・◇◇(プレーヤー名め い)ペア、○ゲームマッチ、プレーボール」とコールして
マッチを始は じめます。
③正せ い審し んは第だ い1 ゲームが終おわったら「ゲーム、チェンジサイズ」とコールします。
④正せ い審し んは「ゲームカウント○-○」とコールして第だ い2 ゲームを始は じめます。
⑤ 正せ い審し んは第だ い2 ゲームが終おわったら「ゲーム、チェンジサービス」、「ゲームカウント○-○」とコールして
第
だ い
3 ゲームを始は じめます。この後あ とは同お なじように(奇き数す うゲームが終おわれば「ゲーム、チェンジサイズ」、偶ぐ う数す う
ゲームが終おわれば「ゲーム、チェンジサービス」とコールして)進す すめます。
⑥ 正せ い審し んは 5 ゲーム(7 ゲーム)マッチのとき、ゲームカウントが 2 - 2(3 - 3)となったときは「ゲームカウン
トツーオール(スリーオール)、ファイナルゲーム」とコールして始は じめます。
⑦ 正せ い審し んはマッチが終おわったら「ゲームセット」とコールして審し ん判ぱ ん台だ いをおり、副ふ く審し ん、プレーヤーもマッチ前ま えの
あいさつをした位い置ちに集あ つまります。
⑧ 正せ い審し んが「○対た い○で○○ペアの勝かちです」と言いった後あ と、プレーヤー同ど う士し、そしてプレーヤーとアンパイヤー
があいさつをし、プレーヤー同ど う士しあくしゅをして終おわります。
⑨個こ人じ ん戦せ んのときは、勝かった方ほ うに勝しょう者し ゃサインをもらって解か い散さ んします。
1
2
3
4
マッチ中
ちゅう
のアンパイヤーの位
い
置
ち
●正せいしん審の姿し勢せい
ラリー中ちゅうは
まん中な かに立たつ
副 ふ
く
し
ん
審
正 せ
い
し
ん
審
約
やく
60cm
(レフトサービスコートのとき)
副
ふくしん
審の立たつところはレシーバーに
よってかわる
(ライトサービスコートのとき)
副
ふ く
審
し ん
の構
か ま
えとサイン
そのほかの判は ん定て い区く分ぶ んとは、レット、ダイレクト、ツーバウンズ、ボディタッチ、ネットオーバー、ネットタッ
チ、チップ、タッチ、インターフェア、ドリブル、キャリーなどです。
(ア)副ふくしん審のかまえかた (イ)フォールト
(カ)ノーカウント
(コールもする)
(キ)タイム
(コールもする)
(ウ)レット
(コールもする)
(エ)アウト (オ)そのほかの判はんてい定区く分ぶん
(コールもする)
5
6
採
さ い
点
て ん
票
ひょう
への記
き にゅう
入
の仕
し
方
か た
①サービスのペア(S)、レシーブのペア(R)が決きまったら S・R のところを○で囲か こみます。
②サイドを選え らんだペアのプレーヤーの欄ら んの下し たの「サイド」を○で囲か こみます。
③ポイントを得えたとき○、失うしなったとき×を上う えの段だ んの左ひだりから右み ぎに記きにゅう入します。
④ ゲームが終おわったら、そのゲームで得えたポイント数す うを中ちゅう央お うに記きにゅう入し、そのゲームを得えた方ほ うのポイント数す う
を○で囲か こみます。
⑤マッチが終おわったら中ちゅう央お うのスコア欄ら んに得えたゲーム数す うを記きにゅう入し、勝しょう者し ゃのゲーム数す うを○で囲か こみます。
⑥勝かった方ほ うのプレーヤーに勝しょう者し ゃサイン欄ら んにサインをしてもらいます。
7
【記
き
入
にゅう
例
れ い
】
⑤
②
①
③
④
⑥
公益財団法人 日本ソフトテニス連盟
〒 140-0014 東京都品川区大井 1 - 16 - 2 - 201
TEL 03-6417-1654 FAX 03-16417-1664
監 修 笠井 達夫
編 集 審判委員会委員
委員長 林田 正信 副委員長 今井 史郎
委 員 荒畑 鈴佳 安藤 正美 上山 親子 川西 斎 北村 和久
木下 道夫 木原 晴彦 君塚 亮一 田村 忠士 笛岡 宣明
牧 壮一 柳下 秋久 山下 晴海 2015.4.1