【論 文】 UDC :624
.
05 ;69.
057.
5 日本建築 学会構造 系 論文 報告 集 第 395 号・
昭 和 64 年 1月鉄筋
コン
ク
リ
ー
ト
構 造 物
の
施
工
荷
重
に
及
ぼ
す
ク
リ
ー
プ
お
よ
び
温
度等
の
影響
正 会 員山
本
俊
彦
*1.
序 多 層 鉄 筋コ ン ク リー
ト構 造物は型枠を転用 しなが ら順 次施工 さ れ, 新し く打 設す る階の ス ラブや梁は, 既に打 設さ れ た階か ら何層 かの支 柱によっ て 支え られ るの が普 通であ る。 この時,
支 柱が存置さ れてい る階に伝達され る打設時の荷 重は大き く,
設計荷重の小さ な住居 用建物 等で は,
施工時の荷 重が設計荷重を上回 ること も あ る。
し かもこ の施工時の 荷 重は,
設 計 基 準 強 度に達す る前の 若材 令の コ ンク リー
トに作用 す るこ と か ら,
ス ラブ・
梁 支柱の存 置 方 法な ら びにその期間 は,
施工時の安 全 性と その後の構 造 物の品質・
耐久性に大き な影 響を与え る。
従来,支柱は一
定の定め られた期 間 ,あるい はコ ンク リー
トが設 計 基 準 強 度に達 する まで存 置 される のが一
般 的で あっ た。
し か し, 施工時の荷 重は設 計 荷 重とは異な る た め,
本 質 的に は支 柱の存 置 期 間は施工荷 重を求め こ れに 基づい て決め な け れ ば な ら なU こ の た め に は,
施工荷 重の正確な把 握が 必要と な る が,
施工荷重の実態 は,
必 ずしも明ら かには なっ てい な かっ た。一
方,
最 近の鉄 筋コ ン ク リー
ト構 造 物では,
種々 の強 度の コ ン クリー
トが使われるよ うに な り,
また施工法も 多様 化し そ れ ぞ れの構 造 物に応 じた支 柱の存 置 期 間が求 め られ るように なっ て きて い る。
こ の よ うなこと か ら,
施工時の安 全 性の確 保と型 枠工事の合理化を 図る た め,
い くつ か の施工現 場で実 際の施工荷重の 測定1 )−
S)が行わ れ た。測定の結果,
施工荷重の実態は か な り明らかになっ て き た が,
同 時に施 工 荷重の値 やコ ン クリー
ト打設後の ス ラ ブ・
梁支 柱 応 力の変 化 等, 施工荷 重を求める の に既 往の弾 性 計 算か らで は必 ずしも十 分で ない こと が明 らか に なっ た。
既 往の施工荷 重 計 算 法の主な欠 点は,
クリー
プお よび温 度 等の影 響を考 慮で きな い ことであ る。
この ため,
本 論 文ではクリー
プお よ び 温度 等の影 響を考慮 し た実 用 的な施工荷 重 計 算 法を提 案 する こと を目的と し,
さ ら に こ の計 算 法に よ る数 値 計 算と実測結 果か ら施 工荷 重の実 態につ い ても検 討 を行 う もの であ る。2.
既往の 研究 支 柱か ら伝 達さ れ る施工荷 重につ いては,
既に い くっ かの研 究 が 行われてい る。
Nielsenは,1952
年木製 支柱 の軸 方 向の変 形を考 慮に入 れ た一
方向ス ラブの施工荷 重 の解 析9遊 行っ た。 し か し実 際の 目的に はか な り複 雑であっ た
。Grundy
andKabaiLa
は,1963
年フ ラッ トス ラブを対 象とし た非 常に簡 単な計 算方 法[ω を 提案し た
。
そ の中で, コ ン クリー
トスラブは弾 性,
柱と支 柱の軸方 向 変 形は無 視,
支柱 応 力は一
様に分布す る と仮定し た。
続 く研lnt]1 )−
L4 ;は,
い ず れ も 弾 性計算に基づ い てお り,
支 柱 応 力に関して はGrundy andKabaila
に よ る もの と大き な違い はな かっ た。 わ が国で の研究 t6)
−
2T) ei,
多くは 梁につ い て も述べ ており,
近 藤は弾 性計 算に基づ い て ス ラブお よ び梁の 施 工荷重は一
定の値に収 斂する こと を明 解に示し た2°}。
その 中で,
クリー
プに対 する検 討が必 要 であ ること も 示 唆 した。
最近,
ク リー
プを考 慮し た簡単 な支 柱 応 力の解 析もい くつ か試み ら れ て いる が,
柱と 支 柱の軸 方 向 変 形 を 無 視した ものや14]ク リー
プの影響を弾 性 係 数の修 正に よっ て考 慮 し た もの2}・
1S )で,
実測デー
タ と の対 応は必ず しも十 分では な く,
ま た,
柱・
ス ラ ブ・
梁の複 合した挙 動を対 象と し ク リー
プお よ び 温度の影 響 を考慮し た解 析は,
試み られ て い な い。
3,
施工荷重 計 算 法とその仮 定3,1
対 象 構 造 物.
計 算 対 象 構 造 物は,
図一
1に示す よ うに柱・
梁・
ス ラ ブで構 成さ れ た もの とし,
計算を 簡単にす る た めに い く つ かの仮 定を設け る。 支 柱はス ラブ・
梁に一
様に配 置さ れ て いる もの と し,
各 階 を Fl,
2…
1V階とし 1は最 下 階でN
は直前に コ ンク リー
トが打 設さ れ た階と す る。
i Ni*
東 急 建設 (株 肢 術 研 究 所 〔昭和63葎 4 月 10E1 原 稿 受 理 } 図一
1 計算対 象 構 造 物、
v)1
NII-Electronic Library Service スラ ブの 自重 を 縣。
,
梁の 自重をWm ,
柱の 自重をWc
。,
ユ階 分の 自重 を 既=Ws
。+Ws
。+Wc
。 と し各階の荷 重は 同一
と する。
型 枠 重 量は,’
自重の 0.
1と し自重に含めて 計 算す る。 また, ス ラブは梁に よっ て支 持さ れ,
柱の 伸 縮は ス ラ ブ・
梁を鉛 直 方 向に平 行 移 動さ せ るものと仮定 する。
コ ン ク リー
トの打設サイク ル は T と す る。 3.
2 コ ンクリー
トの 時 間 依 存 変 形 コ ンク リー
トの 打設後の全ひずみ は, 以下の よ うに分 け ら れ る。
εω= ε、{t
)+εc(t
>+ε,(‘)+ε7(t)・
……・
・
……
(1) た だ し, εE(t):弾 性ひずみ ε。(t
〕:ク リー
プひずみ εs(t):乾 燥 収 縮ひずみ εT(t):温 度ひずみ 既 往の弾 性理論に基づい た計 算で は,
コ ン クリー
トの ひずみ は (1)式 右 辺 第一
項の弾 性ひずみのみで ある が,
本 計 算では クリー
プひずみ・
温 度ひずみ を考 慮 する。
温 度による ひずみ は,
支柱応 力に直接 影 響を及ぼす柱の軸 方向ひずみに つ い て のみ考慮 し,
ス ラブ・
梁につ い ては 無視す る。
ま た,
コ ンク リー
トの乾 燥によ る ひずみ は比 較 的 短い施工期間 を対 象と する ため 無視する。
し たが っ て, コ ンク リー
トの打 設 後の ひずみ は, ス ラブ・
梁で は, εω=
ε,ω+ε。ω・
・
…・
……・
…・
・
…・
…・
・
……
(2) 柱で は,
ε(t)=
εE(t}+ε。(t)+ετ(t}・
・
…・
……・
…・
…・
…
(3) と な る。 クリー
プは応力に対し て線形性を仮定し,
重ね合わ せ の原理 が成り立つ もの と す る。 こ の仮 定に より ク リー
プ 特 性は,
材 令 r で コ ン ク リー
トに加わっ た一
軸一
定 単 位 応 力に よっ て, 材 令 tまで に生 ずる コ ン ク リー
トの ひずみ を 定 義する関 数 Φ(t,
τ)22) 似 下ク リー
プ関 数と 呼ぶ )によっ て表 され る。 ク リー
プ関 数は,
通 常 弾 性ひ ずみ部 分とクリー
プひずみ部 分とに分け ら れ,
ク リー
プ ひず み部分 はク リー
プ係 数に よっ て表さ れ る。 ク リー
プ 係 数に は種々22トz5〕の もの が あ る が, 本目的に は打設 後 初 期の若 材 令コ ン ク リー
トの ク リー
プ を適切に表 現で き る必 要が あ り,CEB
/FIP −
7S:2 ,に し たが っ て ク リー
プ 関 数 を下 式の ようにす る。
・(・
・
τ)一
ε(1
:
。 τLti
.〉 ・φ慧
1
,5
)・
・
…・
……
(・〉 ただし,ε(t
,
τ):材 令 τか ら作 用 する一
定一
軸 応力σ。。に よっ て生じる材 令 tで の応 力 依 存ひずみE
。(の:材令τ での コ ンクリー
ト弾 性 係 数E
, ,、 :材 令28日での コ ン ク リー
ト弾 性 係 数 φ(孟,
τ):ク リー
プ係 数以 下, ス ラブ
・
梁・
柱の クリー
プ変 形は,
こ の ク リー
一 2 一
一
等分布筒重およびそのたわみ一
一
一
自重によるたわみ曲綴扮布荷重およびそのたわみ W6q.
W’
cq:
中 央 たわ みを等 し くす る たウ み曲薗分布碕缸の平 均 伍一
一
」L29We.
esow 鞴 支持一
.
.
一
ニヨ
研w卩
7
WTT
:コ
1
’
職
一
w「
( 24EIに
2L
上 ■巨
丕_
上_
→ 2 ! 図一
2 荷 重 分 布とス ラブ・
梁の たわみ たわみ プ 関 数 を用い て表 すことに し,
部 材の補 強 筋による全 体 ク リー
プの 減 少は,
クリー
プ 関 数 を調 節 する ことに より 近似する。
3.3
ス ラブ・
梁の た わ みと柱の軸 方 向 変 形 ス ラブ・
梁の たわ みは, 図一
2に示す よ うに支 柱の応 力変化によっ て荷 重分布が変わ っ て もた わ み曲 線 自 体の 形は ほと ん ど変 化し な い。中央たわみ を等しくし た場 合,
等 分 布 荷 重に よる た わ み と自重に よ る た わ み曲線 分 布 荷 重 に よ る た わ み との 差 は,
た わ み 図の面 積で2
% 以下 であ る。これ とク リー
プの線 形 性の仮 定とか ら,
ス ラブ・
梁の た わ み は,
変 形 後に おいても 自重に よ る た わ み 分布 と相 似 形で あると仮 定する。
した がっ て, i階の ス ラ ブ お よ び梁の た わ み分布は, X, y 平 面で の時 間の関数と なり下 式で表さ れ る。 δ.
,
i(コじ,
y,
t);
δuo (x,
y)Us(t)…………・
.
・
…
…・
(5) δ..
t(x,y
, t);
δve(ユ:,y
}VE(幻・
・
・
・
・
…
7・
・
…
.
…・
・
…
(6 ) ただ し,
δ。
。(x,
y ):弾 性係 数 E、2s に基づい たス ラブ 自重Ws
。 によ るス ラブのた わ み 分布 δ。。〔x,
y):弾 性 係 数E
。tS に基づ い たス ラブ・
梁自重Ws
。+W
。。に よる梁の た わ み分 布 蝋 の,
Vi(t);ピ階の ス ラブお よび梁た わ み パ ラ メー
タ ま た, 柱の軸方 向変形は下式で表さ れ る とする。 δ叫 (t)=
δロガ ω‘(孟}・
…・
……・
……・
・
……・
.
…・
…
(7 》 た だ し,
δ. :弾 性 係 数E
,2s に基づい た一
一
層 分 の 自重w
。に よ る柱の軸 方 向 変 形 ω‘(t};荷 重 依 存 変形と荷 重に依 存し ない温 度 等に よる 変 形 を 加えた柱の軸 方 向変 形パ ラ メー
タ 次に,
u‘(t),
Vi(t),
Wi(t}の弾性変形部分 をそ れ ぞ れ,
u『t’
° (t),
vft・
°
(t),
wft’
°
(t)と す る。
同様に,
1;,!s に基づ い た計算上の弾性 変形部分をufi(t>,
η野(t),
Lワ『Z(t)(以 下,
これ らを弾性変形パ ラメー
タ と呼ぶ )とす ると,
両 者の 間に は微小 時 間d
τ での 変 化におい て,
以 下の関 係が あ る。
N工 工一
Eleotronio Library吻 野ω一
警
三
)’
d
・f
・・(・)…・
・
………・
(・)砌 野ω
一
篶
}・
d
・・…(T・・
・
………・
…一 ・
…・
(・) E。(τ)dwft
(t〕=
・
d
ω詈A°(T}・
………・
…一 …・
・
(10)Ec2s
以 上力喝 , ス ラブ・
梁の た わ み お よび柱の軸 方向変形 パ ラメー
タは,
材 令 τ で生 じ た弾 性 変 形と材 令t
まで の ク リー
プ分 を加 算し,
さ ら に柱で は荷 重に依 存し ない 温 度 等に よる変 形 分 を 加 算す るこ とに よ り下 式tl1) で求 め ら れ る。Ul(・)一 騒
ズ
吼 ・聞 ・)・
・
…・
…・
……
仙
v・
o
)一
恥ズ
蝓 膩 ・)「
・
…
・…・
・
……・
(12).
w ・(・)一
煽∬
吼 ・)d
・: ’ (r)・珊…・
・
(13) た だ し,
φ。〔t,
.)T Φ。(
t,・),
Φ。Kt
,
・) プ関 数 ωτ(t
): ス ラブ・
梁・
柱の ク リー
δ. に対す る 比率で表され る ‘階柱の荷 重に依 存し ない温度等に よ る軸 方 向変形パ ラメー
タ で,
水 和 熱に よる柱め変 形,
外 気 温 変 動に よる 支 柱と柱と の相 対 変 形,
支 柱の木 材 部 分の乾 燥 変 形による支 柱と柱の相 対 変 形 を表 す。 な お1
各 層の相 対 変 形を考え る場 合,
ス ラブには梁と 柱,
梁に は柱の変
形を加算する。
3.
4 支 柱 応 力支 柱に は
,
図一
3
に示す よ う にコ ンク リー
ト打設 時に 打 設 階の 自重に よ る初期応 力が作用 し, そ の後 荷 重の変 化やク リー
プ等により支 柱が存 置さ れてい る上下階に相 対 的な変 位が生じ,
支柱 応 力の変 化が起 ζる。 こ の た め,
支 柱の位 置に よっ て応 力は異なっ て く る が,
構造物の変 形後の たわみ分布は,
自重によ る た わ み分布と近 似 的に 相 似 形であ る との仮定か ら, 以下の よ うに係数を用いて 澱時 支柱 黄重およびクリー
プに ょるたわみ時梁またほ スラブ
ユ
δDL 支驪[
匸
]
δena
田 ]
δDL・
δ0しe :平均変形.
支跏[
皿− 『 [
1
]
Ks
・
δLd
て
皿
]
K
・・
δnLKs
:支柱離 図一
3 支柱応力の変化 表 さ れ る。
ス ラブお よ び梁の支 柱に作 用する合 応 力は,
それ ぞ れ,
下 式で表さ れ る。 P‘(t)=
=
1佐o・
Pi(t)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
一
・
一
・
一
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(14)Q
‘(t)=.
WBO’
qi
(t)・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(15) た だ し,
p‘(t),
qi(t): ス ラブお よび梁 支 柱 応 力パ ラ メー
タ 支 柱応 力パ ラ メー
タ は下 式で表さ れ る。 Pi{t)=
1十 ρ‘置(t)十p‘2(t)十Pt3(t)・
・
・
・
・
…
7・
一…
(16) Pu(t)=
iUi
(t)−
ul−
1(t)}kpu”…一 …一 ・
一 ・
・
(17 ) Pi!(t
)= 悔‘(t
)−
vl一
匸
(t
>lkpv
’
…・
・
…・
……・
……
(18 ) Pt3(t
)=
Wt(t
)ls
ρtO・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
−t・
・
・
…
:(ユ9
) qi(t)・
=
1十 q”(t
)十qt2{t
)・
…一 一 ……t・
t・
…
1(20) qt,(t)=
iv
‘(t −
vZ−
1(t
)}k
,v・
………・
・
………一
(21)qit
(t
)=
Wi(t
)kgw・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
(22 ) ただし,hpu
, h.,
hpw
: ス ラ ブの相 対たわ み が ス ラブ 支 柱の応 力 変 化に 及 ぽ す影 響 係 数で, ス ラブの相 対た わ みをス ラブ,
梁 相 互,
お よ び柱によ る成 分 に分 けて表 した もの一
ス ラ ブ支 柱剛性と ス ラ ブた わ み分 布に依 存k
。v,
秘田 :梁の相 対た わみが梁 支柱の応 力 変 化に及ぼす影 響 係 数で
,
梁の相対た わみ を梁 相互,
.
お よ び柱に よ る成 分に分けて表し たもの一
梁 支 柱 剛性と梁た わ み 分布に依 存 u{.
i(t
),.
vl.
1(t);i− 1
階のi
階打 設 後の ス ラブ・
梁 た わ みパ ラ メー
タ 以 上か ら, ス ラ ブ・
梁の弾 性た わ み お.
よび柱の軸 方向 弾 性 変 形パ ラメー
タ は,
下 式に より表さ れ る。
u『t(t)
=
1+ alPi+
,,
i(t)−
Pu(t)}+βIP
、+1,
2(t)−
Pi2(t
)1
十 γ
IPt
+1.
3(t)− Pt3
(t)}・
t−・
・
・
・
…
tt・
・
・
・
・
…
(23) Ws。 v『t〔t)
=
ユ十 ηIPt
+
1(t)− Pi
〔t)l
W』〇+Wm・・
煮
玩
1
・・1・(t>−
qil(t}1
・ ・群
勧
+L,
・(・〉一
…lt
)1
−・
…
(・4 ).
w ・・ …−
N−
i+1一
翳
LQ
甜
・
一 ・
…・
(25・ た だ し, α,
β,
γ :スラブ支柱の応力変化がス ラブの弾 性た わ み に及 ぼ す 影 響 係 数で,
ス ラ ブ支柱の応 力 変 化 がス ラブ,
梁 相互,
お よび柱の変 位に よる成 分に 分 けて表し た もの一
ス ラブ 支 柱の応 力 分 布に依 存 η:ス ラブ 支柱の応 力 変 化が梁の弾 性たわみ に及 ぼ す 影 響係 数一
スラ ブか ら梁へ の荷 重の伝わ り 方に依存 x.λ ;梁支柱の応力変化が梁の弾性た わ みに及ぼす3
NII-Electronic Library Service 影 響係数で
,
梁 支柱の応力変化が梁 相 互,
お よび柱の変 位による成 分に分 けて表し たもの一
梁 支柱の応 力 分 布に依 存 Pi.1(t),
Pi+1,
1(t),
ρt. 、、
,(t).
Pi.i、
3(t):i+1階の ス ラブ 支柱応力パ ラメー
タ qi.i.
i(t
), qi+1.
2(t
):i
+1
階の梁 支 柱 応 力パ ラ メー
タ 3.
5 各 階での荷 重のつ り合い 各 階で の ス ラブ・
梁・
柱に作用 す る 鉛直方向の荷重 は,
M区』,
四(t)=
四so−
P周(オ)・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
r・
・
・
・
・
・
…
r・
…
r・
・
(26) WaK t)=
肱,
粛 )十 ll(BO−
QN
( t)……・
……・
・
…
(27)肱粛 )
;W
踊孟}+Wc
。・
・
…・
………・
・
…・
…・
…
(28
)Ws,
N−
1=IV
』o十PN
(t
)− PN−
i(t
)…・
・
…・
・
……
(29
) WaN.
i(t)=
Wsrv−
1(t)十 晩。+Q
粛 )−
Q
,−
i(t)・
…・
……・
…・
………・
…
(30)Wc.
N−
i( t)=
WqM
t)十WaN−
i〔t)十 既。=
2Wo−
PN−
i(t)−
QN
−
,(t)・
……・
・
…
(31 ) W』,
‘(言〉=
=
W
』o十P‘+L(置ト P‘(t
)・
………
(32 )Wai
(t
)=Ws,
i(t}+Wm
十Qi
.
1(t)−
Q
‘(t)…
:…
(33)Wqt
(t);Wqi
(t)十W
』,
i( t)十 Wco=
(ハ厂一
i十1)We− 1
) i〔t
〕一
(〜‘(t)…
9・
・
…
(34
) で表され る.
図一
4に ‘階ス ラブに作用 す る荷重を示す。 以 上に よ り,
支柱が存置 さ れ てい る階の ス ラブ・
梁・
柱の変 形と支 柱応 力, 荷 重を連 立さ せ, 時間ごとにつ り 合わ せて これらを解くことが で き る。 次に,
逐 次 計算に よる解法を示す。
4.
逐 次 計 算によ る解 法 式 (U ),
(12>,
(13)は,
有 限 区 間に よ る近似積分に 基づ く こ と が で きる26 [。
あ る 区 間で のた わ み お よ び軸方 向 変 形の変 化は, 幾何 学的平均と して最 もよい その 区 間 の中 間で生じ るとす る と,
下式に よ り表さ れ る。 Ul,
r+1〆2=
ECtSΣ二 φu(tr+1 /z,
Tj)∠Luft(τj)・
…
tt
・
(35) ∫=
1r v、
,
。+1/,rE ,2sZ
di。
( tr+
、 /,,
・必 ηr
邑…一 ・
(36) ∫=
1 r w、.
。
+
1/、=
E6,,Σ di”
K
t。
+
1/,
,
τ,)△ωr
‘ (r」)+tvT(r) J=
1…・・
…・
…・
…・
…・
…・
………
(37) Pi÷1 ・・幵
+
WSO
4
畢
↓ ↓ ↓
↑ ↑↑
Pi
仔
Ws、
i
図一
4 i階ス ラブに作 用 す る 荷 重 ただし,
△ufl(τ,)= uf’
( T」.v、)一
財野(τ、一
▽、)Av9
’ (τj);
vf’(τh.
、/,)−
vft(τ、.
1 /,)Azvf
‘ (r,)=
zvf ’ ( TJ.
1 ノ、)−
wf ’ (τ、−
V ,) 区 間 r の終わ り で の全 変 形は, すべ て の ゴ 区聞に生 じ る変 形の合 計に等 し い。式 (
35
)を t=
t,−
L/:と して書き直す と,
r−
1u‘
,
r−
1/t=Ec2s
£ φu(tr.
1/2,
r」)Aufi
(τj)……・
(38
) ’=
監 式 (35 >か ら式 (38 )を 引い て, r 区間で・
の変 形の増 分 を求める と,
加 、、
。・
=E
、、sΦu(tr+ 、/,,
τ必 πr
‘ {τ。
} r−
1 +E
。,、Σ φ。(t,+lf,, T。.
1ノ,)加9
↓ j=
1・
t−一一・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
.
・
・
…
一噛
(39) と な る。 この式の右 辺 第二項は,
r−
1区 聞 まで の uゴ ‘ が計 算さ れ て い れ ば求める ことが できる。
こ れ を△呱.
とすると,
u、.
川 /,=
Uar−
、/、+E
。,8φ。(t。+1/、,
・,)Auft
(・。) 十△π乱r・
・
・
…
…・
…
tStt
・
・
・
・
…
阜
・
・
・
・
・
・
・
…
(40 ) 同様に して,vらT
+
、/,=
Vi,
。
−
1 /,+E
。,8div(置川 /,,τ。
)跏ワ貿τ,
) 十A”1
,
7・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
.
・
・
・
・
…
(41 )ω、湘 /、
=
W、,
,.
、ノ、+E、、ee 。(tr+1μ,τ必 ωr8
(・.
) 十 ∠」ω壬.
γ→−
w1 (r}・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
…
鹽
・
・
・
…
(42 ) これらの式と,
支 柱 応 力と た わみ の 変 化 を表 す (14)〜
(25 )式, お よ び支 柱が存 置さ れ て い る各 階に お ける荷 重のつ り合い を表す (32)〜
(34) 式.
を連 立さ せ, 逐 次 計 算 を行 う。
以 上の計 算は, プロ グ ラム化し種々の数 値 計 算 を 行うことが できる。
5.
数値 計算 5,
1 計 算 条 件 ク リー
プ関 数は,CEB
/FIP−
7821)に よる下式と し たe ・嗣一
t
,。, ・幽
・φぱβd(置一
τ)Eczs
Ec28 φ1協ン¢ )一
βン(τ)1
十Ec2s
・
・
………・
(43) た だ し,fia
( t):載 荷後 24時 間 以 内に生 ずる初 期 急 速ク リー
プ 変 形を表 す 関 数一
本 計算で は 1 計算ス テップ 内で生じ る とし
,
載 荷,
除 荷に よ り応 力変動を伴 う場 合 経 験し た最 大 応 力 を超え た部分の みを 対 象とする。
φdβ誰一
τ):遅れ 弾 性変形を表す関 数一
本 計 算では 計 算 材 令が短く影 響が小さい ため無 視す る。
φ∫:基 本ク リー
プ係 数 βノ〈t):材 令による ク リー
プ変 形の 変化を表す関 数で有 効部材 厚に依 存す る。
N工 工一
Eleotronio Libraryコ ン ク リ
ー
トの 圧 縮 強 度, 弾 性 係 数はCEBIFIP −
782ZJ
お よび材 令 1 日以 前の 値 をコ ン クリー
トの調 合 設 計 指 針2ηに よっ た。
コ ン ク リー
トの圧 縮 強 度,
弾 性 係 数 を図一5
に,
ク リー
プ変 形を求め る た めの係 数を図一
6 に示す。 弾 性 係 数はE
、、s を1.
0
と し,
E
,(τ)はこれ に対 する比率を用い た。
計 算は基 本モ デル に対 する比 を用い て行っ た。 基本モ デルは,
ス パ ン5− 6m ,
ス ラブ 厚さス パ ン の ユ/35,
梁 せ い ス パ ン の 1/10程 度を 想定し,
スラブの 自重に よ る 弾 性た わ み1
に対し,
同一
荷重を受け た時の梁の弾性た わ み をO.2
と し た。 スラブは 正方形でX ,y2
方 向の交 叉 梁 と し た。
ス ラ ブ・
梁のた わ みは図一
2に示す よ うに,
荷 重分布が異なると たわ み は同 じで も平均 荷 重の大きさ は異な る。
計 算では,
梁や柱の回 転やね じ れ等に よる拘 束 度の低 下や施工中は打 設 階が常に最 上 階とな り完 成 後 の構 造 物よ り全 体の拘 束 度が低い こ と等を考 慮 し,
Weq を両 端 固 定と単 純 支 持の中 間の 0.
763 (たわみ 図の面 積 差 を考 慮 )とし た。
た わ み倍 率は,
こ の逆 数の 1.
31と な る。
また, た わ み分 布の影 響は, 図一
3に示す δp。を 1とし た時の支 柱の平 均 変 形δDLe を0.
595と して,
支 柱 応 力パ ラ メー
タを求めた。
柱の剛 性は各 要 因を複 合さ せ て計 算する場 合 (図一
14) 102とし, ほ かは荷 重に よる柱の変 形の影 響 をな くすた め 105と し た。
支 柱の剛性は か な り の ばらつ きが あるが,
実 測 値の 6 本の平 均が鋼 管 サポー
ト部分 (‘=
2750mm )で,
1,
26 t/mm (1回目)〜
2.
74 t/mm (繰り返 し時 ),
せ き板 (合 板12mm )単 管 1 本 (50φ)端太角 (86 mm )部 分で0.
219t
/mm (1
回 目)〜O.340
t/mm (繰り返 し時〉であっ た。
こ れ と既 往の実 測 値20)e.
24 t /mm〜O,
71 t/mm (1=
2900mm )を参 考に, 階高 3m で平均 的な支 柱剛性を0.
5t
/mm と し た。
計算で は, ス ラブ剛性に対す る比で 表し,
0.
5と し た。
これ は,
ス ラブ 自重に相当す る荷 重 が支柱に均等に作 用 し た と き,
図一3
に示 すス ラブ支 柱 の変 形 (δc。}が自重に よ るスラブ中 央の弾 性た わ み (δDL} の 2倍であ ることを表す。
梁支柱はス ラブより強固に作 ら れ る た め その 剛性をス ラ ブ支柱の 2倍と し た。
荷 重は,
Wg
。=
0.
5, Wso”
1.
0,Wco=
O,Wo=
1.
5とし た。 以上の条件等か ら
,
基本モデル の諸係数は以 下の よ う に し た。 柱の変形を考え ない 場 合は,.
KPUt
,
KqtU
は不要 と な る。hPti
,
h
.,
κρ ω :0.
298,0.
1,
−
hqv,
kqw
:0.
178,一
α,
β,γ :1.31,
ユ.
0,1.
0
η,
x,
λ:LO ,1.31,1.
0
こ の ほか,
コ ン クリー
ト打 設 時の支 柱は2層と し,
施 工サ イクル を14
日,
支柱除 去は そ の中間の7
日と し た。
鹹 睡 魍 獄,
笛 無 鯉 出亠
ー 5 “(
ndi
図一5
コ ンクリー
トの圧 縮 強度お よ び弾性 係 数 こ・
ご φf
.βf
〔t)[φf:3,
T5] ) 図一
6 ク リー
プ変 形を求め る た め の係 数 表一
1 数値 計 算にお け る要因 と水 準 水 準 更 因 12345 A 基 本 ク (勧
プ 係 数 竃 03.
75 7,
50竃 37.
竃50需
B 施モ
静 諭
ク ル 29oL42856 c 支昏轟 戸
令 [ 30710 畳3 D 支 柱 剛 比 置1201 !麁0 Ol /25500 E 梁 (対ス勇
) 比 且!1010510010000 F 曲麕難 滯
材 令 oo127 丘4 G 外貌
《
)変 動 00 ±5 韭 田■
冒
H 柑般
好
懺 囎 00o.
2o.
5L2 1 積禰 羅 酪
齢 竃零 00 亘 36 ε t 高ス ラ ンプによ る25Xの割増し t :荷 重 O o 基本モ デ ル 表一
2 支柱除 去 時の荷 重燧
。豹
水 攣 要 因 12845 A 基 本ク (脇
ブ係 数1
:黏1
:昌1
鵬1
:亨蕁 : B 施モ
詩 酌
ク ルi
:吾§1
:書11
:鼬1
:器1
:号1
c 支痛
撫 稲尹
令1
:譽
1
:ll1
:鼬
1
:§
1
{
:§
9
D 支 柱 繭 比1
:§
恩
1
:ll1
:昌§1
:琶
塁
}:器
E 粱 (対。興
ブ) 比憫
1
:器
1
:鼬
i
:穆
子
:瞿
足 柱 最1
轗 覈滯
齢1
:鷭
}
:弱
1
:ll1
:器
1
:解
G 外観晃
)変 動1
:鼬
}
:書
91
:ll
: : H 木材ク腕
1
乾齦 縮1
:墨1
:陥 {:晶1
:含11
:齷 1 積舗 融 鵡
齢}
:晶
}
:艶
{
:器
1
:器
1
:ll
5
NII-Electronic Library Service 表
一
3 最大施工荷 重織
第
ブ 水 準 要 因 12345 A 琳 ク (脇
ブ鰍1
:芻
1
:罌
1
:麗
1
:81
: B 施ウ産貿
ル蹇
:$
差 }
:黔
1
:芻
}
:器
}
:艶
c 支篇駈 稲尸
令1
:器1
:艶1
:綴
1
:器
1
:1
§
D 支 柱 剛 比「
1
:ll
}
:器
1
:雛
辷
器
1
:歸
E 梁 (対ス勢
) 比釜
:ヨ
} 隴
1
:§
1
子
:罌
子
:12
F 齦飜輳
i
醤
齢圓
耆
:器
釜:81
{
:聽
】:器
G 外糺丿』
)変 動i
:§1
}:蠶三1
:彗1
: : H 木材ク1そ
好
齦 収縮1
:1
耳
1
:雪
ム
1
:§
窪 ;
:芻
1
:9
含
1積
璽尋融
酋
〜
材 令1
:芻
蹇
:鼬
耋:82
差:器
1
:器
表一4
梁・
スラブの施 工 期 間 中の クリー
プ たわ み {91日 ) XEe ,sに基.
つ く自重弾 性た わ み 水 準 要 因 12345 A 基 本ク リー
プ 係 歌 (φr) 2.
.
453033.
.
8253118.
,
5L24「
〕,.
」】33竃
寥 : B 施傭 詔
ル 3.
494.
042.
.
883522,
,
453031.
.
872361 2.
.
7824瀲瀲 c 支1
鷺 論 尹
令 2.
813.
502.
.
6D3232,
.
032453.
.
372942.
.
31286 D 支 柱 剛 比 2.
362.
912、
.
382942.
.
453032.
」52312.
543.
且2 E 梁 。勤
) 比 33.
.
5072窪.
.
G52633.
.
453032.
.
413022 3.
.
402匚 F晩 轗 覆滯
齢 2.
453,
032.
.
743丘22.
.
753122.
.
643102.
.
58309 G 外観
,
穐
)変 動§
:龍 苳
:器 彗
:18
: : H 木 材牲
妊
懲 囎葦
:鴿
1
:各塁§
:駻
1
:駐
1
彗:盟 1鱗 集麟 酪
齢葦
:罐
1
:1
蕘 彗
:飃
1
:駐
号 §
:豺
家 材 令 硬 化 に よ る Il 材 令 140日で の値 支柱応力は実謀と鰓で交互に示す 数字は打設階および対象支柱存鷭R1 ・
a 枢 0.
5
ス ラブ φf・
o〔龍 ) 1.
o「
1
皿
冒 ’
”
1 :L.
一
一
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.
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”
1 : L.
.
一
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5
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ii
…
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iii
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: o1123il5 旧 1i & 扨 打 打 打 打 擢 打 打 設 設 設 謹 設 設 設 護RIIO
粱 φf
IlO 1’
「、
一
一
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”
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,
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.
.
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… … ヨ : … o、
5i
…
i
i
…i
……
… oi :23 145 :67 打 打 打 打 打 打 打 設 設 識 設 證 設 設 φf
:0(聾性}一
∫
尹
…
…
丗 打 設RLO
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5 01」
噛
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図一8
施
工
荷
重
に
及
ぼ ク リー
プ 影イ
タ ー 一一
一田
一 一 山 一5
m
ラ1
] 一 一 一■一 「 打設− − 1 除 土酉 一P
ー ナ證 十 除土 勘’ー 一一 2 打讃鹽丁 飜 去計 算ス テップは
,
コ ン ク リー
トが打 設 後 荷 重に抵 抗し 始め る材 令をO.
1
日前 後 と 仮 定し, こ れより大 きなO.
25日 (温 度 変 化 を伴 う 場 合O.
125日) 間 隔と し た。 計 算 は,
無 限 剛 な 基 礎か ら 開 始 し基 礎か ら 十 分離れ ほ ぼ 平衡に達す る10
階ま で行っ た。
数 値 計 算にお け る要 因 と水準を表一1
に示し た。
水準は,
要 因の影 響 を 明らか にす る た め一
般 的でない 値も とっ てい る。
なお, 各 要因 で水準を変え て計算す る場合, ほ かの要因 は基本モ デル の値とした。
5.
2 計 算結果 表一2〜
4に計 算 結 果を示す。 支 柱 応 力は,
平 均応力 の 自重に対する比で示す。 ス ラブ・
梁の荷重比 は,
そ れ ぞれ 自重に対す る 比で表 し.
,
支 柱 応 力の変化に よ る荷 重 は,
た わ み が等しい等分布荷重に換 算し て示す。
荷重 比 は,
基 礎か ら十分離れた 平 衡 値 (8階)を示す。
なお, 梁 荷重比は,
梁自重と 梁支 柱による荷 重を加え た比で,
構 造 体と し て梁が負 担す る荷 重はこれに スラブか ら伝わ る荷 重が加わ る。 以 下,
各 要 因の及ぼす 影 響につ い て計 算 結果を示す。
1) ク リー
プの影 響 基 本クリー
プ係 数は 3.
75 (3、
0×1.
25:CEBIFIP −
78 で湿 度 40% 高ス ラン プによる 25 %の割 増し)を一
般 的な値と し た。
図一
7に弾 性 計 算 結 果と基 本ク リー
プ係 数3.
75 の場 合の ス ラブ・
梁 支 柱 応 力の 変 化 を基 礎か ら8
階ま で示し た。
1階の支柱は,
剛な基 礎の影 響により 上 階コ ンクリー
ト打 設 時に大き な値 を示 すが, 上 階に行 くに従っ て平 衡値に収 斂し て い く。 弾 性 計 算で は時 間 経 過に よ る支 柱 応 力の変 化は な いが,
ク リー
プが ある場合 支 柱 応 力は時 間と ともに変 化 する。 図一8
に,
ク リー
フ 係 数の違い に よ るコ ンク リー
ト打設か ら, 支柱除去 まで のス ラブに作 用 する荷 重を示す。
ク リー
プ係 数が大き く な る に従い最大荷重は低く な る が, 逆に若 材令時で の荷 重 負担は大き く な る。
2
)施 工サイクルお よび支 柱 除 去 材 令の影 響 図一9
に施工 サイクル の違い によ る, スラ ブに作用 す る荷重の変化を示し た。 施工 サイクルが長いほξ
最大 荷 重は低 く な る が,
施工 サイクル2
日 と56
日 と比べ て も その違い は10% 程 度であ る。 図一
10に支 柱 除 去材令の 違い を示 した。 支柱除去材令は, 最大 荷 重にほ と んど影 響を及ぼ さ ないが,
除去 材 令 が 早い ほど若 材 令 時に大き な荷重が作用する。
3) 支 柱 剛 比と梁 剛比の影 響 支 柱 剛 比の違い に よ るス ラブに作 用す る荷重の変化 を 図一
11に示した。支 柱が剛な ほ ど,
支 柱 除去,
コ ン ク リー
ト打 設で の荷 重 分 担が各 層で剛 性に応 じて負 担され る が,
最 大荷重には大き な違い は ない。
ま た梁の剛 性の違 い によっ て も最 大 荷重に大 き な 差 は な く,
これ ら は 既往 の弾 性 計 算結果2°〕と同様の傾向を示し てい る 。 翠 躙 叙 棚 齢一
T
日 [ス ラブ】 Ii
+l
l+2
〔階} 図一
10 施 工 荷 重に 及 ぼ す支柱除去材令の影響 臠 喩 明 遡 支柱剛比111
1
1
1
1
i
:−L
i
十l
t
i
十2
i
十1
(階) 図一
11 施工荷 重に及ぼ す支柱 剛性の影 響 図一
12 柱の水 和 熱による温 度上昇と外 気温の変 動 4) 柱の温 度 変 化 と外 気 温 変 動の影 響 計 算で用 いる柱の温度 変 化と外 気 温 変動 条 件を図一
12 に示し た。 ス ラ ブ支柱剛性 0.
5 t/mm , 自重に よる ス ラ ブ中央弾性た わみ 1.
Omm , コ ン クリー
トの温 度 膨 張係 数 1.
0×10−
5を想 定した。
コ ンク リー
トの水 和 発 熱に よ る柱の軸 方 向の変 形は,
支 柱 応 力に直 接 影 響を与え る。
計 算では温 度 上 昇 を10℃一
定と し,
最 高温度 到達材 令 を変 化さ せ た。 柱の水 和 発熱に よ る 温度 上 昇は初 期に支 柱 応 力を減 少さ せ る が,
最 高 温 度 到達 後は温度 低 下に伴 い再び応 力が増加し, コ ン クリー
トの硬 化・
強 度 増 加に よ り最終的に は応 力 増 加 となる。 最 高 温 度 到 達 材 令が 遅 く な れば, こ の影 響は小さく な る。
外 気 温の 日変 動の影 響は,
コ ンクリー
ト躯体 温度,
特 に柱温度と外 気に さ・
ら され てい る支 柱との温 度 差を近似 的に表す もの と し, 日変 動 をsin 関 無で与えて調べ た。
7
NII-Electronic Library Service
H
椡 楓 談 去 護 i i−
li
+1
去 設 去i
i
+2
i十1 (階} 設 去 設 去 設 去i
i−
1i
十1
i i十2
i÷1 (階} 図一
13 施 工荷重に及ぼ す外気温変動の影 響 外 気温変 動 (±5°
C
)による影 響を図一
13に示 す。 ス ラ ブ・
梁 と も大き な影 響が 見 ら れ,
特に梁で大きい。
し か し,
荷 重の平 均 値に は外気温の変動は大きな影 響 を 及ぼ さ な い。
5) 木 材の変 形ス ラブ
・
梁 型 枠の組み立て には,
せ き板・
根 太・
大 引 等 に木 材 が使 用さ れる こ と が多く, ク リー
プや乾 燥に よっ て変形 が生 じ る。 木 材は,
含 水 率 約35 % か ら大 気 と 平衡す る含 水 率13
% の間で変形し,
含 水 率1%の変 化に よっ て半 径 方 向の長 さ が 0.
1〜
O,
2 %変 化する。
こ の た め,
ク リー
プを含め た乾燥に よ る終 局 変 形 量 をO〜
2
% と し,
木 材の厚さを100mm と し た。 変 形 速 度はコ ン ク リー
トの乾 燥 収 縮と 同程 度のSw
(t);
(t/t+75)°’
441 と した。
変形量が大きいほ ど,
最 大 荷 重は低 くな りス ラ ブに比べ 梁での影 響が大きい。 6) 積載荷 重施工中に資 材等を置くことを仮 定し, 積 載荷重 を工層 分の重 量
W
。の50
% と し,
コ ン ク リー
ト打 設後最上階 に載 荷,
コ ンク リー
ト打 設 直前に除 荷さ れ る とし た。
こ の積 載 荷 重は,
材 令 1日で あっ て も梁・
ス ラブ とも強 度 発 現に よ り既にか な りの剛 性 を持つ た め,
過半が材 令1 日のス ラブ・
梁で負 担され る。
また荷 重の再 配 分 も余り 起こ ら ない。
こ の荷 重は打 設 前日に除 荷され ると してい ること か ら,
最大施工荷 重に及ぼす影 響は小さいが,
こ の間 最 上 階の負 担荷重は大きい。
以 上 各 要因 別にその影 響を示 し た が, こ れ らの要 因を 複 合し た計算 例を図
一
14に示す。
表一
1に示す基本モデ ル に対して,
支柱除去材 令 4日,
ス ラブ支柱 剛 比 1/2,
8
R 坦R
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図一
14 施工荷 重に及ぼ す各 要因の複合 し た 影 響 表一
5 現 場施工荷 重の測 定現場一
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大梁,
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倍,
柱最高温度 到 達 材 令 1日 (1 ℃ ),
外 気 温 変 動±5℃,
木 材ク リー
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乾燥 収 縮 終 局 値 1%(支 柱が存置さ れて いる21
日間で は, その約 半 分),
積 載 荷 重を1
層 分 重 量W
。の 10 % (型 枠 相 当 分)が材 令 1 日 か ら載 荷さ れ る もの と し た。
なお, 支柱 応力の日変動は 表示せず 平 均 値 を示し た。
梁 支 柱の応 力 減少が大き く,
柱の温 度 変 動,
木 材の変 形の影 響 が 大き く表れてい る。
6.
実測値との比 較 最近, 支柱応 力の 測 定が行わ れ た施工現 場 を表一
5に,
その う ちの現 場C
の測 定 結果 を 図一
一
15
に示す、
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図一
16 に ス ラブ7 )・
28 ),
梁2s 〕の施工荷 重 実 測 値を示す。
施工段 階 に応 じ そ れ ぞ れ の荷 重に対する検 討が必要と なるた め 打 設 直後の支 柱 荷 重,
支柱 除 去 時の ス ラ ブ・
梁負 担荷 重,
最 大 荷 重 時の ス ラブ・
梁 負 担 荷 重 として示す。
SRC 梁につ い て は参 考の た め載せ て い る。
ス ラ ブ・
梁 の負 担 荷 重は,
上 階か ら支 柱に よっ て伝 達さ れ る荷重と そ れ ぞれ の 自重 を加え た もので, 実 状に合わ せ最下階の N工 工一
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15 現 場 施工荷 重の実 測 結 果 例3} 型 枠 重 量は加 算さ れて いない。
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梁が構 造 体と して 負担する荷 重は ス ラブか らの荷 重を加える必 要が ある。 図 中の計 算 値は,
ス ラ ブ・
梁そ れ ぞ れの 1層 分の 自重と 型 枠 重 量の合 計である。
6.
1 支 柱 応 力の経 時 変 化 梁 支 柱応 力は,
打 設直後かな り減 少し, そ の後 柱の温 度低下に よ る応 力増 加 が 見ら れ る。
全 般 的に応 力 減 少が 見 られ , 基 礎か ら立ち上が っ て い る 1階に お い て も,
上 階 打 設 後め荷 重は, 打 設 当 初の値を超え る こと が ない。一
方ス ラ ブにおい ては,
梁と同 様 打 設 後や や応 力が減少 し, 再び応 力の増 加 傾 向が見られるもの の 1階を除け ば 変動は梁に比べ て小さ い。 こ れ ら の応 力 変 動の特 徴は,
図一
14に示す各 要 因 を複 合した数 値 計 算 例に よく表れ て お り,
数 値 計 算に お け る各 要 因は実 現 象 を適 切に表 現 しうる もの で あると考え られ る。
6.
2
コ ン ク リー
ト打 設 直 後の支 柱 応 力 コ ン ク リー
ト打 設 直後の支 柱 応 力は,
ス ラブがや や低 く逆に小 梁が大き な値を示し て い る。 これ は,
ス ラブ 型 枠が梁 型枠と一
体に組み立て ら れ る た めで,
ス ラブ・
梁 全 体とし て見れ ば計 算 値に 近い値を示 して い る。
6.
3 支 柱 除去 時の荷 重 支柱 除去時の ス ラブ・
梁の負 担す る荷 重の実 測 値は,
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